JP2693401B2 - 偏向コイルの巻線機及び圧着用導電性部材 - Google Patents

偏向コイルの巻線機及び圧着用導電性部材

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JP2693401B2
JP2693401B2 JP7115894A JP11589495A JP2693401B2 JP 2693401 B2 JP2693401 B2 JP 2693401B2 JP 7115894 A JP7115894 A JP 7115894A JP 11589495 A JP11589495 A JP 11589495A JP 2693401 B2 JP2693401 B2 JP 2693401B2
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憲 猿田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2209/00Apparatus and processes for manufacture of discharge tubes
    • H01J2209/236Manufacture of magnetic deflecting devices
    • H01J2209/2363Coils
    • H01J2209/2366Machines therefor, e.g. winding, forming, welding, or the like

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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏向コイルのリード線
間に電圧を印加してコイルの形状維持を図る成型処理装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管などに使用する偏向コイルは
要求される特性から一般に鞍型などの特殊形状を備え、
巻芯のないコイルのみの状態でその形状を保持できるよ
うに成型されている。
【0003】巻線用の線材は、誘導損失を低減するため
に例えば細い導線の周囲を絶縁被覆した複数の被覆線を
より合わせたものが使用されている。巻線は専用の金型
を用いて行われ、巻線を終えたコイルに所定電圧で通電
することで、導線の抵抗に基づく発熱により被覆線の被
覆材を加熱溶融し、被覆線同士を相互に溶着させる。そ
の結果、線材は被覆線の一体化により剛性を増加させ、
コイルは金型から取り外しても型くずれを起ことなく、
鞍型形状を保持する。
【0004】ところで、巻線後の通電は、巻線の両端の
リード線に電極を接続して行うが、この時電極を絶縁被
覆の内側の導線に確実に接続する必要がある。
【0005】このために、従来は絶縁被覆をヒータや高
周波により加熱して導線から剥離させていたが、剥離し
た被覆材が導線に付着して通電時に導通不良を起こす恐
れがあった。
【0006】そこで、例えば特開昭61−208818
号ではエッジを持つ凹凸面を備えた電極兼用のクランプ
部材でリード線を把持することにより、エッジが被覆材
を破って線材に直接接触するようにした装置が提案され
ている。
【0007】
【発明の課題】しかしながら、この装置においては被覆
材そのものの除去が行われないないために、電極と導線
との接触の確実性に欠けるという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、偏向コイルの巻線機において偏向コイルの巻始め
や巻終わりのリード線と加熱溶着用の電極との接続を確
実に行うとともに、巻線後の成型を合理的に行える成型
機構を備えることを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明は、被覆
導線からなる線材を供給する線材供給機構と、線材供給
機構から供給される線材を巻き回して偏向コイルを形成
する金型とを備えた偏向コイルの巻線機において、線材
供給機構から供給された線材の両側から線材の外周に当
接または近接して配置される導電性部材と、これらの導
電性部材を線材に圧着する手段と、線材の導電性部材圧
着部に所定の電圧を印加する一対の第1の電極と、移動
した導電性部材を第1の電極以外の場所に係止する手段
と、この導電性部材を移動する手段と、この導電性部材
と前記圧着手段により新たに線材に圧着された導電性部
材との間に電圧を印加する一対の第2の電極とを備えて
いるとともに、前記導電性部材を導電性の帯状連続部材
で形成し、この帯状連続部材を前記圧着手段へ供給する
手段と、帯状連続部材を所定の位置で切断する手段とを
備えている
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、導電性の帯状連続部材の一部を所定間隔で切り起こ
して折り曲げたフープ材で導電性部材を形成している。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、導電性部材の移動手段を移動機構を備えた線材供給
機構で構成している。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、導電性部材の移動手段を、移動機構と導電性部材の
把持機構とを備えた第1の電極で構成している。
【0013】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、新たに線材に圧着した導電性部材と金型との間で線
材を切断する手段を備えている。
【0014】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、圧着手段と第1の電極とを、軸方向の相対移動機構
を備えた相対する一対の部材で構成している。
【0015】請求項7の発明は、被覆導線からなる線材
に圧着部を圧着し、電圧の印加によりこの圧着部を被覆
の内側に食い込ませるとともに、所定位置で切断するこ
とで被覆導線と電気的に接触した電極を構成するフープ
材で導電性部材を構成する一方、前記圧着部と、圧着時
に線材が圧着部の外側へはみ出すのを阻止する爪とを、
フープ材の一部を切り起こすことで所定間隔に形成して
いる。
【0016】
【作用】請求項1の発明は、第1の電極が線材の導電性
部材圧着部に電圧を印加することにより、線材の被覆を
溶融して、圧着する導電性部材の側方へと除去する。こ
れにより、導電性部材と被覆の下の導線との広範囲に渡
る接触が確保される。また、導電性部材の移動手段が線
材に圧着した導電性部材を移動して、係止手段がこれを
係止した状態で巻線を行い、巻終わりの線材に新たな導
電性部材を圧着した後、これらの導電性部材に第2を電
極を介して電圧を印加することで、コイルの成型を容易
にする。
【0017】また、導電性部材に帯状連続部材を使用す
ることで、圧着手段への導電性部材の供給を容易にす
る。
【0018】請求項2の発明は、導電性部材に帯状連続
部材の一部を切り起こして折り曲げたフープ材を使用す
ることにより、導電性部材の線材への圧着を容易にす
る。
【0019】請求項3の発明は、線材供給機構の移動に
より線材に圧着した導電性部材を特別な移動手段を用い
ずに移動させる。
【0020】請求項4の発明は、第1の電極が導電性部
材を移動することで、線材に圧着した導電性部材を特別
な移動手段を用いずに移動させる。
【0021】請求項5の発明は、コイルへの通電による
成型後に、線材を導電性部材と金型との間で切断するこ
とで、導電性部材を線材供給機構側の線材に圧着した状
態で残す。この導電性部材を係止手段に係止して次のコ
イルの巻線を行うことで、実質的に1個の導電性部材を
使用するのみで1個のコイルの成型が可能になる。
【0022】請求項6の発明は、第1の電極と圧着手段
とを同一部材で構成することで、装置の構造を簡易にす
る。
【0023】請求項7の発明は、フープ材の一部を切り
起こして圧着部と、圧着時に線材が圧着部の外側へはみ
出すのを阻止する爪とを所定間隔で形成したので、電極
形成のために圧着部を線材に圧着する際に、線材が外側
にはみ出さず、線材に圧着部が確実に圧着する。
【0024】
【実施例】図1〜図6に本発明の第1の実施例を示す。
【0025】図1に示す巻線機はコイル巻線用の線材を
供給する線材供給機構としてのノズル1と、線材を巻き
付ける金型2を備える。
【0026】ノズル1は前後モータ4、左右モータ5及
び上下モータ6により三軸方向に移動する移動台3にノ
ズル上下動クランク機構7を介して支持され、三軸方向
の移動と、先端の上下方向の揺動とを任意に行えるよう
に構成される。
【0027】ノズル1には図示されない線材供給機構か
ら、細い被覆線をより合わせた線材8が導かれ、ノズル
1の先端からこの線材8が所定の張力のもとで供給され
る。
【0028】金型2は上下に分離可能な雄金型2aと雌
金型2bからなる。これらの雄金型2aと雌金型2bは
相互に密着した状態で、金型モータ9の回転に応じて一
体に回転し、ノズル1から供給される線材8をその接合
部に巻き付けることにより、巻線を鞍型形状に形成す
る。
【0029】また、コイルの巻始めと巻終わりの線材8
に図4に示すような導電性部材12を圧着するために、
図2に示すような圧着通電機構13が金型2の側方に設
けられる。
【0030】圧着通電機構13は相対する上下の電極1
4と15、電極14を電極15に向けて駆動する伸縮シ
リンダ16、及び電極14と一体に支持されたカッタ1
7を備える。電極14と15には図4に示す溶着用電源
28がスイッチ33を介して接続される。これらの電極
14と15が第1の電極を構成する。
【0031】導電性部材12は図3に示すように帯状に
連続したフープ材18の一部を一定間隔で切り起こして
後方へ略コの字形断面となるように折り曲げたものであ
り、これをカッタ17で切断して使用する。圧着通電機
構13にはこの他に線材8を切断する図6(b)に示す
ようなカッタ32が設けられる。このカッタ32は電極
14から独立した図示されない駆動機構を備え、線材8
に圧着した導電性部材12の近傍でかつ金型2側の位置
で線材8を切断する。
【0032】フープ材18は図1に示すリール20から
図3に示す送り機構19を介して圧着通電機構13に供
給される。
【0033】送り機構19はリール20の直下から圧着
通電機構13に至る溝型のガイド21と、ガイド21の
途中に設けられたスライダ23とを備える。スライダ2
3はガイド21との間に介装された伸縮シリンダ24の
伸縮に応じてガイド21に沿ってスライドする。フープ
材18の両側部には所定の間隔で矩形の切欠25が形成
され、スライダ23の内側にはこの切欠25に係合して
フープ材18をスライダ23と一体に圧着通電機構13
に向けて移動する爪22が収装される。爪22はスプリ
ング26によりスライダ23の内側に向けて付勢され、
上方から眺めた状態で楔状の先端をスライダ23の内側
に向けて突出する。爪22の前面はスライダ18の移動
方向と直角をなし、背面は前面と鋭角をなすように傾斜
する。これにより、スライダ23を前進、すなわち圧着
通電機構13に向けてスライドさせると、フープ材18
の切欠25に先端を係合した爪22によりフープ材18
が前方へ送り出される。一方、スライダ23を後退、す
なわち圧着通電機構13から遠ざける方向へスライドさ
せると、爪22はスプリング26に抗して後退しながら
傾斜面を切欠25に沿って滑らせることで、切欠25の
外側へと移動するため、フープ材18はそのままの位置
に留まり、スライダ23のみが後退する。
【0034】雄金型2aには導電性部材12の係止手段
としてチャック27が取り付けられる。チャック27は
内蔵されたシリンダの伸縮に応じて開閉し、ノズル1の
移動により圧着通電機構13から運ばれて来た導電性部
材12を雄金型2aに係止する。チャック27は導電性
の材料で構成され、図4に示すようにスイッチ33の切
り替えに応じて圧着通電機構13の電極15とともに成
型電源29に接続される。チャック27は雄金型2aと
一体に回転するため、チャック27への成型電源29の
接続は,図6(a)に示すように雄金型2aの基端の非
回転部2cに設けたブラシ30を介して行われる。な
お、これらのチャック27と電極15とが第2の電極を
構成する。
【0035】次に作用を説明する。
【0036】最初に、導電性部材12の線材8への圧着
工程について説明し、続いてコイルの巻線と成型工程を
説明する。
【0037】送り機構19の伸縮シリンダ24を伸縮さ
せてスライダ23を前方へ駆動すると、爪22によりフ
ープ材18が前方へ送り出され、その最先端部が圧着通
電機構13の電極14と15の間に送り込まれる。
【0038】次に、モータ4,5及び6の運転によりノ
ズル1を移動し、ノズル1から出でいる線材8を電極1
4と15の間に導き、フープ材18の最先端部に位置す
る後方への折り曲げ部とその下側の非折り曲げ部との間
に挟み込む。
【0039】ここで、伸縮シリンダ16の駆動により、
電極14とカッタ17を降下させると、カッタ17がフ
ープ材18の最先端部を1スパン分切断する。この切断
された部分が導電性部材12として線材8に圧着される
わけである。
【0040】一方、切断された導電性部材12を、電極
14が相対する電極15との間で圧しつぶすようにし
て、間に挟み込まれた線材8に圧着する。同時に、溶着
電源から電極14と15に電圧が印加され、通電に伴う
発熱で線材8を構成する被覆線の被覆を溶融する。溶融
した被覆材は導電性部材12に加えられる圧力により、
側方へと押しのけられ、導電性部材12は被覆線の内側
の導線に直接圧着する。次に、コイルの巻線と成型工程
について説明する。
【0041】図5(a)は、ノズル1から出ている線材
の先端に導電性部材12が圧着した状態を示す。ここか
ら、ノズル1を移動して導電性部材12を雄金型2aへ
と移動し、図示5(b)に示すようにチャック27で導
電性部材12を把持する。そして、金型モータ9の運転
により雄金型2aと雌金型2bを一体に回転させ、ノズ
ル1から所定の張力のもとで送り出される線材8を雄金
型2aと雌金型2bの接合部の周囲に巻き付ける。同時
に、ノズル上下動クランク機構7の駆動により図5
(c)に示すようにノズル1の先端を上下に揺動させて
巻線の形状を整える。これにより金型2の外周に鞍型の
コイルが形成される。
【0042】巻線が終了したら、ノズル1を図5(d)
に示すように電極14と15を越えて金型2の反対側へ
と移動することで、金型2から導かれた線材8を導電性
部材12の間に挟み込む。そして、前述の工程により図
5(e)に示すように線材8に新たな導電性部材12を
圧着する。
【0043】次に、図6(a)に示すように、電極14
と15で導電性部材12を挟んだままの状態で、電極1
5とチャック27の間に成型電源29から所定圧の電圧
を印加する。これにより、両端の導電性部材12を介し
て金型2上のコイル31に通電され、通電に伴う発熱で
コイル31を構成する線材8の被覆線の被覆が溶融し、
より合わされた被覆線同士が相互に溶着する。溶着の結
果、コイル31の巻線の剛性が高まり、コイル31は金
型2から外した状態でも鞍型形状を保持するように成型
される。
【0044】成型後は図6(b)に示すように、線材8
をカッタ32で切断する。この切断は金型2側において
行われるため、結果としてコイル31は巻始めのリード
線にのみ導電性部材12が圧着し、巻終わりのリード線
は単純に切断されたままの状態となる。この状態でコイ
ル31を金型から取り外し、導電性部材12を切り落と
す。導電性部材はコイル31の成型工程における通電に
のみ使用され、コイルの完成後は不要となるため、金型
から外したコイル31のリード線の一方には既に導電性
部材12が圧着されていないことで、導電性部材12を
切り落とす手間も少なくて済む。
【0045】一方、ノズル1側においては、図6(c)
に示すようにノズル1から出でいる線材8の先端に導電
性部材12が圧着状態でぶら下がっている。これは図5
(a)と同じ状態であり、ノズル1を移動して導電性部
材12を再びチャック27で把持することにより、次の
コイルについて同じ工程が繰り返される。
【0046】したがって、1個のコイルに対して導電性
部材12を1個のみ圧着すれば良く、コイルの両端に導
電性部材12を圧着する場合と比較して、成型電源29
による通電処理には何ら不具合を生じないままで、圧着
作業の手間や材料を大幅に節約できる。
【0047】また、移動機構を備えたノズル1が導電性
部材12の移動手段を兼用するので、別に移動手段を備
える必要もない。このノズル1は圧着通電機構13に線
材8を導き、導電性部材12の間に挟み込む機能を果た
すため、線材8の外周に導電性部材12を配置するため
の特別な機構も不用となる。さらに、ノズル1が移動す
るので金型2の寸法が変更されても特別の変更を行わず
に同じ機器で成型作業を行うことができる。
【0048】図7に導電性部材12の構成に関する本発
明の第2の実施例を示す。
【0049】本発明においては、導電性部材12として
一部を切り起こしたフープ材18に代えて図に示すよう
な各種の断面形状の長尺部材51〜54を使用すること
ができる。その場合には、圧着手段(前記第1の実施例
では電極14と15)の形状を導電性部材12の形状に
応じて変化させる。
【0050】例えば、図8と9に示す本発明の第3の実
施例では、導電性部材12は長尺部材50で構成し、電
極14と15の各先端部の形状を図7に示すような凹面
に形成する。
【0051】電極14と15の間でプレスされた導電性
部材12は、線材8を両側から包み込むように変形す
る。電極14と15の間に電圧を印加しながら、さらに
プレスを続行することにより、前記第1の実施例と同様
に線材8を構成する被覆線の被覆が溶融し、プレスによ
り側方へと押しやられ、導電性部材12は被覆線の内側
の導線に圧着する。このように、導電性部材12は様々
な形状に形成することが可能である。図9は圧着後の導
電性部材12の形状を示す。なお、導電性部材12をこ
の実施例のような複雑な形状に成型する場合には、電極
14,15とは別に後述の加圧ロッドのような機構を別
に設け、通電に先立って導電性部材12の成型と圧着を
行うようにしても良い。
【0052】図10(a)と(b)に本発明の第4の実
施例を示す。
【0053】前記第1の実施例では、金型2から導かれ
た線材8をノズル1の移動により導電性部材12に挟み
込むようにしていたが、ここでは移動機構を備えたロボ
ットハンド34が線材8を把持して導電性部材12に挟
み込むようにしている。ロボットハンド34は線材8を
把持する開閉機構を備えた一対のハンド部材を備える。
【0054】図11は前記第4の実施例のロボットハン
ド34を導電性部材12の供給に用いた本発明の第5の
実施例を示す。
【0055】ここでは、圧着通電機構13と送り機構1
9とを離れた位置に配置し、ロボットハンド34が導電
性部材12を圧着通電機構13へと搬送する。
【0056】また、図11の実施例においては、図7に
示すフープ材52で構成された導電性部材12を送り機
構19に設けたカッタ17で切断した後、ロボットハン
ド34が送り機構19から圧着通電機構13へと移動す
る。
【0057】図12(a),(b)はロボットハンド3
4を、線材8に圧着した導電性部材12をチャック27
へ移動する手段として用いた本発明の第6の実施例を示
す。
【0058】ここでは、ロボットハンド34が図12
(a)に示すようにまず圧着通電機構13に移動して線
材8に圧着した導電性部材12を把持し、それから図1
(b)に示すようにチャック27へと移動して、チャ
ック27が線材8を把持したところで線材8を解放す
る。
【0059】このように、ロボットハンド34を備える
ことにより、ノズル1の移動機構を省略することができ
る。
【0060】図13(a),(b)は本発明の第7の実
施例を示す。
【0061】この実施例は、圧着通電機構13と送り機
構19とを一体に移動する移動機構を備え、線材8への
導電性部材12の装着をこれらの移動により行う。
【0062】図13(a)においてノズル1から繰り出
された端部は図示されない金型に巻き付けられている。
この状態から線材圧着機構13と送り機構19とを移動
し、図13(b)に示すように線材8を送り機構19の
先端の導電性部材12に挟み込む。圧着通電機構13に
より前記第1の実施例と同様に導電性部材12のカッタ
17による切断と線材8への圧着及び電極14と15を
介した通電とを行った後、線材圧着機構13と送り機構
19とを元の位置へと移動する。ノズル1は移動しない
ので、線材8に圧着した導電性部材12はそのままの位
置に止まる。
【0063】このように圧着通電機構13に移動機構を
備えることにより、さらに図14(a)〜(c)に示す
本発明の第8の実施例のように、線材8に圧着した導電
性部材12を圧着通電機構13によりチャック27へと
移動することが可能になる。この場合には、図14
(a),(b)に示すように線材8に圧着した導電性部
材12を把持した圧着通電機構13を金型2a上のチャ
ック27の近傍に移動し、図14(c)に示すように電
極14と15を離間方向に動かしながら、送り機構19
により導電性部材12を前方へ押し出してチャック27
で把持すれば良い。
【0064】図15は本発明の第9の実施例を示す。
【0065】この実施例においては、圧着通電機構13
は圧着部13aと通電部13bを個別に備える。圧着部
13aは上下方向から導電性部材を挟んで線材8に圧着
するするための加圧ロッド39aと39bとを備え、通
電部13bは電極40aと40bを備える。加圧ロッド
39a,39bと電極40a,40bとは金型2の中心
軸と平行に配置され、ノズル1は金型2の中心軸方向並
びにこれに直交する方向への移動機構41に支持され
る。
【0066】導電性部材は前記第1の実施例と同様の送
り機構19とリール20により、圧着部13aに供給さ
れる。
【0067】圧着部13aにおいて、導電性部材を線材
8に圧着した後、ノズル1を金型2の中心軸と平行に移
動することにより、線材8に圧着した導電性部材を通電
部13bへと移動し、通電を行う。
【0068】線材8に圧着した導電性部材はノズル1を
金型2の中心軸と直交方向へと移動することにより、チ
ャック27へと搬送される。
【0069】図16は本発明の第10の実施例を示す。
【0070】ここでは、それぞれ前記第1の実施例と同
様の圧着通電機構13とチャック27とをノズル1と同
一線上に配置し、ノズル1にこの線上に沿って移動する
移動機構42を備えている。この場合には、ノズル1か
ら金型2に至る線材は圧着通電機構13の電極14と1
5の間を通り、特別に線材8を移動することなく、線材
8に導電性部材12を圧着することができる。線材8に
圧着した導電性部材は前記第9の実施例と同様にノズル
1を金型2の中心軸と直交する方向へ移動することによ
りチャック27へと搬送される。
【0071】このように、ノズル1に移動機構を備える
場合でも、その移動方向を限定することが可能であり、
これにより移動機構を簡略化することができる。
【0072】図17は本発明の第11の実施例を示す。
【0073】ここでは、圧着通電機構13を前記第9の
実施例と同様に圧着部13aと通電部13bとに分離
し、これらの間の導電性部材を図17に示すように送り
機構19により行う。
【0074】図18は本発明の第12の実施例を示し、
ここでは圧着通電機構13を圧着部13aと通電部13
bとに分離し、圧着通電機構13に移動機構を備えてい
る。そして、圧着部13aにより線材8に圧着した導電
性部材12に対して圧着通電機構13が移動することに
より、導電性部材12の圧着部13aから通電部13b
への移動を行う。なお、圧着部13a及び通電部13b
はいずれも導電性部材12を挟持する機能を備えている
ので、これらの一方に移動機構を設けて導電部材12を
圧着部13aから通電部13bへ移動させることも可能
である。
【0075】導電部材12の圧着部13aから通電部1
3bへの移動は図19に示す本発明の第13の実施例の
ように、前記第4〜第6の実施例のロボットハンド34
により行っても良い。
【0076】図20図21は本発明の第14の実施例
を示す。
【0077】これは、金型2上のコイル31への成型電
源29の接続に関する実施例であり、圧着通電機機構1
3とは別に通電用の電極43を設け、巻線完了後に線材
8に圧着した導電性導電性部材12を電極43に移動
し、電極43に係止する。電極43は搬送された導電性
部材12を挟持する機能を備え、成型電源29がこの電
極43と金型2上のチャック27とに常時接続される。
【0078】圧着通電機構13から電極への導電性部材
12の移動は前記第4〜第6の実施例と同様のロボット
ハンド34により行われる。
【0079】なお、図21に示すように、巻線完了後に
導電性導電性部材12を圧着した後、線材8を切断して
も良い。この場合は1個のコイルにつき導電性部材2個
が使用される。
【0080】図22(a),(b)と図23(a),
(b)は本発明の第15の実施例であり、ここでは金型
2上のチャック27とは別に電極43と同様に構成され
た電極44を設け、コイル成型工程において前記第15
の実施例と同様にロボットハンド34が圧着通電機構1
3から電極43へ導電性部材12を移動するとともに、
ロボットハンド34がチャック27に保持された導電性
部材12を電極44へ移動し、電極43と44がコイル
の線材8の両端に圧着した導電性部材12をそれぞれ把
持することにより、コイルを成型電源29に接続する。
【0081】この実施例においても、図23(a),
(b)に示すように巻線完了後に導電性導電性部材12
を圧着した後、線材8を切断するように構成することが
可能である。この場合には1個のコイルにつき導電性部
材2個が使用される。
【0082】図24(a),(b)は本発明の第16の
実施例を示す。
【0083】この実施例は圧着通電機構13に移動機構
を備え、線材8に圧着した導電部材12の圧着通電機構
13から電極43への移動を圧着通電機構13の移動に
より行う。
【0084】図25(a)〜(c)は本発明の第17の
実施例を示す。
【0085】この実施例においては、電極43に移動機
構を備え、線材8に圧着した導電部材12の圧着通電機
構13から電極43への移動を電極43の移動により行
う。図26は本発明の第18の実施例を示す。
【0086】ここでは、固定式の金型62と、フライヤ
60を介して回転するノズル61を備えた巻線機に本発
明を適用する。
【0087】この巻線機では、フライヤ60は固定式の
雄金型62aの基端に回転自由に支持され、図示されな
いモータの運転に応じて雄金型62aの周囲を回転す
る。フライヤ40はまた軸方向の移動機構を備え、ノズ
ル61がこのフライヤ60の先端に支持される。
【0088】雄金型62aはベース64に固定され、一
方、雌金型62bは雄金型62aに相対して軸方向にの
み移動する機構を備える。
【0089】圧着通電機構13とリール20は雌金型6
2bの近傍に設けられる。この実施例においては巻線は
フライヤ60の回転により行われる。
【0090】線材8の圧着通電機構13への移動や導電
性部材12のチャック27への移動は、フライヤ60の
回転及び軸方向の移動により行われる。巻線後のコイル
の成型工程は基本的に前記第1の実施例と同様である。
【0091】このように本発明は、金型を固定してノズ
ルを回転させる巻線機にも適用可能である。
【0092】図27は本発明の第19の実施例であり、
この実施例では前記第18の実施例と同様のフライヤ6
0を使用した巻線機において、前記第4〜第6の実施例
のロボットハンド34と、前記第15の実施例の電極4
3,44を使用し、線材8に圧着した導電性部材12の
移動をロボットハンド34により行う。このようにロボ
ットハンド34を備えることで、フライヤ60の軸方向
の移動機構が不要になる。なお、この実施例の場合、巻
線工程において線材8の一端は導電性部材12を介して
電極44に保持されるため、チャック27は不要とな
る。
【0093】図28は本発明の第20の実施例であり、
この実施例では前記第18の実施例と同様にフライヤ6
0に軸方向の移動機構を備え、前記第19の実施例と同
様に電極43と44を備える。そして、線材8に圧着し
た導電性部材12の圧着通電機構13から電極43への
移動及び圧着通電機構13から電極44への移動を、フ
ライヤ60の移動により行う。
【0094】図29(a),(b)は本発明の第21の
実施例であり、この実施例では圧着通電機構13に移動
機構を備え、線材8に圧着した導電性部材12の圧着通
電機構13と電極43、44との間の移動を圧着通電機
構13の移動により行う。
【0095】上記各実施例に示されるように、本発明は
様々な設計変更が可能である。なお、上記各実施例では
線材供給機構としてノズル1を使用しているが、線材供
給機構をリールなどを用いて構成することも可能であ
る。
【0096】図30図32に導電性部材12の構成に
関する本発明の第22の実施例を示す。
【0097】これは、後方へ略コの字形に切り起こした
圧着部71を等間隔に設けたフープ材18で導電性部材
12を構成するとともに、圧着部71の先端付近に爪7
0を形成したものである。爪70は圧着部71と同様に
フープ材18の一部を等間隔に切り起こすことで構成す
る。
【0098】このように、爪70を設けることにより、
圧着部71の内側に線材を挟み込んで圧着する際に、線
材が圧着部71からはみ出るのを防止して、電極の形成
を確実に行うことができる。
【0099】図33図35はフープ材18への爪70
の形成位置に関する本発明の第23の実施例を示す。
【0100】ここでは、圧着部71のさらに一部を切り
起こすことにより、圧着部71の内側へ突出する爪70
を形成する。この実施例によっても、前記第22実施例
と同じく圧着部71の線材への圧着時に、線材が圧着部
71からはみ出るのを防止して、電極の形成を確実に行
うことができる。
【0101】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、線材供
給機構から供給された線材の両側から線材の外周に当接
または近接して配置される導電性部材と、これらの導電
性部材を線材に圧着する手段と、線材の導電性部材圧着
部に所定の電圧を印加する一対の第1の電極と、移動し
た導電性部材を第1の電極以外の場所に係止する手段
と、この導電性部材を移動する手段と、この導電性部材
と前記圧着手段により新たに線材に圧着された導電性部
材との間に電圧を印加する一対の第2の電極とを備えた
ので、圧着手段の圧力と第1の電極による通電発熱の相
互作用で線材の被覆が溶融しながら除去され、導電性部
材と被覆の下の導線とが確実に接触する。また、導電性
部材の移動手段が線材に圧着した導電性部材を係止手段
へと移動し、係止手段がこれを係止した状態で巻線を行
い、巻終わりの線材に新たな導電制部材を圧着した後、
これらの導電性部材に電圧印加手段が電圧を印加するこ
とで、コイルの成型を容易に行える。
【0102】また、導電性部材を導電性の帯状連続部材
で構成し、この帯状連続部材を圧着手段へ供給する手段
と、帯状連続部材を所定の位置で切断する手段とを備え
たので、圧着手段への導電性部材の供給が容易になる。
【0103】請求項2の発明は、導電性の帯状連続部材
の一部を所定間隔で切り起こして折り曲げたフープ材で
導電性部材を形成し、このフープ材を前記加圧手段へ供
給する手段と、フープ材を所定の位置で切断する手段と
を備えたので、導電性部材の線材への圧着が容易にな
る。
【0104】請求項3の発明は、導電性部材の移動手段
を移動機構を備えた線材供給機構で構成したので、線材
に圧着した導電性部材の移動を専用の移動手段を用いず
に行うことができ、装置の構成を単純化できる。
【0105】請求項4の発明は、導電性部材の移動手段
を、移動機構と導電性部材の把持機構とを備えた第1の
電極で構成したので、線材に圧着した導電性部材の移動
を専用の移動手段を用いずに行うことができ、装置の構
成を単純化できる。
【0106】請求項5の発明は、新たに線材に圧着した
導電性部材と金型との間で線材を切断する手段を備えた
ので、線材に圧着した導電性部材は線材供給機構側に残
る。この導電性部材を係止手段に係止して次のコイルの
巻線を行うことで、実質的に1個の導電性部材を使用す
るのみで1個のコイルの成型が可能になる。したがっ
て、導電性部材の使用量と圧着作業の手間を低減するこ
とができる。
【0107】請求項6の発明は、圧着手段と第1の電極
とを、軸方向の相対移動機構を備えた相対する一対の部
材で構成したので、これらを個別に設ける場合に比べ
て、装置の構成を簡略化できる。
【0108】したがって、本発明によれば、偏向コイル
のリード線と電極との接続を確実に行うことができ、電
極を介した通電によるコイルの成型を簡易な構成で効率
良く行うことができる。
【0109】請求項7の発明は、フープ材の一部を切り
起こして線材への圧着部と、圧着時の線材はみ出しを阻
止する爪とを設けたので、電極の形成をより確実に行う
ことができる。
【0110】したがって、本発明によれば、偏向コイル
のリード線と電極との接続を確実に行うことができ、電
極を介した通電によるコイルの成型を簡易な構成で効率
良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す偏向コイル巻線機
の斜視図である。
【図2】同じく圧着通電機構の斜視図である。
【図3】同じくフープ材の送り機構の斜視図である。
【図4】同じく電極とチャックへの電源接続の様子を示
す回路図である。
【図5】同じくコイルの巻線と成型工程を順を追って示
した組み図である。
【図6】同じくコイルの巻線と成型工程を図5に続いて
順を追って示した組み図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す偏向コイル巻線機
の斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す通電溶着機構の電
極の縦断面図である。
【図9】第3の実施例によって線材に圧着された導電性
部材の斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施例を示す圧着通電機構と
ロボットハンドの要部斜視図である。
【図11】本発明の第5の実施例を示す圧着通電機構と
ロボットハンドと送り機構の要部斜視図である。
【図12】本発明の第6の実施例を示す巻線機要部の斜
視図である。
【図13】本発明の第7の実施例を示すノズルと圧着通
電機構と送り機構の要部斜視図である。
【図14】本発明の第8の実施例を示す巻線機要部の斜
視図である。
【図15】本発明の第9の実施例を示す巻線機の斜視図
である。
【図16】本発明の第10の実施例を示す巻線機の斜視
図である。
【図17】本発明の第11の実施例を示す圧着部と通電
部と送り機構の要部斜視図である。
【図18】本発明の第12の実施例を示す圧着部と通電
部と送り機構の要部斜視図である。
【図19】本発明の第13の実施例を示す圧着部と通電
部とパーツフィーダとロボットハンドの要部斜視図であ
る。
【図20】本発明の第14の実施例を示す巻線機要部の
斜視図である。
【図21】同じく、巻線機要部の異なる状況における斜
視図である。
【図22】本発明の第15の実施例を示す巻線機要部の
斜視図である。
【図23】同じく、巻線機要部の異なる状況における斜
視図である。
【図24】本発明の第16の実施例を示す巻線機要部の
斜視図である。
【図25】本発明の第17の実施例を示す巻線機要部の
斜視図である。
【図26】本発明の第18の実施例を示す巻線機の斜視
図である。
【図27】本発明の第19の実施例を示す巻線機の斜視
図である。
【図28】本発明の第20の実施例を示す巻線機要部の
斜視図である。
【図29】本発明の第21の実施例を示す巻線機要部の
斜視図である。
【図30】本発明の第22の実施例を示すフープ材の斜
視図である。
【図31】同じくフープ材の平面図である。
【図32】同じくフープ材の側面図である。
【図33】本発明の第23の実施例を示すフープ材の斜
視図である。
【図34】同じくフープ材の平面図である。
【図35】同じくフープ材の側面図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 金型 8 線材 12 導電性部材 13 圧着通電機構 14,15 第1の電極 16 伸縮シリンダ 17,32 カッタ 18 フープ材 19 送り機構 27 チャック 28 溶着電源 29 成型電源 70 爪 71 圧着部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆導線からなる線材を供給する線材供
    給機構と、線材供給機構から供給される線材を巻き回し
    て偏向コイルを形成する金型とを備えた偏向コイルの巻
    線機において、線材供給機構から供給された線材の両側
    から線材の外周に当接または近接して配置される導電性
    部材と、これらの導電性部材を線材に圧着する手段と、
    線材の導電性部材圧着部に所定の電圧を印加する一対の
    第1の電極と、移動した導電性部材を第1の電極以外の
    場所に係止する手段と、この導電性部材を移動する手段
    と、この導電性部材と前記圧着手段により新たに線材に
    圧着された導電性部材との間に電圧を印加する一対の第
    2の電極とを備えるとともに、前記導電性部材を導電性
    の帯状連続部材で構成し、この帯状連続部材を前記圧着
    手段へ供給する手段と、帯状連続部材を所定の位置で切
    断する手段とを備えたことを特徴とする偏向コイルの巻
    線機。
  2. 【請求項2】 前記帯状連続部材の一部を所定間隔で切
    り起こして折り曲げたフープ材で形成したことを特徴と
    する請求項1に記載の偏向コイルの巻線機。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材の移動手段が、移動機構
    を備えた線材供給機構である請求項1に記載の偏向コイ
    ルの巻線機。
  4. 【請求項4】 前記導電性部材の移動手段が、移動機構
    と導電性部材の把持機構を備えた前記第1の電極である
    請求項1に記載の偏向コイルの巻線機。
  5. 【請求項5】 前記新たに線材に圧着した導電性部材と
    金型との間で線材を切断する手段を備えた請求項1に記
    載の偏向コイルの巻線機。
  6. 【請求項6】 前記圧着手段と前記第1の電極とを、軸
    方向の相対移動機構を備えた相対する一対の部材で構成
    した請求項1に記載の偏向コイルの巻線機。
  7. 【請求項7】 被覆導線からなる線材に圧着部を圧着
    し、電圧の印加によりこの圧着部を被覆の内側に食い込
    ませ、所定位置で切断することで被覆導線と電気的に接
    触した電極を構成するフープ材からなる圧着用導電性部
    材であって、前記圧着部と、圧着時に線材が圧着部の外
    側へはみ出すのを阻止する爪とを、前記フープ材の一部
    を切り起こすことで所定間隔に形成したことを特徴とす
    る圧着用 導電性部材。
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