JPH05224317A - 複写機の露光装置 - Google Patents

複写機の露光装置

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JPH05224317A
JPH05224317A JP4029115A JP2911592A JPH05224317A JP H05224317 A JPH05224317 A JP H05224317A JP 4029115 A JP4029115 A JP 4029115A JP 2911592 A JP2911592 A JP 2911592A JP H05224317 A JPH05224317 A JP H05224317A
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Shinichi Takeda
愼一 武田
Shinichi Togawa
新一 戸川
Hiroshi Kataoka
片岡  浩
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源部で発生する振動がミラーに影響を及ぼ
さないようにする。 【構成】 ばね58が外嵌された支持体57で、反射板
56の取付部59を第一ミラーベース30の台部61に
装着する。ばね58の付勢力で、反射板56を第一ミラ
ーベース30に固定する。原稿走査の際に、往復動する
第一ミラーベース30の急激な挙動変化により、反射板
56が振動する。この振動はばね58によつて吸収さ
れ、ミラー21には伝わらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源を移動させて原稿
を走査する複写機の露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ランプの移動により原稿を走査す
る露光装置を備えた複写機では、図8の如く、ランプ1
およびこれを支持する反射板2とからなる光源部3が、
取付部材(ミラーベース)4にビス5により固定されて
いる。
【0003】ミラーベース4は、複写機本体に往復移動
自在に支持され、原稿から反射され反射板2のスリツト
を通過した光を反射するミラー6が装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の露光装置におけ
る光源部3では、ランプ1の光を斜上方に照射させるた
めに、反射板2がランプ1を包み込むような断面形状と
されており、必然的に反射板2のミラーベース4に対す
る取付箇所は光源部3の重心から離れたところになり、
片持ち支持の状態となる。
【0005】原稿走査を行なうために、ミラーベース4
を移動させて停止させるときの急激な挙動の際に、反射
板2が振動し、その振動がミラーベース4に伝わる。
【0006】これによつて、ミラー6が振動し、原稿か
らの反射光は正確に反射されなくなり、画像ぶれ等が発
生し、コピー画質に悪影響を及ぼしている。
【0007】本発明は、上記に鑑み、光源部で発生する
振動をミラーに影響を与えないようにした複写機の露光
装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1,2の如く、原稿露光用光源部55を取付部
材30に対して揺動自在に支持する支持体57と、光源
部55を取付部材30の方向に付勢しながら原稿走査時
の往復動により発生する衝撃を吸収する弾性体58とが
設けられたものである。
【0009】
【作用】上記課題解決手段において、原稿を走査するた
めに光源部55を往復動させると、振動が生じる。この
とき、光源部55は支持体57を支点にして振動する
が、この振動は弾性体58に吸収され、取付部材30に
は伝わらないので、反射ミラー21は振動しない。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す露光装置の断
面図、図2は同じく光源部が振動したときの露光装置の
断面図、図3は組立て前の露光装置を示す図、図4は同
じくその斜視図、図5は光学系の構成図、図6は移動装
置の構成図、図7は本実施例の露光装置を備えた複写機
の全体概略図である。
【0011】本実施例の複写機は、図7の如く、複写機
本体1の上部に光学系2が配されており、その上方に配
された原稿ガラス上に載置された原稿を露光装置3によ
り走査して、感光体4を露光する。
【0012】感光体4の周囲には、メインチヤージヤ
5、ブランクランプ6、カラー用現像装置7、メイン現
像装置8、転写チヤージヤ9、剥離チヤージヤ10、ク
リーニング装置11、除電ランプ12が配設されてい
る。
【0013】そして、給紙カセツト13あるいは手差し
給紙トレイ14の用紙は、給紙ローラ15あるいは手差
し給紙ローラ16によりレジストローラ17を経て、感
光体4に搬送される。
【0014】感光体4上のトナー像が転写された用紙
は、サクシヨンベルト18で定着装置19により定着さ
れて、排紙ローラ20で排紙される。
【0015】光学系2は、図5の如く、露光装置3と、
第一,第二,第三ミラー21,22,23と、レンズ2
4と、第四,第五,第六ミラー25,26,27とを備
えている。
【0016】露光装置3と第一ミラー21は第一ミラー
ベース30に搭載され、第二,第三ミラー22,23は
第二ミラーベース31に搭載され、第四,第五ミラー2
5,26は第三ミラーベース32に搭載されている。
【0017】第一ミラーベース30および第二ミラーベ
ース31は、移動装置33により第一ミラーベース30
が速度Vに対し、第二ミラーベース31が速度0.5V
の割合で往復移動される。
【0018】移動装置33は、図6に示すように、前後
一本ずつのワイヤー34を用いて、それぞれワイヤー3
4の一端は複写機本体1のA部に固定され、第二ミラー
ベース31に支持された第一プーリ35から複写機本体
1に支持された第二プーリ36を経て、巻取プーリ37
に数回巻き付けられている。
【0019】ワイヤー34は、さらに複写機本体1の第
二プーリ36と反対側に支持された第三プーリ38を経
て、第一ミラーベース30にB部で固定され、第一プー
リ35と同軸上に支持された第四プーリを経て、ワイヤ
ー34の他端が複写機本体1のC部に固定されている。
【0020】巻取プーリ37の巻取軸39の一側に、ミ
ラーモータ40が取り付けられ、ミラーモータ40の正
逆転により巻取プーリ37が回転されて、ワイヤー34
により第一、第二ミラーベース30,31が往復動され
る。
【0021】その移動速度Vは機種により様々である
が、高速機の場合には、往動(Feed)では400〜
500mm/sec、復動(Return)では最大で
1500〜2000mm/secである。
【0022】なお、図5〜7中、41は第三ミラーベー
ス駆動モータ、42はレンズ駆動モータ、43はクーリ
ングフアン、44はメインモータ、45はトナーボツク
ス、46はドラム剥離爪、47は上ヒートローラ、48
は下ヒートローラ、49はヒータランプ、50は下剥離
爪、51は上剥離爪、52はオゾン吸収フイルタであ
る。
【0023】光学系2の露光装置3は、図4の如く、原
稿露光用光源部55と、光源部55を保持する反射板5
6とを備え、従来のものと同形状である。ただし、本実
施例では、従来のように反射板をビスで固定する代り
に、反射板56を取付部材30に対して揺動自在に支持
する支持体57と、光源部55を取付部材30の方向に
付勢しながら衝撃を吸収する弾性体58とが設けられて
いる。
【0024】支持体57は、2個の段ビスからなり、反
射板56の下部に延設された取付部59に穿設された孔
60を貫通して、第一ミラーベース30上に形成された
高さ約2mmの台部61にねじ止めされている。なお、
孔60の内径は、段ビスの外径よりも大とされている。
【0025】弾性体58は、支持体57に外嵌されたば
ねであり、支持体57の頭部と取付部との間に介装さ
れ、取付部59を少なくとも1kg程度の圧力で押圧し
ており、反射板56を水平に保持している。なお、図1
中、62はスリツトである。
【0026】上記の如く構成された複写機では、ミラー
モータ40の駆動により第一ミラーベース30および第
二ミラーベース31が往動して、原稿を走査する。
【0027】その後、ミラーモータ40が逆転して、第
一ミラーベース30および第二ミラーベース31を往動
よりも高速で復動させて、元のホームポジシヨンに戻
す。
【0028】マルチコピーを行なうとき、露光装置がホ
ームポジシヨンに戻った後、再び動き出すが、この復動
から往動に切り替わるときに、第一ミラーベース30を
急停止して発進させるために、反射板56の振動が最も
大きくなる。
【0029】このとき、図2の如く、反射板56は支持
体57を支点にして約8〜10mmまで傾いて振動して
いる。この振動は弾性体58に吸収され、第一ミラーベ
ース30に伝わらないので、第一ミラー21は振動しな
い。
【0030】そのため、反射光の位置ずれがなくなり、
画像ぶれ等が発生しなくなり、良好なコピー画質が得ら
れる。
【0031】したがつて、光源部55に自由度を持たせ
て第一ミラーベースに取り付けることにより、原稿を走
査する際の急激な挙動により光源部55で発生する振動
をミラーに影響を与えないようにすることができる。
【0032】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0033】本実施例の段ビスとばねを用いて光源部5
5を第一ミラーベースに取り付ける代りに、反射板の取
付部を第一ミラーベースに回転自在に軸支して、反射板
自体をばね、弾性ゴム等で支持してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、原稿露光用光源部は、反射ミラーを有した取付
部材に対して、支持体により揺動自在に支持され、光源
部を取付部材の方向に付勢しながら衝撃を吸収する弾性
体により取付けられているので、原稿を走査するために
光源部が往復動したとき急激な挙動により発生する振動
は、弾性体に吸収され取付部材に伝わらず、反射ミラー
の振動を防止できる。
【0035】したがつて、反射光の位置ずれがなくな
り、画像ぶれ等が発生しなくなり、良好なコピー画質が
得られるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す露光装置の断面図
【図2】同じく光源部が振動したときの露光装置の断面
【図3】組立て前の露光装置を示す図
【図4】同じくその斜視図
【図5】光学系の構成図
【図6】移動装置の構成図
【図7】本実施例の露光装置を備えた複写機の全体概略
【図8】従来の露光装置の斜視図
【符号の説明】
21 反射ミラー 30 ミラーベース 33 移動装置 55 光源部 57 支持体 58 弾性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿露光用光源部と、反射ミラーを有し
    光源部が取り付けられた取付部材と、該取付部材を原稿
    に対して往復動させる移動装置とを備えた複写機の露光
    装置において、光源部を取付部材に対して揺動自在に支
    持する支持体と、光源部を取付部材の方向に付勢しなが
    ら衝撃を吸収する弾性体とが設けられたことを特徴とす
    る複写機の露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7411705B2 (en) * 2002-12-03 2008-08-12 Transpacific Ip, Ltd. Light-source mechanism for optical scanner

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JPH0387824A (ja) * 1989-08-31 1991-04-12 Toshiba Lighting & Technol Corp 複写機の照明装置

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