JPH0521807Y2 - - Google Patents

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JPH0521807Y2
JPH0521807Y2 JP8082888U JP8082888U JPH0521807Y2 JP H0521807 Y2 JPH0521807 Y2 JP H0521807Y2 JP 8082888 U JP8082888 U JP 8082888U JP 8082888 U JP8082888 U JP 8082888U JP H0521807 Y2 JPH0521807 Y2 JP H0521807Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、流体の圧力変化に応答したダイヤフ
ラムの変形により対をなす接点間を接離させるよ
うにした圧力スイツチに関する。
(従来の技術) 従来より小形の圧力スイツチとして第8図に示
すダイヤフラム式のものが供されている。この第
8図において、1は例えばガラス製の基板で、こ
れの上面中央部には対をなす固定接点2及び3が
互に所定間隔を存して形成されており、この場
合、各固定接点2及び3は当該基板1の周縁部ま
で引出されている。また、固定接点2及び3にお
ける上記のような引出し部分上には、リード線接
続用のパツト部2a及び3aが夫々設けられてい
る。4は例えばシリコン単結晶より成るダイヤフ
ラム基板で、これは枠状部4aと薄肉なダイヤフ
ラム4bとを一体に有し、その枠状部4aを前記
基板1上に気密に接着することによつて、ダイヤ
フラム4b及び基板1間に気密な空間が存するよ
うに設けられている。このダイヤフラム4bは、
上面(外側面)が受圧面をなすもので、その下面
には前記固定接点2及び3双方と所定距離を存し
て対向するように可動接点5が設けられている。
従つて、上記のように構成された圧力スイツチ
を使用した場合、その空気圧が正常な状態では、
ダイヤフラム4bが第8図中矢印P方向の圧力を
受けて撓み変形するため、固定接点2及び3間が
可動接点5により橋絡されてオン状態となる。こ
れに対して、空気圧が低下してダイヤフラム4b
が復帰変形したときには、可動接点5による固定
接点2及び3間の橋絡が解除されてオフ状態に切
換えられる。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来構成の圧力スイツチでは、被検出圧力
が限度以下に低下したこと、つまりオフ状態に切
換つたことを検知するためには、固定接点2及び
3間に常時電流を流しておく必要があり、このた
め余分な電力を消費するという問題点があつた。
また、上記のように電流を流し続けた場合には、
固定接点2,3及び可動接点5の接点材料の拡散
に起因した溶着障害を来たす虞がある問題点もあ
つた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、被検出圧力が限度以下に低下し
たことを検知する場合に、余分な電力を消費する
虞がないと共に、寿命に対する信頼性の向上を実
現できる圧力スイツチを提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、凹部の周
囲に枠状の台座部を有する基台、及びこの基台の
台座部上に前記凹部を気密に閉鎖するよう装着さ
れた弾性変形可能な平板状の接点用基板を夫々設
けると共に、この接点用基板上に第1の接点を設
け、さらに、薄肉のダイヤフラムを有し周囲部が
前記接点用基板上にスペーサ部を介して気密に接
着されることにより上記ダイヤフラムの受圧面と
反対側の面及び接点用基板間に所定の間〓が存す
るダイヤフラム基板、このダイヤフラム基板の受
圧面と反対側の面に常時において前記第1の接点
と接触するように形成された第2の接点、及び前
記ダイヤフラム基板の受圧面と反対側の面に前記
第2の接点を囲み且つ頂部が前記接点用基板に当
接する凸条部を夫々設ける構成とし、前記第1及
び第2の接点間でスイツチング機能を得るように
したものである。
この場合、ダイヤフラム基板には、ダイヤフラ
ムの受圧面側に、その反対側の面に設けられた凸
条部と対応するように厚肉部を一体に形成するこ
とが望ましい。
(作用) ダイヤフラムの受圧面に圧力が加わつていない
状態においては、第1及び第2の接点が互に接触
したオン状態にある。これに対して、ダイヤフラ
ムの受圧面に圧力が加わつた状態では、そのダイ
ヤフラムが接点用基板方向へ撓み変形し、これに
応じて凸条部が上記接点用基板を押し下げるよう
になるため、その接点用基板は基台の凹部内へ入
り込むように撓み変形する。このとき、ダイヤフ
ラム側における凸条部に囲まれた部分、つまり第
2の接点が設けられた部分は、その凸条部の剛性
によつて略原形を止どめた状態に保持されるが、
接点用基板側においては第1の接点が設けられた
部分が湾曲した状態に陥没変形するため、第1及
び第2の接点間の接触状態が解除されてオフされ
るようになる。要するに、被検出圧力が低下した
ときにオン状態に切換わるものであり、従つて被
検出圧力が限度以下に低下したことを検知する場
合に、従来のように余分な電力を消費する虞がな
くなる。
また、ダイヤフラムの受圧面側に前記凸条部と
対応するように厚肉部を一体に形成した場合に
は、ダイヤフラム側における凸条部に囲まれた部
分(第2の固定接点が設けられた部分)の剛性が
一層高くなるため、その部分の変形が少なくなつ
て第1及び第2の接点間の接触状態の解除動作が
確実に行なわれるようになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について第1図乃至第
7図を参照しながら説明する。
第1図及び第2図には本実施例による圧力スイ
ツチ11のモデル構造が夫々縦断正面図及び縦断
側面図により示されている。これら第1図及び第
2図において、12はシリコン単結晶或はガラス
等により形成された矩形状の基台で、これには第
7図にも示すように、矩形状の凹部12aがエツ
チング加工等により形成されており、以てその凹
部12aの周囲に枠状の台座部12bを有した形
状となつている。13は弾性変形可能な平板状の
接点用基板で、これは例えば厚さ数μm〜数+μm
程度のガラス薄板より成り、前記台座部12b上
に前記凹部12aを気密に閉鎖した状態で接着さ
れている。尚、この場合の接着には例えば陽極接
合法が用いられる。
上記接点用基板13上には、第6図にも示すよ
うに、例えばPt/Ti製の金属薄膜より成る一対
の第1の接点14及び15が互に所定間隔を存し
て形成されており、これら各接点14及び15
は、接点用基板13の中央部からその一辺部方向
に伸びる形状となつている。また、接点用基板1
3上における上記一辺部寄り部位には、第6図に
示すように互に所定間隔を存し且つ第1の接点1
4及び15と所定のギヤツプGを存した状態の薄
膜状電極16及び17(例えばPt/Ti製)が形
成されており、これら電極16及び17上には、
リード線接続用の例えばAu或はAより成るパ
ツト部16a及び17aが夫々形成されている。
尚、上記接点14,15、電極16,17及びパ
ツト部16a,17aは、蒸着或はスパツタリン
グ技術を利用して形成される。
18は例えばシリコン単結晶より成る矩形状の
ダイヤフラム基板で、これは、スペーサ部たる脚
部19aを一体に有する矩形枠状部19内に、薄
肉状のダイヤフラム20を一体に有した形状とな
つている。このとき、上記ダイヤフラム20は、
例えば異方性エツチングによつて形成されるもの
で、斯かるダイヤフラム20の撓み量は、その厚
さ寸法及び面積によつて決定される。これの全域
を酸化することによつて、SiO2より成る絶縁膜
21が形成されている。そして、ダイヤフラム基
板18にあつては、その周囲部が前記接点用基板
13上に脚部19a及び絶縁膜21を介して気密
に接着され、以てダイヤフラム20における受圧
面と反対側の面(つまり下面)と接点用基板13
間に所定の間〓が存するように構成されている。
尚、この場合の接着にも陽極接合法が用いられ
る。
さて、以下においては、上記ダイヤフラム基板
18に関係した具体的構成において第5図及び第
6図も参照しながら説明する。即ち、22はダイ
ヤフラム20の下面中央部における絶縁膜21上
に蒸着或はスパツタリング等により形成された金
属薄膜(例えばPt/Ti)製の第2の接点で、こ
れは、常時において前記第1の接点14及び15
に接触してこれらの間を橋絡するように構成され
ている。また、23はダイヤフラム20の下面に
おける絶縁膜21上に一体に突設されたコ字状の
凸条部で、これは、絶縁膜21の形成工程におい
てエツチング加工等により同時に形成されるもの
であり、上記第2の接点22を囲み且つ常時にお
いて頂部が接点用基板13に当接するように構成
されている。24a,24b及び25a,25b
は脚部19aの下面における絶縁膜21上に蒸着
或はスパツタリング等により形成された金属薄膜
(例えばPt/Ti)製の補助電極である。この場
合、補助電極24a及び24bは、前記ギヤツプ
G(第6図参照)に相当した寸法だけ離間して設
けられて夫々前部第1の接点14及び電極16に
当接するように構成され、補助電極25a及び2
5bは、同じく上記ギヤツプGに相当した寸法だ
け離間して設けられて夫々前記第1の接点15及
び電極17に当接するように構成されている。2
6a及び26bはダイヤフラム基板18に形成さ
れた拡散抵抗で、これらは夫々補助電極24a,
24b間及び25a,25b間を接続するように
構成されている。そして、第4図にも示した27
はダイヤフラム20の受圧面側である上面側にこ
れと一体に形成された厚肉部で、これはその反対
側の面に設けられた前記凸条部23と対応するよ
うに位置されている。
しかして、上記構成の圧力スイツチ11によれ
ば、ダイヤフラム20の上面に圧力が加わつてい
ない状態(第1図及び第2図の状態)において
は、第1の接点14及び15間が第2の接点22
によつて橋絡されたオン状態にある。つまり、こ
のオン状態では、電極16及び17間が、補助電
極24b,拡散抵抗26a,補助電極24a,第
1の接点14、第2図の接点22、第1の接点1
5、補助電極25a、拡散抵抗26b、補助電極
25bを介した経路により導通状態となる。これ
に対し、ダイヤフラム20の上面に第3図中矢印
P方向の圧力が加わつたときには、同図に示すよ
うにダイヤフラム20が接点用基板13方向へ撓
み変形する。すると、凸条部23が接点用基板1
3を押し下げるようになるため、その接点用基板
13は基台12の凹部12a内に入り込むように
撓み変形する。このとき、ダイヤフラム20には
凸条部23及び厚肉部27が設けられていて、こ
れらと対応した部分、つまり第2の接点22が設
けられた部分の剛性が高いから、その部分は略原
形を止どめた状態に保持される。これに対して、
接点用基板13側においては、第3図に示すよう
に、第1の接点14及び15が設けられた部分が
湾曲した状態に陥没変形するため、第2の接点2
2による第1の接点14及び15間の橋絡状態が
解除されてオフされるようになる。
従つて、上記構成の圧力スイツチ11を使用し
た場合、圧力スイツチ11は、空気圧が適正な状
態、つまりダイヤフラム20に圧力が加わつた状
態ではオフ状態を呈し、また、空気圧が低下して
ダイヤフラム20に加わる圧力が所定値以下に低
下した状態ではオンするようになる。このため、
空気圧の低下を検出する場合に、従来のように常
時電流を流しておく必要がなくなるものであり、
これにより電力の無駄な消費がなく、しかも第1
の接点14,15及び第2の接点22間に電流を
継続して流した場合にこれらの接点材料の拡散に
起因して発生する溶着障害を来たすことがなくな
つて、寿命に好影響を与えるものである。
尚、上記実施例では、ダイヤフラム20におけ
る第2の接点22の配設部位の剛性を得るために
厚肉部27を形成するようにしたが、凸条部23
のみで十分な剛性が得られる場合には、上記厚肉
部27を省いても良いものである。
[考案の効果] 本考案によれは以上の説明によつて明らかなよ
うに、ダイヤフラムを利用した圧力スイツチにお
いて、被検出圧力が限度以下に低下したことを検
知する場合に、余分な電力を消費する虞がないと
共に、寿命に対する信頼性を向上させ得るという
実用的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を説明す
るためのもので、第1図は縦断正面図、第2図は
縦断側面図、第3図は第1図と異なる状態で示す
縦断正面図、第4図はダイヤフラム基板の平面
図、第5図は同ダイヤフラム基板の下面図、第6
図は接点用基板の平面図、第7図は基台の平面図
である。また、第8図は従来例を示す縦断正面図
である。 図中、11は圧力スイツチ、12は基台、12
aは凹部、12bは台座部、13は接点用基板、
14,15は第1の接点、18はダイヤフラム基
板、19は枠状部、19aは脚部(スペーサ部)、
20はダイヤフラム、21は絶縁膜、22は第2
の接点、23は凸条部、27は厚肉部を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 凹部の周囲に枠状の台座部を有する基台と、
    この基台の台座部上に前記凹部を気密に閉鎖す
    るように装着された弾性変形可能な平板状の接
    点用基板と、この接点用基板上に設けられた第
    1の接点と、薄肉のダイヤフラムを有し周囲部
    が前記接点用基板上にスペーサ部を介して気密
    に接着されることにより上記ダイヤフラムの受
    圧面と反対側の面及び接点用基板間に所定の間
    〓が存するように設けられたダイヤフラム基板
    と、このダイヤフラム基板の受圧面と反対側の
    面に常時において前記第1の接点と接触するよ
    うに形成された第2の接点と、前記ダイヤフラ
    ム基板の受圧面と反対側の面に前記第2の接点
    を囲み且つ頂部が前記接点用基板に当接するよ
    うに設けられた凸条部とを具備し、前記第1及
    び第2の接点間でスイツチング機能を得るよう
    にしたことを特徴とする圧力スイツチ。 2 ダイヤフラム基板は、ダイヤフラムの受圧面
    側に、その反対側の面に設けられた凸条部と対
    応するように厚肉部が一体に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の圧力スイツチ。
JP8082888U 1988-06-17 1988-06-17 Expired - Lifetime JPH0521807Y2 (ja)

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JP4697853B2 (ja) * 2005-01-13 2011-06-08 エヌイーシー ショット コンポーネンツ株式会社 圧力スイッチおよびその製造方法

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