JPH05224132A - 顕微鏡写真撮影装置 - Google Patents

顕微鏡写真撮影装置

Info

Publication number
JPH05224132A
JPH05224132A JP2968292A JP2968292A JPH05224132A JP H05224132 A JPH05224132 A JP H05224132A JP 2968292 A JP2968292 A JP 2968292A JP 2968292 A JP2968292 A JP 2968292A JP H05224132 A JPH05224132 A JP H05224132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
exposure
shutter
illumination
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2968292A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Yamaguchi
克能 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2968292A priority Critical patent/JPH05224132A/ja
Publication of JPH05224132A publication Critical patent/JPH05224132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】蛍光,生物標本等の各種標本の照明時間の短縮
化を図る。 【構成】照明光を標本13に照射する照明光学系と、観
察光を露光用シャッタ19を介してフィルム面20に入
射させる写真撮影用光学系と、露光用シャッタ19を開
閉動作させて露光量を制御する露光制御手段23とを備
えたものにおいて、照明光学系に配置され外部から与え
られる状態指令に基づいて照明光を遮光する第1の状態
と照明光を通過させる第2の状態とに切換えられる遮光
手段3と、遮光手段3に対して露光用シャッタ19の開
閉動作に連動させて状態指令を出力する照明制御手段2
3とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡観察像される標
本像を写真撮影するための顕微鏡写真撮影装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡観察する標本像の一つとして蛍光
標本が知られている。この蛍光標本は、時間の経過に伴
って褪色して標本の様相が刻一刻と変化することから、
当該蛍光標本像を写真撮影するといったことが一般に行
われている。しかも、蛍光標本は標本毎に発光色、発光
強度、分布が大きく異なるため、一回の撮影で確実に適
性露出を得ることは非常に難しく、この様なことからオ
ートブラケット撮影を行うことが多い。
【0003】オートブラケット撮影とは、一回のレリー
ズにより、同一の画像を標準露出近傍で変化させ、露出
の異なる複数枚の写真を自動撮影する撮影方式である。
またオートブラケット撮影では、標準露出に関係なく撮
影者が任意の露出、撮影枚数を設定しておいて自動撮影
することもできる。
【0004】また特開平2−124541号公報には、
オートブラケット撮影の途中でフィルムが終ってしまい
撮影が中止された場合でも、撮影された写真の中に適性
露出の写真が高い確率で含まれるようにした撮影方式が
記載されている。この撮影方式は、所定の露出量を中心
にオーバー側とアンダー側へ交互に露出の変化量を大き
くしていく方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蛍光標本像
の写真撮影は、蛍光染色した標本に蛍光励起光を照射し
て標本を蛍光発光させ、その蛍光標本像を露光用シャッ
タを開いてフィルム面に露光することによって行われ
る。
【0006】しかしながら、従来の顕微鏡写真撮影装置
によるオートブラケット撮影では、一回の撮影動作期間
中に露光用シャッタが閉じられている期間が繰返し生じ
るにも拘らず、蛍光標本に対して蛍光励起光が照射し続
けられたままとなっていた。そのため、蛍光標本に不必
要な蛍光励起光を照射してしまい、蛍光標本の褪色を進
めることとなっていた。そして場合によっては褪色が進
行したために測光限界に陥り、撮影不可能になることが
あった。また生物標本の場合には、標本に与えるダメー
ジが大きくなるといった弊害があった。
【0007】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、検鏡法に応じた照明光を標本に対して必要な
期間のみ照射させることができて、その結果として蛍光
標本の褪色を防止できると共に生物標本に与えられるダ
メージを最小限に抑えることのできる顕微鏡写真撮影装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の顕微鏡写真撮影装置は、検鏡法に応じた照明
光を被写体となる標本に投射する照明光学系と、前記標
本からの観察光を露光用シャッタを介してフィルム面に
入射させる写真撮影用光学系と、前記露光用シャッタを
開閉動作させて露光量を制御する手段とを備え、さらに
前記照明光学系に配置され、外部から与えられる状態指
令に基づいて、前記照明光を遮光する第1の状態と前記
照明光を通過させる第2の状態とに切換えられる遮光手
段と、前記遮光手段に対して前記露光用シャッタの開閉
動作に連動させて前記状態指令を出力する照明制御手段
とを具備してなるものとした。
【0009】
【作用】本発明の顕微鏡写真撮影装置では、露光用シャ
ッタの開閉動作に連動して照明制御手段から遮蔽手段に
対して状態指令が出力され、照明光学系では遮蔽手段が
状態指令に基づいて照明光を遮光する第1の状態と照明
光を通過させる第2の状態とに切換えられる。
【0010】例えば、蛍光観察を行う場合には、露光用
シャッタが開く直前に遮光手段を第2の状態にして標本
に蛍光励起光を照射し、露光用シャッタが閉じた直後に
遮光手段を第1の状態に切換える制御が可能になる。こ
れにより、標本に対しては必要なときにのみ照明光が照
射され標本の褪色が抑制される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。図1には、一実施例に係る顕微鏡写真撮影
装置の構成が示されており、蛍光観察のための配置が示
されている。
【0012】本実施例の顕微鏡写真撮影装置は、蛍光励
起光用光源1から出射しコレクターレンズ2で集光した
照明光を、遮光手段としての照明光用シャッタ3を介し
て、リレーレンズ4に入射する。そしてリレーレンズ4
を通過した光束を、開口絞り5,視野絞り6、リレーレ
ンズ7を介して、蛍光フィルタセット8の励起フィルタ
9に入射し、所定の励起波長を有する励起光のみを抽出
する。この励起光をダイクロイックミラー11で反射さ
せ、さらに対物レンズ12を通過させて標本13上に照
射させている。上記した蛍光励起光用光源1、コレクタ
ーレンズ2、照明光用シャッタ3、開口絞り5,視野絞
り6、蛍光フィルタセット8等から照明光学系が構成さ
れている。上記励起光によって照明された標本13は、
励起波長よりも長波長側で蛍光を発する。
【0013】このような波長特性を持った標本13から
の観察光(蛍光)は、対物レンズ12に入射し、さらに
ダイクロイックミラー11を透過して吸収フィルタ14
に入射する。吸収フィルタ14には標本13が発する蛍
光の波長特性に応じた透過率特性を持たせておき、蛍光
のみを透過させる。
【0014】吸収フィルタ14を透過した観察光は、リ
レーレンズ15を介して鏡筒プリズム16に入射し、こ
こで光路が顕微鏡目視観察用の光路と写真撮影用の光路
とに分岐する。
【0015】写真撮影用の光路には、写真撮影用レンズ
17が配置され、鏡筒プリズム16からの観察光が入射
する。写真撮影用レンズ17を通過した観察光は分割プ
リズム18に入射し、さらに分割プリズム18を透過し
た光束が露光用シャッタ19を介してフィルム20上に
入射する。上記した蛍光フィルタセット8、鏡筒プリズ
ム16、写真撮影用レンズ17、分割プリズム18、露
光用シャッタ19等から写真撮影光学系が構成されてい
る。また分割プリズム18で反射された光束はリレーレ
ンズ21を介して測光用の受光素子22に入射してい
る。受光素子22は、被写体となる標本13の光量に応
じた信号値の測光信号をCPU23に入力する。
【0016】CPU23は、受光素子22からの測光信
号に基づいて標本13の輝度に対して最適な露光時間を
算出し、その算出した露光時間に基づいて第1シャッタ
制御部24を制御し露光用シャッタ19を駆動する。そ
して露光後にフィルム20のモータ制御部25を制御し
てフィルム20の巻上げを行うモータを駆動する。本実
施例では、上記したCPU23の一般的な露光制御手段
に加え、さらに図2に示すフローチャートに基づいた制
御を実行する照明光制御手段としての機能を備えてい
る。
【0017】すなわち、オートブラケット撮影時に、C
PU23から状態指令としての制御信号を第2シャッタ
制御部26に与えて照明光用シャッタ3を駆動し、露光
用シャッタ19が閉じているときに不必要な照明光(励
起光)が標本13に照射されないように照明光用シャッ
タ3で照明光を遮光している。次に、本実施例の動作と
してオートブラケット撮影時の動作について図2を参照
しながら説明する。
【0018】初期状態として、露光用シャッタ19は閉
じられた状態にあるとする。この状態から、オートブラ
ケット撮影モードが選択されると、照明光用シャッタ3
がそれまでの開閉状態にかかわらず一旦閉制御される。
そして撮影枚数、露出変化量等のオートブラケット撮影
のためのデータが入力されると、次に露出時間を決定す
る。基準となる最適な露出時間を決定するために、まず
第2シャッタ制御部26を操作して照明光用シャッタ3
を開く。これにより、励起光用光源1から出た照明光が
照明光用シャッタ3を通過して蛍光フィルタセット8に
入射し、励起フィルタ9を通過して励起光となる。この
励起光が対物レンズ12を介して標本13に照射され、
標本13が蛍光を発する。
【0019】標本13からの蛍光は、蛍光フィルタセッ
ト8を通過し、その一部が分割プリズム18で反射され
て受光素子22で受光される。そして受光素子22から
CPU23に測光信号が入力して最適露光時間が算出さ
れ、この最適露光時間を基準にして連続撮影する各順番
毎に露光時間が求められる。なお、照明光用シャッタ3
は、測光信号の入力又は最適露光時間の算出と共に閉じ
られる。
【0020】次に、レリーズが入ると撮影ループへ移行
し、CPU23から第2シャッタ制御部26へ第2の状
態を指令する状態指令を入力して照明光用シャッタ3を
開き、さらに第1シャッタ制御部24により露光用シャ
ッタ19を開く。そして露光用シャッタ19を開いてか
ら第1回の撮影の露光時間に達したならば露光用シャッ
タ19を閉じ、さらにCPU23から第2シャッタ制御
部26へ第1の状態を指令する状態指令を入力して照明
光用シャッタ3を閉じる。この結果、照明光用シャッタ
3は2枚目の撮影ループに入るまで閉じられたままとな
り、その間、照明光は遮光される。なお、本実施例では
照明光用シャッタ3が閉じた状態を第1の状態と呼び、
照明光用シャッタ3が開いた状態を第2の状態と呼んで
いる。
【0021】露光用シャッタ19を閉じると、次にモー
タ制御部25を制御してフィルム20を巻上げ、巻き上
げを完了すると撮影枚数を1つカウントアップして、設
定枚数と比較する。これで、一枚目の撮影ループを終了
する。以下同様にして上記撮影ループを繰り返し、撮影
枚数のカウント値が設定枚数に達したところで撮影を終
了させる。
【0022】この様に本実施例によれば、照明光学系に
照明光用シャッタ3を配置し、この照明光用シャッタ3
の開閉動作を露光用シャッタ19の動作に連動させて、
必要なとき以外は励起光が標本13に照射されないよう
に制御するので、標本13への励起光の照射時間を短縮
することができ、オートブラケット撮影中の標本13の
褪色を抑制することができる。また標本13が生物標本
の場合には、生体標本に与えるダメージを最小限に抑え
ることができる。
【0023】なお、上記一実施例では露光時間を決定す
るための測光動作と1枚目の撮影ループとを別々に行っ
ているが、例えば1枚目の撮影ループにおいて照明光用
シャッタ3を開くと同時に測光を開始して露光時間を算
出し、それから露光用シャッタ19を開くように制御す
ることもできる。
【0024】上記一実施例はオートブラケット撮影時に
不必要になる照明光をカットする例であるが、オートブ
ラケット撮影以外の撮影であっても、露光用シャッタ1
9の動作に連動させて照明光用シャッタ3を駆動するこ
とにより、照明光による標本の照射時間を短縮すること
ができる。
【0025】また上記一実施例では照明光用シャッタ3
によって照明光を遮光しているが、電気的に透過率を調
整可能なフィルターや、光路に対して挿脱自在に設けた
遮蔽板等を遮光手段として用いることができる。さら
に、本発明は蛍光観察についてのみ適用されるものでは
なく、他の検鏡法にも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、検
鏡法に応じた照明光を標本に対して必要な期間のみ照射
させることができて、その結果として蛍光標本の褪色を
防止できると共に生物標本に与えられるダメージを最小
限に抑えることのできる顕微鏡写真撮影装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る顕微鏡写真撮影装置の
構成図。
【図2】上記一実施例に係る顕微鏡写真撮影装置のオー
トブラケット撮影時の動作を示す図。
【符号の説明】
1…励起光用光源、3…照明光用シャッタ、8…蛍光フ
ィルタセット、13…標本、19…露光用シャッタ、2
0…フィルム、22…受光素子、23…CPU,24…
第1シャッタ制御部、25…モータ制御部、26…第2
シャッタ制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検鏡法に応じた照明光を被写体となる標
    本に照射する照明光学系と、前記標本からの観察光を露
    光用シャッタを介してフィルム面に入射させる写真撮影
    用光学系とを備え、前記露光用シャッタを開閉動作させ
    て露光量を制御する顕微鏡写真撮影装置において、 前記照明光学系に配置され、外部から与えられる状態指
    令に基づいて、前記照明光を遮光する第1の状態と前記
    照明光を通過させる第2の状態とに切換えられる遮光手
    段と、 前記遮光手段に対して前記露光用シャッタの開閉動作に
    連動させて前記状態指令を出力する照明制御手段と、を
    具備したことを特徴とする顕微鏡写真撮影装置。
JP2968292A 1992-02-17 1992-02-17 顕微鏡写真撮影装置 Pending JPH05224132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2968292A JPH05224132A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 顕微鏡写真撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2968292A JPH05224132A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 顕微鏡写真撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05224132A true JPH05224132A (ja) 1993-09-03

Family

ID=12282887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2968292A Pending JPH05224132A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 顕微鏡写真撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05224132A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018533070A (ja) * 2015-10-19 2018-11-08 モレキュラー デバイシーズ, エルエルシー フォトルミネセンス撮像のための徹照ベースの自動フォーカシングを備えた顕微鏡システム
JP2022044688A (ja) * 2015-10-19 2022-03-17 モレキュラー デバイシーズ, エルエルシー フォトルミネセンス撮像のための徹照ベースの自動フォーカシングを備えた顕微鏡システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018533070A (ja) * 2015-10-19 2018-11-08 モレキュラー デバイシーズ, エルエルシー フォトルミネセンス撮像のための徹照ベースの自動フォーカシングを備えた顕微鏡システム
JP2022044688A (ja) * 2015-10-19 2022-03-17 モレキュラー デバイシーズ, エルエルシー フォトルミネセンス撮像のための徹照ベースの自動フォーカシングを備えた顕微鏡システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7653300B2 (en) Image recording apparatus for microscopes
JPS60137347A (ja) 自動露光量制御眼底カメラ
JP2004245979A (ja) 蛍光顕微鏡
US5999752A (en) Exposure controller for use in a camera
JPH04170933A (ja) 眼底カメラ
JPH05224132A (ja) 顕微鏡写真撮影装置
JP3188742B2 (ja) カメラ
JP2007006097A (ja) カメラ
JP3736040B2 (ja) カメラの露出制御装置
JP2002139772A (ja) カメラのファインダ装置
JPH05292392A (ja) ビデオカメラの光量調整装置
JPH095843A (ja) カメラ
JP3987618B2 (ja) 眼底カメラ
JP2007049363A (ja) カメラ
JPH05313070A (ja) 顕微鏡写真撮影装置
JP3831422B2 (ja) 調光装置を備えたカメラ
JPH08160312A (ja) 顕微鏡写真撮影システム
JP3145508B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP2003057718A (ja) レンズカバー付きカメラ
JP2007017576A (ja) シャッタ及び撮像装置
JPH09138458A (ja) カメラのファインダー内表示装置
JPH11212136A (ja) カメラ
JPH04189341A (ja) 眼底カメラ
JP2000275710A (ja) カメラ
JPH10333221A (ja) カメラの露出制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011113