JP3283656B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents
原稿搬送装置Info
- Publication number
- JP3283656B2 JP3283656B2 JP24460993A JP24460993A JP3283656B2 JP 3283656 B2 JP3283656 B2 JP 3283656B2 JP 24460993 A JP24460993 A JP 24460993A JP 24460993 A JP24460993 A JP 24460993A JP 3283656 B2 JP3283656 B2 JP 3283656B2
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- Japan
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- conveyor belt
- belt
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- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機等の原稿搬送
装置に関し、さらに詳しくは、複写機のコンタクトガラ
ス上の所定の露光位置に、無端状ベルトを用いた搬送機
構によって原稿を搬送するようになしたものである。
装置に関し、さらに詳しくは、複写機のコンタクトガラ
ス上の所定の露光位置に、無端状ベルトを用いた搬送機
構によって原稿を搬送するようになしたものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、例えば第１図に示すような原稿
搬送装置１は、画像形成装置（図示せず）のコンタクト
ガラス２の上面に沿って搬送ベルト３を矢印Ａ方向に駆
動し、適宜な機構によって搬送ベルト３とガイド部材４
との間に送り込まれてくる原稿（図示せず）を、コンタ
クトガラス２と搬送ベルト３との間に挾み込んで搬送す
るような構成を有する。
搬送装置１は、画像形成装置（図示せず）のコンタクト
ガラス２の上面に沿って搬送ベルト３を矢印Ａ方向に駆
動し、適宜な機構によって搬送ベルト３とガイド部材４
との間に送り込まれてくる原稿（図示せず）を、コンタ
クトガラス２と搬送ベルト３との間に挾み込んで搬送す
るような構成を有する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種の原稿搬送装置
１において、従来、第４図に示すように搬送ベルト３
は、その表面に形成された突出部５の大きさ、形状及び
配設位置が不規則であるものが提供された。しかし、こ
のような搬送ベルト３を第１図に示すような原稿搬送装
置１に用いた場合、原稿およびコンタクトガラス２との
突出部５の接触面積が不揃いになるので、搬送ベルト３
の原稿に対する摩擦係数がその表面位置によって異な
り、搬送ベルト３の原稿に対する搬送力が一定に保てな
いという欠点があった。それを解決するものとして、第
５図及び第６図に示すように搬送ベルト３の表面に略同
一の円ボス形状の突出部５を原稿搬送方向（第５図に示
す矢印方向）と直角方向に配設し、かつ原稿搬送方向に
対して突出部５の直径Ｃよりも大きい一定間隔Ｄをおい
て設けたものが提供された。しかし、このような搬送ベ
ルト３を第１図に示すような原稿搬送装置１に用いた場
合、搬送ベルト３は、原稿搬送方向に対する突出部５の
形状に沿ってガイド板４に接触するので、ガイド部材４
に対する搬送ベルト３の凹凸量が大きくなる。従って、
コンタクトがラス２上に原稿を搬送するために回転駆動
されると、ガイド部材４に対する搬送ベルト３の振動の
幅が大きくなり、搬送ベルト３がガイド部材４と接触す
る部分で突出部５の凹凸とガイド部材４とのこすれ音が
大きくなるという不具合が生じ、装置の信頼性が損なわ
れるという欠点があった。そこで本発明は、上記の従来
の問題点を解消するものであって、搬送ベルトの原稿に
対する搬送力が一定に保て、かつ搬送ベルトとガイド部
材とのこすれ音を低下させる信頼性のある原稿搬送装置
を提供することを目的とする。
１において、従来、第４図に示すように搬送ベルト３
は、その表面に形成された突出部５の大きさ、形状及び
配設位置が不規則であるものが提供された。しかし、こ
のような搬送ベルト３を第１図に示すような原稿搬送装
置１に用いた場合、原稿およびコンタクトガラス２との
突出部５の接触面積が不揃いになるので、搬送ベルト３
の原稿に対する摩擦係数がその表面位置によって異な
り、搬送ベルト３の原稿に対する搬送力が一定に保てな
いという欠点があった。それを解決するものとして、第
５図及び第６図に示すように搬送ベルト３の表面に略同
一の円ボス形状の突出部５を原稿搬送方向（第５図に示
す矢印方向）と直角方向に配設し、かつ原稿搬送方向に
対して突出部５の直径Ｃよりも大きい一定間隔Ｄをおい
て設けたものが提供された。しかし、このような搬送ベ
ルト３を第１図に示すような原稿搬送装置１に用いた場
合、搬送ベルト３は、原稿搬送方向に対する突出部５の
形状に沿ってガイド板４に接触するので、ガイド部材４
に対する搬送ベルト３の凹凸量が大きくなる。従って、
コンタクトがラス２上に原稿を搬送するために回転駆動
されると、ガイド部材４に対する搬送ベルト３の振動の
幅が大きくなり、搬送ベルト３がガイド部材４と接触す
る部分で突出部５の凹凸とガイド部材４とのこすれ音が
大きくなるという不具合が生じ、装置の信頼性が損なわ
れるという欠点があった。そこで本発明は、上記の従来
の問題点を解消するものであって、搬送ベルトの原稿に
対する搬送力が一定に保て、かつ搬送ベルトとガイド部
材とのこすれ音を低下させる信頼性のある原稿搬送装置
を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、搬送ベルトを駆動することによって原
稿をコンタクトガラス上の所定位置まで搬送する原稿搬
送装置において、前記搬送ベルトは、その表面に略同一
の円ツボ形状に形成された複数の突出部を有し、前記突
出部は、前記搬送ベルトの原稿搬送方向と直角方向の直
線上に所定の間隔で配設されて列を形成し、前記の列
は、前記原稿搬送方向の全周にわたり所定の間隔で配設
され、前記原稿搬送方向の任意の位置で隣合っている２
つの列における突出部は、一方の列の突出部がその列の
線上で他方の列の突出物に対してずれて、千鳥状をなす
ように配設され、更に、原稿搬送方向に配設された前記
の列の間隔は、前記突出部の直径より小さいように構成
した原稿搬送装置を提供する。
達成するために、搬送ベルトを駆動することによって原
稿をコンタクトガラス上の所定位置まで搬送する原稿搬
送装置において、前記搬送ベルトは、その表面に略同一
の円ツボ形状に形成された複数の突出部を有し、前記突
出部は、前記搬送ベルトの原稿搬送方向と直角方向の直
線上に所定の間隔で配設されて列を形成し、前記の列
は、前記原稿搬送方向の全周にわたり所定の間隔で配設
され、前記原稿搬送方向の任意の位置で隣合っている２
つの列における突出部は、一方の列の突出部がその列の
線上で他方の列の突出物に対してずれて、千鳥状をなす
ように配設され、更に、原稿搬送方向に配設された前記
の列の間隔は、前記突出部の直径より小さいように構成
した原稿搬送装置を提供する。
【０００５】
【作用】本発明の構成によれば、搬送ベルトを回転駆動
させたとき、搬送ベルトがガイド部材と接触する部分に
おける搬送ベルトの凹凸量が小さくなり、搬送ベルトと
ガイド部材とが滑らかに接触する。
させたとき、搬送ベルトがガイド部材と接触する部分に
おける搬送ベルトの凹凸量が小さくなり、搬送ベルトと
ガイド部材とが滑らかに接触する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して、従
来と同じ部材については同じ符号を付して詳細に説明す
る。第１図において、平面状のコンタクトガラス２は透
光性を有していて、図示されていない画像形成装置の上
面部に配設されている。コンタクトガラス２面上には、
駆動ロ−ラ６及び従動ロ−ラ７に掛け渡された無端状の
搬送ベルト３が当接しており、コンタクトガラス２と対
向する搬送ベルト３の部分には、搬送ベルト３の内側か
ら搬送ベルト３を押圧する回転自在の数本のプレスロ−
ラ８が配設されている。コンタクトガラス２の左方に
は、ガイド部材９によって案内されて矢印Ｂ方向から搬
送された原稿（図示せず）をコンタクトガラス２側へ搬
送するように回転する一対の送りロ−ラ１０，１１と、
一対の送りロ−ラ１０，１１から搬送された原稿をコン
タクトガラス２と搬送ベルト３との間に案内するガイド
部材４，１２が、それぞれ配設されており、矢印Ｂ方向
から搬送された原稿はコンタクトガラス２面上に送り込
まれる。
来と同じ部材については同じ符号を付して詳細に説明す
る。第１図において、平面状のコンタクトガラス２は透
光性を有していて、図示されていない画像形成装置の上
面部に配設されている。コンタクトガラス２面上には、
駆動ロ−ラ６及び従動ロ−ラ７に掛け渡された無端状の
搬送ベルト３が当接しており、コンタクトガラス２と対
向する搬送ベルト３の部分には、搬送ベルト３の内側か
ら搬送ベルト３を押圧する回転自在の数本のプレスロ−
ラ８が配設されている。コンタクトガラス２の左方に
は、ガイド部材９によって案内されて矢印Ｂ方向から搬
送された原稿（図示せず）をコンタクトガラス２側へ搬
送するように回転する一対の送りロ−ラ１０，１１と、
一対の送りロ−ラ１０，１１から搬送された原稿をコン
タクトガラス２と搬送ベルト３との間に案内するガイド
部材４，１２が、それぞれ配設されており、矢印Ｂ方向
から搬送された原稿はコンタクトガラス２面上に送り込
まれる。
【０００７】第２図は本発明に係る原稿搬送装置の部分
断面図であり、第３図は本発明に係る搬送ベルト表面に
おける一部分の拡大図である。第２図及び第３図に示す
ように搬送ベルト３の表面には、複数の略同一の円ツボ
形状の突出部５が原稿搬送方向（第２図に示す矢印方
向）と直角方向の線上に、所定の間隔で配設されて列を
形成する。そして、前記原稿搬送方向の任意の位置で、
間隔Ｄを以って隣合っている２つの列において、一方の
列の突出部５ｂは、他方の列の突出物５ａに対してずれ
て配設される。すなわち、２つの列の突出部は千鳥状に
配設される。また、その原稿搬送方向に隣合う列の間隔
Ｄは、突出部の直径Ｃより小さい間隔になっている。
断面図であり、第３図は本発明に係る搬送ベルト表面に
おける一部分の拡大図である。第２図及び第３図に示す
ように搬送ベルト３の表面には、複数の略同一の円ツボ
形状の突出部５が原稿搬送方向（第２図に示す矢印方
向）と直角方向の線上に、所定の間隔で配設されて列を
形成する。そして、前記原稿搬送方向の任意の位置で、
間隔Ｄを以って隣合っている２つの列において、一方の
列の突出部５ｂは、他方の列の突出物５ａに対してずれ
て配設される。すなわち、２つの列の突出部は千鳥状に
配設される。また、その原稿搬送方向に隣合う列の間隔
Ｄは、突出部の直径Ｃより小さい間隔になっている。
【０００８】従って、ガイド板４に対する搬送ベルト３
の凹凸量は小さくなり、搬送ベルト３のガイド部材４に
対する振動の幅が小さくなるので、搬送ベルト３とガイ
ド部材４とが滑らかに接触し、ガイド部材４と突出部５
の凹凸とのこすれ音を低下させることができる。
の凹凸量は小さくなり、搬送ベルト３のガイド部材４に
対する振動の幅が小さくなるので、搬送ベルト３とガイ
ド部材４とが滑らかに接触し、ガイド部材４と突出部５
の凹凸とのこすれ音を低下させることができる。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、搬送ベルトを駆動する
ことによって原稿をコンタクトガラス上の所定位置まで
搬送する原稿搬送装置において、前記搬送ベルトは、そ
の表面に略同一の円ツボ形状に形成された複数の突出部
を有し、前記突出部は、前記搬送ベルトの原稿搬送方向
と直角方向の直線上に所定の間隔で配設されて列を形成
し、前記の列は、前記原稿搬送方向の全周にわたり所定
の間隔で配設され、前記原稿搬送方向の任意の位置で隣
合っている２つの列における突出部は、一方の列の突出
部がその列の線上で他方の列の突出物に対してずれて、
千鳥状をなすように配設され、更に、原稿搬送方向に配
設された前記の列の間隔は、前記突出部の直径より小さ
いので、搬送ベルトを回転駆動させたとき、ガイド部材
に対する搬送ベルトの凹凸量が小さくなり、搬送ベルト
とガイド部材とが滑らかに接触するため、搬送ベルトと
ガイド部材とのこすれ音が低下でき、信頼性の高い原稿
搬送装置を提供することができる。
ことによって原稿をコンタクトガラス上の所定位置まで
搬送する原稿搬送装置において、前記搬送ベルトは、そ
の表面に略同一の円ツボ形状に形成された複数の突出部
を有し、前記突出部は、前記搬送ベルトの原稿搬送方向
と直角方向の直線上に所定の間隔で配設されて列を形成
し、前記の列は、前記原稿搬送方向の全周にわたり所定
の間隔で配設され、前記原稿搬送方向の任意の位置で隣
合っている２つの列における突出部は、一方の列の突出
部がその列の線上で他方の列の突出物に対してずれて、
千鳥状をなすように配設され、更に、原稿搬送方向に配
設された前記の列の間隔は、前記突出部の直径より小さ
いので、搬送ベルトを回転駆動させたとき、ガイド部材
に対する搬送ベルトの凹凸量が小さくなり、搬送ベルト
とガイド部材とが滑らかに接触するため、搬送ベルトと
ガイド部材とのこすれ音が低下でき、信頼性の高い原稿
搬送装置を提供することができる。
【図１】一般的な原稿搬送装置における一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明に係る原稿搬送装置の部分断面図であ
る。
る。
【図３】本発明に係る搬送ベルト表面における一部分の
拡大図である。
拡大図である。
【図４】従来の搬送ベルト表面における一部分の拡大図
である。
である。
【図５】従来の原稿搬送装置の部分断面図である。
【図６】従来の搬送ベルト表面における一部分の拡大図
である。
である。
１ 原稿搬送装置 ２ コンタクトガラス ３ 搬送ベルト ４ ガイド板 ５ 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−102043（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−139565（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−144848（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−75052（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 15/00 107 B65H 5/02
Claims (1)
- 【請求項１】搬送ベルトを駆動することによって原稿を
コンタクトガラス上の所定位置まで搬送する原稿搬送装
置において、前記搬送ベルトは、その表面に略同一の円
ツボ形状に形成された複数の突出部を有し、前記突出部
は、前記搬送ベルトの原稿搬送方向と直角方向の直線上
に所定の間隔で配設されて列を形成し、前記の列は、前
記原稿搬送方向の全周にわたり所定の間隔で配設され、
前記原稿搬送方向の任意の位置で隣合っている２つの列
における突出部は、一方の列の突出部がその列の線上で
他方の列の突出物に対してずれて、千鳥状をなすように
配設され、前記原稿搬送方向に配設された前記の列の間
隔は、前記突出部の直径より小さいことを特徴とする原
稿搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24460993A JP3283656B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 原稿搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24460993A JP3283656B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 原稿搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07104529A JPH07104529A (ja) | 1995-04-21 |
| JP3283656B2 true JP3283656B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=17121284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24460993A Expired - Fee Related JP3283656B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 原稿搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3283656B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24460993A patent/JP3283656B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07104529A (ja) | 1995-04-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |