JPH0522637Y2 - - Google Patents

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JPH0522637Y2
JPH0522637Y2 JP17258987U JP17258987U JPH0522637Y2 JP H0522637 Y2 JPH0522637 Y2 JP H0522637Y2 JP 17258987 U JP17258987 U JP 17258987U JP 17258987 U JP17258987 U JP 17258987U JP H0522637 Y2 JPH0522637 Y2 JP H0522637Y2
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manhole
ladder
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はマンホール用補助梯子に係り、特にマ
ンホールに付帯されている昇降用ステツプと連結
して昇降できるように補助する梯子に関する。
〔従来の技術〕
従来、マンホールは直方体形状とされたホール
本体の上面に円形断面の首を突設し、首の上縁に
設けた受け枠を路面上に臨ませて土中に埋めら
れ、受け枠に蓋をして設置される。前記首の直径
は電話用の場合750mm、900mmの二種類のサイズが
一般的であり、また、首長さは略1m余りとされ
ている。したがつて、マンホール内の作業を行う
場合には、作業員がマンホールの蓋を開け、受け
枠から首の内部を通つてホール本体内に入り、作
業に従事するものとなつている。作業員がマンホ
ール内に入る場合の便宜を図るため、前記首には
その内壁面に固定された足掛け用のステツプが設
けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記従来のマンホール構造では、作
業員が内部に入る場合、前述したように首のステ
ツプに足を掛けて下りる必要があるが、このステ
ツプは受け枠上縁から通常250mm以上下方にある
ため、作業員は路面に両手を突いて体を首内に入
れて足掛けを行うようにしなければならない。し
たがつて、ホール本体への出入りが非常に危険で
あり、周囲に掴まるものがないため、不安定とな
りその結果危険な状態で出入りしなければならな
い不都合があつた。
本考案は、上記従来の問題点に着目し、マンホ
ールへの出入りが容易にできるように補助して出
入り作業の安全性を高めた梯子を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を解決するために、本考案に係るマン
ホール用補助梯子は、梯子本体にクランクアーム
を介してマンホールの蓋受け枠への固定具を取り
付け、前記梯子本体の下端部にはマンホール付帯
のステツプへの係合部を設けた構成とした。
〔作用〕
上記構成によれば、まず固定具をマンホールの
受け枠に固定し、クランクアームを利用して梯子
本体を転回させ、マンホールの首内部に梯子本体
の下部を挿入する。梯子本体の下部にはマンホー
ル付帯のステツプに係止する係合部が設けられて
いるので、これを係止して下部を固定状態にす
る。このため、梯子本体は固定具により横倒れが
防止され、係合部により上下動が抑制される。そ
して、梯子本体の上部は受け枠より上方に突出す
ることになつて、マンホール付帯のステツプと梯
子本体のステツプとが連続的に接続される。した
がつて、作業員は路面に手を突くこともなく、立
つた状態で梯子に掴まり、マンホール内に下りる
ことができる。
〔実施例〕
以下に、本考案に係るマンホール用補助梯子の
実施例を図面を参照して詳細に説明する。
実施例に係る補助梯子10は二本の手すり12
に複数段のステツプ14を備えた梯子本体16を
有し、この梯子本体16にマンホールへの固定手
段を設けて構成されている。固定手段はマンホー
ルの受け枠18への固定具20と、マンホールに
付帯されている固定ステツプ22への係合部24
からなつている。
まず、前記固定具20は、第3〜4図に詳細に
示したように、マンホール蓋が入れられる受け枠
18の段部に接合する当板26を有し、この当板
26の両側端部に受け枠18の張出部を抱える断
面コ字形状の抱え板28を設けている。この抱え
板28の形成部において、当板26面と抱え板2
8の縦板面とに固定用ボルト30を螺着させ、当
板26側の固定用ボルト30を受け枠18の水切
り溝31にねじ込み、他方の固定用ボルト30を
受け枠18の張出部下面にねじ込むことができる
ようにしている。このため、固定具20は前記固
定用ボルト30の作用で、マンホールの受け枠1
8に固定される。このような固定具20には当板
26の中央部上面に逆U字状のブラケツト32が
設けられ、このブラケツト32にクランクアーム
34を通し、このブラケツト32を介して梯子本
体16と連結するようにしている。クランクアー
ム34は棒状体をU字状に折曲して形成され、そ
の両端を梯子本体16の手すり12に取り付けて
連結される。梯子本体16とクランクアーム34
の連結部は、第1図,第3図に示すように、クラ
ンクアーム34の両端に摺動駒36を取り付け、
この摺動駒36をCチヤンネル材からなる手すり
12に嵌合させて上下に摺動可能にしている。そ
して、摺動駒36には補助ステツプ38を渡して
足掛けができるようになつており、更に補助ステ
ツプ38は手すり12を貫通させてクランクアー
ム34の取り付け位置を固定するようになつてい
る。このため、補助ステツプ38は一端に頭部4
0を設け、他端にねじ部42を形成したもので、
手すり12の外面側から摺動駒36を通して他方
の手すり12側に抜けさせ、これを蝶ナツト44
により、締め付けて梯子本体16と一体化され
る。また、手すり12には長穴46が形成され、
クランクアーム34ひいては固定具20を受け枠
18にあつた位置に調整して固定できるようにし
ている。
一方、マンホールに付帯されている固定ステツ
プ22への係合部24は、梯子本体16の最下段
のステツプ14に設けられており、これはステツ
プ14の中央部下面に横向きF字状に形成された
板部分から形成されている。下面に向けられた係
合部24の開口は、マンホールの上段固定ステツ
プ22に嵌合できるような幅を持ち、この固定ス
テツプ22との嵌合を図ることにより梯子本体1
6の下端部を固定ステツプ22に保持させるもの
としている。
このような構成に係る実施例の補助梯子10は
次のようにして用いられる。
作業しようとするマンホールの入り口にて、梯
子本体16を倒した状態にし、その下部側をマン
ホールの入り口にせり出させる。固定具20は梯
子本体16に対しクランクアーム34により転回
が自由になつているので、この固定具20だけを
マンホールの受け枠18に向け、当板26と抱え
板28とにより受け枠18を抱え込み、固定用ボ
ルト30を締め込んで固定具20と受け枠18と
の固定を行う。そして、梯子本体16をクランク
アーム34を介して転回し、その下部をマンホー
ル内に挿入し、マンホール内固定ステツプ22に
梯子本体16側の係合部24を係止する。この係
合作業はクランクアーム34の作用を利用して梯
子本体16を上下させることができるので、容易
に行うことができる。
このようにしてマンホール側の梯子本体16を
取り付けると、梯子本体16は固定具20により
受け枠18に固定され、しかもクランクアーム3
4にて連結されているので、その横倒れが防止さ
れる。また、梯子本体16の下部はマンホールの
固定ステツプ22と係合部24を介して結合状態
にあるため、梯子本体16が上下方向に位置移動
することがない。特に、梯子本体16に作業員が
乗つた場合には、荷重の加わるのは下方向であ
り、力が安全方向に作用するので、昇降時に係合
が外れるようなことはない。更に、梯子本体16
の上部はマンホールへの装着に際して障害となら
ず、したがつて上部長さを長く取ることができ、
梯子道で要求されている安全基準の梯子上端を床
から60cm以上突出しなければならないという条件
を充分クリアした安全性の高いものとすることが
可能である。
なお、上記実施例では係合部24をステツプ1
4の中央部に設けたが、この幅寸法を小さくする
ことで、マンホールの固定ステツプ22に掛けら
れてホール内に下りるための下梯子と干渉しない
ようにすればよい。
また、実施例では、摺動駒36の補助ステツプ
38を設けたが、これは必ずしも必要とせず、ク
ランクアーム34の端部を手すり12に貫通さ
せ、これを直接固定させるようにしてもよい。
次に、上記実施例では、固定具20は摺動駒3
6を介して梯子本体16との位置関係を変更でき
るようにしているが、これを固定的に梯子本体1
6に取り付け、マンホール側との位置調整のた
め、係合部24が設けられる最下段のステツプ1
4を梯子本体16に対し昇降できるようにしても
よい。これは、第5図に示すように、下段ステツ
プ14の両端に手すり12と摺動できるスライダ
48を取り付け、当該下段ステツプ14の位置を
マンホールの固定ステツプ22に合わせて調整さ
せるようにすればよい。スライダ48は一定以上
手すり12から飛び出さないように適宜ストツパ
を設けて抜け止めを図るものとする。このような
構成とすれば、固定具20の位置調整機構を梯子
本体16の途中に設ける必要がなく、手すり12
の剛性を弱めるような構造とすることが避けられ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るマンホール
用補助梯子によれば、マンホールへの出入りが簡
単かつ安全にでき、作業性が良好になるという優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る補助梯子の要部斜視図、
第2図は同補助梯子の設置状態を示す斜視図、第
3図は固定具の拡大斜視図、第4図は同固定具の
取り付け状態の断面図、第5図は下段ステツプを
昇降可能にした他の実施例の部分斜視図である。 10……補助梯子、12……手すり、14……
ステツプ、16……梯子本体、18……受け枠、
20……固定具、22……固定ステツプ、24…
…係合部、34……クランクアーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 梯子本体にクランクアームを介してマンホール
    の蓋受け枠への固定具を取り付け、前記梯子本体
    の下端部にはマンホール付帯のステツプへの係合
    部を設けたことを特徴とするマンホール用補助梯
    子。
JP17258987U 1987-11-11 1987-11-11 Expired - Lifetime JPH0522637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17258987U JPH0522637Y2 (ja) 1987-11-11 1987-11-11

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JP17258987U JPH0522637Y2 (ja) 1987-11-11 1987-11-11

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JPH0177000U JPH0177000U (ja) 1989-05-24
JPH0522637Y2 true JPH0522637Y2 (ja) 1993-06-10

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JPH0177000U (ja) 1989-05-24

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