JPH0522084A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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Publication number
JPH0522084A
JPH0522084A JP3167982A JP16798291A JPH0522084A JP H0522084 A JPH0522084 A JP H0522084A JP 3167982 A JP3167982 A JP 3167982A JP 16798291 A JP16798291 A JP 16798291A JP H0522084 A JPH0522084 A JP H0522084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
transistors
circuit
turned
resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3167982A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Hayashi
拓己 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Priority to JP3167982A priority Critical patent/JPH0522084A/ja
Publication of JPH0522084A publication Critical patent/JPH0522084A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ECL回路中のリセット回路を省略し、EC
L回路自身で電源投入直後の初期出力を決定させる。 【構成】 スイッチトランジスタ21のエミッタサイズ
を他方のスイッチトランジスタ31の2倍としたものを
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路に関
し、特に差動増幅器と出力エミッタホロアから構成され
たECL(emitter coupled logic)回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2(a) は従来の半導体集積回路(EC
L回路)の一構成例を示す図であり、図において、電源
電圧端子VCC10に接続された抵抗7,8と、定電流源
9に接続されたトランジスタ5,6から差動増幅器が構
成され、トランジスタ2,3でスイッチング段が構成さ
れている。18は、電源投入時に差動出力電圧端子1
5,16の電位を決定するためのリセット回路であるト
ランジスタ17にリセット信号を与える初期リセット信
号生成回路である。また11〜14は差動入力電圧端
子、15,16は差動出力電圧端子である。また図2
(b) ,(c) はその動作時のタイミング図を示す。
【0003】次に動作について説明する。上記構成の回
路は、ECL回路を用いたラッチ回路動作(表1参照)
を行う。
【0004】
【表1】
【0005】しかしながらリセット回路を持たない回路
では、電源投入直後、差動入力電圧端子IN2 13が
“L”の時、出力電圧端子OUT,/OUTの状態は差
動入力電圧端子IN1 により決定される。すなわち、電
源投入直後、トランジスタ5がオフし、このとき差動入
力電圧端子IN1に例えば“H”が入力されると、トラ
ンジスタ1にコレクタ電流が流れ、抵抗7の電圧降下が
大きくなり、出力端子OUTにはLレベルが現れること
となる。従って出力端子OUTには図2(b) に示すよう
に、差動入力電圧端子IN1 に応じた反転出力が現れる
ようになる。
【0006】一方、電源投入直後、差動入力電圧端子I
2 13が“H”の時、トランジスタ5がオンし、トラ
ンジスタ6がオフすることから、出力端子OUTの電位
は差動入力電圧端子IN1 の電位に係わらず、トランジ
スタ2,3のオン.オフ度合いに依存することとなり、
図2(b) に示すように、出力電圧端子OUT,/OUT
の状態は不定となる。そこで電源投入直後、トランジス
タ17のベースに初期リセット信号生成回路18よりリ
セット信号“H”を印加する。すると、トランジスタ1
7にコレクタ電流が流れ、抵抗7による電圧降下により
トランジスタ3のベース電位が下がる。そのためトラン
ジスタ3はオフ方向に働き、コレクタ電流は減少するた
め抵抗8による電圧降下は小さくなり、トランジスタ2
のベース電位を上げトランジスタ2はオン方向に働く。
以上の動作の結果、出力電圧端子OUTが“L”、/O
UTが“H”に決定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
(ECL回路)は以上のように構成されており、電源投
入直後、差動出力電圧端子の出力レベルを決定するため
にリセット回路及び初期リセット信号生成用回路が必要
である等の問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、リセット回路及び初期リセット
信号生成用の回路を用いることなく、電源投入直後の出
力電圧端子の電位を決定することができる半導体集積回
路を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、差動増幅回路のスイッチング段を構成するト
ランジスタにサイズの異なるものを用いたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、差動増幅回路のスイッチ
ング段を構成するトランジスタにサイズの異なるものを
用いたから、電源投入直後にスイッチング段のトランジ
スタのサイズに応じたコレクタ電流が流れ、出力端子の
電位に差が生じる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1について説
明する。図1において図2と同一符号は同一または相当
部分を示し、スイッチング段を構成する一方のトランジ
スタ21は他方のトランジスタ31に比べ2倍のエミッ
タサイズを持つものとなっている。
【0012】以下、電源投入時IN2,/IN2がそれ
ぞれ“H”と“L”となった場合について動作説明を行
う。電源投入直後、定電流源9が動作していないため、
スイッチングトランジスタ21,31のベース電位は電
源電圧端子10の電圧VCCに等しく、両トランジスタと
もオンする。しかし、トランジスタのエミッタサイズが
大きいほど、そのトランジスタのコンダクタンスが大き
いので、トランジスタ21のコレクタ電流がより多く流
れる。このため、抵抗8に比べ抵抗7の電圧降下が大き
くなり、トランジスタ31のベース電位が下がり、トラ
ンジスタ31はオフ方向に働く。そしてトランジスタ3
1のコレクタ電流が減少することにより、抵抗8の電圧
降下はさらに小さくなり、トランジスタ21のベース電
位が上がり、トランジスタ21はオン方向に働く。以上
の作用により、差動出力OUTが“L”、/OUTが
“H”の状態に決定される。
【0013】このように本実施例によれば、一方のスイ
ッチングトランジスタ21にそのエミッタサイズが他方
のスイッチングトランジスタ31の2倍となるものを用
いたから、電源投入直後にこれらトランジスタのベース
に同電位(VCC)が供給されてもエミッタサイズの大き
なトランジスタ21の方のコレクタ電流が多く流れ、こ
れに接続する抵抗7の電圧降下が他方の抵抗8よりも大
きくなりトランジスタ31はオフ方向に、またトランジ
スタ21はオン方向に動作し、その結果、出力端子15
がLに、出力端子16がHに決定される。
【0014】なお、上記実施例では、スイッチングトラ
ンジスタ21のエミッタサイズを他方のトランジスタ3
1の2倍としたが、これらトランジスタのエミッタサイ
ズ比はこれに限られるものではない。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る半導体集
積回路によれば、差動増幅回路のスイッチング段を構成
するトランジスタにサイズの異なるものを用いたから、
電源投入直後にスイッチング段のトランジスタのサイズ
に応じたコレクタ電流が流れ出力電圧端子の電位が決定
され、その結果、リセット回路及び初期リセット信号生
成用の回路を不要とすることができ、従来より素子数が
少なく、集積回路においてチップ面積の縮少を図ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による半導体集積回路(E
CL回路)の構成図である。
【図2】従来の半導体集積回路(ECL回路)の一回路
例及びその動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1,4 第1の差動入力トランジスタ 5,6 第2の差動入力トランジスタ 7,8 抵抗 9 定電流源 10 電源電圧端子 11,12 第1の差動入力電圧端子 13,14 第2の差動入力電圧端子 15,16 差動出力電圧端子 21,31 スイッチングトランジスタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1の電源に接続された一対の抵抗と、
    該抵抗に接続され、互いのベースとコレクタがクロスカ
    ップルされた一対のスイッチングトランジスタと、該ス
    イッチングトランジスタの入力に接続された一対の第1
    の差動入力トランジスタと、上記スイッチングトランジ
    スタのエミッタ共通出力または上記第1の差動入力トラ
    ンジスタのエミッタ共通出力と第2の電源間に接続さ
    れ、互いのエミッタが共通接続された一対の第2の差動
    入力トランジスタとを有し、上記一対のスイッチングト
    ランジスタは、それぞれサイズの異なるトランジスタを
    用いて構成されていることを特徴とする半導体集積回
    路。
JP3167982A 1991-07-09 1991-07-09 半導体集積回路 Pending JPH0522084A (ja)

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JP3167982A JPH0522084A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 半導体集積回路

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JPH0522084A true JPH0522084A (ja) 1993-01-29

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JP3167982A Pending JPH0522084A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 半導体集積回路

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JP (1) JPH0522084A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6329852B1 (en) 1999-06-23 2001-12-11 Hyundai Electronics Industries Co., Inc. Power on reset circuit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6329852B1 (en) 1999-06-23 2001-12-11 Hyundai Electronics Industries Co., Inc. Power on reset circuit

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