JPH05221550A - エンドレスベルトのたるみ防止装置 - Google Patents
エンドレスベルトのたるみ防止装置Info
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- JPH05221550A JPH05221550A JP4057596A JP5759692A JPH05221550A JP H05221550 A JPH05221550 A JP H05221550A JP 4057596 A JP4057596 A JP 4057596A JP 5759692 A JP5759692 A JP 5759692A JP H05221550 A JPH05221550 A JP H05221550A
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- JP
- Japan
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- slack
- belt
- endless belt
- roller
- drift
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/00135—Handling of parts of the apparatus
- G03G2215/00139—Belt
- G03G2215/00143—Meandering prevention
- G03G2215/00151—Meandering prevention using edge limitations
Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作像部近傍に記録紙を搬送するエンドレスベ
ルトや、像を担持する感光体ベルトにおいて、ベルトの
ドリフト運動に起因したベルトの偏りや、損傷などを防
止しながら、たるみ部分発生に起因した搬送速度の不均
一化、ベルト表面の変形とそれに起因した画質の低下を
防止したエンドレスベルトのたるみ防止装置の提供。 【構成】 電子写真プロセスを利用した画像形成装置に
用いられ、ローラ１２，１３に巻き掛けられて走行せし
められるエンドレスベルト１１であって、該ベルトの非
ドリフト側端縁１１ａに該ローラの端面と係合してベル
トの幅方向移動を規制する突起を有したエンドレスベル
トにおいて、ローラのうちの少なくとも一方のローラの
非ドリフト側端部に、端部へ向かう程大径となるテーパ
ー状のたるみ防止機構２１、２２を設けた。
ルトや、像を担持する感光体ベルトにおいて、ベルトの
ドリフト運動に起因したベルトの偏りや、損傷などを防
止しながら、たるみ部分発生に起因した搬送速度の不均
一化、ベルト表面の変形とそれに起因した画質の低下を
防止したエンドレスベルトのたるみ防止装置の提供。 【構成】 電子写真プロセスを利用した画像形成装置に
用いられ、ローラ１２，１３に巻き掛けられて走行せし
められるエンドレスベルト１１であって、該ベルトの非
ドリフト側端縁１１ａに該ローラの端面と係合してベル
トの幅方向移動を規制する突起を有したエンドレスベル
トにおいて、ローラのうちの少なくとも一方のローラの
非ドリフト側端部に、端部へ向かう程大径となるテーパ
ー状のたるみ防止機構２１、２２を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエンドレスベルトのたる
み防止装置の改良に関する。
み防止装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】無終端状のベルトをローラに巻き掛けて
走行させながら被搬送対象を搬送する機構を備えたベル
ト搬送装置にあっては、ローラの整列不良、ローラ表面
との接触面における摩擦力のバラツキ等の原因によって
ベルトが搬送方向と直交する方向へ偏りを起こすドリフ
ト運動が生じ易くなり、このドリフト運動を放置すると
ローラからベルトが離脱したり、ベルトに皺や損傷や生
じ、搬送装置としての機能に支障を来す事態を招来す
る。
走行させながら被搬送対象を搬送する機構を備えたベル
ト搬送装置にあっては、ローラの整列不良、ローラ表面
との接触面における摩擦力のバラツキ等の原因によって
ベルトが搬送方向と直交する方向へ偏りを起こすドリフ
ト運動が生じ易くなり、このドリフト運動を放置すると
ローラからベルトが離脱したり、ベルトに皺や損傷や生
じ、搬送装置としての機能に支障を来す事態を招来す
る。
【０００３】特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ装
置等の画像形成装置においては、記録紙の搬送や、感光
体ベルトとして無終端状のベルトを用いることが多く、
このベルトにドリフトが発生すると画質の低下を招来す
るため改善が望まれていた。このような問題を解決する
手段として実公昭５６−１４２４４号公報及び実開昭６
３−１６２７４４号公報にはベルトのドリフト方向と反
対側（たるみ側）のベルト端縁全長にわたってローラ端
面と係合する突起を設けることによりベルトのドリフト
運動を防止した構成が開示されている。これらの技術は
ベルトの偏り防止と破損防止には有効であるが、ベルト
の幅方向（進行方向と直交する方向）の片側端縁だけが
特別に強い緊張力をもって搬送されるため、他端縁には
必然的に緩みが生じ、その結果ベルトは変形しながら回
転する。このため、記録紙搬送ベルトにあっては、該テ
ンションのバラツキは感光体に対する均一な接触、加圧
を不可能とし、また感光体ベルトにあっては現像装置、
帯電装置などの各作像ユニットに対する均一な接触、均
等距離の保持、均一加圧などが不可能となり、片ボケ画
像が形成され易くなる。
置等の画像形成装置においては、記録紙の搬送や、感光
体ベルトとして無終端状のベルトを用いることが多く、
このベルトにドリフトが発生すると画質の低下を招来す
るため改善が望まれていた。このような問題を解決する
手段として実公昭５６−１４２４４号公報及び実開昭６
３−１６２７４４号公報にはベルトのドリフト方向と反
対側（たるみ側）のベルト端縁全長にわたってローラ端
面と係合する突起を設けることによりベルトのドリフト
運動を防止した構成が開示されている。これらの技術は
ベルトの偏り防止と破損防止には有効であるが、ベルト
の幅方向（進行方向と直交する方向）の片側端縁だけが
特別に強い緊張力をもって搬送されるため、他端縁には
必然的に緩みが生じ、その結果ベルトは変形しながら回
転する。このため、記録紙搬送ベルトにあっては、該テ
ンションのバラツキは感光体に対する均一な接触、加圧
を不可能とし、また感光体ベルトにあっては現像装置、
帯電装置などの各作像ユニットに対する均一な接触、均
等距離の保持、均一加圧などが不可能となり、片ボケ画
像が形成され易くなる。
【０００４】図４(a) (b) 及び(c) は上記従来例の欠点
を示す図であり、ローラ１、２により張設されたエンド
レスベルト３は、矢印Ａで示すドリフト方向と反対側の
端縁３ａ（非ドリフト側＝たるみ側）の内面に各ローラ
の端面と係合する突起４を有している。ドリフト側端縁
３ｂではベルト端縁は強い張力を付与されているために
(b) に示すようにベルト４により感光体ドラム５と帯電
チャージャ６との間に送り込まれる記録紙Ｐは感光体ド
ラム５に密着することができ良好な画像を得ることがで
きる一方で、非ドリフト側端縁３ａではベルトに緩みが
生じているため、ベルト上の記録紙は感光体表面に十分
な強さで圧接することができずに、ボケた画像となる。
を示す図であり、ローラ１、２により張設されたエンド
レスベルト３は、矢印Ａで示すドリフト方向と反対側の
端縁３ａ（非ドリフト側＝たるみ側）の内面に各ローラ
の端面と係合する突起４を有している。ドリフト側端縁
３ｂではベルト端縁は強い張力を付与されているために
(b) に示すようにベルト４により感光体ドラム５と帯電
チャージャ６との間に送り込まれる記録紙Ｐは感光体ド
ラム５に密着することができ良好な画像を得ることがで
きる一方で、非ドリフト側端縁３ａではベルトに緩みが
生じているため、ベルト上の記録紙は感光体表面に十分
な強さで圧接することができずに、ボケた画像となる。
【０００５】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、作像部近傍に記録紙を搬送するエンドレスベルト
や、像を担持する感光体ベルトにおいて、ベルトのドリ
フト運動に起因したベルトの偏りや、損傷などを防止し
ながら、たるみ部分発生に起因した搬送速度の不均一
化、ベルト表面の変形とそれに起因した画質の低下を防
止したエンドレスベルトのたるみ防止装置を提供するこ
とを目的としている。
り、作像部近傍に記録紙を搬送するエンドレスベルト
や、像を担持する感光体ベルトにおいて、ベルトのドリ
フト運動に起因したベルトの偏りや、損傷などを防止し
ながら、たるみ部分発生に起因した搬送速度の不均一
化、ベルト表面の変形とそれに起因した画質の低下を防
止したエンドレスベルトのたるみ防止装置を提供するこ
とを目的としている。
【０００６】
【発明の構成】上記目的を達成するため、本願第１の発
明は、電子写真プロセスを利用した画像形成装置に用い
られ、ローラに巻き掛けられて走行せしめられるエンド
レスベルトであって、該ベルトの非ドリフト側端縁に該
ローラの端面と係合してベルトの幅方向移動を規制する
突起を有したエンドレスベルトにおいて、前記ローラの
うちの少なくとも一方のローラの非ドリフト側端部に、
端部へ向かう程大径となるテーパー状のたるみ防止機構
を設けたことを特徴とする。
明は、電子写真プロセスを利用した画像形成装置に用い
られ、ローラに巻き掛けられて走行せしめられるエンド
レスベルトであって、該ベルトの非ドリフト側端縁に該
ローラの端面と係合してベルトの幅方向移動を規制する
突起を有したエンドレスベルトにおいて、前記ローラの
うちの少なくとも一方のローラの非ドリフト側端部に、
端部へ向かう程大径となるテーパー状のたるみ防止機構
を設けたことを特徴とする。
【０００７】本願第２の発明は前記たるみ防止機構を、
弾性材料から構成したことを特徴とする。
弾性材料から構成したことを特徴とする。
【０００８】本願第３の発明は前記たるみ防止機構の少
なくとも表面を、滑り易く、潤滑性の良好な材質とした
ことを特徴とする。
なくとも表面を、滑り易く、潤滑性の良好な材質とした
ことを特徴とする。
【０００９】本願第４の発明は、電子写真プロセスを利
用した画像形成装置に用いられ、ローラに巻き掛けられ
て走行せしめられるエンドレスベルトであって、該ベル
トの非ドリフト側端縁に該ローラの端面と係合してベル
トの幅方向移動を規制する突起を有したエンドレスベル
トにおいて、前記エンドレスベルトのたるみ側にテンシ
ョンローラを配置して張力を付与してたるみを防止した
ことを特徴とする。
用した画像形成装置に用いられ、ローラに巻き掛けられ
て走行せしめられるエンドレスベルトであって、該ベル
トの非ドリフト側端縁に該ローラの端面と係合してベル
トの幅方向移動を規制する突起を有したエンドレスベル
トにおいて、前記エンドレスベルトのたるみ側にテンシ
ョンローラを配置して張力を付与してたるみを防止した
ことを特徴とする。
【００１０】以下、本発明を図面により詳細に説明す
る。図１は本発明を適用した電子写真式画像形成装置の
作像部の概略構成説明図であり、矢印方向に速度ｖで回
転する感光体ドラム１０の外周面と近接する様に配設さ
れたエンドレスベルト１１はローラ１２、１３により張
設され、一方のローラはモータからの駆動力を受けて矢
印方向へ速度ｖで搬送される。符号１４は転写チャージ
ャであり記録紙ガイド部材１５により送り込まれた記録
紙Ｐはベルト１１により感光体表面に圧接されつつ転写
チャージャ１４からの放電により感光体表面のトナー像
の転写を受ける。符号１６はベルト上の汚れを除去する
ベルトクリーナ、１７はベルトの電位を所定値の保持す
るためのベルト除電器である。転写を受けた記録紙は右
方に位置する図示しない転写部によりトナー像の定着を
受けてから排出される。
る。図１は本発明を適用した電子写真式画像形成装置の
作像部の概略構成説明図であり、矢印方向に速度ｖで回
転する感光体ドラム１０の外周面と近接する様に配設さ
れたエンドレスベルト１１はローラ１２、１３により張
設され、一方のローラはモータからの駆動力を受けて矢
印方向へ速度ｖで搬送される。符号１４は転写チャージ
ャであり記録紙ガイド部材１５により送り込まれた記録
紙Ｐはベルト１１により感光体表面に圧接されつつ転写
チャージャ１４からの放電により感光体表面のトナー像
の転写を受ける。符号１６はベルト上の汚れを除去する
ベルトクリーナ、１７はベルトの電位を所定値の保持す
るためのベルト除電器である。転写を受けた記録紙は右
方に位置する図示しない転写部によりトナー像の定着を
受けてから排出される。
【００１１】図２(a) (b) 及び(c) は本発明の第１実施
例であり、(a) は本発明の要部をなすローラを用いたベ
ルトの全体構成説明図、(b) は平面図、(c) はローラの
要部拡大断面図である。エンドレスベルト１１の幅方向
端縁のうち、ドリフト方向と反対側の端縁１１ａの内側
面には該端縁１１ａに沿って突起２０が突設され、各突
起はローラ１２、１３の軸方向端面に係合してベルトの
軸方向移動を規制している。
例であり、(a) は本発明の要部をなすローラを用いたベ
ルトの全体構成説明図、(b) は平面図、(c) はローラの
要部拡大断面図である。エンドレスベルト１１の幅方向
端縁のうち、ドリフト方向と反対側の端縁１１ａの内側
面には該端縁１１ａに沿って突起２０が突設され、各突
起はローラ１２、１３の軸方向端面に係合してベルトの
軸方向移動を規制している。
【００１２】円筒状のローラ１２、１３のうちの一方、
本実施例ではローラ１２の非ドリフト側端部外周には所
定の軸方向長を有する中空切頭円錐状のたるみ吸収部材
２１を固定している。このたるみ吸収部材２１はローラ
１２の非ドリフト側軸端部に向かうほど肉厚が増大する
テーパー状の断面形状を有した弾性部材からなり、ゴ
ム、軟質樹脂から構成する。たるみ吸収部材２１の非ド
リフト側端部２１ａはローラ１２の同端面と無段状に切
り揃えられると共に，他端部２１ｂはローラ表面とリニ
ヤーに直線に近い状態で連設されるように構成する。こ
のたるみ吸収部材２１の弾性力は、エンドレスベルト２
のドリフト力を妨げることがない程度の硬度と、ベルト
のたるみを吸収緩和する（張力を付与する）のに十分な
程度の弾性力を有するように設定する。
本実施例ではローラ１２の非ドリフト側端部外周には所
定の軸方向長を有する中空切頭円錐状のたるみ吸収部材
２１を固定している。このたるみ吸収部材２１はローラ
１２の非ドリフト側軸端部に向かうほど肉厚が増大する
テーパー状の断面形状を有した弾性部材からなり、ゴ
ム、軟質樹脂から構成する。たるみ吸収部材２１の非ド
リフト側端部２１ａはローラ１２の同端面と無段状に切
り揃えられると共に，他端部２１ｂはローラ表面とリニ
ヤーに直線に近い状態で連設されるように構成する。こ
のたるみ吸収部材２１の弾性力は、エンドレスベルト２
のドリフト力を妨げることがない程度の硬度と、ベルト
のたるみを吸収緩和する（張力を付与する）のに十分な
程度の弾性力を有するように設定する。
【００１３】このような弾性部材としてゴムを用いた場
合、その硬度としてはアスカＣ１０〜３０の範囲が本発
明の効果を奏する上で有効である。これより低い硬度で
はベルトのたるみ吸収力が低下し、また硬度が高くなる
とドリフト力が作用しなくなったりベルトの寿命が縮む
という欠点を生じる。
合、その硬度としてはアスカＣ１０〜３０の範囲が本発
明の効果を奏する上で有効である。これより低い硬度で
はベルトのたるみ吸収力が低下し、また硬度が高くなる
とドリフト力が作用しなくなったりベルトの寿命が縮む
という欠点を生じる。
【００１４】また、たるみ吸収部材２１の外周面には、
ベルト１１の内周面との間の摩擦係数が小さい材質から
成る低摩擦被膜２２を被覆する。この低摩擦被膜２２と
しては滑り易く、潤滑性の良好な材料、例えばポリアカ
タール、テフロン等により構成する。この結果、ベルト
のドリフト力を妨げることがなくなる。
ベルト１１の内周面との間の摩擦係数が小さい材質から
成る低摩擦被膜２２を被覆する。この低摩擦被膜２２と
しては滑り易く、潤滑性の良好な材料、例えばポリアカ
タール、テフロン等により構成する。この結果、ベルト
のドリフト力を妨げることがなくなる。
【００１５】なお、このたるみ吸収部材２１及び低摩擦
被膜２２から成るたるみ防止機構は、作像プロセス近傍
を回避した位置に設けることが肝要である。その理由は
作像条件を悪化させることを避けるためである。また、
ベルトの変形側にだけ設けることにより、構成の複雑化
とたるみ防止効果の均一化を図ることができる。
被膜２２から成るたるみ防止機構は、作像プロセス近傍
を回避した位置に設けることが肝要である。その理由は
作像条件を悪化させることを避けるためである。また、
ベルトの変形側にだけ設けることにより、構成の複雑化
とたるみ防止効果の均一化を図ることができる。
【００１６】このように第１の実施例によれば、ベルト
のドリフト力によるベルトの移動、変形等を防止するた
めの突起２０をベルトの非ドリフト側端縁に設けた場合
に生じ易い不具合である片側縁部のたるみ、変形を防止
するために、ローラの非ドリフト側端部にたるみ吸収部
材２１及び低摩擦被膜２２を設けたので、ドリフト運動
を妨げることなくたるみ側のたるみを吸収することがで
きる。このたるみ吸収部材を記録紙搬送ベルトのローラ
や、感光体ベルトに適用した場合には、たるみに起因し
た画質の低下を防止することができる。また、たるみ防
止機構の材質、構成、組付け工程なども簡単であるた
め、コスト増の虞れがない。特にたるみ防止手段として
弾性材料を用いているので、低コストでありながらたる
み防止効果は絶大である。
のドリフト力によるベルトの移動、変形等を防止するた
めの突起２０をベルトの非ドリフト側端縁に設けた場合
に生じ易い不具合である片側縁部のたるみ、変形を防止
するために、ローラの非ドリフト側端部にたるみ吸収部
材２１及び低摩擦被膜２２を設けたので、ドリフト運動
を妨げることなくたるみ側のたるみを吸収することがで
きる。このたるみ吸収部材を記録紙搬送ベルトのローラ
や、感光体ベルトに適用した場合には、たるみに起因し
た画質の低下を防止することができる。また、たるみ防
止機構の材質、構成、組付け工程なども簡単であるた
め、コスト増の虞れがない。特にたるみ防止手段として
弾性材料を用いているので、低コストでありながらたる
み防止効果は絶大である。
【００１７】次に、図３(a) 及び(b) は本発明の第２実
施例及びその変形例であり、前記の如きたるみ吸収部材
の代わりにテンションローラ３０によりベルト１１のた
るみ側に張力を付与してたるみを防止するようにした構
成が特徴的である。まず、(a) はベルト１１の幅方向長
を越える長さを有したテンションローラ３０（たるみ防
止機構）を軸３１により回転自在に支持すると共に、ベ
ルトの下側走行面のたるみ側１１ａ端縁だけに張力を付
与するために軸３１のたるみ側端部３１ａだけを図示し
ないバネにより下方へ向けて弾性付勢するようにしたも
のである。
施例及びその変形例であり、前記の如きたるみ吸収部材
の代わりにテンションローラ３０によりベルト１１のた
るみ側に張力を付与してたるみを防止するようにした構
成が特徴的である。まず、(a) はベルト１１の幅方向長
を越える長さを有したテンションローラ３０（たるみ防
止機構）を軸３１により回転自在に支持すると共に、ベ
ルトの下側走行面のたるみ側１１ａ端縁だけに張力を付
与するために軸３１のたるみ側端部３１ａだけを図示し
ないバネにより下方へ向けて弾性付勢するようにしたも
のである。
【００１８】また(b) は軸方向長の短いテンションロー
ラ３３（たるみ防止機構）によりベルトの下側走行面の
たるみ側１１ａ端縁だけに張力を付与するようにしたも
のである。この場合も、バネによりテンションローラ３
３を下方へ弾性付勢することにより、ベルトのたるみ側
端縁１１ａだけに張力を付与している。図３(a) (b) に
示した実施例によれば、一般に用いられているテンショ
ンローラによりベルトのゆるみ側端縁に張力を付与する
ようにしているので、ベルトを平坦な状態に保持して走
行せしめることができる。なお、上記実施例ではエンド
レスベルトを記録紙搬送手段として用いる場合を例示し
たが、本発明は感光体ベルトにも適用可能である。
ラ３３（たるみ防止機構）によりベルトの下側走行面の
たるみ側１１ａ端縁だけに張力を付与するようにしたも
のである。この場合も、バネによりテンションローラ３
３を下方へ弾性付勢することにより、ベルトのたるみ側
端縁１１ａだけに張力を付与している。図３(a) (b) に
示した実施例によれば、一般に用いられているテンショ
ンローラによりベルトのゆるみ側端縁に張力を付与する
ようにしているので、ベルトを平坦な状態に保持して走
行せしめることができる。なお、上記実施例ではエンド
レスベルトを記録紙搬送手段として用いる場合を例示し
たが、本発明は感光体ベルトにも適用可能である。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、作像部近
傍に記録紙を搬送するエンドレスベルトや、像を担持す
る感光体ベルトにおいて、ベルトのドリフト運動に起因
したベルトの偏りや、損傷などを防止しながら、たるみ
部分発生に起因した搬送速度の不均一化、ベルト表面の
変形とそれに起因した画質の低下を防止することができ
る。
傍に記録紙を搬送するエンドレスベルトや、像を担持す
る感光体ベルトにおいて、ベルトのドリフト運動に起因
したベルトの偏りや、損傷などを防止しながら、たるみ
部分発生に起因した搬送速度の不均一化、ベルト表面の
変形とそれに起因した画質の低下を防止することができ
る。
【図１】本発明を適用する作像部の概略構成説明図であ
る。
る。
【図２】(a) (b) 及び(c) は本発明の第１実施例であ
り、(a) は本発明の要部をなすローラを用いたベルトの
全体構成説明図、(b) は平面図、(c) はローラの要部拡
大断面図である。
り、(a) は本発明の要部をなすローラを用いたベルトの
全体構成説明図、(b) は平面図、(c) はローラの要部拡
大断面図である。
【図３】(a) 及び(b) は本発明の第２実施例及びその変
形例である。
形例である。
【図４】(a) (b) 及び(c) は従来例の説明図である。
１０ 感光体ドラム、１１ エンドレスベルト、１１ａ
非ドリフト側端縁、１１ｂ ドリフト側端縁、１２、
１３ ローラ、１４ 転写チャージャ、２０ 突起、２
１ たるみ吸収部材、２１ａ 非ドリフト側端部，２１
ｂ 他端部、２２ 低摩擦被膜、３０、３３ テンショ
ンローラ、
非ドリフト側端縁、１１ｂ ドリフト側端縁、１２、
１３ ローラ、１４ 転写チャージャ、２０ 突起、２
１ たるみ吸収部材、２１ａ 非ドリフト側端部，２１
ｂ 他端部、２２ 低摩擦被膜、３０、３３ テンショ
ンローラ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ６５Ｇ 15/64 7030−3Ｆ
Claims (4)
- 【請求項１】 電子写真プロセスを利用した画像形成装
置に用いられ、ローラに巻き掛けられて走行せしめられ
るエンドレスベルトであって、該ベルトの非ドリフト側
端縁に該ローラの端面と係合してベルトの幅方向移動を
規制する突起を有したエンドレスベルトにおいて、 前記ローラのうちの少なくとも一方のローラの非ドリフ
ト側端部に、端部へ向かう程大径となるテーパー状のた
るみ防止機構を設けたことを特徴とするエンドレスベル
トのたるみ防止装置。 - 【請求項２】 前記たるみ防止機構を、弾性材料から構
成したことを特徴とする請求項１記載のエンドレスベル
トのたるみ防止装置。 - 【請求項３】 前記たるみ防止機構の少なくとも表面
を、滑り易く、潤滑性の良好な材質としたことを特徴と
する請求項１記載のエンドレスベルトのたるみ防止装
置。 - 【請求項４】 電子写真プロセスを利用した画像形成装
置に用いられ、ローラに巻き掛けられて走行せしめられ
るエンドレスベルトであって、該ベルトの非ドリフト側
端縁に該ローラの端面と係合してベルトの幅方向移動を
規制する突起を有したエンドレスベルトにおいて、 前記エンドレスベルトのたるみ側にテンションローラを
配置して張力を付与してたるみを防止したことを特徴と
するエンドレスベルトのたるみ防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4057596A JPH05221550A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | エンドレスベルトのたるみ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4057596A JPH05221550A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | エンドレスベルトのたるみ防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05221550A true JPH05221550A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13060236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4057596A Pending JPH05221550A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | エンドレスベルトのたるみ防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05221550A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008089733A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Kyocera Mita Corp | ベルトの蛇行補正機構を有する画像形成装置 |
| US8118302B2 (en) * | 2002-10-28 | 2012-02-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Passive linear encoder |
| US10031462B2 (en) | 2014-10-31 | 2018-07-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP4057596A patent/JPH05221550A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8118302B2 (en) * | 2002-10-28 | 2012-02-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Passive linear encoder |
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| US10031462B2 (en) | 2014-10-31 | 2018-07-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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