JP2007099295A - 収縮包装方法及び収縮包装機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 加熱工程のみで形成するので、成形コストを低減することができ、工程の減少による成形効率の向上を図ることもできるし、被包装体の所定の位置に強度性に優れた手提げ用取っ手を一体に形成できる。
【解決手段】 テーブル1には、上面1Aにフィルム受け部2が設けてあり、フィルム受け部2に衝合してフィルムを加熱する加熱プレス体4が回動可能に設けてある。加熱プレス体4の下面には、包装袋の開口辺を加熱溶着して帯状封止部を形成する帯状加熱部6と、帯状封止部を溶断して手提げ用取っ手を一体に形成する加熱溶断部7が設けてある。
【選択図】 図1
【解決手段】 テーブル1には、上面1Aにフィルム受け部2が設けてあり、フィルム受け部2に衝合してフィルムを加熱する加熱プレス体4が回動可能に設けてある。加熱プレス体4の下面には、包装袋の開口辺を加熱溶着して帯状封止部を形成する帯状加熱部6と、帯状封止部を溶断して手提げ用取っ手を一体に形成する加熱溶断部7が設けてある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、各種の被包装物を熱収縮性のフィルムで密封包装する収縮包装に関し、手提げ用取っ手を一体に形成することができる収縮包装方法及び収縮包装機に関する。
商品を汚れや悪戯から保護するためや、缶等の包装し難い商品を複数個纏めて包装するために熱収縮性のフィルムで包装する収縮包装、所謂シュリンク包装が広く利用されている。この収縮包装では包装体を更に持ち運びし易いように取っ手を設ける提案がされている。例えば、フィルムに内側へ湾曲する一対の切込を入れ、各切込の両端に返し切れ目を設け、熱収縮に伴い切込を拡大させて把手を形成したシュリンクフィルム包装体がある(特許文献1)。また、両端部を接合した帯状シートを表面に有した収縮フィルムにより物品を覆った後周囲より加熱し、密着包装させ、収縮フィルムの表面と帯状シートの間に帯状シートを掴む隙間を生じせしめた構成の包装体の表面に手提げ用取っ手のついた収縮包装体がある(特許文献2)。
特開2005−82217号公報
特開平2−109868号公報
上述した従来技術のうち、前者のシュリンクフィルム包装体にあっては、把手はフィルムに切込を形成して設けるため、強度性が十分でないという欠点や、シュリンクフィルムは収縮することから、予め被包装物と切込の位置合せをすることは困難であるという欠点がある。また、後者の包装収縮体にあっては、収縮フィルムに別部材の帯状シートを接合する工程が必要であるため、成形コストが嵩むという欠点や、収縮フィルムは収縮することから物品と帯状シートの位置合わせが困難であるという欠点がある。
本発明は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもので、加熱工程のみで手提げ用取っ手を形成するので、成形コストの低減と工程の減少による成形効率の向上を図ることができるし、被包装体の所定の位置に取っ手を形成することができると共に、強度性に優れた取っ手を形成できる収縮包装方法及び収縮包装機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために構成された請求項1に係る本発明の手段は、被包装物を熱収縮性のフィルムで包み、開口辺を熱溶着して封止部を形成した後、前記フィルムを収縮させて前記被包装物を密着状態で包装する収縮包装方法において、前記フィルムの一の開口辺に帯状封止部を形成し、該帯状封止部を溶断して手提げ用取っ手を形成するようにしたことにある。
また、請求項2に係る本発明を構成する手段は、テーブルに設けたフィルム受け部と、該テーブルに回動可能に軸支され、該フィルム受け部に衝合して前記フィルムを加熱する加熱プレス体とからなり、該加熱プレス体の下面には、包装袋の開口辺を加熱溶着して帯状封止部を形成する帯状加熱部と、前記帯状封止部を溶断して手提げ用取っ手を一体に形成する加熱溶断部を
けたものからなる。
けたものからなる。
本発明は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)加熱工程のみで手提げ用取っ手を形成するので、成形コストの低減と工程の減少を図ることができる。
(2)手提げ用取っ手はフィルムを加熱して形成した帯状封止部に形成するから、強度性に優れている。
(3)上記2と同じ理由により、フィルムの収縮による影響は小さいから、被包装体の所定の位置に取っ手を形成することができる。
(1)加熱工程のみで手提げ用取っ手を形成するので、成形コストの低減と工程の減少を図ることができる。
(2)手提げ用取っ手はフィルムを加熱して形成した帯状封止部に形成するから、強度性に優れている。
(3)上記2と同じ理由により、フィルムの収縮による影響は小さいから、被包装体の所定の位置に取っ手を形成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。図1及び図2は収縮包装機を示す。図において、1は収縮包装機を構成するテーブルで、該テーブル1の上面1Aには、左、右一対の脇材2A、2Aと、該脇材2A、2Aを連結する受け材2Bとから冂状に形成したフィルム受け部2が上面1Aに突出した状態で設けてあり、受け材2Bに沿ってテーブル1にはセンター出し用スライドガイド3、3が横方向に摺動可能に設けてある。
4は前記テーブル1に軸支され、矢示イ、ロ方向に回動可能な加熱プレス体を示す。5は該加熱プレス体4を構成する枠部で、該枠部5は左、右一対の横材5A、5Bと、該横材5A、5Bの基端側に架設した連結材5Cと、横材5A、5Bの先端に架設した幅広板状の前枠材5Dとから略口状に形成してあり、横材5A、5Bの基端側でテーブル1に軸支してある。
6は二つ折りフィルム51の開口辺に後述する帯状封止部54を形成する帯状加熱部を示す。該帯状加熱部6は前記前枠材5Cの下面に長手方向に設けた外側熱線6Aと、該外側熱線6Aに平行な内側熱線6Bと、両熱線6A、6Bの間の帯状発熱面6Cとからなっており、枠部5の一側横材5Aには溶着用熱線6Dが配線してあり、他側横材5Bには給電線6Eが配設してある。
7は二つ折りフィルム51に形成した帯状封止部54に手提げ用取っ手51Dを形成するための加熱溶断部で、該加熱溶断部7は略中央に凸状屈曲部7A1を形成した外形熱線7Aと、該凸状屈曲部7A1内に位置して略横長四角形に配線した抜き取り熱線7Bとから構成し、前記帯状加熱部6の外側熱線6Aと内側熱線6Bとの間に位置して前枠材5Cに設けてある。
本実施の形態からなる収縮包装機は上述の構成からなるが、次に収縮包装機を用いた収縮包装方法について図3乃至図7に基き説明する。図3は収縮包装体51を示し、該収縮包装体51は被包装物Aを熱収縮性のフィルム52、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等で被装し、3辺に熱溶着による封止部を形成すると共に、上面に手提げ用取っ手51Aを形成したものからなる。
形成工程において、熱収縮性のフィルム52は二つ折りの状態でロール状に巻装してあり、引き出しながら適宜の長さに順次切断する。切断形成した包装用フィルム体53は3辺の開口辺のうち1の開口辺に熱溶着により封止部53Aを形成した後、被包装物Aを収容する。これらの工程は従来から行われているものである。
被包装物Aを収容した包装用フィルム53は収縮包装機で密封する。先ず、1の開口辺をテーブル1のフィルム受け部2に乗せ、スライドガイド3、3により中心の位置決めを行う。次に、加熱プレス体4を降下させて枠部5とフィルム受け部2との間に包装用フィルム体53を挟持し、しかる後、帯状加熱部6に給電して発熱させ、包装用フィルム53を熱溶着し、帯状封止部54を形成する。この工程と同時に他の開口辺も溶着用熱線6Dを発熱させて熱溶着により封止部53Bを形成する。
次に、加熱溶断部7に給電して外形熱線7Aと抜き取り熱線7Bを発熱させ、帯状封止部54に手提げ用取っ手51Aを形成する。そして、抜き取り片54Aを除去した後、図示しない加熱収縮機を通して包装用フィルム体53を収縮させることにより、手提げ用取っ手51Aを有する収縮包装体51を形成することができる。
このように、本実施の方法によれば、加熱工程のみで手提げ用取っ手51Aを有する収縮包装体51を形成できるから、作業効率に優れているし、手提げ用取っ手51Aは帯状封止部54に形成するから強度性に優れていると共に、フィルムの収縮による影響は小さいから、所定の位置に所望の大きさに形成できる。
なお、本実施の形態において、手提げ用取っ手51Aを形成する加熱溶断部7は、フィルムの収縮率を勘案して外形熱線7Aの凸状屈曲部7A1と、抜き取り熱線7Bの寸法を大きく設定してあるから、使い勝手が損なわれることがない。
また、帯状封止部54を形成する際に、補強片を開口辺に挟装することにより、更に強度性に優れた手提げ用取っ手にすることができる。
また、本実施の形態に係る収縮包装機において、帯状加熱部6の外側熱線6Aと内側熱線6Bは選択的に発熱させる構成にし、内側熱線6Bと溶着用熱線6Dのみを発熱させることにより、取っ手の無い収縮包装体を成形することもできる。
1 テーブル
2 フィルム受け部
4 加熱プレス体
6 帯状加熱部
7 加熱溶断部
51 収縮包装体
51A 手提げ用取っ手
54 帯状封止部
A 被包装物
2 フィルム受け部
4 加熱プレス体
6 帯状加熱部
7 加熱溶断部
51 収縮包装体
51A 手提げ用取っ手
54 帯状封止部
A 被包装物
Claims (2)
- 被包装物を熱収縮性のフィルムで包み、開口辺を熱溶着して封止部を形成した後、前記フィルムを収縮させて前記被包装物を密着状態で包装する収縮包装方法において、前記フィルムの一の開口辺に帯状封止部を形成し、該帯状封止部を溶断して手提げ用取っ手を形成するようにしたことを特徴とする収縮包装方法。
- テーブルに設けたフィルム受け部と、該テーブルに回動可能に軸支され、該フィルム受け部に衝合して前記フィルムを加熱する加熱プレス体とからなり、該加熱プレス体の下面には、包装袋の開口辺を加熱溶着して帯状封止部を形成する帯状加熱部と、前記帯状封止部を溶断して手提げ用取っ手を一体に形成する加熱溶断部を設けてなる収縮包装機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005287939A JP2007099295A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 収縮包装方法及び収縮包装機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005287939A JP2007099295A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 収縮包装方法及び収縮包装機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007099295A true JP2007099295A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38026618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005287939A Pending JP2007099295A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 収縮包装方法及び収縮包装機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007099295A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101104313B (zh) * | 2006-07-12 | 2010-07-28 | 柴长银 | 一种用于焊接塑料手提袋提手的热压模具 |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005287939A patent/JP2007099295A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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