JPH0347468Y2 - - Google Patents

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JPH0347468Y2
JPH0347468Y2 JP1984192424U JP19242484U JPH0347468Y2 JP H0347468 Y2 JPH0347468 Y2 JP H0347468Y2 JP 1984192424 U JP1984192424 U JP 1984192424U JP 19242484 U JP19242484 U JP 19242484U JP H0347468 Y2 JPH0347468 Y2 JP H0347468Y2
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working rod
rod
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ring
bracket
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JP1984192424U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、雑草などを刈払う刈払機の作業桿回
動規制装置に関する。
(従来の技術) 刈払機においては、刈払用回転刃のドライブシ
ヤフトを挿通した作業桿にハンドルが固定され、
このハンドルを把持して作業桿を回動操作するこ
とにより、上記刈払用回転刃を傾けて刈払作業を
行うことがある。この場合、作業桿の回動に伴つ
てエンジンが回動するとフロート型気化器を採用
している場合などにエンジンの作動不調を招き易
い。そこで、上記作業桿をエンジン側に対し回動
可能に支持し、エンジン側をハンガおよびこれに
連結したバンドにて作業者の肩に吊して作業を行
なうことにより、エンジンの姿勢を変えずに作業
桿を回動させるスイベル機構が多く採用されてい
る。
ところで、刈払作業においては、斜面に生えて
いる草など比較的高い場所のものを刈払う上向き
作業を行うことがあるが、この場合、作業桿を持
ち上げると、エンジン側も持ち上げられて宙に浮
き、ドライブシヤフトの回転の反動で作業桿に対
してエンジン側が回転することがある。
そこで、従来、例えば実公昭51−27147号公報
に記載されている如く、下端部同士を係合した一
対の円弧状部を作業桿に緩く嵌合し、この両円弧
状部よりハンガを介して対向する起立部を立設し
てなる締付部材を設け、対向する起立部を蝶ねじ
にて締付けることにより、円弧状部を作業桿に一
体的に固定する一方、起立部をハンガに係止し、
ハンガに対して作業桿を固定するようにしたスイ
ベルロツク機構が多く採用されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来のスイベルロツク機構において
は、この蝶ねじが作業桿の片側(例えば、作業桿
先端側からみた場合に作業桿の左側)に配置され
るから、作業者の利き腕のいかんによつては蝶ね
じの操作が難しくなることがある。これに対し
て、上記蝶ねじによるロツク及びその解除操作を
容易にすべく、作業者が力を入れ易いように蝶ね
じを大きくすると、作業桿からの蝶ねじの突出量
が大となつて作業者に接触し易くなり、刈払作業
性が低くなる。さらに、上記スイベルロツク機構
においては、一対の締付部材、つまり蝶ねじ及び
これに螺合するボルトが必要となる。
すなわち、本考案の課題は、作業桿の回動を規
制する装置、つまりスイベルロツク機構を刈払機
に採用するにあたり、部品点数の増大、従つて製
作費の増大、刈払機の重量増、組立性の悪化を招
くことなく、作業桿の回動規制及びその解除の際
の操作性及び刈払作業性の向上を図ることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、このような課題に対して、作業桿に
対して当接可能な可撓性を有する突出部をハンガ
側に一体に設け、この突出部をリング部材のテー
パ嵌合によつて作業桿に圧接することにより、エ
ンジンに対する作業桿の回動を規制できるように
するものである。
すなわち、そのための具体的な手段は、先端に
刈払用回転刃が設けられた作業桿がエンジンに対
し回動可能に設けられ、エンジン側にハンガが固
定された刈払機の作業桿回動規制装置であつて、 上記ハンガに固定され作業桿に回動可能に外嵌
されたブラケツトと、 上記ブラケツトと一体に設けられて作業桿長手
方向に突出しており、作業桿外面に当接するよう
可撓性を有する突出部と、 上記作業桿に外嵌されて作業桿長手方向に進退
可能に設けられ、上記ブラケツトの突出部とのテ
ーパ嵌合により、この突出部を作業桿に圧接して
エンジンに対する作業桿の回動を規制するリング
とを備えてなることを特徴とするものである。
(作用) 上記作業桿回動規制装置においては、ブラケツ
トの突出部へのリングのテーパ嵌合により、この
突出部が作業桿に圧接されてハンガのブラケツト
と作業桿とが互いに固定の関係となり、エンジン
に対する作業桿の回動が規制される。
この場合、作業桿の回動規制及びその解除を行
なうための部材は作業桿に外嵌されてリングであ
つて、右利き左利きいずれの作業者でもその操作
性に変わりはない。そして、上記作業桿の回動規
制及びその解除を行なうために要する力を少さく
すべくリングの外径を大きくしても、このリング
の作業桿側方への突出量はそれほど大きくはなら
ず、作業者に触れて刈払作業に支障を招くという
ことを避けることができる。また、上記リング
は、テーパ嵌合によつて突出部を作業桿に圧接す
る、つまり締め付ける構成であるから、締付力の
加減がし易く、上記回動規制とその解除の操作性
向上が図れる。
また、突出部をハンガのブラケツトと一体にし
たから、回動規制のために別途設ける部品はリン
グだけでよく、部品点数が少なくなるから、組立
工数を削減することができるとともに、部品製作
費を比較的低く抑えることができ、コストダウン
が図れ、さらには大きな重量増も招かない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図に一部省略して示す刈払機1において、
2はエンジン3の出力軸に対しクラツチ4を介し
て結合されるドライブシヤフト、5はこのドライ
ブシヤフト2を挿通した作業桿であり、ドライブ
シヤフト2には作業桿5の先端において第3図
(刈払機1の作業姿勢を表わしている)に示す刈
払用回転刃6が、作業桿5にはハンドル7がそれ
ぞれ取り付けられている。
作業桿5は、クラツチケース8にプツシユ1
1,12を介して回動可能に支持され、クラツチ
ケース8はエンジン3に固定され、また、ホルダ
10には肩掛けバンド13を連結したハンガ14
の後端が固定されている。つまり、作業桿5はエ
ンジン3に対し回動可能に設けられ、また、ハン
ガ14はエンジンに対し回動しないように設けら
れている。
そうして、ハンガ14の前端は、作業桿5に回
動可能に嵌められたブラケツト15に固定され、
このブラケツト15には作業桿長手方向において
ハンガ14よりも前方へ突出した雄ねじ部16
と、この雄ねじ部16の前端から第2図(第1図
のA−A線断面図)に示すスリツト17を存して
前方へ突出し作業桿外面に当接可能な可撓性を有
する複数の突出部18とが一体に設けられてお
り、この突出部18にリング19が作業桿5の前
側から後方へ向けて嵌合するようになつている。
すなわち、リング19はその後部に上記雄ねじ
部16と螺合する雌ねじ部20があり、中央部内
面において上記突出部18の外面に密嵌合するよ
うになつている。本例の場合、突出部18の外面
には上記リング19の嵌合方向(第1図の矢符
B)において作業桿5の外面からの径が漸次大と
なる外テーパ21が付され、また、リング19の
中央部内面には上記外テーパ21に接触する勾配
を大とした内テーパ22が付されている。また、
突出部18の前端部には外方へ突出した突起23
があり、一方、リング19には上記内テーパ22
の前端に続いて内径を大として形成された段部2
4があり、リング19は突起23と段部24との
係合により突出部18に対する抜け止めがなされ
ている。
なお、リング19の外周面には軸方向の凹溝2
5を多数設けてすべり止めがなされ、また、ブラ
ケツト15の下端部にはエンジン3のスロツトル
バルブとハンドル7のスロツトルレバー(図示省
略)とを連結するコントロールワイヤ27の支持
孔28が設けられている。さらに、作業桿5の内
にはドライブシヤフト2の偏心を防止する嵌入部
材29が介装されている。このドライブシヤフト
2はクラツチ4のボス部30に結合されている。
なお、第1図、第3図において、32はプロテク
タである。
刈払機1の作業姿勢について説明するに、第3
図に示す如く、地面の草を刈る場合、刈払機1は
作業者の肩に吊り下げられ、ハンドル7の操作に
より刈払用回転刃6が好ましい角度に傾けられ
る。このときは、リング19は突出部18に対す
る嵌合、つまりは締付けが弛められていて、作業
桿5はエンジン3に対して回転可能であり、ハン
ドル7には作業桿5を傾けてもエンジン3は傾か
ない。
しかして、斜面などの草を刈る場合、刈払機1
は鎖線で示す如く持ち上げられるが、このとき
は、予めリング19を回転させて突出部18に対
し締め込むことでリング19と突出部18とが外
テーパ21と内テーパ20とで密嵌合され、突出
部18が作業桿5に圧接されて作業桿5はハンガ
14に対し、つまりはエンジン3に対し固定され
る。従つて、上述の如く刈払機1を持ち上げるこ
とで肩掛バンドが緩み、エンジン3が宙に浮いた
状態で作業を行なつても、エンジン3と作業桿5
との相対的な回動が規制されているから、エンジ
ン3はドライブシヤフト2の回転反動で回動する
ことはない。
そして、上記刈払機1の場合、作業桿5の回動
規制及びその解除を行なうリング19は、左右い
ずれからでも操作をすることができ、従つて、作
業者の利き腕のいかんを問題としない。また、こ
のリング19は、作業桿5の外径よりも大径であ
り、作業者は比較的小さな力でもつてリング19
を回転させて上記回動規制及びその解除を行なう
ことができ、操作が容易となる。しかも、リング
19を大径にしても作業桿5から外方への突出量
は少なくてもよく、作業中に上記回動規制のため
のリング19が作業者31にあたることもない。
また、この回動規制のための部材はリング19と
突出部18であり、かつ、この突出部18はハン
ガ14のブラケツト15と一体になつているか
ら、部品点数が非常に少なく組立が容易となると
ともに、刈払機1の大きな重量増も招かない。
なお、上記実施例では、突出部18の外面とリ
ング19の内面の双方にテーパ21,22を設け
たが、いずれか一方のみに設けるだけでもよい。
また、上記実施例ではリング19の突出部18に
対する嵌合に雄ねじ部16と雌ねじ部20の螺合
を利用したが、かかるねじ部を設けずに、リング
を軸方向にスライドさせてリングと突出部とを嵌
合せしめる方式を採用してもよい。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、作業桿に対して当接
可能な可撓性を有する突出部をハンガのブラケツ
トに一体に設けて作業桿長手方向に突出せしめ、
この突出部をリング部材のテーパ嵌合によつて作
業桿に圧接することにより、エンジンに対する作
業桿の回動を規制するようにしたから、作業桿の
回動規制及びその解除を行なうための部品点数を
従来よりも削減することができるとともに、刈払
作業性に支障を来すことなく、作業桿の回動規制
及びその解除に要する力を小さくすることがで
き、また、作業者の利き腕のいかんを問題にする
こともなく、よつて、組立工数を削減し、製作コ
ストの増大や刈払機の重量増を抑えながら、作業
桿の回動規制及びその解除にあたつての操作上の
向上及び刈払作業性の向上を図ることができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は刈払機
の作業桿の支持構造を示す縦断面図、第2図は第
1図のA−A線断面図、第3図は刈払機の作業姿
勢を示す斜視図である。 1……刈払機、2……ドライブシヤフト、3…
…エンジン、4……クラツチ、5……作業桿、6
……刈払用回転刃、7……ハンドル、8……クラ
ツチケース、13……肩掛けバンド、14……ハ
ンガ、15……ブラケツト、18……突出部、1
9……リング、21……外テーパ、22……内テ
ーパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端に刈払用回転刃が設けられた作業桿がエン
    ジンに対し回動可能に設けられ、エンジン側にハ
    ンガが固定された刈払機の作業桿回動規制装置で
    あつて、 上記ハンガに固定され作業桿に回動可能に外嵌
    されたブラケツトと、 上記ブラケツトと一体に設けられて作業桿長手
    方向に突出しており、作業桿外面に当接するよう
    可撓性を有する突出部と、 上記作業桿に外嵌されて作業桿長手方向に進退
    可能に設けられ、上記ブラケツトの突出部とのテ
    ーパ嵌合により、この突出部を作業桿に圧接して
    エンジンに対する作業桿の回動を規制するリング
    とを備えてなることを特徴とする刈払機の作業桿
    回動規制装置。
JP1984192424U 1984-12-18 1984-12-18 Expired JPH0347468Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984192424U JPH0347468Y2 (ja) 1984-12-18 1984-12-18

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JP1984192424U JPH0347468Y2 (ja) 1984-12-18 1984-12-18

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JPS61105431U JPS61105431U (ja) 1986-07-04
JPH0347468Y2 true JPH0347468Y2 (ja) 1991-10-09

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Family Applications (1)

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JP1984192424U Expired JPH0347468Y2 (ja) 1984-12-18 1984-12-18

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626157Y2 (ja) * 1978-04-13 1981-06-20
JPS6025036Y2 (ja) * 1980-04-30 1985-07-26 達郎 伊奈 カメラ用三脚
JPS5964619U (ja) * 1982-10-26 1984-04-28 小松ゼノア株式会社 刈払機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61105431U (ja) 1986-07-04

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