JPH0522306U - L型シーラー包装装置 - Google Patents

L型シーラー包装装置

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JPH0522306U
JPH0522306U JP3239591U JP3239591U JPH0522306U JP H0522306 U JPH0522306 U JP H0522306U JP 3239591 U JP3239591 U JP 3239591U JP 3239591 U JP3239591 U JP 3239591U JP H0522306 U JPH0522306 U JP H0522306U
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JP
Japan
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film
scrap
heating
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JP3239591U
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English (en)
Inventor
雅教 柴崎
升将 藤田
Original Assignee
冨士シール工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、フィルムから分断されたスクラッ
プに、張力に対する強度が低下しないように、フィルム
溶断溶着時に少なくともスクラップの幅方向の切込みが
形成されるのを防止して、スクラップを巻き取る等の処
理を好適に行うことができるようにする。 【構成】 フィルム6を長手方向及び幅方向に溶断溶着
するための加熱線状対16,16aが互いに接触部20
を有するようにL字状に配設され、少なくともフィルム
6を幅方向に溶断溶着する加熱線状体16の前期接触部
20よりも外側の延出部16cは、フィルム6のシール
時に該フィルム6と非接触状に位置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、L型シーラー包装装置に係り、特に、フィルムの溶断溶着構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、L型シーラー包装装置として、図6に示す如く順次送り出し可 能な二つ折りされた長尺上フィルム50に被包装物51を挿入し、該フィルム5 0の上下フィルム片の縁部を圧着するためのシール装置を備え、該シール装置8 は前記フィルム50をL字状に溶断溶着すべくニクロム線53が交差されてなる 加熱体54と、該加熱体54と共にフィルム50を圧着する受体(図示省略)と を備えたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の装置において、被包装物51をフィルム50で包装する際には、前 記ニクロム線53と受体とでフィルム50を挾持し、該フィルム50の所定位置 を溶断溶着して、不要な部分(以下、スクラップという。)55を分断していた 。
【0004】 ところが、前記交差されているニクロム線53は加熱部54全長にわたって、 加熱部54及び受体によるフィルム圧着面上に位置しているため、両ニクロム線 53の接触部57よりも外側の延出部53aにおいてもフィルム50を溶断する こととなり、フィルム50の圧着時に、ニクロム線53は前記スクラップ55側 も溶断していた。この結果、スクラップ55に切り込み57が形成され、該スク ラップ55の強度が低下し、該スクラップ55を引っ張った際に、スクラップ5 5は切り込み57を介して容易に破断し切断されてしまう欠点があった。 このため、例えば、スクラップを連続して巻き取ることができず、処理が面倒 であり、自動化において非常に不利であった。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、フィルムから分断され たスクラップに、張力に対する強度が低下しないように、フィルム溶断溶着時に 少なくともスクラップの幅方向の切り込みが形成されるのを防止して、スクラッ プを巻き取る等の処理を好適に行うことのできるL型シーラー包装装置を提供す ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案が、上記課題を解決するために講じた技術的手段は、順次送り出し可能 な長尺上フィルム6内に被包装物2を挿入し、該フィルム6の両側縁部を圧着す るためのシール装置8を備え、該シール装置8は前記フィルム6を長手方向及び 幅方向に溶断溶着すべく加熱線状対16,16aが互いに接触部20を有するよ うに略L字状に配設されてなる加熱体15と、該加熱体15と共にフィルム6を 圧着するための受体17とを備えてなるL型シーラー包装装置において、少なく ともフィルム6を幅方向に溶断溶着する加熱線状体16の前記接触部よりも外側 の延出部16cは、フィルム6のシール時に該フィルム6と非接触状に位置して なることにある。 また、前記加熱線状体の16の延出部16cは、屈曲されてなることにある。
【0007】
【作用】
本考案のL型シーラー包装装置おいて、フィルム6に被包装物2を挿入した後 に、シール装置8の加熱体15と受体17とでフィルム6の両フィルム片6a, 6bを挟持,圧着すると、加熱線状体6,6aによりフィルム6が加熱され、溶 断溶着される。 このシール装置8におけるシール時に、フィルム6は袋状に形成されると共に 、スクラップ30が生じるが、少なくともフィルム6を幅方向に溶断溶着する加 熱線状体16の前記接触部20よりも外側の延出部16cは、フィルム6に接触 することはないため、スクラップ30を溶断するようなことはなく、スクラップ 30の長手方向の強度が低下するおそれはない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。 図3において、1はL型シーラー包装装置を示し、該L型シーラー包装装置1は 、被包装物2を移送するための移送装置5と、図外のフィルム供給装置から順次 繰り出し可能に設けられた二つ折状の長尺熱収縮フィルム6と、前記被包装物2 を被覆すべくフィルム6を袋状に溶断溶着するシール装置8と、被包装物2を被 覆した状態のフィルム6からなる袋状10を加熱収縮するためのシュリンクトン ネル11とを備えている。
【0009】 前記シール装置8は、図1及び図2に示すように載置台12上に設けられたセ ラミック材料からなるL字状の受体13と、該受体13の上面に圧接すべく載置 台12に上下方向に揺動自在に設けられた加熱体15とを有する。該加熱体15 は接触部20を有するように、L字状に交差されてなる2本の加熱線状体として のニクロム線16,16aと、該ニクロム線16,16aを保持する枠体17と を備えている。そして、前記受体13の上面とニクロム線16,16aとの当接 面が、フィルム圧着面18となるのである。
【0010】 19は該枠体17の下面を切り欠いて形成された嵌入溝で、それぞれのニクロ ム線16,16aの接触部20よりも外側の延出部16c,16dを、フィルム 6のシール時に該フィルム6に接触しないように、屈曲するためのものである。 即ち、該嵌入溝19は、図1(イ)に示すように、外方に向けて深く形成され、 該嵌入溝19にニクロム線16,16aが嵌入され、その先端部はスプリング2 1を介して固定されている。 25は前記シール装置8にて分断されたフィルム6のスクラップ30を自動的 に図外の電動機等を介して巻き取るための巻取りドラムで、該巻取りドラム25 は、スクラップ30をフィルム6の繰り出し方向(長手方向)に巻き取るように 構成されている。
【0011】 本考案の実施例は上記の構成からなり、次にその使用例について説明する。 先ず、移送装置5により、被包装物2が等間隔をおいて移送され、各被包装物 2は上下フィルム片6a,6bの間に挿入された後に、フィルム6に覆われた状 態でフィルム6の繰り出しと共に、シール装置8に移送される。 このシール装置8において、加熱体15が下降され、そのニクロム線16,1 6aが上下フィルム片6a,6bを介して受体13に圧接される。この際に、ニ クロム線16,16aが上下フイィム片6a,6bを溶断溶接するのであるが、 ニクロム線16,16aはそれぞれの接触部20よりも不要な外側の延出部16 c,16dが、フィルム圧着面18よりも後方(上方)に位置し、図4に示すよ うにフィルム6のスクラップ30側まで溶断してしまうおそれはない。
【0012】 次に、シール装置8にて溶断溶着されたフィルム6は袋体10に形成され、シ ュリンクトンネル11において、加熱収縮される。 一方、前記スクラップ30は、前記巻取りドラム25の回転により、巻き取ら れていく。尚、このスクラップ30には、溶断溶接時のニクロム線16,16a の外側の延出部16c,16dによる切込みが形成されていないことから、その 強度の低下を防止でき、巻取り時に破断、切断するおそれはなく、安定した状態 で連続して巻き取ることができる。
【0013】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、図5(イ)に示 すように、枠体17角部の中央に挿通穴26を形成し、該挿通穴26にそれぞれ のニクロム線16,16aの外側の延出部16c,16dを挿入するようにして も良い。 また、同図(ロ)に示すように、上記実施例では、2本のニクロム線16,1 6aのそれぞれの外側の延出部16c,16dを接触部分20で屈曲する構成で あったが、一方のニクロム線16の外側の延出部16cのみを接触部分20で屈 曲しても良い。即ち、フィルム6をその幅方向に溶断するニクロム線16側の外 側の延出部16cのみ、接触部分20で屈曲できるように、該ニクロム線16側 に溝19aを形成し、他方のニクロム線16a側には溝を設けることなく、枠体 17の外周面に当接させている。
【0014】 この場合、フィルム6の幅方向の余分な溶断は防止されるが、フィルム6の長 手方向には、切込みが形成されることとなる。しかし、このフィルム6の長手方 向の切込みは、スクラップ30を長手方向に巻き取る場合スクラップ30の破断 等の原因となるものではない。
【0015】 その他、本考案を構成する部材も上記実施例に限定されるものではな、例えば 、加熱体15と受体17との互いの位置は上下反対側に設けることも可能である 。また、加熱線状体は、前期ニクロム線に限定されるものではなく、更に、ニク ロム線は一本で構成しても良い。 また、前期実施例では、ニクロム線の外側の延出部を、フィルムのシール時に フィルムと非接触とする手段として、その延出部を屈曲する構成であったが、該 延出部には、フィルムに直接接触しないように断熱用被覆層を設けても良い。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、少なくともフィルムを幅方向に溶断溶接する加熱線状体の接触部よ りも外側の延出部は、フィルムのシール時に該フィルムと非接触状に位置してな るので、少なくともスクラップの幅方向に加熱線状による切込みが形成されるこ とはなく、スクラップの強度の低下を好適に防止できる。 この結果、スクラップが容易に破断等するおそれはなく、該スクラップを長手 方向に安定して巻き取る等の処理が可能となり、巻取り作業の自動化を容易に図 ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示し、(イ)は加熱部の要部
断面図、(ロ)はフィルムの溶断溶着を示す断面図。
【図2】シール装置を示し、(イ)は斜視図、(ロ)は
加熱部の底面図。
【図3】全体正面図。
【図4】フィルムの溶断溶着状態を示す平面図。
【図5】他の実施例を示し、(イ)はニクロム線を挿通
穴に挿通した場合の斜視図、(ロ)は一方のニクロム線
のみを溝に嵌入した場合の斜視図。
【図6】従来例を示し、(イ)は加熱部の斜視図、
(ロ)はフィルムの溶断溶着状態を示す平面図。
【符号の説明】
2…被包装物、6…フィルム、6a,6b…上下フィル
ム片、8…シール装置、15…加熱部、16,16a…
ニクロム線(加熱線状体)、16c,16d…外側の延
出部、18…圧着面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次送り出し可能な長尺上フィルム6内に
    被包装物2を挿入し、該フィルム6の両側縁部を圧着す
    るためのシール装置8を備え、該シール装置8は前記フ
    ィルム6を長手方向及び幅方向に溶断容着すべく加熱線
    状体16,16aが互いに接触部20を有するように略
    L字状に配設されてなる加熱15と、該加熱体15と共
    にフィルム6を圧着するための受体17とを備えてなる
    L型シーラー包装装置において、少なくともフィルム6
    を幅方向に溶断溶着する加熱線状体16の前記接触部2
    0よりも外側の延出部16cは、フィルム6のシール時
    に該フィルム6と非接触状に位置してなることをことを
    特徴とするL型シーラー包装装置。
  2. 【請求項2】前記加熱線状体16cは、屈曲されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のL型シーラー包装装
    置。
JP3239591U 1991-02-06 1991-02-06 L型シーラー包装装置 Pending JPH0522306U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721506U (ja) * 1993-09-27 1995-04-18 トキワ工業株式会社 包装機における熱シーラー装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721506U (ja) * 1993-09-27 1995-04-18 トキワ工業株式会社 包装機における熱シーラー装置

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