JPH0521840Y2 - - Google Patents
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- JPH0521840Y2 JPH0521840Y2 JP1984041074U JP4107484U JPH0521840Y2 JP H0521840 Y2 JPH0521840 Y2 JP H0521840Y2 JP 1984041074 U JP1984041074 U JP 1984041074U JP 4107484 U JP4107484 U JP 4107484U JP H0521840 Y2 JPH0521840 Y2 JP H0521840Y2
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- heating element
- heat
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- infrared heater
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Surface Heating Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は物体への熱エネルギー伝達形式のう
ち、熱源から出る電磁波を何らの媒体なしで被加
熱対象物に直接吸収させて物体内での分子振動に
よる熱作用をもつて効率良く短時間に加熱が行な
える熱輻射で、多くの物質が吸収すやすい3μ〜
20μの波長域の赤外線を放射する遠赤外線ヒータ
ーに関するものであり、詳しくはヒーターエレメ
ントを耐熱性及び電気絶縁性に勝れた無機質平板
間に挟んで圧着一体化した発熱体の表面側に遠赤
外線放射板を、かつ前記発熱体の裏面側に反射板
を積層してこれらを一体化してなる遠赤外線ヒー
タに関する。
ち、熱源から出る電磁波を何らの媒体なしで被加
熱対象物に直接吸収させて物体内での分子振動に
よる熱作用をもつて効率良く短時間に加熱が行な
える熱輻射で、多くの物質が吸収すやすい3μ〜
20μの波長域の赤外線を放射する遠赤外線ヒータ
ーに関するものであり、詳しくはヒーターエレメ
ントを耐熱性及び電気絶縁性に勝れた無機質平板
間に挟んで圧着一体化した発熱体の表面側に遠赤
外線放射板を、かつ前記発熱体の裏面側に反射板
を積層してこれらを一体化してなる遠赤外線ヒー
タに関する。
この種の遠赤外線ヒーターは、前述した通り輻
射性が強く、中間の空気層を加熱することなく、
被加熱対象物を直接的に効率良く加熱することが
できる、色相による加熱特性の格差が殆んどなく
広範な物質の加熱に利用できる、熱伝達速度が大
で物質内部まで十分に熱を伝えることができる、
人体に対する温度効果がソフトである無公害性で
ある、設備の小型化を図り易い、温度制御が容易
である、等々の多くの利点を有し、各種産業分野
の加熱、乾燥に有効に活用されている。
射性が強く、中間の空気層を加熱することなく、
被加熱対象物を直接的に効率良く加熱することが
できる、色相による加熱特性の格差が殆んどなく
広範な物質の加熱に利用できる、熱伝達速度が大
で物質内部まで十分に熱を伝えることができる、
人体に対する温度効果がソフトである無公害性で
ある、設備の小型化を図り易い、温度制御が容易
である、等々の多くの利点を有し、各種産業分野
の加熱、乾燥に有効に活用されている。
而して上記の如き構成の遠赤外線ヒーターにお
いて重要な条件として先ず、第１に挙げられるこ
とは、前記放射板の輻射率が高くて低い表面温度
で十分に大きな輻射量が得られることである。
いて重要な条件として先ず、第１に挙げられるこ
とは、前記放射板の輻射率が高くて低い表面温度
で十分に大きな輻射量が得られることである。
この要求に応えるものとして、本出願人らは或
る種のセラミツク、例えばアルミナ磁器、グラフ
アイト、シリカ、ジルコニアなどは赤熱すると遠
赤外線を放射すること、殊に純度の高いアルミナ
磁器は効率の良い遠赤外線を長波長に亘つて放射
する特性を有することに注目し、これを利用して
放射板輻射率の増進を図つたものを開発した。
る種のセラミツク、例えばアルミナ磁器、グラフ
アイト、シリカ、ジルコニアなどは赤熱すると遠
赤外線を放射すること、殊に純度の高いアルミナ
磁器は効率の良い遠赤外線を長波長に亘つて放射
する特性を有することに注目し、これを利用して
放射板輻射率の増進を図つたものを開発した。
それは、5000℃〜7000℃範囲の非常に高温の非
酸化熱源を使つてアルミナ磁器粉末材料を溶融
し、この溶融粉末を溶射ガンを介しプラズマジエ
ツトにより加速して、マイカなど耐熱絶縁性板の
表面に溶射しアルミナ磁器皮膜を形成させたもの
であるが、この場合は、板表面に溶射下地として
のアルミ蒸着を要するばかりでなく非常に高い熱
エネルギー及び運動エネルギーを要して加工コス
トが著しく高騰し、しかもプラズマ溶射皮膜は割
れ易く、一次元の面状ヒーターにしか適用実施で
きず、用途面で未だ不十分であつた。
酸化熱源を使つてアルミナ磁器粉末材料を溶融
し、この溶融粉末を溶射ガンを介しプラズマジエ
ツトにより加速して、マイカなど耐熱絶縁性板の
表面に溶射しアルミナ磁器皮膜を形成させたもの
であるが、この場合は、板表面に溶射下地として
のアルミ蒸着を要するばかりでなく非常に高い熱
エネルギー及び運動エネルギーを要して加工コス
トが著しく高騰し、しかもプラズマ溶射皮膜は割
れ易く、一次元の面状ヒーターにしか適用実施で
きず、用途面で未だ不十分であつた。
本考案はかかる実情に鑑み、輻射率に優れ、し
かも加工コストの大幅ダウンと用途の拡充が図れ
る遠赤外線ヒーターを提供する点に目的を有す
る。
かも加工コストの大幅ダウンと用途の拡充が図れ
る遠赤外線ヒーターを提供する点に目的を有す
る。
上記の目的達成のために本考案に係る遠赤外線
ヒーターは、冒記構成のものにおいて、前記遠赤
外線反射板を構成するに、耐熱絶縁層の表面に耐
熱性接着剤を介して繊維状セラミツク薄膜を付着
して構成してあるという点に特徴を有し、これに
よつて次のような作用効果が期待できるに至つた
のである。
ヒーターは、冒記構成のものにおいて、前記遠赤
外線反射板を構成するに、耐熱絶縁層の表面に耐
熱性接着剤を介して繊維状セラミツク薄膜を付着
して構成してあるという点に特徴を有し、これに
よつて次のような作用効果が期待できるに至つた
のである。
つまり、放射板からの輻射率増進のためにセラ
ミツク（フアインセラミツクとかニユーセラミツ
クとか呼称されるもの）材料を利用するのである
が、この場合本考案は、近年のセラミツクの急速
な開発研究成果として既に完成をみるに至つてい
る繊維状セラミツク薄膜（通称セラミツクペーパ
ー）を利用し、これをマイカなどの耐熱絶縁性の
表面に耐熱性接着剤を介して付着するだけである
から、既述のプラズマジエツト溶射による皮膜形
成手段に比べて、下地処理が簡単であるととも
に、非常に高温下でセラミツク材料を溶融すると
いつた手間及び熱エネルギーが不要であり、更に
唯単なる接着という冷間作業で良いことから、全
体として加工コスト、ひいては製品コストの著し
い低減化を図り得る。しかも、セラミツクが繊維
質のもので可撓性に非常に優れているため、放射
板表面の曲面形成が自由自在であり、平面ヒータ
に限らず、二次元、三次元の曲面ヒーターを作り
易く、もつてこの種遠赤外線ヒーターの用途を著
しく拡充できるに至つたのである。
ミツク（フアインセラミツクとかニユーセラミツ
クとか呼称されるもの）材料を利用するのである
が、この場合本考案は、近年のセラミツクの急速
な開発研究成果として既に完成をみるに至つてい
る繊維状セラミツク薄膜（通称セラミツクペーパ
ー）を利用し、これをマイカなどの耐熱絶縁性の
表面に耐熱性接着剤を介して付着するだけである
から、既述のプラズマジエツト溶射による皮膜形
成手段に比べて、下地処理が簡単であるととも
に、非常に高温下でセラミツク材料を溶融すると
いつた手間及び熱エネルギーが不要であり、更に
唯単なる接着という冷間作業で良いことから、全
体として加工コスト、ひいては製品コストの著し
い低減化を図り得る。しかも、セラミツクが繊維
質のもので可撓性に非常に優れているため、放射
板表面の曲面形成が自由自在であり、平面ヒータ
に限らず、二次元、三次元の曲面ヒーターを作り
易く、もつてこの種遠赤外線ヒーターの用途を著
しく拡充できるに至つたのである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
る。
第１図及び第２図において、１は発熱体であ
り、数百μ厚さのステンレス、ニツケル、ニクロ
ムなどを電気容量に対応して例えば第３図で示す
ようなパターンなど任意の形状にエツチング又は
プレス型にて打抜き成形したヒーターエレメント
１Ａを、アスベストやマイカなど耐熱性及び電気
絶縁性に勝れた二枚の無機質薄平板１Ｂ，１Ｂ間
にサンドイツチ状に挟んで高温高圧下で圧着一体
化したものである。２は前記発熱体１の表面側に
重ねた遠赤外線放射板であつて、これは第４図で
示すように耐熱絶縁板の一例であるマイカ板２Ａ
の表面に、例えばエポキシ樹脂で代表される熱硬
化性樹脂で耐熱性接着剤を介して0.2mm厚さ程度
の繊維状セラミツク薄膜２Ｂを貼付けて構成した
ものである。３は前記発熱体１の裏面側に重ねた
反射板であつて、これは第５図で明示のように耐
熱絶縁板の代表例であるマイカ板３Ａの裏面にア
ルミニウム箔３Ｂを高温下でも剥離しないように
ラミネートしたものである。
り、数百μ厚さのステンレス、ニツケル、ニクロ
ムなどを電気容量に対応して例えば第３図で示す
ようなパターンなど任意の形状にエツチング又は
プレス型にて打抜き成形したヒーターエレメント
１Ａを、アスベストやマイカなど耐熱性及び電気
絶縁性に勝れた二枚の無機質薄平板１Ｂ，１Ｂ間
にサンドイツチ状に挟んで高温高圧下で圧着一体
化したものである。２は前記発熱体１の表面側に
重ねた遠赤外線放射板であつて、これは第４図で
示すように耐熱絶縁板の一例であるマイカ板２Ａ
の表面に、例えばエポキシ樹脂で代表される熱硬
化性樹脂で耐熱性接着剤を介して0.2mm厚さ程度
の繊維状セラミツク薄膜２Ｂを貼付けて構成した
ものである。３は前記発熱体１の裏面側に重ねた
反射板であつて、これは第５図で明示のように耐
熱絶縁板の代表例であるマイカ板３Ａの裏面にア
ルミニウム箔３Ｂを高温下でも剥離しないように
ラミネートしたものである。
上記の発熱体１とその表裏に重合位置させられ
た放射板２及び反射板３を断面がコの字形のアル
ミニウム製又は鉄製のケース枠５の嵌め込んで第
１図の如く一体化したものである。
た放射板２及び反射板３を断面がコの字形のアル
ミニウム製又は鉄製のケース枠５の嵌め込んで第
１図の如く一体化したものである。
このような遠赤外線ヒーターは一次元の面状ヒ
ーターとして使用できるのはもとより、例えば第
６図イやロで示すように、その放射板２表面が凹
曲又は凸曲するように曲面加工して局所集熱や拡
散放射を行なう二次元、三次元の面ヒーターとて
しも使用できるものである。
ーターとして使用できるのはもとより、例えば第
６図イやロで示すように、その放射板２表面が凹
曲又は凸曲するように曲面加工して局所集熱や拡
散放射を行なう二次元、三次元の面ヒーターとて
しも使用できるものである。
第７図は別の実施例を示すものであつて、ケー
ス枠５として反射板３の裏面側に空気層６を形成
する函体のケース枠を用いて構成したもので、こ
の場合は、裏面側への熱伝導による熱の逸散を抑
制し、前方への輻射効率を一層高めることができ
る利点がある。
ス枠５として反射板３の裏面側に空気層６を形成
する函体のケース枠を用いて構成したもので、こ
の場合は、裏面側への熱伝導による熱の逸散を抑
制し、前方への輻射効率を一層高めることができ
る利点がある。
第１図は本考案の一実施例を示す概略斜視図、
第２図は一部切欠き縦断面図、第３図は発熱体の
拡大斜視図、第４図は放射板の拡大縦断面図、第
５図は反射板の拡大斜視図、第６図イ，ロは使用
例の概略図、第７図は別の実施例を示す拡大縦断
面図である。 １……発熱体、１Ａ……ヒーターエレメント、
１Ｂ……無機質平板、２……放射板、２Ａ……耐
熱絶縁板、２Ｂ……繊維状セラミツク薄膜、３…
…反射板、３Ａ……耐熱絶縁板、３Ｂ……アルミ
ニウム箔。
第２図は一部切欠き縦断面図、第３図は発熱体の
拡大斜視図、第４図は放射板の拡大縦断面図、第
５図は反射板の拡大斜視図、第６図イ，ロは使用
例の概略図、第７図は別の実施例を示す拡大縦断
面図である。 １……発熱体、１Ａ……ヒーターエレメント、
１Ｂ……無機質平板、２……放射板、２Ａ……耐
熱絶縁板、２Ｂ……繊維状セラミツク薄膜、３…
…反射板、３Ａ……耐熱絶縁板、３Ｂ……アルミ
ニウム箔。
Claims (1)
- エツチングまたはプレス打ち抜きにより成形さ
れたヒーターエレメント１Ａを耐熱性及び電気絶
縁性に勝れた無機質平板１Ｂ，１Ｂ間に挟んで圧
着一体化した発熱体１の表面側に遠赤外線放射板
２を、かつ前記発熱体１の裏面側に耐熱絶縁板３
Ａの裏面にアルミニウム箔をラミネートした反射
板３をそれぞれ積層して、これらを一体化してな
る遠赤外線ヒーターであつて、前記遠赤外線放射
板２を構成するに、耐熱絶縁板２Ａの表面に耐熱
性接着剤を介して繊維状セラミツク薄膜２Ｂを付
着して構成してあることを特徴とする遠赤外線ヒ
ーター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107484U JPS60152285U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 遠赤外線ヒ−タ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107484U JPS60152285U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 遠赤外線ヒ−タ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60152285U JPS60152285U (ja) | 1985-10-09 |
| JPH0521840Y2 true JPH0521840Y2 (ja) | 1993-06-04 |
Family
ID=30550554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4107484U Granted JPS60152285U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 遠赤外線ヒ−タ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60152285U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015016703A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-29 | 株式会社デンソー | 輻射ヒータ装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49122041A (ja) * | 1973-03-30 | 1974-11-21 |
-
1984
- 1984-03-21 JP JP4107484U patent/JPS60152285U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49122041A (ja) * | 1973-03-30 | 1974-11-21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60152285U (ja) | 1985-10-09 |
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