JPH052156U - 自動原稿給送装置搭載の複写機 - Google Patents

自動原稿給送装置搭載の複写機

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JPH052156U
JPH052156U JP5673291U JP5673291U JPH052156U JP H052156 U JPH052156 U JP H052156U JP 5673291 U JP5673291 U JP 5673291U JP 5673291 U JP5673291 U JP 5673291U JP H052156 U JPH052156 U JP H052156U
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正夫 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の排出先を画像面が上向きで排出される
排紙部と下向きで排出される排紙部のいずれを選択して
も複写画像が形成された用紙が頁順に揃えられて排出さ
れるようにする。 【構成】 自動原稿給送装置20の原稿テーブル31上
にセットされた複数枚の原稿Dを、最上位側から順次給
送する上面給紙手段30と最下位側から順次給送する下
面給紙手段40と、その給紙手段のいずれか一方を選択
的に切り換えて有効にする給紙切換手段とを設け、上下
の給紙手段のいずれかを選択的に切り換えることにより
原稿Dの給送側を選択できるようにして、排紙部を画像
形成面を上向きにして排紙する本体側部排紙部(第1排
紙部)26と画像形成面を下向きにして排紙するフロン
ト排紙部27(第2排紙部)のいずれを選択しても、そこ
に複写画像が形成された用紙Pを頁順に揃えて排出する
ことができるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動原稿給送装置が給送した原稿の複写画像が形成された用紙を 、画像形成面を上向きにして排紙する排紙部と下向きにして排紙する排紙部とに 選択的に排出可能な複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このように2個所の排紙部に複写画像が形成された用紙を選択的に排出 可能な複写機としては、例えば図9に簡略化して示すようなものがある。
【0003】 この複写機は、内部に作像系3等を収納した装置本体1の上部に自動原稿給送 装置2を搭載し、その装置本体1の左側面に本体側部排紙部4を設けると共に、 その装置本体1の下部にフロント排紙部5を、さらにその下部に給紙トレイ7内 の用紙Pを作像系3へ向けて給紙する給紙部6をそれぞれ設けている。
【0004】 この複写機は、自動原稿給送装置2の原稿テーブル8上に原稿D(D1 〜D3 )を原稿面を上向きにセットしてコピーをスタートさせると、それが最下位側の ものから順次給送され、その原稿が装置本体1の上部に設けられているコンタク トガラス9上に搬送されて露光が行われ、その後それが排出される。
【0005】 一方、原稿に対応する画像が作像系3で形成された用紙Pは、その画像が定着 された後で本体側部排紙部4又はフロント排紙部5の選択されている排紙部に向 けて切換爪11によって案内されて排出される。
【0006】 そして、この複写機では、用紙Pがフロント排紙部5に排出される際には、円 弧状に形成された一対のフロント排紙ガイド12を通過することによって表裏が 反転(画像面が下側)された状態でトレイ上に排出される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の複写機のように、表裏が反転されてフロント排紙部に向 かう用紙をトレイ上にスタックする前に、元の姿勢にするために表裏を反転させ て画像面を上向きにする用紙反転機構を備えていない場合には、2頁以上の用紙 をそのフロント排紙部に排出させた際に頁順が狂ってしまうため不都合があった 。
【0008】 すなわち、図9に示すように、例えば1頁〜3頁の原稿D1 〜D3 を頁順に上 から並べてセットし、それを下側から順次給送して露光し、その原稿像に対応す る画像を転写した用紙Pを本体側部排紙部4に排出させるようにした場合には、 その排出された用紙Pは同図に示すように1頁目の用紙P1 (1頁目の原稿D1 に対応する)〜3頁目の用紙P3 (3頁目の原稿D3 に対応する)が、画像面を 上向きにした状態で上側から順に頁順に揃えられるため問題はないが、排出先に フロント排紙部5を選択した場合に、図10に示すように頁順が逆になってしま うため不都合があった。
【0009】 この考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、用紙の排出先を画像面 が上向きで排出される排紙部と下向きで排出される排紙部のいずれを選択しても 、複写画像が形成された用紙が頁順に揃えられて排出されるようにすることを目 的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するため、上述した自動原稿給送装置搭載の複写 機において、自動原稿給送装置の原稿テーブル上にセットされた複数枚の原稿を 、最上位の原稿から順次給送する上面給紙手段と最下位の原稿から順次給送する 下面給紙手段と、その上面給紙手段と下面給紙手段のいずれか一方を選択的に切 り換えて有効にする給紙切換手段とを設けものである。
【0011】 そして、その給紙切換手段が排紙部の選択に連動して作動し、第1排紙部が選 択されたときには下面給紙手段を選択し、第2排紙部が選択されたときには上面 給紙手段を選択するようにするとよい。
【0012】 また、上記上面給紙手段及び下面給紙手段が、上面給紙用のローラ及び下面給 紙用のローラと、原稿テーブル上にセットされた原稿をその各ローラによる給紙 位置へそれぞれ案内する位置に移動可能な案内板とを有するようにするとよい。
【0013】
【作用】
このように構成した自動原稿給送装置搭載の複写機によれば、上面給紙手段と 下面給紙手段のいずれかを選択的に切り換えることにより自動原稿給送装置の原 稿テーブル上にセットした原稿の給送側を選択できるので、排紙部を画像形成面 を上向きにして排紙する第1排紙部と画像形成面を下向きにして排紙する第2排 紙部のいずれを選択しても、そこに複写画像が形成された用紙を頁順に揃えて排 出させることができる。
【0014】 また、給紙切換手段が排紙部の選択に連動して作動し、第1排紙部が選択され たときには下面給紙手段を選択し、第2排紙部が選択されたときには上面給紙手 段を選択するようにすれば、第1排紙部が選択されると下面給紙手段によって最 終頁の原稿から順次給送されるので、それに対応する複写画像が形成された用紙 が画像形成面を上向きにした状態で第1排紙部に頁順に揃えられた状態で排出さ れる。
【0015】 また、第2排紙部が選択されると、上面給紙手段によって1頁目の原稿から順 次給送されるので、それに対応する複写画像が形成された用紙が画像形成面を下 向きにした状態で第2排紙部に頁順に揃えられた状態で排出される。
【0016】 そして、その上面給紙手段及び下面給紙手段が、上面給紙用のローラ及び下面 給紙用のローラと、原稿テーブル上にセットされた原稿をその各ローラによる給 紙位置へそれぞれ案内する位置に移動可能な案内板とを有するようにすれば、第 1排紙部が選択されると案内板が原稿を下面給紙用のローラによる給紙位置へ案 内する位置に移動し、第2排紙部が選択されると原稿を上面給紙用のローラによ る給紙位置へ案内する位置に移動するため、いずれの場合も原稿テーブル上にセ ットされた原稿を確実に給送することができる。
【0017】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 図1は、この考案による自動原稿給送装置搭載の複写機の一実施例を制御系と 共に示す全体構成図である。
【0018】 この複写機は、装置本体10の上部に自動原稿給送装置(ADF)20を搭載 し、その装置本体10内には感光体ドラム13を略中央に設け、その感光体ドラ ム13の回りには帯電チヤージヤ14、現像器15、転写チヤージヤ16、クリ ーニング装置17等を設け、その搬送下流側には感光体ドラム13から分離され た後の用紙(転写紙)Pを搬送する搬送装置と、用紙上の画像を定着させる定着装 置(共に図示を略している)とを設けている。
【0019】 そして、その定着装置の直後に、排出される用紙Pの排出方向を切り換える切 換爪21を図示しないソレノイドによって回動可能に設け、それによって用紙P が直進排出路22と反転排出路23とに選択的に進行方向が変えられるようにし ている。
【0020】 一方、装置本体10の上方には、光学系24を設け、それによって自動原稿給 送装置20によりコンタクトガラス25上の所定の位置に給送された原稿Dを露 光して、その反射光を感光体ドラム13上に結像させる。
【0021】 また、装置本体10の左側面に、自動原稿給送装置20によって給送された原 稿Dに対する複写画像が形成された用紙Pを画像形成面を上向きにした状態で排 紙する第1排紙部となる本体側部排紙部26を、前面に画像形成面を下向きにし て排紙する第2排紙部となるフロント排紙部27をそれぞれ設け、この2つの排 紙部に用紙Pを選択的に排出可能にしている。
【0022】 そのフロント排紙部27の下部には、コピー用の用紙Pを給紙するための給紙 部18が設けられている。
【0023】 自動原稿給送装置20は、図2に示すように原稿テーブル31上にセットされ た複数枚の原稿D(D1 〜D3 を図示している)を、最上位の原稿から順次給送 する上面給紙手段30と最下位の原稿から順次給送する下面給紙手段40とを備 えている。
【0024】 そして、この自動原稿給送装置20では、原稿テーブル31上に原稿Dをセッ トする際には画像面側(図2では黒三角印で示している)を上向きにして、それ が複数頁ある場合には上側を1頁目にする。
【0025】 上面給紙手段30は、原稿テーブル31上にセットされた原稿Dの最上位の紙 面に接触可能な上呼出しコロ32と、その給送下流側に設けられている矢示A方 向に回転可能な上面給紙ローラ33と、下面給紙手段40の一部も兼ね、図2に 示す位置から先端側が上方へ向けて移動可能な回動式の案内板(底板)34、及び 中間コロ35等からなる。
【0026】 また、下面給紙手段40は、原稿テーブル31上にセットされた原稿Dの最下 位の原稿(図2の場合にはD3 )の下面に接触可能な半月状の下呼出しコロ61 と、その給送下流側に設けられている矢示B方向に回転可能な下面給紙ローラ3 7と、上述したように上面給紙手段30の一部も兼ねている案内板34及び中間 コロ35等からなる。
【0027】 その上,下の給紙ローラ33,37と中間コロ35は、その中間コロ35を間 に挟むようにして縦方向に略一線状に配列してあり、上面給紙ローラ33が中間 コロ35に、また下面給紙ローラ37が中間コロ35にそれぞれ原稿の給送に適 した所定の加圧力で接している。
【0028】 上呼出しコロ32は、上面給紙ローラ33を支持するローラ軸38に回動可能 に取付けられた図示しないアームに回転可能に支持されており、そのローラ軸3 8との間に図示しないプーリを介して張装したタイミングベルトによって矢示C 方向に回転駆動される。
【0029】 また、下呼出しコロ61は、外周の一部を平面状にカットして半月状にしたコ ロであり、給送時以外の通常の状態ではその平面部分が原稿テーブル31の下面 に対向する位置にあり、その状態ではコロの円弧部分が原稿テーブル31の上面 から上方へ突出しないようになっていて、原稿給送時にそれが一回転して、その 円弧部分が最下位の原稿D3 の下面に接触してそれを図2で左方へ給送する。
【0030】 案内板34は、原稿テーブル31上にセットされた原稿Dを、上面給紙ローラ 33と中間コロ35との間あるいは下面給紙ローラ37と中間コロ35との間へ 選択的に案内するためのものであり、その位置がソレノイド41をオン・オフさ せることによって図2(オフ時)と図3に示す位置とに切り換えられる。 なお、この案内板34は、モータを使用して図2に示す位置から図3に示す位 置へ向けて段階的に回動角を変えられるようにしてもよい。
【0031】 また、この複写機は、自動原稿給送装置20全体の制御を行うと共に原稿テー ブル31上にセットされた複数枚の原稿Dを、最上位の原稿から順次給送する上 面給紙手段30と最下位の原稿から順次給送する下面給紙手段40のいずれか一 方を選択的に切り換えて有効にする制御も行う図1に示す制御装置50を備えて いる。
【0032】 そして、その制御装置50は、オペレータが排紙部選択キー51によって本体 側部排紙部26又はフロント排紙部27のいずれかを選択することによって排紙 部選択信号が出力されると、それに連動して有効にする(使用する)上下の給紙 手段を選択する制御を行う。
【0033】 すなわち、本体側部排紙部26が選択されたときには下面給紙手段40を選択 し、フロント排紙部27が選択されたときには上面給紙手段30を選択するよう に制御する。
【0034】 したがって、この実施例ではこの制御装置50が、上面給紙手段30と下面給 紙手段40のいずれか一方を選択的に切り換えて有効にする給紙切換手段として 機能する。
【0035】 この制御装置50は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU) と、自動原稿給送装置20及び複写機の制御に必要なプログラムを含む各処理プ ログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモ リであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピユータである 。
【0036】 この制御装置50は、装置本体10の操作パネル上に設けられている排紙部選 択キー51から排紙部選択信号を入力すると共に、その他の各種キーより各種の 指示信号を入力し、自動原稿給送装置20及び複写機の各部に配設されている各 種のセンサ類からは各種の検知信号をそれぞれ入力する。
【0037】 そして、案内板34を回動させるソレノイド41に対して案内板34の位置を 切換えるための信号を、駆動モータ(図示せず)からの駆動力を接離することに よって上面給紙手段30と下面給紙手段40のいずれか一方を選択的に切り換え て有効にする電磁クラッチ52,53に対してはクラッチ駆動信号をそれぞれ出 力すると共に、その他の各種駆動系に対しては各種の信号をそれぞれ出力する。
【0038】 図4は、その制御装置50が実行する給紙手段選択処理に関するルーチンを示 すフロー図である。 制御装置50は、このルーチンがスタートすると、まずステップ1で本体側部 排紙部26が排紙部選択キー51(図1)によって選択されているか否かを判断 し、それが選択されていればステップ2ヘ進んで下面給紙手段40により原稿テ ーブル31上の原稿Dを最下位側から順次給紙する下面給紙処理を実行し、それ が終了するとメインルーチンへリターンする。
【0039】 すなわち、図2に示すソレノイド41をオフ状態のままにして案内板34を同 図に示す位置に保ち、下呼出しコロ61を矢示方向に1回転させると共に、各コ ロ及びローラをそれぞれ回転させて図2において最下位の原稿D3 から、その先 端を下面給紙ローラ37と中間コロ35との間へ向けて送り出し、それを下面給 紙ローラ37によってコンタクトガラス25へ向けて給送する。
【0040】 一方、ステップ1の判断で本体側部排紙部26が選択されていなくてステップ 3へ進んだ場合には、フロント排紙部27が選択されているか否かを判断し、そ れが選択されていなければまだ排紙部選択キー51(図1)によって排出先が指 示されていないのでそのままメインルーチンへリターンするが、それが選択され ていればステップ4ヘ進んで上面給紙手段30によって原稿テーブル31上の原 稿Dを最上位側から順次給紙する上面給紙処理を実行し、それが終了するとメイ ンルーチンへリターンする。
【0041】 すなわち、図2のソレノイド41を今度はオン状態にして案内板34を図3に 示す位置に回動させ、上呼出しコロ32を図示しないソレノイドをオンさせるこ とによって下降させて最上位の原稿の上面に接する図示の位置にして、各コロ及 びローラをそれぞれ回転させて図3において最上位の原稿D1 から、その先端を 上面給紙ローラ33と中間コロ35との間へ向けて送り出し、それを上面給紙ロ ーラ33によってコンタクトガラス25へ向けて給送する。
【0042】 なお、この際に下呼出しコロ36は、図3に示すように平面部分が原稿テーブ ル31の下面に対向した位置にある。 そして、そのコンタクトガラス25上の所定の位置に給送された原稿は、そこ で画像(原稿像)が走査された後、図2に示す搬送ベルト43によって同図で左 方へ搬送され、仮想線で示す位置に切り換えられている分岐爪44に案内されて 排紙ローラ45によって原稿受け46上へ排出される。
【0043】 このように、この実施例によれば、原稿の複写画像が形成された用紙を排出す る排紙部に図1に示す本体側部排紙部26を選択したときには下面給紙手段40 が自動的に選択され、フロント排紙部27を選択したときには上面給紙手段30 が自動的に選択されるので、用紙の排出先をそのいずれを選択しても用紙を頁順 に揃えて排出させることができる。
【0044】 すなわち、図5に示すように、例えば原稿Dが全部で3頁であるときに、排紙 部に本体側部排紙部26を選択したときには、下面給紙が行われて最下位の原稿 D3 (3頁目)から順次給送されるため、同図に示すようにその各原稿D3 〜D 1 に対応する複写画像が形成された用紙が、用紙P3 (D3 の原稿に対応する) →P1 の順に本体側部排出部26に画像面を上向きにした状態で順次排出される ので、1頁目の画像に対応する複写画像が形成された1頁目の用紙P1 が最上位 になって頁順に揃う。
【0045】 また、排紙部にフロント排紙部27を選択したときには上面給紙が行われるの で、この場合には原稿は最上位の原稿D1 (1頁目)から順次給送されるため、 図6に示すようにその各原稿D1 〜D3 に対応する複写画像が形成された用紙が 、用紙P1 →P3 の順に位置が切り換えられた切換爪21に案内されて反転排出 路23を通過することによって表裏が反転されて、画像面側を下向きにした状態 で順次排出される。
【0046】 そのため、1頁目の画像に対応する複写画像が形成された1頁目の用紙P1 が 最下位になって画像面を下側にした状態で頁順に揃う。
【0047】 図7は、異なるタイプの案内板を使用した実施例を示す図2と同様な概略構成 図であり、図2に対応する部分には同一の符号を付してある。 この実施例は、図2の実施例に対し回動式の案内板34に代えて進退式の案内 板64にして固定ガイド部材65を追加した点のみが異なる。
【0048】 案内板64は、図8に示すように、下部がレバー72の一端に回動可能に支持 されており、そのレバー72の他端は図示しない装置固定部に矢示H方向に回動 可能に支持され、その中間部に案内板64を上方へ付勢するスプリング73を係 着すると共に、ソレノイド74の可動軸に回動可能に連結したリンクロッド75 を枢着している。
【0049】 そして、この案内板64を、その先端(上端)が上面給紙ローラ33と中間コ ロ35とのニップに近接する位置に移動可能に配設すると共に、それを原稿テー ブル31の上面(原稿搬送面)に対して傾斜させて配置し、ソレノイド74がオ フの時には図8に実線で示すようにその先端側が原稿テーブル31の上面から突 出して上面給紙ローラ33と中間コロ35のニップ部へ最上位の原稿D1 を案内 する位置になり、ソレノイド74がオンの時には仮想線で示す位置に下降して先 端部が原稿テーブル31の上面よりも下側へ待避するようにしている。
【0050】 また、その案内板64が突出した際にその下側になり、案内板64が原稿テー ブル31の下側へ待避した際に原稿テーブル31上の原稿を中間コロ35と下面 給紙ローラ37とのニップ部へ案内する固定ガイド部材65を、中間コロ35に 近接させて配置している。
【0051】 この実施例によれば、図2の実施例の場合には上面給紙の場合に原稿テーブル 31上の原稿枚数が多いときには、案内板34の回動角をその枚数に応じて変化 させて最上位の原稿先端の位置が上面給紙ローラ33と中間コロ35とのニップ へ確実に導ける位置に調整する必要があったが(例えばモータを使った機構で回 動角を変えられるようにする)、そのような必要がない。
【0052】 すなわち、図2の実施例の場合には、上面給紙の場合に案内板34の回動角度 が原稿テーブル31上の原稿の積載枚数に関係なく常に一定である場合には、そ の枚数が多かった場合には最上位の原稿先端が上面給紙ローラ33と中間コロ3 5とのニツプ部よりも大幅に上方へ位置するようになってしまうため、原稿給送 時にジャムが発生する恐れがあった。
【0053】 しかしながら、この実施例によれば案内板64は進退式であるため、上面給紙 の際にはその案内板64が図8に実線で示す位置に移動するため、原稿テーブル 31上に原稿Dが、その最上位の紙面の位置が上面給紙ローラ33と中間コロ3 5とのニツプを大幅に越えない範囲で多数枚積載されているときであっても、そ の原稿は最上位のものからその案内板64の斜面に沿って順次上面給紙ローラ3 3と中間コロ35とのニツプ部に確実に案内されるため、ジャム発生の恐れがな い。
【0054】 以上、各実施例について説明してきたが、図2及び図7において、中間コロ3 5の回転方向を上面給紙ローラ33及び下面給紙ローラ37の給送方向に逆らう 方向に回転させたり、あるいは停止状態にして、その縦に配列した上面給紙ロー ラ33と下面給紙ローラ37と中間コロ35を、原稿を1枚に分離する分離部と して使用してこれらのローラと分岐爪44との間の搬送路上に別に給送ローラを 配設するようにして、自動原稿給送装置を構成するようにしてもよい。
【0055】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、原稿テーブル上にセットした複数枚 の原稿を、給紙切換手段によって最上位の原稿からと最下位の原稿からのいずれ からも選択的に順次給送させることができるので、複写画像が形成された用紙を 排出する排紙部に、画像形成面を上向きにして排紙する第1排紙部と画像形成面 を下向きにして排紙する第2排紙部のいずれを選択しても、用紙を頁順に揃えて 排出させることができる。
【0056】 また、第1排紙部が選択されたときには下面給紙手段が、第2排紙手段が選択 されたときには上面給紙手段がそれぞれ自動的に選択されるようにすれば、オペ レータは排紙部を選択するだけで上,下の給紙手段が自動的に選択されるので、 複写画像が形成された用紙を確実に頁順に揃えて各排紙部にそれぞれ排出させる ことができる。
【0057】 そして、その上面給紙手段及び下面給紙手段が、上面給紙用のローラ及び下面 給紙用のローラと、原稿テーブル上にセットされた原稿をその各ローラによる給 紙位置へそれぞれ案内する位置に移動可能な案内板とを有するようにすれば、そ の案内板の位置を移動させるだけの機構により、原稿の先端を上面給紙用と下面 給紙用の各ローラによる給紙位置へそれぞれ移動させて、それを給送させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である自動原稿給送装置搭
載の複写機を制御系と共に示す全体構成図である。
【図2】同じくその自動原稿給送装置を示す構成図であ
る。
【図3】図2の自動原稿給送装置の案内板34が上面給
紙側に回動した状態を示す概略図である。
【図4】図1の制御装置50が実行するルーチンを示す
フロー図である。
【図5】図1の複写機で本体側部排紙部26を選択した
際の用紙の排出状態を示した説明図である。
【図6】同じくフロント排紙部27を選択した際の用紙
の排出状態を示した説明図である。
【図7】自動原稿給送装置搭載の複写機における異なる
タイプの案内板を使用した例を示す図2と同様な構成図
である。
【図8】同じくその案内板とその駆動系を示した構成図
である。
【図9】従来の自動原稿給送装置搭載の複写機で本体側
部排紙部を選択した際の用紙の排出状態を示した説明図
である。
【図10】同じくその複写機でフロント排紙部を選択し
た場合に頁順が逆になる様子を説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
10 装置本体 20 自動原稿
給送装置 26 本体側部排紙部(第1排紙部) 27 フロント
排紙部(第2排紙部) 30 上面給紙手段 31 原稿テー
ブル 33 上面給紙ローラ 34,64 案
内板 35 中間コロ 37 下面給紙
ローラ 40 下面給紙手段 50 制御装置 65 固定ガイド部材 D 原稿 P 用紙

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動原稿給送装置を搭載し、それによっ
    て給送される原稿の複写画像が形成された用紙を、画像
    形成面を上向きにして排紙する第1排紙部と画像形成面
    を下向きにして排紙する第2排紙部とに選択的に排出可
    能な複写機において、前記自動原稿給送装置の原稿テー
    ブル上にセットされた複数枚の原稿を、最上位の原稿か
    ら順次給送する上面給紙手段と最下位の原稿から順次給
    送する下面給紙手段と、前記上面給紙手段と下面給紙手
    段のいずれか一方を選択的に切り換えて有効にする給紙
    切換手段とを設けたことを特徴とする自動原稿給送装置
    搭載の複写機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動原稿給送装置搭載の
    複写機において、前記給紙切換手段が排紙部の選択に連
    動して作動し、前記第1排紙部が選択されたときには前
    記下面給紙手段を選択し、前記第2排紙部が選択された
    ときには上面給紙手段を選択するようにしたことを特徴
    とする自動原稿給送装置搭載の複写機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動原稿給送装置搭載の
    複写機において、前記上面給紙手段及び下面給紙手段
    が、上面給紙用のローラ及び下面給紙用のローラと、前
    記原稿テーブル上にセットされた原稿を前記各ローラに
    よる給紙位置へそれぞれ案内する位置に移動可能な案内
    板とを有することを特徴とする自動原稿給送装置搭載の
    複写機。
JP5673291U 1991-06-25 1991-06-25 自動原稿給送装置搭載の複写機 Pending JPH052156U (ja)

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JP5673291U JPH052156U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 自動原稿給送装置搭載の複写機

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JP5673291U JPH052156U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 自動原稿給送装置搭載の複写機

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JPH052156U true JPH052156U (ja) 1993-01-14

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JP5673291U Pending JPH052156U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 自動原稿給送装置搭載の複写機

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