JPS6330320Y2 - - Google Patents

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JPS6330320Y2
JPS6330320Y2 JP10802279U JP10802279U JPS6330320Y2 JP S6330320 Y2 JPS6330320 Y2 JP S6330320Y2 JP 10802279 U JP10802279 U JP 10802279U JP 10802279 U JP10802279 U JP 10802279U JP S6330320 Y2 JPS6330320 Y2 JP S6330320Y2
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pad
seat
cover
cover pad
skin
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JP10802279U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、表皮およびパツド部分を一体化した
自動二・三輪車用のシート用カバーパツドの改良
に関する。
[従来の技術] 一般に、例えば自動二・三輪車用のシートあつ
ては、第1図に示すように、適宜空気穴1が穿設
された鋼板または合成樹脂製のシートフレーム2
に発泡形成したウレタンフオームなどのクツシヨ
ン材3を接着し、その上に表面の感触を良くする
ため軽密度の発泡質からなるパツド材4を重ね、
さらにその上からシート表面全体を塩化ビニール
レザーなどの表皮材5を被せることによつて構成
されている。
普通、このようなシートの製造時には、その生
産性の合理化を図るために、第2図に示すように
裏打ち材6を用いてパツド材4および表皮材5の
部分を予め一体化させてカバーパツドとして別途
成形するようにしている。この際、そのカバーパ
ツドは、クツシヨン性の向上、着座時の安定性、
装飾性などを考慮した凹凸パターンが形成される
ようにして製造される(第1図・a参照)。
[考案が解決しようとする課題] 従来、この種のカバーパツドにあつては、前記
裏打材としてカナキンを使用し、パツド材4を間
にはさんでそのカナキンと表皮材5とを縫合して
製造し、凹凸パターンを形成するようにしている
が、縫製であるためにその部分から水などが内部
に侵入しやすくなつて、たとえば特に、屋外にお
いて使用されるシートの場合には雨天に遭遇する
機会が多いと、縫い目から侵入した水等が内部の
発泡クツシヨン体内に含みたくわえられてクツシ
ヨン性能に悪影響を及ぼしたり、着座時に噴出し
て周辺や着座者を汚したり、さらに長期間を経て
シート内部の発泡クツシヨン体や金属製のフレー
ム等を損傷するなど、防水性が悪くなつてしまう
とともに、その生産性が非常に悪いものになつて
いる。また、裏打ち材6として塩化ビニールなど
の合成樹脂フイルムを使用し、そのフイルムと表
皮材(塩化ビニールレザー)5の間にパツド材4
をはさみ、この3者を高周波溶着して製造し、凹
凸パターンを形成したものあるが、このような構
造のものでは防水性、生産性ともに良好なものと
なるが通気性が失われてパツド材4の発泡内の空
気の逃げ場がなくなつてしまい、着座時のシート
のクツシヨン性能を損なわせたり、カバーパツド
を破損させる結果になつてしまう。すなわち特に
カバーパツドの凹凸パターンの起伏を大きくとる
ために、パツド材4部分を厚くするような場合、
内部に封じ込められた空気による反発力が荷重状
態に応じて大きく変化したり、著しく増大するな
ど二・三輪車用シート本来のクツシヨン性能や着
座状態の安全保持に悪影響を及ぼすことになつた
り、裏打ち材6のフイルムときには表皮材5が内
部の空気圧力にたえられずに伸び出し、ついには
強度の弱い部分から裂けて破損してしまうことに
なる。またこのフイルム伸び出しの発生によつて
カバーパツドは復元力低下状態に陥り、クツシヨ
ン性能や着座状態の安定保持能力を著しく低下さ
せる事態も発生する。すなわち、着座荷重による
内部空気の圧力上昇によつて裏打ち材6が一度伸
び出してしまうと、荷重が取除かれた後になつて
も裏打ち材6自体の復元力低下が生じるのと同時
に、伸び出した分だけの内部空気量の増加が望め
ないので、その結果カバーパツドは充分に復元で
きず、また表面には不必要なしわが発生する等の
状況も生じてしまう。そしてこれらの伸び出しや
破損を防ぐために裏打ち材6のフイルムや、ある
いは表皮材5を厚手のものとして成形することも
できるが、厚手のフイルム等を採用すれば裏打ち
材6やあるいは表皮材5、それ自体の剛性が増す
ので伸び出しやはそうをまぬがれてもシト本来の
クツシヨン性能に悪影響を与えてしまうなどの不
具合がある。
本考案は以上の点を考慮してなされたもので表
面に凹凸パターンを形成させながら表皮材、パツ
ド材および裏打ち材を一体化させるものにおい
て、生産性、表面の防水性、内部の通気性などの
要件を全て満足することができるようにすた自動
二・三輪車のシート用カバーパツドを提供するも
のである。
[課題を解決するための手段] 本考案による自動二・三輪車のシート用カバー
パツドは、孔を有するシートフレーム上にクツシ
ヨン材、カバーパツトを順次載設してなる自動
二・三輪車用シートのカバーパツドであつて、少
なくとも塩化ビニールレザーなどの防水性を有し
且つ高周波溶着が可能な表皮材と、塩化ビニール
等からなる高周波溶着が可能で且つ通気孔を有す
る裏打ち材と、発泡材から成るパツド材とから成
り、表皮材と裏打ち材によりパツド材を挾持し
て、これら表皮材、パツド材及び裏打ち材を高周
波溶着により所定凹凸パターンに形成したもので
ある。このとき裏打ち材は、多数の通気孔が形成
されているものを用いるか、高周波溶着を行つた
後に裏打ち材に切り込み、穴等を形成することに
よつて通気孔を形成しておくものである。
[作用] 本考案に係る自動二・三輪車のシート用カバー
パツドは、凹凸パターンの凹部においてパツド材
を圧縮した状態で三者一体に溶着されているた
め、その表面の防水性が何ら損なわれることがな
い。また裏打ち材には通気孔が多数形成されてい
るので、シートに加わる荷重状態に応じてパツド
材部分の空気をクツシヨン材、さらにはシートフ
レームの孔へ適宜出入りさせることができる。す
なわちパツド材の空気の出入りと、クツシヨン材
の空気の出入りの相乗効果によつて、破損するこ
となくクツシヨン材の補強ができ、最適なすわり
心地を与えることができるようになる。さらに本
考案では、表皮材、パツド材および裏打ち材の重
合体の上からウエルダ型を押圧させて高周波溶着
させるだけか、もしくは高周波溶着後に適宜量の
通気孔をナイフ等で穿つことにより所定の凹凸パ
ターンを有する最適なカバーパツドを製造するこ
とができるので生産性も良好なものとなる。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本考案の一実施例に
ついて詳述する。
第3図は本考案によるシート用カバーパツド1
6の製造過程を示すもので、本考案ではまず同図
aに示すように、塩化ビニールレザーなどからな
る高周波溶着ができ且つ防水性をもつた合成樹脂
製の表皮材7と、予め平板状に形成された発泡ポ
リウレタンなどからなるパツド材8と、多数の通
気孔を穿つた塩化ビニール製等の高周波溶着が可
能なフイルム又はレザー、例えばパンチングレザ
ー等からなる裏打ち材9とを順次重ね合せ、次い
で同図b,cに示すように、その表皮材7、パツ
ド材8および裏打ち材9からなる重合体を下側固
定の定盤10上に載置したうえで、所定の凹凸パ
ターンに応じて形成されたウエルダ型11が取付
けられた上側の定盤12を下降させてそのウエル
ダ型11を前記重合体上に押圧させ、凹凸パター
ンの凹部において表皮材7、パツド材8および裏
打ち材9を一体化すべく相互間の高周波溶着を行
わせる。また上記の裏打ち材9は多数の通気孔を
穿つたフイルム又はレザーのかわりに通気性のな
いフイルム又はレザーを使用して表皮材7、パツ
ド材8と共に順次重ね合せ、同様に高周波溶着し
て一体化した後に裏打ち材9にナイフ、はさみ、
専用穴あけ具等を使用して切込み穴を多数設け、
通気性を形成してもよい。
このようにして構成された自動二・三輪車のシ
ート用カバーパツドは、第4図で示すように、空
気穴13を有するシートフレーム14上にクツシ
ヨン材15を載置した後に載設して形成されるも
のである。
[考案の効果] 以上、本考案による自動二・三輪車のシート用
カバーパツドにあつは、塩化ビニールレザーなど
の防水性をもつた表皮材、発泡性のパツド本体、
さらに裏打ち材料として塩化ビニール等からなる
高周波溶着が可能なフイルム又はレザーを使用
し、これらを順次重ね合せた上から所定の凹凸パ
ターンに応じて形成されたウエルダ型を押圧して
高周波溶着一体化を行なわせ、事前に裏打ち材に
多数の通気孔を設けておくか、高周波溶着を行な
つた後に裏打ち材に切込み、穴等を形成させるこ
とによつて構成されたもので、自動二・三輪車の
シートに載置したから、耐水耐候性に優れ、パツ
ド材本体の通気性が良く、シートフレームの空気
穴から、クツシヨン材と共に空気の出入りによる
相乗効果によつて、最適なクツシヨン作用の補助
および着座状態の安定保持を行なうことができ
る。また本考案によれば、生産性の合理化を図り
ながら容易に製造することができるという利点も
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来の自動二輪車用シートを示す外
観図、同図bはその内部構造を示すA−A線に沿
う断面図、第2図は従来のシート用カバーパツド
の構造を示す部分断面図、第3図a,b,cは本
考案の一実施例によるシート用カバーパツドの一
製造過程を示す図、第4図は本考案に係る断面図
である。 1,13……空気穴、2,14……シートフレ
ーム、3,15……クツシヨン材、4,8……パ
ツド材、5,7……表皮材、6,9……裏打ち
材、10,12……定盤、11……ウエルダ型、
16……カバーパツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 孔を有するシートフレーム上にクツシヨン材、
    カバーパツドを順次載設してなる自動二・三輪車
    用シートのカバーパツドにおいて、該カバーパツ
    ドは少なくとも塩化ビニールレザーなどの防水性
    を有し且つ高周波溶着が可能な表皮材と、塩化ビ
    ニル等からなる高周波溶着が可能で且つ通気孔を
    有する裏打ち材と、発泡材から成るパツド材とか
    ら成り、前記表皮材と前記裏打ち材により前記パ
    ツド材を挾持して、これら表皮材、パツド材及び
    裏打ち材を高周波溶着により所定凹凸パターンに
    形成したことを特徴とする自動二・三輪車のシー
    ト用カバーパツド。
JP10802279U 1979-08-03 1979-08-03 Expired JPS6330320Y2 (ja)

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JP10802279U JPS6330320Y2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03

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JP10802279U JPS6330320Y2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03

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Publication Number Publication Date
JPS5625677U JPS5625677U (ja) 1981-03-09
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JP10802279U Expired JPS6330320Y2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03

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JPS5962078A (ja) * 1982-09-30 1984-04-09 東京シ−ト株式会社 シ−ト表皮の製造方法
JP5723664B2 (ja) * 2010-11-22 2015-05-27 本田技研工業株式会社 車両用シート構造

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