JPH0522029Y2 - - Google Patents

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JPH0522029Y2
JPH0522029Y2 JP11997888U JP11997888U JPH0522029Y2 JP H0522029 Y2 JPH0522029 Y2 JP H0522029Y2 JP 11997888 U JP11997888 U JP 11997888U JP 11997888 U JP11997888 U JP 11997888U JP H0522029 Y2 JPH0522029 Y2 JP H0522029Y2
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JP
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coil spring
lever
base member
handle
casing
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は刈払機のエンジン回転を制御する操
作レバー構造に関する。
(従来技術) 刈払機において、エンジンと刈刃とをメインシ
ヤフトで連結し、該メインシヤフトに内装した伝
動軸を介してエンジン動力を刈刃に伝達し、エン
ジンの回転は、メインシヤフトに取着したハンド
ルにおいて操作レバーを操作して最適作業状態に
調整する様にされている。
従来の刈払機には、操作レバーから手を離した
とき、操作レバーが動かず、エンジン回転が一
定に保たれるタイプのものと、操作レバーから
手を離すと、自動的に操作レバーが戻つてエンジ
ン回転がアイドリング状態に保たれるタイプのも
のがある。(先行技術として、例えば、実開昭53
−52227号がある) (考案が解決しようとする課題) 上記する従来の刈払機で、操作レバーから手を
離しても操作レバーが動かない構造にしておく
と、作業中にエンジン回転を最適作業状態にセツ
トした後、操作レバーから離した手でハンドルを
確りと握つて作業が出来るが、エンジン回転をア
イドリング状態に戻したり、作業中にエンジンの
回転を変更したりするには、その都度、操作レバ
ーの操作が必要で、刈刃を空転させることの多い
作業や、こまめエンジン回転を変更して刈払作業
を進めるような作業には不向きある。
他方、操作レバーから手を離すと、自動的に操
作レバーが戻る構造にしておくと、エンジン回転
を一定に保つて刈払作業を進める時も、作業中は
操作レバーから手が離せない煩わしさがあり、メ
インシヤフトを操作する上からハンドルを強く握
れないために作業性が低下する。
上記するように1つの刈払機で、作業形態に応
じた操作レバーを使用しようとすれば、全く異な
つた2種類のレバーを本体ごと交換してハンドル
に取付けなければならないものである。
この考案は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、簡単な部品の交換によつて1つの刈払機で、
上記する、の2つのタイプの仕様が共用出来
る操作レバー構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を解決するためのこの考案の要旨と
するところは、刈払機におけるハンドルに装着さ
れ、ハンドル周方向に回動させてエンジンの回転
を制御する操作レバーにおいて、前記操作レバー
の基部材を、ハンドルに固定したケーシング内に
設けた中空部に回動自在に嵌装し、前記中空部内
でケーシングとレバー基部材間に、板ばね装入部
とコイルばね装入部を形成し、板ばね装入部に板
ばねを装入するときは、ケーシングとレバー基部
材間に板ばねを圧縮状態になるように装入し、コ
イルばね装入部にコイルばねを装入するときは、
ハンドル周方向とは逆方向にコイルばねを付勢す
るようにコイルばねの一端をケーシングのコイル
ばね結合部に、他端をレバー基部材のコイルばね
結合部にそれぞれ結合するようにし、前記板ばね
およびコイルばねのいずれかを装入可能にしたこ
とを特徴とする刈払機の操作レバー構造にある。
(作用) 上記構成において、板ばね装入部に板ばねを装
入したときは、ケーシングとレバー基部材間に板
ばねの装入による回動摩擦抵抗を生じ、動かされ
た操作レバーから手を離しても操作レバーはその
位置に止まる。
従つて、エンジン回転を一定に保持しての刈払
作業を進めるのに適する。
コイルばね装入部にコイルばねを装入したとき
は、ハンドル周方向とは逆方向にコイルばねが付
勢される。
従つて、刈刃を空転させることの多い刈払作業
や、作業中にこまめにエンジンの回転を変更しな
がら作業を進めるのに適する。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの考案を適用した刈払機の全体斜視
図、第2図は操作レバー部の側面図、第3図は同
平面図、第4図は第2図−線における断面
図、第5図a,bは第2図−線における断面
図である。
第1図において、1はエンジン、2は刈刃、3
はエンジン1と刈刃2とをギヤケース4を介して
連結したメインシヤフトで、エンジン動力を刈刃
2に伝達する伝動軸(図示せず)を内装してい
る。
5はエンジン寄りにメインシヤフト3に取着し
たU字状をなすハンドルで、端部にグリツプ6を
設けている。
第2図乃至第5図において、7は分割構成とさ
れ、ボルト8によつてハンドル5に固定されたケ
ーシング、9はこのケーシング内に設けた中空部
10に対し、ハンドル周方向に回動自在に嵌装し
たレバー基部材で、このレバー基部材9にケーシ
ング7から突出させて操作レバー11を設けてい
る。
前記レバー基部材9は大径部9aと小径部9b
とからなり、小径部9bに対応して中空部10内
に板ばね12かコイルばね13のどちらか1つが
装入される板ばね装入部14aとコイルばね装入
部14bを形成している。なお、この板ばね装入
部14aとコイルばね装入部14bは直径に異に
し、段面を介して隣接している。
15はエンジン回転数を調整するために、エン
ジン1の気化器(図示せず)とレバー基部材9と
を連結したスロツトケーブルで、ハンドル5付近
ではハンドル5に沿つて取付けられ、その端部を
中空部10に導入してレバー基部材9の大径部9
aに固定し、この大径部9a周りに緩やかに巻回
して牽引操作を可能にしている。
なお、図中16は操作レバー11近くでケーシ
ング7に設けたブツシユ式のエンジン停止ボタン
で、操作レバー11と共にハンドルを握つた作業
者の手で両方が操作できるように配置している。
上記するのタイプ仕様の場合は、第5図aに
示すように板ばね12を用いる。この板ばね12
は、厚み方向に弾力を有する中抜き体で、板ばね
12の中孔にレバー基部材9の小径部9bを通
し、これを大径部9a側面とこれに対向する板ば
ね装入部14aの段面との間に圧縮状態に挿入
し、レバー基部材9に対して回動摩擦抵抗を生じ
させる。
他方、上記するのタイプ仕様の場合は、第5
図bに示すようにコイルばね13を用いる。この
コイルばね13はレバー基部材9の小径部9bに
緩嵌し、ハンドル周方向とは逆方向にコイルばね
12を付勢するように、コイルばね12の一端を
ケーシング7のコイルばね結合部13aに、他端
をレバー基部材9のコイルばね結合部13bにそ
れぞれ結合する。
(効果) この考案は上記の如く、1つの刈払機で簡単に
部品を交換することで、エンジンの回転を制御す
る操作レバーを、操作レバーから手を離しても操
作レバーが動かずにエンジン回転を一定に保つタ
イプの仕様と、操作レバーから手を離すと操作レ
バーが自動的に戻つてエンジンの回転をアイドリ
ング状態に保つタイプの仕様と共用できるから、
刈払作業に合わせてエンジンの回転を最適に制御
できる使い勝手の良い刈払機として刈払機の機能
を高め、作業性を向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した刈払機の全体斜視
図、第2図は操作レバー部の側面図、第3図は同
平面図、第4図は第2図−線における断面
図、第5図a,bは第2図の−線における断
面図である。 1……エンジン、2……刈刃、3……メインシ
ヤフト、4……ギヤケース、5……ハンドル、6
……グリツプ、7……ケーシング、8……ボル
ト、9……レバー基部材、10……中空部、11
……操作レバー、12……板ばね、13……コイ
ルばね、14a……板ばね装入部、14b……コ
イルばね装入部、15……スロツトルケーブル、
16……エンジン停止ボタン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刈払機におけるハンドルに装着され、ハンドル
    周方向に回動させてエンジンの回転を制御する操
    作レバーにおいて、前記操作レバーの基部材を、
    ハンドルに固定したケーシング内に設けた中空部
    に回動自在に嵌装し、前記中空部内でケーシング
    とレバー基部材間に、板ばね装入部とコイルばね
    装入部を形成し、板ばね装入部に板ばねを装入す
    るときは、ケーシングとレバー基部材間に板ばね
    を圧縮状態になるように装入し、コイルばね装入
    部にコイルばねを装入するときは、ハンドル周方
    向とは逆方向にコイルばねを付勢するようにコイ
    ルばねの一端をケーシングのコイルばね結合部
    に、他端をレバー基部材のコイルばね結合部にそ
    れぞれ結合するようにし、前記板ばねおよびコイ
    ルばねのいずれかを装入可能にしたことを特徴と
    する刈払機の操作レバー構造。
JP11997888U 1988-09-13 1988-09-13 Expired - Lifetime JPH0522029Y2 (ja)

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JPH0239616U JPH0239616U (ja) 1990-03-16
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JP5873667B2 (ja) * 2011-08-31 2016-03-01 株式会社マキタ 手持ち式作業機

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JPH0239616U (ja) 1990-03-16

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