JP3045050B2 - 送信位置検出方法、通信システム及び中継装置 - Google Patents

送信位置検出方法、通信システム及び中継装置

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JP3045050B2
JP3045050B2 JP7202590A JP20259095A JP3045050B2 JP 3045050 B2 JP3045050 B2 JP 3045050B2 JP 7202590 A JP7202590 A JP 7202590A JP 20259095 A JP20259095 A JP 20259095A JP 3045050 B2 JP3045050 B2 JP 3045050B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4604LAN interconnection over a backbone network, e.g. Internet, Frame Relay
    • H04L12/462LAN interconnection over a bridge based backbone

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信側の通信機器
の位置を受信側の通信機器にて検出する送信位置検出方
法に関し、さらにはその実施に適した通信システム及び
中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の通信機器の間で情報信号の伝送を
実行する際受信側にて送信側の位置を検出する方法の一
つとして、その情報信号の中継回数又は中継履歴を当該
情報信号中にデータとして書き込んでおく方法がある。
例えば特開昭62−219843号に記載されている装
置では、情報信号を中継した装置を識別する情報が、当
該中継の際に当該情報信号中に書き込まれる。情報信号
の宛先たる通信機器においては、受信した情報信号中に
データとして書き込まれている識別情報を参照すること
により、その情報信号がどこからどのような経路で伝送
されてきたかを知ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、情報信
号中に中継回数や中継履歴をデータとして書き込むため
には、一旦その情報信号を復調しデータを再生しなけれ
ばならない。これは、中継の際の処理時間の延長や、中
継する装置の構成の複雑化(情報信号中のデータを一時
記憶しさらに処理を施すといった処理手段の付加)を招
いていた。本発明は、このような問題点を解決すること
を課題としてなされたものであり、情報信号に付加され
ている信号や情報信号の物理的な特性に着目することに
より、情報信号の復調や情報信号の解釈といった処理を
実行することなく、送信側の通信機器の位置を検出可能
にすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1の構成に係る送信位置検出方法
は、情報信号を送信する際、情報信号を復調せずとも検
出できる所定個数のプリアンブル又はポストアンブルを
付加する第1ステップと、情報信号を中継する際、情報
信号を復調せずにプリアンブル又はポストアンブルの個
数を加減する第2ステップと、情報信号を受信する際、
プリアンブル又はポストアンブルの個数を検出すること
により、当該情報信号を受信した通信機器に対する送信
した通信機器の位置関係を検出する第3ステップと、を
有し、互いに接続された複数の通信機器間で情報信号を
中継伝送する際実行されることを特徴とする。
【0005】本構成においては、プリアンブル又はポス
トアンブルの個数を中継時に加減しているため、情報信
号が何個の又はどの装置により中継されたかに応じ、受
信された情報信号に付加されているプリアンブル又はポ
ストアンブルの個数が変わる。従って、本構成において
は、情報信号を受信する際プリアンブル又はポストアン
ブルの個数を検出することにより、中継時等に情報信号
本体の復調等を行うことなしに、受信側に対する送信側
の位置関係を示唆する情報が得られる。
【0006】本発明の第2の構成に係る送信位置検出方
法は、情報信号を送信する際、送信する通信機器に固有
の個数だけ、情報信号を復調せずとも検出できるプリア
ンブル又はポストアンブルを付加する第1ステップと、
情報信号を受信する際、プリアンブル又はポストアンブ
ルの個数を検出することにより、送信側の通信機器を特
定する第2ステップと、を有し、互いに接続された複数
の通信機器間で情報信号を伝送する際実行されることを
特徴とする。
【0007】本構成においては、プリアンブル又はポス
トアンブルの個数を送信側の通信機器毎に一般に異なる
固有の値に設定しているため、情報信号がどの通信機器
により送信されたかに応じ、受信された情報信号に付加
されているプリアンブル又はポストアンブルの個数が変
わる。従って、本構成においては、情報信号を受信する
際プリアンブル又はポストアンブルの個数を検出するこ
とにより、情報信号本体の復調等を行うことなしに、送
信側の通信機器を特定する情報が得られる。
【0008】本発明の第3の構成に係る送信位置検出方
法は、情報信号を受信する際、少なくとも復調前の段階
で情報信号又はこれに付加されている信号の長さの検出
又は周波数成分同士の比較により送信位置情報を生成
る第1ステップと、送信位置情報に基づき、上記情報信
号を送信した通信機器との相対的位置関係を判定する第
2ステップと、を有し、互いに接続された複数の通信機
器間で情報信号を伝送する際そのうち少なくとも1個に
より実行されることを特徴とする。
【0009】本構成においては、少なくとも復調前の段
階で情報信号又はこれに付加されている信号から送信位
置情報が生成される。この送信位置情報は、それに基づ
き、情報信号を送信した通信機器との相対的位置関係を
判定可能な情報である。従って、本構成においては、少
なくとも復調前の段階で得られる送信位置情報を利用し
ているため、情報信号本体の復調等を行うことなしに、
送信側の通信機器との相対的位置関係を示す情報が得ら
れる。
【0010】本発明の第4の構成に係る通信システム
は、情報信号を復調せずとも検出できる所定個数のプリ
アンブル又はポストアンブルを付加した上で情報信号を
送信する第1通信機器と、プリアンブル又はポストアン
ブルの個数を加減した上で情報信号を中継する中継装置
と、情報信号を受信しそのプリアンブル又はポストアン
ブルの個数を検出することにより、第2通信機器に対す
る第1通信機器の位置関係を検出する第2通信機器と、
を有し、互いに接続された複数の通信機器間で情報信号
を中継伝送することを特徴とする。本構成によれば、第
1の構成と同様の作用効果を実現可能な通信システムが
得られる。
【0011】本発明の第5の構成に係る中継装置は、第
1通信機器又は他の中継装置から受信した情報信号を第
2通信機器又は他の中継装置へと中継する手段と、その
情報信号を復調せずにプリアンブル又はポストアンブ
ルの個数を加減する手段と、を備えることを特徴とす
る。本構成によれば、第1の構成に適する中継装置が得
られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面に基づき説明する。
【0013】実施形態1.図1には、本発明の一実施形
態に係るネットワークシステムの構成が示されている。
このネットワークシステムは、4個のネットワークA〜
Dを中継装置R1〜R3にて中継接続した構成を有して
いる。各ネットワークA〜Dはそれぞれバスシステムで
あり、リング状伝送路を形成している。また、ネットワ
ークAには3個の通信機器A1〜A3が、ネットワーク
Bには通信機器B1及びB2が、ネットワークCには通
信機器C1及びC2が、そしてネットワークDには通信
機器D1及びD2が接続されている。
【0014】これらの通信機器A1〜A3、B1、B
2、C1、C2、D1及びD2は、図2に示されるよう
な構成を有するフレームを使用して互いに情報伝送を実
行する。この図に示されるフレームは、転送すべき情報
であるデータ本体の他、このフレームを送信した通信機
器を特定する発信元情報やこのフレームを受信すべき通
信機器を特定する宛先情報を含んでいる。また、フレー
ムの先頭には例えば10個のプリアンブルが、また末尾
には例えば2個のポストアンブルが、それぞれ付加され
ており、各プリアンブルは例えば10個のビットから構
成されている。フレームの先頭にプリアンブルを付加す
るのは、受信側の通信機器がこのフレームを確実に受信
することができるようにするためである。すなわち、プ
リアンブルを付加することなしにフレームを伝送したの
では、受信側の通信機器がこのフレームに同期すること
ができない等の不具合が発生する。そのため、通信に当
っては、所定の長さを有するプリアンブルを所定の範囲
に属する個数だけフレームの先頭に付加することが要請
される。また、ポストアンブルは、フレームの終りを示
す信号であり、通常は、1個以上設けることが要請され
る。本実施形態の特徴は、これらフレームに付加されて
いる信号であるプリアンブル及びポストアンブルのうち
プリアンブルの個数を各中継装置R1〜R3にて加減す
ることにより、受信したフレームがどの通信機器から送
信されたフレームであるかを、そのフレームを受信した
通信機器が、プリアンブルの個数のみによって判断する
ことができるようにすることである。すなわち、従来で
あればその個数には意味が付与されていなかったプリア
ンブルを有効利用することにより、データ本体に経路情
報を格納するための領域を設けることなく経路情報を伝
送可能とし、データ中継の効率化・高速化や中継装置の
簡素化を図っている。
【0015】各中継装置R1〜R3におけるプリアンブ
ル増減個数は、この実施形態では、表1に示されるよう
に互いに異なる値に設定されている。従って、送信した
通信機器がどのネットワークに属しているのか及び受信
した通信機器がどのネットワークに属しているのかによ
り、表2に示されるように、受信側の通信機器が受け取
るプリアンブルの個数は異なる個数となる。ただし、こ
れらの表においては、送信時にフレームに付加されてい
るプリアンブルの個数が10であることが仮定されてい
る。
【0016】
【表1】
【表2】 ここで、より具体的に説明するために、ネットワークA
に属する通信機器A1からネットワークDに属する通信
機器D2へとフレームを送信する場合を考える。この場
合、フレームの伝送経路は、ネットワークAからネット
ワークBを経てネットワークDに至る経路となり、この
経路上には中継装置R1及びR3が順に存在している。
中継装置R1及びR3においては、プリアンブルの個数
は、表1、表2及び図3に示されるようにそれぞれ+1
及び−2されるから、通信機器D2がフレームを受信し
た時点では、このフレームに付加されているプリアンブ
ルの個数は、図4に示されるように、10+1−2=9
個となっている。通信機器D2は、このようにして得ら
れた“9個”という結果を表2の論理に参照することに
より、そのフレームを送信した通信機器がネットワーク
Aに属している旨判定する。受信時におけるプリアンブ
ルの個数は、このようにして送信位置の検出に利用され
る他、フレーム中に含まれる宛先情報や発信元情報等と
の照合によりネットワークシステム中の故障箇所の検出
にも利用される。
【0017】このように、本実施形態によれば、フレー
ム中に経路情報をデータとして書き込むことなく、すな
わちプリアンブルの個数を利用して、経路情報を伝送す
るようにしたため、各中継装置R1〜R3において中継
対象たるフレームに復調等の処理を施す必要がなくな
る。従って、中継装置R1〜R3の構成は、図5に示さ
れるように、図6の構成に比べ簡素な構成となる。これ
らの図において符号10で示されているのは例えば送信
側の通信機器が属するネットワークの伝送路であり、符
号12で示されているのは例えば受信する側の通信機器
が属するネットワークの伝送路である。また、符号14
で示されているのは伝送路10を介してフレームを受信
する受信部、符号16で示されているのは伝送路12に
フレームを送信する送信部である。これらの図の対比か
ら明らかなように、従来においては受信したフレームを
一旦可処理形式(ディジタルデータ等の形式)に変換す
る変換部18やそれとは逆の変換を行なう変換部20を
設けなければならなかったが、本実施形態ではではこれ
らを廃止することができる。また、従来においては、変
換部18により得られたデータから経路情報を取り出す
経路解析部22が必要であったが、本実施形態において
はそのような経路解析部22は必要でなく、プリアンブ
ルの個数を加減する等の処理を実行する制御部24を設
ければよい。従って、中継装置R1〜R3の構成は従来
に比べ簡素なものとなる。加えて、プリアンブルは特定
のパターンを有しているため、信号波形の観測によって
容易に検出することができるから、制御部24の構成は
簡素なもので足りまたその動作も高速化することができ
る。従って、本実施形態によれば、中継に要する時間も
比較的短かな時間で足りる。
【0018】図7及び図8には、このようなシステムを
実施するのに適する通信機器の構成が示されている。特
に、図7に示されるのは通信機器の送信部であり、図8
に示されるのは通信機器の受信部である。まず図7に示
されるように、通信機器の本体26から送信すべきデー
タが送出されると、変調回路28はこのデータを用いて
搬送波を変調し、送信回路30は得られた変調波を例え
ば伝送路10上に送出する。この送信に当っては、送信
回路30等により、図2に示されるようにプリアンブル
やポストアンブルが付加される。伝送路10上に送出さ
れた信号が図5に示される中継装置により中継され例え
ば伝送路12上に送出されると、受信側の通信機器はそ
の受信回路32によって当該伝送路12上から送信に係
るフレームを受信する。受信回路32の後段に設けられ
ている復調回路34は、受信した信号からデータを復調
しこれを機器本体26に供給する。プリアンブル計数回
路36は、受信回路32により受信されたフレームの先
頭に付加されているプリアンブルの個数を計数し、その
結果を送信位置計算回路38に供給する。送信位置計算
回路38は、プリアンブル計数回路36によって得られ
たプリアンブル個数を表2に示される論理と照合するこ
とにより、そのフレームを送信した通信機器がいずれの
ネットワークに属しているのかを判定し、その結果を機
器本体26に供給する。このように、図5、図7及び図
8に示される構成の中継装置及び通信機器を利用するこ
とにより、表2に示される論理に従う送信位置特定やそ
の結果を利用した故障箇所検出等の処理を実現すること
ができる。
【0019】なお、中継装置の構成は、図5に示される
構成に限定されるものではなく、例えば図9に示される
構成や図10に示される構成を用いても構わない。図9
に示される構成においては、受信部14により受信され
た信号がノイズであるか否かを制御部24が判定してお
り、ノイズであると判定した場合には制御部24は受信
部14から送信部16への信号供給を禁止する。また、
図10に示される構成においては、受信部14において
受信された信号がノイズであるか否かを制御部24が判
定しており、ノイズであると判定した場合には制御部2
4は送信部16から伝送路12上への信号送出を禁止す
る。これら、いずれの構成を中継装置として使用した場
合にも本発明を好適に実施することができる。
【0020】実施形態2.また、前述の表1では、各中
継装置R1〜R3において互いに異なる個数だけプリア
ンブルが加減されていたが、本発明はこのような構成に
限定すべきものではない。例えば、表3に示されるよう
に、中継装置R1〜R3におけるプリアンブル増減個数
をいずれも等しい個数、例えば+1と設定しても構わな
い。このように設定した場合、表4に示されるように、
送信した通信機器が異なるネットワークに属している場
合であっても受信したフレームに付加されているプリア
ンブルの個数が等しくなる場合があるため、受信側の通
信機器が送信側の通信機器の所属ネットワークを厳密に
特定することはできなくなる。しかしながら、送信した
通信機器が属するネットワークと受信した通信機器が属
するネットワークの間に何個の中継装置があるのかに関
しては、これら表3及び表4に示される動作によっても
知ることができるから、中継装置の個数のみを知ればよ
いような用途であれば、これらの表に示される動作で十
分である。
【0021】
【表3】
【表4】 図11には、この実施形態に適する通信機器、特にその
受信部の構成が示されている。この実施形態において
は、プリアンブル計数回路36の出力が中継回数計算回
路40に供給されている。中継回数計算回路40は、プ
リアンブル計数回路36により計数されたプリアンブル
の個数と、送信の際のプリアンブルの個数(表4では1
0)とを比較することにより、受信したフレームが何回
中継されたかを計算し、その結果を機器本体26に供給
している。このような構成を有する通信機器により、本
実施形態を実施することができる。
【0022】実施形態3.図12には、ネットワークシ
ステムの構成の他の例が示されている。この図に示され
るネットワークシステムは、ちょうど、図1に示される
ネットワークシステムからネットワークDやこれに属す
る通信機器さらにはネットワークBとネットワークDと
の間を中継する中継装置R3を省略した構成を有してい
る。すなわち、ネットワークA、B及びCは、中継装置
R1及びR2を介し単一鎖状に接続されている。
【0023】このようなシステムに本発明を適用する場
合、中継装置R1及びR2におけるプリアンブル増減個
数は例えば表5に示されるように設定することができ
る。この表においては、中継装置R1における増減個数
と中継装置R2における増減個数は等しくなく、かつ、
各中継装置におけるプリアンブル増減個数は、伝送方向
のいかんによらず等しい個数に設定されている。このよ
うに設定した場合、表6に示されるように、送信した通
信機器が属するネットワークがどのネットワークである
かを、受信したフレームに付加されているプリアンブル
個数に基づき、受信した通信機器側で厳密に特定するこ
とができる。
【0024】
【表5】
【表6】 実施形態4.図12に示されるネットワークシステムに
おいても、さらに他の論理により、送信位置特定等を実
行することができる。例えば、表7に示されるように、
各中継装置R1及びR2にて互いに等しい個数だけプリ
アンブルを加減するようにしてもよい。このようにした
場合であっても、表8に示されるように、少なくともネ
ットワークA又はCに属する通信機器は、受信したフレ
ームを送信した通信機器が属するネットワークがどのネ
ットワークであるかを、厳密に特定可能である。
【0025】
【表7】
【表8】 実施形態5.また、表9に示されるように、中継装置R
1及びR2におけるプリアンブル増減個数に方向性、す
なわち伝送方向に応じて変化する性質を与えながら、各
中継装置R1とR2の間ではプリアンブルの増減個数が
等しくなるようにしてもよい。このようにした場合も、
表10に示されるように、いずれのネットワークに属す
る通信機器からフレームが送信されたのかを受信側の通
信機器にてプリアンブル個数に基づき厳密に特定するこ
とができる。
【0026】
【表9】
【表10】 なお、前述の図1に示されるネットワークシステムにお
いて表11に示されるように同様の設定とした場合、表
12に示されるように、送信した通信機器が属するネッ
トワークがどのネットワークであるのかを受信側の通信
機器においてプリアンブル個数に基づき厳密に特定する
ことができるとは限らない。すなわち、各中継装置にお
けるプリアンブル増減個数を互いに等しくしかつ当該プ
リアンブル増減個数に方向性を持たせる設定は、図12
に示されるように、複数のネットワークが単一鎖状に継
続接続されたネットワークシステムに好適な設定である
といえる。
【0027】
【表11】
【表12】 実施形態6.図13には、本発明を実施するのに適する
ネットワークシステムの一例構成が示されている。この
図に示されるネットワークシステムは、図1に示される
ネットワークシステムにさらに中継装置R4を追加し、
この中継装置R4にてネットワークAとネットワークC
の間を中継するようにした構成である。この構成におい
ては、ネットワークA、B及びCの間がリング状に中継
されているから、例えばネットワークAからネットワー
クBに至る中継経路として中継装置R1のみを経る経路
と中継装置R4及びR2を経る経路の2通りが生ずるこ
とになる。
【0028】このように、あるネットワークに属する通
信機器から他のネットワークに属する通信機器へのフレ
ーム伝送に際して複数通りの中継経路が生じ得る場合に
は、例えば表13に示されるように、各中継装置R1〜
R4におけるプリアンブル増減個数を互いに異なる個数
に設定すると共に、このプリアンブル増減個数に方向性
を持たせるのが好ましい。このようにした場合、表14
に示されるように、受信側の通信機器においてプリアン
ブルの個数を検出することにより、送信した通信機器が
どのネットワークに属するかに関する情報に加え、その
フレームがどのような経路を経て中継されたのかをも知
ることができる。
【0029】さらに、各中継装置R1〜R4によるプリ
アンブル増減個数に方向性を付与するに際しては、ある
方向に関して正であった場合に他の方向に関しては負に
する、という規則に従うようにすれば、通信機器が受信
する際のプリアンブルの個数が送信時のプリアンブルの
個数から大きく離れた個数になることを防止することが
できる。すなわち、計数すべきプリアンブルの個数が非
常に大きなものになることを防ぐことができ、あるいは
受信したプリアンブルの個数が極めて少なくなりフレー
ムの受信に支障をきたすといった状況も確実に防止する
ことができる。
【0030】
【表13】
【表14】 図14には、この実施形態に適する通信機器、特にその
受信部の構成が示されている。この図に示されるよう
に、プリアンブル計数回路36の出力は送信位置計算回
路38のみならず伝送経路特定回路42にも供給されて
いる。伝送経路特定回路42は、表14に示される論理
に従いかつプリアンブル計数回路36により得られたプ
リアンブルの個数に基づき、受信したフレームがどのよ
うな経路を経ているのかを特定し、その結果を機器本体
26に供給する。このような構成の通信機器を利用する
ことにより、この実施形態を好適に実現することができ
る。
【0031】実施形態7.本発明は、プリアンブルの個
数を加減する実施形態に限定されるべきものではない。
すなわち、ポストアンブルの個数を加減するようにして
もよい。例えば送信時のポストアンブル個数を6としか
つ図1に示されるネットワークシステムを前提としたう
えで、中継装置R1〜R3におけるポストアンブル増減
個数を表1中の「プリアンブル増減個数」と同じ量に設
定した場合、通信機器A1から送信されたフレームを通
信機器D2で受信する場合のポストアンブル個数の増減
は図15に示されるような内容となる。また、このよう
な動作を実現するためかつ通信機器にて受信部として用
いる構成は、図16に示されるように、プリアンブル計
数回路36をポストアンブル計数回路44に置き換えた
ものでよい。ポストアンブル計数回路44は、受信回路
32により受信されたフレームに付加されているポスト
アンブルの個数を計数しその結果を送信位置計算回路3
8に供給している。このような実施形態においても、前
述の実施形態1と同様の効果を得ることができる。さら
に、この実施形態に、前述の実施形態2〜6と同様の変
形を施すことも可能である。
【0032】実施形態8.さらに、プリアンブル及びポ
ストアンブル双方に関し各中継装置において増減を施す
こともできる。例えば、図17に示されるように、ある
中継装置Rによりフレームが中継される際にプリアンブ
ルの個数L1及びポストアンブルの個数L2に表15に
示されるような増減を施すようにしてもよい。このよう
に、プリアンブル及びポストアンブル双方に同時に増減
を施すことにより、経路情報がプリアンブル及びポスト
アンブル双方によって伝送されることとなる結果、当該
経路情報の伝送に利用できる情報量が増加し、複雑なネ
ットワーク構成にも対処可能となる。
【0033】
【表15】 図18には、この実施形態に適する通信機器、特にその
受信部の構成が示されている。この図に示される通信機
器は、ちょうど、図8に示される構成と図16に示され
る構成とを組み合わせた構成を有している。すなわち、
プリアンブル計数回路36及びポストアンブル計数回路
44によってプリアンブルの個数及びポストアンブルの
個数がそれぞれ計数され、送信位置計算回路38は、こ
れらの計数結果それぞれを個別に利用して送信位置計算
を実行し、両計算結果の照合等を経て機器本体26に出
力している。このような構成を有する通信機器を利用す
ることにより、本実施形態を好適に実現することができ
る。
【0034】なお、本実施形態に関し、前述した各実施
形態と同様の変形を施すことも可能である。
【0035】実施形態9.図19には、本発明の実施形
態9において使用される通信機器、特にその受信部の構
成が示されている。この図の構成が図18の構成と異な
る点は、プリアンブル計数回路36の出力とポストアン
ブル計数回路44の出力が加算器46により加算され、
加算の結果得られるプリアンブルポストアンブル合計個
数が送信位置計算回路38に供給されている点である。
送信位置計算回路38は、この合計個数に基づき送信位
置計算等を行う。ただし、この実施形態においては、表
15中のプリアンブル増減個数に関しΔL11+ΔL2
1≠ΔL12+ΔL22が成り立つよう設定されてい
る。このような構成とした場合も、送信位置特定等の処
理を実行することができる。なお、この実施形態に関し
ても、前述の各実施形態に施した変形と同様の変形を施
すことができる。
【0036】実施形態10.図20には、本発明の実施
形態10において使用される通信機器、特にその受信部
の構成が示されている。この図の構成が図19の構成と
異なる点は、加算器46に代えて減算器48を使用して
おり、送信位置計算回路38がプリアンブル個数とポス
トアンブル個数の差に基づき送信位置を計算している点
である。このような構成においても、同様に送信位置計
算等が可能である。ただし、ΔL11−ΔL21≠ΔL
12−ΔL22とする必要がある。なお、この実施形態
に関しても、前述の各実施形態に施した変形と同様の変
形を施すことができる。
【0037】実施形態11.図21には、本発明の実施
形態11において使用される通信機器、特にその受信部
の構成が示されている。この図の構成は、図18に示さ
れる構成にパリティ計算回路50を追加した構成であ
る。パリティ計算回路50は、プリアンブル計数回路3
6及びポストアンブル計数回路44の出力にパリティが
成立しているか否かを判定し、その結果を送信位置計算
回路38に供給している。すなわち、プリアンブル個数
とポストアンブル個数の間に必ずパリティが成り立つよ
う各中継装置においてプリアンブルやポストアンブルの
加減を行なうようにした場合には、フレームを受信する
通信機器の側でこのパリティをチェックすることによ
り、伝送途上でプリアンブルやポストアンブルが失われ
た場合等に対処することが可能になる。なお、この実施
形態に関しても、前述の各実施形態に施した変形と同様
の変形を施すことができる。
【0038】実施形態12.図22には、本発明を適用
可能なネットワークシステムの構成の一例が示されてい
る。前述の図1においては、ネットワークA、C及びD
の間がネットワークB及び中継装置R1〜R3にて中継
接続されていたが、この実施形態においては単一の中継
装置Rにて中継接続されている。また、通信機器B1及
びB2は中継装置Rに直接接続されている。このような
構成に関しても、前述の各実施形態と同様の構成を適用
することができる。
【0039】実施形態13.図23には、本発明を適用
可能なネットワークの一例構成が示されている。この図
に示されるネットワークは、複数個の(図では8個の)
通信機器S1〜S8が単一の中継装置Rを介して接続さ
れた構成を有している。中継装置Rは、例えば、S1か
らS2への中継の際と、S1からS3への中継の際に
は、互いに異なる量だけプリアンブル及び/又はポスト
アンブルの個数を加減する。すなわち、この図に示され
るネットワークにも本発明を適用することができ、前述
の各実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0040】実施形態14.本発明は、さらに、プリア
ンブルの個数やポストアンブルの個数に着目した経路情
報の伝送に限定を要するものではない。すなわち、図
5、図9及び図10に示される中継装置は、いずれも、
伝送路10を介したフレームの到来に対し処理の開始が
ある程度遅れる特性を有しており、従って、中継装置を
経る毎に先頭のプリアンブルのビット数が徐々に(例え
ば2ビットずつ)減っていく(図24参照)。従って、
フレームを受信した通信機器においてプリアンブル長、
すなわちプリアンブルのビット数を検出することによ
り、そのフレームが何個の中継装置により中継されたの
かといった情報を得ることができ、ひいては送信側の通
信機器の位置を検出することが可能になる。その際に、
プリアンブルの個数やポストアンブルの個数等、フレー
ム構成に操作を施す必要はない。
【0041】このように中継回数がプリアンブル長に与
える影響に着目する場合には、通信機器の受信部として
は、例えば図25に示されるような構成を用いる。この
図においては、図11におけるプリアンブル計数回路3
6がプリアンブル長検出回路52により置換されてい
る。プリアンブル長検出回路52は、受信回路32によ
り受信されたフレームの先頭に付加されているプリアン
ブルの長さを検出し、その結果を中継回数計算回路40
に供給している。このような構成の通信機器を使用する
ことにより、本実施形態を好適に実現することができ
る。
【0042】実施形態15.図26には、本発明の実施
形態15において使用される通信機器の構成、特にその
受信部の構成が示されている。この図においては、図2
5に示される中継回数計算回路40に代えて送信位置計
算回路38が用いられている。この実施形態は、特に、
各中継装置が一方向にしか中継を行なわない場合(フィ
ルタ特性を有している場合)や、単一鎖状に継続接続さ
れたネットワークのうち端部に位置するネットワークに
属する通信機器として使用する場合に適する形態であ
る。すなわち、これらの使用環境下においては、プリア
ンブル長に基づいて送信位置を厳密に特定することが可
能になる。
【0043】実施形態16.図27には、本発明の実施
形態16において使用される通信機器、特にその受信部
の構成が示されている。この実施形態においては、プリ
アンブル長検出回路52のみならずポストアンブル計数
回路42も設けられており、両者の出力が送信位置計算
回路38に供給されている。すなわち、この実施形態に
おいては、図16及び図25の組み合わせにより、送信
位置計算回路38による送信位置の特定を可能にしてい
る。また、ポストアンブル計数回路により計数される量
の性質と、プリアンブル長検出回路52により検出され
る量の性質は互いに相違しているから、この実施形態に
よれば、互いに異なる性質を有する2種類の物理量を照
合することとなるため、信頼性の高い計算結果を送信位
置計算回路38から得ることができる。
【0044】実施形態17.図28には、本発明の実施
形態17において使用される通信機器、特にその受信部
の構成が示されている。この実施形態においては、受信
回路32の後段に復調回路34の他周期測定回路54、
周期差計算回路56及び距離計算回路58が順に設けら
れており、距離計算回路58の出力は機器本体26に供
給されている。
【0045】周期測定回路54は、受信回路32により
受信される信号の周期(又は半周期)を測定し、周期差
計算回路56に供給する。周期差計算回路56は例えば
一次のFIRフィルタであり、周期測定回路54により
測定された最新の周期(半周期)を前回測定された周期
(半周期)と比較する。距離計算回路58は、得られる
周波数の信号に関し周期差計算回路56により計算され
た周期(半周期)と、他の周波数に関し周期差計算回路
56により計算された周期(半周期)とに基づき、フレ
ームを送信した通信機器までの物理的な距離、すなわち
伝送路長を計算し、その結果を機器本体26に供給して
いる。
【0046】ここに、通信機器から送信される変調波が
FSK変調波である場合、送信される符号の値によって
瞬時周波数が異なり従って発生する群遅延の値が異なる
値となるから(すなわち図29中のΔt1≠Δt2)、
通信機器により受信される波(受信波)中符号周期の境
目にはジッタ(群遅延歪)が発生する。すなわち、FS
K変調波を構成する高周波成分及び低周波成分のゼロク
ロスは図29に示されるように送信時には一致している
が受信時には本来のゼロクロス位置からずれた位置にな
っている。FSK変調波を構成する2種類の周波数成分
のうち高周波成分に着目した場合には、図30に示され
るように、本来C´においてゼロクロスすべきものがC
にずれていると考えることができ、低周波成分に着目し
た場合には図31に示されるように本来C´´にてゼロ
クロスすべきものがCまでずれている、とみなすことが
できる。従って、周期測定回路54及び周期差計算回路
56によってこのゼロクロスのずれΔt1(=|C´−
C|)及びΔt2(=|C´´−C|)を検出し、高周
波成分の伝搬速度v1及び低周波成分の伝搬速度v2を
用いて距離計算回路58が次の式
【数1】(v1−v2)×(Δt1+Δt2) の演算を行なうことにより、送信に係る通信機器までの
距離を検出することが可能である。
【0047】実施形態18.図32には、本発明の実施
形態18において使用される通信機器特にその受信部の
構成が示されている。この実施形態においても、実施形
態17と同様、受信波の歪に着目して送信側通信機器ま
での距離が計算されている。しかしながら、この実施形
態にて着目しているのは、図33に示される信号強度の
低下である。すなわち、一般に高い周波数の成分ほど伝
搬に伴う信号強度の減衰が大きいから、受信波を構成す
る低周波成分及び高周波成分の信号強度を信号強度測定
回路60によりそれぞれ検出し、両者の差ΔAを信号強
度差計算回路62により計算するようにすれば、距離計
算回路58は、この信号強度差ΔAに基づいて送信側通
信機器までの距離を計算することができる。
【0048】なお、実施形態17及び18を互いに比較
した場合、群遅延を利用している実施形態17は非常に
高い周波数での伝送を利用している場合に好適であると
いうことができ、実施形態18は信号強度の減衰が問題
となる長距離の伝送を使用している場合に好適であると
いうことができる。
【0049】実施形態19.図34には、本発明の実施
形態19において使用される通信機器、特にその受信部
の構成が示されている。この実施形態においては、図8
に示される回路と図28又は図32に示される回路とが
組み合わせられている。すなわち、図34中符号64で
表されている伝搬距離検出回路は、図28における周期
測定回路54、周期差計算回路56及び距離計算回路5
8を内蔵しており、又は、図32に示される信号強度測
定回路60、信号強度差計算回路62及び距離計算回路
58を内蔵している。
【0050】従って、この実施形態によれば、伝搬距離
検出回路64を用いて送信側通信機器までの物理的な距
離を検出することができ、かつ、プリアンブル計数回路
36を用いて少なくとも送信側通信機器との間に介在す
る中継装置の個数等の情報を得ることができる。これら
の情報を併用することにより、送信位置計算回路38
は、送信側通信機器の位置をより正確に計算することが
できる。なお、前述の各実施形態の記載に基づきこの実
施形態を更に変形することも可能である。
【0051】実施形態20.前述の各実施形態のうちプ
リアンブル又はポストアンブルの個数を受信側の通信機
器において計数する実施形態においては、中継装置によ
ってプリアンブル又はポストアンブルの個数に増減処理
が施されていた。しかしながら、送信側の通信機器が送
信の際に互いに異なる個数のプリアンブル又はポストア
ンブルを付加してフレームを送信するようにすれば、送
信側の通信機器を個別に特定することができる。また、
複数のネットワークを中継装置を介して接続し統合した
ネットワークシステムにおいては、各通信機器にそれぞ
れ異なる固有のプリアンブル又はポストアンブル個数を
割り当てる処理を、各ネットワーク毎に行ない、各ネッ
トワーク間の差別化は中継装置におけるプリアンブル又
はポストアンブル個数の増減によって蓄積することがで
きるから、各中継装置へのプリアンブル又はポストアン
ブル個数の割り当ては更に容易となる。
【0052】
【発明の効果】本発明の第1、第4及び第5の構成によ
れば、中継の際プリアンブル又はポストアンブルの個数
を加減し、受信の際プリアンブル又はポストアンブルの
個数を検出するようにしたため、情報信号本体の復調等
を行うことなしに、受信側に対する送信側の位置関係を
示唆する情報が得られる。従って、送信位置検出のため
に中継の際データに操作を施す必要がないため、中継に
要する時間を短縮できまた中継する装置の構成を簡素化
できる。また、各通信機器に互いに異なるプリアンブル
又はポストアンブルの個数を割り当てる必要がないか
ら、第2の構成に比べ容易に実施できる。
【0053】本発明の第2の構成によれば、送信の際に
付加するプリアンブル又はポストアンブルの個数を送信
側の通信機器毎に一般に異なる固有の値に設定し、受信
の際プリアンブル又はポストアンブルの個数を検出する
ようにしたため、情報信号本体の復調等を行うことなし
に、送信側の通信機器を特定する情報が得られる。従っ
て、第1の構成と同様、送信位置検出のために中継の際
データに操作を施す必要がないため、中継に要する時間
を短縮できまた中継する装置の構成を簡素化できる。ま
た、通信機器間の接続の態様(どのようなネットワーク
構成か、どの様なネットワーク間接続態様か等)によら
ず各通信機器を特定可能であるから、第1の構成に比べ
常に詳細な情報が得られる。
【0054】本発明の第3の構成によれば、受信の際少
なくとも復調前の段階で情報信号又はこれに付加されて
いる信号から送信位置情報を生成し、情報信号を送信し
た通信機器との相対的位置関係を送信位置情報に基づき
判定するようにしたため、情報信号本体の復調等を行う
ことなしに、送信側の通信機器との相対的位置関係を示
す情報が得られる。従って、第1及び第2の構成と同
様、送信位置検出のために中継の際データに操作を施す
必要がないため、中継に要する時間を短縮できまた中継
する装置の構成を簡素化できる。また、プリアンブルや
ポストアンブルに操作を施す必要がないから、従来の通
信機器の受信部を一部改良するのみで、すなわち第1及
び第2の構成に比べ容易に、実施できる。
【0055】
【補遺】本発明は、さらに、次のような構成として把握
することもできる。
【0056】本発明の第6の構成に係る通信システム
は、それぞれ固有の個数のプリアンブル又はポストアン
ブルを付加した上で情報信号を送信する複数の第1通信
機器と、情報信号を受信しそのプリアンブル又はポスト
アンブルの個数を検出することにより、送信側の通信機
器を特定する第2通信機器と、を有し、互いに接続され
た複数の通信機器間で情報信号を伝送することを特徴と
する。本構成によれば、第2の構成と同様の作用効果を
実現可能な通信システムが得られる。
【0057】本発明の第7の構成に係る通信システム
は、情報信号を送信する第1通信機器と、情報信号を受
信し、少なくとも復調前の段階で情報信号又はこれに付
加されている信号から送信位置情報を抽出し、送信位置
情報に基づき、上記情報信号を送信した通信機器との相
対的位置関係を判定する第2通信機器と、を有し、互い
に接続された複数の通信機器間で情報信号を伝送するこ
とを特徴とする。本構成によれば、第3の構成と同様の
作用効果を実現可能な通信システムが得られる。
【0058】本発明の第8の構成に係る通信機器は、情
報信号を受信する際、プリアンブル又はポストアンブル
の個数を検出する手段と、検出結果に基づき当該情報信
号を受信した通信機器に対する送信した通信機器の位置
関係を判定する手段と、を備えることを特徴とする。本
構成によれば、第1、第2、第4又は第6の構成に適す
る通信機器が得られる。
【0059】本発明の第9の構成に係る通信機器は、情
報信号を受信する際、少なくとも復調前の段階で情報信
号又はこれに付加されている信号から送信位置情報を抽
出する手段と、送信位置情報に基づき、上記情報信号を
送信した通信機器との相対的位置関係を判定する手段
と、を備え、互いに接続された複数の通信機器間で情報
信号を伝送する際そのうち少なくとも1個により実行さ
れることを特徴とする。本構成によれば、第3又は第7
の構成に適する通信機器が得られる。
【0060】本発明の第10の構成に係る送信位置検出
方法は、情報信号を送信する際、第1のネットワークに
属する送信側の通信機器が、その通信機器に固有の個数
のプリアンブル又はポストアンブルを付加する第1ステ
ップと、第1のネットワークから第2のネットワークへ
と情報信号を中継する際、プリアンブル又はポストアン
ブルの個数を加減する第2のステップと、第2のネット
ワークに属する通信機器にて情報信号を受信する際、プ
リアンブル又はポストアンブルの個数を検出することに
より、送信側の通信機器及びその所属ネットワークを特
定する第3ステップと、を有し、異なるネットワークに
属する通信機器間で情報信号を中継伝送する際実行され
ることを特徴とする。本構成によれば、第1及び第2の
構成を結合しているため、双方に共通する作用効果が得
られる。また、複数のネットワークを含む統合されたネ
ットワークシステムに第2の構成を適用する場合には、
受信側で送信側を特定するにはそのネットワークシステ
ムに属する全ての通信機器において固有の個数のプリア
ンブル又はポストアンブルを付加する必要があった。こ
れに対し、本構成においては、システム全体が複数のネ
ットワークに細分されているため、各通信機器における
プリアンブル又はポストアンブルの付加個数は、その通
信機器が属するネットワーク内でその通信機器を特定で
きるように設定すればよくなり、システム設計が容易に
なる。
【0061】本発明の第11の構成に係る送信位置検出
方法は、情報信号を送信する際、所定個数のプリアンブ
ル又はポストアンブルを付加する第1ステップと、情報
信号を中継する際、プリアンブル又はポストアンブルの
個数を加減する第2のステップと、情報信号を受信する
際、プリアンブル又はポストアンブルの個数を検出する
ことにより、当該情報信号を受信した通信機器に対する
送信した通信機器の位置関係を検出する第3ステップ
と、情報信号を受信する際、少なくとも復調前の段階で
情報信号又はこれに付加されている信号から相対位置情
報を抽出し、相対位置情報に基づき、上記情報信号を送
信した通信機器との相対的位置関係を判定する第4ステ
ップと、第3及び第4ステップの実行結果に基づき上記
情報信号を送信した通信機器の相対位置を特定する第5
ステップと、を有し、互いに接続された複数の通信機器
間で情報信号を中継伝送する際実行されることを特徴と
する。本構成によれば、第1及び第3の構成を結合して
いるため、両者に共通する作用効果が得られる。また、
プリアンブル又はポストアンブルの個数に基づく位置検
出と、相対位置情報に基づく位置判定は、互いに異なる
物理量及び原理により実行されるから、第1及び第3の
構成に比べ、送信側の通信機器の相対位置をより精密に
かつ高い信頼性で特定可能になる。
【0062】本発明の第12の構成に係る送信位置検出
方法は、情報信号を送信する際、送信する通信機器に固
有の個数のプリアンブル又はポストアンブルを付加する
第1ステップと、情報信号を受信する際、プリアンブル
又はポストアンブルの個数を検出することにより、送信
側の通信機器を特定する第2ステップと、情報信号を受
信する際、少なくとも復調前の段階で情報信号又はこれ
に付加されている信号から相対位置情報を抽出し、相対
位置情報に基づき、上記情報信号を送信した通信機器と
の相対的位置関係を判定する第3ステップと、を有し、
互いに接続された複数の通信機器間で情報信号を伝送す
る際実行されることを特徴とする。本構成によれば、第
2及び第3の構成に共通する作用効果が得られる。ま
た、プリアンブル又はポストアンブルの個数に基づく位
置検出では送信側の通信機器の論理的な位置(通信シス
テムトポロジ上での通信機器の位置)が、相対位置情報
に基づく位置判定では物理的な位置(伝送線路長等)が
それぞれ判明するから、第2及び第3の構成に比べ、送
信側の通信機器の位置を詳細に特定可能になる。
【0063】本発明の第13の構成に係る送信位置検出
方法は、情報信号を送信する際、送信する通信機器に固
有の個数のプリアンブル又はポストアンブルを付加する
第1ステップと、情報信号を中継する際、プリアンブル
の個数又はポストアンブルの個数を加減する第2のステ
ップと、情報信号を受信する際、プリアンブル又はポス
トアンブルの個数を検出することにより、送信側の通信
機器を特定する第3ステップと、情報信号を受信する
際、少なくとも復調前の段階で情報信号又はこれに付加
されている信号から相対位置情報を抽出し、相対位置情
報に基づき、上記情報信号を送信した通信機器との相対
的位置関係を判定する第4ステップと、を有し、互いに
接続された複数の通信機器間で情報信号を中継伝送する
際実行されることを特徴とする。本構成によれば、第1
〜第3の構成を結合しているため、各者に共通する作用
効果が得られる。また、プリアンブル又はポストアンブ
ルの個数に基づく位置検出と、相対位置情報に基づく位
置判定は、互いに異なる物理量及び原理により実行され
るから、第1及び第3の構成に比べ、送信側の通信機器
の相対位置をより精密にかつ高い信頼性で特定可能にな
る。さらに、プリアンブル又はポストアンブルの個数に
基づく位置検出では送信側の通信機器の論理的な位置
が、相対位置情報に基づく位置判定では物理的な位置が
それぞれ判明するから、第2及び第3の構成に比べ、送
信側の通信機器の位置を詳細に特定可能になる。そし
て、特に複数のネットワークを含む統合されたネットワ
ークシステムに本構成を適用することにより、各通信機
器におけるプリアンブル又はポストアンブル付加個数
は、その通信機器が属するネットワーク内でその通信機
器を特定できるように設定すればよくなり、システム設
計が容易になる。
【0064】本発明の第14の構成に係る通信システム
は、第1のネットワークに属し、自己に固有の個数のプ
リアンブル又はポストアンブルを付加した上で情報信号
を送信する第1通信機器と、プリアンブル又はポストア
ンブルの個数を加減した上で、第1のネットワークから
第2のネットワークへと情報信号を中継する中継装置
と、第2のネットワークに属し、情報信号を受信する際
プリアンブル又はポストアンブルの個数を検出すること
により、送信側の通信機器及びその所属ネットワークを
特定する第2通信機器と、を有し、異なるネットワーク
に属する通信機器間で情報信号を中継伝送することを特
徴とする。本構成によれば、第10の構成と同様の作用
効果が得られる。
【0065】本発明の第15の構成に係る通信システム
は、所定個数のプリアンブル又はポストアンブルを付加
した上で情報信号を送信する第1通信機器と、プリアン
ブル又はポストアンブルの個数を加減した上で、情報信
号を中継する中継装置と、情報信号を受信する際、プリ
アンブル又はポストアンブルの個数を検出することによ
り、当該情報信号を受信した通信機器に対する送信した
通信機器の位置関係を検出する一方で、少なくとも復調
前の段階で情報信号又はこれに付加されている信号から
相対位置情報を抽出し、相対位置情報に基づき上記情報
信号を送信した通信機器との相対的位置関係を判定し、
得られた両位置関係に基づき上記情報信号を送信した通
信機器の相対位置を特定する第2通信機器と、を有し、
互いに接続された複数の通信機器間で情報信号を中継伝
送することを特徴とする。本構成によれば、第11の構
成と同様の作用効果が得られる。
【0066】本発明の第16の構成に係る通信システム
は、送信する通信機器に固有の個数のプリアンブル又は
ポストアンブルを付加した上で情報信号を送信する第1
通信機器と、情報信号を受信する際、プリアンブル又は
ポストアンブルの個数を検出することにより、送信側の
通信機器を特定する一方で、少なくとも復調前の段階で
情報信号又はこれに付加されている信号から相対位置情
報を抽出し、相対位置情報に基づき上記情報信号を送信
した通信機器との相対的位置関係を判定する第2通信機
器と、を有し、互いに接続された複数の通信機器間で情
報信号を伝送することを特徴とする。本構成によれば、
第12の構成と同様の作用効果が得られる。
【0067】本発明の第17の構成に係る通信システム
は、送信する通信機器に固有の個数のプリアンブル又は
ポストアンブルを付加付加した上で情報信号を送信する
第1通信機器と、プリアンブル又はポストアンブルの個
数を加減した上で情報信号を中継する中継装置と、情報
信号を受信する際、プリアンブル又はポストアンブルの
個数を検出することにより、送信側の通信機器を特定す
る一方で、少なくとも復調前の段階で情報信号又はこれ
に付加されている信号から相対位置情報を抽出し、相対
位置情報に基づき上記情報信号を送信した通信機器との
相対的位置関係を判定する第2通信機器と、を有し、互
いに接続された複数の通信機器間で情報信号を中継伝送
することを特徴とする。本構成によれば、第13の構成
と同様の作用効果が得られる。
【0068】本発明の第18の構成は、第1、第4、第
5、第10、第11、第13〜第15又は第17の構成
において、それぞれ通信機器を有する3個以上のネット
ワークが複数の中継装置を介し単一鎖状に縦続接続され
ており、同一の伝送方向に沿ってみた場合各中継装置に
よるプリアンブル又はポストアンブルの個数の加減量は
互いに等しく、かつ異なる伝送方向に係る加減量同士は
その符号が相違することを特徴とする。この構成におい
ては、送信側の通信機器と受信側の通信機器とが異なる
ネットワークに属している場合に、送信時におけるプリ
アンブル又はポストアンブルの個数と受信時におけるプ
リアンブル又はポストアンブルの個数との差が、両通信
機器の間に存在する中継装置の個数と、同一の伝送方向
であればいずれの中継装置でも等しい値である加減量と
の積に等しくなる。従って、送信時におけるプリアンブ
ル又はポストアンブルの個数と受信時におけるプリアン
ブル又はポストアンブルの個数との差を受信側の通信機
器において検出することにより、送信側の通信機器と受
信側の通信機器の間に何個の中継装置があるかがわか
る。他方で、情報信号がある方向に伝送する場合と他の
方向に伝送する場合とでは加減量の符号が異なるから、
プリアンブル又はポストアンブルの個数が送信時の個数
からみて増えているのか減っているのかを受信側の通信
機器において検出することにより、システム上その通信
機器に対しどちらの方向から情報信号が伝送されたかを
知ることができる。従って、本構成においては、送信側
の通信機器が属しているネットワークを特定できる。そ
の際、各中継装置毎にプリアンブル又はポストアンブル
の個数の加減量を変えていないため、より容易に実施可
能になる。
【0069】本発明の第19の構成は、第1、第4、第
5、第10、第11、第13〜第15又は第17の構成
において、それぞれ通信機器を有する3個以上のネット
ワークが複数の中継装置を介し接続されており、各中継
装置によるプリアンブル又はポストアンブルの個数の加
減量が互いに異なることを特徴とする。この構成におい
ては、各中継装置によるプリアンブル又はポストアンブ
ルの個数の加減量を適宜設定することにより、各通信機
器におけるプリアンブル又はポストアンブルの個数の検
出結果と、情報信号を中継した中継装置の組み合わせと
を、1対1に対応付けることができる。従って、本構成
においては、受信側の通信機器にてプリアンブル又はポ
ストアンブルの個数を検出することにより、送信側の通
信機器と受信側の通信機器の間にある中継装置や、送信
側の通信機器が属しているネットワークを特定できる。
また、ネットワーク間の接続が単一鎖状以外の接続態様
であっても適用できる。
【0070】本発明の第20の構成は、第19の構成に
おいて、異なる伝送方向に沿ってみた場合各中継装置に
よるプリアンブル又はポストアンブルの個数の加減量の
符号が相違することを特徴とする。この構成において
は、各中継装置によるプリアンブル又はポストアンブル
の個数の加減量を適宜設定することにより、さらに、中
継装置が情報信号をどの伝送方向に沿って中継したか
を、受信側の通信機器で知ることが可能になる。すなわ
ち、送信側の通信機器と受信側の通信機器の間に複数の
伝送経路が存在する場合であっても、そのうちどの伝送
経路にて情報信号が伝送されたか等の情報を得ることが
できる。
【0071】本発明の第21の構成は、第1、第2、第
4、第5、第6、第8又は第10〜第20の構成におい
て、送信又は中継の際プリアンブル及びポストアンブル
を共に個数の加減に供することを特徴とする。この構成
においては、柔軟な加減量設定が可能になり、実施が更
に容易になる。
【0072】本発明の第22の構成は、第1、第2、第
4、第5、第6、第8又は第10〜第20の構成におい
て、送信又は中継の際プリアンブル及びポストアンブル
の合計個数を加減に供することを特徴とする。この構成
においても、柔軟な加減量設定が可能になり、実施が更
に容易になる。
【0073】本発明の第23の構成は、第21の構成に
おいて、送信又は中継の際プリアンブル及びポストアン
ブルの合計個数をも加減に供することを特徴とする。こ
の構成においては、第21及び第22の構成に比べ更に
柔軟な加減量設定が可能になり、実施が更に容易にな
る。
【0074】本発明の第24の構成は、第22又は第2
3の構成において、受信の際プリアンブル及びポストア
ンブルの個数に関しパリティを調べることを特徴とす
る。この構成においては、伝送途中におけるプリアンブ
ル又はポストアンブルの欠損に対処できる。
【0075】本発明の第25の構成は、第3、第5、第
9、第11〜第13又は第15〜第17の構成におい
て、情報信号に付加されているプリアンブルの長さを送
信位置情報として検出し、少なくとも、送信側の通信機
器と受信側の通信機器の間に介在する中継装置の個数
を、相対的位置関係として検出することを特徴とする。
この構成においては、中継装置等において生じ本来不利
益であるはずのプリアンブルの一部の欠落を利用してい
るため、経済的な構成となる。
【0076】本発明の第26の構成は、第3、第5、第
9、第11〜第13又は第15〜第17の構成におい
て、送信側の通信機器と受信側の通信機器との間を接続
する信号伝送路の長さに応じて発生する信号歪を、送信
位置情報として検出し、上記信号歪から上記信号伝送路
の長さを上記相対的位置関係として検出することを特徴
とする。この構成においても、本来不利益であるはずの
信号歪を利用しているため、経済的な構成となる。
【0077】本発明の第27の構成は、第26の構成に
おいて、情報信号を構成する複数の周波数成分間の伝搬
速度の差により生じる群遅延を上記信号歪として検出
し、検出した群遅延及び所与の伝搬速度に基づき上記信
号伝送路の長さを検出することを特徴とする。この構成
においては、特に、群遅延が問題になる高周波伝送に適
した構成が得られる。
【0078】本発明の第28の構成は、第26の構成に
おいて、伝搬に伴い情報信号に発生する信号強度の減衰
の量を上記信号歪として検出し、検出した減衰量及び所
与の減衰率に基づき上記信号伝送路の長さを検出するこ
とを特徴とする。この構成においては、特に、信号減衰
が問題になる長距離伝送に適した構成が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ネットワークシステムの一例構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 フレームの一例構成を示す概念図である。
【図3】 各中継装置におけるプリアンブル個数の増減
処理の一例を示す概念図である。
【図4】 フレームの送信に伴うプリアンブル個数の増
減を概念的に示す図である。
【図5】 中継装置の一例構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 従来の中継装置の一例構成を示すブロック図
である。
【図7】 通信機器の送信部の一例構成を示すブロック
図である。
【図8】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロック
図である。
【図9】 中継装置の一例構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 中継装置の一例構成を示すブロック図であ
る。
【図11】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】 ネットワークシステムの一例構成を示すブ
ロック図である。
【図13】 ネットワークシステムの一例構成を示すブ
ロック図である。
【図14】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】 フレームの送信に伴うポストアンブル個数
の増減の一例を概念的に示す図である。
【図16】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図17】 各中継装置におけるプリアンブル及びポス
トアンブル個数の増減を概念的に示す図である。
【図18】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図20】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図21】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図22】 ネットワークシステムの一例構成を示すブ
ロック図である。
【図23】 ネットワークシステムの一例構成を示すブ
ロック図である。
【図24】 フレーム伝送に伴うプリアンブル長の変化
の一例を示す概念図である。
【図25】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図26】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図27】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図28】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図29】 群遅延によるジッタの発生を概念的に示す
タイミングチャートである。
【図30】 群遅延歪を利用した距離計算の原理を示す
タイミングチャートである。
【図31】 群遅延歪を利用した距離計算の原理を示す
タイミングチャートである。
【図32】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図33】 周波数による伝搬減衰の相違を説明するた
めの系図である。
【図34】 通信機器の受信部の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
A〜D ネットワーク(バスシステム)、A1〜A3,
B1,B2,C1,C2,D1,D2,S1〜S8 通
信機器、R1〜R4,R 中継装置、L11,L12,
L21,L22 プリアンブル又はポストアンブルの増
減個数、Δt1,Δt2 群遅延、v1,v2 伝搬速
度、ΔA 信号強度差、10,12 伝送路、14 受
信部、16 送信部、24 制御部、26 機器本体、
28 変調回路、30 送信回路、32 受信回路、3
4 復調回路、36 プリアンブル計数回路、38 送
信位置計算回路、40 中継回数計算回路、42 伝送
経路特定回路、44 ポストアンブル計数回路、46
加算器、48 減算器、50 パリティ計算回路、52
プリアンブル長検出回路、54 周期測定回路、56
周期差計算回路、58 距離計算回路、60 信号強
度測定回路、62信号強度差計算回路、64 伝搬距離
検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−219843(JP,A) 特開 平7−221772(JP,A) Douglas Comer,「TC P/IPによるネットワーク構築Vo l.1(第2版)」,東京:共立出版, 第14章「経路制御:自律システム(EG P)」,pages.183−198 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/46 H04L 12/28 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号を送信する際、情報信号を復調
    せずとも検出できる所定個数のプリアンブル又はポスト
    アンブルを付加する第1ステップと、 情報信号を中継する際、情報信号を復調せずにプリアン
    ブル又はポストアンブルの個数を加減する第2ステップ
    と、 情報信号を受信する際、プリアンブル又はポストアンブ
    ルの個数を検出することにより、当該情報信号を受信し
    た通信機器に対する送信した通信機器の位置関係を検出
    する第3ステップと、 を有し、互いに接続された複数の通信機器間で情報信号
    を中継伝送する際実行されることを特徴とする送信位置
    検出方法。
  2. 【請求項2】 情報信号を送信する際、送信する通信機
    器に固有の個数だけ、情報信号を復調せずとも検出でき
    プリアンブル又はポストアンブルを付加する第1ステ
    ップと、 情報信号を受信する際、プリアンブル又はポストアンブ
    ルの個数を検出することにより、送信側の通信機器を特
    定する第2ステップと、 を有し、互いに接続された複数の通信機器間で情報信号
    を伝送する際実行されることを特徴とする送信位置検出
    方法。
  3. 【請求項3】 情報信号を受信する際、少なくとも復調
    前の段階で情報信号又はこれに付加されている信号の長
    さの検出又は周波数成分同士の比較により送信位置情報
    を生成する第1ステップと、 送信位置情報に基づき、上記情報信号を送信した通信機
    器との相対的位置関係を判定する第2ステップと、 を有し、互いに接続された複数の通信機器間で情報信号
    を伝送する際そのうち少なくとも1個により実行される
    ことを特徴とする送信位置検出方法。
  4. 【請求項4】 情報信号を復調せずとも検出できる所定
    個数のプリアンブル又はポストアンブルを付加した上で
    情報信号を送信する第1通信機器と、 プリアンブル又はポストアンブルの個数を加減した上で
    情報信号を中継する中継装置と、 情報信号を受信しそのプリアンブル又はポストアンブル
    の個数を検出することにより、第2通信機器に対する第
    1通信機器の位置関係を検出する第2通信機器と、 を有し、互いに接続された複数の通信機器間で情報信号
    を中継伝送することを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 第1通信機器又は他の中継装置から受信
    した情報信号を第2通信機器又は他の中継装置へと中継
    する手段と、 その際情報信号を復調せずにプリアンブル又はポストア
    ンブルの個数を加減する手段と、 を備えることを特徴とする中継装置。
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