JPH0537350A - Ecl回路 - Google Patents

Ecl回路

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Publication number
JPH0537350A
JPH0537350A JP3186716A JP18671691A JPH0537350A JP H0537350 A JPH0537350 A JP H0537350A JP 3186716 A JP3186716 A JP 3186716A JP 18671691 A JP18671691 A JP 18671691A JP H0537350 A JPH0537350 A JP H0537350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
output
circuit
collector
current source
Prior art date
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Pending
Application number
JP3186716A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Naka
正博 中
Yasunari Shida
靖斉 志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3186716A priority Critical patent/JPH0537350A/ja
Publication of JPH0537350A publication Critical patent/JPH0537350A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ECL回路の出力トランジェント、特に立下
り時間を短縮することを目的とする。 【構成】 差動対21の出力に接続されたトランジスタ
31のエミッタに電流源トランジスタ32を接続し、こ
のトランジスタ32のバイアスをPNPトランジスタ3
3とその負荷によって与える。また、トランジスタ32
のバイアスはトランジェント時のみ容量Cを通し微分波
形を与える。 【効果】 低消費電力でトランジェントの早いECL出
力波形が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ECL(emitte
r−coupled logic)出力回路に関し、特
に立下りが早く、消費電力の少ないECL回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のECL回路は、図4に示すものが
基本である。この回路は、2個のNPNトランジスタで
構成される差動対21の出力を、NPNトランジスタ3
1とエミッタフォロワ抵抗RE より構成されるエミッタ
フォロワ回路に入力し、その出力をECL出力端子とし
て使用するものである。
【0003】このECL回路においては、動作スピード
を早くするためエミッタフォロワの電流を増加させるこ
とが必要であった。また、特に立下り時は負荷容量CL
とエミッタフォロワ抵抗RE 及び負荷抵抗RLとの時定
数で、立下りトランジェント遅延時間が決まっていた。
この様子を図5に示す。図5において、VINは入力端子
10の入力電圧であり、VOUT は出力端子13の出力電
圧である。なお、図4の差動対の他方の端子12は、リ
ファレンス入力端子である。
【0004】また、図6は図4の回路を改良したもので
あり、“A23ps/2.1mwECL Gate”と
してIEEE 1989 International
Solid−State Circuits Conf
erenceで発表されたものである。
【0005】この回路は差動対21の一方のコレクタか
らエミッタフォロワ回路が接続されている。エミッタフ
ォロワを構成するトランジスタ31のエミッタには定電
流源用トランジスタ32が接続され、そのベースは差動
対21の他方のコレクタと容量41を介して結ばれてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6のECL回路は、
前述したように図4の回路を改良したものであり、図7
に示す様に立下りトランジェント時に定電流源トランジ
スタ32のコレクタ電流を増加して負荷容量CL の電荷
を放電する時間を早くしようとするものである。
【0007】しかしこの回路においても、出力段の電流
源トランジスタ32及びこのトランジスタにバイアスを
与えるための回路に一定電流を流しておく必要があると
いう欠点がある。
【0008】本発明の目的は、従来のECL回路の欠点
を除去し、低消費電力で、トランジェントを早めること
のできるECL回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のECL回路は、
2個のNPNトランジスタで構成される差動対の一方の
出力にベースが接続されたエミッタフォロワを構成する
第1のNPNトランジスタと、第1の電流源を構成する
PNPトランジスタと、前記第1のNPNトランジスタ
のエミッタにコレクタが接続され、第2の電流源を構成
する第2のNPNトランジスタと、前記PNPトランジ
スタのコレクタに接続された負荷素子と、前記差動対の
他方の出力に一端が接続され他端が前記PNPトランジ
スタのコレクタに接続された容量とから構成され、前記
第2のNPNトランジスタのベースは前記PNPトラン
ジスタのコレクタに接続され、前記第1のNPNトラン
ジスタのエミッタを出力端子とすることを特徴とする。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例の回路図である。
2個のNPNトランジスタによりインバータを構成する
差動対21と、これに接続された出力エミッタフォロワ
NPNトランジスタ31と、トランジスタ31のエミッ
タにコレクタが接続された電流源用NPNトランジスタ
32と、トランジスタ32にバイアスを与える為の電源
PNPトランジスタ33と、その負荷素子及び差動対の
他方の出力と電流源NPNトランジスタ32のベースと
を接続する容量41とより構成されている。
【0012】図2に動作を説明するための電圧,電流波
形を示す。図2において、VINは入力端子10の入力電
圧を、VA は差動対21の一方のコレクタ電圧を、VB
は差動対21の他方のコレクタ電圧を、VC はトランジ
スタ32のベース電圧を、I1 はトランジスタ31のコ
レクタ電流を、I2 はトランジスタ32のコレクタ電流
を示している。
【0013】図からわかる様に、入力端子10の入力電
圧VINが低レベルになるとき出力エミッタフォロワNP
Nトランジスタ31がオンとなり負荷に電流を流す。こ
のとき電流源PNPトランジスタ33はベースが高レベ
ルにあるため電流が非常に少ないか全く流れない状態に
設定できる。従ってこの電流によってバイアスが決まる
NPNトランジスタ32の電流も非常に少ないかまたは
カットオフになる。
【0014】入力電圧VINが高レベルの時は逆に、出力
エミッタフォロワトランジスタ31はカットオフに、電
流源トランジスタ33,32はオンとなる。また、容量
値Cの容量41はトランジスタ33のコレクタ側インピ
ーダンスRと微分回路を構成し、差動対の出力振幅をE
とすると、
【0015】
【数1】
【0016】の電圧がトランジスタ33のスイッチング
によるトランジスタ32のベース電圧変化に重畳され
る。これにより出力の立上り時はNPNトランジスタ3
2のカットオフを早くし、出力の立下り時はオンを早く
し出力のトランジェントを早くする。
【0017】また、トランジスタ33の電流は、回路の
動作により電流が変化し低消費電力を助けている。
【0018】図3は本発明の別の実施例である。PNP
トランジスタ33の負荷にダイオード34を直列に挿入
しNPNトランジスタ32とのマッチングを取り、電力
特性のマッチングを改良している。また、入力は入力端
子10,11からなる2入力OR回路となっており、論
理に関係なく、この回路を適用できることを示してい
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は出力論理状態
により変化する電流源と、この電流源の出力電圧を容量
による微分回路でトランジェント時のみ変化させ、これ
を出力エミッタフォロワのエミッタ側に挿入した電流源
のバイアス回路とした。このことにより低消費電力でE
CL回路のトランジェントを早めるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】図1の回路動作を説明するための波形図であ
る。
【図3】本発明の別の実施例の回路図である。
【図4】従来例の回路図である。
【図5】図4の動作を説明するための波形図である。
【図6】別の従来例の回路図である。
【図7】図6の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
10,11 入力端子 12 リファンレンス入力端子 13 出力端子 21 差動対 31,32,34 NPNトランジスタ 33 PNPトランジスタ 41 容量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個のNPNトランジスタで構成される差
    動対の一方の出力にベースが接続されたエミッタフォロ
    ワを構成する第1のNPNトランジスタと、 第1の電流源を構成するPNPトランジスタと、 前記第1のNPNトランジスタのエミッタにコレクタが
    接続され、第2の電流源を構成する第2のNPNトラン
    ジスタと、 前記PNPトランジスタのコレクタに接続された負荷素
    子と、 前記差動対の他方の出力に一端が接続され他端が前記P
    NPトランジスタのコレクタに接続された容量とから構
    成され、 前記第2のNPNトランジスタのベースは前記PNPト
    ランジスタのコレクタに接続され、前記第1のNPNト
    ランジスタのエミッタを出力端子とすることを特徴とす
    るECL回路。
JP3186716A 1991-07-26 1991-07-26 Ecl回路 Pending JPH0537350A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3186716A JPH0537350A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 Ecl回路

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JP3186716A JPH0537350A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 Ecl回路

Publications (1)

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JPH0537350A true JPH0537350A (ja) 1993-02-12

Family

ID=16193390

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3186716A Pending JPH0537350A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 Ecl回路

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JP (1) JPH0537350A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011044780A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Advantest Corp ドライバ回路およびそれを用いた試験装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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