JP3217231B2 - ポリエステル共重合体およびそれからなる包装材料ならびに包装用容器 - Google Patents

ポリエステル共重合体およびそれからなる包装材料ならびに包装用容器

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JP3217231B2 JP05937095A JP5937095A JP3217231B2 JP 3217231 B2 JP3217231 B2 JP 3217231B2 JP 05937095 A JP05937095 A JP 05937095A JP 5937095 A JP5937095 A JP 5937095A JP 3217231 B2 JP3217231 B2 JP 3217231B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ポリエステル共重合体、その製造
方法、包装材料及び包装容器に関する。更に詳しくは、
耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を有するポリエステル共
重合体、その製造方法及びこのポリエステルを主成分と
する特にカップ、ボトルなどの包装容器等或いはシート
またはフィルムなどの包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】食品包装用材料は、その耐熱水性(耐白
化性)、透明性等の問題があり、今までガラスが中心で
あったが、最近では耐熱性等が改良されたプラスチック
の使用が進んでいる。その中でもポリエステル樹脂の一
種であるポリエチレンテレフタレート(以下、PETと
略記)は、優れた物理的、化学的特性を有しており、リ
サイクル制度も整っていることから、食品包装用資材と
して幅広く使用されている。また、ナフタレン骨格を有
するポリエチレン−2,6−ナフタレート(以下PEN
と略記)は、その分子鎖の剛直性、平面性から、PET
に比べて機械的強度(ヤング率、破断強度)、耐熱性
(長期熱安定性、寸法安定性)、化学的性質(耐薬品
性、ガスバリヤー性)等が優れており、近年脚光を浴び
ている。
【0003】これまでに、このPEN樹脂の特性を改質
するために様々な変性PEN樹脂が開発されている。例
えば、グリコール成分としてエチレングリコールの他に
1,4−シクロヘキサンジメタノールを第三成分として
共重合することにより光学特性、透明性等の諸物性の向
上を図ったポリエステル共重合体がある(特開平1−2
01324号公報、特開平1−201325号公報、特
開平3−122116号公報)。また、カルボン酸成分
の内テレフタル酸を第三成分として添加し、共重合する
ことにより合成されたポリエステル共重合体がある(特
公昭49−22957号公報)。
【0004】また、PET樹脂の内1,4−シクロヘキ
サンジメタノールを第三成分として共重合しそのシス/
トランス体比を変えることにより耐熱性を向上させたポ
リエチレンテレフタレートコポリマー熱成形用シート
(特開平5−140278号公報)、PEN樹脂、ポリ
エチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレート
コポリマーからなる多層系フィルムがある(特開昭64
−85732号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】食品用包装容器には一
般に食品の殺菌条件に耐えるだけの耐熱性、耐熱水性
(耐白化性)が求められる場合が多く、食品衛生法第七
条第一項に基づき定められた食品、添加物等の規格基準
(昭和34年12月28日厚生省告示第370号,最終
改正:昭和61年5月31日)の食品別成分規格、製造
基準及び保存基準の概要にある製造基準の殺菌方法でp
H4.0以上4.6未満で水分活性(Aw)が0.94
未満の食品は85℃で30分間の殺菌条件(コールドス
ポット)、pH4.0未満で水分活性(Aw)が0.9
4未満の食品は65℃で10分間の殺菌条件(コールド
スポット)またはこれと同等以上の効力を有する殺菌を
行うことが義務付けられている。さらに食品用包装容器
には内容物が確認できるように透明性が求められ、また
近年の環境問題などを背景にリサイクル可能であること
も要求される。
【0006】しかしながら、包装用資材として使われて
いるガラスは、耐熱性、耐熱水性(耐白化性)、透明性
は有るが、重く、輸送時の取扱い、割れた時の危険性等
の問題がある。
【0007】また、PET樹脂からなる包装材料は、一
般に高温高湿下では変形する。例えば、熱水殺菌処理を
施す食品用包装材として用いた場合には、65℃ですで
に該包装容器の変形を伴いこの様な用途には適さない。
また、ポリエチレンテレフタレートコポリマーよりなる
熱成形用シートは、87℃での耐熱性はない。更に、高
温高湿下で数十分保持されると白化を生じて透明性を損
なう欠点もあり、加熱殺菌を伴う用途では使用できない
等の問題があった。
【0008】一方PEN樹脂は、90℃〜100℃熱水
による加熱殺菌処理での耐熱性、耐熱水性(耐白化性)
こそあるものの、包装材料に必要な蓋材とのヒートシー
ル性に劣る。即ちポリエステル系接着層を最内層に有す
るアルミクロージャー(アルミ箔の蓋材)とのヒートシ
ール性が不十分であり、更に使用条件により接着力が経
時的に低下してしまう。またPEN樹脂は、PETとの
溶融混練で白化が生じるために、PET樹脂のリサイク
ル系に入れられず、多層系フィルムと同様にリサイクル
性の面からも問題があった。
【0009】これらの耐熱性、耐熱水性(耐白化性)、
及びヒートシール性、リサイクル性すべてをかね備えた
材料はいまだかつて無かった。
【0010】本発明は、これらの問題点を解決して、透
明であり、85℃,30分の加熱条件(コールドスポッ
ト)またはこれと同等以上の効力を有する殺菌条件下で
の耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を有し、かつポリエス
テル系接着層を最内層に有するアルミクロージャー(ア
ルミ箔の蓋材)とのヒートシール性を有し、さらに、シ
ート、包装材としてPETとのリサイクルが可能である
ポリエステル共重合体とその製造方法およびこれを用い
た包装材料ならびに包装容器を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】PET樹脂は、使用量が
多く環境への配慮を欠く事ができず、現在ではリサイク
ルシステムの対策が多く考えられているポリエステル樹
脂となっている。そこで、本発明は、PET樹脂と溶融
混合しても透明性、耐熱性、強度に影響を与えなければ
リサイクルが可能な樹脂となり得る事に着目し、PET
樹脂、PEN樹脂を改良したポリエステル共重合体を新
規に合成しこの樹脂が上記の課題を解決しうるものであ
ることを見出してなされたもので、この樹脂は透明性、
耐熱性、耐熱水性(耐白化性)、を保持しつつ、ヒート
シール性、リサイクル性(PETとのリサイクルが可
能)を有するものである。
【0012】かかる本発明のポリエステル共重合体は下
記の一般式〔I〕を有するものである。
【0013】
【化2】
【0014】nは100〜1000である。ただし
は2,6−ナフタレン基30〜98mol%、フェニ
レン基70〜2mol%であり、Rはエチレン基5〜9
0mol%、1,4−シクロヘキシレン基95〜10m
ol%であって、かつ1,4−シクロヘキシレン基のシ
ス/トランス体比が0:100〜40:60の範囲にあ
る。
【0015】本発明のポリエステル共重合体を構成する
各成分は、一般式〔I〕で示される共重合体のArのう
ち、2,6−ナフタレン基が30〜98mol%、好ま
しくは40〜90mol%、フェニレン基が70〜2m
ol%、好ましくは60〜10mol%である。Rはエ
チレン基が5〜90mol%、好ましくは10〜70m
ol%であり、1,4−シクロヘキシレン基が95〜1
0mol%、好ましくは90〜30mol%である。
1,4−シクロヘキシレン基のシス体/トランス体比は
0/100〜40/60、好ましくは0/100〜30
/70の範囲である。
【0016】一般式〔I〕中のArの内2,6−ナフタ
レン基の割合が98mol%を超え、フェニル基の割合
が2mol%未満であるとリサイクル性、ヒートシール
性が低下し、2,6−ナフタレン基の割合が30mol
%未満、フェニル基の割合が70mol%を超えると、
耐熱性、耐熱水性、耐白化性が低下する。
【0017】また、一般式〔I〕中のRの内1,4−シ
クロヘキシレン基の割合が95mol%を超え、エチレ
ン基が5mol%未満であると結晶性が進み熱水中での
耐白化性に劣る。1,4−シクロヘキシレン基の割合が
10mol%未満、エチレン基が90mol%を超える
と、リサイクル性、ヒートシール性が低下し、包装用容
器としては適さなくなる。同様に1,4−シクロヘキシ
レン基の内、シス/トランス体比においてシス体の割合
が40mol%を超えると、即ちトランス体の割合が6
0mol%未満であると耐熱性が低下し包装容器として
適さなくなる。
【0018】重合度nは100〜1000、好ましくは
100〜400が適当である。
【0019】本発明のポリエステル共重合体の原料のジ
カルボン酸成分としては、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸又はその低級アルキルエステルとテレフタル酸又は
その低級アルキルエステルが用いられる。低級アルキル
エステルは2,6−ナフタレンジカルボン及びテレフタ
ル酸のいずれの場合も炭素数が1〜8程度、好ましくは
1〜5程度のものである。また、これらの低級アルキル
エステルはいずれもジエステルのほかモノエステルであ
ってもよい。2,6−ナフタレンジカルボン酸低級アル
キルエステルの例としては、2,6−ジメチルナフタレ
ート、2,6−ジエチルナフタレート、2,6−ジプロ
ピルナフタレート、2,6−ジブチルナフタレート、
2,6−ジペンチルナフタレート、2,6−ジヘキシル
ナフタレート、2,6−ジヘプチルナフタレート、2,
6−ジオクチルナフタレート等を挙げることができる。
特に好ましいものは、2,6−ジメチルナフタレート、
2,6−ジエチルナフタレート、2,6−ジプロピルナ
フタレート、2,6−ジブチルナフタレート、2,6−
ジペンチルナフタレート、である。テレフタル酸低級ア
ルキルエステルの例としては、ジメチルテレフタレー
ト、ジエチルテレフタレート、ジプロピルテレフタレー
ト、ジブチルテレフタレート、ジペンチルテレフタレー
ト、ジヘキシルテレフタレート、ジヘプチルテレフタレ
ート、ジオクチルテレフタレート等を挙げることができ
る。特に好ましいものはジメチルテレフタレート、ジエ
チルテレフタレート、ジプロピルテレフタレート、ジブ
チルテレフタレート、ジペンチルテレフタレート、であ
る。
【0020】グリコール成分としては、エチレングリコ
ールと1,4−シクロヘキサンジメタノールが用いられ
る。
【0021】本発明のポリエステル共重合体の製造は、
まず、上記のジカルボン酸成分とグリコール成分をエス
テル交換反応させる第一工程と、この第一工程で得られ
た反応生成物の低重合体をさらに重縮合させる第二工程
に分けて行なうのがよい。
【0022】第一工程のエステル交換反応には、ジカル
ボン酸成分として2,6−ナフタレンジカルボン酸又は
その低級アルキルエステルとテレフタル酸又はその低級
アルキルエステルがあり、グリコール成分としてエチレ
ングリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールが
あるが、そのいずれを組み合わせてもよい。すなわち、
2,6−ナフタレンジカルボン酸又はその低級アルキル
エステルにエチレングリコール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール又は両者の混合物のいずれを組み合わせ
てもよく、テレフタル酸又はその低級アルキルエステル
にもエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール又は両者の混合物のいずれを組み合わせてもよ
い。さらに、2,6−ナフタレンジカルボン酸又はその
低級アルキルエステルのエステル交換反応とテレフタル
酸又はその低級アルキルエステルのエステル交換反応は
別々に行なってもよく、また一方を先行させその反応の
途中あるいは終了後に他方のものをそこに混合してもよ
い。
【0023】好ましい一つの方法は、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸低級アルキルエステルとエチレングリコ
ールを組み合わせ、テレフタル酸低級アルキルエステル
には1,4−シクロヘキサンジメタノールを組み合わせ
て両者を別々にエステル交換反応させ、それぞれのエス
テル交換低重合体を得てこれを第二工程に供する方法で
ある。
【0024】もう一つの好ましい方法は、まずテレフタ
ル酸低級アルキルエステルと1,4−シクロヘキサンジ
メタノールを組み合わせてエステル交換反応させ、次い
で、この反応物に2,6−ナフタレンジカルボン酸低級
アルキルエステルとエチレングリコールを加えてさらに
エステル交換反応を続け、こうして得られたエステル交
換低重合体を第二工程に供する方法である。
【0025】エステル化反応は2,6─ナフタレンジカ
ルボン酸、テレフタル酸とおよそ0.8倍モル以上好ま
しくは、1〜5倍モルのグリコール成分とを反応させる
事により達成される。
【0026】第一工程のエステル交換反応によるエステ
ル交換体合成方法は、公知の方法に従って行なうことが
できる。
【0027】エステル交換触媒は、ポリエチレンテレフ
タレート等のポリエステルの合成に使用出来るものであ
ればよく、例えばLi,Na,K,Mg,Ca,Sr,B
a,Zn,Cd,Al,Ge,Sn,Pb,Ti,C
r,Mn,Fe,Ni,Sb,Coからなる群から選ば
れた金属のカルボン酸アルコラート、酸化物または酢酸
塩等の塩を挙げる事が出来る。これらは単独であっても
よく、二種以上を存在させることも可能である。触媒の
使用量はジカルボン酸成分に対し10〜1000mmo
l%程度である。エステル交換反応の温度は、150〜
260℃の範囲であり、好ましくは220〜240℃の
範囲である。反応時間は所定の反応率以上、通常80%
以上に達する迄であり、反応の結果生成する低級アルコ
ールの留出がほとんどなくなるまで行えばよい。
【0028】第二工程は、第一工程により得られた低重
合体物を減圧下加熱し、重縮合反応を行うが、本発明に
おいては第二工程を開始する前後、具体的には、第一工
程が実質的に終了した後で、かつ固有粘度が0.2を超
えない時期に重縮合触媒、例えばSbの他にMn,G
e,Sn,Ti,Sbからなる群から選ばれた金属のカ
ルボン酸、アルコラートまたは酸化物等の一種または二
種以上を添加し重縮合反応を行う。触媒の使用量はジカ
ルボン酸成分に対し10〜1000mmol%程度でよ
い。この時必要に応じ、各種の添加剤、例えば、耐光
剤、耐候剤、静電防止剤、熱安定化剤、遮光剤、顔料等
を単独或は幾つかを組合せて添加する事が出来る。更に
これらの添加剤のうち幾つかは、第一工程および/また
は第二工程の中期或は後期さらにはフィルム成形直前に
配合することもできる。添加量は樹脂に対して1〜12
00mmol%、好ましくは5〜1000mmol%で
ある。
【0029】重縮合触媒を添加した後、脱グリコール反
応により高重合度の共重合体を得る第二工程に入る。
【0030】第二工程の重合反応は、反応の進行と共に
系を加熱し反応温度を徐々に上げていく。つまり反応開
始時200〜250℃で最終的には、270〜310℃
程度迄加熱する。また、反応系内も徐々に減圧状態にし
ていき、反応開始時は常圧で最終的には10mmHg以
下、好ましくは1mmHg以下とするのがよい。更にこ
の溶解法による重合反応の時間は、得られる生成物の極
限粘度により決められるが、あまり長くては経済的に不
利になるとともに、熱分解反応も同時に進行するので、
0.5〜5時間、好ましくは1〜4時間で行う。
【0031】2,6−ナフタレンジカルボン酸低級アル
キルエステルとエチレングリコールを組み合わせ、テレ
フタル酸低級アルキルエステルと1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールを組み合わせて、それぞれをエステル交
換反応させ、得られた両反応生成物を混合して重縮合反
応させる方法においては、第一工程では、例えば2,6
−ジメチルナフタレート(A)とエチレングリコール(C)
及び酢酸マンガン(例えば0.02mol%)を反応容
器に入れ、180〜240℃まで昇温して、留出液が出
なくなるまでエステル交換反応を行い低重合体(E)を得
る。同様にしてジメチルテレフタレート(B)と1,4−
シクロヘキサンジメタノール(D)及びチタニウムテトラ
ブトキシモノマー(例えば0.02mol%)を反応容器
に入れ、180〜240℃まで昇温して、留出液が出な
くなるまでエステル交換反応を行い低重合体(F)を得
る。更に必要に応じて(A)と(D)及びチタニウムテトラ
ブトキシモノマー(例えば0.02mol%)を反応容
器に入れ、180〜270℃まで昇温して、留出液が出
なくなるまでエステル交換反応を行い低重合体(G)を得
る。
【0032】エステル交換触媒は、ポリエチレンテレフ
タレート等のポリエステルの合成に使用出来るものであ
ればよく、前述の公知の製造法に従う。但し低重合体
(F)と(G)を合成するときはこの限りではなく、Tiの
カルボン酸、アルコラートまたは酸化物または酢酸塩等
の塩を用いる。
【0033】次に重縮合を行う第二工程に移る。第一工
程により得られた低重合体(E)と(F)を溶融混合す
る。成分を更に調節するために場合によっては低重合体
(G)を加えてもよい。溶融混合物にリン酸トリメチル
(例えば0.04mol%)、三酸化アンチモン(例え
ば0.02mol%)の順で加える。第二工程について
以後は前述した公知の方法に従う。
【0034】また、テレフタル酸低級アルキルエステル
(B)と1,4−シクロヘキサンジメタノール(D)とをエ
ステル交換反応させ、得られた反応生成物に2,6−ナ
フタレンジカルボン酸の低級アルキルエステルとエチレ
ングリコールを混合して再度エステル交換反応を行い、
こうして得られた反応生成物を重縮合反応させる方法に
おいては、第一工程では、例えばジメチルテレフタレー
ト(B)と1,4−シクロヘキサンジメタノール(D)及び
チタニウムテトラブトキシモノマー(例えば、0.02
mol%)を反応容器に入れ、180〜240℃まで昇
温して、留出液が出なくなるまでエステル交換反応を行
い低重合体(F)を得る。得られた低重合体(F)の中へ
2,6−ジメチルナフタレート(A)とエチレングリコー
ル(C)及び酢酸マンガン(例えば0.02mol%)を
反応容器に入れ、180〜240℃まで昇温して、留出
液が出なくなるまでエステル交換反応を行い低重合体
(H)を得る。この低重合物(H)にリン酸トリメチル(例
えば0.04mol%)、三酸化アンチモン(例えば
0.02mol%)の順で加え重縮合を行い、以後は前
述した公知の方法に従ってポリエステル共重合体を得
る。
【0035】従来の公知の製法では、エステル交換体を
合成する際、それぞれの成分間での反応性が違うことか
ら、得られた低重合体物も組成が偏りその共重合性をコ
ントロールすることが難しい。得られたポリエステル
は、反応性がもっとも高いテレフタル酸低級アルキルエ
ステル(B)とエチレングリコール(C)同士の組み合わせ
のユニットを最も多く含む。この組み合わせはPET樹
脂を構成するユニットと同じであり、他に生成するユニ
ットと比べて十分な耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を持た
ない。上記の方法では、この問題点を解決するために原
料となるモノマーをあらかじめ反応の遅いモノマー間或
いは耐熱性の高い構造を持つモノマー間でエステル交換
体を合成しておき、テレフタル酸低級アルキルエステル
(B)とエチレングリコール(C)からなるユニットの
生成を避けた。得られて低重合体をあわせて重縮合を行
うことにより耐熱性、耐熱水性等がさらに改善されるこ
とが認められた。
【0036】溶融法による重合が終了すると、通常ポリ
マーは不活性ガス特に窒素ガスで、加圧され吐出させら
れ、冷却、切断されたあと、所望の形状に揃えられる。
【0037】食品用包装容器に適したポリエステル共重
合体の極限粘度は0.5〜0.9程度であるが、好まし
くは0.55〜0.7である。0.5以下では、成形品
が脆くなってしまい、また0.9以上では粘度が高く成
形がしづらくなる。
【0038】続いて該ポリエステル共重合体は乾燥工程
に供される。これは水分の存在下で溶融押出すると加水
分解を受けて分子量が極端に下がるためである。この乾
燥工程では少なくとも乾燥後の該ポリエステル共重合体
の水分量が100ppm以下、好ましくは、50ppm
以下とすることが必要である。乾燥工程は、空気、不活
性ガス流通下または減圧下の何れかの方法でもよく、ま
た乾燥温度、乾燥時間等の乾燥条件、乾燥手法、乾燥設
備等は、熱可塑性ポリマー特にポリエステルで使われて
いるものが利用できる。例えば、120℃以上では熱融
着が激しいので、120℃より低い温度で乾燥したり
し、適宜選択すればよい。また乾燥設備としては、真空
乾燥機、回転乾燥機、流動乾燥機、溝型乾燥機、静置乾
燥機、マイクロ波乾燥機を単体もしくは組合せて使用し
てもよい。
【0039】乾燥した該ポリエステル共重合体は押出機
中に投入され、250〜290℃の押出温度でTダイよ
り押出した後、30〜80℃の冷却ドラムにて冷却固化
されて未延伸シートが形成される。同方向二軸押出機
(1ベント以上)であれば、未乾燥樹脂でダイレクトに
押出しができる。冷却法としては二段階で冷却したり、
水中もしくは冷媒中等で冷却してもよい(特公昭47−
39929公報、特公昭47−10394号公報)。こ
のほか、溶液流延法(キャスティング法)やカレンダー法
で未延伸シートを製造してもよい。シートの厚さに関し
ては、特に限定されず、通常の成形技術に使用できる範
囲の厚さを有していればよい。真空成形、圧空成形など
所定の形状物に成形し製品を製造する場合はこの範疇に
限定されず、シートの厚さは200〜2000μmの範
囲に有る事が特に望ましい。
【0040】上記より製造されたシートは、遠赤外線ヒ
ータ又は近赤外線ヒータにより加熱後、または加熱と同
時に熱板成形・真空成形(ストレート成形法または、ド
レイプ成形法)、圧空成形・真空圧空成形することによ
って、金型にて所定の形状容器例えば、カップ型容器に
成形される。この時シートの加熱温度は樹脂の組成によ
って異なる場合が有るが、シートの表面温度を110〜
150℃の温度範囲にしておく事が望ましい。
【0041】また、この包装容器は、本発明のポリエス
テル共重合組成物ペレットを原料とし各種一般の成形法
によっても製造される。具体的には、インジェクション
成形、インジェクションブロー成形、またはインジェク
ション二軸延伸ブロー成形のいずれかの方法により成形
等が挙げられる。また、射出成形により予備成形体であ
るプリフォームを製造した後、加熱(延伸)ブロー成形
して容器を得る方法、押出し成形によりパイプ状の中間
素材を形成した後、先端部を溶着して容器底部とし、次
いで上部を押圧変形させ口部とし、これを延伸ブローす
る方法などでも製造することが出来る。
【0042】上記シートより成形された容器は内容物を
充填後、蓋材が設けられる。蓋材は最内層にポリエステ
ル系接着層を有するアルミクロージャー(アルミ箔)や
フィルムクロージャーを圧着またはヒートシールにより
設けるか、あるいは金属を主体とするEOE(Easy
Open End)を二重巻締めにより設ける。ポリエ
ステル系接着層を最内層に有する蓋材を用い、ヒートシ
ールにより蓋を設ける場合にはシール剤としては、一般
的なポリエステル用のものが利用出来る。例えば、PE
Tの共重合体、PBTの共重合体、PCTの共重合体、
PENの共重合体のポリエステル系接着材が挙げられ
る。ヒートシールは、ヒートシール剤等によっても異な
るが一般的に、140〜240℃の温度範囲で行われ
る。蓋材としてはアルミ箔、フィルムクロージャー等が
使用される。
【0043】本発明の包装容器等の包装材料は食品用と
して好適である。特にpH4.0以上4.6未満水分活
性(Aw)が0.94未満の食品は85℃で30分間の
殺菌条件(コールドスポット)またはこれと同等以上の
効力を有する方法で処理されるため、この殺菌処理に耐
えうる耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を有し、さらに透
明性と十分なる機械的強度を有する包装材料である。
【0044】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明を限定するものではない。以下
の実施例における各物性の測定法は次の通りである。
【0045】〔測定法〕 極限粘度:極限粘度の測定方法は、被測定樹脂をフェノ
ールと1,1,2,2−テトラクロロエタン(重量比6
0/40)の混合溶媒に100℃、1時間で濃度が0.
2〜1.0g/dlになるように溶解させ、ウベローデ
型毛細管粘度計を用いて35℃で測定し、溶液粘度を0
g/dlの値に外挿して値を得た。
【0046】赤外線吸収スペクトル:日本分光製FT/
IR−5000により測定した。
【0047】熱分析:示差走査熱量分析計(DSC)で
サンプルを昇温(10℃/min)していった時の転移
点よりガラス転移温度を求めた。
【0048】組成比:塩基性溶液中でポリマーサンプル
を加水分解した。それをガスクロマトグラフィーにより
2,6−ナフタレンジカルボン酸/テレフタル酸、1,
4−シクロヘキサンジメタノール/エチレングリコール
各成分の定量を行い、組成比を決定した。
【0049】〔加熱処理による耐熱性、耐熱水性(耐白
化性)試験〕pH4.0未満で水分活性(Aw)0.9
4未満の食品のF値(加熱殺菌致死時)はF(5℃/6
5℃)、pH4.0以上4.6未満で水分活性(Aw)
0.94未満の食品のF値(加熱殺菌致死時)はF(8
℃/85℃)であり、食品自身の殺菌温度と時間の関係
は下記の表1に示した。表1より容器の耐熱性は実験的
に求められ100cc容器では87℃で20分間の耐熱
性を必要とし、さらに89℃で12分間の耐熱性を必要
とする。
【0050】
【表1】
【0051】F(Z/基準温度)値(加熱致死時間):
基準温度で加熱したとき菌数がN0〜からNまで減少さ
せるに必要な加熱時間(分)
【0052】Z値:D値の10倍又は1/10倍に対応
する温度変化{殺菌対象とする細菌の実測値から適用}
(一般に10℃,18°F)
【0053】D値:一定温度で微生物を加熱したときそ
の生残数が1/10に減少させるため必要な時間(分)
【0054】基準温度: 高酸性食品……65.0℃(149°F) 酸性食品………85.0℃(185°F) 低酸性食品……121.1℃(250°F)
【0055】F0値:基準温度121.1℃ Z=10℃のF値
【0056】下記の実施例及び比較例において、成形に
より製造されたカップ状成形品の耐熱性、耐熱水性(耐
白化性)は、pH4.0以上4.6未満水分活性(A
w)0.94未満の食品の加熱殺菌条件である85℃で
30分間加熱(コールドスポット)、pH4.0未満水
分活性(Aw)0.94未満の食品加熱殺菌条件である
65℃で10分間加熱(コールドスポット)の1つとし
て100cc容量の容器を87℃20分間または89℃
12分間湯浴恒温槽につけて容器容量変化、結晶化によ
る白化を調べ評価した。評価方法は次に示した。
【0057】〔評価方法〕 i)耐熱性 ○:容量変化が2%未満 △:容量変化が2%以上3%未満 ×:容量変化が2%以上 ii)耐熱水性(耐白化性)(目視による) ○:白化せず △:若干白化あり ×:完全に白化
【0058】〔ヒートシール試験〕実施例及び比較例に
おいて、成形により製造されたカップ状成形品とポリエ
ステル系接着層を最内層に有するアルミクロージャーと
を190℃、1秒、荷重20kg/cm2でヒートシー
ルを行った。そしてそのヒートシール強度が180度剥
離で1200〜2200g/15mmを良(○)それ以
外を不可(×)として評価した。
【0059】〔リサイクル試験〕下記の実施例及び比較
例においてPET樹脂と該ポリエステル共重合体ペレッ
トを1/1で混合し、20φ一軸押出機でスクリュ回転
数20rpm、供給部温度260℃、圧縮部温度270
℃、ストランドダイス部温度280℃で溶融混練しスト
ランドとして押出し、目視により白化しない場合を良
(○)とし、白化が生じた場合を不可(×)とした。
【0060】〔実施例1〕2,6−ジメチルナフタレー
ト(A)30mol%とジメチルテレフタレート(B)7
0mol%からなるジカルボン酸原料とエチレングリコ
ール(C)90mol%とシス体とトランス体の比が0/
100の1,4−シクロヘキサンジメタノール(D)10
mol%からなるグリコール原料、及びチタニウムテト
ラブトキシモノマー0.02mol%,酢酸マンガン
0.02mol%を反応容器に入れ、180〜240℃
まで昇温して、留出液が出なくなるまでエステル交換反
応を行い低重合体を得た。次に、リン酸トリメチル0.
04mol%、三酸化アンチモン0.02mol%の順
で加えて240℃から290℃まで昇温するとともに、
1torrまで減圧し高真空とした。この温度および圧
力に保持して重縮合反応を行い、極限粘度(I.V.)が
0.60、ガラス転移温度(Tg)107℃のポリマー
を調製した。得られたポリマーのジカルボン酸成分比A
/B、グリコール成分比C/Dは重トリフルオロ酢酸を
測定溶媒とした1H−NMRから、モノマー単位までア
ルカリ加水分解後、常圧下ガスクロマトグラフィーによ
る測定からそれぞれ50/50、30/70であること
が確認された。評価結果を表2に示した。
【0061】製造された未乾燥ポリエステル共重合体フ
レークは同方向二軸押出機(2ベント、L/D=37、
φ65スクリュ、1200mmTダイ、リップ2.0m
m)で290℃、200kg/hrの押出しを行い、冷
却装置としてはタッチロール80℃、キャストロール8
0℃、線圧30kg/cmで0.6mmシートに100
0mm幅で製造した。巻取の前にリバースコーターにて
シリコンを両面または片面コートし、数秒の乾燥炉を通
してリワインダーにて巻き取った。
【0062】上記で製造したシートを560mm幅にス
リットし同時打ち抜き圧空成形機のアンワインダーに取
り付け、6ヶ取り1列の金型で直径φ80mm、深さ2
7mmのカップ形状の成形品を製造した。この時の成形
条件はプラグアシスト温度130℃、圧空6kg/cm
2、キャビティー温度20℃、シート表面温度135
℃、1サイクル2〜5secであった。この成形品に8
7℃にて内容物をホット充填し、厚さ50μmのOPニ
ス(オーバープリントワニス)/Al層と接着層として
ポリエステル系接着剤7g/m2あるいは、メリネック
ス850低温タイプのシールからなるPET樹脂用アル
ミクロージャーで190℃、1秒間のヒートシールを圧
力20kg/cm2で行った。ヒートシール強度は18
0度方向への蓋材の剥離で2000g/15mmであっ
た。カップ状の成形品と蓋材とのヒートシール後の空間
率は0%である。この成形品を加熱殺菌処理工程へ移
し、87℃温水シャワー又はデッピング方式で20分間
保持した後、冷水で40℃まで冷却、そして水滴をエア
ーで飛ばし、製品化した。加熱殺菌処理後の蓋材とのヒ
ートシール強度は180度方向への蓋材の剥離で150
0g/15mmであり、イージーピールをするに適した
強度であった。加熱殺菌処理による容器の白化はなく十
分な耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を有することがわか
った。
【0063】このカップ状成形品の耐熱性、耐熱水性
(耐白化性)、ヒートシール性、リサイクル性を評価
し、これらの評価結果を下記表2に示した。また製造し
たポリエステル樹脂の赤外線吸収スペクトルの測定結果
を図1、表4に、熱分析の結果を図2に示した。
【0064】〔実施例2〜9〕2,6−ジメチルナフタ
レート(A)とジメチルテレフタレート(B)のモル比A/
B=30/70からなるジカルボン酸原料とエチレング
リコール(C)と1,4−シクロヘキサンジメタノール
(D)のモル比C/D=10/90,55/45,94/
6からなるグリコール原料そして1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールのシス体とトランス体の比を0/10
0,20/80,40/60と表2に示すようにそれぞ
れ変えた。それ以外は、実施例1と同様の操作を行ない
目的のポリエステル共重合体およびそのカップ状成形品
を得た。これらの評価結果を表2に示した。
【0065】〔実施例10〜18〕2,6−ジメチルナ
フタレート(A)とジメチルテレフタレート(B)のモル比
A/B=65/45からなるジカルボン酸原料とエチレ
ングリコール(C)と1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル(D)のモル比C/D=10/90,55/45,94
/6からなるグリコール原料そして1,4−シクロヘキ
サンジメタノールのシス体とトランス体の比が0/10
0,20/80,40/60と表2に示すようにそれぞ
れ変えた。それ以外は、実施例1と同様の操作を行ない
目的のポリエステル共重合体およびそのカップ状成形品
を得た。これらの評価結果を表2に示した。
【0066】〔実施例19〜27〕2,6−ジメチルナ
フタレート(A)とジメチルテレフタレート(B)のモル比
A/B=98/2からなるジカルボン酸原料とエチレン
グリコール(C)と1,4−シクロヘキサンジメタノール
(D)のモル比C/D=10/90,55/45,94/
6からなるグリコール原料そして1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールのシス体とトランス体の比が0/10
0,20/80,40/60と表2に示すようにそれぞ
れ変えた。それ以外は、実施例1と同様の操作を行ない
目的のポリエステル共重合体およびそのカップ状成形品
を得た。これらの評価結果を表2に示した。
【0067】〔実施例28〜33〕2,6−ジメチルナ
フタレート(A)とジメチルテレフタレート(B)のモル比
A/B=45/55からなるジカルボン酸原料とエチレ
ングリコール(C)と1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル(D)のモル比C/D=30/70,75/25からな
るグリコール原料そして1,4−シクロヘキサンジメタ
ノールのシス体とトランス体の比が0/100,20/
80,40/60と表2に示すようにそれぞれ変えた。
それ以外は、実施例1と同様の操作を行ない目的のポリ
エステル共重合体およびそのカップ状成形品を得た。こ
れらの評価結果を表2に示した。
【0068】〔実施例34〜39〕2,6−ジメチルナ
フタレート(A)とジメチルテレフタレート(B)のモル比
A/B=80/20からなるジカルボン酸原料とエチレ
ングリコール(C)と1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル(D)のモル比C/D=30/70,75/25からな
るグリコール原料そして1,4−シクロヘキサンジメタ
ノールのシス体とトランス体の比が0/100,20/
80,40/60と表2に示すようにそれぞれ変えた。
それ以外は、実施例1と同様の操作を行ない目的のポリ
エステル共重合体およびそのカップ状成形品を得た。こ
れらの評価結果を表2に示した。
【0069】〔実施例40〕2,6−ジメチルナフタレ
ート(A)1952gとジメチルテレフタレート(B)15
53.5gからなるジカルボン酸原料とエチレングリコ
ール(C)993gとトランス体とシス体の比が80/2
0の1,4−シクロヘキサンジメタノール(D)2304
gからなるグリコール原料を用いる。(A)と(C)及び酢
酸マンガン0.02mol%を反応容器に入れ、180
〜240℃まで昇温して、留出液が出なくなるまでエス
テル交換反応を行い低重合体(E)を得た。同様にして
(B)と(D)及びチタニウムテトラブトキシモノマー0.
02mol%、を反応容器に入れ、180〜240℃ま
で昇温して、留出液が出なくなるまでエステル交換反応
を行い低重合体(F)を得た。次に、低重合体(E)と(F)
をモル比(E)/(F)=30/70で混合してリン酸トリ
メチル0.04mol%、三酸化アンチモン0.02m
ol%の順で加えて240℃から300℃まで昇温する
とともに、1mmHgまで減圧し高真空とした。この温
度および圧力に保持して重縮合反応を行い、極限粘度
(I.V.)が0.60、ガラス転移温度(Tg)112
℃のポリマーを調製した。得られたポリマーのジカルボ
ン酸成分比A/B、グリコール成分比C/Dは重トリフ
ルオロ酢酸を測定溶媒とした1H−NMRから、モノマ
ー単位までアルカリ加水分解後、常圧下ガスクロマトグ
ラフィーによる測定からそれぞれ30/70、6/94
であることが確認された。得られたポリマーの軟化点は
90℃であった。以下実施例1と同様にしてカップ状成
形品を得た。その耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を評価
した結果は良好(○)であり白化も起こらなかった。こ
れ及びその他の評価結果を表2に示した。
【0070】〔実施例41,42〕実施例40で得られ
た低重合体(E)、(F)をモル比E/F=50/50、6
5/35で混合した。以下実施例40と同様にしてポリ
エステル共重合体及びそのカップ状成形品を得た。その
評価結果を表2に示した。
【0071】〔実施例43〕2,6−ジメチルナフタレ
ート(A)732gとジメチルテレフタレート(B)135
9.4gからなるジカルボン酸原料とエチレングリコー
ル(C)372gとトランス体とシス体の比が80/20
の1,4−シクロヘキサンジメタノール(D)2016g
からなるグリコール原料を用いる。(B)と(D)及びチタ
ニウムテトラブトキシモノマー0.02mol%、を反
応容器に入れ、180〜240℃まで昇温して、留出液
が出なくなるまでエステル交換反応を行い低重合体(F)
を得た。その中へ(A)と(C)及び酢酸マンガン0.02
mol%を反応容器に入れ、180〜240℃まで昇温
して、留出液が出なくなるまでエステル交換反応を行い
低重合体(H)を得た。その中へ原料次に、リン酸トリメ
チル0.04mol%、三酸化アンチモン0.02mo
l%の順で加えて240℃から300℃まで昇温すると
ともに、1mmHgまで減圧し高真空とした。この温度
および圧力に保持して重縮合反応を行い、極限粘度
(I.V.)が0.60、ガラス転移温度(Tg)110℃
のポリマーを調製した。得られたポリマーのジカルボン
酸成分比A/B、グリコール成分比C/Dは重トリフル
オロ酢酸を測定溶媒とした1H−NMRから、モノマー
単位までアルカリ加水分解後、常圧下ガスクロマトグラ
フィーによる測定からそれぞれ30/70、6/94で
あることが確認された。得られたポリマーの軟化点は8
9℃であった。以下実施例1と同様にしてカップ状成形
品を得た。そのポリマーの耐熱性、耐熱水性(耐白化性)
を評価した結果は良好(○)であり白化も起こらなかっ
た。これ及びその他の評価結果を表2に示した。
【0072】〔実施例44〕2,6−ジメチルナフタレ
ート(A)1220gとジメチルテレフタレート(B)97
1gからなるジカルボン酸原料とエチレングリコール
(C)621gとトランス体とシス体の比が80/20の
1,4−シクロヘキサンジメタノール(D)1440gか
らなるグリコール原料を用いる。以下実施例43と同様
にしてポリエステル共重合体及びそのカップ状成形品を
得た。そのポリマーの耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を
評価した結果は良好(○)であり白化も起こらなかっ
た。これ及びその他の評価結果を表2に示した。
【0073】〔実施例45〕2,6−ジメチルナフタレ
ート(A)1586gとジメチルテレフタレート(B)68
0gからなるジカルボン酸原料とエチレングリコール
(C)807gとトランス体とシス体の比が80/20の
1,4−シクロヘキサンジメタノール(D)1008gか
らなるグリコール原料を用いる。以下実施例43と同様
にしてポリエステル共重合体及びそのカップ状成形品を
得た。その耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を評価した結果
は良好(○)であり白化も起こらなかった。これ及びそ
の他の評価結果を表2に示した。
【0074】〔実施例46〕2,6−ジメチルナフタレ
ート(A)1952gとジメチルテレフタレート(B)15
53.5gからなるジカルボン酸原料とエチレングリコ
ール(C)993gとトランス体とシス体の比が80/2
0の1,4−シクロヘキサンジメタノール(D)2304
gからなるグリコール原料を用いる。(A)と(C)及び酢
酸マンガン0.02mol%を反応容器に入れ、180
〜240℃まで昇温して、留出液が出なくなるまでエス
テル交換反応を行い低重合体(E)を得た。同様にして
(B)と(D)及びチタニウムテトラブトキシモノマー0.
02mol%、を反応容器に入れ、180〜240℃ま
で昇温して、留出液が出なくなるまでエステル交換反応
を行い低重合体(F)を得た。同様にして(A)と(D)及び
チタニウムテトラブトキシモノマー0.02mol%を
反応容器に入れ、180〜270℃まで昇温して、留出
液が出なくなるまでエステル交換反応を行い低重合体
(G)を得た。次に、低重合体(E)、(F)、(G)をモル比
(E)/(F)/(G)=40/50/10の割合で混合し
てリン酸トリメチル0.04mol%、三酸化アンチモ
ン0.02mol%の順で加えて270〜310℃まで
昇温した。以下実施例40と同様にしてポリエステル共
重合体及びそのカップ状成形品を得た。その評価結果を
表2に示した。
【0075】〔参考例1〜12〕2,6−ジメチルナフ
タレート(A)とジメチルテレフタレート(B)からなるジ
カルボン酸原料とエチレングリコール(C)と1,4−シ
クロヘキサンジメタノール(D)からなるグリコール原料
そして1,4−シクロヘキサンジメタノールのシス体と
トランス体の比を表2に示すようにそれぞれ変え、それ
以外は、実施例1と同様の操作を行ない該ポリエステル
共重合体およびそのカップ状成形品を得た。これらの評
価結果を表2に示した。その結果、各成分の内、一成分
でも範囲から外れると4つの特性を満足することはでき
なかった。
【0076】〔比較例1〕ポリエチレンテレフタレート
(PET)シートおよびそのカップ状成形品を実施例1
に記載した評価方法と同様にして評価しその結果を表3
に示した。その結果、耐熱性、耐熱水性(耐白化性)と
もに劣っていた。
【0077】〔比較例2〕ポリエチレンナフタレート
(PEN)シートおよびそのカップ状成形品を実施例1
に記載した評価方法と同様にして評価しその結果を表3
に示した。耐熱性、耐熱水性(耐白化性)はよい結果を
与えたが、ヒートシール性、リサイクル性に劣ってい
た。
【0078】〔比較例3〕ポリエチレンテレフタレート
とポリアリレートを用いた厚み0.6mmの2種3層構
造シートおよびそのカップ状成形品を実施例1に記載し
た評価方法と同様にして評価しその結果を表3に示し
た。その結果、ヒートシール性は良好であったが、変
形、白化が起こった。
【0079】〔実施例47〕 ダイレクトブロー成形 実施例1と同様の操作を行ないI.V.=0.60のポリ
エステル共重合体を得た後、それをさらに固相重合によ
り高分子量化させI.V.=1.02のポリエステル共重
合体を得た。
【0080】製造された未乾燥ポリエステル共重合体を
樹脂の水分量を50ppm以下にするため減圧乾燥機で
80℃,10hr乾燥させ、その後バレル前部温度27
0〜280℃、バレル中部温度270〜280℃、バレ
ル後部温度270〜280℃、ノズル部温度280〜3
00℃、金型チラー温度10〜30℃、ブロー圧力6〜
10kg/cm2、サイクルタイム7secの条件でダ
イレクトブロー成形を行ない、容量300mlの透明な
小型ボトルを成形した。
【0081】この成形品に87℃にて内容物をホット充
填し、金属製のねじ込み式キャップで栓をした。
【0082】この成形品を加熱殺菌処理工程へ移し、8
7℃温水シャワー又はデッピング方式で20分間保持し
た後、冷水で40℃まで冷却、そして水滴をエアーで飛
ばし、製品化した。その結果加熱殺菌処理による容器の
白化はなく、十分な耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を有
することがわかった。
【0083】このボトル状成形品の耐熱性、耐熱水性
(耐白化性)、リサイクル性を評価し、これらの評価結
果を表5に示した。
【0084】〔実施例48〕 インジェクション成形 実施例1と同様の操作を行ないI.V.=0.60のポリ
エステル共重合体を得た。
【0085】製造された未乾燥ポリエステル共重合体を
樹脂の水分量を50ppm以下にするため80℃,10
hr乾燥させ、その後バレル前部温度270〜280
℃、バレル中部温度270〜280℃、バレル後部温度
270〜280℃、ホットランナーのノズル部温度28
0〜300℃、充填圧力100kg/cm2、回転数5
0rpm、充填時間3sec、保持圧力35kg/cm
2、金型のチラー温度10〜30℃、サイクルタイム1
5〜20secの条件で射出成形(インジェクション成
形)を行ない、コップ状の成形品(15g)を成形し
た。
【0086】この成形品に87℃にて内容物をホット充
填し、厚さ50μmのOPニス/Al層と接着層として
ポリエステル系接着剤7g/m2からなるPET樹脂用
アルミクロージャーで190℃、圧力20kg/c
2、1秒間のヒートシールを行った。ヒートシール強度
は180度方向への蓋材のはく離で1800g/15m
mであった。カップ状の成形品と蓋材とのヒートシール
後の空間率は0%である。
【0087】この成形品を加熱殺菌処理工程へ移し、8
7℃温水シャワー又はデッピング方式で20分間保持し
た後、冷水で40℃まで冷却、そして水滴をエアーで飛
ばし、製品とした。加熱殺菌処理後の蓋材とのヒートシ
ール強度は180度方向への蓋材のはく離で1485g
/15mmであり、イージーピールをするのに適した強
度であった。加熱殺菌処理による容器の白化はなく十分
な耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を有することがわかっ
た。
【0088】このカップ状成形品の耐熱性、耐熱水性
(耐白化性)、ヒートシール性、リサイクル性を評価
し、これらの評価結果を表5に示した。
【0089】〔実施例49〕 インジェクション二軸延伸ブロー成形(ホットパリソン
法) 実施例1と同様の操作を行ないI.V.=0.60のポリ
エステル共重合体を得た。
【0090】製造された未乾燥ポリエステル共重合体を
樹脂の水分量を50ppm以下にするため減圧乾燥機で
80℃,10hr乾燥させ、その後バレル前部温度27
0〜280℃、バレル中部温度270〜280℃、バレ
ル後部温度270〜280℃、ホットランナーのノズル
部温度280〜300℃で射出成形によりパリソンを成
形し、それをそのまま70〜90℃まで冷却し温調工程
へ移動、温調工程では130〜150℃まで加熱しブロ
ー工程へ移動、ブロー圧力25kg/cm2、金型のチ
ラー温度10〜30℃、サイクルタイム15secで二
軸延伸ブロー成形を行ない、容量500mlの透明なボ
トルを成形することができた。
【0091】この成形品に87℃にて内容物をホット充
填し、金属製のねじ込み式キャップで栓をした。
【0092】この成形品を加熱殺菌処理工程へ移し、8
7℃温水シャワー又はデッピング方式で20分間保持し
た後、冷水で40℃まで冷却、そして水滴をエアーで飛
ばし、製品化した。その結果加熱殺菌処理による容器の
白化はなく、十分な耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を有
することがわかった。
【0093】このボトル状成形品の耐熱性、耐熱水性
(耐白化性)、リサイクル性を評価し、これらの評価結
果を表5に示した。
【0094】〔実施例50〕 インジェクション二軸延伸ブロー成形(コールドパリソ
ン法) 実施例1と同様の操作を行ないI.V.=0.60のポリ
エステル共重合体を得た。
【0095】製造された未乾燥ポリエステル共重合体を
樹脂の水分量を50ppm以下にするため減圧乾燥機で
80℃,10hr乾燥させ、その後バレル前部温度27
0〜280℃、バレル中部温度270〜280℃、バレ
ル後部温度270〜280℃、ホットランナーのノズル
部温度280〜300℃、充填圧力100kg/c
2、回転数50rpm、充填時間4sec、保持圧力
35kg/cm2、金型のチラー温度10〜30℃、サ
イクルタイム23〜28secで射出成形によりプリフ
ォーム(16ヶ取り)を成形した。
【0096】得られたプリフォームは別工程の二軸延伸
ブロー成形機にて近赤外ヒーターで130〜150℃ま
で加熱し、延伸ロッドと40kg/cm2以上の圧縮空
気を使ってブロー金型内で二軸延伸ブロー成形を行なっ
た。
【0097】その際ブロー金型のチラー温度は10〜3
0℃であり、その結果容量500mlの透明な延伸ボト
ルを成形することができた。
【0098】この成形品に87℃にて内容物をホット充
填し、金属製のねじ込み式キャップで栓をした。
【0099】この成形品を加熱殺菌処理工程へ移し、8
7℃温水シャワー又はデッピング方式で20分間保持し
た後、冷水で40℃まで冷却、そして水滴をエアーで飛
ばし、製品化した。その結果加熱殺菌処理による容器の
白化はなく、十分な耐熱性、耐熱水性(耐白化性)を有
することがわかった。
【0100】このボトル状成形品の耐熱性、耐熱水性
(耐白化性)、リサイクル性を評価し、これらの評価結
果を表5に示した。
【0101】
【表2】
【0102】従来品の比較
【表3】
【0103】
【表4】
【0104】
【表5】
【0105】
【発明の効果】上記該共重合のシートの熱成形によって
得られた容器は、加熱殺菌を要する食品用用途の包装容
器として、87℃20分もしくは85℃30分またはこ
れと同等以上の効力を有する方法での処理を施しても変
形、白化、容積の縮小等を起こさず使用できる。また、
アルミ箔、フィルムクロージャとのヒートシール、PE
Tとのリサイクルが可能で酸素のガスバリヤー、耐衝撃
性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1により得られたポリエステル共重合
組成物の赤外線吸収スペクトルを示す図である。
【図2】 実施例1により得られたポリエステル共重合
物のDSC曲線を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 佳代 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 北川 淳一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 井上 洋一郎 東京都文京区小石川四丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (72)発明者 加井 栄一 東京都文京区小石川四丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (72)発明者 関根 伸市 東京都文京区小石川四丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (72)発明者 府川 雄三 東京都文京区小石川四丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (72)発明者 白根 隆志 東京都文京区小石川四丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (72)発明者 浜氏 和広 東京都文京区小石川四丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−16793(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式[I]で示されるポリエステル共
    重合体 【化1】 nは100〜1000である。ただし、Arは2,6−
    ナフタレン基30〜98mol%、フェニレン基70〜
    2mol%であり、Rはエチレン基5〜90mol%、
    1,4−シクロヘキシレン基95〜10mol%であっ
    て、かつ1,4−シクロヘキシレン基のシス/トランス
    体比が0:100〜40:60の範囲にある。
  2. 【請求項2】 Rはエチレン基10〜70mol%、
    1,4−シクロヘキシレン基90〜30mol%である
    請求項1記載のポリエステル共重合体。
  3. 【請求項3】 2,6−ナフタレンジカルボン酸の炭素
    数1〜8のアルキルのエステルとエチレングリコールを
    組み合わせ、テレフタル酸の炭素数1〜8のアルキルの
    エステルと1,4−シクロヘキサンジメタノールを組み
    合わせて、それぞれをエステル交換反応させ、得られた
    両反応生成物を混合して重縮合反応させることを特徴と
    する請求項1または2記載のポリエステル共重合体の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 テレフタル酸の炭素数1〜8のアルキル
    のエステルと1,4−シクロヘキサンジメタノールとを
    エステル交換反応させ、得られた反応生成物に2,6−
    ナフタレンジカルボン酸の炭素数1〜8のアルキルのエ
    ステルとエチレングリコールを混合して再度エステル交
    換反応を行い、こうして得られた反応生成物を重縮合反
    応させることを特徴とする請求項1または2記載のポリ
    エステル共重合体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載のポリエステル
    共重合体を主成分とする包装材料。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の包装用材料を真空成形
    もしくは圧空成形したことを特徴とする包装用容器。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載のポリエステル
    共重合体をダイレクトブロー成形、インジェクション成
    形、インジェクションブロー成形、またはインジェクシ
    ョン二軸延伸ブロー成形のいずれかの方法により成形す
    ることにより得られる包装容器。
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