JPH0522265B2

JPH0522265B2 -

Info

Publication number: JPH0522265B2
Application number: JP62161819A
Authority: JP
Inventors: Masataka Nakasuji
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1987-06-29
Filing date: 1987-06-29
Publication date: 1993-03-29
Also published as: JPS647159A

Description

【発明の詳細な説明】＜産業上の利用分野＞本発明は、名前情報と住所情報とを入力、記
憶、表示、印字可能な住所録機能を有する電子装
置に関するものである。

＜従来の技術＞名前情報と住所情報とを記憶する記憶用メモリ
を備えた、住所録機能を有する電子装置におい
て、前記データ記憶用メモリに記憶されているデ
ータを印字する場合、従来は当該データ記憶用メ
モリに記憶されている通りにデータの印字が成さ
れていた。

＜発明が解決しようとする問題点＞このため、例えば電子手帳等において、データ
が記憶された順序に印字されるため、宛名の印字
を行おうとすれば、データの入力段階で宛名形
式、即ち、郵便番号→住所→氏名という形式に沿
うた順序でデータを入力しなければならないとい
う煩わしさがあつた。

又、この様に宛名印字形式の順でデータを入力
すると、電子手帳等の機器は入力データが予め名
前→電話番号→住所等の順で記憶されているもの
が多く、住所情報をソート（分類）しようとすれ
ば、名前や住所等が混在してソートされてしまう
ことになる。従つて、ソート後の結果がわかり難
くくなる。又、電子手帳等の表示部は表示される
行が少ないから、データをサーチして表示したと
きに、まず住所が表示され、データ内容が不可解
となることも起こる。

＜問題点を解決するための手段＞本発明は、少なくとも名前情報と住所情報とを
入力する入力手段と、前記入力された両情報を対
応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された両情報を一定の順序に表示する表示手段
とを備えた、住所録機能を有する電子装置におい
て、宛名書き用の印字を指示する宛名印字指示手
段と、前記名前情報を保持可能な退避バツフア
と、前記宛名印字指示手段の指示に応答して、前
記名前情報を退避バツフアに退避する退避手段
と、前記記憶手段から住所情報を取り出し、その
後、前記退避バツフアから名前情報を取り出す取
出手段と、前記取出手段によつて取り出された住
所情報と名前情報との順序に両情報印字し、前記
宛名印字指示手段による指示がなければ、前記記
憶手段に記憶された両情報を該一定の順序に印字
する印字手段とを備えることを特徴とする電子装
置である。

＜作用＞かかる構成によつて、名前情報と住所情報とを
入力、記憶、表示可能な住所録機能を有する電子
装置において、両情報を印字する場合、宛名印字
の指示があれば、名前情報を退避バツフアに退避
させ、記憶手段から住所情報を取り出し、その
後、前記退避バツフアから名前情報を取り出し
て、両情報を印字し、宛名印字の指示がなけれ
ば、記憶手段に記憶された両情報を入力及び表示
と同じ一定の順序で印字するので、入力順序を変
えることなく、一定の入力、表示順序に拘わら
ず、操作者の利用に合わせて異なる順序に印字で
き、宛名印字の指示を行うことで、印字出力され
た情報を宛名書きとしてそのまま使用することが
でき、操作性が向上する。

＜実施例＞以下、本発明の構成を、図面を参照しつつ説明
する。

第１図は本発明の実施例に係る電子装置で、具
体的には電子式卓上計算機である。

同図において、１は電子装置本体であつて、２
は前記電子装置本体１の挿入部１ａより挿入され
るアプリケーシヨンカードである。

又、３は印字装置で、該印字装置３はケーブル
４を介して前記電子装置本体１と電気的に接続さ
れている。

そして、前記電子装置本体１は折り曲げ自在な
左右両片体を有し、左側片体にはデータの内容、
メツセージ等の表示や演算結果の表示等に供され
る表示装置５及び前記アプリケーシヨンカード２
の挿入に応じた情報の入力を可能にする透明タツ
チキー６を備え、且つ、右側片体に各種情報を入
力するための情報入力キー７を備える。

前記電子装置本体１の内部には、前記表示装置
５、透明タツチキー６並びに情報入力キー７の入
出力を制御する中央処理装置が設けられている。

又、前記アプリケーシヨンカード２は、前記電
子装置本体１の処理動作を制御するためのプログ
ラムを内蔵するROM（リード・オンリー・メモ
リー）等を内包している。そして、前記アプリケ
ーシヨンカード２には、前記電子装置本体に装着
されたときに前記透明タツチキー６にキーシンボ
ルを示すための、該透明タツチキー６に対応した
領域に所定のキーシンボル８が印刷されている。
従つて、前記アプリケーシヨンカード２を前記電
子装置本体１に挿入すると、前記透明タツチキー
６を透過して前記キーシンボル８を視認できる様
になると共に、該キーシンボル８の内容を入力す
ることが可能となる。

さらに、前記アプリケーシヨンカード２には前
記電子装置本体１との間を電気的接続し、両者を
一体的に動作させるためのコネクタ９が設けられ
ている。なお、前記コネクタ９は前記アプリケー
シヨンカード２の先端に形成されている。

前記アプリケーシヨンカード２を前記電子装置
本体１に装着させると、該電子装置本体１は前記
アプリケーシヨンカード２内のROMに格納され
ているプログラムに従つて動作する。又、前記ア
プリケーシヨンカード２は複数種類準備されてお
り、各々のカードを前記電子装置本体１に装着す
ることにより、各種のアプリケーシヨンが実公可
能となる。

第２図は前記電子装置本体１の平面図である。
なお、既出物品には同一符号を付与している。

前述した情報入力キー７には、下記する各キー
が設けられている。

モード設定（切替）用キー７ａ…前記電子装置
本体１を本発明に関わるアプリケーシヨンカード
のソフト使用のために設定する等、各々の機能を
呼び出し、設定するためのキーである。

文字入力キー（ローマ字カナ変換キー）７ｂ…
ローマ字により文字情報を入力するためのキーで
ある。

数値入力キー７ｃ…前記電子装置本体１を通常
の計算機として使用する場合の数値情報を入力す
るためのキーである。

電源キー７ｄ…電源のオン、オフ制御用のキー
である。

機能キー７ｅ…前記文字入力キー７ｂの文字入
力とは別の機能を選択するためのキーである。

オプシヨンキー７ｆ…宛名印字を行うときに操
作するキーである。

なお、前記モード設定用キー７ａの設定するモ
ードには、カレンダー、スケジユール、計算、電
話、メモ、カードがあるが、これに限らず各種の
モードを設定できる。

第３図に本実施例の電子装置の全体のシステム
ブロツク図を掲げる。図中、既出物品には同一符
号を付与している。

同図において、１０は全体の入出力等の動作演
算処理を実公する中央処理装置CPUである。

又、前記表示装置５は、例えばドツトマトリク
ス構成の液晶表示装置であつて、駆動回路１１を
介して前記CPU１０からの制御信号に基づいて
駆動され、演算結果、メツセージ等の表示を行
う。

前記情報入力用キー７及び透明タツチキー６か
らのキー入力は、入出力（Ｉ／Ｏ）ポート１２を
介して前記CPU１０にて処理される。

図中、１３は前記電子装置本体１のCPU１０
の動作制御プログラムを記憶した内蔵ROM（リ
ード・オンリー・メモリー）であり、当該プログ
ラムは主に前記電子装置本体１の入出力部分の制
御プログラムを記憶している。このプログラム
は、前記アプリケーシヨンカード２のプログラム
の中でサブルーチン的に利用される。

そして、１４が前記プログラム実行に際して一
時的にデータを記憶するRAM（ランダム・アク
セス・メモリー）である。

１５は年、月、日、時、分等のカウントを行う
リアルタイムクロツクで、該カウント動作に基づ
いてカレンダー表示が可能となる。

１６は前記アプリケーシヨンカード２のコネク
タ９と接続されるコネクタである。前記コネクタ
１６に接続されるコネクタ９を有するアプリケー
シヨンカード２側には、ROM（リード・オンリ
ー・メモリー）１７及びRAM（ランダム・アク
セス・メモリー）１８が備えられている。

前記ROM１７は、前記アプリケーシヨンカー
ド２が前記電子装置本体１に接続されたときに、
前記CPU１０の処理動作を規制するアプリケー
シヨンプログラムが記憶されており、該プログラ
ムに従つて前記電子装置本体１が動作する。

そして、前記RAM１８が、前記ROM１７で
規制されるアプリケーシヨンのデータ等を記憶す
る。又、当該RAM１８には、前記アプリケーシ
ヨンカード２が前記電子装置本体１より切り離さ
れたときに記憶データ等をバツクアツプするバツ
クアツプ用電池１９が接続されている。このバツ
クアツプ電池１９の作用によつて、データは消去
されることなく保持されている。

なお、前記電子装置本体１には、前記CPU１
０等を動作させる電源電池２０が適所に設けられ
ている。

本実施例の電子装置は、前記RAM１４に氏
名、電話番号、郵便番号並びに住所をこの順序で
入力した後、該RAM１４にこの順序で記憶され
た各データを宛名書きの様式に合つた順序、即
ち、郵便番号→住所→氏名という順序で前記印字
装置３に出力する機能を備える。

これを第４図を用いて説明する。図中、既出物
品には同一符号を付与している。

前記RAM１４のデータエリア１４ａから印字
データをサーチし、オプシヨンキー７ｆを用いて
宛名印字を選択すると、該RAM１４のデータエ
リア１４ａの印字データの中で氏名データを前記
RAM１４の待避バツフア１４ｂに待避させる。

そして、前記RAM１４のデータエリア１４ａ
と待避バツフア１４ｂの両方から、第５図に示す
各々ののタイミングにより住所データと氏名
データとを順々に印字装置３の印字バツフア３ａ
に取り出し、印字機構部３ｂを駆動させて各デー
タ内容の印字を行う。

そこで、「様」等の敬称が必要な場合には、第
７図のROM１３ののタイミングにより前記デ
ータを前記ROM１３から前記印字バツフア３ｂ
に取出し、合わせて印字させるという処理が行な
われる。

引き続いて、上述した処理内容を第６図のフロ
ーチヤート及び第７図の入出力内容を示す図に基
づいて説明する。

前記電源キーを操作すると、電源がONし、動
作状態となる（S₀のステツプ）。

そして、前記文字入力キー７ｂ及び数値入力キ
ー７ｃを使用して、第７図ａに示すデータを前記
RAM１４に入力する（S₁ステツプ）。

この入力後、前記表示装置５の表示画面に、第
７図ｂの通りの入力データの表示出力が成される
（S₂ステツプ）。

この状態で、次に前記機能キー７ｅ及びオプシ
ヨンキー７ｆを操作すると（S₃ステツプ）、第７
図ｃが表示され、標準印字か又は宛名印字かの選
択画面となる（S₄ステツプ）。

そして、前記画面に表示されている□１標準印字
を選択するために□１キーを操作すると、第７図ｅ
の画面が表示され、第７図ｆの様な印字が実行さ
れる（S₇ステツプ）。

他方、前記画面に表示されている□２宛名印字を
選択するために□２キーを操作すると（S₄ステツ
プ）、続いて、敬称の有無を問う画面表示となる
（S₅ステツプ）。即ち、第７図ｄの通りである。

そして、前記画面に表示されている□１敬称なし
を選択するために□１キーを操作すると（S₅ステツ
プ）、第７図ｅの画面を経た後、第７図ｆの様な
印字が実行される（S₆ステツプ）。

他方、前記画面に表示されている□２敬称（様）
ありを選択するために□２キーを操作すると（S₅ス
テツプ）、第７図ｅの画面を経た後、第７図ｈの
様な印字が実行される（S₈ステツプ）。

従来技術によると、印字形式は第７図ｇの通り
となり、宛名様式とは一致しない。

上記実施例では、データの印字時にデータの入
力方式を変更せずに記憶部のデータエリアの必要
なデータをバツフアに待避させておき、印字時に
必要順に印字させてデータの印字形式を変更した
が、これに限らず、入力方式を変えないでデータ
の並べかやえ削除等でデータの印字形式を変更す
る手段は種々考えられる。

もちろん、様式も宛名様式に限定されない。

＜効果＞以上の様に本発明に係る電子装置によれば、名
前情報と住所情報とを入力、記憶、表示可能な住
所録機能を有する電子装置において、両情報を印
字する場合、宛名印字の指示があれば、名前情報
を退避バツフアに退避させ、記憶手段から住所情
報を取り出し、その後、前記退避バツフアから名
前情報を取り出して、両情報を印字し、宛名印字
の指示がなければ、記憶手段に記憶された両情報
を入力及び表示と同じ一定の順序で印字するの
で、入力順序を変えることなく、一定の入力、表
示順序に拘わらず、操作者の利用に合わせて異な
る順序に印字でき、宛名印字の指示を行うこと
で、印字出力された情報を宛名書きとしてそのま
ま使用することができ、操作性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る電子装置の外観
を示す斜視図、第２図は装置本体の平面図、第３
図は前記電子装置の全体のシステムブロツク図、
第４図は前記電子装置の処理動作の説明に用いる
ブロツク図、第５図は各メモリーの読み出しタイ
ミング図、第６図は前記電子装置の処理動作のフ
ローチヤート、第７図ａ乃至ｈは入出力内容の説
明に供する図である。１……電子装置本体、２……カード、３……印
刷装置、３ａ……印字バツフア、４……ケーブ
ル、５……表示装置、１０……CPU、１２……
Ｉ／Ｏポート、１４……RAM、１４ａ……デー
タエリア、１４ｂ……待避バツフア。

Claims

【特許請求の範囲】１少なくとも名前情報と住所情報とを入力する
入力手段と、前記入力された両情報を対応付けて
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
両情報を一定の順序に表示する表示手段とを備え
た、住所録機能を有する電子装置において、宛名書き用の印字を指示する宛名印字指示手段
と、前記名前情報を保持可能な退避バツフアと、前記宛名印字指示手段の指示に応答して、前記
名前情報を退避バツフアに退避する退避手段と、前記記憶手段から住所情報を取り出し、その
後、前記退避バツフアから名前情報を取り出す取
出手段と、前記取出手段によつて取り出された住所情報と
名前情報との順序に両情報印字し、前記宛名印字
指示手段による指示がなければ、前記記憶手段に
記憶された両情報を該一定の順序に印字する印字
手段とを備えることを特徴とする電子装置。