JPH0518872Y2 - - Google Patents

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JPH0518872Y2
JPH0518872Y2 JP1984064986U JP6498684U JPH0518872Y2 JP H0518872 Y2 JPH0518872 Y2 JP H0518872Y2 JP 1984064986 U JP1984064986 U JP 1984064986U JP 6498684 U JP6498684 U JP 6498684U JP H0518872 Y2 JPH0518872 Y2 JP H0518872Y2
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coating material
electrode
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conductive
inorganic conductive
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は面発熱体の電極取付部に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、面発熱体は合成樹脂フイルムを基版と
し、この上にカーボンブラツク粉末や金属粉末等
を混入した導電性塗膜材を塗布し、電極線を圧接
していたが、この種の面発熱体は可撓性があり、
且つ温和な発熱特性を有するために各種の用途に
利用されてきた。
更に、実開昭56年第70994号考案等に開示され
ている技術では200℃以上の高い面発熱体と耐久
性のある電極取付部を制作することが出来なかつ
た。
又、従来では400℃以上の高い温度に耐える無
機質の導電性塗膜材を発熱体に用いると、導電性
塗膜材と金属電極とを焼成結合する際、結合部に
水素ガスが発生して結合部分にすき間を生じさ
せ、導電性塗膜材と金属電極とが剥がれ易く強度
の弱いものが出来てしまい、常温と発熱の繰り返
し使用に耐えなかつた。
更に、電気抵抗値に部分的な変化を生じさせて
発熱面全体が均一に加熱されないという問題があ
り、更に、例えばネジ止め等の他の機械的結合方
法を用いると熱膨張歪により、同様に電気抵抗値
に部分的な変化を生じてしまい、よつて400℃以
上の高い温度に耐える無機質の導電性塗膜材を発
熱体に用た際の問題解決方法を求められていた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、400℃以上の高い温度に耐える無機
質の導電性塗膜材を発熱体に用た際の電極取付部
の肉厚を均一にして電気抵抗を一定にし、耐久性
のある安全な面発熱体の電極取付部を提供する為
に開発したものである。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成する為の本考案の面発熱体の
電極取付部は、耐熱絶縁基版1上に適宜形状の抵
抗材、導電材、結合材から成る無機質の導電性発
熱塗膜材2を載せ、該無機質の導電性発熱塗膜材
2の両側端に相対向させるか、又は、一側端に回
帰するように集束して設けた電極取出し片3,
3′上に、該無機質の導電性発熱塗膜材2から抵
抗材を除いたものと同材質の導電性電極塗膜材4
で挟持するように被覆し、更に該導電性電極塗膜
材4の上部に連続多孔性発泡金属を用いた電極取
出し片補強部材5を載置し、該無機質の導電性発
熱塗膜材2乃至連続多孔性発泡金属を用いた電極
取出し片補強部材5を一体に焼成したものであ
る。
[作用] 本考案は上述の如く構成した結果以下に示す作
用を奏する。
耐熱絶縁基版1上に適宜形状の抵抗材、導電
材、結合材から成る無機質の導電性発熱塗膜材2
を載せ、両端に例えば材料に銀を用いた電極取出
し片3,3′を設け、該無機質の導電性発熱塗膜
材2から抵抗材を除いたものと同材質の導電性電
極塗膜材4で挟持するように被覆した為、該無機
質の導電性発熱塗膜材2と導電性電極塗膜材4と
電極取出し片3,3′の接合面積は、電極取出し
片3,3′の下面と上面をサンドイツチ状に挟ま
れて2倍に広くなるので無機質の導電性発熱塗膜
材2に安定した電流を供給出来る。
又、導電性電極塗膜材4の上部に連続多孔性発
泡金属を用いた電極取出し片補強部材5を載置
し、該無機質の導電性発熱塗膜材2乃至連続多孔
性発泡金属を用いた電極取出し片補強部材5を一
体に焼成した為、焼成結合する際に結合部に発生
する水素ガスを連続多孔性の発泡金属の孔から逃
がし、結合部分にすき間を生じさせないと同時に
焼成の際に生じる耐熱絶縁基版1と電極取出し片
3,3′の熱歪を、電極取出し片補強部材5の自
重で吸収するので、電気抵抗値に部分的変化を生
じさせずに耐久性の高い結合が可能になるもので
ある。
さらに、使用の際には、常温から約400℃の温
度変化に渡つて発生する各材料毎の熱膨張変化に
よる繰り返し歪を連続多孔性発泡金属を用いた電
極取出し片補強部材5が吸収するので、耐熱絶縁
基版1と電極取出し片3,3′は耐久性のある接
合を維持できるものである。
尚、電極取出し片3,3′の材質は、一体化焼
成した際に発生する水素ガスに侵されないもので
あれば良い。
[実施例] 本考案の実施例を図面に基づき更に詳細に説明
すると、第1図は本考案の面発熱体を示す断面図
であり、例えばセラミツクの耐熱絶縁基版1の上
に例えば直線形の抵抗材、導電材、結合材から成
る無機質の導電性発熱塗膜材2を塗布等して重
ね、該無機質の導電性発熱塗膜材2を塗布した耐
熱絶縁基版1の両側端に相対向して電極取出し片
3,3′を設け、該電極取出し片3,3′上に、無
機質の導電性発熱塗膜材2から抵抗材を除いたも
のと同材質の導電性電極塗膜材4で挟持するよう
に被覆し、更に該導電性電極塗膜材4の上部に連
続多孔性発泡金属を用いた電極取出し片補強部材
5を載置し、該無機質の導電性発熱塗膜材2乃至
連続多孔性発泡金属を用いた電極取出し片補強部
材5を一体に焼成したものである。
第2図は本考案の他の実施例を示す斜視図であ
り、耐熱絶縁基版1の上に例えばU字形の抵抗
材、導電材、結合材から成る無機質の導電性発熱
塗膜材2を塗布等して重ね、該無機質の導電性発
熱塗膜材2を塗布した耐熱絶縁基版1の一側端に
電極取出し片3,3′を設け、該電極取出し片3,
3′上に、無機質の導電性発熱塗膜材2から抵抗
材を除いたものと同材質の導電性電極塗膜材4で
サンドイツチ状に挟持するように被覆し、更に該
導電性電極塗膜材4の上部に連続多孔性発泡金属
を用いた電極取出し片補強部材5を載置し、該無
機質の導電性発熱塗膜材2乃至連続多孔性発泡金
属を用いた電極取出し片補強部材5を一体に焼成
したものである。
[考案の効果] 本考案は上述の実施例の如く構成された結果、
以下に記載されるような効果を奏する。
従来、400℃以上の高い温度に耐える無機質の
導電性塗膜材を発熱体に用いると、導電性塗膜材
と金属電極との結合部が焼成結合する際に発生す
る水素ガスによつて剥がれ易くなり、したがつて
結合強度の弱いものが出来てしまい、更に、電気
抵抗値に部分的な変化を生じさせて発熱面全体が
均一に加熱されないという問題があつた。
本考案の面発熱体の電極取付部は、耐熱絶縁基
版上に適宜形状の抵抗材、導電材、結合材から成
る無機質の導電性発熱塗膜材を載せ、例えば材料
に銀を用いた電極取出し片を両端に設け、該無機
質の導電性発熱塗膜材から抵抗材を除いたものと
同材質の導電性電極塗膜材で挟持するように被覆
した為、該無機質の導電性発熱塗膜材と導電性電
極塗膜材と電極取出し片の接合面積は、電極取出
し片の下面と上面をサンドイツチ状に挟まれて2
倍に広くなるので無機質の導電性発熱塗膜材に安
定した電流を供給出来る。
又、導電性電極塗膜材の上部に連続多孔性発泡
金属を用いた電極取出し片補強部材を載置し、該
無機質の導電性発熱塗膜材乃至連続多孔性発泡金
属を用いた電極取出し片補強部材を一体に焼成し
た為、焼成結合する際に結合部に発生する水素ガ
スを連続多孔性の発泡金属の孔から逃がし、結合
部分にすき間を生じさせないと同時に焼成の際に
生じる耐熱絶縁基版と電極取出し片の熱歪を、電
極取出し片補強部材の自重で吸収するので、電気
抵抗値に部分的変化を生じさせずに耐久性の高い
結合が可能になるものである。
更に、使用の際には、常温から約400℃の温度
変化に渡つて発生する各材料毎の熱膨張変化によ
る繰り返し歪を連続多孔性発泡金属を用いた電極
取出し片補強部材が吸収するので、耐熱絶縁基版
と電極取出し片は耐久性のある接合を維持できる
等、安全性と信頼性を有する極めて実用的な考案
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は本考案の面発熱体を示す断面図、第2図は本
考案を示す斜視図である。 1……耐熱絶縁基版、2……抵抗材、導電材、
結合材から成る無機質の導電性発熱塗膜材、3,
3′……電極取出し片、4……導電性電極塗膜材、
5……連続多孔性発泡金属を用いた電極取出し片
補強部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐熱絶縁基版1上に適宜形状の抵抗材、導電
    材、結合材から成る無機質の導電性発熱塗膜材2
    を載せ、該無機質の導電性発熱塗膜材2の両側端
    に相対向させるか、又は、一側端に回帰するよう
    に集束して設けた電極取出し片3,3′上に、該
    無機質の導電性発熱塗膜材2から抵抗材を除いた
    ものと同材質の導電性電極塗膜材4で挟持するよ
    うに被覆し、更に該導電性電極塗膜材4の上部に
    連続多孔性発泡金属を用いた電極取出し片補強部
    材5を載置し、該無機質の導電性発熱塗膜材2乃
    至連続多孔性発泡金属を用いた電極取出し片補強
    部材5を一体に焼成した面発熱体の電極取付部。
JP6498684U 1984-05-01 1984-05-01 面発熱体の電極取付部 Granted JPS60175487U (ja)

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JP6498684U JPS60175487U (ja) 1984-05-01 1984-05-01 面発熱体の電極取付部

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Publication Number Publication Date
JPS60175487U JPS60175487U (ja) 1985-11-20
JPH0518872Y2 true JPH0518872Y2 (ja) 1993-05-19

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JP6498684U Granted JPS60175487U (ja) 1984-05-01 1984-05-01 面発熱体の電極取付部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5670994U (ja) * 1979-11-06 1981-06-11

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JPS60175487U (ja) 1985-11-20

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