JP2001167673A - 電力開閉器 - Google Patents

電力開閉器

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JP2001167673A JP35322299A JP35322299A JP2001167673A JP 2001167673 A JP2001167673 A JP 2001167673A JP 35322299 A JP35322299 A JP 35322299A JP 35322299 A JP35322299 A JP 35322299A JP 2001167673 A JP2001167673 A JP 2001167673A
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聖一 宮本
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稔 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空容器の接合部における機械的損傷の防
止、電界集中による放電の防止をより合理的に実現す
る。 【解決手段】 真空容器の絶縁円筒と金属製真空容器部
品の接合部近傍を導電性ゴムのクッションリングで被い
その外側から前記真空容器外表面とともに樹脂絶縁層で
覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は真空スイッチを用
いた電力開閉器に関するもので、さらに詳しくは複数の
真空スイッチを一体化した電力開閉器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】母線から受電し各種の負荷機器や他の電
気系統に配電するために用いる閉鎖型配電盤は、母線と
の接続のための母線側導体、負荷への送電ケーブルとの
接続のための負荷側導体等の接続導体とともに、母線側
導体と負荷側導体とを接離する主回路開閉器、負荷側導
体を接地するための接地開閉器、監視制御に必要な制御
機器等の内部機器を接地金属製外箱の中に配設してい
る。特公平7−28488号公報には図6にその構成図
を示す閉鎖型配電盤における主要な内部機器である主回
路開閉器および接地開閉器を接続導体の一部とともに一
体化して機能ユニットとしたリングメイン開閉装置の記
載がある。
【0003】このリングメイン開閉装置は、絶縁性ガス
を封入した容器の内部に主回路開閉器である真空スイッ
チと接地極をもつ3つの断路器とこれらを接続する接続
導体を備え、容器の周壁を貫通する一対のブッシングを
介して配電回路網と接続するように構成しており、これ
を用いてリング状回路網に適用する閉鎖型配電盤の小型
化を図っている。
【0004】ところが以上のようなリングメイン開閉装
置は、真空スイッチは主回路の開閉のみを行い3つの断
路器が配電回路網との切離しと切離した回路導体の接地
を行う構成となっており、配電回路網の電圧階級と封入
する絶縁性ガスとその圧力によって必要な絶縁距離が規
定され、また各構成要素の接続関係によってそれぞれの
配置が自ずから決まるため容器の小型化に制限が生じ、
さらには回路が容器内部で短絡した場合、封入した絶縁
性ガスが高温・高圧となる可能性があるため、容器は絶
縁性ガスの圧力上昇に耐えかつこの内部圧力を開放する
ための圧力開放機構を設ける必要があり、構造が複雑で
コストが上昇するという問題がある。
【0005】以上のような問題点を解決するため、本願
発明者は先に特願平11−95583号で主回路開閉
部、接地開閉部、および夫々の負荷側電極を電気的に接
続する可撓性導体を真空容器内に収容した複合真空スイ
ッチを形成し、この複合真空スイッチの1回路3相分を
絶縁性樹脂の注形により一体化して上述のリングメイン
開閉装置と同等の機能を備えた電力開閉器を提案してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した電力開閉器を
構成している複合真空スイッチは、セラミック等を用い
た絶縁円筒の端面にろう付けにより金属製の真空容器部
品を接合して形成した真空容器中に主回路開閉部と接地
開閉部とを封入したものである。真空容器の接合部は絶
縁円筒の端面にメタライジングにより金属層を形成して
この金属層と金属製真空容器部品をろう付けしたもので
あるため、真空容器中で最も機械的強度が小さい。複数
の複合真空スイッチを一体化している絶縁性樹脂層の硬
化収縮による圧縮応力や通電による熱応力によって真空
容器の接合部が損傷しないよう種々の対策を講じてい
る。また、真空容器の接合部には絶縁円筒端面のメタラ
イジング金属層とろうフィレット部とでエッジが形成さ
れるため電界集中による放電を防止するための対策も必
要である。 この発明は、真空容器の接合部における機械的損傷の防
止、電界集中による放電の防止をより合理的に実現する
ことを目的としている。また、生産性を向上させより小
型化した電力開閉器の実現を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による電力開閉
器は、真空容器の絶縁円筒と金属製真空容器部品の接合
部近傍を導電性ゴムのクッションリングで被いその外側
から前記真空容器外表面とともに樹脂絶縁層で覆ったも
のである。
【0008】また、導電性ゴムクッションリングはその
一端で絶縁円筒外周端部を、他端で金属製真空容器部品
外周を被うとともに、絶縁円筒外周端部を被う側の端部
コーナーをこの部分の厚さよりやや小さい半径の円弧を
もって丸め、金属製真空容器部品外周を被う側の端部外
周面を突端の厚さがほぼ0となる円錐面状となし、内周
面の段部に接合部に形成されるろうフィレットの寸法よ
り大きい面取りを施したものである。
【0009】また、導電性ゴムクッションリングはその
一端で絶縁円筒外周端部を、他端で金属製真空容器部品
外周を被うとともに、絶縁円筒外周端部を被う側の端部
コーナーをこの部分の厚さよりやや小さい半径の円弧を
もって丸め、金属製真空容器部品外周を被う側の端部は
絶縁円筒の軸方向と直交する平面をなし、内周面の段部
および金属製真空容器部品外周を被う側の内径側端部角
部に前記接合部に形成されるろうフィレットの寸法より
大きい面取りを施したものである。
【0010】また、要素スイッチの電極と電力開閉器外
部とを接続する接続導体を樹脂絶縁層の内部において締
結手段により連結したものである。
【0011】また、締結手段はその頭部側断面が円弧状
のボルトとしたものである。
【0012】また、樹脂絶縁層内部の接続導体外周に分
圧電極を備え、この分圧電極は接続導体に固定した絶縁
物により位置決めたものである。
【0013】また、樹脂絶縁層内部に接続導体とその一
方の電極を接続しその静電容量が接続導体に対する極間
および相間の浮遊容量より大きい分圧コンデンサを備え
たものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明を
適用した電力開閉器を図を用いて説明する。なお、この
発明の各実施の形態を示す図面においてはそれぞれ同等
もしくは相当する部分に同一の符号を付し説明の重複す
る部分は省略する。図1はこの発明の第1の実施形態で
ある電力開閉器の要部断面図であり、この電力開閉器
は、主回路開閉部1、接地開閉部2、主回路開閉部1と
接地開閉部2とを封入する真空容器3および真空容器3
を包み込む外装絶縁体4を主体として構成している。
【0015】主回路開閉部1は中間部を絶縁体で連結し
た第1の可動電極11と第1の固定電極12とで構成
し、接地開閉部2は第2の可動電極21と第2の固定電
極22とで構成しており、第1の可動電極11と第2の
固定電極22の間を可撓性の連携導体18で接続してい
る。真空容器3は、断面が長円形で主回路開閉部1と接
地開閉部2とが平行に貫通する開口31aおよび31b
を設けた金属製の容器胴部31、セラミック製の絶縁円
筒321〜323、円筒状封着部材331と332、底
を第1の可動電極11または第2の可動電極22または
第1の固定電極12または第2の固定電極22のいずれ
かが貫通する開口部を設けたカップ状封着部材341〜
344、円筒状のアークシールド35、ベローズ361
と362および電界緩和リング371と372とで構成
している。外装絶縁体4はクッションリング411〜4
14、樹脂絶縁層42で構成している。
【0016】真空容器3は、容器胴部31に設けた4つ
の開口31aおよび31bの外側にそれぞれ円筒状封着
部材331または332、絶縁円筒321〜323のい
ずれか、カップ状封着部材341〜344のいずれかを
ろう付けにより気密に接合して積み重ね、カップ状封着
部材341または342の底面の開口部周縁にベローズ
361または362の一端を、また開口31aの周縁と
これと対向するカップ状封着部材343の底面に電界緩
和リング371を、開口31bの周縁とこれと対向する
カップ状封着部材344の底面に電界緩和リング372
をそれぞれろう付けにより接合している。なお、絶縁円
筒322はその内面中央部に段部を備えており、この段
部に内周壁面との間に均等な隙間をもたせてアークシー
ルド35を取付けている。絶縁円筒321と322の直
径は絶縁円筒323のそれより大きい。これは第1の可
動電極11はその中央部に絶縁ロッド11aとロッドシ
ールド11bを備えており、また絶縁円筒322の内面
中央部にアークシールド35を取付けているためであ
る。
【0017】容器胴部31、絶縁円筒321と322、
円筒状封着部材331、カップ状封着部材341と34
3で形成する内部空間中央に主回路開閉部1を、容器胴
部31、絶縁円筒323、円筒状封着部材332、カッ
プ状封着部材342と344で形成する内部空間中央に
接地開閉部2を取付け両者を連携導体18で接続し、第
1の可動電極11とベローズ361の他端を、第2の可
動電極21とベローズ362の他端を、第1の固定電極
12とカップ状封着部材343の底部開口周縁を、第2
の固定電極22とカップ状封着部材344の底部開口周
縁をそれぞれろう付けにより気密に接合し封止してい
る。セラミック製の絶縁円筒321〜323とこれに接
合する金属製の各部材との熱膨張率の相違によるろう付
けによる接合部の残留応力を低減するため金属製の各部
材についてその材質および形状に工夫を要することは従
来の真空スイッチの場合と同一である。
【0018】円筒状封着部材331または332の外周
から絶縁円筒321〜323の接合部近傍にかけて一体
的に、また絶縁円筒321とカップ状封着部材341の
接合部近傍に、また絶縁円筒321〜323とカップ状
封着部材341〜344の接合部近傍にそれぞれクッシ
ョンリング411〜414を被せ、カップ状封着部材3
41と342の底側端部および第1の固定電極12およ
び第2の固定電極22の回路接続側端部を除く真空容器
3および固定電極12および22の外表面とクッション
リング411〜414の外表面は樹脂絶縁層42で覆っ
ている。
【0019】クッションリング411〜414は導電性
ゴムを圧縮成形法等により成形したもので、成形した状
態でのその内直径は真空容器3に嵌め合わせる部分の外
形寸法より若干小さくなっている。その断面形状を図2
に示す。
【0020】図2(a)はクッションリング411と4
12の断面形状を示しており、X1部分が絶縁円筒32
1〜323の端部を被い、Y1部分がカップ状封着部材
341〜344の外周面端部を被う。X1部分の外径側
コーナーにはこの部分の厚さより小さい半径の丸みをも
たせ真空容器3へ装着した状態においてこの部分での電
界緩和を図っている。また、Y1部分の外径側は円錐面
としておりその端部で肉厚をほぼ0としている。また、
内径側でX1部分に隣接する角部には絶縁円筒321〜
323とカップ状封着部材341〜344の接合部に形
成されるろうフィレットとの干渉を避けるための面取り
を施している。
【0021】図2(b)はクッションリング413と4
14の断面形状を示しており、X2部分が絶縁円筒32
1〜323の端部を被い、Y2部分が円筒状封着部材3
31または332の外周面を被う。また、容器胴部31
に接する端面をZで示している。X2部分の外径側コー
ナーにはこの部分の厚さより小さな半径の丸みをもたせ
真空容器3へ装着した状態においてこの部分での電界緩
和を図っている。Y2部分の内径側でX2部分に隣接す
る角部と端面Z側の角部には絶縁円筒321〜323と
円筒状封着部材331または332の接合部および容器
胴部31と円筒状封着部材331または332の接合部
に形成されるろうフィレットとの干渉を避けるための面
取りを施している。Z面は容器胴部31に密着するよう
平面になっている。
【0022】クッションリング411〜414は、真空
容器3の絶縁円筒321〜323の端部に形成するメタ
ライズ層外周縁あるいは他の部材との接合部に形成され
るろうフィレットの外周縁部分での電界集中を緩和させ
る。なお、樹脂絶縁層43を注形法等により形成すると
きのろうフィレット部への樹脂のしみ込みを防止すると
ともに、樹脂絶縁層43の収縮応力および運転時の温度
変化による熱応力を緩和する作用をもつ。
【0023】真空容器3に主回路開閉部1と接地開閉部
2を組み込み、さらにクッションリング411〜414
を上述のように取付け、これを所定の金型に固定し注形
法によりエポキシ樹脂の樹脂絶縁層42を形成する。
【0024】以上のように構成した電力開閉器は、真空
容器3の内部に設けた2つの要素スイッチによって主回
路開閉部1と接地開閉部2を構成し、真空容器3の絶縁
円筒と各金属製封止部品との接合部外周にクッションリ
ングを取付け端子部および可動電極の封着部近傍を除く
外表面を外装絶縁体4で包囲しているため、真空容器3
の接合部強度の低下がなく、また各荷電部分の間に必要
な絶縁距離を削減でき、従来のリングメイン開閉装置と
同等の機能を小さな占有容積の中で実現できる。さら
に、万一電力開閉器内部で短絡が発生しても当該部分は
真空のため、電力開閉器の取付部分における圧力上昇が
なく高い安全性を備えた電力開閉装置の構成が容易で、
経済的な効果が大きい。
【0025】以上の説明では、電力開閉器を一対の主回
路開閉部と接地開閉部からなる1相分の要素スイッチを
もつものとしたが、これを3相分一体化した電力開閉器
としてもよい。
【0026】図3は図1で示す電力開閉器の変形例に関
する要部断面図であり、図1に示す電力開閉器とは次の
点で異なっている。容器胴部3に設けた主回路開閉部1
側の2つの開口部のうち第1の固定電極12側の開口3
1cがアークシールド35の大きさと同一になってお
り、この開口31cの周縁にアークシールド35の一端
をろう付けにより接合している。絶縁円筒322はその
一方の端部近傍で直径を徐々に減じ端部で絶縁円筒32
3と同一寸法としている。
【0027】以上のように構成したので、主回路開閉部
1側の固定電極12と接合するカップ状封着部材が接地
開閉部2側の固定電極22と接合するカップ状封着部材
と共用できるため封着部材の種類数を削減できる。
【0028】実施の形態2.図4はこの発明の第2の実
施形態である複合真空スイッチの固定電極引出し部の部
分断面図である。第1の固定電極12は樹脂絶縁層42
内部で終端しており、連結導体51を介して母線側接続
端子52に接続している。また、第2の固定電極22も
樹脂絶縁層42内部で終端しており、連結導体53を介
して負荷側接続端子54に接続している。樹脂絶縁層4
2内部で負荷側接続端子54の外周には電圧検出用とし
て用いる円筒状の分圧用電極55を支持絶縁物56を介
して負荷側接続端子54と同心に配置している。第1の
固定電極12と連結導体51と母線側接続端子52の連
結、第2の固定電極22と連結導体53と負荷側接続端
子54の連結はいずれも頭部をその側断面が円弧状のボ
ルト60を用いて締結している。
【0029】以上のように構成したので、真空容器と主
回路開閉部と接地開閉部とで一体化した状態で樹脂絶縁
層形成用の金型に固定するとき、各ろう付け部分の許容
応力によって決まる各可動電極および各固定電極の位置
関係に許される相対的な寸法誤差に余裕が生じる。これ
は、固定電極12と連結導体51と母線側接続端子52
の連結部、固定電極22と連結導体53と負荷側接続端
子54の連結部で寸法調整ができるからである。例え
ば、各連結部に適宜調整代を与えておき、金型に対応す
る組立治具上で連結導体51と母線側接続端子52の連
結、第2の固定電極22と連結導体53と負荷側接続端
子54の連結を行えばよい。
【0030】このような構成によって生産性が向上し製
造コストを低減できる。また、導体接続部近傍の電界を
緩和できるため、樹脂絶縁層42の当該部分における厚
さを小さくでき電力開閉器を小形化できる。また、分圧
用電極55の金型への位置決めは負荷側接続端子54の
位置によって決まるため金型から位置決めする必要がな
く作業性が改善できる。また分圧用電極55を負荷側接
続端子54の任意の位置に取付できるため、樹脂絶縁層
421内部の電位分布を最適化することが容易で小形化
に寄与する。
【0031】以上の説明では、分圧用電極を負荷側接続
端子の周囲の設けるものとしたが、図5のように連結導
体53から接続線55を介してコンデンサ6を接続しモ
ールド外部にコンデンサ端子61を設ける構造としても
よい。コンデンサ6の容量を極間の浮遊容量や相間の浮
遊容量より大きくすれば、母線側や隣接する相が充電中
でも電圧検知が可能である。
【0032】
【発明の効果】この発明による電力開閉器は、真空容器
の絶縁円筒と金属製真空容器部品の接合部近傍を導電性
ゴムのクッションリングで被いその外側から前記真空容
器外表面とともに樹脂絶縁層で覆ったので、接合部に形
成されるろうフィレットの外周縁部分での電界集中を緩
和させる。また、樹脂絶縁層を注形法等により形成する
ときのろうフィレット部への樹脂のしみ込みを防止し、
樹脂絶縁層の収縮応力および運転時の温度変化による熱
応力を緩和する。
【0033】また、導電性ゴムクッションリングはその
一端で絶縁円筒外周端部を、他端で金属製真空容器部品
外周を被うとともに、絶縁円筒外周端部を被う側の端部
コーナーをこの部分の厚さよりやや小さい半径の円弧を
もって丸め、金属製真空容器部品外周を被う側の端部外
周面を突端の厚さがほぼ0となる円錐面状となし、内周
面の段部に接合部に形成されるろうフィレットの寸法よ
り大きい面取りを施したので、接合部に形成されるろう
フィレットの外周縁部分での電界集中をより確実に緩和
させる。
【0034】また、導電性ゴムクッションリングはその
一端で絶縁円筒外周端部を、他端で金属製真空容器部品
外周を被うとともに、絶縁円筒外周端部を被う側の端部
コーナーをこの部分の厚さよりやや小さい半径の円弧を
もって丸め、金属製真空容器部品外周を被う側の端部は
絶縁円筒の軸方向と直交する平面をなし、内周面の段部
および金属製真空容器部品外周を被う側の内径側端部角
部に前記接合部に形成されるろうフィレットの寸法より
大きい面取りを施したので、接合部に形成されるろうフ
ィレットの外周縁部分での電界集中をより確実に緩和さ
せる。
【0035】また、要素スイッチの電極と電力開閉器外
部とを接続する接続導体を樹脂絶縁層の内部において締
結手段により連結したので、生産性が向上し製造コスト
を低減できる。
【0036】また、締結手段はその頭部側断面が円弧状
のボルトとしたので、導体接続部近傍の電界が緩和し樹
脂絶縁層の当該部分における厚さを小さくでき電力開閉
器を小形化できる。
【0037】また、樹脂絶縁層内部の接続導体外周に分
圧電極を備え、この分圧電極は接続導体に固定した絶縁
物により位置決めたので、分圧用電極を金型で位置決め
する必要がなく作業性が改善でる。さらに分圧用電極を
接続導体の任意の位置に取付できるため、樹脂絶縁層内
部の電位分布を最適化することが容易で電力開閉器を小
形化できる。
【0038】また、樹脂絶縁層内部に接続導体とその一
方の電極を接続しその静電容量が接続導体に対する極間
および相間の浮遊容量より大きい分圧コンデンサを備え
たので、母線側や隣接する相が充電中でも電圧検知が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による電力開閉器の第1の実施形態
を示す要部断面図である。
【図2】 この発明による電力開閉器に用いるクッショ
ンリングの断面図である。
【図3】 図1に示す電力開閉器の変形例を示す要部断
面図である。
【図4】 この発明による電力開閉器の第2の実施形態
を示す要部断面図である。
【図5】 図4に示す電力開閉器の変形例を示す要部断
面図である。
【図6】 従来のリングメイン開閉装置の構成図であ
る。
【符号の説明】 1‥主回路開閉部、2‥接地開閉部、3‥真空容器3、
4‥外装絶縁体 321〜323‥絶縁円筒、331と332‥円筒状封
着部材 341〜344‥カップ状封着部材、411〜414‥
クッションリング 42‥樹脂絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 俊文 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮本 聖一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小林 稔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5G026 RA03 RB02 RB03 RB05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器の内部に該真空容器外部に付設
    する操作機構により開閉する2つの要素スイッチを封入
    するとともに前記真空容器内部において各要素スイッチ
    の一方の電極同士を可撓性導体により接続し、樹脂絶縁
    層により前記真空容器外表面を覆っている電力開閉器に
    おいて、 前記樹脂絶縁層は前記真空容器を構成する絶縁円筒と金
    属製真空容器部品の接合部近傍を導電性ゴムのクッショ
    ンリングで被いその外側から前記真空容器外表面ととも
    に覆っていることを特徴とする電力開閉器。
  2. 【請求項2】 前記導電性ゴムクッションリングはその
    一端で前記絶縁円筒外周端部を、他端で前記金属製真空
    容器部品外周を被うとともに、前記絶縁円筒外周端部を
    被う側の端部コーナーをこの部分の厚さよりやや小さい
    半径の円弧をもって丸め、前記金属製真空容器部品外周
    を被う側の端部外周面を突端の厚さがほぼ0となる円錐
    面状となし、内周面の段部に前記接合部に形成されるろ
    うフィレットの寸法より大きい面取りを施したことを特
    徴とする請求項1記載の電力開閉器。
  3. 【請求項3】 前記導電性ゴムクッションリングはその
    一端で前記絶縁円筒外周端部を、他端で前記金属製真空
    容器部品外周を被うとともに、前記絶縁円筒外周端部を
    被う側の端部コーナーをこの部分の厚さよりやや小さい
    半径の円弧をもって丸め、前記金属製真空容器部品外周
    を被う側の端部は前記絶縁円筒の軸方向と直交する平面
    をなし、内周面の段部および前記金属製真空容器部品外
    周を被う側の内径側端部角部に前記接合部に形成される
    ろうフィレットの寸法より大きい面取りを施したことを
    特徴とする請求項1記載の電力開閉器。
  4. 【請求項4】 前記要素スイッチの電極と電力開閉器外
    部とを接続する接続導体を前記樹脂絶縁層の内部におい
    て締結手段により連結していることを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の電力開閉器。
  5. 【請求項5】 前記締結手段はその頭部側断面が円弧状
    のボルトであることを特徴とする請求項4記載の電力開
    閉器。
  6. 【請求項6】 前記樹脂絶縁層内部の前記接続導体外周
    に分圧電極を備え、この分圧電極は前記接続導体に固定
    した絶縁物により位置決めしていることを特徴とする請
    求項1から請求項5のいずれかに記載の電力開閉器。
  7. 【請求項7】 前記樹脂絶縁層内部に前記接続導体とそ
    の一方の電極を接続しその静電容量が前記接続導体に対
    する極間および相間の浮遊容量より大きい分圧コンデン
    サを備えていることを特徴とする請求項1から請求項5
    のいずれかに記載の電力開閉器。
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