JPH09394A - 空気封入クッションとその取扱い方法 - Google Patents
空気封入クッションとその取扱い方法Info
- Publication number
- JPH09394A JPH09394A JP17303095A JP17303095A JPH09394A JP H09394 A JPH09394 A JP H09394A JP 17303095 A JP17303095 A JP 17303095A JP 17303095 A JP17303095 A JP 17303095A JP H09394 A JPH09394 A JP H09394A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- cushion
- filled
- cushion cover
- sponge rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動的に膨張可能であり、圧縮してコンパク
ト化しうる空気封入クッションとその取扱い方法の提
供。 【構成】 可撓性を有し、非通気性を備えたシート材に
よって密閉袋状としたクッションカバー内に、当該クッ
ションカバーを膨張させるように付勢する通気性を備え
たスポンジゴムを内装させると共に、前記クッションカ
バーには開閉可能な通気弁を装備させ、外観形状におい
て概ね偏平状であって、その略中央部に透通開口を形成
した空気封入クッションとその膨張もしくは圧縮コンパ
クト化操作のための取扱い方法。
ト化しうる空気封入クッションとその取扱い方法の提
供。 【構成】 可撓性を有し、非通気性を備えたシート材に
よって密閉袋状としたクッションカバー内に、当該クッ
ションカバーを膨張させるように付勢する通気性を備え
たスポンジゴムを内装させると共に、前記クッションカ
バーには開閉可能な通気弁を装備させ、外観形状におい
て概ね偏平状であって、その略中央部に透通開口を形成
した空気封入クッションとその膨張もしくは圧縮コンパ
クト化操作のための取扱い方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長時間着座し続けて
も疲労感が少なく快適に使用し得る折畳み可能な空気封
入クッションとその取扱い方法に関するものである。
も疲労感が少なく快適に使用し得る折畳み可能な空気封
入クッションとその取扱い方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯型クッションとして
は、例えば、内部に綿や布屑などを充填した布製の座蒲
団や、内部に空気を注入できるビニール製の中空状の空
気入りクッションなどが知られており(従来品)、又、
本出願人の先出願に係る実願平5−45094号出願の
如くに中央部に貫通穴を設けた袋状の空気入りクッショ
ン(先出願)が提案済である。
は、例えば、内部に綿や布屑などを充填した布製の座蒲
団や、内部に空気を注入できるビニール製の中空状の空
気入りクッションなどが知られており(従来品)、又、
本出願人の先出願に係る実願平5−45094号出願の
如くに中央部に貫通穴を設けた袋状の空気入りクッショ
ン(先出願)が提案済である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来品にあっ
ては内部に綿や布屑などを詰めているために、座り心地
や吸湿性は優れているが、重量が大きく嵩張るために携
帯上においては不便であり、しかも防水性の点では劣っ
ているため、屋外での使用には不向きであり、更に、製
造コストも高価になるなどの問題点があった。
ては内部に綿や布屑などを詰めているために、座り心地
や吸湿性は優れているが、重量が大きく嵩張るために携
帯上においては不便であり、しかも防水性の点では劣っ
ているため、屋外での使用には不向きであり、更に、製
造コストも高価になるなどの問題点があった。
【0004】又、前記の先出願のものにあっては、防水
性があり、空気を抜いても折畳むことができるので軽く
て、小型状であって携帯が便利であるが、単に中空状と
なした構造であるため、使用の際には、使用者自身がク
ッション内に空気を注入して膨らませて使用しなければ
ならない点で、尚改善の余地が残されていた。
性があり、空気を抜いても折畳むことができるので軽く
て、小型状であって携帯が便利であるが、単に中空状と
なした構造であるため、使用の際には、使用者自身がク
ッション内に空気を注入して膨らませて使用しなければ
ならない点で、尚改善の余地が残されていた。
【0005】この発明の第1の目的は、前記の不具合を
解消してユーザ満足度を向上させた空気封入クッション
とその取扱い方法を提供することである。
解消してユーザ満足度を向上させた空気封入クッション
とその取扱い方法を提供することである。
【0006】この発明の第2の目的は、使用時には自動
的に膨張されて使用に供することができるばかりでな
く、不使用時にはコンパクト状にその体積を大幅に縮小
させて携帯もしくは収納に備えることが可能な空気封入
クッションを提供することである。
的に膨張されて使用に供することができるばかりでな
く、不使用時にはコンパクト状にその体積を大幅に縮小
させて携帯もしくは収納に備えることが可能な空気封入
クッションを提供することである。
【0007】この発明の第3の目的は、不使用時のコン
パクト化を軽労力で達成しうるようにした空気封入クッ
ションを提供することである。
パクト化を軽労力で達成しうるようにした空気封入クッ
ションを提供することである。
【0008】この発明の第4の目的は、使用時の取扱い
を容易にした空気封入クッションの取扱い方法を提供す
ることである。
を容易にした空気封入クッションの取扱い方法を提供す
ることである。
【0009】この発明の第5の目的は、不使用時の取扱
いを容易にした空気封入クッションの取扱い方法を提供
することである。
いを容易にした空気封入クッションの取扱い方法を提供
することである。
【0010】この発明の第6の目的は、不使用時には、
効果的にコンパクト化しうる空気封入クッションの取扱
い方法を提供することである。
効果的にコンパクト化しうる空気封入クッションの取扱
い方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めのこの発明の構成上の特徴点は次の通りである。
めのこの発明の構成上の特徴点は次の通りである。
【0012】(1) 可撓性を有し、非通気性を備えたシー
ト材によって密閉袋状としたクッションカバー内に、当
該クッションカバーを膨張させるように付勢する通気性
を備えたスポンジゴムを内装させると共に、前記クッシ
ョンカバーには、開閉可能な通気弁を装備させたことを
特徴とする空気封入クッション。
ト材によって密閉袋状としたクッションカバー内に、当
該クッションカバーを膨張させるように付勢する通気性
を備えたスポンジゴムを内装させると共に、前記クッシ
ョンカバーには、開閉可能な通気弁を装備させたことを
特徴とする空気封入クッション。
【0013】(2) 外観形状において概ね偏平状であっ
て、その略中央部に透通開口を形成したことを特徴とす
る前記(1) 記載の空気封入クッション。
て、その略中央部に透通開口を形成したことを特徴とす
る前記(1) 記載の空気封入クッション。
【0014】(3) 下記およびの手順からなる空気封
入クッションの使用時の取扱い方法。 通気弁を開放させスポンジゴムの自己復元力により可
撓性を有し、非通気性を備えたシート材からなる密閉袋
状のクッションカバーを膨張させて空気封入容積を拡大
させる。 前記通気弁を閉止させ前記クッションカバー内に空気
を封入させる。
入クッションの使用時の取扱い方法。 通気弁を開放させスポンジゴムの自己復元力により可
撓性を有し、非通気性を備えたシート材からなる密閉袋
状のクッションカバーを膨張させて空気封入容積を拡大
させる。 前記通気弁を閉止させ前記クッションカバー内に空気
を封入させる。
【0015】(4) 下記乃至の手順からなる空気封入
クッションの不使用時の取扱い方法。 前記通気弁を開放させて前記クッションカバー内を外
部空気に連通させる。 前記クッションカバーを加圧して前記スポンジゴムを
押し潰すように付勢して小形状となし、クッションカバ
ー内の空気を排出させる。 前記通気弁を閉止させる。
クッションの不使用時の取扱い方法。 前記通気弁を開放させて前記クッションカバー内を外
部空気に連通させる。 前記クッションカバーを加圧して前記スポンジゴムを
押し潰すように付勢して小形状となし、クッションカバ
ー内の空気を排出させる。 前記通気弁を閉止させる。
【0016】(5) 前記クッションカバーを前記通気弁が
配設された位置から十分隔離された領域から順次通気弁
に接近する領域に到るような順位で加圧して前記スポン
ジゴムを押し潰すように付勢させるようにした前記(4)
記載の空気封入クッションの不使用時の取扱い方法。
配設された位置から十分隔離された領域から順次通気弁
に接近する領域に到るような順位で加圧して前記スポン
ジゴムを押し潰すように付勢させるようにした前記(4)
記載の空気封入クッションの不使用時の取扱い方法。
【0017】(6) 前記空気封入クッションを折り畳むよ
うにして前記クッションカバーを加圧して、前記スポン
ジゴムを押し潰すように付勢させるようにした前記(4)
もしくは(5) 記載の空気封入クッションの不使用時の取
扱い方法。
うにして前記クッションカバーを加圧して、前記スポン
ジゴムを押し潰すように付勢させるようにした前記(4)
もしくは(5) 記載の空気封入クッションの不使用時の取
扱い方法。
【0018】(7) 前記空気封入クッションを渦巻状に巻
き畳むようにして前記クッションカバーを加圧して、前
記スポンジゴムを押し潰すように付勢させるようにした
前記(4) もしくは(5) 記載の空気封入クッションの不使
用時の取扱い方法。
き畳むようにして前記クッションカバーを加圧して、前
記スポンジゴムを押し潰すように付勢させるようにした
前記(4) もしくは(5) 記載の空気封入クッションの不使
用時の取扱い方法。
【0019】
【作 用】前記の構成に係るこの発明の作用は前項
における(3) 乃至(7) の取扱い方法通りであるが、その
要点を述べれば次の如くである。
における(3) 乃至(7) の取扱い方法通りであるが、その
要点を述べれば次の如くである。
【0020】即ち、使用時には通気弁を開放してスポン
ジゴムの自己復元力により自動的にクッションを膨張さ
せた後通気弁を閉止するものであり、又、不使用時にあ
っては、通気弁を開放してスポンジゴムを押し潰してク
ッションをコンパクト化し通気弁を閉止するようにして
コンパクト化された形態を維持させるようにするもので
ある。
ジゴムの自己復元力により自動的にクッションを膨張さ
せた後通気弁を閉止するものであり、又、不使用時にあ
っては、通気弁を開放してスポンジゴムを押し潰してク
ッションをコンパクト化し通気弁を閉止するようにして
コンパクト化された形態を維持させるようにするもので
ある。
【0021】
【実 施 例】以下に図面に例示するこの発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【0022】(1) 構造 図1に平面図で示すようにこの空気封入クッション1は
外観形状において略四辺形状であって、その中央部に透
通開口2を開設して扁平状に形成しており、その内部構
造は、図2に示すようにビニールシートなどの柔軟性を
備えた非通気性の素材からなる表シート3と裏シート4
との間に連続細孔を具備した弾力性のあるスポンジゴム
5を介装させた状態で、表裏両シート3,4の内外周辺
縁に加熱溶着加工を施してシーム部6,7を形成して空
気を内封したクッションカバー8を備えた空気封入クッ
ション1となしている。
外観形状において略四辺形状であって、その中央部に透
通開口2を開設して扁平状に形成しており、その内部構
造は、図2に示すようにビニールシートなどの柔軟性を
備えた非通気性の素材からなる表シート3と裏シート4
との間に連続細孔を具備した弾力性のあるスポンジゴム
5を介装させた状態で、表裏両シート3,4の内外周辺
縁に加熱溶着加工を施してシーム部6,7を形成して空
気を内封したクッションカバー8を備えた空気封入クッ
ション1となしている。
【0023】又、前記表シート3の周辺部3Aには、硬
質ゴムなどの弾力性を有する材料からなる通気弁9を設
けたものであって、当該通気弁9の構造については、図
3に明瞭に示すように表シート3の貫通孔3Bに挿通さ
せた弁座9Aのフランジ9Bの上面を前記表シート3の
下面に接着させて一体状となし、当該弁座9Aの通気孔
9Cを開閉可能とした弁プラグ9Dを可撓帯9Eを介し
て、前記弁座9Aに位置変更可能に連設したものであ
る。
質ゴムなどの弾力性を有する材料からなる通気弁9を設
けたものであって、当該通気弁9の構造については、図
3に明瞭に示すように表シート3の貫通孔3Bに挿通さ
せた弁座9Aのフランジ9Bの上面を前記表シート3の
下面に接着させて一体状となし、当該弁座9Aの通気孔
9Cを開閉可能とした弁プラグ9Dを可撓帯9Eを介し
て、前記弁座9Aに位置変更可能に連設したものであ
る。
【0024】更に、前記フランジ9Bの下面には、複数
個の接続脚9Fを垂設し、当該接続脚9Fには邪魔プレ
ート9Gを連結しており、しかも前記フランジ9Bと当
該邪魔プレート9Gとの間には通気間隙9Hを形成させ
たものである。
個の接続脚9Fを垂設し、当該接続脚9Fには邪魔プレ
ート9Gを連結しており、しかも前記フランジ9Bと当
該邪魔プレート9Gとの間には通気間隙9Hを形成させ
たものである。
【0025】なお、図3中において9Jは、弁プラグ9
Dの外周に形成した隆条部であり、弁座9Aの内面に凹
設した環状溝9Kに係脱自在であって、弁プラグ9Dの
密閉機能を高めるようにしたものであり、又9Lは、弁
プラグ9Dから延長された引張片を示すものである。
Dの外周に形成した隆条部であり、弁座9Aの内面に凹
設した環状溝9Kに係脱自在であって、弁プラグ9Dの
密閉機能を高めるようにしたものであり、又9Lは、弁
プラグ9Dから延長された引張片を示すものである。
【0026】また、この実施例にあっては、表シート3
および裏シート4については、厚さが約0.2〜0.3
mm程度の柔軟性があってしかも強靭な非通気性を有す
るビニールシートを採用し、それぞれ一辺の長さを約3
0〜40cm程度の正方形状となし、その隅角部に丸味
を持たせるようになすと共に、その中央部には直径約7
cm程度の円形孔を開設したものを用意し、また、スポ
ンジゴム5については一辺が約30〜32cm程度の正
方形状でしかもその隅角部に丸味を持たせるようにする
と共に、その中央部には直径約9〜10cm程度の円形
孔を開設したものであって、厚さが約3cm程度のもの
を用意した。
および裏シート4については、厚さが約0.2〜0.3
mm程度の柔軟性があってしかも強靭な非通気性を有す
るビニールシートを採用し、それぞれ一辺の長さを約3
0〜40cm程度の正方形状となし、その隅角部に丸味
を持たせるようになすと共に、その中央部には直径約7
cm程度の円形孔を開設したものを用意し、また、スポ
ンジゴム5については一辺が約30〜32cm程度の正
方形状でしかもその隅角部に丸味を持たせるようにする
と共に、その中央部には直径約9〜10cm程度の円形
孔を開設したものであって、厚さが約3cm程度のもの
を用意した。
【0027】(2) 取扱い方法 次に、この実施例の空気封入クッション1の取扱い方法
について説明する。
について説明する。
【0028】 収納時について. この空気封入クッション1を長期間使用せず収納する際
には、例えば、引張片9Lを引張って図1に示すように
通気弁9の弁座9Aから弁プラグ9Dを抜脱し、スポン
ジゴム5の自己復元力を利用して空気封入クッション1
が自然状態で膨張した形態で収納させることにより、ス
ポンジゴム5もしくは表裏シート3,4には、格別過大
なストレスが与えられていない状態であるため、無理な
く破損されるおそれがない状態で収納しうるものであ
る。
には、例えば、引張片9Lを引張って図1に示すように
通気弁9の弁座9Aから弁プラグ9Dを抜脱し、スポン
ジゴム5の自己復元力を利用して空気封入クッション1
が自然状態で膨張した形態で収納させることにより、ス
ポンジゴム5もしくは表裏シート3,4には、格別過大
なストレスが与えられていない状態であるため、無理な
く破損されるおそれがない状態で収納しうるものであ
る。
【0029】しかしながら、収納空間に制限がある場合
には、後述の携帯時のコンパクト状態にしてもよいこと
は言うまでもないことである。
には、後述の携帯時のコンパクト状態にしてもよいこと
は言うまでもないことである。
【0030】 使用時について. 例えば、野球場もしくはサッカー場などの観客席などに
おいて使用する場合には、図3に示すように弁プラグ9
Dを弁座9Aの通気孔9Cに圧入して、当該通気孔9C
を閉止することにより、空気封入クッション1の表裏シ
ート3,4間には膨張された状態のスポンジゴム5内に
内包された大量の空気が封入された状態となるため、こ
の状態で使用者がクッション1に着座すればスポンジゴ
ム5とクッション1内の封入空気とによって体重は安定
的に支持され、長時間にわたって快適に着座して利用し
うるものである。
おいて使用する場合には、図3に示すように弁プラグ9
Dを弁座9Aの通気孔9Cに圧入して、当該通気孔9C
を閉止することにより、空気封入クッション1の表裏シ
ート3,4間には膨張された状態のスポンジゴム5内に
内包された大量の空気が封入された状態となるため、こ
の状態で使用者がクッション1に着座すればスポンジゴ
ム5とクッション1内の封入空気とによって体重は安定
的に支持され、長時間にわたって快適に着座して利用し
うるものである。
【0031】 携帯時について. 次に、不使用状態であって、カバンやハンドバッグなど
に収容させて携帯する際には、当該空気封入クッション
1内から封入空気を放出させて小型状に圧縮するもので
あるが、この場合の手順は、例えば次の如くである。
に収容させて携帯する際には、当該空気封入クッション
1内から封入空気を放出させて小型状に圧縮するもので
あるが、この場合の手順は、例えば次の如くである。
【0032】まず、図1に示す位置に弁プラグ9Dを弁
座9Aから抜脱させて通気孔9Cを開放させ、図5に示
すように点線(イ)および(ロ)位置を中心にして四つ
折り状としつつ、空気封入クッション1を図6に示すよ
うにその上下面から矢印(ハ)〜(ヘ)方向に押し潰す
ようにして圧縮させて封入空気を通気弁9から放出させ
るものであるが、この場合にクッションカバー8内の空
気は邪魔プレート9Gによってスポンジゴム5が制止さ
れているため通気孔9Cが閉止されるおそれがなく、弁
座9Aのフランジ9Bと邪魔プレート9Gとの間の通気
間隙9Hから、矢印(ト)方向に円滑に排出されるもの
である。
座9Aから抜脱させて通気孔9Cを開放させ、図5に示
すように点線(イ)および(ロ)位置を中心にして四つ
折り状としつつ、空気封入クッション1を図6に示すよ
うにその上下面から矢印(ハ)〜(ヘ)方向に押し潰す
ようにして圧縮させて封入空気を通気弁9から放出させ
るものであるが、この場合にクッションカバー8内の空
気は邪魔プレート9Gによってスポンジゴム5が制止さ
れているため通気孔9Cが閉止されるおそれがなく、弁
座9Aのフランジ9Bと邪魔プレート9Gとの間の通気
間隙9Hから、矢印(ト)方向に円滑に排出されるもの
である。
【0033】この作業によって、スポンジゴム5ならび
に表裏シート3,4が十分小型状になるよう圧縮された
状態で、再び弁プラグ9Dを弁座9Aに装着して通気弁
9を閉止する。
に表裏シート3,4が十分小型状になるよう圧縮された
状態で、再び弁プラグ9Dを弁座9Aに装着して通気弁
9を閉止する。
【0034】これによって、空気封入クッション1内に
は、僅かな量の空気が残存するに止まり、放置しても自
動的に膨張することがなく、コンパクト状に圧縮された
形態に維持されうるものであって、携帯に便利な状態と
なる。
は、僅かな量の空気が残存するに止まり、放置しても自
動的に膨張することがなく、コンパクト状に圧縮された
形態に維持されうるものであって、携帯に便利な状態と
なる。
【0035】なお、図7には、形態のために空気封入ク
ッション1をコンパクト化する他の手法が示されてい
る。
ッション1をコンパクト化する他の手法が示されてい
る。
【0036】即ち、この場合には空気封入クッション1
を通気弁9が配設された側から最も遠い位置から押し潰
すように圧縮させつつ矢印(チ)方向に巻き上げ小型状
となし、通気弁9を閉止してコンパクト状態を維持させ
るようにするものであって、前記と同様に携帯に便利な
状態を具現しうるものである。
を通気弁9が配設された側から最も遠い位置から押し潰
すように圧縮させつつ矢印(チ)方向に巻き上げ小型状
となし、通気弁9を閉止してコンパクト状態を維持させ
るようにするものであって、前記と同様に携帯に便利な
状態を具現しうるものである。
【0037】又、この実施例にあっては、空気封入クッ
ション1の中央部に透通開口2を設けたものであるた
め、不使用時にコンパクト化するために折り畳み、もし
くは巻き畳み更には全体的に押し潰し状に加圧操作する
際には、その中央部分が空虚であるため当該クッション
1の抵抗力(畳み込み反力)が大幅に減少されるので軽
労力でコンパクト化しうるものである。
ション1の中央部に透通開口2を設けたものであるた
め、不使用時にコンパクト化するために折り畳み、もし
くは巻き畳み更には全体的に押し潰し状に加圧操作する
際には、その中央部分が空虚であるため当該クッション
1の抵抗力(畳み込み反力)が大幅に減少されるので軽
労力でコンパクト化しうるものである。
【0038】
【発明の効果】以上詳しく説明したこの発明によって達
成される顕著な効果は次の通りである。
成される顕著な効果は次の通りである。
【0039】(1) 取扱いの便利性. 通気弁を開閉するだけで内装されたスポンジゴムにより
クッションカバーが自動的に膨張されて空気を吸入し封
止しうるものであるから、使用時の操作が軽快になるも
のであり、又、不使用時にあっても同様に通気弁を開放
操作すると共に、クッションを圧縮してクッションカバ
ー内の空気を排出して通気弁を閉止してコンパクト状態
を維持させうるものであるから携帯,収納に便利となる
ものである。
クッションカバーが自動的に膨張されて空気を吸入し封
止しうるものであるから、使用時の操作が軽快になるも
のであり、又、不使用時にあっても同様に通気弁を開放
操作すると共に、クッションを圧縮してクッションカバ
ー内の空気を排出して通気弁を閉止してコンパクト状態
を維持させうるものであるから携帯,収納に便利となる
ものである。
【0040】(2) 取扱いの容易性. この空気封入クッションには、中央部領域に透通開口が
設けられているため、不使用のコンパクト化操作の際の
抵抗力が大幅に低減されて軽労力によって圧縮操作しう
るため取扱いが容易になるものである。
設けられているため、不使用のコンパクト化操作の際の
抵抗力が大幅に低減されて軽労力によって圧縮操作しう
るため取扱いが容易になるものである。
【図1】この発明の空気入りクッションの実施例を示す
平面図。
平面図。
【図2】図1の通気弁を閉止した状態でのX−X断面
図。
図。
【図3】図1の通気弁を閉止した状態でのY−Y断面
図。
図。
【図4】図3のZ−Z断面図。
【図5】図1の折畳み操作の説明図。
【図6】図5の折畳状態の側面図。
【図7】図1の巻き畳み操作の説明図。
1 空気封入クッション 2 透通開口 3 表シート 4 裏シート 5 スポンジゴム 8 クッションカバー 9 通気弁
Claims (7)
- 【請求項1】 可撓性を有し、非通気性を備えたシート
材によって密閉袋状としたクッションカバー内に、当該
クッションカバーを膨張させるように付勢する通気性を
備えたスポンジゴムを内装させると共に、前記クッショ
ンカバーには、開閉可能な通気弁を装備させたことを特
徴とする空気封入クッション。 - 【請求項2】 外観形状において概ね偏平状であって、
その略中央部に透通開口を形成したことを特徴とする請
求項1記載の空気封入クッション。 - 【請求項3】 下記およびの手順からなる空気封入
クッションの使用時の取扱い方法。 通気弁を開放させスポンジゴムの自己復元力により可
撓性を有し、非通気性を備えたシート材からなる密閉袋
状のクッションカバーを膨張させて空気封入容積を拡大
させる。 前記通気弁を閉止させ前記クッションカバー内に空気
を封入させる。 - 【請求項4】 下記乃至の手順からなる空気封入ク
ッションの不使用時の取扱い方法。 前記通気弁を開放させて前記クッションカバー内を外
部空気に連通させる。 前記クッションカバーを加圧して前記スポンジゴムを
押し潰すように付勢して小形状となし、クッションカバ
ー内の空気を排出させる。 前記通気弁を閉止させる。 - 【請求項5】 前記クッションカバーを前記通気弁が配
設された位置から十分隔離された領域から順次通気弁に
接近する領域に到るような順位で加圧して前記スポンジ
ゴムを押し潰すように付勢させるようにした請求項4記
載の空気封入クッションの不使用時の取扱い方法。 - 【請求項6】 前記空気封入クッションを折り畳むよう
にして前記クッションカバーを加圧して、前記スポンジ
ゴムを押し潰すように付勢させるようにした請求項4も
しくは5記載の空気封入クッションの不使用時の取扱い
方法。 - 【請求項7】 前記空気封入クッションを渦巻状に巻き
畳むようにして前記クッションカバーを加圧して、前記
スポンジゴムを押し潰すように付勢させるようにした請
求項4もしくは5記載の空気封入クッションの不使用時
の取扱い方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17303095A JPH09394A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 空気封入クッションとその取扱い方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17303095A JPH09394A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 空気封入クッションとその取扱い方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09394A true JPH09394A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15952908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17303095A Pending JPH09394A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 空気封入クッションとその取扱い方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09394A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003519534A (ja) * | 2000-01-11 | 2003-06-24 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 密閉された拡張可能な構成要素を有する使い捨て吸収性物品 |
KR200477454Y1 (ko) * | 2014-10-24 | 2015-06-15 | 주식회사 호신인펀트 | 휴대가 용이하고 변화되는 몸무게에 따라서 편안한 착석상태로 조절가능한 산모용 방석 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP17303095A patent/JPH09394A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003519534A (ja) * | 2000-01-11 | 2003-06-24 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 密閉された拡張可能な構成要素を有する使い捨て吸収性物品 |
JP4744760B2 (ja) * | 2000-01-11 | 2011-08-10 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 密閉された拡張可能な構成要素を有する使い捨て吸収性物品 |
KR200477454Y1 (ko) * | 2014-10-24 | 2015-06-15 | 주식회사 호신인펀트 | 휴대가 용이하고 변화되는 몸무게에 따라서 편안한 착석상태로 조절가능한 산모용 방석 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5675855A (en) | Self-inflating air mattress | |
US5636478A (en) | Inflatable tent structure | |
US4951335A (en) | Mattress assembly | |
US10098427B2 (en) | Soft-sided insulated container with inflatable wall structure | |
US4977633A (en) | Collapsible air bed | |
US5033133A (en) | Seat cushion | |
US6952906B2 (en) | Packaged furniture assembly and method thereof for compressible furniture | |
US4862533A (en) | Sleeping bag and an air mattress | |
US5948013A (en) | Self-inflating back pillow and cold therapy device | |
US6611981B1 (en) | Air mattress | |
US3641726A (en) | Method for a reduced size packing of armchairs, divans and the like | |
US20060179578A1 (en) | Inflatable bed | |
CN105164454A (zh) | 允许可充气物体快速充气和放气的充气阀 | |
JPS63255014A (ja) | ウォーターチェアー | |
US10555619B2 (en) | Method and system for assembled furniture | |
WO2006088899A1 (en) | Combination air and spring mattress for a sofa sleeper | |
JPH09394A (ja) | 空気封入クッションとその取扱い方法 | |
US4750447A (en) | Inflatable life raft | |
JP2001087107A (ja) | 携帯用枕 | |
JP3104427U (ja) | 立体収納袋および収納ボックスの組合せ | |
CN213155022U (zh) | 一种折叠床 | |
JP3241675U (ja) | エアクッション | |
CN201831793U (zh) | 便携式充气坐便器 | |
CN213640326U (zh) | 一种充气婴儿床 | |
US20060070184A1 (en) | Portable air inflatable device |