JPH11218543A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH11218543A
JPH11218543A JP2134598A JP2134598A JPH11218543A JP H11218543 A JPH11218543 A JP H11218543A JP 2134598 A JP2134598 A JP 2134598A JP 2134598 A JP2134598 A JP 2134598A JP H11218543 A JPH11218543 A JP H11218543A
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JP
Japan
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electrode
semiconductor substrate
movable electrode
weight
acceleration
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Application number
JP2134598A
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English (en)
Inventor
Mineichi Sakai
峰一 酒井
Yasutoshi Suzuki
康利 鈴木
Ineo Toyoda
稲男 豊田
Seiichiro Ishio
誠一郎 石王
Minoru Murata
稔 村田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Priority to US09/241,137 priority patent/US6199430B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンカ部を支点としておもり可動電極を梁部
によって支持し、水平方向に加速度が生じたときにおも
り可動電極が固定電極と接触して加速度を検出する加速
度センサにおいて、垂直方向に加速度が生じたときの誤
検出を防止する。 【解決手段】 シリコン基板26の上に、アンカ部1
1、固定電極14が固定され、おもり可動電極12が梁
部13によってアンカ部11に支持されている。水平方
向に加速度が生じると、おもり可動電極12と固定電極
14が接触し、おもり可動電極12から固定電極14に
電流が流れて加速度が検出される。ここで、垂直方向に
加速度が生じたとき、おもり可動電極12と梁部13に
よる可動部が垂直方向に変位するが、シリコン基板26
の表面に酸化膜25、窒化膜23が形成されているた
め、可動部からシリコン基板26に電流が流れることは
ない。従って、垂直方向に加速度が生じてもそれによる
誤検出を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサに関
するものであり、例えばガス等の流量メータに内蔵され
て地震等の振動を感知し、ガス配管のバルブを閉塞する
センサとして用いることができる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加速度センサとして、特
開平9−145740号公報に示されるものがある。こ
のものにおいては、シリコン基板上に絶縁膜を介して、
アンカ部、バネ部、おもり可動電極および固定電極が形
成されており、シリコン基板の表面に平行な方向(以
下、水平方向という)に所定値以上の加速度が生じたと
き、バネ部が弾性変形して、おもり可動電極を水平方向
に変位させ、おもり可動電極と固定電極のそれぞれの円
周側面が接触するように構成されている。また、加速度
を検出する検出回路は、おもり可動電極と固定電極の間
に電位差を設定し、上記した接触によって、おもり可動
電極から固定電極に電流が流れると、所定値以上の加速
度が生じたことを検出する。
【0003】この加速度センサにおいては、おもり可動
電極と固定電極のそれぞれの円周側面が対向して配置さ
れているため、加速度がシリコン基板の表面と平行な何
れの方向から生じても、加速度の検出を行うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成においては、おもり可動電極をバネ部で支持して
いるため、シリコン基板の表面に垂直な方向(以下、垂
直方向という)に加速度が生じたとき、おもり可動電極
とバネ部による可動部が、その方向に変位してシリコン
基板と接触する可能性がある。このような接触が生じる
と、可動部からシリコン基板に電流が流れ、検出回路が
誤検出してしまうという問題が生じる。
【0005】本発明は上記問題に鑑みたもので、垂直方
向に加速度が生じたときの誤検出を防止することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、おもり可動電極
(12)とバネ部(13)による可動部と半導体基板
(26、33、40)との間に、可動部と半導体基板と
が接触して可動部から半導体基板に電流が流れるのを防
止する部材(23、25、32、42)を設けたことを
特徴としている。
【0007】従って、垂直方向に加速度が生じても可動
部から半導体基板に電流が流れるのが防止されるため、
垂直方向に加速度が生じたときの誤検出を防止すること
ができる。また、請求項2に記載の発明においては、お
もり可動電極(12)とバネ部(13)による可動部と
半導体基板(26、33、40)の相対向する表面のう
ち少なくとも一方の表面に絶縁膜(23、25、32、
42)を形成したことを特徴としている。この発明にお
いても、垂直方向に加速度が生じたときに可動部から半
導体基板に電流が流れるのが防止されるため、そのとき
の誤検出を防止することができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明のように、ア
ンカ部(11)、おもり可動電極(12)、バネ部(1
3)および固定電極(14)を同一の金属材料で形成す
れば、おもり可動電極(12)と固定電極(14)の接
触回数が多くなっても接点不良が生じないようにするこ
とができる。さらに、請求項4に記載の発明において
は、おもり可動電極(12)とバネ部(13)による可
動部の下に空洞領域(54)を形成したことを特徴とし
ている。この発明の場合、垂直方向に加速度が生じて可
動部が変位してもその方向に空洞領域(54)が形成さ
れているため、可動部と半導体基板(50)が接触する
ことがなく、従って垂直方向に加速度が生じたときの誤
検出を防止することができる。
【0009】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、本発明
の第1実施形態にかかる加速度センサの構成を示す。
(a)は平面図、(b)は(a)中のA−A断面図であ
る。図1(a)に示すように、加速度センサは、中央部
にアンカ部11が固定して配設され、その周囲におもり
可動電極12が3本の梁部(バネ部)13がよって支持
された構成になっている。梁部13は、一端がアンカ部
11に固定され、他端がおもり可動電極12に固定され
ており、おもり可動電極12をアンカ部11に対して支
持し、水平方向に加速度が生じたとき弾性変形しておも
り可動電極12を水平方向に変位させる。おもり可動電
極12は、垂直方向に略円柱状の側面、すなわち円周状
に形成された円周側面を有しており、その円周側面に接
点電極12aが形成されている。
【0011】おもり可動電極12の外周には、固定電極
14が配設されている。この固定電極14は、おもり可
動電極12の円周側面に対向する円周側面を有してお
り、その円周側面には接点電極14aが形成されてい
る。上記したアンカ部11、おもり可動電極12、梁部
13および固定電極14は、シリコン基板を加工して形
成されたものであって、それぞれの下側表面には抵抗を
低くするためにN+ 拡散層21が形成されている。ま
た、アンカ部11は、シリコン基板26の上に酸化膜2
5、ポリシリコン膜24を介して固定されており、固定
電極14は、シリコン基板26の上に酸化膜25、窒化
膜23、酸化膜22を介して固定されている。
【0012】なお、ポリシリコン膜24は、アンカ部1
1の下部からパッド15の下部まで延設して形成されて
いる。このことにより、パッド15から、その下部のポ
リシリコン膜24、アンカ部11、梁部13を介して、
おもり可動電極12(接点電極12a)の電位を設定す
ることができる。また、固定電極14における接点電極
14aはパッド16に電気的に接続されており、パッド
16から固定電極14(接点電極14a)の電位を設定
することができる。
【0013】図2に、加速度検出を行うための電気的な
構成を示す。検出回路100は、パッド15を介してお
もり可動電極12を高電位に設定し、またパッド16を
介して固定電極14を低電位に設定している。従って、
おもり可動電極12と固定電極14の間には、所定の電
位差が設定されている。この状態において、水平方向に
所定値以上の加速度が生じると、おもり可動電極12が
変位して、おもり可動電極12と可動電極14のそれぞ
れの円周側面(接点電極12aと接点電極14aが形成
されているそれぞれの面)が接触する。このとき、おも
り可動電極12と固定電極14の間に電位差が設定され
ているため、おもり可動電極12から固定電極14に電
流が流れ、検出回路100は所定値以上の加速度が生じ
たことを検出する。
【0014】なお、上記したおもり可動電極12と梁部
13は、加速度を受けて可動する可動部を構成してお
り、上記した水平方向の変位のみならず、垂直方向に加
速度が生じたときその方向にも変位する。この場合、図
1(b)に示すように、可動部の下には、窒化膜23、
酸化膜25が形成されているため、可動部が垂直方向に
変位しても可動部とシリコン基板26の間は電気的に絶
縁されており、可動部からシリコン基板26に電流が流
れることはない。従って、垂直方向に加速度が生じた場
合に検出回路100が誤検出するのを防止することがで
きる。
【0015】次に、上記した加速度センサの製造方法
を、図3、図4に示す工程図に従って説明する。 〔図3(a)の工程〕まず、単結晶のシリコン基板(第
1の半導体基板)20を用意する。このシリコン基板2
0は、(100)、(110)、(111)のいずれの
面方位のものであってもよい。このシリコン基板20の
表面に、コンタクト抵抗を低くするために、リンあるい
はひ素にてN+ 拡散層21を形成する。 〔図3(b)の工程〕次に、酸化膜22、窒化膜23を
堆積し、開口部を形成した後、その開口部にリンドープ
されたポリシリコン膜24を厚さ0.2〜1.0μmで
パターニング形成する。 〔図3(c)の工程〕この後、ポリシリコン膜24上に
酸化膜25を堆積し、表面をCMP処理にて平坦化す
る。 〔図3(d)の工程〕別の単結晶シリコン基板(第2の
半導体基板)26を用意し、酸化膜25とシリコン基板
26とを貼り合わせる。さらに、シリコン基板20、2
6を表裏逆にして、シリコン基板20側を機械的研磨等
によって薄膜化する。 〔図4(a)の工程〕梁構造体のパターンのフォトリソ
グラフィによってシリコン基板20にトレンチを形成
し、アンカ部11、おもり可動電極12、梁部13、固
定電極14を形成する。 〔図4(b)の工程〕所定箇所に選択的にTiWを堆積
し、接点電極12a、14a、パッド15、16、パッ
ド16と接点電極14a間の配線を形成する。 〔図4(c)の工程〕次に、HF系のエッチング液を用
いた犠牲層エッチングにより、所定領域の酸化膜22を
除去し、おもり可動電極12、梁部13を可動とする。
このようにして、図1に示す加速度センサを製造するこ
とができる。
【0016】なお、上記した実施形態において、梁13
は、所望のバネ定数が得られれば他の形状のものであっ
てもよく、例えば図5、図6に示すような形状のもので
あってもよい。また、可動電極14の円周側面に形成す
る接点電極14aは、図1に示すように分離されている
必要はなく、図7に示すように1つの繋がった形状をし
ていてもよい。この場合、パッド16は1つのみとな
る。
【0017】また、おもり可動電極12と可動電極14
のそれぞれの円周側面による接触において所望の接点抵
抗を得ることができるのであれば、図8に示すように、
接点電極12a、14aをなくした構成とすることもで
きる。さらに、パッド15の周囲のトレンチを図9に示
すように酸化膜27で埋め戻した構造としてもよい。こ
の埋め戻し酸化膜27は、シリコン基板20を研磨する
時のストッパ層として用いられる。なお、図9におい
て、(a)は加速度センサの平面構成、(b)は(a)
中のA−A断面を示す。
【0018】図10に、このものの製造工程を示す。ま
ず、図10(a)の工程において、シリコン基板20の
表面にN+ 拡散層21を形成し、この後トレンチを形成
して、酸化膜27で埋め戻す。次に、図10(b)の工
程において、酸化膜22、窒化膜23を堆積し、開口部
を形成した後、その開口部にポリシリコン膜24を形成
する。この後、図10(c)の工程において、ポリシリ
コン膜24上に酸化膜25を堆積し、表面を平坦化す
る。そして、図10(d)の工程において、シリコン基
板20をシリコン基板26と貼り合わせ、シリコン基板
20、26を表裏逆にして、シリコン基板20側を機械
的研磨等で薄膜化する。このとき、埋め込み酸化膜25
が研磨時のストッパ層となる。この後の工程は、図4に
示すものと同じである。 (第2実施形態)上記第1実施形態においては、犠牲層
エッチングを用いて梁構造体を形成するものを示した
が、犠牲層エッチングを用いると梁構造体が基板側に付
着する可能性がある。そこで、この第2実施形態では、
犠牲層エッチングを用いずに梁構造体を形成している。
【0019】図11に、この第2実施形態にかかる加速
度センサの構成を示す。(a)は平面図、(b)は
(a)中のA−A断面図である。また、図12に、この
ものの製造工程を示す。まず、図12(a)の工程にお
いて、単結晶シリコン基板30に凹部31を形成する。
次に、図12(b)の工程において、シリコン基板30
を、熱酸化膜32が形成された単結晶シリコン基板33
と貼り合わせる。そして、図12(c)の工程におい
て、シリコン基板30側を機械的研磨等によって薄膜化
する。また、シリコン基板30にリン拡散等により不純
物を導入して、シリコン基板30を電極とする。そし
て、図12(d)の工程において、パッド(図示せず)
を形成した後、シリコン基板30における凹部31が形
成された領域にトレンチを形成し、アンカ部11、おも
り可動電極12、梁部13、固定電極14を形成する。
【0020】この実施形態においても、図2に示す検出
回路100から図示しないパッドを介しておもり可動電
極12と固定電極14の間に所定の電位差を設定してお
き、水平方向の加速度が生じておもり可動電極12と固
定電極14が接触したときに電流が流れることを利用し
て、水平方向の加速度を検出することができる。また、
おもり可動電極12、梁部13による可動部の下に酸化
膜32が形成されているため、垂直方向の加速度が生じ
ても可動部がシリコン基板33に接触することがなく、
従って垂直方向に加速度が生じても検出回路100が誤
検出するのを防止することができる。
【0021】なお、この第2実施形態においても、第1
実施形態と同様、おもり可動電極12、固定電極14の
それぞれの円周側面に接点電極を形成してもよく、また
梁部13も所望のバネ定数を得ることができればその形
状を種々に変形することができる。また、上記した第
1、第2実施形態において、絶縁膜をシリコン基板の表
面に形成するものを示したが、おもり可動電極12、梁
部13の下側表面に形成するようにしてもよい。 (第3実施形態)上記した第1、第2実施形態において
は、アンカ部11、おもり可動電極12、梁部13およ
び可動電極14をシリコン基板を加工することによって
形成するものを示したが、金属材料を用いて形成するこ
ともできる。この場合の加速度センサの構成を図13に
示す。(a)は平面図、(b)は(a)中のA−A断面
図である。
【0022】この実施形態においては、アンカ部11、
おもり可動電極12、梁部13、可動電極14をNi膜
44にて構成している。また、そのNi膜44の下側表
面には窒化膜42が形成されている。図14に、この実
施形態における加速度センサの製造工程を示す。まず、
図14(a)の工程において、単結晶シリコン基板40
の上に酸化膜41を堆積し、パターニングを行い、さら
に酸化膜41の上に窒化膜42を堆積し、パターニング
を行う。この後、図14(b)の工程において、SU−
8レジストといった高アスペクト比のレジスト43を形
成し、梁構造体のパターンでパターニングを行う。そし
て、図14(c)の工程において、Niメッキを行いN
i膜44を形成する。この後、図14(d)の工程にお
いて、O2 アッシングによりレジスト43を除去し、さ
らに窒化膜42を除去した後、HF系のエッチング液を
用いた犠牲層エッチングにより酸化膜42を除去する。
このようにして、アンカ部11、おもり可動電極12、
梁部13、可動電極14をNi膜44にて構成すること
ができる。
【0023】この実施形態においても、図2に示す検出
回路100をおもり可動電極12、固定電極14に電気
的に接続することにより、検出回路100によって水平
方向の加速度を検出することができる。また、おもり可
動電極12、梁部13の下側表面に窒化膜42が形成さ
れているため、可動部が垂直方向に変位しても可動部と
シリコン基板40の間は電気的に絶縁されており、従っ
て垂直方向に加速度が生じても検出回路100が誤検出
するのを防止することができる。
【0024】また、この実施形態の場合、おもり可動電
極12と固定電極14を金属材料で形成しているため、
両者の接触回数が多くなっても磨耗等による接点不良が
生じないようにすることができる。すなわち、第1実施
形態のように接点電極12a、14aを設けた場合、接
触回数が多くなると接点電極12a、14aの剥がれ、
磨耗等により接点不良が生じる可能性があるが、この実
施形態のようにおもり可動電極12と固定電極14を金
属材料で形成すれば、そのような不具合をなくすことが
できる。
【0025】なお、この実施形態において、絶縁膜をお
もり可動電極12、梁部13の下側表面に形成するもの
を示したが、シリコン基板40の表面に形成するように
してもよい。 (第4実施形態)上記第1乃至第3実施形態において
は、おもり可動電極12と梁部13による可動部の下に
絶縁膜を介在させてシリコン基板と接触しないようにし
て垂直方向の加速度による誤検出を防止していたが、可
動部の下にシリコン基板を存在させないようにしても、
垂直方向の加速度による誤検出を防止することができ
る。この場合の加速度センサの構成を図15に示す。
(a)は平面図、(b)は(a)中のA−A断面図であ
る。
【0026】この実施形態においては、シリコン基板5
0のうち、おもり可動電極12と梁部13による可動部
の下の領域が空洞領域54になっており、可動部が垂直
方向に変位してもシリコン基板50に接触することがな
いようになっている。図16に、この実施形態における
加速度センサの製造工程を示す。まず、図16(a)の
工程において、シリコン基板50、51の間に酸化膜5
2が介在したSOI基板を用意し、シリコン基板50の
裏面に、所定部分が開口したガラス板53を陽極接合す
る。次に、図16(b)の工程において、裏面からKO
H液にてエッチングを行い、シリコン基板50および酸
化膜52のうち可動部の下の領域54を除去する。そし
て、図16(c)の工程において、シリコン基板51に
トレンチを形成し、アンカ部11、おもり可動電極1
2、梁部13、固定電極14を形成する。
【0027】この方法によれば、第2実施形態と同様、
犠牲層エッチングを用いずに梁構造体を形成することが
できる。なお、この実施形態において、シリコン基板5
0を貫通して空洞領域54を形成するものを示したが、
貫通していない構造の空洞領域としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる加速度センサの
構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)中の
A−A断面図である。
【図2】図1に示す加速度センサにおいて加速度検出を
行うための電気的な構成を示す図である。
【図3】図1に示す加速度センサの製造工程を示す図で
ある。
【図4】図3に続く製造工程を示す図である。
【図5】図1に示す加速度センサの変形例を示す平面図
である。
【図6】図1に示す加速度センサの変形例を示す平面図
である。
【図7】図1に示す加速度センサの変形例を示す平面図
である。
【図8】図1に示す加速度センサの変形例を示す平面図
である。
【図9】図1に示す加速度センサの変形例を示す図で、
(a)は平面図、(b)は(a)中のA−A断面図であ
る。
【図10】図9に示す加速度センサの製造工程を示す図
である。
【図11】本発明の第2実施形態にかかる加速度センサ
の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)中
のA−A断面図である。
【図12】図11に示す加速度センサの製造工程を示す
図である。
【図13】本発明の第3実施形態にかかる加速度センサ
の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)中
のA−A断面図である。
【図14】図13に示す加速度センサの製造工程を示す
図である。
【図15】本発明の第4実施形態にかかる加速度センサ
の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)中
のA−A断面図である。
【図16】図15に示す加速度センサの製造工程を示す
図である。
【符号の説明】
11…アンカ部、12…おもり可動電極、13…梁部、
14…固定電極、15、16…パッド、22、25…酸
化膜、23…窒化膜、24…ポリシリコン膜、26…シ
リコン基板、100…検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石王 誠一郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 村田 稔 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板(26、33、40)と、 前記半導体基板の上に固定して配設されたアンカ部(1
    1)と、 円周側面を有するおもり可動電極(12)と、 一端が前記アンカ部に固定され他端が前記おもり可動電
    極に固定されており、前記半導体基板の表面に平行な方
    向に加速度が生じたとき弾性変形して前記おもり可動電
    極を前記半導体基板の表面に平行な方向に変位させるバ
    ネ部(13)と、 前記半導体基板の上に固定して配設され、前記可動電極
    の前記円周側面と所定間隔を隔てて対向する円周側面を
    有する固定電極(14)と、 前記おもり可動電極と前記固定電極の間に電位差を与
    え、前記おもり可動電極の前記円周側面と前記固定電極
    の前記円周側面とが接触して前記おもり可動電極から前
    記固定電極に電流が流れたとき前記加速度を検出する検
    出回路(100)とを備え、 前記おもり可動電極と前記バネ部による可動部と前記半
    導体基板との間に、前記可動部と前記半導体基板とが接
    触して前記可動部から前記半導体基板に電流が流れるの
    を防止する部材(23、25、32、42)が設けられ
    ていることを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 半導体基板(26、33、40)と、 前記半導体基板の上に固定して配設されたアンカ部(1
    1)と、 円周側面を有するおもり可動電極(12)と、 一端が前記アンカ部に固定され他端が前記おもり可動電
    極に固定されており、前記半導体基板の表面に平行な方
    向に加速度が生じたとき弾性変形して前記おもり可動電
    極を前記半導体基板の表面に平行な方向に変位させるバ
    ネ部(13)と、 前記半導体基板の上に固定して配設され、前記可動電極
    の前記円周側面と所定間隔を隔てて対向する円周側面を
    有する固定電極(14)と、 前記おもり可動電極と前記固定電極の間に電位差を与
    え、前記おもり可動電極の前記円周側面と前記固定電極
    の前記円周側面とが接触して前記おもり可動電極から前
    記固定電極に電流が流れたとき前記加速度を検出する検
    出回路(100)とを備え、 前記おもり可動電極と前記バネ部による可動部と前記半
    導体基板の相対向する表面のうち少なくとも一方の表面
    に絶縁膜(23、25、32、42)が形成されている
    ことを特徴とする加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記アンカ部、前記おもり可動電極、前
    記バネ部および前記固定電極が、同一の金属材料で形成
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加
    速度センサ。
  4. 【請求項4】 半導体基板(50)と、 前記半導体基板の上に固定して配設されたアンカ部(1
    1)と、 円周側面を有するおもり可動電極(12)と、 一端が前記アンカ部に固定され他端が前記おもり可動電
    極に固定されており、前記半導体基板の表面に平行な方
    向に加速度が生じたとき弾性変形して前記おもり可動電
    極を前記半導体基板の表面に平行な方向に変位させるバ
    ネ部(13)と、 前記半導体基板の上に固定して配設され、前記可動電極
    の前記円周側面と所定間隔を隔てて対向する円周側面を
    有する固定電極(14)と、 前記おもり可動電極と前記固定電極の間に電位差を与
    え、前記おもり可動電極の前記円周側面と前記固定電極
    の前記円周側面とが接触して前記おもり可動電極から前
    記固定電極に電流が流れたとき前記加速度を検出する検
    出回路(100)とを備え、 前記半導体基板は、前記おもり可動電極と前記バネ部に
    よる可動部の下に空洞領域(54)を有していることを
    特徴とする加速度センサ。
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