JPH053303Y2 - - Google Patents

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JPH053303Y2
JPH053303Y2 JP1988001436U JP143688U JPH053303Y2 JP H053303 Y2 JPH053303 Y2 JP H053303Y2 JP 1988001436 U JP1988001436 U JP 1988001436U JP 143688 U JP143688 U JP 143688U JP H053303 Y2 JPH053303 Y2 JP H053303Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、L型シーラにおいてプラスチツク
フイルムを溶断溶着する装置に関する。
[従来技術] 従来の、例えば実公昭46−14216号公報に開示
されているようなシーラにあつて、高温に加熱さ
れたヒートシールバーが下降すると同時に前記ヒ
ートシールバーの前後に配設された上方の押えク
ツシヨン板が下降して、下方のクツシヨン板に形
成されている凹溝に張り渡された2枚のフイルム
を前記ヒートシールバーにより溶断溶着すると共
に、前記凹溝を挟む前後の前記下方のクツシヨン
板に前記押えクツシヨン板が前記フイルムの溶断
端を挟む前後端部をそれぞれ押圧固定するプラス
チツクフイルムの溶断溶着装置が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記公報に開示されたプラスチツク
フイルムの溶断溶着装置では、上述のごとくヒー
トシールバーはフイルムの溶断と同時に、その溶
断端を溶着封緘するものであるため、同ヒートシ
ールバーは常時高温に保持されている必要があ
り、そのため同ヒートシールバーにはフイルムの
溶断かすが付着して、高熱で炭化されてそのかす
がフイルム切断端に付着し品質を低下させる恐れ
があり、また同時に有害ガスが発生しやすく作業
環境を悪化させる。
この考案は、上記のような実情に鑑みて、カツ
ト刃に刃先の鋭利性による切断作用を与えると共
に、溶着するまでには到らない加熱による溶断作
用を与え、別に高温に加熱したヒートバーでフイ
ルムの溶着封緘作用を行わしめ、美麗な切断端を
有する包装体製品を得ると同時に、良好な作業環
境が得られるプラスチツクフイルムの溶断溶着装
置を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するためのこの考案の構成
は、L型シーラにおいて、L字形に形成されたシ
ーラのヒートバーの巾中央部から突出するカツト
刃の刃部を先鋭な刃先に形成し、シール受台には
上面巾中央部にカツト刃の刃部が突入し得る凹溝
を設け、シール受台上の上下フイルムがヒートバ
ー両横のフイルム押えの押圧により凹溝上に固定
して張り渡されるようにしたことをその要旨とす
る。
[作用] 上記のような構成によれば、凹溝上に張り渡さ
れている上下フイルムがフイルム押えによりずれ
ないように止められるため、その上下フイルムに
カツト刃の先鋭な刃先が確実に突き抜け、上下フ
イルムを機械的な切断に加えて確実に溶断すると
同時に、上記高温のフイルム抑えにより前記切断
端を挟む前後のフイルム端部を完全に封緘する。
このとき、溶断端には溶融固化したフイムが付着
せず、また炭化も生じていないため、優れた品質
の包装体が得られるばかりでなく、周辺に有害な
ガス等も発生させない。
[実施例] 次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第5図はL型シーラの包装機械の概略を示した
もので、被包装物品aをシール装置1へ供給する
ベルトコンベア2の横にロールフイルム3からの
フイルム繰出し装置4が設けられ、繰出し装置4
の前にフイルム開口器5が設けられている。
フイルム開口器5は、ベルトコンベア2の上方
の上部案内板6と裏側の下部案内板7とからな
り、その間を物品aがくぐり抜けるようにベルト
コンベア2を挟む左右一対の支杆8,9で両案内
板6,7が一体的に連結され、物品aの入口10
を繰出し装置4側の反対側に斜めに開口させてあ
る。
すなわち、開口器5の両案内板6,7は共に同
じ大きさの直角二等辺三角形で、物品aの入口縁
11,12として直角部13と対向する斜辺を位
置させてある。
そしてロールフイルム3から繰り出した二つ折
りフイルムfの上片f1を上部案内板6の上面に当
てると共に、下片f2を下部案内板7の下に差し入
れながら、それぞれ案内板6,7の入口縁11,
12で折り返して内側にまわし込むと、開口器5
の入口10でフイルムfは裏返しに開かれた状態
となり、その状態で開口器5からシール装置1に
引き出し得るように構成されている。
シール装置1は、シール受台14の上にLシー
ラ15が開閉可能に設けられ、その作動でフイル
ムfが溶断溶着され、包装された物品aが排出ベ
ルトコンベア18で図示しない次のヒートトンネ
ルに送られるようになつている。
この考案の装置は、第1図に示すように、シー
ル受台14とLシーラ15の構成、並びにそのカ
ツト刃37の形状にある。
シール受台14は、基盤39の上面に受け板4
0を固着し、受け板40の上面に左右一対のシー
ルクツシヨン41,41を設けると共に、両シー
ルクツシヨン41,41間に間隔を開けることに
よりその間にカツト刃37が突入する凹溝42が
設けてある。そして、受け板40はシリコンゴム
で、シールクツシヨン41,41はスポンジ状ゴ
ムでそれぞれ形成されている。
Lシーラ15は、基枠19の下に経緯にヒート
バー20が連結片21,22を介して間隔を開け
て固定され、ヒートバー20の巾中央より、カツ
ト刃37の刃部38が突出されている。また、ヒ
ートバー20の両側に保熱カバー兼用のフイルム
押え23,23を設け、両フイルム押え23,2
3をばね26で下方へ附勢してある。
ヒートバー20は、アルミニウム合金、銅合金
等の熱伝導性の良好な金属で形成された左右半部
材33,33からなり、中心部にパイプヒータ2
7の通し孔28を設け、通し孔28より下にカツ
ト刃37を挟持する割溝29が形成され、割溝2
9の下端に逆V字形に開く開口部30を設けてあ
る。そして、両半部材33,33をビス34で締
め付けてカツト刃37を固定し、その刃先46を
シール受台14の受け板40に達する長さに突出
させてある。
カツト刃37は、第2図及び第3図に示すよう
に、熱伝導性の良好な金属からなる尺状本体37
aの下端部に、斜面により刃部38を設け、先鋭
な刃先46を有している。また、尺状本体37a
には適間隔おきにビス34を通す長孔48を設け
てある。
なお、このカツト刃37およびヒートバー20
は、フイルムの付着を防止するために、テフロン
コーテイングされている。また、カツト刃37の
刃形状は、片刃又は両刃を問わない。
上記実施例において、ベルトコンベア2の上に
載せられた物品aは、開口器5で開かれたフイル
ムf内に入つてシール装置1で包装されるもので
あるが、シール装置1において、Lシーラ15が
下りると、第4図aに示す如くまず両側フイルム
押え23,23がシールクツシヨン41,41の
上に上下フイルムf1,f2を押えて、そのフイルム
f1,f2を両シールクツシヨン41,41間の凹溝
42の上に強く張り渡すので、同図bの如くカツ
ト刃37の刃先46が凹溝42に突入するとき
に、上下フイルムf1,f2を突き破つてしまう。
次に、第4図cに示すように、ヒートバー20
の両半部材33,33がフイルムf1,f2ををシー
ルクツシヨン41,41の上に押圧すると、両フ
イルムf1,f2が溶着されるのであるが、そのフイ
ルムf1,f2をさらに不動に押え込むために、刃先
46の食い込みが容易になり、しかも、カツト刃
37とその両横の半部材33,33との間におい
ては、フイルムf1,f2が高熱を受けることによつ
て外側へ(矢印P方向へ)縮むために、刃部38
による裂け目52がその縮み作用でさらに裂け、
上下両フイルムf1,f2が完全に切断される。
また、シールクツシヨン41,41が摩擦の生
じ易いスポンジ状ゴムであるために、それと接融
する特に下のフイルムf2がカツト刃37や半部材
33,33によつて不動に押え込まれやすく、こ
のことによつても、フイルムf1,f2への刃先46
の食い込みが良好となる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、カツ
ト刃の刃部を先鋭な刃先に形成し、シール受台に
は上面巾中央部にカツト刃の刃部が突入し得る凹
溝を設け、シール受台上の上下フイルムがフイル
ム押えの押圧により凹溝上にずれないよう固定し
て張り渡されるように構成したので、カツト刃の
刃先が上下フイルムに突き抜けてそれに裂け目を
確実に形成し、しかも、上下フイルムがカツト刃
やヒートバーから受熱しやすいため、フイルムの
溶融と熱収縮作用により裂け目が一挙に拡張する
こととも相まつて、、上下フイルム共に一段操作
で確実に切断できるという優れた効果がある。
特に本考案の溶断溶着装置は、フイルムが多層
に積層された状態のいわゆるラミネートフイルム
(例えば、ガスバリヤ性フイルム)に使用して著
しい効果を発揮する。
なお、L型シーラのみならず半折シーラ等に本
考案装置を使用しても同様の作用・効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は一実施例を示し、第1図は一部縦断面
図、第2図はカツト刃の正面図、第3図は第2図
A−A線矢視の断面図、第4図はフイルムの溶断
溶着手順をa,b,c図の順に示す説明図、第5
図は使用例を示す包装機械の斜視図である。 14……シール受台、15……シーラ、20…
…ヒートバー、23……フイルム押え、37……
カツト刃、38……刃部、41……シールクツシ
ヨン、42……凹溝、46……刃先、f……フイ
ルム、f1……上フイルム、f2……下フイルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 L型シーラにおいて、L字形に形成されたシ
    ーラのヒートバーの巾中央部から突出するカツ
    ト刃の刃部を先鋭な刃先に形成し、シール受台
    には上面巾中央部にカツト刃の刃部が突入し得
    る凹溝を設け、シール受台上の上下フイルムが
    ヒートバー両横のフイルム押えの押圧により凹
    溝上に固定して張り渡されるように構成したプ
    ラスチツクフイルムの溶断溶着装置。 2 シール受台の上部にスポンジ状ゴムで形成さ
    れた左右シールクツシヨンを設けてその間に凹
    溝が形成されている請求項1記載の溶断溶着装
    置。
JP1988001436U 1988-01-08 1988-01-08 Expired - Lifetime JPH053303Y2 (ja)

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JP1988001436U JPH053303Y2 (ja) 1988-01-08 1988-01-08

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JPH01106218U JPH01106218U (ja) 1989-07-18
JPH053303Y2 true JPH053303Y2 (ja) 1993-01-27

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