JPH06283258A - 平面発熱体 - Google Patents
平面発熱体Info
- Publication number
- JPH06283258A JPH06283258A JP7065693A JP7065693A JPH06283258A JP H06283258 A JPH06283258 A JP H06283258A JP 7065693 A JP7065693 A JP 7065693A JP 7065693 A JP7065693 A JP 7065693A JP H06283258 A JPH06283258 A JP H06283258A
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- JP
- Japan
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- sheet
- heat
- inorganic
- heating element
- inorganic insulating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱体表面温度が均一となり、かつ耐久性に
優れた平面発熱体を得る。 【構成】 金属箔からなる発熱体素子１を、マイカ粉末
等の無機絶縁材２ａに無機接着材２ｂを添加してシート
状に形成した無機絶縁シート２と、窒化アルミ等のセラ
ミックス３ａに無機接着剤２ｂを添加してシート状に形
成した熱拡散シート３とで挟み加熱加圧して一体化した
平面発熱体。
優れた平面発熱体を得る。 【構成】 金属箔からなる発熱体素子１を、マイカ粉末
等の無機絶縁材２ａに無機接着材２ｂを添加してシート
状に形成した無機絶縁シート２と、窒化アルミ等のセラ
ミックス３ａに無機接着剤２ｂを添加してシート状に形
成した熱拡散シート３とで挟み加熱加圧して一体化した
平面発熱体。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、調理機器、暖房機器等
に用いられる平面発熱体に関するものである。
に用いられる平面発熱体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から平面発熱体として、 （１）マイカ板にリボン状発熱体を巻き、その両面にマ
イカ板を鳩目で止めた構造を有するもの （２）所望の回路形状に成形した金属箔発熱体の片面も
しくは両面にガラス繊維を無機結合剤により接着した構
造のもの（例えば実公昭５１−１０４３７号公報参照） （３）マイカと無機結合剤とからなる耐熱性電気絶縁材
の間にヒーターエレメントを位置させて一体化し、外面
を結晶化ガラスの絶縁被膜層を形成したもの（例えば特
開平４−３６９７７号公報参照） 等がある。
イカ板を鳩目で止めた構造を有するもの （２）所望の回路形状に成形した金属箔発熱体の片面も
しくは両面にガラス繊維を無機結合剤により接着した構
造のもの（例えば実公昭５１−１０４３７号公報参照） （３）マイカと無機結合剤とからなる耐熱性電気絶縁材
の間にヒーターエレメントを位置させて一体化し、外面
を結晶化ガラスの絶縁被膜層を形成したもの（例えば特
開平４−３６９７７号公報参照） 等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
（１）のマイカ板にリボン状発熱体を巻いた構造のもの
は、マイカ板と発熱体が点接触であることによる局部加
熱によって断線する問題があり、（２）のガラス繊維を
無機結合剤により接着した構造のものは、ガラス繊維の
電気絶縁性及び耐熱性が低い等に問題があり、また
（３）の場合の結晶化ガラスの絶縁被覆層は耐絶縁性・
耐ヒートショック性に優れるが、結晶化ガラスの熱伝導
率が悪いために、その表面の温度分布が均一でなく調理
機器等に用いるには問題を有していた。
（１）のマイカ板にリボン状発熱体を巻いた構造のもの
は、マイカ板と発熱体が点接触であることによる局部加
熱によって断線する問題があり、（２）のガラス繊維を
無機結合剤により接着した構造のものは、ガラス繊維の
電気絶縁性及び耐熱性が低い等に問題があり、また
（３）の場合の結晶化ガラスの絶縁被覆層は耐絶縁性・
耐ヒートショック性に優れるが、結晶化ガラスの熱伝導
率が悪いために、その表面の温度分布が均一でなく調理
機器等に用いるには問題を有していた。
【０００４】本発明は上記課題を解決しようとするもの
であり、耐久性に優れ、しかも発熱体表面温度が均一な
平面発熱体を提供することを目的とするものである。
であり、耐久性に優れ、しかも発熱体表面温度が均一な
平面発熱体を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、発熱体素子と、マイカ粉末
等からなる無機絶縁材に無機接着剤を添加した無機絶縁
シートと、窒化アルミ等の熱伝導が良く電気絶縁性に優
れた粉末状のセラミックスに無機接着剤を添加した熱拡
散シートとを有し、前記無機絶縁シートと熱拡散シート
との間に発熱体素子を配設し、加熱加圧し一体形成した
ものである。
するためになされたもので、発熱体素子と、マイカ粉末
等からなる無機絶縁材に無機接着剤を添加した無機絶縁
シートと、窒化アルミ等の熱伝導が良く電気絶縁性に優
れた粉末状のセラミックスに無機接着剤を添加した熱拡
散シートとを有し、前記無機絶縁シートと熱拡散シート
との間に発熱体素子を配設し、加熱加圧し一体形成した
ものである。
【０００６】また、熱拡散シートで発熱体素子全体を覆
い、さらにその外側を無機絶縁シートで覆った構成とし
てもよい。
い、さらにその外側を無機絶縁シートで覆った構成とし
てもよい。
【０００７】
【作用】上記構成により、発熱体素子の全面は無機絶縁
シートと熱拡散シートにより固着形成されているので、
局部加熱が無く、発熱体素子からの熱は直ちに熱拡散シ
ートに伝導拡散され加熱面である無機絶縁シートの全表
面を均一温度にすることが出来る。
シートと熱拡散シートにより固着形成されているので、
局部加熱が無く、発熱体素子からの熱は直ちに熱拡散シ
ートに伝導拡散され加熱面である無機絶縁シートの全表
面を均一温度にすることが出来る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図２を用い
て説明する。
て説明する。
【０００９】図１において、１は発熱体素子で、フェラ
イト系ステンレス箔、ニッケルクロム箔、鉄クロム箔等
の抵抗率の高い耐熱性金属からなり所望の抵抗値および
形状に形成されている。２は無機絶縁シートで、マイカ
粉末等からなる無機絶縁材２ａに、ポリボロシロキサン
等よりなる無機ポリマーまたは燐酸アルミ等からなる無
機接着剤２ｂを添加してペリプレーグ状に形成されてい
る。３は熱拡散シートで、窒化アルミ、サイアロン等の
熱伝導率に優れ、電気絶縁抵抗の高い粉末状のセラミッ
クス３ａに、前記無機接着材２ｂを添加してシート状に
形成されている。前記発熱体素子１は、この熱拡散シー
ト３と前記無機絶縁シート２との間に配設され、温度１
５０℃前後の条件でホットプレスで加熱加圧、一体化さ
れている。
イト系ステンレス箔、ニッケルクロム箔、鉄クロム箔等
の抵抗率の高い耐熱性金属からなり所望の抵抗値および
形状に形成されている。２は無機絶縁シートで、マイカ
粉末等からなる無機絶縁材２ａに、ポリボロシロキサン
等よりなる無機ポリマーまたは燐酸アルミ等からなる無
機接着剤２ｂを添加してペリプレーグ状に形成されてい
る。３は熱拡散シートで、窒化アルミ、サイアロン等の
熱伝導率に優れ、電気絶縁抵抗の高い粉末状のセラミッ
クス３ａに、前記無機接着材２ｂを添加してシート状に
形成されている。前記発熱体素子１は、この熱拡散シー
ト３と前記無機絶縁シート２との間に配設され、温度１
５０℃前後の条件でホットプレスで加熱加圧、一体化さ
れている。
【００１０】なお、前記熱拡散シート３は、粘度を下げ
たセラミックス３ａに無機接着剤２ｂを添加し、アルミ
ナ‐シリカ等からなるセラミックスファイバーに含浸さ
せたものでもよい。
たセラミックス３ａに無機接着剤２ｂを添加し、アルミ
ナ‐シリカ等からなるセラミックスファイバーに含浸さ
せたものでもよい。
【００１１】また、図２に示すように、発熱体素子１を
二枚の熱拡散シート３で挾み、さらにその両面外側にそ
れぞれ無機絶縁シート２を積層し加熱加圧一体化した平
面発熱体としてもよい。
二枚の熱拡散シート３で挾み、さらにその両面外側にそ
れぞれ無機絶縁シート２を積層し加熱加圧一体化した平
面発熱体としてもよい。
【００１２】上記構成からなる本実施例の作用を説明す
る。
る。
【００１３】抵抗率の高い金属箔の発熱体素子１の全面
は、無機絶縁シート２と熱拡散シート３とが加熱加圧さ
れ接触固定されているので、発熱体素子１の局部加熱が
無く、しかも発熱体素子１からの熱は熱伝導率に優れ電
気絶縁抵抗の高い熱拡散シート３内で拡散され、均一と
なった熱は直ちに無機絶縁シート２に伝達され表面温度
が均一に保たれ、耐久性に優れた平面発熱体を得ること
が出来る。
は、無機絶縁シート２と熱拡散シート３とが加熱加圧さ
れ接触固定されているので、発熱体素子１の局部加熱が
無く、しかも発熱体素子１からの熱は熱伝導率に優れ電
気絶縁抵抗の高い熱拡散シート３内で拡散され、均一と
なった熱は直ちに無機絶縁シート２に伝達され表面温度
が均一に保たれ、耐久性に優れた平面発熱体を得ること
が出来る。
【００１４】また図２で示すように、発熱体素子１を熱
拡散シート３で挟みその両面を無機絶縁シート２で覆い
加熱加圧成形すると、耐湿絶縁性能の優れた平面発熱体
を得ることが出来る。
拡散シート３で挟みその両面を無機絶縁シート２で覆い
加熱加圧成形すると、耐湿絶縁性能の優れた平面発熱体
を得ることが出来る。
【００１５】
【発明の効果】以上本発明によれば、発熱体素子と、マ
イカ粉末等からなる無機絶縁材に無機接着剤を添加した
無機絶縁シートと、窒化アルミ等の熱伝導が良く電気絶
縁性に優れた粉末状のセラミックスに無機接着剤を添加
した熱拡散シートとを有し、前記無機絶縁シートと熱拡
散シートとの間に発熱体素子を配設し、加熱加圧し一体
形成したので、発熱体素子の全面が完全に絶縁材料で接
触固定されており、局部的な温度上昇が無く耐久性に優
れ、しかも熱拡散シートにより迅速に熱が無機絶縁シー
トの表面に伝えられて温度分布を均一にすることがで
き、調理機器等に利用すると温度むらが無く素早く加熱
し、被加熱物を美味しく調理しグリル等の焼きもの料理
が出来る平面発熱体を提供することができる。
イカ粉末等からなる無機絶縁材に無機接着剤を添加した
無機絶縁シートと、窒化アルミ等の熱伝導が良く電気絶
縁性に優れた粉末状のセラミックスに無機接着剤を添加
した熱拡散シートとを有し、前記無機絶縁シートと熱拡
散シートとの間に発熱体素子を配設し、加熱加圧し一体
形成したので、発熱体素子の全面が完全に絶縁材料で接
触固定されており、局部的な温度上昇が無く耐久性に優
れ、しかも熱拡散シートにより迅速に熱が無機絶縁シー
トの表面に伝えられて温度分布を均一にすることがで
き、調理機器等に利用すると温度むらが無く素早く加熱
し、被加熱物を美味しく調理しグリル等の焼きもの料理
が出来る平面発熱体を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す平面発熱体の概略断面
図である。
図である。
【図２】同じく、別の一実施例を示す平面発熱体の概略
断面図である。
断面図である。
１ 発熱体素子 ２ 無機絶縁シート ２ａ 無機絶縁材 ２ｂ 無機接着剤 ３ 熱拡散シート ３ａ セラミックス
Claims (4)
- 【請求項１】 発熱体素子（１）と、マイカ粉末等から
なる無機絶縁材（２ａ）に無機接着剤（２ｂ）を添加し
た無機絶縁シート（２）と、窒化アルミ等の熱伝導が良
く電気絶縁性に優れた粉末状のセラミックス（３ａ）に
無機接着剤（２ｂ）を添加した熱拡散シート（３）とを
有し、前記無機絶縁シート（２）と熱拡散シート（３）
との間に発熱体素子（１）を配設し、加熱加圧し一体形
成したことを特徴とする平面発熱体。 - 【請求項２】 発熱体素子（１）と、マイカ粉末等から
なる無機絶縁材（２ａ）に無機接着剤（２ｂ）を添加し
た無機絶縁シート（２）と、窒化アルミ等の熱伝導が良
く電気絶縁性に優れた粉末状のセラミックス（３ａ）に
無機接着剤（２ｂ）を添加した熱拡散シート（３）とを
有し、前記発熱体素子（１）を二枚の熱拡散シート
（３）で挾み、さらにその両面外側にそれぞれ無機絶縁
シート（２）を積層し、加熱加圧し一体形成したことを
特徴とする平面発熱体。 - 【請求項３】 無機接着剤（２ｂ）は、ポリボロシロキ
サン等からなる無機ポリマーまたは燐酸アルミ等からな
ることを特徴とする請求項１、２記載の平面発熱体。 - 【請求項４】 熱拡散シート（３）は、前記セラミック
ス（３ａ）に前記無機接着剤（２ｂ）を添加し、アルミ
ナ‐シリカ等からなるセラミックスファイバーに含浸さ
せたことを特徴とする請求項１、２、３記載の平面発熱
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7065693A JPH06283258A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 平面発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7065693A JPH06283258A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 平面発熱体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06283258A true JPH06283258A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13437922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7065693A Pending JPH06283258A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 平面発熱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06283258A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001055758A1 (fr) * | 2000-01-28 | 2001-08-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Module de rechauffage et module guide d'ondes optiques |
| KR100574721B1 (ko) * | 2004-04-22 | 2006-04-27 | 매직유라주식회사 | 고온 면상발열체 및 그 제조방법 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP7065693A patent/JPH06283258A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001055758A1 (fr) * | 2000-01-28 | 2001-08-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Module de rechauffage et module guide d'ondes optiques |
| KR100574721B1 (ko) * | 2004-04-22 | 2006-04-27 | 매직유라주식회사 | 고온 면상발열체 및 그 제조방법 |
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