JPH05228061A - 電気ポット - Google Patents
電気ポットInfo
- Publication number
- JPH05228061A JPH05228061A JP3305792A JP3305792A JPH05228061A JP H05228061 A JPH05228061 A JP H05228061A JP 3305792 A JP3305792 A JP 3305792A JP 3305792 A JP3305792 A JP 3305792A JP H05228061 A JPH05228061 A JP H05228061A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heating
- time
- data obtained
- container
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水量によらず、正確な沸騰検知を行なう機能
を持つ電気ポットを提供する。 【構成】 温度測定手段12から得られたデータを用い
て、測温データ演算部13が所定温度到達時間tと温度
上昇勾配θを演算する。ここで得られたtおよびθを入
力として、ファジィ推論器14が加熱手段11による要
加熱残時間を推論し、この要加熱残時間を基に加熱制御
部15が加熱手段11動作を制御する。
を持つ電気ポットを提供する。 【構成】 温度測定手段12から得られたデータを用い
て、測温データ演算部13が所定温度到達時間tと温度
上昇勾配θを演算する。ここで得られたtおよびθを入
力として、ファジィ推論器14が加熱手段11による要
加熱残時間を推論し、この要加熱残時間を基に加熱制御
部15が加熱手段11動作を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰検知機能を有する電
気ポットに関するものである。
気ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気ポットの構成を図6に示す。
従来の電気ポットでは、温度測定手段1としてはサーミ
スタを用いている。つまり、サーミスタの抵抗値の温度
依存性を利用して温度の測定をしているものである。実
際には、容器3の底部に取り付けた温度測定手段1で得
たサーミスタ抵抗値を、測温デ−タ演算部4に取り込ん
で、加熱制御部5で温度上昇勾配を所定値と比較するこ
とによって沸騰検知を行なっている。
従来の電気ポットでは、温度測定手段1としてはサーミ
スタを用いている。つまり、サーミスタの抵抗値の温度
依存性を利用して温度の測定をしているものである。実
際には、容器3の底部に取り付けた温度測定手段1で得
たサーミスタ抵抗値を、測温デ−タ演算部4に取り込ん
で、加熱制御部5で温度上昇勾配を所定値と比較するこ
とによって沸騰検知を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電気ポット
では、直接容器内の水温を測定することができないた
め、容器内の水の温度の上昇と、サーミスタの抵抗値変
化の間にずれがあった。また、温度上昇勾配は図7に示
しているように水量によって異なるものである。これら
の原因によって、従来の方法では、図8に示すように沸
騰点に到達しているにも関わらず不要な加熱が続けら
れ、不必要に蒸気が出続けることがあるという問題点が
あった。
では、直接容器内の水温を測定することができないた
め、容器内の水の温度の上昇と、サーミスタの抵抗値変
化の間にずれがあった。また、温度上昇勾配は図7に示
しているように水量によって異なるものである。これら
の原因によって、従来の方法では、図8に示すように沸
騰点に到達しているにも関わらず不要な加熱が続けら
れ、不必要に蒸気が出続けることがあるという問題点が
あった。
【0004】本発明は上記課題を解決する電気ポットを
提供するものであり、水量に関わらず、正確な沸騰検知
を行なう機能を有する電気ポットを提供することを目的
とするものである。
提供するものであり、水量に関わらず、正確な沸騰検知
を行なう機能を有する電気ポットを提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、水を入れるための容器と、前記容器を加熱
する加熱手段と、前記容器内の温度を測定する温度測定
手段と、前記温度測定手段から得られたデ−タから所定
温度到達時間を演算する測温デ−タ演算部と、前記測温
デ−タ演算部から得られるデ−タを入力として目標値を
出力するファジィ推論器と、前記測温デ−タ演算部およ
び前記ファジィ推論器から得られるデ−タから加熱制御
を行なう加熱制御部とを備えた電気ポットとするもので
ある。
に本発明は、水を入れるための容器と、前記容器を加熱
する加熱手段と、前記容器内の温度を測定する温度測定
手段と、前記温度測定手段から得られたデ−タから所定
温度到達時間を演算する測温デ−タ演算部と、前記測温
デ−タ演算部から得られるデ−タを入力として目標値を
出力するファジィ推論器と、前記測温デ−タ演算部およ
び前記ファジィ推論器から得られるデ−タから加熱制御
を行なう加熱制御部とを備えた電気ポットとするもので
ある。
【0006】
【作用】本発明は、加熱残時間の目標値をファジィ推論
して、水量に関わらず正確な沸騰検知を行なうよう作用
するものである。
して、水量に関わらず正確な沸騰検知を行なうよう作用
するものである。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1に基づ
いて説明する。図1において10は水を入れるための容
器、11は前記容器を加熱するヒータ等の加熱手段、1
2は前記容器内の水の温度を測定する温度測定手段であ
る。温度測定手段12としては、本実施例ではサーミス
タを使用している。13は、前記温度測定手段12から
得られたデ−タから所定温度到達時間を演算する測温デ
−タ演算部である。また14は、この測温デ−タ演算部
13から得られるデ−タを入力として目標値となる目標
温度を出力するファジィ推論器である。15は、前記測
温デ−タ演算部13および前記ファジィ推論器14から
得られるデ−タから、加熱手段11を制御する加熱制御
部である。
いて説明する。図1において10は水を入れるための容
器、11は前記容器を加熱するヒータ等の加熱手段、1
2は前記容器内の水の温度を測定する温度測定手段であ
る。温度測定手段12としては、本実施例ではサーミス
タを使用している。13は、前記温度測定手段12から
得られたデ−タから所定温度到達時間を演算する測温デ
−タ演算部である。また14は、この測温デ−タ演算部
13から得られるデ−タを入力として目標値となる目標
温度を出力するファジィ推論器である。15は、前記測
温デ−タ演算部13および前記ファジィ推論器14から
得られるデ−タから、加熱手段11を制御する加熱制御
部である。
【0008】なお本実施例では、測温データ演算部13
・ファジィ推論器14・加熱制御部15として、マイク
ロコンピュータを用いている。
・ファジィ推論器14・加熱制御部15として、マイク
ロコンピュータを用いている。
【0009】以下本実施例の動作について説明する。図
2は、加熱手段11により加熱を行なったときの温度測
定手段12の温度変化を示している。tは所定温度に到
達するまでの時間で、水量が変われば当然tは異なるわ
けである。θは温度上昇勾配で、所定温度到達時間tが
異なると異なるものである。またTは、水温が沸騰点に
到達するまでに必要な要加熱時間である。このことから
明らかなように、所定温度到達時間tと温度上昇勾配θ
と要加熱残時間Tとの間には、特徴的な関係がある。測
温デ−タ演算部13は、この所定温度到達時間tと温度
上昇勾配θを演算する。ここで温度上昇勾配θを所定温
度間における勾配とすることにより、温度上昇勾配θは
所定温度間の所用時間t1と置き換えることができる。
ファジィ推論器14は、図3に示すように測温データ演
算部13が求めたtおよびθを入力として、所定温度到
達時点からの要加熱残時間Tを推論する。このファジィ
推論器14は、所定温度到達時間t・温度上昇勾配θと
要加熱残時間Tとの間の関係を推論するために図4に示
しているメンバシップ関数を使用している。このメンバ
シップ関数を用いて、刻刻のt・θの値を評価してTを
推定するものである。このときの推論ルールは「所定温
度到達時間tが遅く、温度上昇勾配θが小さければ、要
加熱残時間Tは長い」というものである。図5は、この
ファジィ推論ルールのルールテーブルである。このファ
ジィ推論を使用して、所定温度到達時間t・温度上昇勾
配θと目標温度に到達するまでの要加熱残時間の間の複
雑な関係を簡単に表わすことができる。加熱制御部15
は、このファジィ推論器14の目標出力値を基にして加
熱手段11の動作を制御している。
2は、加熱手段11により加熱を行なったときの温度測
定手段12の温度変化を示している。tは所定温度に到
達するまでの時間で、水量が変われば当然tは異なるわ
けである。θは温度上昇勾配で、所定温度到達時間tが
異なると異なるものである。またTは、水温が沸騰点に
到達するまでに必要な要加熱時間である。このことから
明らかなように、所定温度到達時間tと温度上昇勾配θ
と要加熱残時間Tとの間には、特徴的な関係がある。測
温デ−タ演算部13は、この所定温度到達時間tと温度
上昇勾配θを演算する。ここで温度上昇勾配θを所定温
度間における勾配とすることにより、温度上昇勾配θは
所定温度間の所用時間t1と置き換えることができる。
ファジィ推論器14は、図3に示すように測温データ演
算部13が求めたtおよびθを入力として、所定温度到
達時点からの要加熱残時間Tを推論する。このファジィ
推論器14は、所定温度到達時間t・温度上昇勾配θと
要加熱残時間Tとの間の関係を推論するために図4に示
しているメンバシップ関数を使用している。このメンバ
シップ関数を用いて、刻刻のt・θの値を評価してTを
推定するものである。このときの推論ルールは「所定温
度到達時間tが遅く、温度上昇勾配θが小さければ、要
加熱残時間Tは長い」というものである。図5は、この
ファジィ推論ルールのルールテーブルである。このファ
ジィ推論を使用して、所定温度到達時間t・温度上昇勾
配θと目標温度に到達するまでの要加熱残時間の間の複
雑な関係を簡単に表わすことができる。加熱制御部15
は、このファジィ推論器14の目標出力値を基にして加
熱手段11の動作を制御している。
【0010】こうして本実施例によれば、水量に関わら
ず正確な沸騰検知を行うことができる電気ポットを実現
することができる。
ず正確な沸騰検知を行うことができる電気ポットを実現
することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、水を入れ
るための容器と、前記容器を加熱する加熱手段と、前記
容器内の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定
手段から得られたデ−タから所定温度到達時間を演算す
る測温デ−タ演算部と、前記測温デ−タ演算部から得ら
れるデ−タを入力として目標値を出力するファジィ推論
器と、前記測温デ−タ演算部および前記ファジィ推論器
から得られるデ−タから加熱制御を行なう加熱制御部と
を備えた電気ポットとして、水量に関係なく、正確な沸
騰検知を行なうことができる装置を提供できるものであ
る。
るための容器と、前記容器を加熱する加熱手段と、前記
容器内の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定
手段から得られたデ−タから所定温度到達時間を演算す
る測温デ−タ演算部と、前記測温デ−タ演算部から得ら
れるデ−タを入力として目標値を出力するファジィ推論
器と、前記測温デ−タ演算部および前記ファジィ推論器
から得られるデ−タから加熱制御を行なう加熱制御部と
を備えた電気ポットとして、水量に関係なく、正確な沸
騰検知を行なうことができる装置を提供できるものであ
る。
【図1】本発明の一実施例の電気ポットの構成を示すブ
ロック図
ロック図
【図2】同温度測定手段の検知温度の変化を示す図
【図3】同ファジィ推論器の構成を示す図
【図4】同ファジィ推論器が用いているメンバシップ関
数を示す図
数を示す図
【図5】同ファジィ推論器が用いているルールテーブル
を示す図
を示す図
【図6】従来の電気ポットの構成を示す図
【図7】同水量の相違による温度上昇の相違を説明する
図
図
【図8】加熱手段による温度測定手段の温度変化を示す
図
図
10 水を入れるための容器 11 加熱手段 12 温度測定手段 13 測温データ演算部 14 ファジィ推論器 15 加熱制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安倍 秀二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 寺井 春夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 水を入れるための容器と、前記容器を加
熱する加熱手段と、前記容器内の温度を測定する温度測
定手段と、前記温度測定手段から得られたデ−タから所
定温度到達時間を演算する測温デ−タ演算部と、前記測
温デ−タ演算部から得られるデ−タを入力として目標値
を出力するファジィ推論器と、前記測温デ−タ演算部お
よび前記ファジィ推論器から得られるデ−タから加熱制
御を行なう加熱制御部とを備えた電気ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3305792A JPH05228061A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 電気ポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3305792A JPH05228061A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 電気ポット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05228061A true JPH05228061A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12376130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3305792A Pending JPH05228061A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 電気ポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05228061A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0862754A1 (en) * | 1995-11-22 | 1998-09-09 | Arthur D. Little, Inc. | Boiling point detection and control device |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4910067U (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-28 | ||
JPS5153917U (ja) * | 1974-10-18 | 1976-04-24 | ||
JP3112231B2 (ja) * | 1994-07-22 | 2000-11-27 | 矢崎総業株式会社 | 電線保持方法及びそれに用いる圧接コネクタ並びに圧接端子 |
JP4124050B2 (ja) * | 2003-07-31 | 2008-07-23 | 日産自動車株式会社 | 車線逸脱防止装置 |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP3305792A patent/JPH05228061A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4910067U (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-28 | ||
JPS5153917U (ja) * | 1974-10-18 | 1976-04-24 | ||
JP3112231B2 (ja) * | 1994-07-22 | 2000-11-27 | 矢崎総業株式会社 | 電線保持方法及びそれに用いる圧接コネクタ並びに圧接端子 |
JP4124050B2 (ja) * | 2003-07-31 | 2008-07-23 | 日産自動車株式会社 | 車線逸脱防止装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0862754A1 (en) * | 1995-11-22 | 1998-09-09 | Arthur D. Little, Inc. | Boiling point detection and control device |
EP0862754A4 (en) * | 1995-11-22 | 2000-04-12 | Little Inc A | BOILER POINT DETERMINATION AND CONTROL |
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