JPH04303283A - 外部記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、演算処理装置に対し
て着脱可能に取り付けられて必要なデータを記憶する外
部記憶装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、電子楽器においては、音色スイッ
チ、効果スイッチ等のパネル操作子の設定状態や演奏過
程等の各種の演奏データを記憶するため、楽器本体に対
して着脱可能な外部記憶装置が設けられる場合がある。 このような外部記憶装置には、例えば、特公平２−３０
５４７号「電子楽器の外部メモリ装置」がある。このよ
うな外部記憶装置は、ＲＡＭカードと称され、次回の演
奏の便宜等のために、演奏者が必要な演奏データを記憶
させている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような外部記憶装
置は、演奏データを記憶させることができ、演奏者は必
要に応じてその記憶内容を書き換えることができる。そ
の反面、書き込んだ演奏データの種別、即ち、データの
タイトルを表示しておく必要がある。タイトルが無いと
、外部記憶装置に書き込まれているデータを識別するこ
とができず、楽器本体に外部記憶装置を装着し、その演
奏データに基づく楽音を聞く等して判別しなければなら
ないため、複数の外部記憶装置を保有している場合には
その管理が厄介である。また、各外部記憶装置にタイト
ルを記入したラベルを貼ることもあるが、データを書き
換えた場合には、その都度ラベルを張替えたり、或いは
タイトルの記載を変更する等の作業が面倒であった。

【０００４】そこで、この発明は、記憶したデータのタ
イトル等の識別データを電気的に表示可能にして判別の
容易化とともに管理の簡易化を実現した外部記憶装置を
提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち、この発明の外部記
憶装置は、装置本体に対して着脱可能に取り付けられ、
必要なデータを記憶する外部記憶装置において、前記デ
ータを判別可能な表示データを記憶する書き換え可能な
記憶手段（タイトルメモリ２１、タイトルメモリ部２１
０、表示メモリ部２２０）と、この記憶手段に記憶され
た前記表示データを表示する表示手段（ＬＣＤ表示器４
）とを備えたことを特徴とする。

【０００６】また、この発明の外部記憶装置は、装置本
体に対して着脱可能に取り付けられ、必要なデータを記
憶する外部記憶装置において、前記データを判別可能な
表示データを記憶する書き換え可能な記憶手段（タイト
ルメモリ２１、タイトルメモリ部２１０、表示メモリ部
２２０）と、この記憶手段に記憶された前記表示データ
を表示する表示手段（ＬＣＤ表示器４）と、この表示手
段を駆動する太陽電池（６）とを備えたことを特徴とす
る。

【０００７】

【作用】外部記憶装置には、装置本体側からの操作によ
って必要なデータが書き込まれるが、そのデータを判別
する表示データを記憶するための記憶手段が設置されて
いる。そこで、外部記憶装置に書き込まれたデータに対
応し、そのデータを判別するためのタイトル等の表示デ
ータを記憶手段に書き込む。この記憶手段に書き込まれ
た表示データは表示手段によって表示され、その表示で
外部記憶装置に記憶されているデータを判別することが
できる。

【０００８】そして、記憶手段を駆動する電源として太
陽電池を設置すれば、電池の消耗による表示不能を回避
でき、常に適正な表示データによる表示が行われる。

【０００９】

【実施例】図１は、この発明の外部記憶装置の第１実施
例を示す。図１の（Ａ）に示すように、この外部記憶装
置の外観は偏平なカード状を成し、そのカード本体２の
一面部には記憶データの内容を表すタイトル等の表示デ
ータを表示すべき表示手段としてのＬＣＤ表示器４が設
置されている。このＬＣＤ表示器４とカード本体２の縁
部との間にはＬＣＤ表示器４を駆動すべき電源として太
陽電池６が設置されている。

【００１０】図１の（Ｂ）は、カード本体２の内部構成
を示す。このカード本体２の内部には、電子楽器の音色
等のデータを記憶する第１の記憶手段としてメインメモ
リ２０が設置されているとともに、このメインメモリ２
０に書き込まれるデータのタイトル等の表示データを記
憶する第２の記憶手段としてタイトルメモリ２１が設置
されている。即ち、このタイトルメモリ２１は、メイン
メモリ２０に対するサブメモリを構成している。メイン
メモリ２０及びタイトルメモリ２１は、楽器本体側のバ
ス３２と接続すべきバス２２を通して連係されるととも
に、第１の電源としてカード本体２に内蔵された電池２
４が接続されている。即ち、電池２４は、メインメモリ
２０及びタイトルメモリ２１の記憶データの消失を防止
するバックアップ用電源を構成している。

【００１１】また、ＬＣＤ表示器４に表示すべきタイト
ルメモリ２１の表示データの読出し又は書き込み等の表
示プログラム等を実行するための演算制御手段として中
央処理装置（ＣＰＵ）２６が設置され、その処理を実行
する表示プログラムを記憶する記憶手段としてＲＯＭ２
８、演算途上のデータを記憶する随時書込み及び読出し
可能な記憶手段としてＲＡＭ３０が設置されている。こ
れらＬＣＤ表示器４、ＣＰＵ２６、ＲＯＭ２８及びＲＡ
Ｍ３０間のデータの授受はバス２２とは独立して設置さ
れたバス３２を通して行われる。そして、これらＬＣＤ
表示器４、ＣＰＵ２６、ＲＯＭ２８及びＲＡＭ３０には
、第２の電源としてカード本体２に設置されている太陽
電池６が接続されている。このように、電池２４と太陽
電池６とを別個に設置しているのは、ＬＣＤ表示器４の
表示は常時行う必要はなく、使用時に行えばよいので、
ＬＣＤ表示器４、ＣＰＵ２６、ＲＯＭ２８、ＲＡＭ３０
の電源として太陽電池６を用いることにより、電池２４
の負担を軽減するためである。

【００１２】図２は、電子楽器に対するこの発明の外部
記憶装置の着脱を示す。即ち、外部記憶装置を使用する
ために、電子楽器の楽器本体３４の前面パネル部３６に
カード本体２を着脱するためのスロット３８が設けられ
、このスロット３８にカード本体２を挿入することによ
り、カード本体２の下縁側に形成されているコネクタを
通じてバス２２及び楽器本体３４側のバス３２等が接続
され、外部記憶装置と楽器本体３４内のコンピュータと
が結合されてデータの授受が可能になる。

【００１３】このような構成によれば、カード本体２を
楽器本体３４のスロット３８に挿着し、楽器本体３４に
おいて、適宜の方法により、カード本体２内のメインメ
モリ２０に必要な演奏データを転送して書き込むことが
できる。そして、タイトル書込みプログラムを楽器本体
３４側のコンピュータで実行させ、演奏データ等の書き
込まれた又は書き込むべきデータのタイトルを示すタイ
トルデータをタイトルメモリ２１に楽器本体３４側から
書き込む。

【００１４】図３は、その楽器本体３４側の処理プログ
ラムの実行を示す。即ち、ステップＳ１では、タイトル
書込みモードか否かを判別し、タイトル書込みモードの
場合にはステップＳ２に移行し、タイトルの入力を行う
。このタイトルは、楽器本体３４のテンキーや鍵盤等を
用いてタイトルを表す記号、文字、楽譜、図形等の表示
データを入力して行う。

【００１５】このようにしてタイトルメモリ２１にタイ
トル表示データが書き込まれた後、太陽電池６を以てＬ
ＣＤ表示器４、ＣＰＵ２６、ＲＯＭ２８及びＲＡＭ３０
が駆動され、ＬＣＤ表示器４には、タイトルメモリ２１
から読み出された表示データに基づいてタイトルが表示
され、例えば、図１では「ＳＵＰＥＲＰＡＤ」が表示さ
れる。したがって、そのタイトル表示を以て外部記憶装
置に記憶された演奏データ等のデータ内容を視覚的に容
易に認識することができる。

【００１６】次に、図４は、この発明の外部記憶装置の
第２実施例を示す。この実施例では、前記実施例のタイ
トルメモリ２１に相当するメモリ領域としてタイトルメ
モリ部２１０をメインメモリ２０の内部に設定するとと
もに、メインメモリ２０内の記憶データも表示可能にし
たものである。

【００１７】この実施例では、メインメモリ２０の楽器
本体３４のコンピュータとの連係を図るためのバス２２
はデータバス２２１、アドレスバス２２２及びコントロ
ールバス２２３で構成され、アドレスバス２２２及びコ
ントロールバス２２３には、メインメモリ２０に対する
保護手段として入力制御回路４０が設けられている。こ
の入力制御回路４０は、データ保持モードになっている
ＲＡＭ３０に対して誤ったデータ書込みを防止するため
の制御手段であって、この入力制御回路４０にはプロテ
クトスイッチ４２が設けられている。また、このメイン
メモリ２０には、バックアップ用電源として電池２４が
電源制御回路４４を介して接続されており、この電源制
御回路４４は楽器本体３４にカード本体２を取り付けた
場合に楽器本体３４側の電源をメインメモリ２０、入力
制御回路４０に供給する。この電源制御回路４４は、楽
器本体３４側から供給される電源電圧Ｖｃｃが３．３Ｖ
より低下（Ｖｃｃ≦３．３Ｖ）したことを検出し、メイ
ンメモリ２０に供給すべき電圧を電池２４側のバックア
ップ電圧Ｖｂｂに切り換えてメインメモリ２０内の記憶
データの消失防止を図るものである。

【００１８】このようにメインメモリ２０にタイトルメ
モリ部２１０を設定した結果、メインメモリ２０とＬＣ
Ｄ表示器４の表示制御部としてのＣＰＵ２６０との連係
が必要となり、メインメモリ２０とＣＰＵ２６０とはデ
ータバス３２１、アドレスバス３２２及びコントロール
バス３２３を介して接続されている。この実施例のＣＰ
Ｕ２６０には第１実施例におけるＲＯＭ２８及びＲＡＭ
３０が内蔵されている。そして、ＬＣＤ表示器４及びＣ
ＰＵ２６０には、太陽電池６が電源制御回路４６を介し
て接続されている。この電源制御回路４６は、ＬＣＤ表
示器４及びＣＰＵ２６０に対する正常動作電圧以下の電
圧の供給を防止するための制御回路であって、これによ
ってＬＣＤ表示器４における正常なデータ表示が確保さ
れているのである。

【００１９】このような構成によれば、メインメモリ２
０に十分な記憶容量がある場合、メモリ構成の単純化を
図ることができるとともに、メインメモリ２０内に記憶
されている表示データは勿論のこと、さらに演奏データ
等の記憶データをも読み出してＬＣＤ表示器４に表示さ
せることができ、表示のバリエーションが拡大される。

【００２０】次に、図５は、この発明の外部記憶装置の
第３実施例を示し、この実施例は、外部記憶装置を楽器
本体３４側の表示器として兼用させるようにしたもので
ある。即ち、図４に示した実施例のメインメモリ２０に
タイトルメモリ部２１０とともに表示メモリ部２２０を
設定し、楽器本体３４側の表示器としても兼用させると
ともに、ＣＰＵ２６０に選択スイッチ４８を接続し、タ
イトル表示を外部記憶装置内の表示とするか、楽器本体
３４側の表示とするかの表示モードの選択を行うように
したものである。

【００２１】このようにすれば、表示メモリ部２２０に
楽器本体３４側からの表示データを書込んでその表示デ
ータを表示させることができ、さらに表示器を持たない
電子楽器の表示支援手段としても利用できる。

【００２２】なお、この発明の外部記憶装置の変形例を
列挙すれば次の通りである。 ａ．カード本体を楽器本体側に装着した時、ＣＰＵ、Ｌ
ＣＤの制御用電源は太陽電池に代えて楽器本体側から供
給するようにしてもよい。 ｂ．ＬＣＤ表示器にバックライトを設けてもよい。 ｃ．メモリはＲＡＭに限らず磁気メモリ等何でもよい。 ｄ．表示するものはタイトルに限らず、メインメモリの
内容を判別できるものであれば何でもよい。 ｅ．表示手段は、ＬＣＤ表示器以外のものを用いてもよ
い。 ｆ．外部記憶装置を装着すべき本体側にタイマーを内蔵
しておいて、メモリカードにデータを書き込む毎に、タ
イトルメモリにモディファイした日時を書き込み、最終
データ変更日時が外部記憶装置の表示手段に表示される
ようにしてもよい。 ｇ．カード本体にタイトルを書き込むためのアルファベ
ット、ナンバーキーなどの操作子を設けてもよい。 ｈ．実施例では電子楽器を例に取って説明したが、この
発明は　　電子楽器以外にも適用してもよい。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、外部記憶装置自体で記憶データのタイトル等の識別デ
ータを表示することができ、その表示から記憶されてい
るデータの識別の容易化とともに管理の簡易化を図るこ
とができる。また、データの表示手段は太陽電池で駆動
するため、電池交換の手数がなく、しかも、電池の消耗
による表示不能を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の外部記憶装置の第１実施例を示し、
（Ａ）はその外部構成を示す斜視図、（Ｂ）はその内部
構成を示すブロック図である。

【図２】この発明の外部記憶装置及び外部記憶装置を取
り付けるべき電子楽器を示す斜視図である。

【図３】この発明の外部記憶装置におけるタイトル書込
みプログラムを示すフローチャートである。

【図４】この発明の外部記憶装置の第２実施例を示すブ
ロック図である。

【図５】この発明の外部記憶装置の第３実施例を示すブ
ロック図である。

【符号の説明】

４・・・ＬＣＤ表示器（表示手段）、６・・・太陽電池
、２１・・・タイトルメモリ（記憶手段）、２１０・・
・タイトルメモリ部（記憶手段）、２２０・・・表示メ
モリ部（記憶手段）。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　装置本体に対して着脱可能に取り付け
   られ、必要なデータを記憶する外部記憶装置において、
   前記データを判別可能な表示データを記憶する書き換え
   可能な記憶手段と、この記憶手段に記憶された前記表示
   データを表示する表示手段と、を備えたことを特徴とす
   る外部記憶装置。
2. 【請求項２】　　装置本体に対して着脱可能に取り付け
   られ、必要なデータを記憶する外部記憶装置において、
   前記データを判別可能な表示データを記憶する書き換え
   可能な記憶手段と、この記憶手段に記憶された前記表示
   データを表示する表示手段と、この表示手段を駆動する
   太陽電池と、を備えたことを特徴とする外部記憶装置。