JPH0522728U - 軒樋の構造 - Google Patents

軒樋の構造

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JPH0522728U
JPH0522728U JP8036191U JP8036191U JPH0522728U JP H0522728 U JPH0522728 U JP H0522728U JP 8036191 U JP8036191 U JP 8036191U JP 8036191 U JP8036191 U JP 8036191U JP H0522728 U JPH0522728 U JP H0522728U
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成太郎 海老
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白水興産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 排水溝2を有し、屋上床面に敷設する防水層
Bにその内端部が取合う本体1と、本体1の下方に設け
られる下部支持部材22及び下部カバープレート23と
からなり、本体1を屋上床面に固着すると共に、下部支
持部材22を外壁材Eに固着し、本体1を下部支持部材
22に非固定状態で支持させる軒樋の構造である。 【効果】 屋上床面の防水層端部と排水溝とが一体状に
なり、地震が起きても漏水事故などを生ずることがない
軒樋構造を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋上床面の防水層端部と排水溝とが一体状になり、地震が起きても 漏水事故などを生ずることがない軒樋の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、屋根の軒先納りには壁勝ちと屋根勝ちとがあり、事務所建築等の軒 先納りには、壁勝ちが採用されることが多く、一方、工場や倉庫などの建築には 屋根勝ちが多い。 上記した軒先納りにおいては、一般に防水層が屋上床面(屋根)に敷設され、 雨水などの漏水を防止している。そして、雨水等を屋上床面から排水溝(軒樋) に導いて排出するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した軒先納りは、その防水対策が充分でなく、例えば地震 などの振動が建築物に作用した場合には、外壁材と屋上床面とが別異な挙動を示 すため、防水構造に破綻を来すことが多かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記に鑑み提案されたもので、排水溝を有し、屋上床面に敷設する 防水層にその内端部が取合う本体と、上記した本体の下方に設けられる下部支持 部材及び下部カバープレートとからなり、本体を屋上床面に固着すると共に、下 部支持部材を外壁材に固着し、本体を下部支持部材に非固定状態で支持させるよ うにしたことを特徴とする軒樋の構造に関するものである。
【0005】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本体1は、軒樋に相当する排水溝(部)2を有し、該排水溝部2の屋上側の側 面3の上端には略水平な中段部4を延設している。この排水溝部2の数カ所には 竪樋5への入水口6を開設する。 また、中段部4の屋上側の端縁(内端部)には、スラブ材Aの端部に取付ける 定着部7を設ける。この定着部7は、ビス8により、防水層Bと共にスラブ材A に取付けられる。 上記した定着部7は、下穴を設けた二段構造で、縦部9、斜面部10、水平部 11からなる一連の防水層受部を形成し、さらに水平部11の下縁から延設した 水平片12の上に収縮緩衝材13を収納する構成である。
【0006】 また、排水溝部2の屋上側の外側面、及び中段部4の下面には、補強リブ14 を設ける。 さらに、本体1の外部側の側面15の上方と中段部4との間に防塵網16を装 着する。 加えて、水平部11から側面15の上端に頭つなぎ材17を掛け渡して、側面 15の拡開・変形を防止する。
【0007】 上記した構成の本体1をスラブ材Aに取付ける際には、例えば以下のように行 なえば良い。 尚、スラブ材Aは、切欠部18が設けられ、梁材Cの上にスぺーサーDを介し て設置されている。 まず、予め防塵網16、収縮緩衝材13を装着した本体1をスラブ材Aの端部 に載置する。 次に、防水層Bを本体1の定着部7及び収縮緩衝材13の上に被着する。この 防水層Bの端縁には、第1シーリング材19を装着し、防水層Bの内面を水密に 閉塞する。 そして、防水層端部押え材20を防水層Bの表面に被着し、ビス8を打込むこ とにより、防水層Bと共に本体1をスラブ材Aに固着する。この防水層端部押え 材20の端縁には、第2シーリング材21を装着する。 したがって、防水層Bに当接するスラブ材Aの切欠部18の角部や防水層端部 押え材20の端部が、それぞれ第1シーリング材19、第2シーリング材21に 保護されているので、熱などによりスラブ材Aや防水層Bが伸縮しても、防水層 Bを破断させることがない。 このようにして、本体1はスラブ材Aに固着され、防水層Bと水密に取合って いる。
【0008】 さらに、本体1の下方には、下部支持部材22及び下部カバープレート23を 設ける。 上記した下部支持部材22は、断面が略S字状で、上部には屋上側へ開口する 空部22aが形成され、下部には外部側へ開口する空部22bが形成され、さら に、その下片が上方へ折り返されて上方へ開口する空部22cが形成される形状 である。 この下部支持部材22は、空部22bにアンカー材24が挿入され、外壁材F の外部側の側面に固着される。 また、下部カバープレート23は、略樋状で、その屋上側の上端が下方へ折り 返されて下方へ垂下する縦片23aが形成される形状である。 この下部カバープレート23は、縦片23aが空部22cに挿入する状態で下 部支持部材22と組み合わされている。 一方、本体1の下面の屋上側には第1係合片25を、外部側には第2係合片2 6を延設する。 上記した第1係合片25は、断面が略コ字状で、外部側へ突出する横片25a を有する形状である。この第1係合片25は、下片25aが空部22aに挿入す る状態で下部支持部材22と組み合わされる。また、第2係合片26は、断面が 略ト字状で、下部カバープレート23の外部側の上端と係止される。 即ち、本体1は、第1係合片25、第2係合片26、及び下部カバープレート 23と一体であるが、下部支持部材22と第1係合片25とは、非固定状態で組 み合わせられ、さらに、下部支持部材22と下部カバープレート23とは、非固 定状態で組み合わせられている。したがって、本体1と下部支持部材22とは、 非固定状態で組み合わされている また、下部カバープレート23は、化粧板であり、下部支持部材22と第1係 合片25との間から雨水などが浸入することを防止する。
【0009】 本考案の軒樋の構造は、以上のような構成であり、屋上床面の防水層端部と排 水溝とが一体状になっている。 したがって、従来の軒先納りと比較して、極めて施工性が優れ、漏水事故など を生ずることもない。
【0010】 尚、前記した外壁材Eは、梁材Cに固定されるものではなく、梁材Cに固着さ れたL型鋼材Fと外壁材Eの屋上側の側面から突出する受材Gとが互いの挙動を 拘束しない非固定状態で組み合わされている。 したがって、地震などにおいては、外壁材Eはスラブ材Aと異なる挙動を示す (異なる振動をする)。 即ち、地震が起きた場合、本体1は、スラブ材Aに定着されているのでスラブ 材Aに追従するように振動する。一方、下部支持部材22は、外壁材Eに固着さ れているので外壁材Eに追従するように振動する。そして、本体1と下部支持部 材22とは、非固定状態で組み合わされているので、互いを拘束して変形歪みを 生ずることがなく、下部支持部材22は本体1を摺動(振動)可能に支持するこ とになる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の軒樋の構造は、屋上床面の防水層端部と排水溝 とが一体状になり、経年後においても漏水事故などを生ずることがない。 また、簡易な構成であるため、その組立やメンテナンス時の分解を極めて容易 に行なうことができ、施工性も良好である。 さらに、地震等が起きて屋根床面と外壁材とが別異な挙動を示しても、本体等 に変形歪みを受けることがなく、漏水事故などを生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した軒樋構造の側断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 排水溝部 22 下部支持部材 23 下部カバープレート B 防水層 F 外壁材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水溝を有し、屋上床面に敷設する防水
    層にその内端部が取合う本体と、 上記した本体の下方に設けられる下部支持部材及び下部
    カバープレートとからなり、 本体を屋上床面に固着すると共に、下部支持部材を外壁
    材に固着し、本体を下部支持部材に非固定状態で支持さ
    せるようにしたことを特徴とする軒樋の構造。
JP8036191U 1991-09-09 1991-09-09 軒樋の構造 Expired - Lifetime JPH0715945Y2 (ja)

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JP8036191U JPH0715945Y2 (ja) 1991-09-09 1991-09-09 軒樋の構造

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JP8036191U JPH0715945Y2 (ja) 1991-09-09 1991-09-09 軒樋の構造

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Publication Number Publication Date
JPH0522728U true JPH0522728U (ja) 1993-03-26
JPH0715945Y2 JPH0715945Y2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=13716120

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JP8036191U Expired - Lifetime JPH0715945Y2 (ja) 1991-09-09 1991-09-09 軒樋の構造

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JPH0715945Y2 (ja) 1995-04-12

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