JPH07156678A - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置Info
- Publication number
- JPH07156678A JPH07156678A JP30770293A JP30770293A JPH07156678A JP H07156678 A JPH07156678 A JP H07156678A JP 30770293 A JP30770293 A JP 30770293A JP 30770293 A JP30770293 A JP 30770293A JP H07156678 A JPH07156678 A JP H07156678A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- differential
- pinion
- case
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 23
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
動力伝達装置を提供する。 【構成】 この発明の動力伝達装置1は、トランスミッ
ションの出力ギヤと噛合うファイナルギヤ15が固定さ
れたデフケース9の収納孔25,27に収納されたピニ
オンギヤ29,31を介してサイドギヤ21,23を連
結したセンターデフ7と、デフケース9の空間19に配
置され一方のサイドギヤ21から駆動力を入力するベベ
ルギヤ式の車輪間デフ39とを備え、ピニオンギヤ29
とサイドギヤ21との噛合い部の径D1 が車輪間デフ3
9の径D2 より小径であることを特徴とする。
Description
れる動力伝達装置に関する。
号登録証に図3のような動力伝達装置201が記載され
ている。これは、4輪駆動車のトランスファであり、セ
ンターデフ203(エンジンの駆動力を前輪側と後輪側
とに分配するデファレンシャル装置)とフロントデフ2
05(駆動力を左右の前輪に分配するデファレンシャル
装置)とを備えている。センターデフ203はファイナ
ルギヤ207に回転自在に支承され互いに噛合ったピニ
オンギヤ209,211を備えており、ファイナルギヤ
207はトランスミッションの出力ギヤ213と噛合っ
ている。一方のピニオンギヤ209はフロントデフ20
5のデフケース215に形成されたギヤ217と噛合
い、他方のピニオンギヤ211は後輪側への動力伝達系
のギヤ219と噛合っている。
ベベルギヤ式のものであり、これは同容量のプラネタリ
ーギヤ式のものに較べて小径であって、径方向の小型化
には好都合である。しかし、デフケース215のギヤ2
17とピニオンギヤ209との噛合いがデフケース21
5の径方向外側で行われており、それだけセンターデフ
203及びファイナルギヤ207が大径になっている。
ファイナルギヤ207が大径になると出力ギヤ213と
の歯数比を選択する自由度が小さく制限される。
デフとを備えた小径の動力伝達装置の提供を目的とす
る。
は、トランスミッションの出力ギヤと噛合うファイナル
ギヤが固定されたデフケースと、デフケースの収納孔に
摺動回転自在に収納されたピニオンギヤと、ピニオンギ
ヤを介して連結された一対のサイドギヤとを有するセン
ターデフと、デフケースの空間内に配置され一方のサイ
ドギヤを介して駆動力を入力するベベギヤ式の車輪間デ
フとを備え、前記一方のサイドギヤとピニオンギヤとの
噛合い部が車輪間デフの外径より内側にあることを特徴
とする。
エンジンの駆動力を前輪又は後輪の左右輪に分配するデ
ファレンシャル装置)のデフケースと一体のサイドギヤ
とピニオンギヤとの噛合い部を車輪間デフの軸方向に設
けて、この噛合い部を車輪間デフの外径より内側にし
た。従って、それだけセンターデフ及びそのデフケース
に固定されたファイナルギヤを小径にすることができる
ようになり、出力ギヤとの歯車比の自由度が大きくな
る。
この実施例の動力伝達装置1を4輪駆動車の車幅方向に
配置した横置きのトランスファ3を示す。左右の方向は
この車両及び図1での左右の方向である。又、符号を附
していない部材等は図示されていない。
のデフケース9がベアリング11,13を介して支承さ
れている。デフケース9にはファイナルギヤ15がボル
ト17で固定されており、このファイナルギヤ15はト
ランスミッションの出力ギヤと噛合っている。こうし
て、エンジンの駆動力はトランスミッションを介してデ
フケース9を回転駆動する。
間19内の左右にはヘリカルサイドギヤ21,23が配
置されている。右のサイドギヤ23は左のサイドギヤ2
1より小径である。又、デフケース9には長短の収納孔
25,27が設けられ、これらにはそれぞれ長短のヘリ
カルピニオンギヤ29,31が摺動回転自在に収納され
ている。短いピニオンギヤ31は長いピニオンギヤ29
よりやや内側に配置されている。長いピニオンギヤ29
は左右のギヤ部33,35と、これらを連結する小径の
軸部37とからなり、左のギヤ部33は左のサイドギヤ
21と噛合っている。又、短いピニオンギヤ31は右の
ギヤ部35及び右のサイドギヤ23と噛合っている。こ
うして、センターデフ7が構成されている。
39(車輪間デフ)が配置されており、左のサイドギヤ
21はフロントデフ39のデフケース41にスプライン
連結されている。又、右のサイドギヤ23は中空軸43
に形成されている。デフケース41はデフケース9に左
端部を支承され。中空軸43に右端部を支承されてい
る。中空軸43は他の中空軸45にスプライン連結され
ており、中空軸45はベアリング47,49を介してト
ランスファケース5に支承されている。
ン連結され、ナット53で固定されている。ベベルギヤ
51はベベルギヤ55と噛合っており、ベベルギヤ55
は車両の進行方向に配置された出力軸57の前端に形成
されている。出力軸57はベアリング59,61を介し
てトランスファケース5に支承されており、その後端部
にはフランジ63がスプライン連結され、ナット65で
固定されている。フランジ63は継手を介して後輪側の
プロペラシャフトに連結されている。
力は各ピニオンギヤ29,31からサイドギヤ21を介
してフロントデフ39に伝達され、サイドギヤ23と後
輪側の動力伝達系とを介してリヤデフ(後輪側の車輪間
デフ)に伝達される。サイドギヤ21,23は異径であ
るから前後輪には不等分トルクが分配される。又、前後
輪間に駆動抵抗差が生じるとピニオンギヤ29,31の
回転によりエンジンの駆動力は前後各側に差動分配され
る。
はサイドギヤ21,23との噛合い反力により収納孔2
5,27の壁面に押付けられて摩擦抵抗が生じる。又、
各ギヤ21,23,29,31はヘリカルギヤの噛合い
スラスト力によりデフケース9,41に押付けられて摩
擦抵抗が生じる。これらの摩擦抵抗がトルクに感応する
差動制限力になり、センターデフ7の差動が制限され
る。
あり、デフケース41に支持されたピニオンシャフト6
7と、ピニオンシャフト67に回転自在に支承されたピ
ニオンギヤ69と、ピニオンギヤ69と噛合った左右の
サイドギヤ71,73とを備えている。左のサイドギヤ
71は左の車軸75にスプライン連結され、右のサイド
ギヤ73は右の車軸77にスプライン連結されている。
左の車軸75は左端のフランジ部79を介して左の前輪
側に連結され、右の車軸77は中空軸43,45を貫通
し、右端のフランジ部81を介して右の前輪側に連結さ
れている。トランスファケース5に対しそれぞれ中空軸
43、車軸75,77、フランジ63との間にはシール
83,85,87,89が配置されている。
動力はピニオンシャフト67とピニオンギヤ69からサ
イドギヤ71,73を介して左右の前輪に分配され、前
輪間に駆動抵抗差が生じるとピニオンギヤ69の自転と
公転とにより左右各側に差動分配される。
37を小径にしてフロントデフ39のデフケース41と
干渉しない範囲で内方に配置されている。又、デフケー
ス41側のサイドギヤ21をデフケース41の大径部9
1の側方に配置し、ピニオンギヤ29(ギヤ部33)と
サイドギヤ21の噛合い部径D1 を大径部91の径D2
より小径にしている。従って、それたけセンターデフ7
(デフケース9)及びファイナルギヤ15を小径にする
ことが可能になり、ファイナルギヤ15とトランスミッ
ションの出力ギヤとの歯数比の自由度が大きくなってい
る。
る。図2はこの実施例の動力伝達装置93を用いた横置
きのトランスファ95を示し、左右の方向は図2での左
右の方向である。第1実施例と同機能の部材には同一の
符号を与えてあり、符号を附していない部材等は図示さ
れていない。以下、第1実施例との相違点を説明する。
デフ97とフロントデフ39とを備えている。
れた空間19内の右側にはヘリカルサイドギヤ21,2
3が互いに隣接配置されている。左のサイドギヤ21は
フロントデフ39のデフケース41の右端側に形成され
ており、右のサイドギヤ23は中空軸43に形成されて
いる。右のサイドギヤ23は左のサイドギヤ21より小
径である。
1が設けられ、これらにはそれぞれ長短のヘリカルピニ
オンギヤ103,105が摺動回転自在に収納されてい
る。短いピニオンギヤ105は長いピニオンギヤ103
よりやや内側に配置されている。長いピニオンギヤ10
3の左半部は左のサイドギヤ21と噛合い、短いピニオ
ンギヤ105は右のサイドギヤ23及び長いピニオンギ
ヤ103の右半部と噛合っている。
を回転させるエンジンの駆動力は各ピニオンギヤ10
3,105からサイドギヤ21を介してフロントデフ3
9に伝達され、サイドギヤ23と後輪側の動力伝達系と
を介してリヤデフに伝達され、前後輪に不等分のトルク
が配分される。又、前後輪間に駆動抵抗差が生じるとピ
ニオンギヤ103,105の回転によりエンジンの駆動
力は前後各側に差動分配される。この時、噛合い反力と
噛合いスラスト力により生じる摩擦抵抗によってセンタ
ーデフ97の差動が制限される。
105をデフケース41の大径部91の側方に配置し、
ピニオンギヤ103とサイドギヤ21の噛合い部径D1
を大径部91の径D2 より小径にしている。従って、そ
れだけセンターデフ97(デフケース9)及びファイナ
ルギヤ15を小径にすることが可能になり、ファイナル
ギヤ15としトランスミッションの出力ギヤとの歯数比
の自由度が大きくなる。
ヤ21と23の噛合い部径を逆にしてもよい。又、セン
ターデフとリヤデフとの組合せでもよい。
ドギヤを連結するピニオンギヤを摺動回転自在に収納す
るセンターデフのデフケースの空間に一方のサイドギヤ
と連動する車輪間デフを配置し、このサイドギヤとピニ
オンギヤとの噛合い部径を車輪間デフより小径にし、セ
ンターデフのファイナルギヤを小径にしたから、それだ
けトランスミッションの出力ギヤとの歯数比の自由度が
大きくなる。
(ピニオンギヤ) 39 ベベルギヤ式のフロントデフ(車輪間デフ)
Claims (1)
- 【請求項1】 トランスミッションの出力ギヤと噛合う
ファイナルギヤが固定されたデフケースと、デフケース
の収納孔に摺動回転自在に収納されたピニオンギヤと、
ピニオンギヤを介して連結された一対のサイドギヤとを
有するセンターデフと、デフケースの空間内に配置され
一方のサイドギヤを介して駆動力を入力するベベルギヤ
式の車輪間デフとを備え、前記一方のサイドギヤとピニ
オンギヤとの噛合い部が車輪間デフの外径より内側にあ
ることを特徴とする動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30770293A JP3212780B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30770293A JP3212780B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07156678A true JPH07156678A (ja) | 1995-06-20 |
JP3212780B2 JP3212780B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=17972211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30770293A Expired - Lifetime JP3212780B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212780B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5879262A (en) * | 1996-09-03 | 1999-03-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Power transmitting device wherein power is distributed to two side gears through partition wall interposed between the gears and rotated with differential case |
JP2000136866A (ja) * | 1999-11-19 | 2000-05-16 | Zexel Corp | 平行軸差動歯車装置 |
JP2006009903A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Toyoda Mach Works Ltd | 車両用駆動力伝達装置 |
KR100671295B1 (ko) | 2004-06-30 | 2007-01-18 | 에이디텍스(주) | 차량용 차동제한장치 |
CN112780744A (zh) * | 2021-01-22 | 2021-05-11 | 武汉理工大学 | 紧凑型全时四驱车辆的变速器 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30770293A patent/JP3212780B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5879262A (en) * | 1996-09-03 | 1999-03-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Power transmitting device wherein power is distributed to two side gears through partition wall interposed between the gears and rotated with differential case |
JP2000136866A (ja) * | 1999-11-19 | 2000-05-16 | Zexel Corp | 平行軸差動歯車装置 |
JP2006009903A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Toyoda Mach Works Ltd | 車両用駆動力伝達装置 |
JP4665445B2 (ja) * | 2004-06-24 | 2011-04-06 | 株式会社ジェイテクト | 車両用駆動力伝達装置 |
KR100671295B1 (ko) | 2004-06-30 | 2007-01-18 | 에이디텍스(주) | 차량용 차동제한장치 |
CN112780744A (zh) * | 2021-01-22 | 2021-05-11 | 武汉理工大学 | 紧凑型全时四驱车辆的变速器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3212780B2 (ja) | 2001-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3040860B2 (ja) | ミッドシップ4輪駆動用横置きトランスミッション | |
JPH10138773A (ja) | 動力伝達装置 | |
JP3373235B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
JPH02237822A (ja) | フルタイム4輪駆動装置 | |
JPH07502097A (ja) | 差動装置 | |
JP2626168B2 (ja) | 四輪駆動車のトランスファー装置 | |
JP3212780B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
EP0274169B1 (en) | Power transmission device for a four wheel drive vehicle | |
JPH0349766B2 (ja) | ||
JPH02296040A (ja) | 制限差動装置 | |
JPH1078111A (ja) | 動力伝達装置 | |
JPS6312817B2 (ja) | ||
JPS63251648A (ja) | デイフアレンシヤル装置 | |
JPS6344091B2 (ja) | ||
JP2802309B2 (ja) | 4輪駆動車の動力配分制御装置 | |
JP3330705B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP3080763B2 (ja) | 4輪駆動車の動力伝達装置 | |
JPS60135328A (ja) | 四輪駆動車 | |
JP3046414B2 (ja) | ミッドシップ用横置きトランスミッション | |
JPH06137386A (ja) | 差動制限型差動装置 | |
JPS59205061A (ja) | 自動車用動力伝達装置 | |
JP2599305B2 (ja) | 4輪駆動車の動力配分制御装置 | |
KR100279985B1 (ko) | 4륜구동 차량의 복합차동장치 | |
JPH0633999A (ja) | デファレンシャル装置 | |
JPS62210134A (ja) | 常時四輪駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070719 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |