JP3538089B2 - 電機子の製造装置及び製造方法 - Google Patents

電機子の製造装置及び製造方法

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JP3538089B2
JP3538089B2 JP30686599A JP30686599A JP3538089B2 JP 3538089 B2 JP3538089 B2 JP 3538089B2 JP 30686599 A JP30686599 A JP 30686599A JP 30686599 A JP30686599 A JP 30686599A JP 3538089 B2 JP3538089 B2 JP 3538089B2
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英明 岩瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電機子の製造装置
及び製造方法に係り、詳しくは各コイルが星形結線され
る電機子の製造装置及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモータの電機子としては、回転軸
に固定されたコア(鉄心)の放射状に延びるティース片
に巻着される各コイルを星形結線したものがある。即
ち、各コイルの一端部がそれぞれ整流子ライザに結線さ
れ、各コイルの他端部がはんだ付け又は溶接により結線
され、その点がY結線の中性点とされたものがある。
【0003】このような回転子の製造方法としては、特
開平8−294253号公報に開示された方法がある。
この方法は、まず3本の導線の端部をはんだ付け又は溶
接により結線して中性点を形成する。そして、その導線
をコアのティース片に巻着する。そして、その巻着した
3本の導線の各端部をそれぞれ整流子ライザに結線す
る。
【0004】この方法では、コアとの関わりがない状態
で3本の導線の端部を結線して中性点を形成することが
できるため、各導線を各ティース片に巻着した後に中性
点を形成するのに比べて、その作業が容易となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、はんだ付け又は溶接により中性点を形成する作業
(複数の導線を束ねる作業を含む)を手作業で行ってい
た。従って、特に大量生産する場合には、その人件費が
増大し、生産コストが高くなるという問題があった。
【0006】又、中性点を形成する作業と、該中性点か
ら分岐する各導線をコアに巻着しコイルを形成する作業
はそれぞれ独立していた。即ち、手作業で中性点を形成
し、その中性点を形成した導線を巻線装置にセットしコ
イルを形成していた。このように各作業が独立している
と、電機子の製造時間が長くなるという問題がある。
【0007】本発明の目的は、複数のコイルが星形結線
される電機子の生産コストを低減するとともに、その製
造時間を短縮することができる電機子の製造装置及び製
造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数のコイルが星形結線される電機子の製造装置で
あって、連続した導線を供給する複数の導線補給部と、
中性点から分岐する各導線をコアに巻着し複数のコイル
を形成する巻線機構と、前記導線を各コイルと前記各導
線補給部との間で保持する保持手段と、前記保持手段と
前記コイルとの間で前記導線を切断する切断手段と、前
記保持手段に保持された複数の導線を束ねる束ね手段
と、前記束ねられた複数の導線を結線し、中性点を形成
する自動結線手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電機子の製造装置において、前記自動結線手段は、前
記束ねられた複数の導線を溶接により結線し、中性点を
形成することを要旨とする。請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の電機子の製造装置において、
記保持手段及び切断手段は、前記コアを軸心方向から挿
入可能な略筒状に形成され、前記コアの挿入時、前記各
コイルから該コアの径方向外側に配置された導線補給部
に延びる導線の一部分がそれぞれ嵌る複数のスリットを
有する筒部と、前記筒部の外周側に設けられ、駆動して
前記筒部と共に前記複数のスリット内に嵌った各導線の
一部分を狭持するクランプ部と、前記筒部の内周側に設
けられ、駆動して前記狭持された部分と前記コイル間の
部分を切断するカッター部とを備えることを要旨とす
る。
【0010】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の電機子の製造装置において、前記筒部及びクランプ部
は、前記狭持された部分と前記コイル間の部分を切断し
た後、回転することにより該導線を撚って束ねる前記束
ね手段を兼ねることを要旨とする。
【0011】請求項に記載の発明は、請求項1乃至
のいずれか1項に記載の電機子の製造装置において、前
記巻線機構は、前記中性点をコイル形成前の電機子に形
成された中性点配置部に仮に配置し、その中性点付近の
導線とコアとを縛り付けるように前記各導線をコアに巻
着し、該中性点を保持させることを要旨とする。
【0012】請求項に記載の発明は、請求項1乃至
のいずれか1項に記載の電機子の製造装置において、前
記一連の動作を全て自動で行うことを要旨とする。請求
に記載の発明は、複数のコイルが星形結線される電
機子の製造方法であって、複数の導線補給部から供給さ
れる連続した導線の各端部に形成された中性点から分岐
する各導線をコアに巻着し複数のコイルを形成する巻線
工程と、前記導線を各コイルと前記導線補給部との間で
保持する保持工程と、前記保持工程で保持した部分と前
記コイルとの間で前記導線を切断する切断工程と、前記
保持工程で保持した複数の導線を束ねる束ね工程と、前
記束ねた複数の導線を結線し、中性点を形成する自動結
線工程とを備えたことを要旨とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の電機子の製造方法において、前記自動結線工程は、前
記束ねた複数の導線を溶接により結線し、中性点を形成
することを要旨とする。請求項に記載の発明は、請求
7又は8に記載の電機子の製造方法において、前記保
持工程は、前記各コイルから前記コアの径方向外側に配
置された導線補給部に延びる導線の一部分をそれぞれ保
持し、前記束ね工程は、前記保持工程で保持した各導線
をそのまま回転することにより撚って束ねることを要旨
とする。
【0014】請求項10に記載の発明は、請求項7乃至
9のいずれか1項に記載の電機子の製造方法において、
前記一連の動作を全て自動で行うことを要旨とする。 (作用) 請求項1及び2に記載の発明によれば、巻線機構により
中性点から分岐する各導線がコアに巻着され複数のコイ
ルが形成される。そして、保持手段により前記導線が各
コイルと前記各導線補給部との間で保持され、切断手段
により保持手段とコイルとの間で前記導線が切断され
る。そして、束ね手段により保持手段に保持された複数
の導線が束ねられる。そして、束ねられた複数の導線が
自動結線手段により結線され、中性点が形成される。こ
のように、この製造装置では、中性点を自動で形成する
動作を含む一連の巻線動作が行われる。
【0015】請求項に記載の発明によれば、巻線機構
によりコイルが形成された前記コアが筒部に軸心方向か
ら挿入されるとともに、各コイルから該コアの径方向外
側に配置された導線補給部に延びる導線の一部分が筒部
のスリット内にそれぞれ嵌められる。そして、筒部の外
周側に設けられたクランプ部が駆動することにより複数
のスリット内に嵌った各導線の一部分が該クランプ部と
筒部とに狭持される。そして、筒部の内周側に設けられ
たカッター部が駆動することにより狭持された部分と前
記コイル間の部分が切断される。
【0016】請求項に記載の発明によれば、前記狭持
された部分と前記コイル間の部分を切断した後、各導線
を狭持した筒部及びクランプ部が回転することにより、
該導線が撚って束ねられる。
【0017】請求項に記載の発明によれば、中性点は
コイル形成前の電機子に形成された中性点配置部に仮に
配置され、その中性点付近の導線とコアとを縛り付ける
ように前記各導線がコアに巻着され、該中性点が保持さ
れる。
【0018】請求項及び10に記載の発明によれば、
前記一連の動作は全て自動で行われる。請求項7及び8
に記載の発明によれば、中性点から分岐する各導線がコ
アに巻着され複数のコイルが形成される。そして、前記
導線が各コイルと前記各導線補給部との間で保持され、
保持手段とコイルとの間で前記導線が切断される。そし
て、保持された複数の導線が束ねられる。そして、束ね
られた複数の導線が結線され、中性点が形成される。こ
のように、この製造方法では、中性点を形成する動作を
含む巻線動作が一連に行われる。
【0019】請求項に記載の発明によれば、保持工程
で保持された各導線はそのまま回転されることにより撚
って束ねられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1は、電機子の製造装
置を示す模式図である。電機子の製造装置は、コレクト
チャック1と、導線補給部としての第1〜第3ノズルユ
ニット2〜4と、ツイストクランパ5と、溶接トーチ6
と、電極7と、クランプカッタ8とを備える。
【0021】尚、本実施の形態では、コレクトチャック
1と、第1〜第3ノズルユニット2〜4と、ツイストク
ランパ5が巻線機構を構成している。又、クランプカッ
タ8が保持手段及び切断手段及び束ね手段を構成してい
る。又、溶接トーチ6及び電極7が自動結線手段を構成
している。
【0022】コレクトチャック1には、電機子9の回転
軸10を保持可能な4つの軸保持部11が放射状(90
°間隔)に設けられている。尚、ここで言う電機子9
は、コイル12が形成される前の状態、即ち回転軸1
0、コア13、整流子14よりなるものを含む。
【0023】コレクトチャック1は、図示しない基台に
配設され、ワーク(巻線が行われる電機子9)の軸線L
1方向(図中、矢印A方向)に移動可能とされている。
又、コレクトチャック1は、4つの軸保持部11の各位
置が順次ローテーションするように回転可能とされてい
る。又、各軸保持部11は、保持する電機子9の軸中心
に回転可能とされている。この各軸保持部11には、保
持する電機子9の軸線に対して偏心した位置に、同軸線
方向に出没可能な中性点クランパ11aが配設されてい
る。
【0024】第1〜第3ノズルユニット2〜4は、図示
しない基台に、前記軸線L1を中心として120°間隔
に設けられている。第1〜第3ノズルユニット2〜4
は、それぞれ軸線L1と直角な軸線L2方向(図中、矢
印B方向)に移動可能とされている。
【0025】第1〜第3ノズルユニット2〜4は、それ
ぞれノズルホルダ15とノズル16とを備えている。ノ
ズルホルダ15は、前記軸線L2を中心軸とした略円柱
形状に形成され、軸線L2中心に回転可能とされてい
る。ノズル16は、ノズルホルダ15の軸線L1側に、
軸線L2に対して偏心して配設されている。このノズル
16は先端が開口し、その開口から導線17を吐出す
る。
【0026】ツイストクランパ5は、図示しない基台に
配設され、上下方向、詳しくは第1ノズルユニット2の
移動可能方向(軸線L2方向)と同じ方向に移動可能と
されている。又、ツイストクランパ5は、前記軸線L1
方向に移動可能とされている。
【0027】ツイストクランパ5は、支持部5aと、左
右一対のクランプ爪5bとを備えている。左右一対のク
ランプ爪5bは、その先端が接触/非接触となるように
支持部5aに対して回動可能(矢印C参照)に設けら
れ、先端が接触した状態で、U字形状となるように湾曲
して形成されている。
【0028】溶接トーチ6と電極7は、図示しない基台
に、前記軸線L1を中心とした所定角度間隔を有するよ
うに、軸線L1の斜め上方に設けられている。溶接トー
チ6と電極7は、それぞれ軸線L1と直角な軸線L3方
向に長い棒状に形成され、同軸線L3方向に移動可能と
されている。この電極7の先端部の下方には、肉厚が薄
い延出部7aが形成され、延出部7aの上面には凸部7
bが形成されている。
【0029】この溶接トーチ6及び電極7は、溶接トー
チ6の先端と電極7の凸部7bが近接した状態で、その
間にプラズマアークを発生可能とされている。クランプ
カッタ8は、図示しない基台の前記軸線L1上に、同軸
線L1方向に移動可能に設けられている。又、クランプ
カッタ8は軸線L1中心に回転可能とされている。図2
(a)は、クランプカッタ8の要部平面模式図であり、
図2(b)は、クランプカッタ8の正面模式図であり、
図2(c)は、図2(b)のD−D断面図である。
【0030】クランプカッタ8は、筒部18と、クラン
プ部19と、カッター部20とを備えている。筒部18
は、前記電機子9を挿入可能な略筒状に形成されてい
る。筒部18の開口部には、径方向外側に延びるフラン
ジ部18aが形成されている。又、筒部18の開口部に
は、フランジ部18aから切り欠かれ、軸線方向に延び
てその終端から円周(左回り)方向に延びるスリット1
8bが、軸線L1を中心として等角度(120°)間隔
に3個形成されている。
【0031】クランプ部19は、筒部18を内嵌する筒
状に形成され、筒部18に対して軸線方向に摺動可能と
されている。カッター部20は、筒部18に内嵌される
筒状に形成され、その開口側端部には環状の刃部20a
が形成されている。カッター部20は、筒部18に対し
て軸線方向に摺動可能とされている。
【0032】上記装置は、図示しない制御装置により、
電機子9を連続的に製造するべく、自動で以下のように
駆動される。尚、図3〜図7、図9、図12〜図19
は、製造装置を左側から見た模式図であって、視覚的に
分かり易くするために手前に位置する第3ノズルユニッ
ト4及び該ユニット4のノズル16から吐出する導線を
省略して示す。
【0033】「巻線工程」図1及び図3は、コレクトチ
ャック1にてワークが搬送されてくる前の待機状態であ
る。第1〜第3ノズルユニット2〜4の各ノズル16
は、ノズルホルダ15が所定の角度に回転することによ
り後側(図3中、左側)に配置されている。第1〜第3
ノズルユニット2〜4の各ノズル16から吐出された導
線17の各先端部は、撚られて(ねじって絡ませられ
て)ツイスト部17aを形成している。このツイスト部
17aの先端には各先端がプラズマ溶接された中性点1
7bが形成されている。
【0034】ツイスト部17aの基端部は、一対のクラ
ンプ爪5bの先端により狭持され、ノズル16と前記軸
先L1方向に同じ位置、且つ軸線L1より上方に配置さ
れている。
【0035】まず、図4に示すように、コレクトチャッ
ク1が、前方(図4中、左方向)に所定の位置まで移動
される。この所定の位置とは、電機子9(コイル12が
形成される前の状態のもの)のコア13の後端側(図4
中、右側端側)に形成された中性点配置部としての中性
点係止凸部21が一対のクランプ爪5b間を通り抜け、
若干(図4中、左側に)越えた位置である。尚、中性点
係止凸部21は、コア13の放射状に延びる3つのティ
ース片13aのコア13外周側にそれぞれ形成され、係
止溝21aを有する樹脂製の凸部である(図8参照)。
又、電機子9は、前記待機状態で、一つの中性点係止凸
部21が上方に配置されるように軸保持部11に保持さ
れている。
【0036】次に、図5に示すように、ツイストクラン
パ5が、下方に所定の位置まで移動される。すると、中
性点17bは、係止溝21aに引っ掛かり、ツイスト部
17aは上下方向に延びるように傾く。
【0037】次に、図6に示すように、中性点クランパ
11aが突出される。すると、中性点17bが押し込ま
れ、中性点17b付近のツイスト部17aが係止溝21
aの奥まで嵌められる。尚、中性点クランパ11aが突
出する前に、中性点クランパ11aがツイスト部17a
から分岐する導線17を押し込まないように、軸保持部
11が若干回動されるが、図6ではその変化を図示して
いない。
【0038】次に、図7に示すように、ツイストクラン
パ5が、下方に移動されるとともに、軸保持部11が所
定角度回動される。尚、ツイストクランパ5が下方に移
動するとき、一対のクランプ爪5bは回動され、その先
端が離間されている。これにより、一対のクランプ爪5
bの先端が回転軸10に接触せず、下方に移動する。
【0039】前記所定角度とは、図8に示すように、各
ティース片13a間の各隙間がそれぞれノズル16と対
応する角度である。次に、図9及び図10に示すよう
に、コレクトチャック1が後方(図9中、右方向)に所
定の位置まで移動されるとともに、第1〜第3ノズルユ
ニット2〜4が軸線L1側に所定の位置まで移動され
る。
【0040】コレクトチャック1が移動される所定の位
置とは、コア13の前記軸線L1方向の中間位置が、前
記軸線L2上となる位置である。次に、軸支持部11が
所定角度(60°)回動される。すると、図11に示す
ように、コア13の各ティース片13aがそれぞれノズ
ルユニット2〜4と向かい合わされる。
【0041】次に、中性点クランパ11aが没入された
後、ノズルホルダ15が軸線L2中心に所定回数回転さ
れる。すると、ノズル16は、軸線L2中心に回転さ
れ、ツイスト部17aから分岐した各導線17は、各テ
ィース片13a間の隙間からそれぞれティース片13a
に巻着される。このとき、導線17は、ツイスト部17
aとティース片13aとを縛り付けるように巻着され
る。これにより、図12に示すように、コイル12が形
成される。
【0042】次に、コレクトチャック1が後方(図12
中、右側)に所定の位置まで移動、軸支持部11が所定
角度回動、コレクトチャック1が前方に所定の位置まで
移動、軸支持部11が反対方向に所定角度回動されるこ
とにより、導線17が整流子14のライザ14aに巻き
付け(からげ)られる(図13参照)。尚、図13〜図
16では、第3ノズルユニット4及び該ユニット4のノ
ズル16から吐出する導線を省略したことに伴って、そ
の導線が巻き付けられるライザをも省略している。
【0043】「保持工程」次に、図13に示すように、
第1〜第3ノズルユニット2〜4が軸線L1から遠ざか
るように所定の位置まで移動される。
【0044】次に、図14に示すように、クランプカッ
タ8が前方(図14中、右側)に所定の位置まで移動さ
れ、軸線L1中心に所定角度回動される。この所定の位
置とは、ノズル16からライザ14aまで延びる導線1
7がスリット18b(図2参照)の軸線方向終端まで嵌
る位置である。又、所定角度とは、前記導線17がスリ
ット18bの円周方向終端まで嵌る位置である。
【0045】次に、図15に示すように、クランプ部1
9が前方(図15中、右側)に移動される。すると、ス
リット18bの円周方向終端まで嵌った導線17のノズ
ル16側近辺は、フランジ部18aとクランプ部19端
部により狭持される。
【0046】「切断工程」次に、図16に示すように、
カッター部20が前方(図16中、右側)に移動され
る。すると、スリット18bの円周方向終端まで嵌った
導線17のライザ14a側近辺は、カッター部20の刃
部20aにより切断される。これにより、コイル12が
形成された電機子9が完成する。
【0047】「束ね工程」次に、図17に示すように、
クランプカッタ8が後方(図17中、左側)に所定の位
置まで移動される。
【0048】次に、図18に示すように、クランプカッ
タ8が軸線L1中心に回転される。すると、ノズル16
から吐出する切断された各導線17の端部はフランジ部
18aとクランプ部19端部により所定角度間隔で狭持
されているため、クランプカッタ8とノズル16間の導
線17が、軸線L1上で、撚られて束ねられる。これに
よりツイスト部17aが形成される。
【0049】「自動結線工程」次に、図19に示すよう
に、ツイストクランパ5が所定の位置に移動され、その
一対のクランプ爪5bが接触する方向に回動される。こ
の所定の位置とは、一対のクランプ爪5bの先端が接触
する位置がツイスト部17aの基端部(図19中、右側
端部)の位置と同じとなる位置である。これにより、ツ
イスト部17aの基端部が一対のクランプ爪5bの先端
により狭持される。
【0050】次に、溶接トーチ6及び電極7が軸線L1
側に所定の位置まで移動される。この溶接トーチ6及び
電極7が移動される所定の位置とは、図19に示すよう
に、溶接トーチ6の先端と電極7の凸部7bが近接する
位置である。
【0051】次に、図20に示すように、溶接トーチ6
の先端と電極7の凸部7b間にプラズマアークが発生さ
れる。すると、ツイスト部17aの先端がプラズマ溶接
され、中性点17bが形成される。尚、フランジ部18
aとクランプ部19端部により狭持されていた各導線1
7は、プラズマ溶接時に、ツイスト部17aの先端部か
ら切断される。
【0052】次に、第1〜第3ノズルユニット2〜4、
ツイストクランパ5、溶接トーチ6及び電極7が、前記
待機状態(図1及び図3参照)の位置にそれぞれ移動さ
れる。
【0053】一方、コイル12が形成された電機子9が
完成後、コレクトチャック1は、後方に所定の位置まで
移動され、4つの軸保持部11の各位置が順次ローテー
ションするように回転される。そして、コレクトチャッ
ク1の後方の軸保持部11で、図示しない搬送装置によ
り、完成した電気子9が取り外され、さらにコイル12
が形成される前の状態の電機子9が保持される。これに
より、コレクトチャック1は、前記待機状態(図1及び
図3参照)とされる。
【0054】このような上記駆動が繰り返されると、コ
イル12が形成された電機子9が順次製造される。次
に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
【0055】(1)上記製造装置では、中性点17bが
自動で形成される。これにより、中性点17bを形成す
るために人手を必要としない。その結果、各コイル12
が星形結線(Y結線)される電機子9の生産コストを低
減することができる。
【0056】(2)上記製造装置が行う一連の動作は、
中性点17bを形成する動作を含む。これにより、中性
点17bを形成する作業と、該中性点17bから分岐す
る各導線17をコア13に巻着しコイル12を形成する
作業とを独立して行うのに比べて、その製造時間が短縮
される。
【0057】(3)上記製造装置では、ノズル16とラ
イザ14a間の導線17を保持する保持手段と、その保
持された部分とライザ14a間の部分を切断する切断手
段が、筒部18と、筒部18を内嵌するクランプ部19
と、筒部18に内嵌されるカッター部20とを備えたク
ランプカッタ8により構成される。これにより、保持手
段及び切断手段が小型化され、広い配設スペースを必要
としない。
【0058】(4)筒部18、クランプ部19、及びカ
ッター部20よりなるクランプカッタ8が回転すること
により、クランプカッタ8に各端部が保持された導線1
7が、撚られて束ねられる。このように保持手段及び切
断手段を構成するクランプカッタ8が導線17を束ねる
ための束ね手段の一部を構成するため該装置の構成が簡
単になる。
【0059】(5)ライザ14aから延びる導線17を
切断する切断工程のために行われるノズル16とライザ
14a間の導線17を保持する保持工程で保持された各
導線17が、切断工程後そのまま回転されることによ
り、撚られて束ねられる。よって、中性点17bが効率
の良い動作で形成される。これにより、一連の製造時間
が短縮される。
【0060】(6)中性点17bは、中性点17b付近
のツイスト部17aが電機子9に設けられた中性点係止
凸部21の係止溝21aの奥まで嵌められることにより
仮に配置され、その後、導線17がツイスト部17aと
ティース片13aとを縛り付けるように巻着されること
により確実に保持される。
【0061】(7)上記製造装置では、一連の動作(中
性点17bを形成する動作を含む)が全て自動で行われ
るため、該一連の動作を短時間で行うことができる。
又、人手を必要としない。
【0062】上記実施の形態は、以下のように変更して
実施してもよい。 ・上記実施の形態では、3つのコイル12がY結線され
る電機子の製造装置に具体化したが、多数(例えば6
つ)のコイルが星形結線される電機子の製造装置に具体
化してもよい。
【0063】・上記実施の形態では、ノズル16とライ
ザ14a間の導線17を保持する保持手段と、その保持
された部分とライザ14a間の部分を切断する切断手段
が、筒部18、クランプ部19及びカッター部20とか
らなるクランプカッタ8により構成したが、同様の機能
を有すれば、それぞれの手段を別々の部材で構成しても
よい。このようにしても、上記実施の形態の効果
(1),(2),(5)〜(7)と同様の効果を得るこ
とができる。
【0064】・上記実施の形態では、クランプカッタ8
が回転することにより、クランプカッタ8に各端部が保
持された導線17が、撚られて束ねられるとしたが、別
の部材が導線17を束ねるようにしてもよい。このよう
にしても、上記実施の形態の効果(1)〜(3),
(6),(7)と同様の効果を得ることができる。
【0065】・上記実施の形態では、中性点17bは、
中性点17b付近のツイスト部17aが係止溝21aに
仮に配置され、その後、導線17がツイスト部17aと
ティース片13aとを縛り付けるように巻着されること
により保持されるとしたが、他の方法(例えば、回転軸
10近傍に樹脂により固定する等)で保持してもよい。
このようにしても、上記実施の形態の効果(1)〜
(5),(7)と同様の効果を得ることができる。
【0066】・上記実施の形態では、中性点17bを、
プラズマアークを発生する溶接トーチ6及び電極7にて
形成したが、溶接トーチ6及び電極7を他の溶接手段に
変更して形成してもよい。
【0067】・上記実施の形態では、一連の動作(中性
点17bを形成する動作を含む)が全て自動で行われる
としたが、束ねられた導線17を結線する作業(溶接ト
ーチ6と電極7間にプラズマアークを発生させる作業)
以外の作業を人手で行ってもよい。例えば、中性点17
bを係止溝21aに係止させる作業を手作業で行っても
よい。又、軸保持部11から完成した電気子9を取り外
し、コイル12が形成される前の状態の電機子9を軸保
持部11に支持させる取り替え作業を手作業で行っても
よい。
【0068】上記各実施の形態から把握できる請求項以
外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載
する。 (イ) 複数の導線を自動で結線し、星形結線の中性点
を形成する自動結線装置。自動結線装置により自動で複
数の導線が結線され、星形結線の中性点が形成される。
よって、中性点17bを形成するために人手を必要とし
ない。
【0069】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1〜
記載の発明によれば、複数のコイルが星形結線される電
機子の生産コストを低減するとともに、その製造時間を
短縮することができる電機子の製造装置を提供すること
ができる。
【0070】又、請求項10に記載の発明によれ
ば、複数のコイルが星形結線される電機子の生産コスト
を低減するとともに、その製造時間を短縮することがで
きる電機子の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の電機子の製造装置を示す模式
図。
【図2】(a)本実施の形態のクランプカッタの要部平
面模式図。(b)同じくクランプカッターの正面模式
図。(c)(b)のD−D断面図。
【図3】電機子の製造装置の動作を説明するための模式
図。
【図4】電機子の製造装置の動作を説明するための模式
図。
【図5】電機子の製造装置の動作を説明するための模式
図。
【図6】電機子の製造装置の動作を説明するための模式
図。
【図7】電機子の製造装置の動作を説明するための模式
図。
【図8】電機子の製造装置の動作を説明するための模式
図。
【図9】電機子の製造装置の動作を説明するための模式
図。
【図10】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図11】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図12】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図13】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図14】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図15】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図16】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図17】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図18】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図19】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【図20】電機子の製造装置の動作を説明するための模
式図。
【符号の説明】
1…コレクトチャック、2〜4…第1〜第3ノズルユニ
ット、5…ツイストクランパ、6…溶接トーチ、7…電
極、8…クランプカッタ、9…電機子、12…コイル、
13…コア、17…導線、18…筒部、19…クランプ
部、20…カッター部、21…中性点係止凸部、17a
…ツイスト部、17b…中性点、18b…スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柚原 幸二 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株 式会社 内 (56)参考文献 特開 平5−76160(JP,A) 特開 平10−234161(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/095 H02K 13/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコイル(12)が星形結線される
    電機子の製造装置であって、 連続した導線(17)を供給する複数の導線補給部(2
    〜4)と、 中性点(17b)から分岐する各導線(17)をコア
    (13)に巻着し複数のコイル(12)を形成する巻線
    機構(1〜5)と、 前記導線(17)を各コイル(12)と前記各導線補給
    部(2〜4)との間で保持する保持手段(8)と、 前記保持手段(8)と前記コイル(12)との間で前記
    導線(17)を切断する切断手段(8)と、 前記保持手段(8)に保持された複数の導線(17)を
    束ねる束ね手段(8)と、 前記束ねられた複数の導線(17)を結線し、中性点
    (17b)を形成する自動結線手段(6,7)とを備え
    たことを特徴とする電機子の製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電機子の製造装置にお
    いて、前記自動結線手段(6,7)は、前記束ねられた複数の
    導線(17)を溶接により結線し、中性点(17b)を
    形成する ことを特徴とする電機子の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電機子の製造装
    置において、前記保持手段(8)及び切断手段(8)は、 前記コア(13)を軸心方向から挿入可能な略筒状に形
    成され、前記コア(13)の挿入時、前記各コイル(1
    2)から該コア(13)の径方向外側に配置された導線
    補給部(2〜4)に延びる導線(17)の一部分がそれ
    ぞれ嵌る複数のスリット(18b)を有する筒部(1
    8)と、 前記筒部(18)の外周側に設けられ、駆動して前記筒
    部(18)と共に前記複数のスリット(18b)内に嵌
    った各導線(17)の一部分を狭持するクランプ部(1
    9)と、 前記筒部(18)の内周側に設けられ、駆動して前記狭
    持された部分と前記コイル(12)間の部分を切断する
    カッター部(20)とを備える ことを特徴とする電機子
    の製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電機子の製造装置にお
    いて、前記筒部(18)及びクランプ部(19)は、 前記狭持された部分と前記コイル(12)間の部分を切
    断した後、回転することにより該導線(17)を撚って
    束ねる前記束ね手段(8)を兼ねる ことを特徴とする電
    機子の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    電機子の製造装置において、前記巻線機構(1〜5)は、 前記中性点(17b)をコイル(12)形成前の電機子
    (9)に形成された中性点配置部(21)に仮に配置
    し、その中性点(17b)付近の導線(17a)とコア
    (13)とを縛り付けるように前記各導線(17)をコ
    ア(13)に巻着し、該中性点(17b)を保持させる
    ことを特徴とする電機子の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    電機子の製造装置において、 前記一連の動作を全て自動で行う ことを特徴とする電機
    子の製造装置
  7. 【請求項7】 複数のコイル(12)が星形結線される
    電機子の製造方法であって、 複数の導線補給部(2〜4)から供給される連続した導
    線(17)の各端部に形成された中性点(17b)から
    分岐する各導線(17)をコア(13)に巻着し複数の
    コイル(12)を形成する巻線工程と、 前記導線を各コイル(12)と前記導線補給部(2〜
    4)との間で保持する保持工程と、 前記保持工程で保持した部分と前記コイル(12)との
    間で前記導線(17)を切断する切断工程と、 前記保持工程で保持した複数の導線(17)を束ねる束
    ね工程と、 前記束ねた複数の導線(17)を結線し、中性点(17
    b)を形成する自動結線工程と を備えた ことを特徴とす
    る電機子の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電機子の製造方法にお
    いて、前記自動結線工程は、前記束ねた複数の導線(17)を
    溶接により結線し、中性点(17b)を形成する ことを
    特徴とする電機子の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の電機子の製造方
    法において、 前記保持工程は、前記各コイル(12)から前記コア
    (13)の径方向外側に配置された導線補給部(2〜
    4)に延びる導線(17)の一部分をそれぞれ保持し、 前記束ね工程は、前記保持工程で保持した各導線(1
    7)をそのまま回転することにより撚って束ねることを
    特徴とする電機子の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9のいずれか1項に記載
    の電機子の製造方法において、 前記一連の動作を全て自動で行うことを特徴とする電機
    子の製造方法。
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