JPS63255014A - ウォーターチェアー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、水袋の形をした背もたれとなるＲ個のクッシ
ョンをもつ１本明細書中に“ウォーターチェアー”とし
て言及されている椅子に関するものである。ウォーター
チェアーは、１座席の椅子や複数の座席の長椅子など様
々な形態に構成することができ、様々な用途に合わせて
製造され得る。 例えば住宅用として比較的単純な様式に組立てられるこ
ともあれば、体を横なえた時にほぼ全身が穏やかな支持
台を必要とする回復期の病人や老人に、も使用されるよ
う、より手の込んだ形に組立てられることもある。

【従来の、技術】

本発明に係わる一般タイブのウォーターチェアーは、オ
ーストラリア特許第５２７１３３号や、それに対応する
米国特許４，３９１．４Ｋｉ号に開示されている。 これらの特許は、スリングによって支持されている水袋
で構成された背もたれクッションをもつウォーターチェ
アーに関するものである。スリングは椅子の固い平らな
背面に対しそれを覆う形で付けられており、水袋はスリ
ングの内部に移動空間のある形で置かれている。椅子の
底部のクッションら水袋をもつ点では同様に形成されて
おり、その水袋は包装またはカバーの中に納められてい
る。 そしてクッションは固い平らな支持台によって保持され
ている。

【発明が解決しようとする課題】

上記の引用特許中に述べられ請求されているウォーター
チェアーは、広範囲にとくに従来のソファに腰かけた時
に不具合な圧点を感じていた老人の使用時に歓迎された
。しかし水袋は、１カ所に力が集中するとその部分の水
が移動し、かなりのストレスを受けることになり、水袋
の溶接されたとじ目がその高いストレスを受けて裂ける
おそれがあることもわかった。さらに水袋は、スリング
の中で折れ曲りしわくちゃになる傾向があり、疲弊によ
って起る裂は目がその折れた線上にできるおそれがある
こともわかった。

【課題を解決するための手段】

本発明は、台座部分と背もたれ部分をもつ枠からなる椅
子の提起する上記問題を緩和することを目的とする。少
なくとも１個の袋状のスリングが背もたれ部に固定され
、その背もたれ部にはその１個のスリングか、あるいは
上端を次々に前のスリングとｇＪ接する形の複数のスリ
ングが留めつけられ、その中には不浸透性の水袋が各１
個納められ、スリングによって包まれている。各水袋に
は部分的に水が入っており、水の入っていない部分は排
気されているので、水袋とその覆いのスリングは椅子の
使用者の体型を支持し、それに適合するクッションとし
て機能する。更にスリング内の水袋はスリングに留めら
れ、その中に吊るされているので、自ら潰れ落ちなり、
圧力が集中して折り畳まれた線を作ったりしない。 水袋をその覆いのスリングの中に留めるのにベルクロ　
ストリップ（マジックテープ）を使ってもよいが、水袋
はスリングの中の適所に付着していることが望ましい。 特に望ましい構造は、２つ以上のスリングが椅子の背も
たれ部に固定され、そのスリングは少しずつ間をあける
か、少しずつ重なるかして、次々に下から上へ向けて配
置されているものである。 各水袋の合計容量は、水袋を拡げる傾向のある水の移動
力が水袋を包んでいるスリングに伝わるように、その覆
いのスリングの全容量とほぼ等しいか、またはそれより
僅かに大きいことが望ましい。こうしてスリングは、水
袋の局部的な拡張を妨げ、圧力が袋にもたらす破裂を妨
げるよう機能する。 スリング及びスリングの中に包まれている水袋は、スリ
ングそのものが椅子に腰かけている人に実際には接触し
ないよう詰め物材料で覆われていることが望ましい。そ
の通常の゛覆う”機能のほかに、詰め物材料は、椅子に
腰かけている人によってもたらされる力を分散し、スリ
ングに支持されている水袋に集中した力が加わるのを妨
げたり弱めなりするのにも役立つ。 本発明に合致する椅子はまた、水をいくらか入れた水袋
をその包みとなるカバー内に納めている形の台座クッシ
ョンをもっていることが望ましい。 ここでも水袋は、いかなる時にも過度の拡張が抑止され
るよう全容積の合計がそのカバーの容積合計にほぼ等し
いか、またはそれより僅かに大きいいことが望ましい。

【実　施　例】

本発明は、ウォーターチェアーの望ましい具体例の以下
の説明から、より十分に理解されるものと思われる。説
明は添付の図を参照してなされる。 第１図に示すとおりウォーターチェアーは、背もたれ部
１０と台座部１１を含む枠構造をもつ、参照図には基本
構造だけが図中に示されている。 強化プラスチック材のシート１２は、背もたれの側部１
３の間に拡がっており、ステープル１４で１ＩＩＩ部に
固定されている。これと類似のシート１５も、椅子の台
座部のサイドレイル１６の間に拡がり、そこに留めつけ
られている。背もたれのシート１２はその下端に沿って
伸びている尾部１７をもち、その尾部は背もたれを前方
に突出させ、椅子の台座クッション１８（第２図）の上
に乗せるように意図されている。 図面の第２図、第３図に示されているとおり、詰め物を
したヘッドレスト１９が椅子の背もたれ部１０の上部レ
イルに取付けられており、３つのスリング２０が椅子の
背もたれ上に拡がるシート１２に固定されている。スリ
ング２０は、椅子の背もたれ部の横幅全体にまたがって
おり、それらは互いに平行に並んで各上辺２１をシート
１２に縫いつけたり、溶接したり、糊づけしたりする形
で背もたれに固定されている。 スリング２０は、キャンパスやギャバジンあるいは強化
プラスチックの布材などの強い生地で作られる。下に潰
れ落ちない状態の時は、第４図に示す通り各スリングは
、−ａに横長の形をしている。 各スリング２０は１個の水袋２４に対し１つの隔室を形
成し、スリングは水袋２４をスリング内に納めることの
できる開閉ジッパ−２５を備えている。ベルクロ　スト
リップ２６は各スリングのトップパネル２７の内面に留
め付けられ、ストリップ２６は水袋２４の上方パネル２
９に固定されている接合ストリップ２８と接着するよう
意図されている。ベルクロストリップ２６と２８は、水
袋２４がスリング２０内に納められている時、水袋がス
リング内で潰れ落ちるのを妨げる。ベルクロ　ストリッ
プを使う代りに、水袋の上方パネル２９をスリングのト
ップパネルの内面に糊づけしてもよい（その方が望まし
いこともある）。 各水袋２４は一般に長方形をとり、不浸透性のプラスチ
ック生地材料で作られる。水袋の各種のパネルは、バッ
クパネル２９を含めてまとめて結合されており、フロン
トパネル３０はそこから水を入れることのできる開閉キ
ャップ３１を有している。 各水袋２４は、それを納めているスリングの容積にほぼ
等しいか、またはそれより良かに大きい容積をもつ、こ
の構成ではスリングは、水袋がスリングの容積以上に拡
大することを妨げ、それによって水袋は過度の膨張に至
らずに済む、このことは、体重の重い人が椅子に体を投
げかけなり身体を納めたりした場合に起るような集中負
荷を袋が被った場合にも、水袋２４の縫い目が破裂する
ようなストレスを受けないことを意味する。 外部からの負荷によって影響されない場合、スリング２
０は椅子の背にただ吊るされているだけとなり、そのス
リングが内包している水袋２４の中の静止した水の塊の
なめに、スリングは図面の第２図に示されるのとほぼ同
じ形をとる。このように各水袋の底部にある水により、
水袋とそれを包むスリングは底部の重い球根状となる。 水袋２４は、水が袋の容積の９０％よりやや少ない部分
を占めるよう水３２が詰められる。そして残っている空
気は、多裂の空き部分から排出される。 その後、人が椅子に腰かけて背もたれにもたれると袋内
の水３２は押しやられ、水袋２４とスリング２０の両方
が使用者の体型に適合する。この状態は図面の第３図に
示されている。 水袋２４とそれを納めているスリング２０は、外カバー
３３によって外からは見えないように覆われている。カ
バーは１番下のスリング２０の下に織り込まれ、椅子の
頂部やベルクロ　タブに沿う背もたれの左右に留められ
ていてもよい、カバー３３は椅子の詰め物材の一部にも
なり、プラスチックのフオーム材シート上に外張り生地
や皮張りを施した形で作られる。 台座クッション１８は、全面的に包まれた水袋３５を包
むという意味で背もたれクッションと幾分類似した形式
で作られている。 水袋３５は水を通さないプラスチック素材のシートでで
きており、このシートはそこから水をいくらか袋に入れ
る開閉キャップ３８（第６図）を有している。水袋３５
の上面と正面にはプラスチックフオーム素材のシート３
６が張られており、構造全体が外カバー３７によって包
まれている。 外カバー３７は織布まなは皮生地を包み、いずれの場合
にも椅子の詰め物の一部となる０図面では示されていな
いが外カバー３７には、水袋３５のアセンブリーを外カ
バーに入れるために開くことのできる周囲に沖びるジッ
プファスナーが取付けけられている。プラスチックフオ
ーム素材から成る櫛形支持部３９と４０はカバー３７内
に置かれ、水袋３５の背面と側辺を支持するのに役立っ
ている。 背もたれクッションの場合と同様に台座クッションの水
袋３５は、変形力を受けた時に水袋が弾力的に圧迫され
ないようにカバー３７の総容量にほぼ等しいか、あるい
はそれより儀かに大きい容量をもつ９人が台座に乗った
時の結果として台座クッションが受ける力、または水袋
を伸ばす傾向があるかもしれない力は、水袋をカバー３
７の容積いっばいまで占めさせ、袋が過度の伸長ストレ
スを受ける前にカバーによって抑止されるようにする。 台座クッションは背もたれクッションの下をその後方ま
で沖び、背もたれシート１２の下辺尾部１７は台座クッ
ションと背もたれクッションとの間にある。この結果、
互いに邪魔しあうが、またはそれぞれ別の独立した動き
をする２つの分離したクッションとなるのではなく、一
体となって１つの機能をする組立てとなっている０台座
クツシヨンと背もたれクッションの両方は、椅子に腰が
けな人の体型に順応するよう連動する。

【図面の簡単な説明】

第１図は俗にいうクッションや詰め物材料などの付属品
に先立つ金属あるいはプラスチックまたは木枠の台座と
背もたれを示す楕遣図である。 第２図は椅子に水袋のクッションと詰め物を付けて第１
図の２−２面で切断した椅子の断面正面図を示す。 第３図は第２図と似ているが体を載せた形にした椅子の
変形部が示されている。 第４図はスリングを椅子の背もたれから外して、下に落
ちて潰れていない状態にした時の遠近図である。 第５図は水袋をその覆いのスリングから外して、下に落
ちて潰れていない状態にした時の遠近図である。 第６図は椅子の台座クッションを第２図の６−６面で切
断した断面正面図を示す。 特許出願人　　　ビータ−アラン　スミス代理人　弁理
士　小　橋　信　淳 同　　弁理士　村　井　　　進 Ｆ及り、／ Ｉ人５．２ Ｆ１ａ、３ ＲＣｙ、　５ Ｆ／Ｃｙ、　６

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）台座部分と背もたれ部分のある枠を含み、複数の
   袋状のスリングが背もたれ部に固定され、各スリングは
   順にその上辺に近接しながら背もたれ部に留められ、そ
   の中には不浸透性の袋が置かれて各スリングで包まれ、
   各袋にはいくらかの水が詰められてその空間の水の詰ま
   っていない部分は空気がほぼ完全に抜かれ、それにより
   袋とそれを包むスリングが椅子の使用者の体型を支持し
   、これに適合するクッションとして機能でき、各スリン
   グ内の袋は水が部分的に詰められた時、自ら潰れ落ちな
   いようスリングの中に固定され吊るされていることを特
   徴とするウォーターチェアー。
2. （２）各水袋の総容積が、それを包むスリングの容積に
   ほぼ等しいかそれより僅かに大きいことを特徴とする請
   求項１に記載のウォーターチェアー。
3. （３）各スリングが椅子の背もたれ部のほぼ横幅いっぱ
   いに伸び、各スリングの上辺を背もたれ部に縫いつけた
   り、溶接したり、糊づけしたりすることで椅子の背もた
   れ部に固定されていることを特徴とする請求項１に記載
   のウォーターチェアー。
4. （４）各袋が、接着剤でその外側のスリング内の適所に
   固定されていることを特徴とする請求項１に記載のウォ
   ーターチェアー。
5. （５）各袋が、袋の上部パネルに固定されている接合ス
   トリップと接するように、スリングのトップパネルの内
   面に固定されているベルクロ　ストリップ（マジックテ
   ープ）によって袋を包んでいるスリングの中の適所に固
   定されていることを特徴とする請求項１に記載のウォー
   ターチェアー。
6. （６）下に潰れ落ちない形の袋が、下に潰れ落ちない形
   のその外側のスリングとほぼ同じ形をとることを特徴と
   する請求項１に記載のウォーターチェアー。
7. （７）台座クッションが、覆いカバーの中に不浸透性の
   水を部分的に詰めた袋を持ち、椅子の台座部に置かれて
   いることを特徴とする請求項１に記載のウォーターチェ
   アー。
8. （８）袋がそのカバーの容積とほぼ等しいか、または僅
   かに大きい容積を持つことを特徴とする請求項７に記載
   のウォーターチェアー。
9. （９）強化プラスチック材が、枠の背もたれ部と台座部
   のほぼ平行に並ぶ両側部の間に拡がって両側部に固定さ
   れ、背もたれ部の強化材は台座部の後端に被る尾部をも
   っているために、台座クッションは背もたれ部の下で背
   もたれ部より後方まで伸び、背もたれ部の下端が台座ク
   ッションと背もたれクッションとの間にあることを特徴
   とする請求項１に記載のウォーターチェアー。