JPH05227697A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
- Publication number
- JPH05227697A JPH05227697A JP30590891A JP30590891A JPH05227697A JP H05227697 A JPH05227697 A JP H05227697A JP 30590891 A JP30590891 A JP 30590891A JP 30590891 A JP30590891 A JP 30590891A JP H05227697 A JPH05227697 A JP H05227697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing bracket
- peripheral surface
- air guide
- inner peripheral
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 冷却風が軸受ブラケットと導風板の隙間か
らもれない様にし、回転電機の冷却効果を向上させ、騒
音を低下させた回転電機を提供する。 【効果】 弾性体で覆った導風板外周のゴムが軸受ブ
ラケット内周面に接する様に装着するので、冷却風が導
風板の機外側へ漏れるのを防止し、回転電機の冷却性能
を向上させる。又、騒音を低減できる効果も有する。
らもれない様にし、回転電機の冷却効果を向上させ、騒
音を低下させた回転電機を提供する。 【効果】 弾性体で覆った導風板外周のゴムが軸受ブ
ラケット内周面に接する様に装着するので、冷却風が導
風板の機外側へ漏れるのを防止し、回転電機の冷却性能
を向上させる。又、騒音を低減できる効果も有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は回転電機の導風板の改良
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の例を示す回転電機の上半分
切断正面図、図５は要部拡大図である。フレーム１に固
定子鉄心２を嵌着し、回転子鉄心３は回転軸４に装着し
てその両端に各々嵌着した軸受５を介してフレーム１の
両端の軸受ブラケット６に回転自在に支承して設けてあ
る。回転子鉄心３には複数枚の冷却フィン７を有してお
り、前記回転軸４の回転に伴う冷却フィン７の回転によ
り軸受ブラケット６の外気吸入窓６ａから機内に矢印８
の方向に流入する冷却風は、回転子鉄心３の発熱によっ
て冷却フィンに伝達した熱を奪う。更に冷却風は固定子
鉄心２に巻挿した固定子巻線９を冷却し、軸受ブラケッ
ト６に取付ねじ１０によって装着された導風板１１によ
って形成される経路を通り、さらにフレーム１と固定子
鉄心２の通風間隔を介してフレーム１に設けた排気窓１
ａより外部へ排気される。
切断正面図、図５は要部拡大図である。フレーム１に固
定子鉄心２を嵌着し、回転子鉄心３は回転軸４に装着し
てその両端に各々嵌着した軸受５を介してフレーム１の
両端の軸受ブラケット６に回転自在に支承して設けてあ
る。回転子鉄心３には複数枚の冷却フィン７を有してお
り、前記回転軸４の回転に伴う冷却フィン７の回転によ
り軸受ブラケット６の外気吸入窓６ａから機内に矢印８
の方向に流入する冷却風は、回転子鉄心３の発熱によっ
て冷却フィンに伝達した熱を奪う。更に冷却風は固定子
鉄心２に巻挿した固定子巻線９を冷却し、軸受ブラケッ
ト６に取付ねじ１０によって装着された導風板１１によ
って形成される経路を通り、さらにフレーム１と固定子
鉄心２の通風間隔を介してフレーム１に設けた排気窓１
ａより外部へ排気される。
【０００３】導風板１１の外径ｄは軸受ブラケット６の
内径Ｄより小さくし、隙間δを持って取付けられてい
る。これは軸受ブラケット６が鋳鉄製でその内周面は鋳
肌面であり、鋳造時の寸法バラツキを考慮しているもの
である。又、このような回転電機は、その出力・極数に
より固定子鉄心２及び回転子鉄心３の積厚は変化すると
共に、冷却フィン７の長さも変化する。このため、効率
的な冷却風を得るには、導風板１１と冷却フィン７との
間隔ａを一定値又は或る範囲にするために、導風板１１
と軸受ブラケット６の間にスペーサー１２を入れて前記
の間隔ａを調整している。
内径Ｄより小さくし、隙間δを持って取付けられてい
る。これは軸受ブラケット６が鋳鉄製でその内周面は鋳
肌面であり、鋳造時の寸法バラツキを考慮しているもの
である。又、このような回転電機は、その出力・極数に
より固定子鉄心２及び回転子鉄心３の積厚は変化すると
共に、冷却フィン７の長さも変化する。このため、効率
的な冷却風を得るには、導風板１１と冷却フィン７との
間隔ａを一定値又は或る範囲にするために、導風板１１
と軸受ブラケット６の間にスペーサー１２を入れて前記
の間隔ａを調整している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】軸受ブラケット６の内
面は、鋳造性を考慮してテーパー状になっている為、ス
ペーサ１２の長さを長くすると、前記導風板１１の外径
と軸受ブラケット６の内径との隙間δは大きくなる。こ
の為、軸受ブラケット６の外気吸入窓６ａから吸入した
冷却風の一部が、前記隙間δから導風板１１の機外側へ
漏れることから効率的な回転電機の冷却ができず、回転
電機の温度上昇値が高くなる。又、冷却風が漏れること
から、騒音が高くなる問題がある。
面は、鋳造性を考慮してテーパー状になっている為、ス
ペーサ１２の長さを長くすると、前記導風板１１の外径
と軸受ブラケット６の内径との隙間δは大きくなる。こ
の為、軸受ブラケット６の外気吸入窓６ａから吸入した
冷却風の一部が、前記隙間δから導風板１１の機外側へ
漏れることから効率的な回転電機の冷却ができず、回転
電機の温度上昇値が高くなる。又、冷却風が漏れること
から、騒音が高くなる問題がある。
【０００５】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は冷却風が軸受ブラケットと導風板の隙間
からもれない様にし、回転電機の冷却効果を向上させ、
騒音を低下させた回転電機を提供する。
で、その目的は冷却風が軸受ブラケットと導風板の隙間
からもれない様にし、回転電機の冷却効果を向上させ、
騒音を低下させた回転電機を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の回転電機は、軸
受ブラケットに冷却風案内用の導風板を装着するものに
おいて、前記導風板の外面をゴム等の弾性体で覆い、導
風板の外周面を覆ったゴムが軸受ブラケットの内周面に
接する様に装着したところに特徴を有する。
受ブラケットに冷却風案内用の導風板を装着するものに
おいて、前記導風板の外面をゴム等の弾性体で覆い、導
風板の外周面を覆ったゴムが軸受ブラケットの内周面に
接する様に装着したところに特徴を有する。
【０００７】
【作用】弾性体で覆った導風板外周のゴムが軸受ブラケ
ット内周面に接する様に装着するので、冷却風が導風板
の機外側へ漏れるのを防止し、回転電機の冷却性能を向
上させる。又、騒音を低減できる効果も有する。
ット内周面に接する様に装着するので、冷却風が導風板
の機外側へ漏れるのを防止し、回転電機の冷却性能を向
上させる。又、騒音を低減できる効果も有する。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。尚、従来と同一分部は同一符号を用い詳細な説明
は省略する。図１は本発明の実施例を示し、図２は要部
拡大図を示す回転電機の断面図である。図において、両
側の導風板１１の全面を弾性体１３例えばゴムで被覆
し、被覆した弾性体１３の外周部１３ａが軸受ブラケッ
ト６の内周面に接する様に構成する。
する。尚、従来と同一分部は同一符号を用い詳細な説明
は省略する。図１は本発明の実施例を示し、図２は要部
拡大図を示す回転電機の断面図である。図において、両
側の導風板１１の全面を弾性体１３例えばゴムで被覆
し、被覆した弾性体１３の外周部１３ａが軸受ブラケッ
ト６の内周面に接する様に構成する。
【０００９】このように構成された回転電機の冷却作用
について説明する。被覆した弾性体１３の外周部１３ａ
には導風板（金属製）が入っていないので、軸受ブラケ
ット６の内周面の鋳造のバラツキ又はスペーサー１２の
長さ変更があっても、外周部１３ａは軸受ブラケット６
の内周面に接する事が可能であるので、冷却風が導風板
１１の外周と軸受ブラケット６の内周との隙間から漏れ
ることがなく効率的な冷却ができることになり、回転電
機の温度上昇値の低減ができる。
について説明する。被覆した弾性体１３の外周部１３ａ
には導風板（金属製）が入っていないので、軸受ブラケ
ット６の内周面の鋳造のバラツキ又はスペーサー１２の
長さ変更があっても、外周部１３ａは軸受ブラケット６
の内周面に接する事が可能であるので、冷却風が導風板
１１の外周と軸受ブラケット６の内周との隙間から漏れ
ることがなく効率的な冷却ができることになり、回転電
機の温度上昇値の低減ができる。
【００１０】さらに、冷却風漏れ音の発生を防止する事
ができ、回転電機の騒音の低減ができる。又、金属性の
導風板１１を弾性体１３で被覆した結果導風板１１のビ
ビリ音の発生も防止できる。図３は、他の実施例を示す
図であり、導風板１１の外周部のみに弾性体１３を取付
けた例を示す。
ができ、回転電機の騒音の低減ができる。又、金属性の
導風板１１を弾性体１３で被覆した結果導風板１１のビ
ビリ音の発生も防止できる。図３は、他の実施例を示す
図であり、導風板１１の外周部のみに弾性体１３を取付
けた例を示す。
【００１１】
【発明の効果】以上本発明によれば、ゴム等の弾性体を
被覆した導風板を装着したことにより、冷却風が導風板
の外周と軸受ブラケットの内周との隙間から漏れること
を防止でき、回転電機の冷却性能が向上するばかりでな
く、冷却風の漏れ音の発生防止が可能となって、回転電
機の騒音の低減が可能となる。
被覆した導風板を装着したことにより、冷却風が導風板
の外周と軸受ブラケットの内周との隙間から漏れること
を防止でき、回転電機の冷却性能が向上するばかりでな
く、冷却風の漏れ音の発生防止が可能となって、回転電
機の騒音の低減が可能となる。
【図１】本発明の一実施例を示す回転電機の断面を含む
側面図。
側面図。
【図２】図１の要部拡大図。
【図３】本発明の他の実施例の実施例を示す要部拡大
図。
図。
【図４】従来の図１相当図。
【図５】図４の要部拡大図。
【符号の説明】 ６…軸受ブラケット、 １１…導風板、 １３
…弾性体
…弾性体
Claims (1)
- 【請求項１】 導風板を軸受ブラケットに装着した回転
電機において、導風板の全面又は外周部のみを弾性体で
被覆し、この弾性体の外周部が軸受ブラケットの内周面
に接するように装着したことを特徴とする回転電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30590891A JPH05227697A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30590891A JPH05227697A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 回転電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05227697A true JPH05227697A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=17950751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30590891A Pending JPH05227697A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05227697A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014117060A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Nippon Densan Corp | モータ、およびファン |
| JP5542977B1 (ja) * | 2013-01-24 | 2014-07-09 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
| CN112436656A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-03-02 | 安徽达来电机有限公司 | 一种安全型太阳能电机 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP30590891A patent/JPH05227697A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014117060A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Nippon Densan Corp | モータ、およびファン |
| JP5542977B1 (ja) * | 2013-01-24 | 2014-07-09 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
| JP2014143833A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機 |
| US9143019B2 (en) | 2013-01-24 | 2015-09-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotating electric machine |
| CN112436656A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-03-02 | 安徽达来电机有限公司 | 一种安全型太阳能电机 |
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