JPH0542006Y2 - - Google Patents

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JPH0542006Y2
JPH0542006Y2 JP1988142406U JP14240688U JPH0542006Y2 JP H0542006 Y2 JPH0542006 Y2 JP H0542006Y2 JP 1988142406 U JP1988142406 U JP 1988142406U JP 14240688 U JP14240688 U JP 14240688U JP H0542006 Y2 JPH0542006 Y2 JP H0542006Y2
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resin sheet
jig
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heat
thermoplastic resin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ポリエチレン・シート等の熱可塑性
樹脂を加熱によつて溶かし付けるシール装置に関
するものである。
(従来の技術) 一般に、工場等で製造される製品は、ポリエチ
レン等の樹脂シートによつて包装され、市場に出
荷されることが多い。
厚みのある大きな製品を包装する場合や板状の
製品を密に包装する場合には、第5図に示すよう
にして包装が行われる。
即ち、予めチユーブ状に形成した熱可塑性の樹
脂シート1の両側部に、まず図中イで示すように
内側に向かつて折り込み2を形成し、次に、図中
ロに示すように樹脂シート1の一端を熱溶着によ
つてシールする(この熱溶着部を図中符号3で示
す。)。つづいて、図中ハに示すように樹脂シート
1の他端側から製品4の詰め込み、この状態の樹
脂シート1の他端を図中ニに示すように熱溶着に
よつてシールする(この熱溶着部を図中符号5で
示す。)。
このような包装工程において、樹脂シート1の
シールを行うシール装置としては、従来、第6図
に示すようなものが用いられている。
このシール装置は、加圧手段としての上下の治
具6および7の一方側、例えば、上側の治具6に
電熱線としてニクロム線8が取付けられ、上下の
治具6および7の昇降動作によつてニクロム線8
が樹脂シート1に押付けられるようになつてい
る。樹脂シート1のシールを行なう場合には、ま
ず、図中イで示すように樹脂シート1の端部を治
具6と7の間に入れ、この状態から図中ロに示す
ように治具6と7で樹脂シート1を押し挟む。そ
して、この状態でニクロム線8を加熱して樹脂シ
ート1の端部を溶着する。尚、ニクロム線8は、
第7図に示すような均一幅のものが用いられてい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、第5図に示すような製品4の包装に
おいては、樹脂シート1の熱溶着部3および5の
厚みが幅方向においてすべて均一ではない。即
ち、第8図に示すように樹脂シート1の中央部は
二枚が重ね合わされた厚みt1となり、両端部は四
枚が重ね合わされた厚みt2となる。したがつて、
厚みt1の中央部と厚みt2の両端部を共に熱溶着す
るためのニクロム線8の熱管理は難しくなる。ま
た、ニクロム線8は、治具6,7に比較して熱容
量が非常に小さいため、その加熱温度は治具6,
7の温度に大きく影響される。ニクロム線8の熱
管理は、このことも原因としてより困難になつて
いる。これに加え、包装用の樹脂シートには、一
般に印刷のためのコロナ放電等の表面処理が施さ
れるため、これによつて生じる表面の荒れが溶着
温度の幅を狭め、ニクロム線8の熱管理を実質上
不可能に近いものとしている。
このため、上述した従来のシール装置にあつて
は、第5図に示すような樹脂シート1のシールを
行なう場合、ニクロム線8の温度を2〜3℃の範
囲で微妙に調整しながら機械の作動を行なわなけ
ればならず、ニクロム線8の温度が高すぎれば樹
脂シート1が溶け切れてしまい、逆に温度が低す
ぎると、樹脂シート1の両端部の溶着が不完全に
なるという問題があつた。特に、印刷のための表
面処理を施した樹脂シート1においては、両端部
の折り込み2部分が表面処理面同士の接触となる
ため、第9図に示すようにこの折り込み2部分が
剥離し、商品価値の低下を招くという問題が起こ
つている。
本考案の目的は、電熱線の熱管理を容易にする
と共にむら無く確実なシールを可能して、生産性
を向上させ商品価値をも高め得るシール装置を提
供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述した課題を解決するための手段
として、互いに離間接近するように相対向して設
けた治具により熱可塑性樹脂を加熱溶着するシー
ル装置において、前記一方の治具の圧着面に加熱
手段である電熱線を絶縁材を介して取付け、該電
熱線の、前記熱可塑性樹脂の難溶着部に対応する
部位の断面積を局部的に絞り、前記他方の治具の
圧着面に弾性体を設けたものである。
(作用) このような構成としたため、治具により熱可塑
性樹脂を挟み込むと、一方の治具の圧着面に弾性
体が設けられているので、熱可塑性樹脂の厚みが
変わつていても他方の治具の圧着面に設けられた
電熱線を熱可塑性樹脂に均一に圧着することが可
能になり、この状態で電熱線に電流を流すと、電
熱線の断面積が熱可塑性樹脂の難溶着部のみ小さ
くなつており、かつ、絶縁材により電熱線の熱が
治具に伝わらないようになつているので、熱可塑
性樹脂の難溶着部が高い熱で加熱され難溶着部以
外の部分は低い熱で加熱されて、熱可塑性樹脂の
溶着部全体にわたつて略均一に溶着することが可
能になる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
に基づいて説明する。尚、以下の実施例では、第
5図に示したものと同じ樹脂シート1の端部に対
してシールを行うものとし(熱溶着部を図中符号
5で示す。)、また、第6図以下の図面に示した従
来の技術と同一部分には同一符号を用いるものと
する。
第2図において、本考案にかかるシール装置
は、前述した従来のものと同様に加圧手段として
の上下の治具6および7の一方側に電熱線として
のニクロム線9が設けられている。この実施例の
場合、上側の治具6の下端にアスベスト等の絶縁
部材11が固定され、この絶縁部材11の下面に
ニクロム線9が取付けられている。さらに上側の
治具6にはエアの吹出し口12が形成されてお
り、この吹出し口12から吹出したエアによつて
樹脂シート1の溶融部を冷却するようになつてい
る。上下の治具6および7には図示しない昇降駆
動装置が連係されており、この昇降駆動装置の動
作によつて、上側の治具6と下側の治具7が適宜
タイミングで押付けられ、また引き離されるよう
になつている。一方、下側の治具7の上端部には
クツシヨン用のゴム材13が取付けられ、上側の
治具6と下側の治具7がその間に樹脂シート1を
挿入した状態で押付けられた場合に、ゴム材13
が確実に樹脂シート1を押え付けるようになつて
いる。
本考案にかかるシール装置は、前述した従来の
シール装置とほぼ同様の構成であるが、ニクロム
線9の構造が前述した従来のものと大きく異つて
いる。即ち、従来の装置のニクロム線は全長さに
亙つて均一幅(同断面積)に形成されているが、
本考案にかかるニクロム線9の場合、第1図に示
すようにその両端部近くに局部的に幅の狭い(断
面積が絞つてある)部分14が複数設けられてい
る。この局部的に幅の狭い部分は14は、樹脂シ
ート1の両端の4枚重ねになつた難溶着部10に
対応するように形成されている。一般に、電熱線
はその内部の抵抗の大小によつて発熱量が左右さ
れ、同じ電熱線内においても断面積の違い等によ
つて発熱量が部分的に異つてくる。したがつて、
本考案にかかるニクロム線9においては、両端部
近くの局部的に幅の狭い部分14が他の部分より
も発熱量が大きくなる。
以上の構成において、樹脂シート1の端部をシ
ールする場合には次のようになる。尚、以下では
製品を充填した樹脂シート1に最終的なシールを
行う場合について述べる。
まず、第2図中イに示すように開き状態にある
上側の治具6と下側の治具7の間に樹脂シート1
の端部を挿入し、この状態から上側の治具6と下
側の治具7を近接方向に作動させる。治具6と7
の移動が進むと、樹脂シート1の開口した端部は
上側の治具6と下側の治具7に押されて次第に狭
められてゆき、最終的に同図中ロに示すように治
具6側の絶縁部材11と治具7側のゴム材13に
よつて上下から強力に押挟まれる。この際、ニク
ロム線9は樹脂シート1の上面にほぼ均一な押圧
力で押し付けられる。
続いて、この状態のままニクロム線9に電流を
流す。これにより、ニクロム線9は所定温度に加
熱され、樹脂シート1のニクロム線9に加圧され
た部位を溶融させるようになる。
この際、ニクロム線9は絶縁部材11を介して
治具6に設けられているので、幅の狭い部分14
の温度が高くなつて、この部分14と治具6との
間の温度勾配が大きくなつても治具6への熱の移
動が遮断され、ニクロム線9の幅の狭い部分14
がたの部分に比較して局部的に加熱されるように
なる。
そして、ニクロム線9は樹脂シート1にほぼ均
一な押圧力で圧着され、かつ、ニクロム線9の幅
の狭い部分14で局部的にシート1が加熱される
ので、樹脂シート1は第3図および第4図に示す
ように、両側の難溶着部10が幅の狭い部分14
によりスポツト的に強力に加熱溶着され、他の部
分は弱い熱で溶着されるようになる。尚、この強
力に加熱溶着する部分は、第3図および第4図に
おいてハツチングを入れて示すものとする。ここ
で、強力に加熱溶融する部分は樹脂シート1上に
スポツト的に点在するため、ニクロム線9の温度
調整の具合によつてこの部分が仮に溶け切れても
樹脂シート1のシールは支障なく行えるようにな
る。したがつて、ニクロム線9の熱管理は難溶着
部10を除いた部分だけを対象に行えばよいこと
になる。また、ニクロム線9は絶縁部材11を介
して治具6に取付けられているため、治具6によ
る直接的な温度影響を受け難くなり、この点にお
いても熱管理は容易となる。
次に、樹脂シート1が溶融したところでニクロ
ム線9への通電を絶ち、溶融部分が凝固しはじめ
るのを待つて、第2図中ハに示すように上側の治
具6と下側の治具7を逆に開き方向に作動させ
る。そして、上下の治具6と7が僅かに開いたと
ころで、エア吹出し口12から樹脂シート1の溶
融部位にエアを吹き付け、その冷却作用によつて
溶融部位の凝固を促す。最後に、シールを終えた
樹脂シート1を上側の治具6と下側7の間から取
り出す。
このようにしてシールを終えた樹脂シート1
は、その両側の難溶着部10がスポツト的に強力
に溶着されるようになる。したがつて、難溶着部
10が剥離する等の問題も起こらなくなる。
(考案の効果) 以上で説明したように本考案によれば、一方の
治具に弾性体を設けて電熱線を熱可塑性樹脂シー
トに均一な押圧力で圧接できるようにし、他の治
具に絶縁材を介して電熱線を設けて、電熱線の幅
の狭い部分の温度を局部的に高く保持して難溶着
部を局部的に加熱するようにし、熱可塑性樹脂シ
ートの難溶着部と他の部分とで加熱温度を変える
ようにしたので、電熱線の熱管理は熱可塑性樹脂
の難溶着部以外の部分だけを考えるだけで良くな
る。この結果、電熱線の熱管理は従来のものに比
較して容易になり、熱可塑性樹脂のシールも全幅
に渡つてむら無く確実に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電熱線の平面
図、第2図は同装置の側面図、第3図は同熱可塑
性樹脂の平面図、第4図は同側面図、第5図は製
品包装の一例を示す斜視図、第6図は従来の技術
を示す装置の側面図、第7図は第6図の矢視
図、第8図および第9図は従来の技術を示す製品
の側面図である。 1……樹脂シート、6,7……治具、9……ニ
クロム線、10……難溶着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに離間接近するように相対向して設けた治
    具により熱可塑性樹脂を加熱溶着するシール装置
    において、前記一方の治具の圧着面に加熱手段で
    ある電熱線を絶縁材を介して取付け、該電熱線
    の、前記熱可塑性樹脂の難溶着部に対応する部位
    の断面積を局部的に絞り、前記他方の治具の圧着
    面に弾性体を設けたことを特徴とするシール装
    置。
JP1988142406U 1988-10-31 1988-10-31 Expired - Lifetime JPH0542006Y2 (ja)

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JP1988142406U JPH0542006Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

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JPH0263310U JPH0263310U (ja) 1990-05-11
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