JP2010263966A - 背もたれ用流体クッション及びこれを備えた椅子用背もたれ - Google Patents

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正嗣 藤江
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裕 竹内
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伸明 佐々木
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信義 森田
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Abstract

【課題】着座者の体格が様々に異なっても肩部と腰部とへのフィット性が確保される背もたれ用のウォータクッションを提供する。
【手段】ウォータクッションは、肩パッド3又は腰パッド4として具体化されている。肩パッド3と腰パッド4とはいずれも堰体15,26,28,34によって複数の室16,17,31,35,36に区分されている。このため水の流れ移動が規制されている。肩パッド3及び腰パッド4とも、その内部には湾曲した上案内面18,19,32,39と湾曲した下案内面20,33とが形成されている。肩パッド3における内外の室16,17は背もたれ1の縦長中心線9に対して傾斜し、腰パッド4の第1室31も縦長中心線9に対して傾斜している。この傾斜により、使用者の体格が相違しても的確にサポートできる。
【選択図】図1

Description

本願発明は、背もたれ及びこれに使用する流体クッションに関するものであり、特に、流体として液体やジェル状材などの非ガス体を使用した背もたれ用流体クッションを主な対象としている。
椅子において、座や背もたれに流体クッションを使用することがかねてから提案されている。流体クッションに使用する流体としては、安全性やコスト、扱い易さ等の点から一般に水(或いは水を主体とした混合水:本明細書では混合水も「水」と称する)が使用されており、水を使用した流体クッションはウォータクッションとして知られている。
ウォータクッションは、水が体圧で押されて袋を変形させながら移動するようになっており、袋体が人の身体の形状に倣って変形することによって体型に関係なく身体にフィットすると共に、袋体内部の水圧が袋体内でほぼ一定になるため体圧分散機能を有する。しかし、水の流動性が過度に高いと身体の安定性が悪くなる。そこで特許文献1には、座用の流体クッションにおいて、袋体に堰体(或いはオリフィス部)を設けて水の流れを規制することで身体の支持安定性を向上させることが開示されている。
特開2008−43429号公報
さて、椅子の座と背もたれとは人の身体を支えるという基本的機能は共通するものの、姿勢が異なったり体圧(荷重)の掛かり方が異なったりして特性が相違しており、従って、座用のウォータクッションをそのまま背もたれに使用するという訳にはいかない。
すなわち、まず姿勢について述べると、座はおおよそ水平状の姿勢になっているため重力による水の流れ移動は考慮する必要はないが、背もたれは起立姿勢になっているため水は重力で袋体の下部に流れようとする特性があり、そこで、背もたれのウォータクッション(流体クッション)は、水の下向き移動を抑制する必要がある。
次に体圧の掛かり方について述べると、座用のウォータクッションでは臀部に大きな荷重が掛かるため、臀部に対する安定的な支持を考慮して堰体を設ける必要があるが、背もたれについては、着座者の腰部を集中的に支持して上半身の安定性を保持するランバーサポート機能や、背中を包み込むようなフィット機能が求められており、これらの機能は座用のウォータクッションでは確保し難い。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、流体(特に液体)の流れを規制する点は特許文献1の考え方を踏襲しつつ、背もたれに好適な流体クッションを提供することを課題するものである。
本願発明に係る流体クッションは、椅子の背もたれのうち上下適宜高さ位置に部分的に配置して着座者の体圧を受ける流体クッションであって、柔軟な表裏シートで形成された略偏平状の袋体の内部に流体を充填した基本構成になっている。
そして、本願発明は前記の基本構成の下で各請求項のように様々に展開することができる。このうち請求項1の発明では、前記外側部を傾斜させている室の内周面のうち上部は下向き凹の上案内面になっていて下部は上向き凹の下案内面になっており、かつ、前記外側部を傾斜させている室は、下に行くに従って左右横幅が狭まっているか、又は、左右横幅が全高にわたって略等しくなっている。
請求項2の発明は請求項1の発明を好適に具体化したものであり、この発明では、前記外側部を傾斜させている室の内周面のうち上部は下向き凹の上案内面になっていて下部は上向き凹の下案内面になっており、かつ、前記外側部を傾斜させている室は、下に行くに従って左右横幅が狭まった下窄まりになっているか、又は、左右横幅が全高にわたって略等しくなっている。
既述のように、背もたれは着座者の身体のどの部分を支えるかで求められる機能が相違している。請求項3の発明はこのような知見に基づいて請求項1,2の発明を具体化したものであり、この発明では、まず、着座者の左右肩部を個別に支えるべく左右に分離して背もたれに配置されるようになっており、下方に行くに従って左右幅が小さくなっていると共に、内部には、上端縁から略下向きに延びる主堰体が形成されており、このため、前記袋体の内部は主堰体を挟んで内側の内室と外側の外室とに左右に区分されていて両室は主堰体の下方の主オリフィス部を介して互いに連通している。
更に請求項3の発明では、前記主堰体は、袋体の左右中間部よりも内側にずれると共に下に行くに従って背もたれの中間部に近づくように傾斜しており、かつ、前記内室と外室とはいずれも下方に行くに従って左右横幅幅が小さくなった下窄まり形状になっている。請求項4の発明は請求項3の発明を好適に具体化したものであり、この発明では、前記内室と外室とには、流体が下向きに流れることを抑制する補助堰体を複数個ずつ形成している。
本願発明の流体クッションはランバーサポートとして機能させることも可能であり、この点は請求項5の発明として特定している。すなわち請求項5の発明では、まず、着座者の腰部を支えるため背もたれの下部に配置されるもので、左右横長の形態であり、前記袋体の左右中間部には、上下長手のセンター堰体が、その上下両側に中間オリフィス部が空くようにして形成されており、前記センター堰体の左右外側には左右2つの中間堰体が、当該2つの中間堰体で正面視で逆ハ字の形態を成すと共に当該中間堰体の上下両側に中間オリフィス部が空くようにして形成されており、このため前記センター堰体と中間堰体との間は下窄まりの第1室になっている。
更に、請求項5の発明では、前記左右の中間堰体と袋体の左右側縁との間には、左右2つのサイド堰体が、当該2つのサイド堰体で略ハの字の形態を成すと共に当該両サイド堰体の両側にサイドオリフィス部が空くようにして形成されており、このため、前記袋体の内部のうち前記中間堰体の左右外側の部位は、前記サイド堰体の上に位置した第2室とサイド堰体の下に位置した第3室とに区分されており、かつ、前記左右第1室と左右第2室との上内面は下向き凹の上案内面に形成されて、前記左右の第1室の下内面は上向き凹の下案内面に形成されている。
本願発明は椅子の背もたれも含んでいる。この背もたれは、請求項6に記載したように、請求項3又は4に記載した流体クッションを肩部用パッドとしてこれを背もたれ基板(或いは背もたれ基材)の上部に配置し、請求項5に記載した流体クッションを腰部用パッドとしてこれを背もたれ基板の下部に配置している。
請求項3のように左右に分離した肩パッド(或いは肩パッド部)を配置することや、請求項5のように背もたれの下部に腰パッド(或いは腰パッド部)を独立して設けることは、従来にない新規な構成である。従って、これらは請求項1,2とは独立した発明になり得る。なお、左右の肩パッドがシートを介して一連に連続している形態や、左右の肩パッドと一つの腰パッドとがシートを介して一連に連続している形態も採用可能であり、これらも請求項3〜請求項5の概念に包含し得る。
人の体格は様々であるが、肩幅や腰幅は概ね身長に概ね比例していると言える(この点は、小学生、中学生、一般成人の身長と肩幅・腰幅とを比較すると容易に理解できるであろう。)。従って、人の背部に好適な支持ポイントがあると仮定した場合、支持ポイントは身長が高くなるに従って高くなりつつ左右外側に広がっていく(身長が低くなるに従って低くなりつつ左右内側に狭まっていく)。すなわち、支持ポイントは背もたれの縦長中心線に対して左右両側に傾斜した線に沿って移動していく。
そして、本願の請求項1の発明では、袋体における室の外側部が縦長中心線に対して傾くように傾斜しているため、身体の支持ポイントが移動してもこれを的確に支えることが可能になる。従って、本願の請求項1によると、様々の体格の人を1種類の流体クッションで的確にサポートすることが可能になる。換言すると、本願の請求項1の流体クッションは、使用者の体格適応性に優れている。人の背部の好適な支持ポイントとしては、腰椎の部分や上後腸骨棘の部分、或いは肩甲骨の下角が挙げられる。これらの支持態様は実施形態において具体化されている。
液体を使用した流体クッションは、人の体圧によって流体が袋体の内部を移動することで身体にフィットするが、背もたれ用の流体クッションの特性として、流体が液体のような非ガス体の場合は、流体は常に下向きの重力を受けながら袋体の内部を移動する。従って、流体の上下方向の流れを確保する必要があると言える。
この点、請求項2の構成を採用すると、室の上部と下部とに案内面が形成されているため、流体は案内面のガイド作用によってスムースに流れ動き得る(この場合、実施形態のように、袋体の内部に上案内面と下案内面とのうちいずれか一方又を両方を複数形成しておくと、流体の流れを制御し得るため、違和感のない快適な当たり心地を得ることに貢献できる利点がある。)。案内面の形状は例えば多角形を採用することも可能であるが、実施形態のような湾曲面(曲面)を採用すると流体の流れがよりスムースになって好適である。
請求項2の発明では、重力との関係における体圧分散効果も発揮する。すなわち、水のような非ガス性の流体には常に重力が下向きに作用しているため、流体は室の下部に流れ落ちようとする作用を受けるが、請求項2の構成のうち室を下窄まりの形状にしかつ請求項4のように堰体を設けることを採用すると、流体の下向き流れ落ちが阻止又は大きく抑制されるため、流体クッションをその上下各部位において略等しい厚さに保持できるのであり、その結果、流体がない箇所に人の身体が当たるというような不具合はなく、身体に流体の反力を広く分散して作用させて高いフィット性を確保できるのである。
既述のように、身体の好適な支持ポイントの1つに肩甲骨(特に下角)及びその内側の菱形筋が挙げられる。そして、請求項3の構成を採用すると、流体クッションを肩部の支持に使用して特に外室の部分で肩甲骨の下角をソフトに支えることが可能になり、その結果、快適なもたれ心地を得ることができる。
更に述べると、主として外室の部分を肩甲骨下角の支持部と成して内室は主に流体のバッファー部として機能させることにより、流体クッションはできるだけ薄くしつつ人の肩甲骨の箇所を広く支持できるのであり、これにより、体圧分散効果と安定性に優れた快適なもたれ心地を得ることができるのである。
この場合、内室の面積(容積)が外室の面積(容積)より小さいため、外室の流体が過度に少なくなることはなく、従って、外室での身体支持機能(体圧を分散させて支持する機能)が損なわれることはない。なお、主堰体は袋体が過度に膨れることも防止しており、このため、流体が袋体の左右内側や左右外側に偏り過ぎることはなくて、身体を安定的にサポートできる。
椅子の背もたれの高さは様々であり、肩甲骨まで届かない高さものもあるが、請求項3の発明は背中の支持にも適用可能であり、左右の流体クッションで背中をソフトに支持することにより、背中に対する反力(或いは体圧)を広く分散して快適なもたれ心地を確保することができる。
さて、人の肩甲骨の下角は概ね逆三角形になっているが、請求項3では流体クッションは概ね逆台形状の形態をしているため、袋体をできるだけ狭い面積としつつ異なる体格の人の肩甲骨を支持することが可能となり、その結果、体格対応性とコストダウンとを同時に達成できる。また、内室及び外室とも下窄まりの形態になっているため、流体が下部に落ちる現象を防止又は著しく抑制してフィット性にも優れている(身体が流体クッションの上部のみに当たっても流体で的確に支持して、体圧分散効果を発揮できる。)。
更に、請求項3の発明において流体は主堰体の下方のオリフィス部を介して内室と外室とに流れ移動できるが、実施形態のように内室と外室との上内周面を湾曲した上案内面に形成すると、それら内室と外室との内部において上向き移動した流体が旋回流として移動することがスムースに行われ、更に、内室と外室との下内周面を連続した1つの下案内面と成すと、内室と外室との相互間での流体の移動もスムースに行われ得る。このため、外室と内室との間での流体の流れを適切に制御して快適なもたれ心地を得ることに貢献できる。
なお、人の背骨と肩甲骨との間には既述の菱形筋が存在しているが、流体クッションの内室を菱形筋の箇所に配置することにより、菱形筋のサポート機能も実現できる。この場合、流体の動きを菱形筋に対して反力として作用させることにより、菱形筋のマッサージ効果も期待できる。
請求項4のように補助堰体を設けると、人の体圧が掛かる前の状態で流体クッションの厚さを上下各位置でできるだけ同じに保持しておけるため、換言すると流体クッションを上下各部位において等厚に保持する保形性に優れているため、体圧分散効果をより的確に発揮できる利点である。
請求項5の発明は流体クッションをランバーサポートとしても機能させるものであり、特に、人の腰椎や上後腸骨棘をサポートすることにより、着座者の上半身を安定した姿勢に保持することができる。そして、請求項5の発明は多くの特徴を有している。まず、センター堰体が存在することで流体が左右方向に過度に移動し過ぎることが抑制されており、このため、身体の姿勢安定性に優れている。
請求項5の発明の次の特徴として、左右の中間堰体は逆ハの字を成して傾斜していることが挙げられる。この特徴により、センター堰体と中間堰体とで挟まれた第1室は正面視で下窄まりの形態になっているため、流体が水のような非ガス性のものであっても重力で下に流れ移動することが著しく抑制されており、その結果、人の体格や座り方が様々であっても高い体圧分散効果を発揮できる。左右の第1室は着座者の上後腸骨棘をサポートするように配置するのが好ましい。このように上後腸骨棘をサポートすることにより、流体クッションの上下幅寸法をできるだけ小さくしてコストダウンを図りつつ、高いランバーサポート機能を発揮することができる。
更に、請求項5の発明は、中間堰体の左右外側に第2室と第3室とを設けて、これら第2室と第3室とがサイド堰体で上下に区分されている点も特徴としている。このように第1室の左右外側に第2室及び第3室を設けていることにより、流体クッションで着座者の腰部を包み込む状態になっており、その結果、体圧分散効果に優れていて高いフィットを確保できる。
また、左右のサイド堰体はハの字を成すように傾斜しているため、第1室と第2室との相互間には流体が移動しやすいものの、第1室と第3室との相互間及び第2室と第3室との相互間には流体が移動しにくい構造になっており、このため、流体が重力で下に流れることが著しく抑制されていて、着座者の腰部の支持安定性に優れている。
第1実施形態を示す図で、(A)は背もたれの一部破断正面図、(B)は要部正面図である。 着座者との関係も示した肩パッドの箇所の正面図である。 (A)は肩パッドの正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は腰パッドの正面図である。 第2実施形態に係る肩パッドを示す図である。 第3実施形態に係る肩パッドを示す図である。 第4実施形態に係る腰パッドを示す図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜図3に示す第1実施形態から説明する。この第1実施形態には肩パッドと腰パッドとが包含されている。
(1).背もたれの概略
図1に示すように、背もたれ1は、樹脂製等の背もたれ基板(背インナーシェル)2と、背もたれ基板2の上部前面に配置した左右の肩パッド3と、背もたれ基板2の下部に配置した一つの腰パッド(ランバーサポート)4と、肩パッド3及び腰パッド4を覆った状態で背もたれ基板2の前面に重ね配置した弾性クッション5と、弾性クッション5を覆う表皮材6とを備えている。
背もたれ基板2は平面視で前向き凹状に緩く湾曲している。背もたれ基板2は背もたれ基材の一例であり、他の背もたれ基材として、フレームに張られたメッシュ材(ネット材)を採用することも可能である。弾性クッション5はウレタン、スポンジ、不織布など様々の非流体弾性素材を使用できる。弾性クッション5は、その表面は凹凸がない滑らかな外観としつつ裏面には肩パッド3及び腰パッド4が嵌まる凹所を形成しておくのが好ましい。このように凹所を形成しておくと、肩パッド3や腰パッド4の箇所の反力が片当たりの状態で身体に作用することを防止できる。
表皮材6はクロスや人造レザーなどが使用される。肩パッド3と腰パッド4とをむき出しの状態で背もたれ基板2に配置することや、弾性クッション5の表面に肩パッド3や腰パッド4を配置することも可能である。肩パッド3及び腰パッド4を背もたれ基板2に固定する手段としては、ビスやスナップピンのようなファスナでの固定、紐類での縛り保持、接着剤による接着など様々な方法を採用できる。弾性クッション5の裏面の凹所に嵌め込んでおくと、特別の固定手段を不要とすることも可能である。
図2から理解できるように、本実施形態の背もたれ1は着座者の肩部も支持できるハイバック仕様になっている。もとより、肩まで届かないローバック仕様(或いはミドルバック仕様)とすることも可能である。
(2).肩パッド
次に、肩パッド3の詳細を説明する。肩パッド3は、図3(B)に示すように、表裏2枚のシートを溶着して製造された袋体8の内部に流体の一例としての水(図示せず)を封入した構造になっている。袋体8の素材シートとして柔軟性と非透水性・強靱性・溶着容易性を備えた樹脂シートを使用しており、例えばEVA樹脂シートが好適である。EVA樹脂のシートは高価であるため、コスト面で見ると使用量はできるだけ少ないのが好ましい。
肩パッド3は正面視で丸みを帯びた逆台形に似た形態になっている。すなわち、外周のうち背もたれ1の縦長中心線9に近い内側部10は上下方向に延びており、上端部11は左右外側に行くに従って高くなるように傾斜しており、下端部12は下向き凸状に湾曲しており、外端部13は外向き凸状に湾曲しており、外側部14は直線状を成していて外端部13と下端部12とに滑らかに連続している。外側部14は下に行くに従って縦長中心線9との間隔が狭まるように傾斜している。肩パッド3は全体的に丸みを帯びた外形であり、角張った部分は存在しない。
袋体8の外周は細幅の外周シール部8aによって封止されている。また、袋体8の内部には上端部11から下向きに延びる主堰体15が形成されており、袋体8の内部はこの主堰体15によって内室16と外室17とに区分されている。主堰体15は内側部10に近い側にずれた状態で配置されており、このため、外室17の面積及び体積は内室16の面積及び容積よりも大きくなっている。また、内室16の左右幅が外室17のそれよりも小さいことと、補助堰体22及び下堰体24との群の配置密度が外室17における補助堰体22の配置密度よりも小さいことにより、図3(B)に示すように内室16きる厚さは外室17の厚さよりも小さくなっている。このような内室16と外室17との厚さの違いにより、身体のカーブに的確に沿わせてあまり変形させることなく高いフィット性を確保できる利点がある。
また、主堰体15は下に行くほど背もたれ1の縦長中心線9に近づくように傾斜しており、このため、内室16および外室17とも下に行くほど左右幅が小さくなるように下窄まりの形態になっている。更に、外端部14及び主堰体15とも縦長中心線9に対して上広がり状に傾斜していることにより、外室17は下に行くほど背もたれ1の縦長中心線9に近づくように傾斜している。
更に、主堰体15は湾曲した二股部15aを介して外周シール部15と連続しており、この二股部15aが一部寄与することにより、内室16の上内面と外室17の上内面とはそれぞれ正面視で下向きに凹に湾曲した上案内面18,19になっている。内室16の下内面と外室17の下内面とは滑らかに連続して上向き凹に湾曲した下案内面20になっている。上案内面18,19の左右幅の総和(上案内面18,19の全体としての横幅)は、下案内面20の左右幅よりも遙かに大きくなっている。主堰体15の先端は自由端になっており、このため主堰体15の下方には主オリフィス部21が空いている。主オリフィス部21の溝幅は主堰体15の長さの数分の一しかなく、このため水の移動は大きく規制されている。
内室16と外室17とに、袋体8の内側部10に沿った箇所と主堰体15に沿った箇所と直線部14に沿った箇所とに、長さが短い補助堰体22を設けている。このため、各補助堰体22の下端近傍には補助オリフィス部23が形成されている。補助堰体22は内側部10や主堰体15や直線部14に対して下に行くほど間隔が狭まるように傾斜している。このため、補助オリフィス部23には水が下向きに流れにくくなっている。内室16の下部には円形の下堰体23を設けている。下堰体24によって表裏シートの離反が阻止されているため、内室16は膨れ変形することが抑制されており、従って、内室16への水の流入量も規制されている。
椅子のユーザーMの体格は様々であるが、図2に示すように、体格が多少は相違しても肩甲骨Kの下角K1が主として外室17に位置するように設定している。肩甲骨Kの高さ位置は身長に比例し、また、一般に肩幅は身長に比例するので、背もたれ1の縦長中心線9から肩甲骨Kまでの左右間隔は身長に比例することが多い。そして、外室17は下に行くほど縦長中心線9に近づくように傾斜しているため、外室17は、身長の相違に伴って肩甲骨Kの位置が移動する方向に沿って延びている。従って、できるだけ肩パッド3の大きさを小さくしつつ、体格差があっても肩甲骨Kの下角K1を的確にサポートできるのであり、これにより、体格対応性とコストダウンと肩部の的確な支持とを同時に達成できる。
内室16と外室17とは長い主堰体15で仕切られているため、水が両室16,17の相互間に移動することがかなり抑制されていると共に、袋体8が大きく膨れることが抑制されて偏平状の状態が保持されている。このため、肩パッド3は加圧前の状態で全体的に同じ程度の厚さに保持されている。このため、肩パッド3はその全体が変形可能な状態で人の肩部をサポートするのであり、その結果、体圧分散効果を的確に発揮して快適なもたれ心地を得ることができる。
本実施形態のように補助堰体22を設けると、補助オリフィス部23によって水の落下を抑制して保形性を確保できるのみならず、補助堰体22の存在によって内室16及び外室17が膨れることが防止されるため、加圧前の状態で肩パッド3を概ね等しい厚さに保持する機能がより確実ならしめられて好適である。また、内室16と外室17と間での水の移動は下案内面20にガイドされてスムースに行われるため、水が袋体8の内周面に衝突することによる衝撃が身体に伝わることはなく、この点からも違和感のない快適なもたれ心地を得ることができる。
(3).腰パッド
次に、腰パッド4を説明する。腰パッド4は概ね左右横長の長方形の形態であり、肩パッド3と同様に、表裏シートを溶着して製造された袋体の内部に水を封入した構造になっている。上下左右の外縁は基本的には直線状の形態を成しており、肩パッド3と同様に外周は表裏シートが重なった外周シール部25で形成されている。
腰パッド4の左右中間部には上下長手のセンター堰体26が溶着によって形成されている。センター堰体26の上下両側にはほぼ等しい上下幅のセンターオリフィス部27が空いている。センター堰体26の左右外側には左右2つの中間堰体28が形成されている。中間堰体28は正面視で上に行くほど背もたれ1のセンター堰体26から離れるように傾斜しており、従って、左右2つの中間堰体28は正面視で逆ハ字の形態を成している。
両中間堰体28はその周囲に水が流通する島状の状態に配置されており、従って、中間堰体28の上下両側に水が流れる中間オリフィス部29,30になっている。この場合、上部中間オリフィス部29の幅が下部中間オリフィス部30の幅よりも大きくなっている。従って、水は下部中間オリフィス部30よりも上部中間オリフィス部29で流れ易くなっている。また、中間堰体28は逆ハの字の形態を成しているため、水は上部中間オリフィス部29から左右外側に流れ移動し易くなっている。
また、センター堰体26と中間堰体28との間の部位は概ね逆台形の第1室31になっており、第1室31の上内周面は下向き凹に湾曲した第1上案内面32になっており、第1室31の下内周面は上向き凹に湾曲した下案内面33になっている。第1室31が逆台形状であるため、下案内面33の左右横幅よりも上案内面32の左右横幅が大きくなっている。第1室31に上下の案内面32,33が形成されていることは、センターオリフィス部27の上下間隔を狭くする効果も発揮している。
中間堰体28と袋体の左右側縁との間には左右2つのサイド堰体34が形成されており、中間堰体28の左右外側の部位はサイド堰体34によって第2室35と第3室36とに区分されている。サイド堰体34は下に行くほど背もたれ1の縦長中心線9から離れるように傾斜しており、かつ、正面視で下及び内側に向けて凹となるように湾曲している。
サイド堰体34は島状に配置されており、このため、サイド堰体34の上端と中間堰体28の上端との間には内側サイドオリフィス部37が空いており、サイド堰体34の下端と袋体の外周縁との間には外側サイドオリフィス部38が空いている。第2室35の上内周面は正面視で下向き凹に湾曲した第2上案内面39になっている。他方、第3室36の下内周面40は正面視で平坦に形成されている。
着座者の骨格表示は省略しているが、第2室31で着座者の上後腸骨棘で支持するように設定している。この場合、上後腸骨棘の位置は体格が大きくなるほど上外に位置することになり、従って、上後腸骨棘は体格差により、正面視で逆ハの字の線に沿って変移することになる。そして、第1室31は逆ハの字の線に沿って広がっているため、腰パッド4はその上下幅をできるだけ小さくしつつ使用者の体格差に対応できる。このため着座者の腰部を的確に支持しつつコストダウンを実現できる。
また、水が左右方向に移動することで腰部へのフィット性が確保されるが、第1室31と第2室35との間での水の移動、及び左右のエリアにおける第1室31と第2室35との間での水の移動はスムースであるため、体型へのフィット性や左右位置ずれ・左右移動に対するフィット性に優れており、しかも、第1室31及び第2室35と第3室36との間では水が移動しにくくなっているため(換言すると第3室36の独立性が高くなっているため)、腰パッド4が過度に変形することを抑制して安定性も確保できる。つまり、変形の容易性と安定性とをバランスさせて、着座者に腰部の好ましい支え心地を提供できるのである。
また、第1室31の上下両内面は湾曲した案内面32,33になっているため、上下方向に移動した水は旋回作用を受けてスムースに方向変換することになり、腰パッド4が身体に倣って変形する応答性に優れていると共に、水の衝撃が身体に作用して違和感を受けることも防止できる。同様に、第2室35の上内周面は下向き凹の上案内面39になっているため、左右奥部に向けて移動した水をスムースに方向変換させることができて、腰パッド4の変形の応答性に優れている。
(4).肩パッドの別例(図4,5)
図4,5では肩パッド3の他の実施形態を示している。このうち図4に示す第2実施形態では肩パッド3は全体として下窄まりの涙滴形を成しており、第1実施形態における主堰体15のような仕切り用の堰体は備えていない。従って、全体が単一の室になっている。この実施形態では、肩パッド3は全体的に下窄まり形状でしかも内側部10及び外側部14とも背もたれ1の縦長中心線9に対して傾斜している。
図6に示す第3実施形態では、主堰体15は上下2つの独立堰体15″で構成されており、従って、独立堰体15″の上下両側に主オリフィス部21が存在している。上下の独立堰体15″は頂点が上下方向と左右方向とに突出した略菱形の形態を成している。かかる形態を採用することにより、流体は適度の規制作用を受けつつ内室16と外室17との間に流れ移動し、これにより、使用者に快適な当たり心地を提供できる。
更に、第3実施形態では、内側部10と外側部14とにそれぞれ張り出し部10a,14aを設けており、かつ、下端部にも上向きの張り出し部20aを設けており、このため、内室16と外室17との下端はそれぞれ案内面20になっている。この第6実施形態でも、内室16と外室17とはいずれも全体的に縦長中心線9に対して傾斜している。
(5).腰パッドの別例(図6)
腰パッド4の別例は第4実施形態として図6で示している。この実施形態は基本的には第1実施形態と共通しており、第1実施形態との相違点は、第1室31と第2室35と第3室36との区分を1つのサイド堰体42で行っている点と、左右の内側部に内向きに突出した山形の張り出し部43を設けている点である。この実施形態では、流体はサイド堰体42の回りを回って流れるため、第1実施形態よりは流体の流れがスムースになっている。
サイド堰体42の外周面は、縦長中心線9に対して傾斜した第1面42aと、第2室35に向けて凹に湾曲した第2面42bと、第3室36に向けて凹に湾曲した第3面42cとを有しており、従って、サイド堰体42は全体として三角形状になっている。
(6).その他
上記の各実施形態は2つの肩パッド3と1つの腰パッド4とを別々に製造した場合であったが、背もたれ1の面積と略同じ程度の広さの表裏2枚のシートを材料として、これに肩パッド部と腰パッド部とを一体に形成することも可能である。但し、上記の実施形態のように別々に製造すると、樹脂シートの使用量を少なくしてコストダウンできると共に、配置位置を任意に設定できる利点がある。
また、本願発明では、背中のうち肩の下方の部分を支持する背中パッドに適用することことも可能であり、この背中パッドを背もたれの上下中途高さ位置に配置したり、ローバックタイプの上端部に配置したりしても良い。背中パッドは左右2つに分離していても良いし、腰パッドのように左右に一連に延びていても良い。流体としてはオイルのような水でないものや、ジェル状物質のような粘度の高いものも使用できる。
課題を解決するための手段の末尾で言及したように、左右2つの肩パッドを配置することは独立した発明たり得るが、この場合は実施形態のような形態には限定されないのであり、例えば涙滴形や楕円形や真円形などの様々の形態を採用できる。涙滴形や楕円形のように非円形で長手方向を有する形態の場合、実施形態における外室17のように正面視のハの字を成す方向に延びる姿勢に配置すると、体格が相違しても肩甲骨を的確に支えることができる利点がある。
本願発明は椅子の背もたれに適用してその有用性を発揮するものであり、従って産業上利用できる。
1 背もたれ
2 背もたれ基板
3 流体クッションの一例としての肩パッド
4 流体クッションの一例としての腰パッド
5 弾性クッション
8 袋体
9 背もたれの縦長中心線
15 主堰体
16 内室
17 外室
18,19 肩パッドの上案内面
20 肩パッドの下案内面
22 補助堰体
23 補助オリフィス部
26 腰パッドのセンター堰体
27 センターオリフィス部
28 中間堰体
29,30 サイドオリフィス部
31 第1室
32,39 上案内面
33 下案内面
34 サイド堰体
35 第2室
36 第3室
37,38 サイドオリフィス部

Claims (6)

  1. 椅子の背もたれのうち上下適宜高さ位置に部分的に配置して着座者の体圧を受ける流体クッションであって、柔軟な表裏シートで形成された略偏平状の袋体の内部に流体を充填した構造であり、
    その内部は単一の室になっているか又は堰体によって左右の複数の室に区分されており、
    袋体の内部が単一の室になっている場合は、その内周部のうち背もたれの縦長中心線から遠くに位置した外側部が下に行くに従って縦長中心線に近づくように傾斜しており、
    他方、内部が左右複数の室に区分されている場合は、少なくとも1つの室の内周部のうち背もたれの縦長中心線から遠くに位置した外側部が下に行くに従って縦長中心線に近づくように傾斜している、
    背もたれ用流体クッション。
  2. 前記外側部を傾斜させている室の内周面のうち上部は下向き凹の上案内面になっていて下部は上向き凹の下案内面になっており、かつ、前記外側部を傾斜させている室は、下に行くに従って左右横幅が狭まった下窄まりになっているか、又は、左右横幅が全高にわたって略等しくなっている、
    請求項1に記載した背もたれ用流体クッション。
  3. 着座者の左右肩部を個別に支えるべく左右に分離して背もたれに配置されるようになっており、下方に行くに従って左右幅が小さくなっていると共に、内部には、上端縁から略下向きに延びる主堰体が形成されており、このため、前記袋体の内部は主堰体を挟んで内側の内室と外側の外室とに左右に区分されていて両室は主堰体の下方の主オリフィス部を介して互いに連通しており、
    更に、前記主堰体は、袋体の左右中間部よりも内側にずれると共に下に行くに従って背もたれの中間部に近づくように傾斜しており、かつ、前記内室と外室とはいずれも下方に行くに従って左右横幅幅が小さくなった下窄まり形状になっている、
    請求項1又は2に記載した背もたれ用流体クッション。
  4. 前記内室と外室とには、流体が下向きに流れることを抑制する補助堰体を複数個ずつ形成している、
    請求項3に記載した背もたれ用流体クッション。
  5. 着座者の腰部を支えるため背もたれの下部に配置されるもので、左右横長の形態であり、前記袋体の左右中間部には、上下長手のセンター堰体が、その上下両側に中間オリフィス部が空くようにして形成されており、
    前記センター堰体の左右外側には左右2つの中間堰体が、当該2つの中間堰体で正面視で逆ハ字の形態を成すと共に当該中間堰体の上下両側に中間オリフィス部が空くようにして形成されており、このため前記センター堰体と中間堰体との間は下窄まりの第1室になっており、
    更に、前記左右の中間堰体と袋体の左右側縁との間には、左右2つのサイド堰体が、当該2つのサイド堰体で略ハの字の形態を成すと共に当該両サイド堰体の両側にサイドオリフィス部が空くようにして形成されており、このため、前記袋体の内部のうち前記中間堰体の左右外側の部位は、前記サイド堰体の上に位置した第2室とサイド堰体の下に位置した第3室とに区分されており、
    かつ、前記左右第1室と左右第2室との上内面は下向き凹の上案内面に形成されて、前記左右の第1室の下内面は上向き凹の下案内面に形成されている、
    請求項1又は2に記載した背もたれ用流体クッション。
  6. 請求項3又は4に記載した流体クッションを肩部用パッドとしてこれを背もたれ基板の上部に配置し、請求項5に記載した流体クッションを腰部用パッドとしてこれを背もたれ基板の下部に配置している、
    椅子用背もたれ。
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