JP2001087107A - 携帯用枕 - Google Patents

携帯用枕

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JP2001087107A
JP2001087107A JP27213199A JP27213199A JP2001087107A JP 2001087107 A JP2001087107 A JP 2001087107A JP 27213199 A JP27213199 A JP 27213199A JP 27213199 A JP27213199 A JP 27213199A JP 2001087107 A JP2001087107 A JP 2001087107A
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JP
Japan
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pillow
air
portable pillow
portable
polyurethane foam
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Application number
JP27213199A
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English (en)
Inventor
Kozo Furuichi
浩三 古市
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Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
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Publication date
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Bedding Items (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で簡単にコンパクト形態にすることがで
き、使用時の快適性に優れた携帯用枕を提供する。 【解決手段】 空気を排出または導入するための空気栓
を備え実質的に気体不透過性の材料からなる外袋とその
内部に充填されたウレタンフォームとからなり、ウレタ
ンフォームの硬度が7〜14kg/314cm2、密度が13
〜23kg/m3であり、圧縮畳み込みが可能で自己復元能
を有する携帯用枕。上記携帯用枕、および該携帯用枕を
収納し且つ該携帯用枕が圧縮され畳み込まれた状態でそ
の圧縮状態を保持するための留め具を備えた枕カバーと
からなる携帯用枕セット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯用枕に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯用枕として古くから使用時に空気を
入れて膨らませるタイプの袋状のものが用いられてき
た。このタイプはいわゆる空気枕であり、頭を乗せた場
合に形状が固定せず、頭を安定に支持することが困難
で、使い心地が満足できるものではなかった。この問題
を解決するものとして、内部が空気でなく弾性体を使用
したより使い心地の改良された携帯用枕が提案されてい
る。登録実用新案第3059354号公報には、弾性材
料で立体的に形成された枕芯体と、この枕芯体を収納す
る通気性を有しない素材で形成された枕側からなる携帯
用枕が開示されている。枕側には空気を出し入れできる
空気管とこの空気管を開閉する栓が設けられ、この枕は
使用時は芯体である弾性体によって頭を保持することが
でき、携帯時には空気管を開放した状態で空気を押出し
ながら枕を捲き畳んだ状態とすることができるものであ
る。弾性材料としてはウレタンゴムが例示されている。
この携帯用枕は、使い心地は以前の空気枕タイプのもの
と較べて改良されているが、この先行技術が開示してい
るような弾性体を芯体としたものでは、畳んだ状態でも
十分コンパクトなものとはなり得ず、軽量性および嵩高
性の点で不十分である。加えて使い心地も必ずしも十分
とは言えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より軽量
で、簡単にコンパクト形態にすることができ、使用時の
快適性に優れた携帯用枕を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気を排出ま
たは導入するための空気栓を備え実質的に気体不透過性
の材料からなる外袋とその内部に充填されたウレタンフ
ォームとからなり、ウレタンフォームの硬度が7〜14
kg/314cm2、密度が13〜23kg/m3であり、圧縮畳
み込みが可能で自己復元能を有する携帯用枕に関する。
また、本発明は上記携帯用枕、および該携帯用枕を収納
し且つ該携帯用枕が圧縮され畳み込まれた状態でその圧
縮状態を保持するための留め具を備えた枕カバーとから
なる携帯用枕セットに関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の携帯用枕の特徴のひとつ
は、軽量で且つ折り畳んだ状態でその体積を十分小さく
でき、これにより携帯性を著しく高めるとともに、加圧
を除去することにより元の体積に戻り得る自己復元能に
よって使用可能な枕形態を回復し得る点である。これを
可能とするために枕の内部の充填物として連続気泡から
なる軟質ポリウレタンフォームを使用する。このような
ウレタンフォームはウレタンゴムのような単なる弾性体
とは異なり極めて軽量であり、また圧縮することによっ
て内蔵された空気を押出してその体積を十分小さくする
ことができる。加えて軟質ポリウレタンフォームは適度
の硬度と形態復元性を備えているため、使用時に圧縮状
態を開放することにより、自動的に極めて容易に元の枕
形態を回復することができとともに、形態回復したフォ
ームは空気のように形態不安定でもなく、ウレタンゴム
と較べて頭の形態に適合しやすく且つ安息感を与えるこ
とができるため心地よい休息に導くことができる。枕と
して使用するに特に適するものとして、本発明で使用す
るウレタンフォームは、携帯性および自己復元性を考慮
すれば、一般の枕のごとく柔らかいものは好ましいもの
ではなく、またその重量も重要であることより、硬度が
7〜14kg/314cm2(JIS6401に基づく測定法)、密
度が13〜23kg/m3のものを使用する。
【0006】使用するポリウレタンフォームは所定の形
状に一体物として成形したものまたは一体物として切り
出したものが好ましいが、一体物でなく屑状の砕片を充
填してもよい。
【0007】ポリウレタンフォームを充填する外袋の材
質には実質的に気体を通さない基体不透過性の軟質シー
ト材料が使用される。このような材料としては軟質の合
成樹脂製のシート、特に軟質ポリ塩化ビニルシート、軟
質ポリ塩化ビニリデンシート、エチレン-酢酸ビニル共
重合樹脂シート、(エチレン-ビニルアルコール共重合
樹脂シート)が好ましい。外袋の中にポリウレタンフォ
ームを包装して枕を製造するには、3方を封じて袋状に
成形または接合した軟質シートにポリウレタンフォーム
を充填した後開放端部を封じるか、二枚の軟質シートの
間にポリウレタンフォームを配設し、端部を接合しても
よい。端部の接合は例えば、高周波溶着を利用すること
ができる。最終的に形成される袋の内容積と充填される
ポリウレタンフォームとの大きさの関係は形状保持を鑑
みれば、ほぼ同等であることが好ましく、例えば1:
0.9〜1.2、特に1:0.95〜1.1である。
【0008】本発明の携帯用枕の外袋には、枕内部の空
気を排出するまたは枕内部に空気を導入するための空気
栓が設けられている。携帯するために枕を畳む際にはこ
の空気栓を開けた状態でポリウレタンフォーム、したが
って枕を圧縮し、空気栓から空気を排除しながら枕を畳
んでいき、最後に空気栓を閉じれば枕の内部は空気を排
出したコンパクトな状態を保持することができる。畳ん
だ枕を使用する際には空気栓を開放すれば、圧縮された
ポリウレタンフォームの形態回復作用によってポリウレ
タンフォームが膨張しようとし、その動きに応じて開放
栓から空気が導入されて枕が使用形態に回復することが
できる。空気栓の位置は、枕を折り畳んでいく際に空気
を十分排出できるように外袋の端部に設けることが好ま
しい。この栓は枕内部の空気を出し入れすることができ
るとともにその状態を気密に保持することができるもの
であればどのようなものでもよく、例えば、細いプラス
チック管を外袋の端部に溶着し、これに嵌合する栓を挿
し込む型のもの等が挙げられる。
【0009】本発明の携帯用枕には、更に枕カバーを取
り付けてもよい。この枕カバーは枕の着用感を改善する
上で有用であり、また同時に携帯用枕の収納用袋として
も機能することができる。枕カバーは布状のものであれ
ば特に限定することなく使用できるが、外袋の材質の感
触を消しよりソフトな感触を出すために適度の厚みを有
するものが好ましい。しかし、一方で折り畳んだ後の嵩
を小さく保つためには薄めの布がより好ましい。枕カバ
ーの形は筒状でもよいし、筒の一方の開放端部を閉じた
袋状であってもよい。袋状の場合はその開放端部と枕本
体の空気栓側とが同じ方向になるように枕カバーを使用
することになる。枕から空気を排除しつつポリウレタン
フォームを圧縮して携帯状態とするにおいて、枕カバー
を取り付けている場合は枕カバーごと全体を畳み込むこ
とができ、畳み込んだ後、枕カバーに取り付けた留め具
によってポリウレタンフォームの圧縮形態を保持するこ
とができる。この場合形態保持のために空気栓を閉じる
ことを省略することもできるため、より取り扱い性が向
上する。留め具の様式は本発明にとっては本質的でな
く、ひも、マジックテープ、ホックボタン、金属掛け具
等いかなるタイプのものでもよい。
【0010】次に本発明の携帯用枕の使用方法について
説明する。枕として使用するときには折り畳んだ状態か
ら空気栓を開放することによりまた枕カバーを含む態様
ではその留め具をもはずせばポリウレタンフォームは形
態回復力によってひとりでに膨張して枕形態を形成す
る。この状態で枕として使用できるが、この場合空気栓
は閉じた状態で頭を載せてもよいし、あるいは栓を開放
した状態で使用してもよく、またはある程度押えてポリ
ウレタンフォームが適度に押された状態で栓をして使用
してもよい。使用者の好みに応じて栓の使用方法を選ぶ
ことができる。枕を携帯する時には、例えば空気栓を取
り付けていない方の端部から枕、すなわちポリウレタン
フォームを圧縮し空気を排出しながら捲き込んで畳んで
いくことによって体積を小さくしてコンパクトにするこ
とができる。圧縮し畳み込んだ状態を保持するためにそ
の状態で空気栓を閉じることができる。この状態で更に
ひもやベルト等で縛ってもよい。枕カバーを使用する場
合は、枕カバーごと畳みこみ、畳んだ状態で空気栓を閉
じおよび/または枕カバーの留め具を利用してコンパク
トな状態を保持することができる。
【0011】本発明の携帯用枕の形は、通常の家庭用枕
同様任意の形態を選ぶことができ、特に形を規定するも
のではない。例えば、ウレタンフォームの形を頭の縦方
向に沿った縦断面の形状として楕円型(図4のa)、楕
円型の底部を平らにしたかまぼこ型(同b)、台形型
(同c)、台形の上部を滑らかな山形にした型(同
d)、逆に台形の上部を頭の形にフィットするように窪
ませた型(同e)等に選ぶことができる。
【0012】次に実施例によって本発明を説明する。
【実施例】実施例 1 図1は本発明の携帯用枕の1例である。2は密度20kg
/m3、硬度12kg/314cm2の連通気泡を有する軟質ポ
リウレタンフォームであり、3はこのポリウレタンフォ
ームを内部に充填した軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート製
外袋である。外袋の端面は高周波溶着により接合されて
いる。使用したポリウレタンフォームの体積は外袋の内
容積に対して98%であった。また袋端部には袋内に空
気を導入または排出するための軟質ポリ塩化ビニル製チ
ューブからなる空気栓が溶接してある。使用時は空気栓
を閉鎖しておいてもよいし、開放しておいてもよい。あ
るいはポリウレタンフォームを少し圧縮した状態で栓を
してもよい。図2はこの枕を折り畳む状況を示してい
る。図の右の方からポリウレタンフォームを加圧しなが
ら捲いている状態であり、ポリウレタンフォームの圧縮
によりフォームから排除された空気は開放状態の空気栓
4から枕の外に排出される。
【0013】実施例 2 図3は、携帯用枕1と留め具6を備えた枕カバー5とか
らなる携帯用枕セットの使用時の状態を示している。枕
1は実施例1のものと同じ構成であり、枕カバーには綿
製の織物を使用している。この例では、枕カバーの留め
具はひもを使用している。
【0014】
【発明の効果】簡単にコンパクトな形にすることができ
るとともに、軽量で、使用時の快適性に優れた携帯用枕
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯用枕の斜視図。
【図2】 図1の携帯用枕の折り畳み状況を示す断面
図。
【図3】 本発明の携帯用枕を本発明の枕カバーに納め
た使用状態を示す断面図。
【図4】 図1のX−X断面におけるポリウレタンフォ
ームの種々の形状。 (a)楕円形、 (b)底部を平らにした
楕円形、 (c)台形、 (d)上部が山形の台
形、 (e)上部に滑らかな窪みを形成した台形。
【符号の説明】
1:携帯枕、 2:ポリウレタンフォーム、 3:外袋、 4:空気栓、 5:枕カバー、 6:留め具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を排出または導入するための空気栓
    を備え実質的に気体不透過性の材料からなる外袋とその
    内部に充填されたウレタンフォームとからなり、ウレタ
    ンフォームの硬度が7〜14kg/314cm2、密度が13
    〜23kg/m3であり、圧縮畳み込みが可能で自己復元能
    を有する携帯用枕。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯用枕、および該携
    帯用枕を収納し且つ該携帯用枕が圧縮され畳み込まれた
    状態でその圧縮状態を保持するための留め具を備えた枕
    カバーとからなる携帯用枕セット。
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