JP3590865B2 - 電気採暖具の温度コントローラの異常加熱防止構造 - Google Patents
電気採暖具の温度コントローラの異常加熱防止構造 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電気採暖具のコントローラに関し、特に電気カーペットあるいは電気毛布のような床上に直接そのコントローラを置いて使用するものに関し、そのコントローラ内に設けたプリント基板のその表面に搭載しているスイッチとかリレーなどその動作によって熱を発生し、あるいは故障によっては異常加熱を発する部品の、その熱がプリント基板を介して樹脂ケースに伝わるのを防止する異常加熱防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気カーペットとか電気毛布のコントローラは、図4に示すように、そのコントローラ50は直接床51上に置いて使用することが多く、その床が断熱作用を生じ、樹脂ケースの床側は熱がこもりやすくなり、樹脂ケース52、53の変形の原因になっていた。
そのため、従来技術としては、床側の樹脂ケース52の内側にプリント基板54からの熱を遮断するため遮熱材である例えばマイカ板55を樹脂ケース52の内側に敷いていた。
しかし、マイカ板はその材料の価格から、より薄いものになっており、マイカ板を樹脂ケースの内側に直接敷いただけでは遮熱材遮熱効果が必ずしも完全ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来と同等のマイカ板を使用して、従来より遮熱効果のある
遮熱構造の改良に関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、電気採暖具の温度コントローラの外観を構成する樹脂ケースと前記温度コントローラ内に設けたプリント基板との間にマイカ板を設け、前記樹脂ケースと前記マイカ板とで第1空気層を、前記マイカ板と前記プリント基板とで第2の空気層を形成し、前記第1空気層と前記マイカ板と前記第2の空気層とで構成した遮熱層を、前記温度コントローラ内に設けた電気採暖具の温度コントローラにおいて、前記マイカ板を波状あるいは矩形波状あるいはのこぎり波状に成型して前記第1空気層と前記第2の空気層を設けたことを特徴とする電気採暖具の温度コントローラであり、さらに好ましくは、第1の空気層を設けるため、電気採暖具の温度コントローラの外観を構成する樹脂ケースと前記温度コントローラ内に設けたプリント基板との間にマイカ板を設け、該マイカ板に複数の小穴を設け該小穴に耐熱樹脂ブッシングを設け、該耐熱樹脂ブッシングにて第1の空気層を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
本発明の上記構成によると、温度コントローラ内に設けたプリント基板上のスイッチとかリレーからの熱のうち、下方向への熱はプリント基板を介してそのプリント基板下の第1の空気層を介してマイカ板へ伝わり、その伝わった熱はさらにマイカ板を介して第2の空気層を介して樹脂ケースへ伝わるものである。
そのため、従来の直接マイカ板が樹脂ケースに接していたのに比べて第2の空気層をマイカ板と樹脂ケースの間に設けたのでプリント基板からの熱の伝達が緩和されるものである。
【0006】
【実施例】
以下図面を参照にして本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の1実施例を示したものである。
コントローラの第1の樹脂ケース1の内面側に高さ1ミリ程度の複数の突起2を設け、その上に耐熱シートであるマイカ板3を設けたものである。それにより第1の樹脂ケース1とマイカ板3の間に第1の空気層4ができ、その空気層4とマイカ板3と、マイカ板3とプリント基板5の間に従来からある第2の空気層6で構成された断熱層11を設けることができ、そのプリント基板を覆うように上部ケースである第2の樹脂ケース7で覆い端部に操作用のつまみ8を設けて温度コントローラとしたものである。
図2は本発明の第2実施例を示したものである。コントローラの第1の樹脂ケース1の内面側に、その内面側に耐熱シートであるマイカ板3を設けるが、マイカ板が平板上でなく、振幅約1ミリの波板状に成型したマイカを使用している。この構造により、マイカ板3の波状部分に第1の空気層4が造られ、第1の樹脂ケース1とマイカ板3の間に第1の空気層4ができ、マイカ板3と、マイカ板3とプリント基板5の間の従来のような第2の空気層6で構成された遮熱層11を設けることが出来、そのプリント基板を覆うように上部ケースである第2の樹脂ケース7で覆い端部に操作用のつまみ8を設けて温度コントローラとしたもである。
次に、図3は本発明の第3実施例を示したものである。第1の空気層4を設けるため、マイカ板3に複数の小穴9を設けその小穴9に耐熱樹脂ブッシング10を設け、その耐熱樹脂ブッシング10にて第1の空気層4が出来、マイカ板3と、マイカ板3とプリント板5の間の従来のような第2の空気層6で構成された遮熱層11を設けることが出来ることを特徴とする温度コントローラとしたものである。
【0007】
【発明の効果】
従来と同等のマイカ板を使用して、電気採暖具の温度コントローラの異常加熱防止構造において、従来より遮熱効果を倍増させる事ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例
【図2】本発明の第2の実施例
【図3】本発明の第3の実施例
【図4】従来例
【記号の説明】
1 第1の樹脂ケース
2 突起
3 マイカ板
4 第1の空気層
5 プリント基板
6 第2の空気層
7 第2の樹脂ケース
Claims (2)
- 電気採暖具の温度コントローラの外観を構成する樹脂ケースと前記温度コントローラ内に設けたプリント基板との間にマイカ板を設け、前記樹脂ケースと前記マイカ板とで第1空気層を、前記マイカ板と前記プリント基板とで第2の空気層を形成し、前記第1空気層と前記マイカ板と前記第2の空気層とで構成される遮熱層を、前記温度コントローラ内に設けた電気採暖具の温度コントローラにおいて、前記マイカ板を波状あるいは矩形波状あるいはのこぎり波状に成型して前記第1空気層と前記第2の空気層を設けたことを特徴とする電気採暖具の温度コントローラの異常加熱防止構造。
- 電気採暖具の温度コントローラの外観を構成する樹脂ケースと前記温度コントローラ内に設けたプリント基板との間にマイカ板を設け、前記樹脂ケースと前記マイカ板とで第1空気層を、前記マイカ板と前記プリント基板とで第2の空気層を形成し、前記第1空気層と前記マイカ板と前記第2の空気層とで構成される遮熱層を、前記温度コントローラ内に設けた電気採暖具の温度コントローラにおいて、前記マイカ板に複数の小穴を設け該小穴に耐熱樹脂ブッシングを設け、該耐熱樹脂ブッシングにて第1の空気層を設けたことを特徴とする温度コントローラの異常加熱防止構造。
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JP13893995A JP3590865B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 電気採暖具の温度コントローラの異常加熱防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13893995A JP3590865B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 電気採暖具の温度コントローラの異常加熱防止構造 |
Publications (2)
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JPH08315960A JPH08315960A (ja) | 1996-11-29 |
JP3590865B2 true JP3590865B2 (ja) | 2004-11-17 |
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ID=15233685
Family Applications (1)
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JP13893995A Expired - Fee Related JP3590865B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 電気採暖具の温度コントローラの異常加熱防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3590865B2 (ja) |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP13893995A patent/JP3590865B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08315960A (ja) | 1996-11-29 |
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