JPH05222172A - 熱成形用シート製造用ポリエステル樹脂 - Google Patents
熱成形用シート製造用ポリエステル樹脂Info
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- JPH05222172A JPH05222172A JP5670692A JP5670692A JPH05222172A JP H05222172 A JPH05222172 A JP H05222172A JP 5670692 A JP5670692 A JP 5670692A JP 5670692 A JP5670692 A JP 5670692A JP H05222172 A JPH05222172 A JP H05222172A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 エチレングリコール単位とテレフタル酸単位
と0.1〜10モル%の下記化1または化2で示される
構造単位とからなる熱成形用シート製造用ポリエステル
樹脂。 【化1】 【化2】 (各式中、mおよびnはそれぞれ0、1または2を表
す) 【効果】 本発明のポリエステル樹脂からなるシートを
使用した場合には、真空成形等の熱成形方法により、充
分な耐湿熱変形性を有し高温高湿条件下に長時間さらさ
れても変形がなく、且つ白化のない成形品を円滑にしか
も高い生産性で得ることができる。
と0.1〜10モル%の下記化1または化2で示される
構造単位とからなる熱成形用シート製造用ポリエステル
樹脂。 【化1】 【化2】 (各式中、mおよびnはそれぞれ0、1または2を表
す) 【効果】 本発明のポリエステル樹脂からなるシートを
使用した場合には、真空成形等の熱成形方法により、充
分な耐湿熱変形性を有し高温高湿条件下に長時間さらさ
れても変形がなく、且つ白化のない成形品を円滑にしか
も高い生産性で得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空成形等の熱成形用
シ−トを製造するためのポリエステル樹脂および該ポリ
エステル樹脂からなる熱成形用シ−トに関する。
シ−トを製造するためのポリエステル樹脂および該ポリ
エステル樹脂からなる熱成形用シ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレ−トは、透明
性、力学的特性、耐熱性、耐候性、耐薬品性等の諸特性
に優れ、特に環境汚染のおそれが少なく且つ安価である
事から、塩化ビニル樹脂の代わりに食品容器、ブリスタ
−パック等の製品包装用資材として近年広く使用される
ようになっている。
性、力学的特性、耐熱性、耐候性、耐薬品性等の諸特性
に優れ、特に環境汚染のおそれが少なく且つ安価である
事から、塩化ビニル樹脂の代わりに食品容器、ブリスタ
−パック等の製品包装用資材として近年広く使用される
ようになっている。
【0003】しかしながら、ポリエチレンテレフタレ−
トのシ−トを真空成形等により熱成形して得られた包装
材料は、一般に高温高湿下では変形し易い。例えば、ポ
リエチレンテレフタレ−トシ−トの真空成形容器で包装
された製品を船舶で輸送するような場合には、船倉の高
温高湿条件下に長期間さらされる事になるが、その場合
には該包装容器が変形を生じて製品の価値を著しく損な
うという問題を生じ易い。しかも、ポリエチレンテレフ
タレ−トシ−トを真空成形した場合には、成形条件によ
っては白化を生じて透明性を損ない易いという欠点があ
る。
トのシ−トを真空成形等により熱成形して得られた包装
材料は、一般に高温高湿下では変形し易い。例えば、ポ
リエチレンテレフタレ−トシ−トの真空成形容器で包装
された製品を船舶で輸送するような場合には、船倉の高
温高湿条件下に長期間さらされる事になるが、その場合
には該包装容器が変形を生じて製品の価値を著しく損な
うという問題を生じ易い。しかも、ポリエチレンテレフ
タレ−トシ−トを真空成形した場合には、成形条件によ
っては白化を生じて透明性を損ない易いという欠点があ
る。
【0004】従来より、上記の問題、とくに耐湿熱変形
性の改良に対しては、(1)真空成形時のシ−ト加熱温
度を高温にして成形する方法、(2)真空成形時の金型
温度を高温にして成形する方法、(3)得られた真空成
形品を熱処理する方法等の諸方法によって成形品中の残
留応力を取り除いて耐湿熱変形性を付与する事が行われ
ている。しかしながら、それらの方法による場合は、結
晶化による成形品の白化などの成形不良の発生率が増大
したり、成形サイクルが長くなってコストの上昇を招く
等の欠点があり充分満足のいくものではない。
性の改良に対しては、(1)真空成形時のシ−ト加熱温
度を高温にして成形する方法、(2)真空成形時の金型
温度を高温にして成形する方法、(3)得られた真空成
形品を熱処理する方法等の諸方法によって成形品中の残
留応力を取り除いて耐湿熱変形性を付与する事が行われ
ている。しかしながら、それらの方法による場合は、結
晶化による成形品の白化などの成形不良の発生率が増大
したり、成形サイクルが長くなってコストの上昇を招く
等の欠点があり充分満足のいくものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして本発明の目的
は、透明性、力学的特性、耐熱性、耐候性、耐薬品性な
どのポリエチレンテレフタレ−トが本来有する優れた諸
特性を保持し、且つ結晶化による成形品の白化や成形サ
イクルの長期化などの上記の熱成形上の欠点がなく、し
かも高温高湿の条件下に長時間さらされても変形を生じ
ない成形品を与える、熱成形用シ−ト素材に適したポリ
エチレンテレフタレ−ト系コポリエステル樹脂、および
それからなる熱成形用シ−トを提供する事にある。
は、透明性、力学的特性、耐熱性、耐候性、耐薬品性な
どのポリエチレンテレフタレ−トが本来有する優れた諸
特性を保持し、且つ結晶化による成形品の白化や成形サ
イクルの長期化などの上記の熱成形上の欠点がなく、し
かも高温高湿の条件下に長時間さらされても変形を生じ
ない成形品を与える、熱成形用シ−ト素材に適したポリ
エチレンテレフタレ−ト系コポリエステル樹脂、および
それからなる熱成形用シ−トを提供する事にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく研究を行ってきた結果、ポリエチレンテ
レフタレ−ト樹脂において、そのグリコ−ル単位および
ジカルボン酸単位をエチレングリコ−ル単位およびテレ
フタル酸単位のみから構成する代わりに、グリコ−ル単
位およびジカルボン酸単位からなる全構造単位の一部を
特定の構造単位に置き換えたコポリエステル樹脂が、ポ
リエチレンテレフタレ−トが本来有する前記の優れた諸
特性を保持しているのみならず、高温高湿下に長期間さ
らされても変形が全く無いか、またはほとんど無く、し
かも透明性の良好な真空成形品を提供できる事を見出し
た。そして、さらに研究を進めたところ、そのポリエス
テル樹脂を使用した場合には、真空成形品だけでなく、
圧空成形、プレス成形、ブロ−成形のような他の熱成形
技術で製造された成形品においても、その耐湿熱変形性
の向上や白化防止が達成される事を見出して本発明を完
成した。
的を達成すべく研究を行ってきた結果、ポリエチレンテ
レフタレ−ト樹脂において、そのグリコ−ル単位および
ジカルボン酸単位をエチレングリコ−ル単位およびテレ
フタル酸単位のみから構成する代わりに、グリコ−ル単
位およびジカルボン酸単位からなる全構造単位の一部を
特定の構造単位に置き換えたコポリエステル樹脂が、ポ
リエチレンテレフタレ−トが本来有する前記の優れた諸
特性を保持しているのみならず、高温高湿下に長期間さ
らされても変形が全く無いか、またはほとんど無く、し
かも透明性の良好な真空成形品を提供できる事を見出し
た。そして、さらに研究を進めたところ、そのポリエス
テル樹脂を使用した場合には、真空成形品だけでなく、
圧空成形、プレス成形、ブロ−成形のような他の熱成形
技術で製造された成形品においても、その耐湿熱変形性
の向上や白化防止が達成される事を見出して本発明を完
成した。
【0007】すなわち、本発明はエチレングリコ−ル単
位を主とするグリコ−ル単位およびテレフタル酸単位を
主とするジカルボン酸単位からなり、かつ下記化5で表
される構造単位(1)および/または下記化6で表され
る構造単位(2)を、全構造単位基準における構造単位
(1)と構造単位(2)との含有率の和で0.1〜10
モル%含有する事を特徴とする熱成形用シ−ト製造用ポ
リエステル樹脂、ならびに該ポリエステル樹脂からなる
熱成形用シ−トである。
位を主とするグリコ−ル単位およびテレフタル酸単位を
主とするジカルボン酸単位からなり、かつ下記化5で表
される構造単位(1)および/または下記化6で表され
る構造単位(2)を、全構造単位基準における構造単位
(1)と構造単位(2)との含有率の和で0.1〜10
モル%含有する事を特徴とする熱成形用シ−ト製造用ポ
リエステル樹脂、ならびに該ポリエステル樹脂からなる
熱成形用シ−トである。
【0008】
【化5】
【0009】(式中、mは0、1または2を表す)
【0010】
【化6】
【0011】(式中、nは0、1または2を表す)
【0012】本発明のポリエステル樹脂のポリエステル
分子主鎖は、主たる構造単位としてグリコ−ル単位とジ
カルボン酸単位とをそれぞれ50モル%程度ずつ含有す
る。該ジカルボン酸単位の主たる部分、好ましくは全構
造単位の40〜50モル%をテレフタル酸単位が占め、
また該グリコ−ル単位の主たる部分、好ましくは全構造
単位の40〜50モル%をエチレングリコ−ル単位が占
める。本発明のポリエステル樹脂においては、グリコ−
ル単位の一部が構造単位(1)である事、および/また
はジカルボン酸単位の一部が構造単位(2)である事が
必要である。これらの構造単位(1)および構造単位
(2)の含有率はそれらの和において、全構造単位基準
で0.1〜10モル%の範囲内である。構造単位(1)
と構造単位(2)の含有率の和が0.1モル%未満であ
ると、熱成形品に十分な耐湿熱変形性が付与されず、し
かもシ−トを熱成形に付した時に白化が発生し易い。一
方、構造単位(1)と構造単位(2)の含有率の和が1
0モル%を越えると熱成形時での金型への密着性が低下
し、得られる成形品に形態不良が発生し易くなる。熱成
形時での形態付与性ならびに得られた成形品の耐湿熱変
形性および透明性のいずれもが特に良好となる観点から
は、構造単位(1)と構造単位(2)の含有率の和は
0.5〜8モル%の範囲内である事が好ましい。
分子主鎖は、主たる構造単位としてグリコ−ル単位とジ
カルボン酸単位とをそれぞれ50モル%程度ずつ含有す
る。該ジカルボン酸単位の主たる部分、好ましくは全構
造単位の40〜50モル%をテレフタル酸単位が占め、
また該グリコ−ル単位の主たる部分、好ましくは全構造
単位の40〜50モル%をエチレングリコ−ル単位が占
める。本発明のポリエステル樹脂においては、グリコ−
ル単位の一部が構造単位(1)である事、および/また
はジカルボン酸単位の一部が構造単位(2)である事が
必要である。これらの構造単位(1)および構造単位
(2)の含有率はそれらの和において、全構造単位基準
で0.1〜10モル%の範囲内である。構造単位(1)
と構造単位(2)の含有率の和が0.1モル%未満であ
ると、熱成形品に十分な耐湿熱変形性が付与されず、し
かもシ−トを熱成形に付した時に白化が発生し易い。一
方、構造単位(1)と構造単位(2)の含有率の和が1
0モル%を越えると熱成形時での金型への密着性が低下
し、得られる成形品に形態不良が発生し易くなる。熱成
形時での形態付与性ならびに得られた成形品の耐湿熱変
形性および透明性のいずれもが特に良好となる観点から
は、構造単位(1)と構造単位(2)の含有率の和は
0.5〜8モル%の範囲内である事が好ましい。
【0013】本発明のポリエステル樹脂は、少量、好ま
しくは全構造単位の5モル%以下であれば他のジカルボ
ン酸単位を含む事ができる。例えば、イソフタル酸、オ
ルトフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニル−
4,4′−ジカルボン酸、パラフェニレンジカルボン
酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、スルホニルジカル
ボン酸等の芳香族ジカルボン酸の単位、またはコハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、ドデカンジ
オン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪族ジカル
ボン酸の単位の1種または2種以上を必要に応じて含む
事ができる。
しくは全構造単位の5モル%以下であれば他のジカルボ
ン酸単位を含む事ができる。例えば、イソフタル酸、オ
ルトフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニル−
4,4′−ジカルボン酸、パラフェニレンジカルボン
酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、スルホニルジカル
ボン酸等の芳香族ジカルボン酸の単位、またはコハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、ドデカンジ
オン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪族ジカル
ボン酸の単位の1種または2種以上を必要に応じて含む
事ができる。
【0014】本発明のポリエステル樹脂は、少量、好ま
しくは全構造単位の5モル%以下であれば他のグリコ−
ル単位を含む事ができる。例えば、ジエチレングリコ−
ル、トリエチレングリコ−ル、テトラエチレングリコ−
ル、プロピレングリコ−ル、ブタンジオ−ル、ペンタン
ジオ−ル、ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−
ル、ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物、ビ
スフェノ−ルSのエチレンオキサイド付加物等のグリコ
−ルの単位の1種または2種以上を含む事ができる。
しくは全構造単位の5モル%以下であれば他のグリコ−
ル単位を含む事ができる。例えば、ジエチレングリコ−
ル、トリエチレングリコ−ル、テトラエチレングリコ−
ル、プロピレングリコ−ル、ブタンジオ−ル、ペンタン
ジオ−ル、ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−
ル、ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物、ビ
スフェノ−ルSのエチレンオキサイド付加物等のグリコ
−ルの単位の1種または2種以上を含む事ができる。
【0015】さらに、熱可塑性を実質的に損なわない程
度の少ない量であれば、本発明のポリエステル樹脂は、
例えばトリメリット酸、ペンタエリスリト−ル等の三官
能以上の多官能性化合物から誘導される3価以上の単位
を必要に応じて含んでいてもよい。
度の少ない量であれば、本発明のポリエステル樹脂は、
例えばトリメリット酸、ペンタエリスリト−ル等の三官
能以上の多官能性化合物から誘導される3価以上の単位
を必要に応じて含んでいてもよい。
【0016】本発明のポリエステル樹脂は、ポリエチレ
ンテレフタレ−トなどの通常のポリエステル樹脂を製造
するのに一般的に採用されているいずれの方法に準じて
製造してもよい。例えば、テレフタル酸を主とするジカ
ルボン酸またはその低級アルキルエステルからなるジカ
ルボン酸原料と、エチレングリコ−ルを主とするグリコ
−ル原料とを、エステル化反応またはエステル交換反応
させて低重合体を製造した後、この低重合体を溶融重縮
合させてポリエステルを製造し、ついでこのポリエステ
ルをダイス状、円柱状等の任意の形状のチップとし、更
に所望により該チップを固相重合する事によりチップ状
のポリエチレンテレフタレ−ト系ポリエステル樹脂を製
造する事ができる。この製法において、グリコ−ル原料
の一部として下記化7で示されるグリコ−ルを用いる
か、ジカルボン酸原料の一部として下記化8で示される
ジカルボン酸もしくはその低級アルキルエステルを用い
るか、またはこれらの両方を用いる事により、本発明の
ポリエステル樹脂が得られる。
ンテレフタレ−トなどの通常のポリエステル樹脂を製造
するのに一般的に採用されているいずれの方法に準じて
製造してもよい。例えば、テレフタル酸を主とするジカ
ルボン酸またはその低級アルキルエステルからなるジカ
ルボン酸原料と、エチレングリコ−ルを主とするグリコ
−ル原料とを、エステル化反応またはエステル交換反応
させて低重合体を製造した後、この低重合体を溶融重縮
合させてポリエステルを製造し、ついでこのポリエステ
ルをダイス状、円柱状等の任意の形状のチップとし、更
に所望により該チップを固相重合する事によりチップ状
のポリエチレンテレフタレ−ト系ポリエステル樹脂を製
造する事ができる。この製法において、グリコ−ル原料
の一部として下記化7で示されるグリコ−ルを用いる
か、ジカルボン酸原料の一部として下記化8で示される
ジカルボン酸もしくはその低級アルキルエステルを用い
るか、またはこれらの両方を用いる事により、本発明の
ポリエステル樹脂が得られる。
【0017】
【化7】
【0018】(式中、mは0、1または2を表す)
【0019】
【化8】
【0020】(式中、nは0、1または2を表す)
【0021】上記の方法において、低重合体を得るため
のエステル化反応またはエステル交換反応は上記のグリ
コ−ル原料およびジカルボン酸原料からなる混合物を通
常、常圧下もしくは絶対圧で約3Kg/cm2 以下の加
圧下に約230〜280℃でエステル化反応させるかま
たは常圧もしくはその付近の圧力条件下に約160〜2
30℃でエステル交換反応させる事により行う。その場
合のジカルボン酸原料:グリコ−ル原料の使用割合は、
モル比で、エステル化反応による場合には約1:1〜約
1:1.5、エステル交換反応による場合には約1:2
〜約1:3にするとよい。
のエステル化反応またはエステル交換反応は上記のグリ
コ−ル原料およびジカルボン酸原料からなる混合物を通
常、常圧下もしくは絶対圧で約3Kg/cm2 以下の加
圧下に約230〜280℃でエステル化反応させるかま
たは常圧もしくはその付近の圧力条件下に約160〜2
30℃でエステル交換反応させる事により行う。その場
合のジカルボン酸原料:グリコ−ル原料の使用割合は、
モル比で、エステル化反応による場合には約1:1〜約
1:1.5、エステル交換反応による場合には約1:2
〜約1:3にするとよい。
【0022】また、低重合体からポリエステルを得るた
めの上記した溶融重縮合は、通常二酸化ゲルマニウム、
三酸化アンチモンなどの重合触媒の存在下に約260〜
290℃の温度で行うのがよい。そして、このような溶
融重縮合によって、通常約0.40〜0.75dl/g
の極限粘度(フェノ−ル/テトラクロロエタンの等重量
混合溶媒中30℃で測定)を有するポリエステルを得
る。
めの上記した溶融重縮合は、通常二酸化ゲルマニウム、
三酸化アンチモンなどの重合触媒の存在下に約260〜
290℃の温度で行うのがよい。そして、このような溶
融重縮合によって、通常約0.40〜0.75dl/g
の極限粘度(フェノ−ル/テトラクロロエタンの等重量
混合溶媒中30℃で測定)を有するポリエステルを得
る。
【0023】更に、上記エステル化反応、エステル交換
反応または溶融重縮合反応は、必要に応じてテトラアル
キルアンモニウムヒドロキシド、トリエタノ−ルアミ
ン、トリエチルアミン等のジエチレングリコ−ル副生抑
制剤を添加して行なってもよい。
反応または溶融重縮合反応は、必要に応じてテトラアル
キルアンモニウムヒドロキシド、トリエタノ−ルアミ
ン、トリエチルアミン等のジエチレングリコ−ル副生抑
制剤を添加して行なってもよい。
【0024】上記で得られたポリエステルを任意形状の
チップにするが、所望によりこれを通常190℃以下の
温度で予備結晶化し、固相重合に付する事ができる。固
相重合は通常減圧下または窒素ガス等の不活性ガスの流
通化にチップを流動させながら約190〜240℃の温
度に加熱する事により行なう方法がよい。機械的特性の
良好な熱成形品を得るためには、最終的に得られるポリ
エステルチップの極限粘度(フェノ−ル/テトラクロロ
エタンの等重量混合溶媒中30℃で測定)が約0.60
〜1.20dl/gの範囲になるように固相重合を行な
うのが望ましい。
チップにするが、所望によりこれを通常190℃以下の
温度で予備結晶化し、固相重合に付する事ができる。固
相重合は通常減圧下または窒素ガス等の不活性ガスの流
通化にチップを流動させながら約190〜240℃の温
度に加熱する事により行なう方法がよい。機械的特性の
良好な熱成形品を得るためには、最終的に得られるポリ
エステルチップの極限粘度(フェノ−ル/テトラクロロ
エタンの等重量混合溶媒中30℃で測定)が約0.60
〜1.20dl/gの範囲になるように固相重合を行な
うのが望ましい。
【0025】そして、上記により得られたポリエステル
樹脂から熱成形用シ−トが製造される。ここで、本発明
でいう「熱成形」(thermoforming)とは、シ−トを加熱
して真空成形、圧空成形、プレス成形、ブロ−成形等に
より成形して所定形状の成形品を製造する成形をいう。
本発明のシ−トの厚さは特に限定されず、通常の熱成形
技術に使用できる程度の厚みであればどのような厚さで
もよい。熱成形によって所定形状を有する成形品を製造
し得るものである限りは、フイルムに近い薄いシ−トか
らプレ−トに近い厚いシ−トまで包含される。通常、シ
−トの厚さは約10〜1000μの範囲である。
樹脂から熱成形用シ−トが製造される。ここで、本発明
でいう「熱成形」(thermoforming)とは、シ−トを加熱
して真空成形、圧空成形、プレス成形、ブロ−成形等に
より成形して所定形状の成形品を製造する成形をいう。
本発明のシ−トの厚さは特に限定されず、通常の熱成形
技術に使用できる程度の厚みであればどのような厚さで
もよい。熱成形によって所定形状を有する成形品を製造
し得るものである限りは、フイルムに近い薄いシ−トか
らプレ−トに近い厚いシ−トまで包含される。通常、シ
−トの厚さは約10〜1000μの範囲である。
【0026】また、本発明の熱成形用シ−トは熱成形用
シ−トの製造法として知られている任意の方法で製造す
る事ができ、例えばTダイまたは環状ダイによる押出成
形法、カレンダ−ロ−ルによるシ−ト成形法、流延法等
により製造する事ができる。
シ−トの製造法として知られている任意の方法で製造す
る事ができ、例えばTダイまたは環状ダイによる押出成
形法、カレンダ−ロ−ルによるシ−ト成形法、流延法等
により製造する事ができる。
【0027】その中でも、Tダイによる押出成形法、カ
レンダ−ロ−ルによるシ−ト成形法が得られたシ−トの
内部応力が少なく、耐湿熱変形性が特に良好となる成形
品を与え易い点で好ましい。例えば、押出成形法による
場合は約270〜310℃の押出温度でTダイより押出
した後、約30〜70℃の冷却ロ−ルで冷却してシ−ト
を製造するのがよい。また、表面状態が良好なシ−トを
得るために、冷却ロ−ルとの接触時点で5〜15KV程
度の静電圧を必要に応じて印加してもよい。
レンダ−ロ−ルによるシ−ト成形法が得られたシ−トの
内部応力が少なく、耐湿熱変形性が特に良好となる成形
品を与え易い点で好ましい。例えば、押出成形法による
場合は約270〜310℃の押出温度でTダイより押出
した後、約30〜70℃の冷却ロ−ルで冷却してシ−ト
を製造するのがよい。また、表面状態が良好なシ−トを
得るために、冷却ロ−ルとの接触時点で5〜15KV程
度の静電圧を必要に応じて印加してもよい。
【0028】上記のポリエステルシ−トは加熱した後、
または加熱と同時に真空成形、圧空成形、プレス成形、
ブロ−成形のような通常の熱成形技術によって、例えば
凹部等を有する任意の形状に成形する事ができ、特に真
空成形用として適している。真空成形による場合は、直
接真空成形法(ストレ−ト法)、ドレ−プ法、エアスリ
ップ法、スナップバック法、プラグアシスト法等の既知
の真空成形法のいずれもが採用できる。
または加熱と同時に真空成形、圧空成形、プレス成形、
ブロ−成形のような通常の熱成形技術によって、例えば
凹部等を有する任意の形状に成形する事ができ、特に真
空成形用として適している。真空成形による場合は、直
接真空成形法(ストレ−ト法)、ドレ−プ法、エアスリ
ップ法、スナップバック法、プラグアシスト法等の既知
の真空成形法のいずれもが採用できる。
【0029】また、本発明のシ−トを用いた熱成形時の
加熱温度は、ポリエステル樹脂の組成により異なる場合
もあるが、一般にシ−ト表面温度が約110〜160℃
の範囲になるようにするのが好ましい。110℃未満で
あるとシ−トの軟化が不足し金型への密着が不完全にな
る事による形態不良が発生する場合があり、一方160
℃を越えるとシ−トのドロ−ダウン(drawdown)により成
形が困難となる場合があり、また結晶化による白化の発
生等の問題を生じる場合がある。
加熱温度は、ポリエステル樹脂の組成により異なる場合
もあるが、一般にシ−ト表面温度が約110〜160℃
の範囲になるようにするのが好ましい。110℃未満で
あるとシ−トの軟化が不足し金型への密着が不完全にな
る事による形態不良が発生する場合があり、一方160
℃を越えるとシ−トのドロ−ダウン(drawdown)により成
形が困難となる場合があり、また結晶化による白化の発
生等の問題を生じる場合がある。
【0030】上記の熱成形用シ−トにより得られた成形
品は、電気製品、電気部品、日用雑貨品、食品等の種々
の製品の包装容器として使用する事ができ、透明性が良
好であるうえに、高温高湿の条件下に長期間置かれても
変形、容積の縮小等を生じず、当初の形態および寸法を
保持する。
品は、電気製品、電気部品、日用雑貨品、食品等の種々
の製品の包装容器として使用する事ができ、透明性が良
好であるうえに、高温高湿の条件下に長期間置かれても
変形、容積の縮小等を生じず、当初の形態および寸法を
保持する。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの例により限定されない。
るが、本発明はこれらの例により限定されない。
【0032】なお、下記の実施例および比較例におい
て、得られたポリエステル樹脂の極限粘度は、フェノ−
ル/テトラクロロエタンの等重量混合溶媒中30℃で測
定した。また、真空成形により得られたカップ状成形品
の耐湿熱変形性は以下に記載した容積保持率により評価
した。
て、得られたポリエステル樹脂の極限粘度は、フェノ−
ル/テトラクロロエタンの等重量混合溶媒中30℃で測
定した。また、真空成形により得られたカップ状成形品
の耐湿熱変形性は以下に記載した容積保持率により評価
した。
【0033】容積保持率の測定 下記の実施例および比較例において、真空成形により製
造されたカップ状成形品を、温度60℃、湿度80%R
Hの恒温恒湿の室内に16時間静置した後、該処理前後
の容積から以下の式により容積保持率を求めた。容積保
持率が100%に近い程、元の容積がそのまま保持され
ている事となり、耐湿熱変形性が優れているという事が
できる。
造されたカップ状成形品を、温度60℃、湿度80%R
Hの恒温恒湿の室内に16時間静置した後、該処理前後
の容積から以下の式により容積保持率を求めた。容積保
持率が100%に近い程、元の容積がそのまま保持され
ている事となり、耐湿熱変形性が優れているという事が
できる。
【0034】 容積保持率(%)=(V16/V0 )×100
【0035】(ここで、V16は恒温恒湿の室内に16時
間静置した後のカップ状成形品の容積を表し、V0 はカ
ップ状成形品の元の容積を表す)
間静置した後のカップ状成形品の容積を表し、V0 はカ
ップ状成形品の元の容積を表す)
【0036】<実施例1>エチレングリコ−ル92モル
%および表1に示す2,3−ジ(ヒドロキシメチル)−
ペルヒドロ−1,4;5,8−ジメタノナフタレン8モ
ル%からなるグリコ−ル原料とテレフタル酸とから、グ
リコ−ル原料:テレフタル酸のモル比が1.2:1にな
るように調整してスラリ−を形成し、このスラリ−を加
圧下(絶対圧2.5kg/cm2 )、250℃の温度で
エステル化率が95%になるまでエステル化反応させて
低重合体を製造した。次に、触媒として350ppmの
三酸化アンチモンを加えて絶対圧1ト−ルの減圧下、2
80℃の温度で低重合体を重縮合し、極限粘度0.65
dl/gのポリマ−を調製した。このポリマ−をノズル
からストランド状に押出し、切断して長さ3.2mm、
直径2.8mmの円柱状チップを製造した。このポリマ
−チップを150℃で5時間乾燥した後、窒素気流下に
流動させながら205℃の温度で15時間固相重合させ
て極限粘度が0.80dl/gのポリエステル樹脂チッ
プを得た。
%および表1に示す2,3−ジ(ヒドロキシメチル)−
ペルヒドロ−1,4;5,8−ジメタノナフタレン8モ
ル%からなるグリコ−ル原料とテレフタル酸とから、グ
リコ−ル原料:テレフタル酸のモル比が1.2:1にな
るように調整してスラリ−を形成し、このスラリ−を加
圧下(絶対圧2.5kg/cm2 )、250℃の温度で
エステル化率が95%になるまでエステル化反応させて
低重合体を製造した。次に、触媒として350ppmの
三酸化アンチモンを加えて絶対圧1ト−ルの減圧下、2
80℃の温度で低重合体を重縮合し、極限粘度0.65
dl/gのポリマ−を調製した。このポリマ−をノズル
からストランド状に押出し、切断して長さ3.2mm、
直径2.8mmの円柱状チップを製造した。このポリマ
−チップを150℃で5時間乾燥した後、窒素気流下に
流動させながら205℃の温度で15時間固相重合させ
て極限粘度が0.80dl/gのポリエステル樹脂チッ
プを得た。
【0037】得られたポリエステル樹脂チップを 1H−
NMRにより分析したところ、該ポリエステルは2,3
−ジ(ヒドロキシメチル)−ペルヒドロ−1,4;5,
8−ジメタノナフタレン単位が全構造単位中5モル%含
まれているポリエチレンテレフタレ−ト系コポリエステ
ルである事が確認された(表2参照)。上記で得たポリ
エステル樹脂チップを用いてTダイ押出機(川田製作所
製;EMS−II)により温度280〜300℃で押出し
た後、40℃の冷却ロ−ルで冷却して厚さ500μのポ
リエステル樹脂シ−トを製造した。
NMRにより分析したところ、該ポリエステルは2,3
−ジ(ヒドロキシメチル)−ペルヒドロ−1,4;5,
8−ジメタノナフタレン単位が全構造単位中5モル%含
まれているポリエチレンテレフタレ−ト系コポリエステ
ルである事が確認された(表2参照)。上記で得たポリ
エステル樹脂チップを用いてTダイ押出機(川田製作所
製;EMS−II)により温度280〜300℃で押出し
た後、40℃の冷却ロ−ルで冷却して厚さ500μのポ
リエステル樹脂シ−トを製造した。
【0038】上記で製造したシ−トをその表面温度が1
30℃になるように加熱した後、真空成形して、絞り比
が1/0.7の凹部の底部直径が6.5cmで深さが1
1.0cmの円筒形のカップ状成形品を製造した(凹部
容積V0 =425cc)。
30℃になるように加熱した後、真空成形して、絞り比
が1/0.7の凹部の底部直径が6.5cmで深さが1
1.0cmの円筒形のカップ状成形品を製造した(凹部
容積V0 =425cc)。
【0039】得られたカップ状成形品は、白化がなく透
明性に優れ、また真空成形用金型の形状によく一致する
良好な形態を有していた。このカップ状成形品を、上記
したように温度60℃、湿度80%RHの恒温恒湿の室
内に16時間静置した後、容積を測定してV16とし、上
記式により容積保持率を求めた。これらの評価結果を下
記表3に示す。
明性に優れ、また真空成形用金型の形状によく一致する
良好な形態を有していた。このカップ状成形品を、上記
したように温度60℃、湿度80%RHの恒温恒湿の室
内に16時間静置した後、容積を測定してV16とし、上
記式により容積保持率を求めた。これらの評価結果を下
記表3に示す。
【0040】<実施例2、3、4>表1に示すコモノマ
−を使用する以外は実施例1と同様にして、表2に示す
構造単位がグリコ−ル単位とジカルボン酸単位の合計量
の5モル%となるよう共重合したポリエチレンテレフタ
レ−ト系コポリエステル樹脂を製造し、それを用いてカ
ップ状成形品を得た。これらの評価結果を表3に示す。
−を使用する以外は実施例1と同様にして、表2に示す
構造単位がグリコ−ル単位とジカルボン酸単位の合計量
の5モル%となるよう共重合したポリエチレンテレフタ
レ−ト系コポリエステル樹脂を製造し、それを用いてカ
ップ状成形品を得た。これらの評価結果を表3に示す。
【0041】<実施例5、6、比較例1、2>共重合成
分の共重合量が表2に示すようになるようにコモノマー
の使用量を変えた以外は実施例1と同様にしてポリエチ
レンテレフタレ−ト系コポリエステル樹脂を製造し、そ
れを用いてカップ状成形品を得た。これらの評価結果を
表3に示す。
分の共重合量が表2に示すようになるようにコモノマー
の使用量を変えた以外は実施例1と同様にしてポリエチ
レンテレフタレ−ト系コポリエステル樹脂を製造し、そ
れを用いてカップ状成形品を得た。これらの評価結果を
表3に示す。
【0042】<比較例3>コモノマ−を使用しない以外
は実施例1と同様にしてポリエステル樹脂(ポリエチレ
ンテレフタレ−ト)を製造し、それを用いてカップ状成
形品を得た。その評価結果を表3に示す。
は実施例1と同様にしてポリエステル樹脂(ポリエチレ
ンテレフタレ−ト)を製造し、それを用いてカップ状成
形品を得た。その評価結果を表3に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】上記の結果から、実施例1〜6の本発明の
ポリエステル樹脂を使用して得られた成形品は、容積保
持率が95%以上と耐湿熱変形性が極めて良好である
事、しかも成形品は透明性に優れ、形態良好である事が
わかる。
ポリエステル樹脂を使用して得られた成形品は、容積保
持率が95%以上と耐湿熱変形性が極めて良好である
事、しかも成形品は透明性に優れ、形態良好である事が
わかる。
【0047】
【発明の効果】本発明のポリエステル樹脂からなるシ−
トを使用して真空成形などの熱成形を行なった場合に
は、熱成形時にシ−ト加熱温度を高温にしたり、熱成形
時の金型温度を高温にしたり、得られた成形品を熱処理
する等の特殊な方法によらずとも、充分な耐湿熱変形性
を有し、高温高湿条件下に長時間さらされても変形のほ
とんどない成形品を円滑にしかも高い生産性で経済的に
得る事ができる。
トを使用して真空成形などの熱成形を行なった場合に
は、熱成形時にシ−ト加熱温度を高温にしたり、熱成形
時の金型温度を高温にしたり、得られた成形品を熱処理
する等の特殊な方法によらずとも、充分な耐湿熱変形性
を有し、高温高湿条件下に長時間さらされても変形のほ
とんどない成形品を円滑にしかも高い生産性で経済的に
得る事ができる。
【0048】また、本発明のポリエステル樹脂からなる
シ−トを使用して真空成形などの熱成形を行なった場合
には、白化等のない、透明性に優れた、かつ形態良好な
成形品を得る事ができる。
シ−トを使用して真空成形などの熱成形を行なった場合
には、白化等のない、透明性に優れた、かつ形態良好な
成形品を得る事ができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 エチレングリコ−ル単位を主とするグリ
コ−ル単位およびテレフタル酸単位を主とするジカルボ
ン酸単位からなり、かつ下記化1で表される構造単位
(1)および/または下記化2で表される構造単位
(2)を、全構造単位基準における構造単位(1)と構
造単位(2)との含有率の和で0.1〜10モル%含有
する事を特徴とする熱成形用シ−ト製造用ポリエステル
樹脂。 【化1】 (式中、mは0、1または2を表す) 【化2】 (式中、nは0、1または2を表す) - 【請求項2】 エチレングリコ−ル単位を主とするグリ
コ−ル単位およびテレフタル酸単位を主とするジカルボ
ン酸単位からなり、かつ下記化3で表される構造単位
(1)および/または下記化4で表される構造単位
(2)を、全構造単位基準における構造単位(1)と構
造単位(2)との含有率の和で0.1〜10モル%含有
するポリエステル樹脂からなる熱成形用シ−ト。 【化3】 (式中、mは0、1または2を表す) 【化4】 (式中、nは0、1または2を表す)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5670692A JPH05222172A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 熱成形用シート製造用ポリエステル樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5670692A JPH05222172A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 熱成形用シート製造用ポリエステル樹脂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05222172A true JPH05222172A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13034924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5670692A Pending JPH05222172A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 熱成形用シート製造用ポリエステル樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05222172A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023058632A1 (ja) * | 2021-10-05 | 2023-04-13 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ポリエステル樹脂及びその製造方法、並びに、樹脂組成物、成形体、光学部材 |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP5670692A patent/JPH05222172A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023058632A1 (ja) * | 2021-10-05 | 2023-04-13 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ポリエステル樹脂及びその製造方法、並びに、樹脂組成物、成形体、光学部材 |
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