JPH05219064A - フレーム転送方法及びブリッジ装置 - Google Patents

フレーム転送方法及びブリッジ装置

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JPH05219064A
JPH05219064A JP4210010A JP21001092A JPH05219064A JP H05219064 A JPH05219064 A JP H05219064A JP 4210010 A JP4210010 A JP 4210010A JP 21001092 A JP21001092 A JP 21001092A JP H05219064 A JPH05219064 A JP H05219064A
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segment
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/04Interdomain routing, e.g. hierarchical routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/26Route discovery packet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】公知のブリッジ方式の欠点を回避するような、
ブリッジされたLANシステムのためのブリッジ技術を
提供する。 【構成】ブリッジBRで接続されたLANネットワーク
・セグメントLSのシステムを介してフレームを転送す
るために、ルーティング・テーブルが各ブリッジに記憶
される。各フレームは、発信元及び宛先セグメント識別
子のためのフィールドを含む。未知のルーティング情報
を得るために、初期には発信元及び宛先セグメント・フ
ィールドが空のディスカバリ・フレームが、宛先へ送ら
れる。ブリッジは、ルーティング・テーブルを使用し
て、宛先に1つだけ到達するセグメント識別子を挿入
し、ディスカバリ・フレームを転送し、発信元端末UT
に返される正しい宛先セグメント識別子を運ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブリッジにより相互
接続された復数のLANからなるセグメント・ローカル
・エリア・コミュニケーション・システムでのデータ・
ブロック又はフレームのルーティングに関する。
【0002】
【従来の技術】ブリッジにより相互接続されたセグメン
トからなるLANコミュニケーションシステムでは、セ
グメント間のブリッジを介して、フレームのようなアド
レスされた情報ユニットを適切に導くために、ルーティ
ング(パス選択)が提供されなけらばならない。不適切
なルーティングの手続きは、通信時間の増加及び通信容
量の無駄を導くことになる。
【0003】従来のルーティング技術の概要は、“コン
ピュータ・ネットワーク・アンド・プロトコル(Compute
r Networks and Protocols) ”(Ed.C.A.サンシ
ャイン)、プレナム・プレス、ニューヨーク1989の
文献中、239頁から271頁中のM.シュバルツ(M.S
chwartz)等による“ルーティング・プロトコル(Routing
Protocols) ”の論文から得られる。更に、種々の他の
技術、ルーティングのための最短のパス・ツリーの用法
が記載されている。この技術は、ネットワーク層で確立
される。それは、構造化されたネットワーク・アドレス
に依存しており、それからネットワーク(セグメント)
番号が推論できる。ルーティングは、これらのネットワ
ーク番号に従ってなされる。この技術は、MACアドレ
スは構造を持たずにフラットなアドレス空間から取り上
げられるので、ブリッジに直接的に適用することはでき
ない。
【0004】最短のパス・ツリーも含んでいるブロード
キャスト・ルーティングは、Y.Kダラル(Y.K.Dalal)
等の“リバース・パス・フォワーディング・オブ・ブロ
ードキャスト・パケット(Reverse Path Forwarding of
Broadcast Packets ”の論文、コミュニケーション・オ
ブ・ジ・ACM、21巻、12号、1040頁から10
48頁(1978年12月)に記載される。
【0005】ブリッジされたセグメントからなるLAN
コミュニケーション・システムのために、今日、2つの
ブリッジ技術が広く使用されている。これらは、それぞ
れ、“トランスペラント・スパニング・ツリー・ブリッ
ジ(Transparent Spanning Tree Bridge)”及び“ソース
・ルーティング・ブリッジ”と呼ばれている。
【0006】トランスペラント・スパンニング・ツリー
方式は、例えば、F.バックス(F.backes)の“トランス
ペラント・ブリッジ・フォー・インタコネクション・オ
ブ・IEEE 802(Transparent Bridges for Inter
connection of IEEE 802 LANs)”IEEEネットワー
ク、2巻、1号、5頁から9頁(988年1月)に記載
されている。トランスペラント・スパンニング・ブリッ
ジの基本的な考えは、ブリッジ及びLANセグメントが
スパニング・ツリー(極大木)を形成するようなやり方
でブリッジを構成することである。全てのブリッジは、
LANセグメント上で付加される全てのトラフィックを
聞き、宛先アドレスを見ることによって、端末が位置す
る方向はどちらかを学習する。この知識を基にして、ブ
リッジは、フレームをスパニング・ツリーに沿って転送
する。もし、宛先アドレスが未知なら、フレームが全て
のLANセグメントにスパニング・ツリーに沿ってブロ
ードキャストされる。
【0007】このブリッジ技術には、いくつかの欠点が
ある。すなわち、(1)LAN及びブリッジは単一のス
パンニング・ツリーを形成するので、概して、その時間
にある点で利用可能なブリッジのサブセットだけがアク
ティブとなることができる。その他は、バックアップの
ための待機用のブリッジとしてのみ使用される。(2)
スパンニング・ツリーのために、2つのLANセグメン
ト間のルートは、最適なものからはほど遠いであろう。
したがって、発信元及び宛先LANセグメントがブリッ
ジにより直接的に接続されているにもかかわらず、この
ブリッジはスパンニング・ツリーの一部分ではなくな
り、一方のLANセグメントから他方のセグメントへの
フレームは、多数のブリッジ及びLANセグメントを介
したルートを辿ることになるかもしれない。(3)MA
Cアドレスの学習の必要から、トランスペラント・スパ
ンニング・ツリー・ブリッジは、各フレームをコピー
し、処理する必要がある。そのため、ブリッジは、フレ
ームを転送しなくても、非常にビジーになるであろう。
(4)宛先アドレスの頻繁に更新されるテーブルはより
大きくなるので、アドレス・テーブル・ルックアップに
必要な時間が重大になり、転送は時間を費やす。
【0008】ソース・ルーティング方式は、R.Cディ
クソン(R.C.Dixon) 等の”アドレシング・ブリッジング
・アンド・ソース・ルーティング(Addressing Bridgin
g,andSource Routing)”、IEEEネットワーク、2
巻、1号、25頁から32頁(1988年1月)に記載
されている。ソース・ルーティング・ブリッジ技術の基
本的な考えは、発信元端末によりフレーム毎に含められ
るルーティング情報を有することである。その情報は、
発信元LANセグメントから始まり、全ての中継のブリ
ッジ及びLANセグメントを介し、宛先LANセグメン
トに行くのにフレームが取り上げなければならない全体
のパスを記述する。したがって、ブリッジは、単純にこ
のルーティング情報を基にしてフレームを転送する。ル
ーティング情報が使用できるようになる前に、発信元端
末から宛先端末へのディスカバリ・フレームがネットワ
ークのいたる所を介して送られ、ブリッジはそのディス
カバリ・フレームでのルートを記録し、巡回するフレー
ムを処分する。宛先端末はこれらのディスカバリ・フレ
ームに対応し、発信端末はまたルートを学習する。いく
つかのルートのひとつが、発信元端末又は宛先端末によ
り選択できる。
【0009】このブリッジ方式にもまた、いくつかの欠
点がある。(1)MACフレーム中に運ばれるルーティ
ング情報には限界がある。もし、この上限が低いなら、
ルーティングはホップの小さな数に制限される。もし、
それが高いなら、フレーム・オーバヘッドは距離で重大
になる。(2)発信元ルートは、ネットワークを介して
フレームが辿らなければならない正確なパスを予め記述
しているので、ブリッジされたLANでのルーティング
の行動を端末に対して透過なやり方で変更するのが不可
能である。このため、端末を含めることなく、ネットワ
ークを変化するトラフィック・ロードに適合させる方法
はない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
の目的は、公知のブリッジ方式の欠点を回避する、ブリ
ッジされたLANシステムのためのブリッジ技術を提供
することにある。特に、この発明の目的は、ブリッジに
適度の長さのルーティング・テーブルしか必要とせず、
送信されるフレームで要求されるルーティング情報が最
小であり、ブリッジを介してフレームの高速の転送処理
をなし、端末が、その位置が未知の相手側端末にフレー
ムを転送するのに必要とするルーティング情報を決定す
るためのディスカバリ・フレームの効率的なハンドリン
グを可能にするブリッジ技術を発明することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、この発
明によるブリッジにより相互接続されるネットワーク・
セグメントを含むネットワークを介されるフレームのル
ーティングにより達成される。
【0012】この発明は、以下のような利点を備える。
トポロジーは、単一のスパンニング・ツリーに規制され
ない。ルーティング・テーブルのサイズはLANセグメ
ントの数であり、それは適度な範囲内とされる。したが
って、アドレスのためのエントリが全て必要とされるシ
ステムでよりも、テーブル・ルックアップが非常に能率
的である。ルーティング・テーブルのサイズが小さく、
各フレームで関連するルーティング情報が固定した位置
にあるので、フレームをコピーするかどうかの決定は、
付加的なハードウェアで行なえる。転送される必要のな
いフレームを処理する必要はない。ディスカバリ・フェ
ーズの間で、ブリッジされたLANの氾濫がない。ディ
スカバリ・フレームは、正確に一回、各LANセグメン
トにブロードキャストされる。フレームがルートされる
パスの長さに規制はないが、フレームでのルーティング
情報の長さは、固定で、小さい。最短のパス・ツリーを
変更することにより、ブリッジの転送行動の動的な適用
を達成することができる。
【0013】これらのまた他の利点は、以下の参照及び
図面に記載されたこの発明の実施例から明らかになろ
う。
【0014】
【実施例】1)LANネットワーク構成
【0015】図1はこの発明が適用されるネットワーク
のタイプを説明するものである。それは、分離したLA
NセグメントLS―1…LS―7からなるローカル・エ
リア・ネットワーク(LAN)であり、ブリッジBR―
1…BR―5により相互接続される。ユーザ端末UT
は、LANセグメントの各々に接続される。
【0016】LANセグメントは、トークンリング・ネ
ットワーク、デュアルバス・ネットワーク等の周知のタ
イプのLANとすることが可能であるできる。ここで
は、ネットワークの全てのLANセグメントは同じタイ
プとしているが、使用されるブリッジに依存して、同一
のネットワーク上で異なるタイプのLANセグメントと
することができる。
【0017】ユーザ端末UTは、システム内で移動可能
であり、すなわち、これらは、ひとつの特定のポートで
ひとつのLANセグメントに固定して付加されていな
い。しかしながら、各ユーザ端末は、ユニークなアドレ
スを有し、それにより、システム内で識別される。
【0018】2)伝送フォーマット(フレーム・フォー
マット)
【0019】データは、フレームの形でシステム内で転
送される。そのようなフレームのフォーマットが図2に
示される。それは、IEEE 802.5でのトークン
リングLANのために定義されたフォーマットに対応す
る。フレームは、ヘッダ、情報フィールド(オプショ
ン)、及びトレーラを有する。ヘッダは、スタート・デ
リミタSDから始まり、更に、アクセス制御フィールド
AC、フレーム制御フィールドFC、宛先アドレス及び
発信元アドレスのそれぞれ2つのフィールド、並びにル
ーティング情報のためのフィールドRI含む。情報フィ
ールドは、転送されるデータを運ぶために備えられる。
トレイラは、フレーム・チェック・シーケンスFCS、
フレームのエンド・デリミタ(ED)、及びフレーム・
ステータス・バイト(FS)のためのフィールドから成
る。しかしながら、この発明は、宛先アドレス、発信元
アドレス及びルーティング情報のためのフィールドが利
用可能に備えられる他のフレーム・フォーマットで使用
できる。
【0020】発信元及び宛先アドレスは、フレームが転
送される間のそれぞれの端末装置を識別する(宛先アド
レスはまたマルチキャスト又はブロードキャスト・アド
レスとできる)。ルーティング・フィールドは、フレー
ムをユーザ端末が付加された所のLANセグメントに向
けるために、ブリッジにより使用される情報を運ぶ。こ
の発明は、主に、図1に示されるようなネットワークの
タイプでのフレームのルーティングに関する。
【0021】各フレームの転送は、以下のようである。
付加されたユーザ端末又はブリッジからフレームを受信
した各LANセグメントは、それに接続された他の全て
のユニットにのみフレームを伝播する。各ユーザ端末は
宛先アドレスをチェックし、そして、自身のアドレスが
宛先に対応するとき、フレームを受信する。各ブリッジ
は、各フレームのルーティング・フィールドを調べ、そ
れはブリッジは付加されたLANセグメントで各フレー
ムを受信し、それはまた、ルーティング情報に応じてフ
レームの1つのコピー(又は複数コピー)を他方のLA
Nセグメント(又は複数のLANセグメント)に転送し
又はフレームを破棄する。特定のフィールドの内容は、
ブリッジによりフレームを転送するのに優先して変更で
きる。
【0022】LANセグメントを相互接続するためのブ
リッジは、通常、2ポート・デバイスである。すなわ
ち、これらは、2つのLANセグメントを相互接続し、
フレームを双方向に転送可能である。しかしながら、図
1のシステムで示すように、ブリッジはまた、マルチポ
ート・デバイスとしても良い。この場合、これらは、ブ
リッジが結合されているnLANセグメントの各々か
ら、他の(n−1)LANセグメントの1又は複数にフ
レームを転送できる。ルーティング情報R1は、ある場
合には、LANセグメント間のフレームの転送を決定す
ることになる。
【0023】先に簡単に述べたように、ルーティングを
決定し、ルーティング情報を表すのにいくつかの方法が
ある。この発明は、特に、ブリッジにより相互接続され
るLANセグメントから成るシステムで、効率的にフレ
ームを転送する新規な方法を提案する。
【0024】3)この発明の原理
【0025】この発明のための必要条件は、ネットワー
ク中で、各LANセグメントから他の各LANセグメン
トの1つへの単一(又は最短)のパスが決定され、そし
て、宛先としての各々への、全ての他のLANセグメン
トからの予め決定されたパスがツリー構造を形成する。
これは、最短のパス・ツリー・ブリッジと呼ばれる。更
なる詳細は、図4〜図7に関連して与えられる。
【0026】このシステムでは、LANセグメントは、
ユニークな識別番号が(又はコード)が割り当てられる
とする。“最短パス”という用語は最適な経路というこ
とを意味し、距離という用語に当てはまる必要はなく、
遅延とか、伝送コストとか、有用性というような特徴を
示す用語である。この点で、ブリッジはケーパビリティ
及び効率を反映する重みが割り当てられても良い。
【0027】ツリーを形成している最短パスを決定する
ための方法は、例えば、既に述べているM.シュバルツ
らの公知文献“ルーティング・プロトコル”で知られて
いる。最短パス・ツリーの決定は、中心的にも、分散的
にも行なうことができる。それは、更に、ネットワーク
構成時間での動作に優先してなされることができ、さも
なければ、それは、動作の間に、動的(適応的に)にな
されることができる。
【0028】この発明は、以下のような方法で、最短パ
ス・ツリーを使用する。
【0029】a)ブリッジでのルーティング・テーブル
【0030】テーブルは、予め決定された最短パス・ツ
リーを反映して、各ブリッジに記憶される。図3は、そ
のようなテーブル・フォーマットを示す。それは、それ
ぞれのブリッジを介することになる各パス・ツリーへの
エントリを含む。エントリは、それぞれの各パス・ツリ
ーの“宛先LANセグメント”のLANセグメント番号
と、それぞれの宛先にフレームを運ぶためにブリッジが
転送しなければならない(次のホップ)“次のLANセ
グメント”(近所の)のLANセグメント番号と、フレ
ームがそれぞれの宛先に到達できる1又は複数の“直前
のLANセグメント”のLANセグメント番号とからな
る。したがって、テーブルは、フレームをこれらの宛先
に転送するルーティング情報を含むばかりでなく、各宛
先への以前のLANセグメントを含むことによりツリー
構造を反映する。
【0031】b)フォワーディング・フレーム(通常の
伝送)
【0032】既知のLANセグメントで発信元から宛先
にフレームを伝送するためには、ルーティング情報R1
は、発信元LANセグメント番号及び宛先LANセグメ
ント番号(更に発信元ユーザ端末及び宛先ユーザ端末の
アドレス)のみから成る。ルーティング情報フィールド
のそれぞれのフォーマットは、図2の下部を参照するよ
うに、フレームで提供される必要がある。すなわち、そ
れは、3つのフィールドから成り、1つはルーティング
制御情報のためのものであり、他の2つは、それぞれ、
発信元及び宛先LANセグメント番号のためのものであ
る。ルーティング制御フィールドは、この発明とは無関
係のいくつかのビットに加えて、フォワーディング・フ
レーム(このパラグラフで述べるような)と、ディスカ
バリ・フレーム(次のパラグラフで説明する)とを区別
するための1ビット(F/D)を含んでいる。ルーティ
ング制御フィールドビットの1つは、第9節で簡単に説
明するように、送信の方向(DIR)示すのに使用でき
る。
【0033】ブリッジがフォワーディング・フレームを
検出するとき、宛先LANセグメント番号の試験のみが
必要であり、そのルーティング・テーブルはこの番号を
含むかどうかを判断する。もし、これが真なら、フレー
ムはそれぞれのテーブル・エントリで示される(提供さ
れるエントリはまたフレームが受信された所を直前のL
ANセグメントとしてリストしている)次のLANセグ
メントに転送される。さもなければ、フレームはブリッ
ジにより破棄される。これは、最小のルーティング動作
で、ブリッジを介してフレームの転送を行なう。
【0034】c)ディスカバリ・フレーム(宛先LAN
セグメントの決定)
【0035】所望とする宛先ユーザ端末に付加されたL
ANセグメント番号を判断するために、この発明に従っ
て、ディスカバリ・フレーム及びそれぞれのハンドリン
グ手続きが提供される。発信元ユーザAは、ディスカバ
リ・フレームを送信すると、その発信元アドレスと、そ
れぞれの通信相手Bの宛先アドレスを入力し、ルーティ
ング制御フィールドでのF/Dビットを“ディスカバ
リ”にセットし、発信元及び宛先LANセグメント番号
フィールドにゼロを入力し、これらのフィールドは空で
あることを示す。オールゼロにする代わりに、特別のコ
ード(番号)又はひとつの特別なビットをセットするこ
とが、LANセグメント番号フィールドが空であること
を示すのに使用可能である。
【0036】ディスカバリ・フレームは、ネットワーク
中で、発信元LANセグメントから他のLANセグメン
トの各々に、発信元LANセグメントが根であるパス・
ツリーの最短に沿って転送される。(先に取り上げたダ
ラル他の記載で説明したように、リバース・パス・フォ
ワーディングである)。転送は、後により詳細に説明す
るように、各ブリッジで、記憶されたルーティング・テ
ーブルを使って成される。本質的に、以下のようなこと
が起こる。発信元LANセグメントに付加された全ての
ブリッジは、フレームが転送されるLANセグメント番
号と同様に、発信元LANセグメント番号を満たしてい
る。他の全てのブリッジは、このフレームを転送するこ
とになるセグメントの番号により、単に宛先LANセグ
メント番号を重ね書きする。
【0037】更なる詳細では、以下の動作がブリッジで
実行される。ディスカバリ・フレーム(及びそのコピ
ー)のパス上の各々の最初のブリッジでは、発信元LA
Nセグメント番号がそれぞれのフィールドに入力され
る。最初のブリッジは、フィールドが空であることを検
出し(ゼロ又は特別なコードを含むか)、どのLANセ
グメントから、フレームを受信したかを知る。最初のブ
リッジは、ディスカバリ・フレームのコピーを発信元L
ANセグメントの最短パスにある全てのLANセグメン
トに転送し、それぞれの以前のLANセグメントのセグ
メント番号を宛先LANセグメント・フィールドに入力
する。もし、そのブリッジを介して発信元へのパスな
ら、フレームを検出する更に遠くの各ブリッジは、それ
のコピーを各直前のLANセグメント転送し、宛先LA
Nセグメント番号をそれぞれ変更する(以前のLANセ
グメント番号を入力することにより)。
【0038】このようなやり方で、ディスカバリ・フレ
ームのコピーは、宛先LANセグメントフィールドで運
ばれるそれぞれのセグメント番号で、各(n−1)LA
Nセグメントで正確に1回受信される。宛先ユーザBは
フレームを受信し、それをディスカバリ・フレームとし
て検出し、発信元及び宛先アドレス並びに発信元及び宛
先LANセグメント番号をスワップし、ルーティング制
御F/Dビットを“フォワーディング”にセットし、フ
レームを起源とする発信ユーザAに返す。ユーザAは、
それから、受信されたLANセグメント番号の1つ、す
なわち、相手側Bに到着した1つについては宛先LAN
セグメント番号(しかし、発信元ユーザAが今受信した
ものは、発信元LANセグメント番号としてバックす
る)として、それぞれ宛先ユーザアドレスBを有するフ
ォワーディング・フレーム(通常の転送)で更なる使用
のための宛先LANセグメント番号として記憶し、そし
て、それは更に他の受信されたLANセグメント番号を
自身の発信元LANセグメント番号として記憶する(も
し、未だ分かっていないなら)。
【0039】この手続きは、ディスカバリ・フレームが
各LANセグメントにただ1回転送される有利さがある
が、一方、通常のブロードキャスト手続きを伴って、デ
ィスカバリ・フレームは何回かその宛先に到着すること
ができ、特別な削除及び選択ステップを必要とし、ネッ
トワーク上で不必要なフレームのコピーのための伝送能
力を使う。更に、ディスカバリ・フレームにより2つだ
けのLANセグメント番号が運ばれる必要がある(発信
ルーティングのような全体のシーケンスの代わりに)。
【0040】発信及び宛先フィールドのスワップの代わ
りに、ディスカバリ・フレームのレシーバは、第9節で
簡単に説明するように、方向ビットをセットできる。
【0041】4)最短パス・ツリー原理
【0042】この発明で使用される最短パス・ツリーの
原理は、図1よりやや簡単な図4、図5、及び図6で説
明される。ネットワークは、図4に示すように、4つの
ブリッジB1...B4に相互接続される4つのLAN
セグメントS1...S4を含む。
【0043】各々に宛先(ツリーの根)として1つのL
ANセグメントを有する4つのツリーを形成している全
てのLANセグメント間の選択された最短パスは、図5
で説明され、それは、各ブリッジについて、全ての最短
パスは、ブリッジを介して行くことを示す。この情報か
ら、各ブリッジについてのルーティング・テーブルが引
き出される。ブリッジB2が例として取り上げられる。
以下のテーブルエントリは、ブリッジB2の結果となる
(セグメント“i”へのパスは、P−Siとして示され
る)。
【0044】
【0045】ツリー構造をより鮮明にするために、LA
NセグメントS3への最短パスが図5から引き出され、
図6で分割して示される。LANセグメントS3に接続
されたユーザ端末を起源とするディスカバリ・フレーム
は、このツリーのパスに沿って反対方向に転送される。
そのブリッジを介してS3に最短パスを導くものがない
ブリッジB3は、発信元としてS3を有するディスカバ
リ・フレームを転送することはない(LANセグメント
S2及びS4上のこれらのディスカバリ・フレームを介
して見ている)。同様な最短パス・ツリー構造は、他の
LANセグメントのそれぞれについて引き出される。
【0046】以下のことが注意される。(1)2つのセ
グメント間でのパスは、双方向で同じである必要はな
い。すなわち、AからBへの最短パスは、BからAへの
最短パスと異ならせることができる。この例について
は、次の節で述べられる。(2)1つのLANセグメン
ト(全ての他のLANセグメントからの)への全ての最
短パスはツリーを形成しなければならない一方で、1つ
のLANセグメントから全ての他のLANセグメントへ
のパスはツリーである必要はない。この事実は、実質的
に、最短パス・ツリーの構造を単純化する。しかしなが
ら、ここで述べられる簡単な例では、最短パスにより双
方向でツリーが形成される。
【0047】5)サンプルネットワークのための最短パ
ス構造 図1のサンプルネットワークのために、最短パス・ツリ
ー及び結果となるルーティング・テーブルを示すテーブ
ル1及び2が与えられる。各最短パスは、番号a−
(b)−c−(d)−eの順に表され、ここでは、最も
左の番号が発信元、最も右の番号が宛先LANセグメン
トである。括弧で囲んである番号は、そのパスの一部と
なるブリッジである。LS−3とLS−6との間、並び
にLS−5とLS−6との間もまた、最短パスが双方向
で異なることに注意する必要がある(テーブル1で#及
び%で示される)。
【0048】テーブル1 図1のネットワークでの最短パス・ツリー
【0049】テーブル2 図1のネットワークでのブリッジのためのルーティング
・テーブル
【0050】a)一つセグメントへの最短パス・ツリー
【0051】図1により示されるネットワークにおい
て、最短パス・ツリーの一つ、すなわちLANセグメン
ト2への最短パスが、矢印を付けた破線で表される(す
なわち、各LANセグメントからLS−2への最短パス
からなるツリーである)。
【0052】b)サンプルネットワークでのディスカバ
リ・フレームのハンドリング
【0053】端末Aから端末Bへ送られるディスカバリ
・フレームのハンドリングについて説明するために、図
1は、また、LANセグメント2で発信元ユーザ端末U
T−Aと、LANセグメント7で宛先ユーザ端末UT−
Bを示すものである。上述のように、ディスカバリ・フ
レームは、初期には、ルーティング情報中に、端末A及
びBのアドレスと、2つの空のLANセグメント番号フ
ィールドを含むことになる。これらのフィールドの内容
は、発信元についてはSRC/LS=xにより、宛先L
ANセグメントについてはDST/LS=yにより続け
て示され、x及びyはそこでの適宜なブリッジで変化さ
れる。
【0054】ディスカバリ・フレームは、端末Aにより
LS−2上に置かれ、BR−1により受信され、それは
LANセグメント2から受信された空の宛先LANフィ
ールドを有するディスカバリ・フレームであるから、そ
れからSRC/LS=2を挿入する。(SRC/LS
は、それから、変化されない)。BR−1は、それか
ら、DST/LS=1及びDST/LS=5をディスカ
バリ・フレームの2つのコピーに挿入し、そのルーティ
ング・テーブルはこれら2つのLANセグメントを宛先
LAN LS−2についての“直前の”としてリストし
ているので、これらをLS−1及びLS−5に転送す
る。
【0055】LS−1を介してディスカバリ・フレーム
がBR−2で受信され、このLANセグメントは宛先L
AN LS−2へのルーティング・テーブルに“直前
の”としてリストされているので、それはDST/LS
=6をフレームの1つのコピーに挿入し、LS−6に転
送する。フレームは、更に、LS−6を介してBR−3
により受信される。このブリッジは、このルーティング
・テーブルで、LS−2を宛先として見つけられず、そ
のため、ディスカバリ・フレームを無視する。したがっ
て、フレームの1つのコピーがLANセグメントLS−
1及びLS−6に届くが、フレームを受信するユーザ端
末がないので、それは両方とも捨てられる。
【0056】LS−5を介して、DST/LS=5を有
するディスカバリ・フレームが2つのブリッジBR−4
及びBR−5で受信される。BR−5は、ルーティング
・テーブルで宛先LAN LS−2について“直前の”
エントリLS−3を見つける。したがって、それは、デ
ィスカバリ・フレームのコピーにDST/LS=3(以
前のエントリDST/LS=5に重ね書きして)を入力
し、フレームをLS−3に転送する。そこで、それを受
信する端末は無く、LS−3に接続される更なるブリッ
ジもないので、フレームは破棄される。
【0057】ブリッジBR−4において、ルーティング
・テーブルは、2つのLANセグメントLS−4及びL
S−7を宛先LAN LS−2への“直前の”としてリ
ストしている。したがって、BR−4は、2つのコピー
のディスカバリ・フレームにDST/LS=4及びDS
T/LS=7を入力し、それをそれぞれのLANセグメ
ントに転送する。そのフレームは、LS−3でと同じ理
由により、LS−4で破棄される。しかしながら、LS
−7に接続されるユーザ端末Bはディスカバリ・フレー
ムを受信し、その時、それは、発信元LANセグメント
番号としてLS−2、宛先LANセグメント番号として
LS−7を含む。端末Bはそれから、2つのユーザ端末
アドレス及び2つのLANセグメント番号をスワップ
し、そのフレームをフォワーディング・フレームに変換
し、それをユーザ端末Aに送り返す。そこでそれが受信
されるとき、LS−7がフレームから抽出され、端末番
号アドレスBと関連して宛先LANセグメント番号とし
て記憶される。更に、もし、端末AがまだどのLANセ
グメントに接続されるのか知らなければ、それは、LS
−2(返されたフレームで受信された)をフォワーディ
ング・フレームで将来使用するための自身の宛先LAN
セグメント番号として記憶する。
【0058】LS−7上に伝播するときのディスカバリ
・フレームはまた、ブリッジBR−3により再び受信さ
れることに注意する必要がある。しかしながら、後のル
ーティング・テーブルではLSー2は宛先としてリスト
されないので、BR−3に届くディスカバリ・フレーム
の2番目のコピーもまた、無視される。
【0059】c)フォワーディング・フレームの転送 その後、端末Aが端末Bにフレームを送ろうとすると
き、それは、LS−7をフレームの宛先LANセグメン
トフィールドに挿入する。BR−1は、LS−2上に伝
播するフレームを取り上げ、それは宛先LS−7へのル
ーティング・テーブルに“次の”としてリストされ、L
S−2は“直前の”としてリストされるので、そのフレ
ームをLS−5に転送する。それから、ブリッジBR−
4及びBR−5は、LS−5上を伝播するフレームを見
ることになろう。そのルーティング・テーブル中にリス
トしてある宛先LS−7へは、もし、これらがLS−3
から来たときだけLS−5にフレームが転送され、これ
はその場合に当てはまらないので、BR−5は無視され
る。BR−4は、これは、“直前に”LS−4及びLS
−5(この場合、後者が真である)から来るフレームへ
の“次の”としてのリストされるから、フレームをLS
−7に転送する。それから、LS−7上で、フレームが
その実際の宛先端末Bにより受信される。ブリッジBR
−3もまた、LS−7上を伝播するフレームを見てい
る。しかしながら、そのルーティング・テーブルは、L
S−7へのフレームは、もし、“直前の”LS−6から
到着したとこのみ(LS−7に)転送されることを示し
ている。これはその場合ではなく、そのため、そのフレ
ームはBR−3で無視される。
【0060】7)ブリッジでフレームのハンドリングす
るためのルール a)フレームの到着を検出し、ルーティング情報を取り
出す。 b)ディスカバリ・フレームかフォワーディング・フレ
ームか判断する。(ルーティング制御フィールドでのそ
れぞれの識別子ビットF/Dを検査する) c1)ディスカバリ・フレームについて c1a)発信元LANセグメントフィールドが空かどう
かを検出する。 もし、空なら :ディスカバリ・フレームが受信さ
れた所から入力LANセグメントのLANセグメント番
号を挿入する。 もし、空でなければ:宛先LANセグメントフィールド
の内容は変更しない。 c1b)宛先LANセグメント・フィールドに含まれる
LANセグメント番号がローカル・ルーティング・テー
ブルのエントリでの宛先LANセグメント番号として含
められているかどうかをどうかをチェックし、そして、
もし、同じエントリがディスカバリ・フレームが受信さ
れた所からの入力LANセグメントに対応するかどうか
をチェックする。 もし、ノーなら :ディスカバリ・フレームは無視 もし、イエスなら:それぞれのエントリで含まれる各以
前のLANセグメント番号にディスカバリ・フレームを
コピーし;それぞれの以前のLANセグメント番号を宛
先LANセグメント番号としてコピーに挿入し、そして
ディスカバリ・フレームをそれぞれのLANセグメント
に出力として転送する。 c2)フォワーディング・フレームについて フォワーディング・フレームでの宛先LANセグメント
番号が、ローカル・ルーティング・テーブルのエントリ
での宛先LANセグメント番号として含められるかどう
か、そして、フォワーディング・フレームは、同じエン
トリで以前のLANセグメントとしてリストされる入力
LANセグメントから受信されるかどうかをチェックす
る。 もし、ノーなら :フォワーディング・フレームは無視 もし、イエスなら:フォワーディング・フレームをそれ
ぞれエントリで次のLANセグメントとしてリストされ
るLANセグメントに転送する。
【0061】8)この発明のルーティング原理を適用し
たブリッジの例
【0062】図7は、ブリッジを実現するブロック図で
あり、この発明を実行するための機能ユニットで示され
る。このサンプルブリッジは、3ポートブリッジであ
る。すなわち、それの1つは、直接的に3つの付加され
たLANセグメントLS−A、LS−B、及びLS−C
(11,13,15)に相互接続される。LANセグメ
ントLS−iに接続された各々のために、ブリッジは入
力バッファ17−i及び出力バッファ19−iを有す
る。各入力バッファは、ゲート21−iを介して共通入
力バス23に接続され、各出力バッファは、ゲート25
−iを介して共通出力バス27に接続される。ルーティ
ング・フィールド処理手段29は、(a)与えられたル
ール(第7節で与えられ、処理手段の部分にある)に従
って入力バスを介して処理手段に転送される到来したフ
レームのルーティング情報を検査するために、(b)そ
れぞれのフレームをLANセグメントから1又は双方の
LANセグメントに適当にゲートしながら入力/出力バ
スを介して転送するために、必要とされる所のフレーム
のルーティング・フィールドの内容を変更し又は入力バ
ッファでそれぞれのフレームを破棄するために、備えら
れる。
【0063】記憶手段31はルーティング・テーブルの
ために備えられ、ルーティング・フィールド処理手段2
9に接続される。最短のパス・ツリーが決定されたと
き、及び適当なサブセットがそれぞれのブリッジへのル
ーティング・テーブルとして準備されたとき(既に説明
してある)、ネットワーク管理により、ルーティング・
テーブルは入力33を介してブリッジがロードされる。
制御手段35は、またルーティング・フィールド処理手
段29に接続され、制御信号をゲート19−i/25−
i及び入力バッファ17iに送受信する。それぞれの制
御信号は、入力バッファで受信されたフレームの有用性
を識別するためのi−ACTと、それぞれのバッファの
内容を入力/出力バスにゲートするためのi(IN)、
同様にi(OUT)である。
【0064】図8は、ブリッジでのディスカバリ・フレ
ームテスト手段及び変形例を示している。到着されたフ
レームのルーティング情報フィールドは、レジスタ手段
37にホールドされる。フレームが受信されたそれぞれ
の入力LANセグメント番号は、レジスタ手段39にホ
ールドされる。テスト手段41は、それがディスカバリ
・フレーム(F/D=1)かどうか、発信元LSフィー
ルドがオール0を含んでいるかどうをを検出する。も
し、その場合には、入力LS番号には、フレームの宛先
LSフィールドがロードされる。
【0065】それから、もし、フレームがディスカバリ
・フレーム(F/D=1)なら、比較のために連続的に
ブリッジのルーティング・テーブルのエントリを読み取
るためのシーケンス制御43が開始される。比較手段4
5で、ブリッジのルーティング・テーブルの各エントリ
について、テーブルでの宛先LS番号はフレームでの発
信元LS番号に対応するかどうか、テーブルでの次のL
S番号はそれぞれのフレームの入力LS番号に対応する
かどうか、テストされる。もし、その場合には、テーブ
ルエントリの各直前のLS番号は、連続的にレジスタ手
段47に入力され、ディスカバリ・フレームの宛先LS
フィールドにロードされる。レジスタ手段37で有用と
されるようなルーティングフィールド内容を有するディ
スカバリ・フレームは、それから、レジスタ手段47の
内容により示される出力LANセグメントに転送され、
それの番号は、今、フレームのルーティング・フィール
ドで宛先LS番号として含められる。
【0066】9)更なる或いは付加的なフィーチャ
【0067】a)現存のルーティング・プロトコルとの
互換性
【0068】上述では、ルーティング制御情報に加え
て、各フレームのルーティング情報フィールドは、LA
Nセグメント番号について2つのフィールド(発信元及
び受信先)だけを含むことが示唆されている。例えば発
信元ルーティングを使うシステムでのように、可変長の
ルーティング情報フィールドを備える種々のプロトコル
との互換性を保つために、以下の変形が可能である。ル
ーティング情報の実際の長さ(LANセグメント数を表
すためのバイト数)を示すルーティング制御フィールド
で、長さ識別子は、2つのLANセグメント番号フィー
ルドを反映する不変の値(4バイト)にセットされる。
【0069】これは、ユーザ端末の変更をせずに、この
発明をネットワークのブリッジに導くことになる。(可
変長プロトコルを使用し続けることができるが、2つの
LANセグメント番号へのルーティング情報を制限す
る)。
【0070】更に、既に第5a節及び第5b節、並びに
図2で既に示されているように、方向ビット(DIR)
が、ルーティング制御フィールド(それは、宛先ルーテ
ィングを使用するシステムの場合である)に備えられ
る。“1”にセットされると、このビットは、発信元及
び宛先フィールドを反対に使用するように、全てのブリ
ッジ及び端末を引き起こし、そのため、受信フレームを
その送信者に返す端末(ディスカバリ・フレームのよう
な)で、発信元及び宛先のスワップ又は交換が不要にな
る。これは、また、発明が導入されたとき、端末を変更
する必要性を回避する。
【0071】b)ツリー・ネットワークでのブリッジ・
ルーティングの確立
【0072】もし、se毎のネットワークがツリーの形
を有しているなら、ルーティング・テーブルの確立は、
前もって演算がなされる必要はなく、学習手続きで達成
できる。(一例として、図1に示すネットワークは、ブ
リッジBR−3が削除されたとき、純粋なツリーのネッ
トワークに変換される)。そのようなシステムで、学習
によりルーティング・テーブルを構築するために、ブリ
ッジは、受信した全てのフォワーディング・フレームと
ディスカバリ・フレームとを推定し、ブリッジに接続さ
れ、発信元LANセグメントからのフレームを供給する
LANセグメント上の情報を集めなければならない。
【0073】この学習手続きは、ある点で、記述した
F.ベークスのトランスペラント・スパニング・ツリー
・ブリッジに似ている。しかしながら、重要な相違は、
スパンニング・ツリー・ブリッジでは、非常にたくさん
のアドレスが集められなければならないのに対して、こ
の発明が使用されるシステムでは、集められるべきLA
Nセグメント識別子のみで、その数は、端末アドレスの
数分の1で良い。
【0074】c)ディスカバリ手続きのためのサーバ
【0075】自身のディスカバリ・フレームを予定の宛
先端末に送信する各ユーザ端末を有するようにする代わ
りに、このタスクは、システムに備えられる1又は複数
のサーバ、例えばLANセグメントにつき1つのサーバ
でなすことができる。端末は、宛先端末のLANセグメ
ント番号へのリクエストを自身のLANセグメントのサ
ーバに送信することになる。サーバは(第3c節上で記
載したように、発信元端末の役割を担う)は、それか
ら、ディスカバリ・フレームを送信し、後に、宛先LA
Nセグメント番号(もし必要なら発信元LANセグメン
ト番号)をリクエスタに返す。もし、サーバがユーザ端
末アドレス及び直前のディスカバリ動作で得られたそれ
ぞれのLANセグメント番号のテーブルを保持している
なら、そのテーブルを見て直前に得られた宛先LANセ
グメント番号を探すことにだけで、多数のディスカバリ
・リクエストに対応でき、したがって、ディスカバリ・
フレームの循環を防ぐことができる。テーブルがまだ端
末アドレスへの宛先セグメント番号を含まない場合の
み、サーバは実際にディスカバリ・フレームを送信しな
ければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】最短パス・ツリーのサンプルを含めて、この発
明が適用できるブリッジ接続されたLANセグメントか
ら成る典型的なローカル・エリア・コミュニケーション
・ネットワークの構成を示す図である。
【図2】図1のシステムで送信されるMACフレームの
フォーマットを示し、特に、この発明の実施例として採
用されるルーティング制御フィールドのフォーマットを
示す図である。
【図3】この発明の実施例における、ブリッジのための
ルーティング・テーブルフォーマットの説明に用いる図
である。
【図4】そのようなネットワークでのブリッジされたL
ANセグメントネットワーク及び最短パス・ツリーの略
線図である。
【図5】そのようなネットワークでのブリッジされたL
ANセグメントネットワーク及び最短パス・ツリーの略
線図である。
【図6】そのようなネットワークでのブリッジされたL
ANセグメントネットワーク及び最短パス・ツリーの略
線図である。
【図7】この発明が適用されたブリッジにおける機能ユ
ニットを示すブロック図である。
【図8】特に、ディスカバリ・フレームのルーティング
情報のテスト及びモディファイのためのこの発明が適用
されたブリッジにおける機能ユニットを示すブロック図
である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ネットワーク・セグメントがユニーク
    な識別子を有し、フレームが上記ネットワーク・セグメ
    ントに接続される端末間を転送されるフレーム転送方法
    であり、 各ネットワーク・セグメントから他のネットワーク・セ
    グメントへのパスの1つを予め決定し、宛先として同一
    のネットワーク・セグメントを有するパスはツリーを形
    成し、 各ブリッジで、上記ブリッジが一部となる各パス・ツリ
    ーへのエントリを有するルーティング・テーブルを記憶
    し、各上記エントリはそれぞれのパス・ツリーをリスト
    し、宛先ネットワーク・セグメント、次のネットワーク
    ・セグメント及び上記パス・ツリー上で全ての直前のネ
    ットワーク・セグメントのための識別子へ、上記ブリッ
    ジは接続され、 各フレーム・ルーティング情報に、2つのネットワーク
    ・セグメント識別子からなるフィールドを含め、少なく
    とも1つのネットワーク・セグメント識別子を上記フィ
    ールドの1つに挿入し、 各ブリッジで、上記フレームでのネットワーク・セグメ
    ント識別子及び上記ブリッジのローカル・ルーティング
    ・テーブルの各エントリで含まれるセグメント識別子に
    応じて、各受信されたフレームを転送又は破棄するよう
    にしたブリッジにより相互接続されるネットワーク・セ
    グメントからなるネットワークを介されるフレームをル
    ーティングするフレーム転送方法。
  2. 【請求項2】 上記発信元端末で、上記フレームの1つ
    のネットワーク・セグメント識別子フィールドに発信元
    ネットワーク・セグメント識別子を挿入し、 フレームでの宛先ネットワーク・セグメント識別子はエ
    ントリでの宛先セグメント識別子に対応するかどうか、
    エントリでの直前のセグメント識別子はフレームが受信
    された入力ネットワーク・セグメントに対応するかどう
    か、各フレームで、ローカル・ルーティング・テーブル
    の各エントリをテストし、 もし、このテストが肯定なら、エントリに含まれる次の
    セグメント識別子に対応して、それぞれのフレームをネ
    ットワーク・セグメントに転送し、 さもなければ、フレームを破棄するようにフレームを発
    信元端末から宛先端末に送信する請求項1記載のフレー
    ム転送方法。
  3. 【請求項3】 上記端末の各々は、ユニークなアドレス
    を有しており、 発信元端末アドレス、宛先端末アドレス、並びに発信元
    ネットワーク・セグメント識別子及び宛先ネットワーク
    ・セグメント識別子のための2つの空のフィールドをそ
    れぞれ含むディスカバリ・フレームを、発信元端末から
    送信し、 各ブリッジで、空の発信元ネットワーク識別子フィール
    ドを有するディスカバリ・フレームを受信し、最初に、
    ディスカバリ・フレームが受信されたネットワーク・セ
    グメントの上記フィールド識別子を挿入し、 フレームでの発信元ネットワーク・セグメント識別子は
    エントリでの宛先セグメント識別子に対応するかどう
    か、エントリでの次のセグメント識別子は上記フレーム
    が受信された入力ネットワーク・セグメントに対応する
    かどうか、各ブリッジで、ローカル・ルーティング・テ
    ーブルの各エントリのためのテストをし、 もし、そのテストが肯定なら、エントリに含まれる各直
    前のセグメント識別子について、この直前のセグメント
    識別子を上記フレームの宛先ネットワーク・セグメント
    ・フィールドに挿入し、フレームのコピーを上記挿入さ
    れた直前のセグメント識別子に対応するネットワーク・
    セグメントに転送し、 もし、そのテストが否定なら、フレームを破棄し、 上記宛先端末で、上記ディスカバリ・フレームを受信
    し、上記発信元端末への発信元ネットワーク・セグメン
    ト識別子、及び上記宛先端末への宛先ネットワーク・セ
    グメント識別子を運び、 発信元端末に、上記宛先端末から、発信元ネットワーク
    ・セグメント識別子及び宛先ネットワーク・セグメント
    識別子を返すように発信元端末と宛先端末との間でのフ
    レーム送信に必要とされるルーティング情報を引き出す
    ための請求項1記載のフレーム転送方法。
  4. 【請求項4】 複数のエントリを含むルーティング・テ
    ーブルを記憶するための手段と、各エントリは、宛先セ
    グメント識別子、次のセグメント識別子、及び1又は複
    数の直前のセグメント識別子から成り、 受信されたフレームに含まれるルーティング情報を処理
    し、上記ルーティング情報及びルーティング・テーブル
    の各エントリの内容に対応して制御信号を生成するする
    ための手段と、 上記制御信号に対応して、接続されたネットワーク・セ
    グメントから接続されたネットワーク・セグメントの他
    の1つにフレームを転送するための手段とから成る請求
    項1記載のフレーム転送方法を実行するためのブリッジ
    装置。
  5. 【請求項5】 各ネットワーク・セグメントはユニーク
    な識別子を有しており、上記ネットワーク・セグメント
    の各々は宛先とされ、全ての他のネットワークからのパ
    スのツリーは予め決められており、ブリッジにより相互
    接続されるネットワーク・セグメントから成るシステム
    を介されるフレームの転送のためのブリッジ装置であっ
    て、 上記ブリッジが一部である各パス・ツリーのためのエン
    トリを有するルーティング・テーブルを記憶する手段
    と、各上記エントリはそれぞれのパス・ツリーをリスト
    し、宛先ネットワーク・セグメント、次のネットワーク
    ・セグメント及び上記パス・ツリー上の全ての直前のネ
    ットワーク・セグメントのための識別子に、上記ブリッ
    ジは接続され、 受信フレームで、ルーティング情報として含められる2
    つのネットワーク・セグメント識別子フィールドの内容
    を保持するためのレジスタ手段と、 受信されたフレームのルーティング情報及び上記ルーテ
    ィング・テーブルの内容に対応して、ルーティング制御
    信号を生成するための手段と、 フレームで受信されたネットワーク・セグメント識別
    子、及びそのフレームが受信された入力ネットワーク・
    セグメントに対応する識別子を有する上記テーブルの各
    エントリからのセグメント識別子を比較し、転送制御信
    号を生成するするための手段と、 上記転送制御信号に対応し、セグメント識別子を上記テ
    ーブル・エントリから上記ルーティング制御信号生成手
    段に転送し、上記フレームが転送される出力ネットワー
    クを決定する手段と、 上記ルーティング制御信号に対応して、ブリッジに接続
    されたネットワーク・セグメントからネットワーク・セ
    グメントに接続された他のものにフレームを転送するた
    めの手段とからなるからなるブリッジ装置。
  6. 【請求項6】 ディスカバリ・フレームの存在を検出す
    るための手段と、 ディスカバリ・フレームは空の宛先ネットワーク・セグ
    メント識別子フィールドを含むかどうかを検出し、ディ
    スカバリ・フレームが受信された入力ネットワーク・セ
    グメントの上記フィールドを挿入するための手段と、 ルーティング・テーブルの各エントリについて連続的
    に、エントリの宛先セグメント識別子をディスカバリ・
    フレームに含まれる発信元セグメント識別子と比較する
    と共に、エントリの次のセグメント識別子を上記ディス
    カバリ・フレームが受信された入力ネットワークの識別
    子を比較し、転送制御信号を生成するための手段と、 上記転送制御信号に対応して、ルーティング・テーブル
    ・エントリの各直前のセグメント識別子を上記ディスカ
    バリ・フレームの宛先ネットワーク・セグメント識別子
    フィールドに連続的に挿入し、ルーティング制御信号生
    成手段に上記識別子を提供し、ディスカバリ・フレーム
    のコピーを挿入された直前のセグメント識別子に対応す
    る出力ネットワーク・セグメントに転送するための手段
    とからなる請求項5記載のブリッジ装置。
JP4210010A 1991-10-14 1992-08-06 フレーム転送方法及びブリッジ装置 Expired - Lifetime JPH0752888B2 (ja)

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