JPH05228274A - ヘッドレストのカバー包着方法 - Google Patents

ヘッドレストのカバー包着方法

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Publication number
JPH05228274A
JPH05228274A JP7021992A JP7021992A JPH05228274A JP H05228274 A JPH05228274 A JP H05228274A JP 7021992 A JP7021992 A JP 7021992A JP 7021992 A JP7021992 A JP 7021992A JP H05228274 A JPH05228274 A JP H05228274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urethane
cover
foam layer
urethane pad
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7021992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Kondo
秀俊 近藤
Tomohito Niimi
智人 新美
Masanori Yasuda
昌紀 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP7021992A priority Critical patent/JPH05228274A/ja
Publication of JPH05228274A publication Critical patent/JPH05228274A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者が手作業でウレタンパッドにカバーを
包着するに際し、ウレタンパッドを大きな力で押し縮め
る作業をなくして、この包着作業を楽に行えるようにす
る。 【構成】 ヘッドレストのウレタンパッド1は、着座者
の後頭部が当接される前部のウレタン発泡層1aと、該
ウレタン発泡層1aの後面に積層された、該ウレタン発
泡層1aよりも低密度の低密度ウレタン発泡層1bとの
2層構造とし、該ウレタンパッド1に前記カバー2を包
着するに際し、先ず該ウレタンパッド1を密閉袋体3内
に納め、次に、該密閉袋体3内を真空引きして前記低密
度ウレタン発泡層1bを偏平状に収縮した状態とし、該
状態でウレタンパッド1を密閉袋体とともにカバー2内
に納め、然る後、前記密閉袋体3内の真空引きを解除し
て、低密度ウレタン発泡層1bを膨らませ、カバー2を
包着状態とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シートに付設さ
れるヘッドレストのカバー包着方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通常、この種のヘッドレスト10は、図
3に示すように予め所定の形状に一体発泡成形されたウ
レタンパッド11に袋状に縫製等されたカバー12を包
着した構造となっている。そして、このようなヘッドレ
スト10においては、カバー包着後において製品に張り
感を持たせる必要があるため、ウレタンパッド11はカ
バー12よりもひとまわり大きめに成形されていること
が一般的である。
【0003】従って、カバー12の包着作業時には、作
業者が手でウレタンパッド11を押し縮めながらカバー
12内に押し込む必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このウレタ
ンパッド11は製品に所定の形状を保たせるために高密
度に発泡成形されて比較的硬いものとなっている。この
ため、手でこのウレタンパッド11を押し縮めるには大
きな力を要し、この包着作業は作業者にとって大変な重
労働となっていた。また、大きな力を出しながらの作業
であるので手際よく行うことは困難であり、従って時間
のかかる作業であった。
【0005】本発明はこの問題に鑑みなされたもので、
ウレタンパッドを押し縮める作業を排除することによ
り、作業者の腕力を要せずしかも短時間のうちに見栄え
よくカバーを包着することができるヘッドレストのカバ
ー包着方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
を解決するため、ウレタンパッドは、着座者の後頭部が
当接されるウレタン発泡層と、該ウレタン発泡層の後面
に積層された、該ウレタン発泡層よりも低密度の低密度
ウレタン発泡層との2層構造とし、該ウレタンパッドに
前記カバーを包着するに際し、先ず該ウレタンパッドを
密閉袋体内に納め、次に、該密閉袋体内を真空引きして
前記低密度ウレタン発泡層を偏平状に収縮した状態と
し、該状態でウレタンパッドを密閉袋体とともにカバー
内に納め、然る後、密閉袋体内の真空引きを解除して、
前記低密度ウレタン発泡層を膨らませ、カバーを包着状
態とすることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記方法によれば、ウレタンパッドにカバーを
包着する際には、該ウレタンパッドが納められた密閉袋
体内は真空引きされて、低密度ウレタン発泡層が偏平状
に収縮された状態とされる。これによりウレタンパッド
の大きさは縮められ、この状態でウレタンパッドをカバ
ー内に納めることができるので、作業者はウレタンパッ
ドを手で押し縮める必要はない。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1および図2に基
づいて説明する。図1は、本例の包着方法をその手順に
従って示している。
【0009】先ず、ウレタンパッド1は、着座者の後頭
部が当接される、前部のウレタン発泡層1aと、このウ
レタン発泡層1aの後面側に積層された低密度ウレタン
発泡層1bとの2層構造とされている。
【0010】このウレタンパッド1は、図示は省略した
が予め別工程で発泡成形されたウレタン発泡層1aをパ
ッド成形用の発泡型にセットし、このウレタン発泡層1
aの後面に、このウレタン発泡層1aよりも低密度のウ
レタン発泡層1bを一体発泡成形してなるもので、ウレ
タン発泡層1aは従来通りの密度で成形され、低密度ウ
レタン発泡層1bは後述するように真空引きによって容
易に収縮される程度の低密度に発泡成形されている。
【0011】なお、図示は省略したがこのウレタンパッ
ド1の内部には、従来通り芯材が内包されており、また
その下面からは、この芯材に固定された2本のステー
4,4が突出して備えられている。
【0012】次に、以上のように2層構造に形成された
ウレタンパッド1にカバー2を包着する工程について説
明する。
【0013】なお、カバー2は従来のものに比して特に
変更を要するものではなく、所定形状に裁断されたカバ
ーピースを縫製して袋状に形成したもの、あるいは合成
樹脂シートを袋状に成形したもの等であればよい。
【0014】さて、カバー2の包着作業に先立って、上
記ウレタンパッド1は密閉袋体3内に納められる。
【0015】この密閉袋体3は、図2に示すように通気
性のない薄膜シートをウレタンパッド1の形状にほぼ倣
った形状の袋体に形成したもので、その中に上記ウレタ
ンパッド1を容易に納めることができる程度に必要かつ
十分な大きさに形成されている。また、この密閉袋体3
の側面にはステー4,4を通すための孔3a,3aが設
けられている。
【0016】このように形成された密閉袋体3にウレタ
ンパッド1を納めるには、両ステー4,4を孔3a,3
aに通しながら徐々にウレタンパッド1を納め、十分納
められた状態とした後、両孔3a,3aを接着テープに
よって塞いでおく。
【0017】こうして、ウレタンパッド1を密閉袋体3
内に納めたならば、この密閉袋体3の口部3bをすぼめ
て、真空ポンプVのホースに接続する。この口部3bは
接着テープで固定してエアが漏れないようにしておく。
【0018】この作業が終了したならば、真空ポンプV
を作動させて密閉袋体3内の真空引きを行う。この真空
引きにより、密閉袋体3内のエアは抜き取られて同密閉
袋体3はウレタンパッド1に密着され、さらに、ウレタ
ンパッド1の低密度ウレタン発泡層1bの気孔からエア
が抜き取られて、同低密度ウレタン発泡層1bは大気圧
により偏平状に収縮される。これにより、ウレタンパッ
ド1はカバー2内に容易に納めることができる程度の大
きさに押し潰された状態となる。なお、密閉袋体3もこ
の状態のウレタンパッド1に密着した状態となってい
る。
【0019】こうしてウレタンパッド1が十分な大きさ
にまで収縮されたならば、このウレタンパッド1を密閉
袋体3とともにカバー2内に納める。所定位置に納めら
れたならば、真空ポンプVを停止して密閉袋体3内の真
空引きを停止し、密閉袋体3の口部3bを固定している
接着テープを剥がし、真空ポンプVのホースを抜き取
る。これにより、密閉袋体3内にはエアが流入し、同密
閉袋体3内は大気圧にまで戻される。
【0020】この密閉袋体3内にエアが導入されて大気
圧となることにより、ウレタンパッド1の低密度ウレタ
ン発泡層1bは膨らみ、従って同ウレタンパッド1は大
きくなる。これにより、カバー2は張り感のある状態に
包着されたこととなる。
【0021】以上でカバー包着工程の主要な作業は終了
し、あとはウレタンパッド1および密閉袋体3を覆い隠
すようにしてカバー2の口部を閉じ処理すればよく、こ
の作業は従来通りである。
【0022】なお、密閉袋体3は、ウレタンパッド1と
ともにカバー2で包着された状態のままとしておけばよ
く、敢えて取り除く必要はない。
【0023】本例は以上説明したような包着方法とした
ことにより、次のような作用効果をなす。
【0024】すなわち、ウレタンパッド1にカバー2を
包着する際して、このウレタンパッド1が納められた密
閉袋体3内は真空引きされて、低密度ウレタン発泡層1
bが偏平状に収縮された状態とされる。これによりウレ
タンパッド1の大きさは縮められ、この状態でウレタン
パッド1をカバー2内に納めることができるので、作業
者は従来のようにウレタンパッド1を手で押し縮める必
要はない。
【0025】従って、作業者は従来のように大きな力を
出す必要がなく、この包着作業を楽に行うことができ
る。また、このことから、結果的に短時間のうちに包着
作業を完了することができるようになり、作業効率の改
善を図ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、着座者の後頭部が当接されな
いヘッドレストの後面側は低密度のウレタン発泡層とし
てウレタンパッドを2層構造とし、ウレタンパッドにカ
バーを包着する際には、このウレタンパッドを密閉袋体
内に納めて同密閉袋体内を真空引きすることによりウレ
タンパッドを収縮させ、この状態でカバーを包着する方
法としたことから、従来の大きな力を出してウレタンパ
ッドを押し縮める作業は排除されるので、作業者はこの
包着作業を楽に行うことができるようになる。
【0027】また、このことから、結果的に短時間のう
ちに包着作業を完了することができるようになり、作業
効率の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関し、カバー包着作業の手順
を示した手順説明図である。
【図2】密閉袋体の全体斜視図である。
【図3】従来の包着方法を示した手順説明図である。
【符号の説明】
1…ウレタンパッド 1a…ウレタン発泡層、1b…低密度ウレタン発泡層 2…カバー 3…密閉袋体 4…ステー 10…ヘッドレスト 11…ウレタンパッド 12…カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレストのウレタンパッドは、着座
    者の後頭部が当接される前部のウレタン発泡層と、該ウ
    レタン発泡層の後面に積層された、該ウレタン発泡層よ
    りも低密度の低密度ウレタン発泡層との2層構造とし、
    該ウレタンパッドに前記カバーを包着するに際し、先ず
    該ウレタンパッドを密閉袋体内に納め、次に、該密閉袋
    体内を真空引きして前記低密度ウレタン発泡層を偏平状
    に収縮した状態とし、該状態でウレタンパッドを密閉袋
    体とともにカバー内に納め、然る後、密閉袋体内の真空
    引きを解除して、前記低密度ウレタン発泡層を膨らま
    せ、カバーを包着状態とすることを特徴とするヘッドレ
    ストのカバー包着方法。
JP7021992A 1992-02-19 1992-02-19 ヘッドレストのカバー包着方法 Pending JPH05228274A (ja)

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JP7021992A JPH05228274A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ヘッドレストのカバー包着方法

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JPH05228274A true JPH05228274A (ja) 1993-09-07

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JP7021992A Pending JPH05228274A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ヘッドレストのカバー包着方法

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JP (1) JPH05228274A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005536280A (ja) * 2002-08-22 2005-12-02 イーグル オタワ, エルエルシー 頭部拘束組立体およびその製造方法
JP2010104507A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Toyota Boshoku Corp ヘッドレストの被覆構造
KR101699494B1 (ko) * 2015-12-17 2017-01-24 광명산업(주) 고효율 헤드레스트 커버 조립장치
KR101706676B1 (ko) * 2015-12-17 2017-02-15 광명산업(주) 헤드레스트 커버 조립장치

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