JPS6211468A - 遠赤外線輻射板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は遠赤外線輻射板に関するものであり、各種加熱
装置、乾燥装置及び食品健康器具等の遠赤外線発生部に
用いる輻射板を提供せんとするものである。

口、従来の技術 近年遠赤外線に依る温熱効果、殊に温熱の高い浸透作用
が認められるように成り、遠赤外線を利用したサウナ風
呂や自動車工場等に於ける塗料の焼付装置が使用されて
いる。しかし８、この種の遠赤外線発生装置は一般に焼
結金属を加熱する構造のものが殆んどであり、該焼結金
属の成形が困難であり生産コストが高騰することから利
用範囲が限定されていた。

ハ、発明が解決しようとする問題点 本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、加工が極め
て簡単であると共に、低コストで生産することのできる
遠赤外線発生装置としての遠赤外線輻射板を提供し、各
種温熱機、加熱機、焼付機又は解凍機用遠赤外線熱源を
構成することを目的とする。

二、問題点を解決するための手段 本発明の遠赤外線輻射板は、予め熱線の照射方向と直交
する如く板面な曲面成形した適宜板厚の金属板の両面に
セラミック粉体又は粒体を溶射または耐熱性接着剤に依
って塗着した構造とし、該遠赤外線輻射板を電熱ヒータ
、ガスバーナ等の各種熱源に依って加熱し、セラミツ、
りから遠赤外線を輻射放出するものである。

ホ、作用 即ち、本発明に依れば、各種焼結体及び天然石を含むセ
ラミック粉粒体を金属板の両表面に溶射または接着剤に
依って塗着するものである為、該金属板を予めプレス加
工することに依り種々の照射面形状を有する遠赤外線輻
射板を構成することができる。

遠赤外線輻射板の裏面側に設けた熱源に依り該輻射板を
加熱すると、熱源側のセラミック塗膜が吸熱して金属板
を介し、表面側のセラミック塗膜を所定の温度に加熱す
る。該セラミック塗膜の加熱に伴って遠赤外線が放出さ
れ、このとき金属板面に対して遠赤外線は直交方向に照
射されるように成る。

へ、実施例 以下、本発明遠赤外線輻射板の一実施例を図面に従って
説明するに、第１図乃至第６図は熱源として電熱ヒータ
を使用したサウナ風呂用遠赤外線加熱機である。

符号１は適宜板厚の鉄板であり、後述する遠赤外線照射
方向りと直交する面２を形成するようにプレス加工等の
手段に依り屈折し、曲面条３を形成して成る。

４．５は上記金属板の表面と裏面側に溶射または塗着し
たセラミック層であり、該セラミック層４．５は第１図
の矢視Ａに於いて拡大して示す如く、天然石を含むセラ
ミック粉粒体６を耐熱性接着剤７または溶射に依って金
属板１０表面に溶射または塗付接着したものである。

また８は上記遠赤外線輻射板の裏面に並設した熱源であ
り、絶縁性芯板９の外周にニクロム線１０を捲回し、該
ニクロム線１０の外周に絶縁体１１を介して金属被整板
１２を設けた電熱ヒータである。

上記構成になる遠赤外線輻射板を例えば遠赤外線サウナ
風呂の加熱装置として用いる場合、第６図に示す如くサ
ウナ風呂１３の側壁１４に対して適宜断熱材１５を介し
て熱源８と共に埋設し、該遠赤外線輻射板の表面側に植
毛加工を施こした安全網１６を張設して成るもので、該
サウナ風呂１３の他の壁面には遠赤外線反射構造１７．
１７′を構成して成る。

上記構成において、熱源８のニクロム線１゜に通電し、
赤熱せしめると、絶縁体１１及び金属披幣板１２を介し
て遠赤外線輻射板を加熱するように成り、一定温度に鉄
板１が昇温すると、セラミック層４がら遠赤外線を輻射
するように成る。

然るに該遠赤外線は輻射面と直交する照射方向りを有す
る為、サウナ風呂１６内に均一な照射が得られる如く、
鉄板１を予め所定の面形状に折曲加工してなり、サウナ
風呂１３内を全域に亘って遠赤外線照射域とすることが
できる。

本発明の遠赤外線輻射板は上述のサウナ風呂の外、塗料
焼付用の遠赤外線加熱機、冷凍魚介類の解凍機又はフラ
イヤー等の熱源として使用することができるもので、遠
赤外線輻射板の熱源としても電熱ヒータの外、熱風及び
ガス炎等を利用することもできることは云うまでもない
。

ト、発明の効果 以上述べた如（本発明の遠赤・外線輻射板は予めプレス
等に依り所定面形状に折曲加工した金属板にセラミック
層を溶射または塗着したものである為、成形が簡単であ
り生産コストを引下げることができるばかりでな（、従
来のセラミック焼結体と同等の遠赤外線輻射作用を奏す
るものであり、又、各種熱源として利用範囲が広（、本
発明実施後の実用的効果は極めて太きい。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明遠赤外線輻射板の一実施例を示すもので、
第１図は輻射板と熱源の一実施例を示す平断面図、第２
図は同一部切欠した斜視図、第６図はサウナ風呂の平断
面図である。 １〜金属板　　　　　６〜曲面条 ４．５〜セラミック層　６〜セラミック粉粒体７〜耐熱
性接着剤又は溶射 昭和６０年７月８日 第１図 １　・１．金属板　　　　　　　３・・・曲面条４．５
・・セラミツタ層　　　　　６・・・セラミック粉粒体
７　　耐熱性接着剤又は溶射 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 適宜板厚の金属板を予め熱線の照射方向と直交する板面
   を構成する如く屈折成形すると共に、該金属板の両面に
   セラミック粉粒体を溶射または耐熱性接着剤に依つて塗
   着したセラミック層を構成してなることを特徴とする遠
   赤外線輻射板。