JPH05219636A - 電力ケーブル接続部 - Google Patents
電力ケーブル接続部Info
- Publication number
- JPH05219636A JPH05219636A JP4054106A JP5410692A JPH05219636A JP H05219636 A JPH05219636 A JP H05219636A JP 4054106 A JP4054106 A JP 4054106A JP 5410692 A JP5410692 A JP 5410692A JP H05219636 A JPH05219636 A JP H05219636A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- rubber
- polyethylene
- stress cone
- power cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力ケーブル接続部の主絶縁ユニットをポリ
エチレンもしくは架橋ポリエチレンで形成する。。 【構成】 ケーブル導体同士を接続した導体接続管の外
周に埋込電極を有する主絶縁ユニットを配置し、ケーブ
ル絶縁体と前記主絶縁ユニットの間にゴムモールドスト
レスコーンが所定の圧力で装着されたＣＶケーブル用プ
レハブ型接続部において、前記主絶縁ユニットの絶縁体
がポリエチレンもしくは架橋ポリエチレンであることを
特徴とする。そして、この主絶縁ユニットは金属製補強
筒に収納して設置される。
エチレンもしくは架橋ポリエチレンで形成する。。 【構成】 ケーブル導体同士を接続した導体接続管の外
周に埋込電極を有する主絶縁ユニットを配置し、ケーブ
ル絶縁体と前記主絶縁ユニットの間にゴムモールドスト
レスコーンが所定の圧力で装着されたＣＶケーブル用プ
レハブ型接続部において、前記主絶縁ユニットの絶縁体
がポリエチレンもしくは架橋ポリエチレンであることを
特徴とする。そして、この主絶縁ユニットは金属製補強
筒に収納して設置される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電力ケーブル接続部
の改良に関するものである。
の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電力ケーブルのプレハブジョイントの構
造は、例えば、図３に接続部の右側上半部分の断面図を
示すように、電力ケーブル１１のケーブル導体１をケー
ブル絶縁体２，絶縁ゴム３と導電性ゴム５からなるゴム
モールドストレスコーンおよびエポキシユニット４を組
み立てて絶縁するようになっている。絶縁ゴム３と導電
性ゴム５からなるゴムモールドストレスコーンは押し金
具６を介してスプリング７によりエポキシユニット４の
内周に設けられたテーパー面に押圧されるが、このゴム
モールドストレスコーンの押圧力はエポキシユニット４
で支えられることになる。なお、８はエポキシユニット
４内部に設けられた埋込電極である。
造は、例えば、図３に接続部の右側上半部分の断面図を
示すように、電力ケーブル１１のケーブル導体１をケー
ブル絶縁体２，絶縁ゴム３と導電性ゴム５からなるゴム
モールドストレスコーンおよびエポキシユニット４を組
み立てて絶縁するようになっている。絶縁ゴム３と導電
性ゴム５からなるゴムモールドストレスコーンは押し金
具６を介してスプリング７によりエポキシユニット４の
内周に設けられたテーパー面に押圧されるが、このゴム
モールドストレスコーンの押圧力はエポキシユニット４
で支えられることになる。なお、８はエポキシユニット
４内部に設けられた埋込電極である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電力ケーブル接続部には、埋込電極８をエポ
キシ樹脂で覆っていたため次のような問題点が生じてく
る。即ち、通常エポキシ樹脂の絶縁破壊電界は、ポリエ
チレン，架橋ポリエチレン（ＸＬＰＥ）より小さく、必
然的に設計ストレスも小さく取らざるを得ない。そのた
め、今後、電力ケーブル接続部であるプレハブジョイン
トに適用した場合、絶縁層が厚くなり電力ケーブル接続
部の小型化や高電圧化の際に大きな障壁となる。
うな従来の電力ケーブル接続部には、埋込電極８をエポ
キシ樹脂で覆っていたため次のような問題点が生じてく
る。即ち、通常エポキシ樹脂の絶縁破壊電界は、ポリエ
チレン，架橋ポリエチレン（ＸＬＰＥ）より小さく、必
然的に設計ストレスも小さく取らざるを得ない。そのた
め、今後、電力ケーブル接続部であるプレハブジョイン
トに適用した場合、絶縁層が厚くなり電力ケーブル接続
部の小型化や高電圧化の際に大きな障壁となる。
【０００４】また、比重もＸＬＰＥの０．９１に対しエ
ポキシ樹脂は１．６〜２．０であり、それだけユニット
重量も重くなり、組立て作業性等において支障が生じる
ことになる。
ポキシ樹脂は１．６〜２．０であり、それだけユニット
重量も重くなり、組立て作業性等において支障が生じる
ことになる。
【０００５】この発明の目的は、このような点に鑑みて
なされたもので、前述の欠点を解消し、小型化や高電圧
化に対応することができる電力ケーブル接続部を提供す
るにある。
なされたもので、前述の欠点を解消し、小型化や高電圧
化に対応することができる電力ケーブル接続部を提供す
るにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、ケーブル導
体同士を接続した導体接続管の外周に埋込電極を有する
主絶縁ユニットを配置し、ケーブル絶縁体と前記主絶縁
ユニットの間にゴムモールドストレスコーンが所定の圧
力で装着されたＣＶケーブル用プレハブ型接続部におい
て、前記主絶縁ユニットの絶縁体がポリエチレンもしく
は架橋ポリエチレンであることを特徴とする電力ケーブ
ル接続部である。また、この発明は、前記主絶縁ユニッ
トは金属製補強筒に収納されて設置されることを特徴と
する電力ケーブル接続部である。
体同士を接続した導体接続管の外周に埋込電極を有する
主絶縁ユニットを配置し、ケーブル絶縁体と前記主絶縁
ユニットの間にゴムモールドストレスコーンが所定の圧
力で装着されたＣＶケーブル用プレハブ型接続部におい
て、前記主絶縁ユニットの絶縁体がポリエチレンもしく
は架橋ポリエチレンであることを特徴とする電力ケーブ
ル接続部である。また、この発明は、前記主絶縁ユニッ
トは金属製補強筒に収納されて設置されることを特徴と
する電力ケーブル接続部である。
【０００７】
【作用】エポキシユニットに代わって、電力ケーブルの
接続部をポリエチレン，架橋ポリエチレンと金属円筒に
より構成したため、これによって、耐電圧特性を大幅に
向上させるとともに、必然的に電力ケーブルの外形の縮
小化と軽量化を図り、組立性を向上させることができ
る。
接続部をポリエチレン，架橋ポリエチレンと金属円筒に
より構成したため、これによって、耐電圧特性を大幅に
向上させるとともに、必然的に電力ケーブルの外形の縮
小化と軽量化を図り、組立性を向上させることができ
る。
【０００８】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。図１は、電力ケーブル接続部の右側上半部分の
断面図である。１０は埋込電極８を有する架橋ポリエチ
レンからなる主絶縁ユニットで、ゴムモールドストレス
コーンの絶縁ゴム３とケーブル絶縁体２と共にケーブル
導体１を絶縁している。また、スプリング７が絶縁ゴム
３と導電性ゴム５からなるゴムモールドストレスコーン
を押している力は、主絶縁ユニット１０の外周に配置さ
れた金属円筒の補強筒９により支えるように構成され
る。
明する。図１は、電力ケーブル接続部の右側上半部分の
断面図である。１０は埋込電極８を有する架橋ポリエチ
レンからなる主絶縁ユニットで、ゴムモールドストレス
コーンの絶縁ゴム３とケーブル絶縁体２と共にケーブル
導体１を絶縁している。また、スプリング７が絶縁ゴム
３と導電性ゴム５からなるゴムモールドストレスコーン
を押している力は、主絶縁ユニット１０の外周に配置さ
れた金属円筒の補強筒９により支えるように構成され
る。
【０００９】図２は、主絶縁ユニット１０の製造方法を
示す右半分の断面図である。即ち、鋳型１２の全体を図
示しない真空容器内に挿入し、中央部の埋込電極８を鋳
型１２に固定し、ポリエチレン樹脂１３を上部から注入
し、高温加圧下でポリエチレン樹脂１３を架橋させる。
そして、加圧下で冷却を行って製造を行うのである。
示す右半分の断面図である。即ち、鋳型１２の全体を図
示しない真空容器内に挿入し、中央部の埋込電極８を鋳
型１２に固定し、ポリエチレン樹脂１３を上部から注入
し、高温加圧下でポリエチレン樹脂１３を架橋させる。
そして、加圧下で冷却を行って製造を行うのである。
【００１０】このようにして製造された主絶縁ユニット
１０と金属性補強筒９を従来のエポキシユニットの代わ
りに使用することにより、エポキシユニットとしての絶
縁性能とスプリングの力を支えることは、それぞれ架橋
ポリエチレンと金属性補強筒が果たし、これによって絶
縁材料がエポキシ樹脂から架橋ポリエチレン樹脂に代わ
ったことにより耐電圧性が大幅に向上し、また、ポリエ
チレン樹脂には更に耐電圧値を向上する余地があるた
め、電力ケーブルの高圧化やプレハブジョイントの小型
化に対応することができるものとなる。
１０と金属性補強筒９を従来のエポキシユニットの代わ
りに使用することにより、エポキシユニットとしての絶
縁性能とスプリングの力を支えることは、それぞれ架橋
ポリエチレンと金属性補強筒が果たし、これによって絶
縁材料がエポキシ樹脂から架橋ポリエチレン樹脂に代わ
ったことにより耐電圧性が大幅に向上し、また、ポリエ
チレン樹脂には更に耐電圧値を向上する余地があるた
め、電力ケーブルの高圧化やプレハブジョイントの小型
化に対応することができるものとなる。
【００１１】上記例では、主絶縁ユニットに架橋ポリエ
チレン樹脂を使用するものについて説明したが、ポリエ
チレン樹脂を使用しても良いことは勿論である。
チレン樹脂を使用するものについて説明したが、ポリエ
チレン樹脂を使用しても良いことは勿論である。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の電力ケ
ーブル接続部は、エポキシ樹脂に比べポリエチレン，架
橋ポリエチレン樹脂の破壊ストレスは１．５〜２倍程度
期待できることから、同じ絶縁厚であれば耐電圧特性を
大幅に向上することが可能になる。逆に、同じ耐電圧を
得るには絶縁厚が小さくて良く、比重の差と相まってコ
ンパクトで軽量なプレハブジョイントが達成できる。
ーブル接続部は、エポキシ樹脂に比べポリエチレン，架
橋ポリエチレン樹脂の破壊ストレスは１．５〜２倍程度
期待できることから、同じ絶縁厚であれば耐電圧特性を
大幅に向上することが可能になる。逆に、同じ耐電圧を
得るには絶縁厚が小さくて良く、比重の差と相まってコ
ンパクトで軽量なプレハブジョイントが達成できる。
【図１】この発明の実施例の電力ケーブル接続部の構成
を示す右上半部分の断面図、
を示す右上半部分の断面図、
【図２】主絶縁ユニットの製造方法を示す右半分のみの
断面図、
断面図、
【図３】従来の電力ケーブル接続部の構成の断面図であ
る。
る。
１ ケーブル導体 ２ ケーブル絶縁体 ３ 絶縁ゴム ４ エポキシユニット ５ 導電性ゴム（ゴムモールドストレスコーン） ６ 押し金具 ７ スプリング ８ 埋込電極 ９ 金属円筒 １０ 主絶縁ユニット １１ 電力ケーブル １２ 鋳型 １３ ポリエチレン樹脂
Claims (2)
- 【請求項１】 ケーブル導体同士を接続した導体接続管
の外周に埋込電極を有する主絶縁ユニットを配置し、ケ
ーブル絶縁体と前記主絶縁ユニットの間にゴムモールド
ストレスコーンが所定の圧力で装着されたＣＶケーブル
用プレハブ型接続部において、前記主絶縁ユニットの絶
縁体がポリエチレンもしくは架橋ポリエチレンであるこ
とを特徴とする電力ケーブル接続部。 - 【請求項２】 前記主絶縁ユニットは金属製補強筒に収
納されて設置されることを特徴とする請求項１記載の電
力ケーブル接続部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4054106A JPH05219636A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 電力ケーブル接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4054106A JPH05219636A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 電力ケーブル接続部 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05219636A true JPH05219636A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=12961359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4054106A Pending JPH05219636A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 電力ケーブル接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05219636A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2063512A1 (en) * | 2007-11-21 | 2009-05-27 | Abb Research Ltd. | A method of producing an electric power device, and an electric power device |
-
1992
- 1992-02-06 JP JP4054106A patent/JPH05219636A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2063512A1 (en) * | 2007-11-21 | 2009-05-27 | Abb Research Ltd. | A method of producing an electric power device, and an electric power device |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8049108B2 (en) | High voltage bushing and high voltage device comprising such bushing | |
| US3770878A (en) | Hermetically sealed electrical terminal | |
| JP5596958B2 (ja) | 架空線取合いブッシング | |
| EP1041593A2 (en) | Switch gear and power switching apparatus | |
| JPH05219636A (ja) | 電力ケーブル接続部 | |
| JPS58131610A (ja) | 電気ブツシングとその製造方法 | |
| US6242902B1 (en) | Measuring configuration, and use of the measuring configuration | |
| JP3568093B2 (ja) | ポリマー支持碍子 | |
| JP3155208B2 (ja) | プレハブジョイントのシール構造 | |
| JP3833444B2 (ja) | モールド真空バルブ及びその製造方法 | |
| JP3766307B2 (ja) | プレモールドゴム絶縁筒を用いたプラスチック絶縁電力ケーブル接続部 | |
| JPH08196026A (ja) | 固体絶縁電力ケーブルの導体接続部 | |
| JP2001167673A (ja) | 電力開閉器 | |
| JP3786857B2 (ja) | プレモールドゴム絶縁筒を用いたプラスチック絶縁電力ケーブル接続部 | |
| JPS6339861Y2 (ja) | ||
| JP3782003B2 (ja) | プレモールドゴム絶縁筒およびそれを用いたプラスチック絶縁電力ケーブル接続部 | |
| JPH0140109Y2 (ja) | ||
| JPH069342U (ja) | プレハブ形ケーブル接続部 | |
| JPH05122825A (ja) | ケ−ブル接続ユニツト | |
| JPH0732528B2 (ja) | 注形絶縁物 | |
| JPH0237237Y2 (ja) | ||
| JPS626821Y2 (ja) | ||
| JPH0919014A (ja) | 樹脂成形絶縁導体 | |
| JPH08249963A (ja) | 絶縁ブッシング | |
| JPH0548537U (ja) | ケーブル接続部 |