JPH0356982Y2 - - Google Patents

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JPH0356982Y2
JPH0356982Y2 JP1987122763U JP12276387U JPH0356982Y2 JP H0356982 Y2 JPH0356982 Y2 JP H0356982Y2 JP 1987122763 U JP1987122763 U JP 1987122763U JP 12276387 U JP12276387 U JP 12276387U JP H0356982 Y2 JPH0356982 Y2 JP H0356982Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、圧力に応答するダイヤフラムの変形
により可動接点及び固定接点が接触、離間する圧
力スイツチに関する。
(従来の技術) 従来の圧力スイツチにおいては、ダイヤフラム
に可動接点を取付けると共に、この可動接点と対
向する固定接点を設けており、被検出部からの圧
力によつてダイヤフラムが変形してその可動接点
が固定接点に接触して電流が流れ、オン信号が発
生するように構成されている。
また、従来の圧力スイツチを製造する場合、ダ
イヤフラム、このダイヤフラムを復帰変形させる
ためのスプリング等の各部品を、スイツチ本体に
組込むように構成している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来構成では、ダイヤフラ
ム、スプリング等の部品がスイツチ本体とは別部
品であるから、各部品をそれぞれ機械的加工を行
つて製造しなければならない。このため、各部品
の大きさを小さくしようとしても、機械的加工の
制約から小形化に限界があるので、圧力スイツチ
全体の構成を小形化できないという欠点がある。
一方、上記従来構成の圧力スイツチによつて被検
出部の圧力低下を検出しようとすると、被検出部
が通常圧力状態にあるとき、ダイヤフラムが変形
して可動接点及び固定接点が接触しているから、
電流が流れ続けてオン信号が出力され続けること
になり、この監視電流が常時必要となるため、消
費電力が多くなるという問題点があつた。また、
被検出部が通常圧力状態にあるときには、可動接
点及び固定接点は、互に接触する方向に圧力を受
けると共に、接触状態即ち電流が接点間を流れる
状態が続いて、該接点間がその接触抵抗により発
熱するため、該接触部分において金属の拡散現象
が生じることにより両接点が離間し難くなり、圧
力の変化に対する応答性が低下する虞もあつた。
そこで、本考案の目的は、圧力スイツチ全体の
構成を小形化でき、また、圧力低下を検出する場
合に使用しても、通常時には接点間を離間状態に
保持して消費電力を少なくでき、しかも、圧力変
化に対する応答性の低下を防止できる圧力スイツ
チを提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の圧力スイツチは、シリコンウエハ製の
第1のベース及びこの第1のベースに接合された
シリコンウエハ製の第2のベースを設けると共
に、前記第1のベースにエツチング等により一体
に形成され流体圧力を受けて前記第2のベース側
へ膨出変形するダイヤフラムを設け、このダイヤ
フラムの受圧面と反対側の面に突部を形成し、更
に、前記第1のベースのうち前記第2のベース側
に面して固定接点を設け、また、前記ダイヤフラ
ムの変形を前記突部を介し受けて弾性変形する作
動部を、前記第2のベースに前記ダイヤフラム及
び固定接点と対向するようにエツチング等により
一体に形成し、この作動部のうち前記固定接点と
対向する部位に該固定接点と接触・離間可能に可
動接点を設けたところに特徴を有する。
(作用) 上記手段によれば、薄肉状のダイヤフラムをシ
リコンウエハ製の第1のベースにエツチング等に
より一体に形成すると共に、薄肉状の作動部をシ
リコンウエハ製の第2のベースにエツチング等に
より一体に形成する構成としたので、ダイヤフラ
ム及び作動部の大きさを非常に小さくすることが
できる。このため、圧力スイツチ全体の構成を、
大幅に小形化できる。加えて、上述したように全
体構成を大幅に小形化したものにおいて、ダイヤ
フラムに突部を形成すると共に、第1のベースに
固定接点を設け、そして、作動部を、ダイヤフラ
ム及び固定接点と対向し且つダイヤフラムの変形
を突部を介して受けて弾性変形するように設け、
この作動部に可動接点を固定接点と接触・離間可
能に設ける構成とした。この構成により、第1の
ベースのダイヤフラムが圧力を受けて変形する
と、この変形がダイヤフラムの突部を介して第2
のベースの作動部に作用し、作動部が弾性変形す
る。この作動部の弾性変形に応じて、第1のベー
スの固定接点と作動部の可動接点とが離間する。
この状態で、ダイヤフラムに加わる圧力が低下す
ると、ダイヤフラムが復帰変形し、上述とは逆に
作動部が弾性復帰変形して、固定接点と可動接点
とが接触する。従つて、圧力低下を検出するよう
な場合に使用すると、圧力が加わつた通常時は、
両接点が離間されて監視電流が流れなくなり、そ
れだけ消費電力が少なくなる。また、圧力が加わ
つた通常時は、両接点が離間されているから、両
接点の接触部分において金属の拡散現象が生じる
こともなくなつて両接点が離れ易くなり、圧力の
変化に対する応答性の低下が防止されるようにな
る。
(実施例) 以下、本考案の第1の実施例につき第1図乃至
第4図を参照しながら説明する。
まず第2図において、1は例えば略矩形状をな
すシリコンウエハよりなる第1のベース、2はこ
の第1のベース1よりも面積が大きく且つ略矩形
状をなすシリコンウエハよりなる第2のベースで
あり、これら第1及び第2のベース1及び2は例
えば接着により接合されている。ここで、第1の
ベース1には、エツチング等により同図中上面及
び下面に夫々凹部3及び凹部4が形成されてお
り、以て薄肉状(例えば20〜50μの厚さ寸法)を
なすダイヤフラム5が形成されている。6は例え
ばSiO2よりなる突部で、これは、第3図にも示
すように上記ダイヤフラム5の受圧面5aとは反
対側の面たる下面5bの略中央部に突設されてお
り、第1のベース1の下面を熱酸化処理等を施し
た後上記凹部4の形成時にマスク等することによ
り取り残し状に形成されている。7は第1のベー
ス1のうち第2のベース2側に位置して設けられ
た固定接点で、これは、第1のベース1の凹部4
の右方部に突設された例えばSiO2よりなる突部
8及び9、並びにこれら突部8及び9を覆うよう
に蒸着或はスパツタ等によつて形成された導電性
の電極膜10(例えばPt/Ti,Au/Ni製)から
構成されている。
一方、第2のベース2には、その下面にエツチ
ング等によつて凹部11が形成されることによ
り、薄肉状をなす作動部12が前記ダイヤフラム
5及び固定接点7と対向するように形成されてい
る。この作動部12は、ダイヤフラム5の変形を
前記突部6を介して受けることにより、弾性変形
可能になつている。13は上記作動部12のうち
前記固定接点7と対向する部位に設けられた可動
接点で、これは、第4図に示すように、作動部1
2から第2のベース2の右端部に渡つて蒸着或は
スパツタ等により形成された夫々略L字状をなす
一対の電極膜14及び15(各々例えばPt/Ti,
Au/Ni製)から構成されている。ここで、可動
接点13は、第2図に示すようにダイヤフラム5
が変形していない状態即ち作動部12が弾性変形
していない状態で、固定接点7の電極膜10が電
極膜14,15間を導通して該固定接点7と接触
するように設定されている。また、可動接点13
は、第1図に示すようにダイヤフラム5が圧力を
受けて変形した状態即ち作動部12が弾性変形し
た状態で、固定接点7の電極膜10が電極膜1
4,15から離れて該固定接点7と離間するよう
に設定されている。尚、可動接点13の電極膜1
4及び15における第2のベース2の右端部に位
置する部分には、例えばAl或はAu製のボンデイ
ングパツト16及び17が夫々形成されている。
また、第1及び第2のベース1及び2の外形寸法
は、その一辺部の長さが例えば1〜5mm程度に設
定されている。
次に、上記構成の作用を説明する。まず、所定
の圧力が通常的に加わつた状態について述べる
に、ダイヤフラム5の受圧面5aに上記圧力を受
けてダイヤフラム5が撓み変形する。この変形が
ダイヤフラム5の突部6を介して第2のベース2
の作動部12に作用し、この作動部12が弾性変
形する。この作動部12の弾性変形に応じて、第
1のベース1の固定接点7と作動部12の可動接
点13とが離間する。この状態においては、両接
点7,13間が離間しているから、電流が流れて
おらず、従つて、このような圧力が加わつた状態
が長く続いても、従来に比べて消費電力を少なく
できる。
一方、ダイヤフラム5の受圧面5aに加わる圧
力が低下すると、ダイヤフラム5が復帰変形し、
上述とは逆に作動部12がその弾性により復帰変
形して、固定接点7と可動接点13とが接触す
る。これによつて、両接点7,13間に電流が流
れるようになり、この電流を検出して圧力低下の
検出動作が行なわれる。
このような構成の本実施例によれば、薄肉状の
ダイヤフラム5をシリコンウエハ製の第1のベー
ス1にエツチング等により一体に形成すると共
に、薄肉状の作動部12をシリコンウエハ製の第
2のベース2にエツチング等により一体に形成す
る構成としたので、ダイヤフラム5及び作動部1
2の大きさを非常に小さくすることができる。こ
のため、圧力スイツチ全体の構成を、大幅に小形
化できる。また、圧力が加わつた通常状態が長く
続いても、両接点7,13間が離間しているか
ら、電流が流れなくなり、監視電流を必要とする
従来に比べて消費電力を少なくできる。また、圧
力が加わつた通常時は、両接点7,13間が離間
しているから、両接点7,13の接触部分におい
て金属の拡散現象が生じることもなくなつて両接
点7,13が離れ難くなることもなく、圧力の変
化に対する応答性の低下を防止できる。更に、固
定接点7及び可動接点13を、ダイヤフラム5の
受圧面5aと反対側の面に位置して設けたので、
圧力流体が接点7,13に接触することがなくな
るから、特に圧力流体が通電性を有するような場
合により一層有効となる。
尚、圧力の検出レベルは、ダイヤフラム5の厚
さ寸法或は突部6の高さ寸法等を適宜変更するこ
とにより、所望の検出レベルを設定できる。
また、このような構成の圧力スイツチは、自動
車用バキユームスイツチ、自動車用オイルプレツ
シヤースイツチ、医療用センサ或いはロボツト用
面圧センサ等に適用できる。
第5図乃至第7図は本考案の第2の実施例を示
すもので、第1の実施例と異なる部分についての
み説明する。即ち、18は第1のベース1に代わ
る第1のベースで、これにはダイヤフラム5及び
突部6に夫々代えてダイヤフラム19及び突部2
0が形成されている。21は固定接点7に代わる
固定接点で、これはSiO2よりなる突部22及び
23、並びにこれら突部22及び23を夫々覆う
ように蒸着或はスパツタ等によつて形成された
各々略L字状をなす導電性の電極膜24及び25
(例えばPt/Ti,Au/Ni製)から構成されてい
る。尚、電極膜24及び25における第1のベー
ス18の第6図中右端部に位置する部分には、例
えばAl或はAu製のボンデイングパツト26及び
27が夫々形成されている。一方、28は第2の
ベース2に代わる第2のベースで、これには作動
部12に代えて片支持され且つ弾性突片状をなす
作動部29が設けられている。30は可動接点1
3に代わる可動接点で、これは、上記作動部29
の自由端部側の第1のベース18と対向する面に
固定接点21に対応して設けられており、蒸着或
はスパツタ等によつて形成された導電性の電極膜
(例えばPt/Ti,Au/Ni製)よりなる。そして、
固定接点21及び可動接点30は、第5図に示す
圧力が低い状態即ちダイヤフラム19が変形して
いない状態で接触し、所定の圧力が加わつた状態
即ちダイヤフラム19が変形して作動部29が弾
性変形した状態で離間するようになつている。
従つて、この第2の実施例においても第1の実
施例と略同様な作用効果を得ることができる。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、シリ
コンウエハ製の第1のベース及びこの第1のベー
スに接合されたシリコンウエハ製の第2のベース
を設けると共に、前記第1のベースにエツチング
等により一体形成され流体圧力を受けて前記第2
のベース側へ膨出変形するダイヤフラムを設け、
このダイヤフラムの受圧面と反対側の面に突部を
形成し、更に、前記第1のベースのうち前記第2
のベース側に面して固定接点を設け、また、前記
ダイヤフラムの変形を前記突部を介し受けて弾性
変形する作動部を、前記第2のベースに前記ダイ
ヤフラム及び固定接点と対向するようにエツチン
グ等により一体に形成し、この作動部のうち前記
固定接点と対向する部位に該固定接点と接触・離
間可能に可動接点を設ける構成としたので、圧力
スイツチ全体の構成を小形化でき、また、圧力低
下を検出する場合に使用しても、通常時には接点
間を離間状態に保持して消費電力を少なくでき、
しかも、圧力変化に対する応答性の低下を防止で
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1の実施例を示
すもので、第1図はダイヤフラムに所定の圧力が
加わつた状態を示す要部の縦断面図、第2図はダ
イヤフラムに加わる圧力が低い状態を示す全体の
縦断面図、第3図は第1のベースの下面図、第4
図は第2のベースの上面図である。また、第5図
乃至第7図は本考案の第2の実施例を示す夫々第
2図乃至第4図相当図である。 図面中、1,18は第1のベース、2,28は
第2のベース、5,19はダイヤフラム、6,2
0は突部、7,21は固定接点、12,29は作
動部、13,30は可動接点を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリコンウエハ製の第1のベースと、この第1
    のベースに接合されたシリコンウエハ製の第2の
    ベースと、前記第1のベースにエツチング等によ
    り一体に形成され流体圧力を受けて前記第2のベ
    ース側へ膨出変形する薄肉状のダイヤフラムと、
    このダイヤフラムの受圧面と反対側の面に形成さ
    れた突部と、前記第1のベースのうち前記第2の
    ベース側に面して設けられた固定接点と、前記第
    2のベースに前記ダイヤフラム及び固定接点と対
    向するようにエツチング等により一体に形成され
    前記ダイヤフラムの変形を前記突部を介して受け
    て弾性変形する薄肉状の作動部と、この作動部の
    うち前記固定接点と対向する部位に該固定接点と
    接触・離間可能に設けられた可動接点とを具備し
    てなる圧力スイツチ。
JP1987122763U 1987-08-11 1987-08-11 Expired JPH0356982Y2 (ja)

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