JPH0632330A - 包装用フィルム溶断溶着装置 - Google Patents
包装用フィルム溶断溶着装置Info
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- JPH0632330A JPH0632330A JP20603692A JP20603692A JPH0632330A JP H0632330 A JPH0632330 A JP H0632330A JP 20603692 A JP20603692 A JP 20603692A JP 20603692 A JP20603692 A JP 20603692A JP H0632330 A JPH0632330 A JP H0632330A
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- fusing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 収縮包装に際して、包装フィルムの所望の部
分のみを開口させつつ連続的に効率よく包装することが
でき、収縮包装後の外観上もきれいなものにする。 【構成】 L型の溶断刃22のうちの商品送り方向と直
角方向に配置された溶断刃22aの一部分にフィルム5
を切断する切断刃54を設ける。商品50をフィルム5
で包装した状態で商品50の突出部52を切断刃54で
切断した切断縁部5bに対応させる。切断刃54で切断
されたフィルム5の送り出し側の切断縁部5aを溶着す
る溶着部54aを、切断刃54又は溶断刃22に設け
る。
分のみを開口させつつ連続的に効率よく包装することが
でき、収縮包装後の外観上もきれいなものにする。 【構成】 L型の溶断刃22のうちの商品送り方向と直
角方向に配置された溶断刃22aの一部分にフィルム5
を切断する切断刃54を設ける。商品50をフィルム5
で包装した状態で商品50の突出部52を切断刃54で
切断した切断縁部5bに対応させる。切断刃54で切断
されたフィルム5の送り出し側の切断縁部5aを溶着す
る溶着部54aを、切断刃54又は溶断刃22に設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商品を熱収縮性フィ
ルムで収縮包装する包装装置に用いられる包装用フィル
ム溶断溶着装置に関する。
ルムで収縮包装する包装装置に用いられる包装用フィル
ム溶断溶着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱収縮性フィルムの溶断溶着は、
実公昭62−18429号公報に開示されているよう
に、溶断刃をヒートバーで挟持し、ヒートバーをヒータ
ーで加熱して、加熱された溶断刃によってフィルムを溶
断しその切断縁部を溶着している。そして、商品を包装
し開口部を溶断溶着されたフィルムは商品とともに、ヒ
ートトンネル内に送られ、熱収縮性のフィルムは商品に
密着するように収縮し、包装が完了する。
実公昭62−18429号公報に開示されているよう
に、溶断刃をヒートバーで挟持し、ヒートバーをヒータ
ーで加熱して、加熱された溶断刃によってフィルムを溶
断しその切断縁部を溶着している。そして、商品を包装
し開口部を溶断溶着されたフィルムは商品とともに、ヒ
ートトンネル内に送られ、熱収縮性のフィルムは商品に
密着するように収縮し、包装が完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、商品の一部に突出部があり、その突出部をフィルム
の外側に出して包装しようとする場合、フィルムの開口
部をその突出部に対応させて、その部分のみを溶着しな
いようにすれれば良いが、フィルムロールからフィルム
を引き出して連続的に包装するので、次に包装する商品
に対しては、上記非溶着部が開口部となってしまい、商
品の突出部のみを残して収縮包装するということができ
なかった。従って、このようにして収縮包装すると、商
品の突出部とその反対側とに包装フィルムの開口部がで
き、商品にほこりがつきやすく、外観上も好ましくない
という問題があった。
合、商品の一部に突出部があり、その突出部をフィルム
の外側に出して包装しようとする場合、フィルムの開口
部をその突出部に対応させて、その部分のみを溶着しな
いようにすれれば良いが、フィルムロールからフィルム
を引き出して連続的に包装するので、次に包装する商品
に対しては、上記非溶着部が開口部となってしまい、商
品の突出部のみを残して収縮包装するということができ
なかった。従って、このようにして収縮包装すると、商
品の突出部とその反対側とに包装フィルムの開口部がで
き、商品にほこりがつきやすく、外観上も好ましくない
という問題があった。
【0004】この発明は上記従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、収縮包装に際して、包装フィルムの
所望の部分のみを開口させつつ連続的に効率よく包装す
ることができ、収縮包装後の外観上の包装形態もきれい
な包装用フィルム溶断溶着装置を提供することを目的と
する。
て成されたもので、収縮包装に際して、包装フィルムの
所望の部分のみを開口させつつ連続的に効率よく包装す
ることができ、収縮包装後の外観上の包装形態もきれい
な包装用フィルム溶断溶着装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、フィルムを
溶断溶着する溶断刃の一部分に、上記フィルムを溶着す
ることなく商品包装部分とその他の部分とに切断する切
断刃を設けた包装用フィルム溶断溶着装置である。
溶断溶着する溶断刃の一部分に、上記フィルムを溶着す
ることなく商品包装部分とその他の部分とに切断する切
断刃を設けた包装用フィルム溶断溶着装置である。
【0006】またこの発明は、L型の溶断刃のうちの商
品送り方向と直角方向に配置された溶断刃の一部分に上
記フィルムを切断する切断刃を設け、商品を上記フィル
ムで包装した状態でその商品の突出部を上記切断刃で切
断した切断縁部に対応させるとともに、この切断刃で切
断された上記フィルムの送り出し側の切断縁部を溶着す
る溶着部を上記切断刃又は溶断刃に設けた包装用フィル
ム溶断溶着装置である。
品送り方向と直角方向に配置された溶断刃の一部分に上
記フィルムを切断する切断刃を設け、商品を上記フィル
ムで包装した状態でその商品の突出部を上記切断刃で切
断した切断縁部に対応させるとともに、この切断刃で切
断された上記フィルムの送り出し側の切断縁部を溶着す
る溶着部を上記切断刃又は溶断刃に設けた包装用フィル
ム溶断溶着装置である。
【0007】
【作用】この発明の包装用フィルム溶断溶着装置は、溶
断刃の一部に切断刃を取り付けるとともに、この切断刃
による切断縁部を溶着する溶着部を設けて、連続的に商
品をロールフィルム等により包装しても、フィルムの所
望の部分のみに非溶着部が形成される様にしたものであ
る。
断刃の一部に切断刃を取り付けるとともに、この切断刃
による切断縁部を溶着する溶着部を設けて、連続的に商
品をロールフィルム等により包装しても、フィルムの所
望の部分のみに非溶着部が形成される様にしたものであ
る。
【0008】
【実施例】以下この発明の一実施例について図面に基づ
いて説明する。この実施例の包装用フィルム溶断溶着装
置は、図3,図4に示す包装装置のシール装置1に設け
られるもので、この包装装置は、シール装置1、商品搬
送ベルト2、フィルム送り3およびフィルム開口器4か
らなる。このシール装置1に用いられるフィルムは、図
4に示すように、熱収縮性のフィルム5を二つ折りにし
て、ロール状に巻取ったものを使用しており、そのフィ
ルムロール6が、フィルム送り3に取り付けられてい
る。また、フィルム開口器4は、直角二等辺三角形の案
内板7、8と、これを保持した一対の支柱9からなり、
支柱9と案内板7、8の間に商品搬送ベルト2が挿通し
ている。案内板7、8は、互いの面および商品搬送ベル
ト2に対して平行に設けられ、直角二等辺三角形の斜辺
が、商品搬送ベルト2の進行方向に対して45度になる
ように配置されている。そして、フィルム5は、二つ折
りにしたフィルムの間に案内板7、8が挿入され、フィ
ルム間隔が広げられるとともに、その斜辺でフィルム5
の表裏面が反転させられ、さらに商品搬送ベルト2を挟
んで、その進行方向に向かって、90度送り出し方向が
変えられる。
いて説明する。この実施例の包装用フィルム溶断溶着装
置は、図3,図4に示す包装装置のシール装置1に設け
られるもので、この包装装置は、シール装置1、商品搬
送ベルト2、フィルム送り3およびフィルム開口器4か
らなる。このシール装置1に用いられるフィルムは、図
4に示すように、熱収縮性のフィルム5を二つ折りにし
て、ロール状に巻取ったものを使用しており、そのフィ
ルムロール6が、フィルム送り3に取り付けられてい
る。また、フィルム開口器4は、直角二等辺三角形の案
内板7、8と、これを保持した一対の支柱9からなり、
支柱9と案内板7、8の間に商品搬送ベルト2が挿通し
ている。案内板7、8は、互いの面および商品搬送ベル
ト2に対して平行に設けられ、直角二等辺三角形の斜辺
が、商品搬送ベルト2の進行方向に対して45度になる
ように配置されている。そして、フィルム5は、二つ折
りにしたフィルムの間に案内板7、8が挿入され、フィ
ルム間隔が広げられるとともに、その斜辺でフィルム5
の表裏面が反転させられ、さらに商品搬送ベルト2を挟
んで、その進行方向に向かって、90度送り出し方向が
変えられる。
【0009】シール装置1は、公知のL型のLシーラ1
0が基枠11に取り付けられ、Lシーラ10と対向する
下方側の位置に、L字型にシール受台12が設けられて
いる。基枠11は、このシール装置1が取り付けられて
いる基台13に対して、回動軸14を中心として揺動自
在に設けれている。さらに、基枠11には、リンク機構
15の一端が接続されており、このリンク機構15はエ
アーシリンダ16とつながっている。
0が基枠11に取り付けられ、Lシーラ10と対向する
下方側の位置に、L字型にシール受台12が設けられて
いる。基枠11は、このシール装置1が取り付けられて
いる基台13に対して、回動軸14を中心として揺動自
在に設けれている。さらに、基枠11には、リンク機構
15の一端が接続されており、このリンク機構15はエ
アーシリンダ16とつながっている。
【0010】Lシーラ10には、アルミニウム合金等か
らなるヒートバー20の間に、パイプヒーター21が挿
入されている。さらに、パイプヒーター21の下方で、
ヒートバー20の側面のうち、シール時に被包装商品側
に面した側面に、溶断刃22が図示しないビス等で取り
付けられ、その先端は、ヒートバー20の下端面から下
方に突出している。ヒートバー20の上端面には、断熱
材24を介して上板25が取り付けられ、上板25の所
定箇所に、連結片26が固定されて基枠11と連結可能
になっている。このパイプヒーター21は、ニクロム線
30が中心に設けられ、その回りにガラス繊維31を充
填したものである。また、溶断刃22は、熱伝導率の良
いアルミニウム合金等の金属で形成されており、その表
面にはテフロンコーティングが施されている。
らなるヒートバー20の間に、パイプヒーター21が挿
入されている。さらに、パイプヒーター21の下方で、
ヒートバー20の側面のうち、シール時に被包装商品側
に面した側面に、溶断刃22が図示しないビス等で取り
付けられ、その先端は、ヒートバー20の下端面から下
方に突出している。ヒートバー20の上端面には、断熱
材24を介して上板25が取り付けられ、上板25の所
定箇所に、連結片26が固定されて基枠11と連結可能
になっている。このパイプヒーター21は、ニクロム線
30が中心に設けられ、その回りにガラス繊維31を充
填したものである。また、溶断刃22は、熱伝導率の良
いアルミニウム合金等の金属で形成されており、その表
面にはテフロンコーティングが施されている。
【0011】Lシーラ10の両側面部には、一対のフィ
ルム押さえ35が取り付けられており、このフィルム押
さえ35は、その被包装商品側のフィルム押さえ35が
溶断刃22と対面するように設けられている。さらに、
通常はフィルム押さえの先端端縁が、溶断刃22よりさ
らにその先端方向に突出している。フィルム押さえ35
の上端縁には、保持片36が突出して形成されており、
基枠11の上面側に位置している図示しない接続部材に
よって、一対の保持片36が基枠11をはさんで接続さ
れている。これにより、フィルム押さえ35は、コイル
バネ38によって付勢され、下方すなわち溶断刃22の
先端よりさらに突出した位置にその先端縁が位置すると
ともに、上方に後退可能に設けられている。
ルム押さえ35が取り付けられており、このフィルム押
さえ35は、その被包装商品側のフィルム押さえ35が
溶断刃22と対面するように設けられている。さらに、
通常はフィルム押さえの先端端縁が、溶断刃22よりさ
らにその先端方向に突出している。フィルム押さえ35
の上端縁には、保持片36が突出して形成されており、
基枠11の上面側に位置している図示しない接続部材に
よって、一対の保持片36が基枠11をはさんで接続さ
れている。これにより、フィルム押さえ35は、コイル
バネ38によって付勢され、下方すなわち溶断刃22の
先端よりさらに突出した位置にその先端縁が位置すると
ともに、上方に後退可能に設けられている。
【0012】シール装置1の下方には、商品搬送ベルト
41が設けられ、さらに商品搬送ベルト41の先方に、
図示しないヒートトンネルが設けられている。そして、
商品搬送ベルト41の基端部を囲むようにしてシール受
台12が設置されており、シール受台12は、緩衝用の
バネ48を介して支持枠49に支持されている。
41が設けられ、さらに商品搬送ベルト41の先方に、
図示しないヒートトンネルが設けられている。そして、
商品搬送ベルト41の基端部を囲むようにしてシール受
台12が設置されており、シール受台12は、緩衝用の
バネ48を介して支持枠49に支持されている。
【0013】この実施例の溶断刃22の、商品搬送方向
と直交する溶断刃22aには、図1,図2に示すよう
に、包装される商品50の一端部に形成された突出部5
2に対応する個所に、のこぎり刃状の切断刃54が取り
付けられている。そして、切断刃54に対面するシール
受け台12の部分には切欠き部56が形成されている。
切断刃54のフィルム送り出し側の側面は、切断した部
分以外の送り出し側のフィルム5の切断縁部5aを溶着
する溶着部54aとなっている。
と直交する溶断刃22aには、図1,図2に示すよう
に、包装される商品50の一端部に形成された突出部5
2に対応する個所に、のこぎり刃状の切断刃54が取り
付けられている。そして、切断刃54に対面するシール
受け台12の部分には切欠き部56が形成されている。
切断刃54のフィルム送り出し側の側面は、切断した部
分以外の送り出し側のフィルム5の切断縁部5aを溶着
する溶着部54aとなっている。
【0014】以上の構成の包装用フィルム溶断溶着装置
は、商品50を商品搬送ベルト2に載せて装置を起動す
ると、二つ折りのフィルム5の間に商品50が挿入さ
れ、シール装置1の下に位置すると図示しないセンサー
によって自動的にシール装置1が作動し、フィルム5の
の開口部がシールされる。ここで、フィルム5は、最初
のシール動作によって、図4に示すように、先端縁の開
口部が封止され、その後は、一方の側面部と後部が開口
していることになり、Lシーラ10によってこの二方向
の開口部が同時にシールされる。
は、商品50を商品搬送ベルト2に載せて装置を起動す
ると、二つ折りのフィルム5の間に商品50が挿入さ
れ、シール装置1の下に位置すると図示しないセンサー
によって自動的にシール装置1が作動し、フィルム5の
の開口部がシールされる。ここで、フィルム5は、最初
のシール動作によって、図4に示すように、先端縁の開
口部が封止され、その後は、一方の側面部と後部が開口
していることになり、Lシーラ10によってこの二方向
の開口部が同時にシールされる。
【0015】シール動作は、図1〜図3に示すように、
エアーシリンダ16が作動すると、リンク機構15によ
ってLシーラ10がフィルム5に向かって降りてくる。
この際、フィルム押さえ35が先ずフィルム5に当た
り、フィルム5をシール受け台12に押し付けながら、
コイルバネ38の付勢力を受けた状態でフィルム押さえ
35は停止する。しかし、基枠11は、支柱39および
支持枠40を介してさらにコイルバネ38を圧縮しなが
らフィルム5に向かい、高温に加熱された溶断刃22は
フィルム5を押して受け部46に食い込むように圧接
し、フィルム5を溶断溶着する。この後、エアーシリン
ダ16が逆方向に作動し、Lシーラ10は退避してシー
ル作業が完了する。
エアーシリンダ16が作動すると、リンク機構15によ
ってLシーラ10がフィルム5に向かって降りてくる。
この際、フィルム押さえ35が先ずフィルム5に当た
り、フィルム5をシール受け台12に押し付けながら、
コイルバネ38の付勢力を受けた状態でフィルム押さえ
35は停止する。しかし、基枠11は、支柱39および
支持枠40を介してさらにコイルバネ38を圧縮しなが
らフィルム5に向かい、高温に加熱された溶断刃22は
フィルム5を押して受け部46に食い込むように圧接
し、フィルム5を溶断溶着する。この後、エアーシリン
ダ16が逆方向に作動し、Lシーラ10は退避してシー
ル作業が完了する。
【0016】このとき、図1、図2に示すように、フィ
ルム5の送り出し方向と直交する方向のシール縁58の
一部には、溶断刃22aに設けられた切断刃54が当た
り、商品50の突出部52が位置する部分に、溶着され
ない切断縁部5bが形成される。また、切断されたフィ
ルム5の切断縁部5bと対面する切断縁部5aは、加熱
された切断刃54の側面54aにより溶着される。従っ
て、次の商品50を包装しても、商品の前側のシール縁
58には切断刃54による切断縁部5bのように開口部
は形成されない。
ルム5の送り出し方向と直交する方向のシール縁58の
一部には、溶断刃22aに設けられた切断刃54が当た
り、商品50の突出部52が位置する部分に、溶着され
ない切断縁部5bが形成される。また、切断されたフィ
ルム5の切断縁部5bと対面する切断縁部5aは、加熱
された切断刃54の側面54aにより溶着される。従っ
て、次の商品50を包装しても、商品の前側のシール縁
58には切断刃54による切断縁部5bのように開口部
は形成されない。
【0017】この後、図7(A)〜(C)に示すよう
に、商品50を内包した包装フィルム51は、ヒートト
ンネル60内に搬送される。ヒートトンネル60内で
は、包装フィルム51が高温に加熱されて収縮する。収
縮の際、先ず、(A)に示すように、先にヒートトンネ
ル60に入る前方部62内の空気が膨張し、包装フィル
ム51を膨らませる。そして、(B)に示すように、ヒ
ートトンネル60内を進行するにつれて、前方部62の
部分の包装フィルム51から徐々に収縮し、包装フィル
ム51の収縮に伴って内部の空気は開口した切断縁部5
bから抜けて行く。そして、ヒートトンネル60からで
た状態では、(C)に示すように、包装フィルム51は
完全に商品50に密着しているともに、突出部52に対
応した切断縁部5bは、開口部となって、突出部52を
露出させた状態で包装する。また、突出部52とは反対
側のシール縁58には開口部は形成されていない。
に、商品50を内包した包装フィルム51は、ヒートト
ンネル60内に搬送される。ヒートトンネル60内で
は、包装フィルム51が高温に加熱されて収縮する。収
縮の際、先ず、(A)に示すように、先にヒートトンネ
ル60に入る前方部62内の空気が膨張し、包装フィル
ム51を膨らませる。そして、(B)に示すように、ヒ
ートトンネル60内を進行するにつれて、前方部62の
部分の包装フィルム51から徐々に収縮し、包装フィル
ム51の収縮に伴って内部の空気は開口した切断縁部5
bから抜けて行く。そして、ヒートトンネル60からで
た状態では、(C)に示すように、包装フィルム51は
完全に商品50に密着しているともに、突出部52に対
応した切断縁部5bは、開口部となって、突出部52を
露出させた状態で包装する。また、突出部52とは反対
側のシール縁58には開口部は形成されていない。
【0018】この実施例の包装用フィルム溶断溶着装置
によれば、溶断刃22に設けられた切断刃54により、
包装フィルムの溶断溶着部に開口部を形成することがで
き、切断された部分の反対側はその切断部が溶着され、
次の包装に際して開口することがない。特に、ヒートト
ンネル内での商品50の進行方向の後方に切断刃54に
よる開口部が形成されるので、包装フィルム51の収縮
に際して、フィルム内の空気が抜けやすく、包装形態も
きれいなものにすることができる。
によれば、溶断刃22に設けられた切断刃54により、
包装フィルムの溶断溶着部に開口部を形成することがで
き、切断された部分の反対側はその切断部が溶着され、
次の包装に際して開口することがない。特に、ヒートト
ンネル内での商品50の進行方向の後方に切断刃54に
よる開口部が形成されるので、包装フィルム51の収縮
に際して、フィルム内の空気が抜けやすく、包装形態も
きれいなものにすることができる。
【0019】尚、この発明の切断刃の位置は、L型の溶
断刃のうちの、商品進行方向と平行な位置の溶断刃に設
けても良い。これによって、切断刃により切断したフィ
ルムの残りは不要な部分となるので、切断したままにし
ておけば良い。また、切断刃は、溶断刃と一体のもので
も良く、別体のものを固定したものでも良い。さらに、
切断刃の位置は、適宜設定できるものであり、フィルム
を切断するものであれば良い。また、シール装置は、L
シーラを用いたものの他いわゆるI型のシール装置にも
利用できることは言うまでもない。
断刃のうちの、商品進行方向と平行な位置の溶断刃に設
けても良い。これによって、切断刃により切断したフィ
ルムの残りは不要な部分となるので、切断したままにし
ておけば良い。また、切断刃は、溶断刃と一体のもので
も良く、別体のものを固定したものでも良い。さらに、
切断刃の位置は、適宜設定できるものであり、フィルム
を切断するものであれば良い。また、シール装置は、L
シーラを用いたものの他いわゆるI型のシール装置にも
利用できることは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】この発明の包装用フィルム溶断溶着装置
は、フィルムを溶断溶着する溶断刃に切断刃を設けたの
で、包装フィルムのシール縁の一部にのみ開口部を形成
することができる。また、切断刃により切断したフィル
ムの送り出し側の切断縁部を溶着する溶着部を設けたの
で、L型のシール装置で商品進行方向と直交する方向の
溶断刃に切断刃を設けても、切断された残りの部分のフ
ィルムは確実に溶着され、連続的に収縮包装する場合に
も、必要個所にのみ開口部を形成することができる。ま
た、商品進行方向の後方に、切断部による開口部が形成
されるようにすることによって、フィルムが収縮する際
にフィルムにしわが発生しにくく、きわめて綺麗に包装
することができ、経済的に効率良く商品を包装すること
ができる。
は、フィルムを溶断溶着する溶断刃に切断刃を設けたの
で、包装フィルムのシール縁の一部にのみ開口部を形成
することができる。また、切断刃により切断したフィル
ムの送り出し側の切断縁部を溶着する溶着部を設けたの
で、L型のシール装置で商品進行方向と直交する方向の
溶断刃に切断刃を設けても、切断された残りの部分のフ
ィルムは確実に溶着され、連続的に収縮包装する場合に
も、必要個所にのみ開口部を形成することができる。ま
た、商品進行方向の後方に、切断部による開口部が形成
されるようにすることによって、フィルムが収縮する際
にフィルムにしわが発生しにくく、きわめて綺麗に包装
することができ、経済的に効率良く商品を包装すること
ができる。
【図1】この発明の一実施例の包装用フィルム溶断溶着
装置の部分斜視面図である。
装置の部分斜視面図である。
【図2】この実施例の包装用フィルム溶断溶着装置の部
分縦断面図である。
分縦断面図である。
【図3】この実施例の包装用フィルム溶断溶着装置の使
用状態を示す正面図である。
用状態を示す正面図である。
【図4】この実施例の包装装置の概略を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】この実施例の包装用フィルム溶断溶着装置によ
り商品を包装する状態を示す平面図である。
り商品を包装する状態を示す平面図である。
【図6】この実施例の包装用フィルム溶断溶着装置によ
り商品を包装した状態を示す斜視図である。
り商品を包装した状態を示す斜視図である。
【図7】この実施例の包装用フィルム溶断溶着装置によ
りフィルム包装した商品のフィルムが収縮する工程を示
した説明図である。
りフィルム包装した商品のフィルムが収縮する工程を示
した説明図である。
5 フィルム 5a,5b 切断縁部 12 シール受け 22 溶断刃 50 商品 51 包装フィルム 52 突出部 54 切断刃 54a 溶着部
Claims (3)
- 【請求項1】 熱収縮性フィルムの間に商品を配して、
そのフィルムの開口部を、加熱された溶断刃により溶断
溶着する包装用フィルム溶断溶着装置において、上記溶
断刃の一部分に上記フィルムを溶着することなく商品包
装部分とその他の部分とに切断する切断刃を設けたこと
を特徴とする包装用フィルム溶断溶着装置。 - 【請求項2】 熱収縮性フィルムを二つ折りにしてフィ
ルムロールを形成し、このフィルムロールからこのフィ
ルムを引き出して、その間に商品を配し、そのフィルム
の開口部を、L字型に刃が組まれ加熱された溶断刃によ
り溶断溶着する包装用フィルム溶断溶着装置において、
商品送り方向と直角方向に配置された上記溶断刃の一部
分に上記フィルムを切断する切断刃を設け、商品を上記
フィルムで包装した状態でその商品の突出部を上記切断
刃で切断した切断縁部に対応させるとともに、この切断
刃で切断された上記フィルムの送り出し側の切断縁部を
溶着する溶着部を上記切断刃又は溶断刃に設けたことを
特徴とする包装用フィルム溶断溶着装置。 - 【請求項3】 上記切断刃はのこぎり刃状に形成され、
上記溶断刃の先端部より突出した位置に設けられたこと
を特徴とする請求項1また2記載の包装用フィルム溶断
溶着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20603692A JPH0632330A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 包装用フィルム溶断溶着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20603692A JPH0632330A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 包装用フィルム溶断溶着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632330A true JPH0632330A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16516840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20603692A Pending JPH0632330A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 包装用フィルム溶断溶着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632330A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6421988B1 (en) * | 1999-11-12 | 2002-07-23 | Shao-Yi Chiu | Automatic packing sealing and cutting machine for plastic film |
CN103466120A (zh) * | 2013-09-13 | 2013-12-25 | 安平县华尔特五金丝网制品有限公司 | 丝网专用包塑机及包塑方法 |
KR101485997B1 (ko) * | 2013-12-24 | 2015-01-26 | (주)아이피에스코리아 | 가압 방식 포장 시스템 |
CN113322923A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-08-31 | 中船第九设计研究院工程有限公司 | 一种用于hdpe膜搭接的拉链式接口及其熔膜搭接方法 |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP20603692A patent/JPH0632330A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6421988B1 (en) * | 1999-11-12 | 2002-07-23 | Shao-Yi Chiu | Automatic packing sealing and cutting machine for plastic film |
CN103466120A (zh) * | 2013-09-13 | 2013-12-25 | 安平县华尔特五金丝网制品有限公司 | 丝网专用包塑机及包塑方法 |
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CN113322923A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-08-31 | 中船第九设计研究院工程有限公司 | 一种用于hdpe膜搭接的拉链式接口及其熔膜搭接方法 |
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