JP2534913Y2 - 地下構造物用梯子 - Google Patents

地下構造物用梯子

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JP2534913Y2
JP2534913Y2 JP4769591U JP4769591U JP2534913Y2 JP 2534913 Y2 JP2534913 Y2 JP 2534913Y2 JP 4769591 U JP4769591 U JP 4769591U JP 4769591 U JP4769591 U JP 4769591U JP 2534913 Y2 JP2534913 Y2 JP 2534913Y2
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文博 太田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、作業時に受枠に取付け
て使用する昇降用梯子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地下構造物内への昇降用とし
て受枠に梯子を取付けたものが知られている。
【0003】例えば、実公昭62−5087号公報に
は、蓋体を受け支える受の開口部内周面に設けた一
対の取付管と、この取付管に嵌合させる取付け脚を有す
る梯子とからなるマンホール用補助梯子が開示されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このマンホ
ール用補助梯子は、受の開口部内周面に設けた取付管
に梯子の取付け脚を嵌合するだけであり、昇降時に梯子
頂部に強い力が加わると梯子がぐらついたり、また取付
管そのものを損傷するという問題がある。
【0005】本考案は、このような従来の問題点を解消
するものであり、簡単でしかも確実に取付けができる地
下構造物用梯子を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の地下構造物用梯
子は、上記目的を達成するために、開口部内周面に取付
座を設けた受枠に着脱自在に取付けられる梯子であっ
、梯子本体の左右下部に設けた一対の固定上片と、前
記固定上片の下方に配置させた固定下片を下端に有する
上下に摺動可能な門型固定具と、この門型固定具を摺動
させ、前記取付座を前記固定上片及び固定下片とで上下
から挟持固定する締付手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案の、地下構造物用梯子を受枠に取付ける
場合には、固定上片と固定下片との間に受枠の開口部内
周面に設けた取付座がくるように地下構造物用梯子を配
置し、締付手段によって固定下片を摺動させて固定上片
と固定下片とで取付座を挟持して梯子本体を受枠に固定
する。
【0008】
【実施例】次いで、図に示す実施例に基づいて本考案の
特徴を具体的に説明する。
【0009】図1は本実施例の地下構造物用梯子を受枠
に取付た状態を示す斜視図、図2は断面図、図3は受枠
全体の平面図である。
【0010】図中1は地下構造物用の受枠であり、開口
部内周面に取付座2を設けている。この取付座2は、弓
形状の水平棚部2aとこの水平棚部2aの先端から上方
に突設した突起2bを有しており、受枠1の内周面に6
0度間隔で6か所設けている。
【0011】3は梯子本体で、L型状の側杆3a,3a
とこれらの間に渡した横杆3bと側杆3a,3aの下端
を連結する補強横杆4とで構成されている。そして、こ
の補強横杆4の両端部に一対のロッド5を設け、ロッド
5の下端にはブロック状の固定上片6を取付けている。
さらに固定上片6には、取付座2に設けた突起2bが嵌
合可能な切欠6aを形成している。
【0012】7は門型固定具で、平行に配置した側杆7
a,7aとこれらを連結する連結杆7bとで構成されて
おり、側杆7aは固定上片6を貫通し上下に摺動可能で
ある。側杆7aの下端には固定上片6とで受枠1の開口
部内周面に設けた取付座2を挟持固定する固定下片7c
を設けている。
【0013】8は、門型固定具7を上方に押し上げ、固
定下片7cを取付座2の下面に当接させ締めつける締付
手段としてのクランプであり、本体は梯子本体3の補強
横杆4にリベットで取付けられ、クランプ8の先端は連
結杆7bにナット8aによって取付けられている。この
ナット8aの締付位置を変更することにより、門型固定
具7の押し上げ高さが変化するため挟持力を調整するこ
とができる。
【0014】上記構成の地下構造物用梯子は、図1に示
すようにクランプ8のハンドル8bを略水平位置まで回
動させて取付座2の厚みよりも広い状態とした固定上片
6と固定下片7cとで取付座2を挟むように配置する。
そして、図2の実線で示すようにハンドル8bを垂直位
置まで回動させることにより、固定上片6と固定下片7
cとで取付座2を挟持して梯子本体3を固定する。
【0015】本実施例にあっては、取付座を60度の等
間隔で設けているため地下構造物用梯子の取付け箇所を
自由に変更することができる。
【0016】なお、上記実施例では、取付座2の上面に
突起2bを設け、梯子本体3の固定上片6にこれと嵌合
する切欠6aを設けたが、無論これに限定されるもので
はなく、例えば図2に示すように取付座2の下面に凹部
2cを設け、この凹部2cに係合させる突起を固定下片
に設けて確実に挟持させても良いし、また、取付座に切
欠を設け、固定上片あるいは固定下片にこの切欠と嵌合
する突起を設けるものとすることもできる。
【0017】また、締付手段として、クランプ8を使用
したが、本考案にあっては固定上片と固定下片とで取付
座を挟持できればクランプ8に限定されるものではな
い。
【0018】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の地下構
造物用梯子は、開口部内周面に取付座を設けた受枠に着
脱自在に取付けられる梯子であって、梯子本体の左右下
部に設けた一対の固定上片と、前記固定上片の下方に配
置させた固定下片を下端に有する上下に摺動可能な門型
固定具と、この門型固定具を摺動させ、前記取付座を前
記固定上片及び固定下片とで上下から挟持固定する締付
手段を備えている。このため、締付手段により固定上片
と固定下片とで取付座を締付けるだけで容易に、かつ確
実に梯子を取り付けることができる。したがって、梯子
の設置や除去作業が速やかに短時間で行えるようにな
り、現場での作業が楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の地下構造物用梯子を受枠に取り付け
た状態を示す斜視図である。
【図2】図1の地下構造物用梯子を受枠に取り付けた状
態の断面図である。
【図3】受枠全体の平面図である。
【符号の説明】
1 受枠 2 取付座 2a 水平棚部 2b 突起 2c 凹部 3 梯子本体 3a 側杆 3b 横杆 4 補強横杆 5 ロッド 6 固定上片 6a 切欠 7 門型固定具 7a 側杆 7b 連結杆 7c 固定下片 8 クランプ(締付手段) 8a ナット 8b ハンドル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部内周面に取付座を設けた受枠に着
    脱自在に取付けられる梯子であって、梯子本体の左右下
    部に設けた一対の固定上片と、前記固定上片の下方に配
    置させた固定下片を下端に有する上下に摺動可能な門型
    固定具と、この門型固定具を摺動させ、前記取付座を前
    記固定上片及び固定下片とで上下から挟持固定する締付
    手段を備えたことを特徴とする地下構造物用梯子。
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