JPH05224888A - 小数点位置可変型データの乗算回路 - Google Patents

小数点位置可変型データの乗算回路

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JPH05224888A
JPH05224888A JP2630192A JP2630192A JPH05224888A JP H05224888 A JPH05224888 A JP H05224888A JP 2630192 A JP2630192 A JP 2630192A JP 2630192 A JP2630192 A JP 2630192A JP H05224888 A JPH05224888 A JP H05224888A
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JP2630192A
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Inventor
Hisayoshi Kuraya
久義 蔵屋
Hiroki Shitamae
弘樹 下前
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路規模を縮小すると共に高速処理かのうな
小数点位置可変型データの乗算回路の提供を目的とす
る。 【構成】 小数点位置可変型データ(A)の小数点位置
を予め定められた基準位置にシフトして基準位置に小数
点を揃え且つシフトされたビット数だけ下位側のビット
に”0”を設定するシフト回路(13,14)と、この
出力データを乗算して所定の有効桁のみを出力する乗算
器(2)を備えている。このような構成により、従来必
要であった有効桁を選択的に出力する回路も、また丸め
ビットを選択的に出力する回路も不要として回路規模の
縮小を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理装置内に備え
られる乗算回路に関し、更に詳述すれば、少なくとも一
方のデータが小数点位置可変型データであり、他方のデ
ータが小数点固定型データ、たとえば整数データである
ような2データを乗算する乗算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、汎用ディジタル信号処理 (音声,
画像, その他) 用LSI の処理速度,小型化,低消費電力
化,低コスト化等がユーザから望まれており、特に半導
体製造者から購入したLSI を組込んだ種々の製品を製造
する業者には、それぞれの製品用のいわゆる特定用途向
けLSI(ASIC) が供給される。このような特定用途向けLS
I は通常の汎用LSI に比してより以上の回路縮小, 簡素
化が要求されている。
【0003】そこで、上述のようなLSI 内に備えられる
乗算回路においてもより以上の回路縮小, 簡素化が望ま
れるが、たとえば特定用途向けLSI では一方のデータが
小数点以下のみが有効数字である小数点位置可変型デー
タであり、他方のデータが整数データであるような2デ
ータの乗算のみを行い、更にその乗算結果の小数点以上
を有効桁として出力する場合がある。以下に具体的に説
明する。
【0004】図1は小数点以下のみが有効数字である小
数点位置可変型データ (以下、データAという)と、小
数点以上のみが有効数字である小数点固定型データ、具
体的には整数データ(以下、データBという)との乗算
を行い、その結果のデータCを得た場合の小数点の位置
を示す模式図である。
【0005】図1(a) はデータAを示しており、nビッ
トの小数点位置可変型データであり、その有効桁は小数
点以下のビットである。従って、このデータAの小数点
は図1(a) に「ア」,「イ」,「ウ」…にて示されてい
るように可変である。図1(b) はデータBを示してお
り、mビットの整数データである。なお、ここではm>
nの関係がある。
【0006】図1(c) は上述のデータAとデータBとを
乗算した結果のデータCを示しており、n+mビットで
ある。しかし、乗算結果として実際に必要なデータはデ
ータCの内の小数点以上の部分である。この場合、デー
タCの小数点は図1(c) に「ア」,「イ」,「ウ」…に
て示されているように、データAと同様に可変になる。
そして、最終的にはデータCはその小数点が図1(c) に
「ア」,「イ」,「ウ」…にて示されているいずれの位
置であるかにそれぞれ応じてそれ以上のビットがデータ
選択回路により選択出力される。
【0007】従って、データAのビット数nが大きけれ
ば大きい程、データ選択回路を多数用意する必要が生じ
る。また、小数点以下のビットを丸め処理(四捨五入あ
るいは切捨て)する場合にも上述同様に、それぞれの小
数点位置に応じてデータを選択する必要がある。従っ
て、そのための丸めビット選択回路が必要となり、丸め
処理回路が複雑化する。
【0008】更に上述のような処理は、従来の汎用ディ
ジタル信号処理用LSI ではソフトウェアを用いて行われ
ていたが、特定用途向けLSI では、処理速度, LSIの小
型化,低消費電力化,低コスト化等の面から専用の回路
を内蔵することが望ましい。
【0009】以下に、データAのビット数nが4であ
り、データBのビット数mが8である場合を例にとって
具体的に説明する。図2(a) に示されているデータAの
「ア」の位置に小数点がある場合、データCの小数点は
図2(d) に示されているように「ア」の位置になり、丸
めビットは下位側からの4ビット(0, 1, 2, 3 ビット)
、有効桁は下位側から5番目のビット以上の各ビット
(4, 5, 6…11ビット) になる。
【0010】同様に、図2(a) に示されているデータA
の「イ」の位置に小数点がある場合、データCの小数点
は図2(e) に示されているように「イ」の位置になり、
丸めビットは下位側からの3ビット(0, 1, 2ビット) 、
有効桁は下位側から4番目のビット以上の各ビット(3,
4, 5, 6 …11ビット) になる。また、図2(a) に示され
ているデータAの「ウ」の位置に小数点がある場合、デ
ータCの小数点は図2(f) に示されているように「ウ」
の位置になり、丸めビットは下位側からの2ビット(0,
1 ビット) 、有効桁は下位側から3番目のビット以上の
各ビット(2, 3,4, 5, 6…11ビット) になる。更に、図
2(a) に示されているデータAの「エ」の位置に小数点
がある場合、データCの小数点は図2(g) に示されてい
るように「エ」の位置になり、丸めビットは下位側から
の1ビット(0ビット) 、有効桁は下位側から2番目のビ
ット以上の各ビット(1, 2, 3, 4, 5, 6 …11ビット) に
なる。
【0011】従って、図2(d), (e), (f), (g)のそれぞ
れの場合について、小数点以上の有効桁を選択して出力
するためのデータ選択回路を用意する必要がある。一
方、丸め処理に関しても、上述の各場合それぞれについ
て、小数点以下のビットを選択して出力するための選択
回路を用意する必要がある。
【0012】図3はそのような従来の乗算回路の構成を
示すブロック図である。図3において、参照符号11はデ
ータAが格納されるAレジスタであり、同12はデータB
が格納されるBレジスタである。両レジスタ11, 12にそ
れぞれ格納されているデータA及びデータBは乗算器2
に与えられて乗算され、その結果のデータCがPレジス
タ3に格納される。Pレジスタ3に格納されたデータC
はデータ選択回路41及び丸めビット選択回路42にそれぞ
れ与えられる。データ選択回路41は、データCの小数点
の位置に応じてそれぞれの小数点以上の有効桁部分を選
択的に出力する複数の回路が備えられている。また丸め
ビット選択回路42は、データCの小数点の位置に応じて
それぞれの小数点以下の丸めビットを選択的に出力する
複数の回路が備えられている。そして、丸めビット選択
回路42により選択されたデータは丸めビット処理回路43
により丸め処理される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の乗
算回路においては、乗算結果のデータCの小数点の位
置、換言すれば小数点位置可変型データであるデータA
の小数点の位置にそれぞれに対応して有効桁を選択的に
出力するための回路と丸めビットを選択的に出力するた
めの回路とを用意する必要がある。このため、小数点位
置可変型データのビット数が大きくなればなる程、回路
規模が大きくなるという問題がある。
【0014】このような問題はデータAとデータBとの
双方が小数点位置可変型データである場合にはより大き
くなる。
【0015】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たものであり、回路規模を縮小すると共に高速処理かの
うな小数点位置可変型データの乗算回路の提供を目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の小数点位置可変
型データの乗算回路では、小数点位置可変型データ(デ
ータA)の小数点位置を予め定められた基準位置にシフ
トして基準位置に小数点を揃えた上で乗算を実行するこ
とにより、有効桁を選択的に出力する回路も、また丸め
ビットを選択的に出力する回路も不要として回路規模の
縮小を図っている。以下、本発明の原理的構成について
具体的に説明する。
【0017】まず、小数点位置可変型データであるデー
タAが4ビット、整数データであるデータBが8ビッ
ト、従って両者の乗算結果のデータであるデータCが12
ビットである場合の本発明の基本的な考え方について図
4,図5,図6及び図7を参照して説明する。
【0018】データAの小数点位置が図4(a) に「ア」
にて示されている位置、即ちデータAが小数点以下4ビ
ットが有効ビットである場合はそのまま乗算を行う。こ
の結果、データCの小数点位置はデータAと同様に図4
(c) に「ア」にて示されている位置となり、小数点以下
4ビットが丸めビットになる。これは、前述の図2(d)
に示されている場合と同様である。
【0019】データAの小数点位置が図5(a) に「イ」
にて示されている位置、即ちデータAが小数点以下3ビ
ットが有効ビットである場合は、図5(b) に示されてい
るように、データAを1ビット左へシフトし、且つ最下
位ビットに”0”を設定し、図5(c) に示されているデ
ータBとの乗算を行う。この結果、データCの小数点位
置は図5(b) に示されている1ビット左シフトしたデー
タAと同様に図5(d)に「イ」にて示されている位置と
なり、小数点以下4ビットが丸めビットになる。これ
は、上述の図4(c) に示されている場合と同様であり、
乗算以降の処理は図4の場合と同様の回路により行え
る。
【0020】データAの小数点位置が図6(a) に「ウ」
にて示されている位置、即ちデータAが小数点以下2ビ
ットが有効ビットである場合は、図6(b) に示されてい
るように、データAを2ビット左へシフトし、且つ最下
位ビット側の2ビットにいずれも”0”を設定し、図6
(c) に示されているデータBとの乗算を行う。この結
果、データCの小数点位置は図6(b) に示されている2
ビット左シフトしたデータAと同様に図6(d) に「ウ」
にて示されている位置となり、小数点以下4ビットが丸
めビットになる。これは、前述の図4(c) 及び図5(d)
に示されている場合と同様であり、乗算以降の処理は図
4及び図5の場合と同様の回路により行える。
【0021】データAの小数点位置が図7(a) に「エ」
にて示されている位置、即ちデータAが小数点以下1ビ
ットが有効ビットである場合は、図7(b) に示されてい
るように、データAを3ビット左へシフトし、且つ最下
位ビット側の3ビットにいずれも”0”を設定し、図7
(c) に示されているデータBとの乗算を行う。この結
果、データCの小数点位置は図7(b) に示されている3
ビット左シフトしたデータAと同様に図7(d) に「エ」
にて示されている位置となり、小数点以下4ビットが丸
めビットになる。これは、前述の図4(c), 図5(d) 及
び図6(d) に示されている場合と同様であり、乗算以降
の処理は図4, 図 5及び図6の場合と同様の回路により
行える。
【0022】なお乗算器の各例では乗算結果のデータC
の内の小数点以上を有効桁としていりが、これに限るも
のではない。
【0023】図8は本発明に係る小数点位置可変型デー
タの乗算回路の原理的構成を示すブロック図である。図
8において、参照符号13はシフト回路であり、上述の図
4, 図 5, 図6及び図7に示されているように、データ
Aのそれぞれの小数点位置に応じて、小数点以下第1位
のビットが最上位となるように左シフトし、最下位側に
は左シフトされたビット数に応じて各ビットに”0”を
設定する。
【0024】データBとシフト回路13から出力された左
シフト後のデータAとは乗算器2に与えられる。乗算器
2は両入力データを乗算してデータCを得る。この際、
有効桁データが小数点以上であれば、データCの最下位
側の4ビットは小数点以下であるから最下位側から第5
番目のビット以上の各ビットのみが有効データとして出
力されるように乗算器2の出力を設定しておく。またた
とえば、有効桁データが小数点以下第1位以上であれ
ば、データCの最下位側から第4番目のビット以上の各
ビットのみが有効データとして出力されるように乗算器
2の出力を設定しておく。
【0025】
【作用】図8にその原理的構成が示されている本発明の
小数点位置可変型データの乗算回路は以下のように動作
する。
【0026】データAはシフト回路13に入力されてその
小数点位置に応じて左シフトされる。具体的には、上述
の図4, 図 5, 図6及び図7に示されているように、そ
れぞれの小数点位置に応じて、小数点以下第1位のビッ
トが最上位となるように左シフトされ、最下位側には左
シフトされたビット数に応じて各ビットに”0”が設定
される。
【0027】データBと、シフト回路13から出力された
左シフト後のデータAとは乗算器2に与えられて乗算さ
れ、その結果のデータCが得られる。このデータCは前
述の図4(c),図5(d),図6(d) 及び図7(d) に示されて
いるように、その小数点位置は最下位側から第4ビット
と第5ビットとの間に固定されている。従って、図3に
示されている従来回路のようにデータ選択回路41及び丸
めビット選択回路42によるデータ選択を行う必要はな
く、小数点以上の有効データのみを直接出力することも
可能であり、また必要に応じて小数点以下の丸めビット
をも出力して適宜の丸め処理を直接施すことも可能であ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
【0029】図9は本発明に係る小数点位置可変型デー
タの乗算回路の第1の実施例の構成を示すブロック図で
ある。なおこの第1の実施例は、丸め処理が小数点以下
切捨て、即ち乗算結果のデータの有効桁が小数点以上
(小数点以下切捨て)である場合の構成を示している。
【0030】図9において、参照符号11は4ビットのデ
ータAが格納されるAレジスタであり、同12は8ビット
のデータBが格納されるBレジスタである。また参照符
号13は4ビットのシフト回路であり、上述の図4, 図
5, 図6及び図7に示されているように、データAのそ
れぞれの小数点位置に応じて、小数点以下第1位のビッ
トが最上位となるように左シフトし、左シフトされたビ
ット数に応じた最下位側の各ビットに”0”を設定す
る。
【0031】シフト回路13から出力された左シフト後の
データAとBレジスタ12に格納されているデータBとは
4×8ビットの乗算器2に与えられる。乗算器2は両入
力データを乗算した結果の12ビットの内の上位側の8ビ
ットのみを出力するようにその出力が設定されている。
Pレジスタ3は8ビット構成であり、乗算器2から出力
された8ビットのデータを格納する。
【0032】図9にその構成が示されている本発明の小
数点位置可変型データの乗算回路の第1の実施例は以下
のように動作する。
【0033】Aレジスタ11に格納されているデータAは
シフト回路13に入力されてその小数点位置に応じて左シ
フトされる。具体的には、上述の図4, 図 5, 図6及び
図7に示されているように、それぞれの小数点位置に応
じて、小数点以下第1位のビットが最上位となるように
左シフトされ、左シフトされたビット数に応じた最下位
側の各ビットには”0”が設定される。
【0034】シフト回路13から出力された左シフト後の
データAとBレジスタ12に格納されているデータBとは
乗算器2に与えられて乗算され、その結果のデータCが
得られる。そして、乗算器2はデータCの上位8ビット
のみを出力する。データCは前述の図4(c),図5(d),図
6(d) 及び図7(d) に示されているように、その小数点
位置は最下位側から第4ビットと第5ビットとの間に固
定されているので、その内の上位側8ビットが小数点以
上になっている。この乗算器2からの8ビットの出力は
Pレジスタ3に格納される。従って、図3に示されてい
る従来回路のようにデータ選択回路41によるデータ選択
を行う必要なしに、Pレジスタ3に格納されているデー
タがそのまま小数点以上の有効データとして出力され
る。
【0035】図10は本発明に係る小数点位置可変型デ
ータの乗算回路の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。なおこの第2の実施例は、丸め処理が小数点以
下切捨てではない場合の構成を示している。
【0036】この第2の実施例では、乗算器2内に、乗
算器2本来の乗算処理を行うための乗算部20と、丸めビ
ット処理回路43と、加算器21とを備えている。
【0037】乗算器2はシフト回路13から与えられるデ
ータ、即ち左シフト後のデータAと、Bレジスタ12から
与えられるデータBとをその乗算部20により乗算するこ
とは上述の第1の実施例と同様であるが、乗算結果のデ
ータの内の小数点以下の4ビットのデータを丸めビット
選択回路42へ、小数点以上の8ビットのデータを加算器
21へ出力する。
【0038】丸めビット処理回路43は乗算器2の乗算部
20による両データの乗算結果のデータ内の下位4ビット
を入力し、予め定められている丸め処理方法に応じて丸
め処理し、その結果の1ビットのデータを加算器21へ出
力する。加算器21にはこの丸めビット処理回路43からの
丸め処理済みのデータの他、乗算器2による乗算結果の
データの内の小数点以上の8ビットのデータが与えられ
ているので、加算器21は両データを加算してその結果の
8ビットのデータをPレジスタ3へ出力して格納する。
【0039】このPレジスタ3に格納された8ビットの
データが有効桁データとして出力される。
【0040】図11は本発明に係る小数点位置可変型デ
ータの乗算回路の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。なおこの第3の実施例は上述の第2の実施例と
同様に、丸め処理が小数点以下切捨てではない場合の構
成を示している。
【0041】この第3の実施例では、乗算器2外に、丸
めビット処理回路43と、加算器21とを備えている。
【0042】乗算器2はシフト回路13から与えられるデ
ータ、即ち左シフト後のデータAと、Bレジスタ12から
与えられるデータBとを乗算することは上述の第1及び
第2の実施例と同様であるが、乗算結果の12ビットの
データを直ちにPレジスタ3に格納する。そして、この
Pレジスタ3に格納されたデータの内の小数点以下の4
ビットのデータが丸めビット選択回路42に、小数点以上
の8ビットのデータが加算器21に与えられる。
【0043】丸めビット処理回路43はPレジスタ3に格
納されている乗算結果データの内の下位4ビットを入力
し、予め定められている丸め処理方法に応じて丸め処理
し、その結果の1ビットのデータを加算器21へ出力す
る。加算器21にはこの丸めビット処理回路43からの丸め
処理済みのデータの他、Pレジスタ3に格納されている
乗算結果のデータの内の小数点以上の8ビットのデータ
が与えられているので、加算器21は両データを加算して
その結果の8ビットのデータを有効桁データとして出力
する。
【0044】ところで、以上の各実施例ではデータAが
有効桁が小数点以下で且つ小数点位置可変型データであ
り、データBが小数点位置固定型データ(整数)である
場合について説明したが、両データが共にデータA同様
の有効桁が小数点以下で且つ小数点位置可変型データで
ある場合にも本発明は適用可能である。この場合、たと
えば図9に示されている本発明の第1の実施例に対して
は図12に示されている第4の実施例のように、Bレジ
スタ12にはデータAと同型のデータAAが格納される。こ
こでは、データAAは有効桁が小数点以下で且つ小数点位
置可変型データである8ビットのデータであるとする。
【0045】そして、Bレジスタ12と乗算器2との間に
は8ビットのシフトレジスタ14が備えられており、シフ
ト回路13と同様に、Bレジスタ12から入力された8ビッ
トのデータの小数点以下第1のビットが最上位ビットに
なるように左シフトし、シフトしたビット数に対応して
最下位側のビットに”0”を設定する。
【0046】以下の動作は前述の第1の実施例と同様で
あり、最終的に出力されるべきデータの有効桁数に合わ
せて乗算器2の出力ビット数及びPレジスタ3の構成ビ
ット数を適宜に設定しておけばよい。
【0047】また図10に示されている第2の実施例に
対しては図13に示されている第5の実施例のように、
Bレジスタ12と乗算器2との間に上述の第4の実施例と
同様のシフトレジスタ14を備えればよい。
【0048】更に図11に示されている第3の実施例に
対しては図14に示されている第6の実施例のように、
Bレジスタ12と乗算器2との間に上述の第4,第5の実
施例と同様のシフトレジスタ14を備えればよい。
【0049】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の小数点
位置可変型データの乗算回路によれば、回路規模を縮小
することが可能になるのでより一層特定用途向けLSI に
適したLSI を得ることが出来る。また、丸めビットを処
理する回路も一体化することが可能になるので、全体と
しての処理機能が簡素化されると共に試験に際しても操
作が簡単になる。なお、本発明のこの様な効果は小数点
位置可変型データのビット長が大であればある程、有効
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の小数点位置可変型データの乗算の状態を
示す模式図である。
【図2】従来の小数点位置可変型データの乗算の状態を
示す模式図である。
【図3】従来の小数点位置可変型データの乗算回路の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の小数点位置可変型データの乗算の状態
を示す模式図である。
【図5】本発明の小数点位置可変型データの乗算の状態
を示す模式図である。
【図6】本発明の小数点位置可変型データの乗算の状態
を示す模式図である。
【図7】本発明の小数点位置可変型データの乗算の状態
を示す模式図である。
【図8】本発明の乗算回路の原理的構成を示すブロック
図である。
【図9】本発明の乗算回路の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図10】本発明の乗算回路の第2の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図11】本発明の乗算回路の第3の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図12】本発明の乗算回路の第4の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図13】本発明の乗算回路の第5の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図14】本発明の乗算回路の第6の実施例の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
2 乗算器 13 シフト回路 14 シフト回路 21 加算器 43 丸めビット処理回路 A 小数点位置可変型データ (第1のデータ) B 整数データ (第2のデータ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のデータ(A)がその有効桁が小数
    点以下第1ビット以下であり且つ小数点位置可変型デー
    タであり、第2のデータ(B)が前記第1のデータ
    (A)と同型または小数点位置固定型データである場合
    に、両データ(A),(B)を乗算器(2)により乗算
    して所定の有効桁のみを出力する小数点位置可変型デー
    タの乗算回路において、 前記第1の型のデータ(A)をその小数点以下第1ビッ
    トを最上位ビットにシフトすると共にシフトしたビット
    数だけ最下位側のビットに”0”を設定した後に前記乗
    算器に与えるシフト回路(13,14)を備え、 前記乗算器(2)は、乗算結果の内の前記所定の有効桁
    のみを出力すべくなしてあることを特徴とする小数点位
    置可変型データの乗算回路。
  2. 【請求項2】 第1のデータ(A)がその有効桁が小数
    点以下第1ビット以下であり且つ小数点位置可変型デー
    タであり、第2のデータ(B)が前記第1のデータ
    (A)と同型または小数点位置固定型データである場合
    に、両データ(A),(B)を乗算器(2)により乗算
    して所定の有効桁のみを出力する小数点位置可変型デー
    タの乗算回路において、 前記第1の型のデータ(A)をその小数点以下第1ビッ
    トを最上位ビットにシフトすると共にシフトしたビット
    数だけ最下位側のビットに”0”を設定した後に前記乗
    算器に与えるシフト回路(13,14)と、 前記乗算器(2)による乗算結果の内の前記所定の有効
    桁以下のビットに対して所定の丸め処理を行う丸め処理
    回路(43)と、 前記乗算器(2)による乗算結果の内の前記所定の有効
    桁と、前記丸め処理回路(43)による丸め処理結果と
    を加算し、前記所定の有効桁のみを出力する加算器(2
    1)とを備えたことを特徴とする小数点位置可変型デー
    タの乗算回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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