JPH0522668Y2 - - Google Patents

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JPH0522668Y2
JPH0522668Y2 JP1988039603U JP3960388U JPH0522668Y2 JP H0522668 Y2 JPH0522668 Y2 JP H0522668Y2 JP 1988039603 U JP1988039603 U JP 1988039603U JP 3960388 U JP3960388 U JP 3960388U JP H0522668 Y2 JPH0522668 Y2 JP H0522668Y2
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JP
Japan
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gear
shaft
divider
input shaft
pinion
Prior art date
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JP1988039603U
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JPH01143447U (ja
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、インラインタンデム型減速機の改良
に関する。
[従来の技術] インラインタンデム型減速機は知られており
(例えば本出願人による実開昭61−64562号公報な
ど)、また本出願人は実願昭62−40887号におい
て、その潤滑構造を提案している。
第1図は本考案の実施例を示す図面であるが、
本考案を良く理解するため、その公知部分につい
て説明する。
図において、インプツトシヤフト2の動力は全
体を3で示すインタアクスルデイフアレンシヤル
のインプツトシヤフトにスプライン結合されたス
パイダシヤフト4を介してピニオン5に伝達され
る。そしてそのピニオン5に噛み合うサイドギヤ
6からサイドギヤ6にスプライン結合されたアウ
トプツトシヤフト7を介し図示しない後後軸デイ
フアレンシヤルに伝達され、またピニオン5に噛
み合うデバイダギヤ8、デバイダギヤ8に噛み合
うピニオンドライブギヤ9を介して全体を1で示
す減速機ケーシングに設けられた後前軸デイフア
レンシヤル10のドライブピニオン11に伝達さ
れるようになつている。
[従来の技術の問題点] 上記構成において、デバイダギヤ8とインプツ
トシヤフト2との軸着係合部は、ともに円筒状
で、デバイダギヤ8とピニオンドライブギヤ9と
は、ともにヘリカルギヤを用いているので、両ギ
ヤ8,9の噛合いによるデバイダギヤ8の噛合い
部に軸方向の力が作用し、従つて、デバイダギヤ
8が傾く。その結果、前記軸着係合部の端面の面
圧が極度に上昇し、かじりが発生する。
一般に駆動装置において駆動軸に固着したピニ
オンを小歯車に内側に係合させて駆動軸と小歯車
との軸線の変動に対処する技術は知られており、
例えば、実公昭36−17511号公報に開示されてい
る。しかしながら、かかる公知技術では平歯車を
用いており、自動車のインラインタンデム型減速
機のようにヘリカルギヤを用いたために生ずる軸
方向の力の作用によるかじりを防止するものでは
ない。
[解決する課題] したがつて本考案の目的は、インプツトシヤフ
トとデバイダギヤとの軸着係合部に発生するかじ
りを防止するインラインタンデム型減速機を提供
することにある。
[課題を解決する手段] 本考案によれば、インプツトシヤフトの動力を
スパイダシヤフトに設けたピニオンにより前記イ
ンプツトシヤフトに軸着したデバイダギヤを介し
て後前軸に伝達し、サイドギヤを介して後後軸に
伝達するようにしたインラインタンデム型減速機
において、前記デバイダギヤとそれに噛合うピニ
オンドライブギヤとがヘリカルギヤで構成され、
前記インプツトシヤフトおよびデバイダギヤの軸
着係合部の少なくともいずれか一方を断面形状が
なめらかな凸状となるように形成してある。
[作用効果の説明] したがつて、ピニオンの回転に伴いデパイダギ
ヤが回転し、その結果ピニオンドライブギヤが回
転するが、デバイダギヤおよびピイオンドライブ
ギヤがヘリカルギヤのために軸方向のスラスト力
が生ずる。そのためにデバイダギヤは軸方向に動
こうとするが、デバイダギヤは前端がインプツト
シヤフトの大径部で保持され、後端がスパイダシ
ヤフトで保持されているので、車両の前後進時に
必ず一方向に移動し、傾くようになる。しかるに
本考案では、軸着係合部のゆるやかな凸面(クラ
イン)を設けているので、デバイダギヤの傾きを
許容し、軸着係合部の端部の極端な面圧上昇を抑
え、かじりの発生を防止することができる。
また、デバイダギヤの両側のベアリングを省略
でき、軸長を短くできる。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図において、ピニオン5に噛合うデバイダ
ギヤ8はインプツトシヤフト2に軸着され、イン
プツトシヤフト2の大径部2bとの間には、スラ
ストワツシヤ12が介装されている。
このデバイダギヤ8はヘリカルギヤが形成さ
れ、デバイダギヤ8に噛合うピニオンドライブギ
ヤ9は、ドライブピニオン11にセレーシヨンを
介しナツト13により固着されている。
前記インプツトシヤフト2とデバイダギヤ8と
の軸着係合部2a,8aは第2図に示すように、
デバイダギヤ側の軸着係合部8aが、ゆるやかな
凸状に形成されている。すなわち、数十ミクロン
のクラウニングAが施されている。
第2図に示す別の実施例においては、インプツ
トシヤフト側の軸着係合部2aに前記と同様なク
ラウニングAが施されている。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されている
ので、デバイダギヤ8、ピニオンドライブギヤ9
のヘリカルギヤ噛合いにより噛合い部に軸方向の
力が作用し、インプツトシヤフト2に軸着してい
るデバイダギヤ8が傾いても、その傾きを軸着係
合部のクラウニングAで許容し、軸着係合部端面
の面圧上昇を抑え、その結果、かじりを防止する
ことができる。従つて、かじり防止のため、従
来、軸着係合部に施していた高価な表面処理を廃
止することができる。またデバイダギヤの両側に
ベアリングを設けなくてもよいので軸長を短くで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第
2図は第1図の要部を示す拡大図、第3図は本考
案の別の実施例を示す第2図に相当する図面であ
る。 2……インプツトシヤフト、2a……軸着係合
部、4……スパイダシヤフト、5……ピニオン、
6……サイドギヤ、8……デバイダギヤ、8a…
…軸着係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インプツトシヤフトの動力をスパイダシヤフト
    に設けたピニオンにより前記インプツトシヤフト
    に軸着したデバイダギヤを介して後前軸に伝達
    し、サイドギヤを介して後後軸に伝達するように
    したインラインタンデム型減速機において、前記
    デバイダギヤとそれに噛合うピニオンドライブギ
    ヤとがヘリカルギヤで構成され、前記インプツト
    シヤフトおよびデバイダギヤの軸着係合部の少な
    くともいずれか一方を断面形状がなめらかな凸状
    となるように形成したことを特徴とするインライ
    ンタンデム型減速機。
JP1988039603U 1988-03-28 1988-03-28 Expired - Lifetime JPH0522668Y2 (ja)

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JP1988039603U JPH0522668Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

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JP1988039603U JPH0522668Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

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JPH01143447U JPH01143447U (ja) 1989-10-02
JPH0522668Y2 true JPH0522668Y2 (ja) 1993-06-10

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JPS6164562U (ja) * 1984-10-02 1986-05-01

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