JPH0521453Y2 - - Google Patents

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JPH0521453Y2
JPH0521453Y2 JP9320288U JP9320288U JPH0521453Y2 JP H0521453 Y2 JPH0521453 Y2 JP H0521453Y2 JP 9320288 U JP9320288 U JP 9320288U JP 9320288 U JP9320288 U JP 9320288U JP H0521453 Y2 JPH0521453 Y2 JP H0521453Y2
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、バスの前面窓ガラスにおける内面に
配され運転手などの目に直射日光が入るのを防ぐ
バス用サンバイザー装置に関する。
[従来の技術] 第5図は、従来のサンバイザー装置の一例を示
したものである。このサンバイザー装置50は、
ブラケツト51と、このブラケツト51に一端が
固定された主シヤフト52および補助シヤフト5
3と、アクリル樹脂などで板状に形成されて主シ
ヤフト52を軸に回転自在に取り付けられたサン
バイザー54などで構成され、車体にブラケツト
51が取り付けられて配されている。そして、運
転手の目に直射日光が入つて眩しさを感じるよう
な場合、サンバイザー54を図中矢印F−G方向
に回転させて日射が運転手の目に入らないように
調整される。
[考案が解決しようとする課題] ところで、最近のバス車体は大型化する傾向に
ある。特に観光バスなどにあつては眺望視界を確
保する目的で前面窓が大きくなり、横幅寸法が約
2.5メートル、高さ寸法が約2.2メートルほどもあ
るのが流行している。
しかしながら、このように前面窓が大きくなつ
たバスにおいて、運転手の直前に比較的小さなサ
ンバイザー54を配したサンバイザーの構造で
は、サンバイザーとして役に立たなくなつてい
る。このため、サンバイザー54の位置および角
度の調整がもう少し自由に得られ、簡単に遮光調
整し得る構造が望まれている。
また、サンバイザー54が取り付けられる位置
も比較的高い位置に取り付けられる。したがつ
て、運転中にサンバイザー54の位置を変えるに
は身を大きく動かさねばならないので危険が伴
い、操作が不可能に近かつた。このため、サンバ
イザー54を運転に適した状態に調整できないま
ま運転を続けなければならない場合もあり、運転
手の疲労を大きくして安全走行上も問題があつ
た。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は操作が簡単で、かつサンバイザ
ーの調整位置および調整角度を大きく確保するこ
とのできる構造にしたバス用サンバイザー装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、バスの前面
窓カラスの内面に配されるバス用サンバイザー装
置であつて、車体に固定される固定側ブラケツト
と、前記固定側ブラケツトを中心に回転可能な可
動側ブラケツトと、一方が前記固定側ブラケツト
に他方が前記可動側ブラケツトにそれぞれ取り付
けられて互いに噛み合わされている第1の歯車対
と、前記可動側ブラケツトに一端が取り付けられ
て他端が前記固定側ブラケツトと直交する方向に
延びるパイプ状の固定側ステーと、回転自在に前
記固定側ステーと同心的に配された可動側ステー
と、一方が前記固定側ステーに他方が前記可動側
ステーにそれぞれ取り付けられて互いに噛み合わ
されている第2の歯車対と、前記第1の歯車対と
動力連結された第1のモータと、前記第2の歯車
対と動力連結された第2のモータと、前記可動側
ステーと一体に回転可能にして配されたサンバイ
ザーとを備えた構成にしたものである。
[作用] 上記構成によれば、第1のモータおよび第2の
モータを操作する制御用スイツチ手段を運転席な
どに設け、この制御用スイツチ手段で第1のモー
タを駆動させると固定側ブラケツトに対して可動
側ブラケツトを回転させることができる。一方、
同じく制御用スイツチ手段で第2のモータを駆動
させると固定側ステーに対してサンバイザーを回
転させることができ、第1のモータによる調整と
は別の直交する方向における調整ができる。すな
わち、運転席に座りながらサンバイザーのX−Y
方向の調整が簡単にできる。また、このX−Y方
向への回動調整によつて調整位置および調整角度
を大きく確保することができ、大きな範囲にわた
つての遮光調整が可能になる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳
細に説明する。
第1図は、本考案に係るサンバイザー装置を適
用したバスの正面図を概略的に示したものであ
る。そして、このバス1において前面窓ガラス2
の内面には運転席側に対応してサンバイザー装置
3が配され、逆に補助席側に対応してステツカー
差し装置4などが配されている。
また、サンバイザー装置3の単体の構造は、第
2図乃至第4図に詳細に示している。すなわち、
サンバイザー装置3は、固定側ブラケツト5と、
可動側ブラケツト6と、補助可動側ブラケツト1
9と、一対の歯車対7,8(第4図参照)と、固
定側ステー9と、可動側ステー10と、第2の歯
車対11,12(第3図参照)と、第1のモータ
13と、第2のモータ14およびサンバイザー1
5などで構成されている。
さらに詳述すると、固定側ブラケツト5は、取
付片部16と、この取付片部16の上下に離間
し、かつ同心的に配された上下の筒状部17A,
17Bとで構成されている。また、取付片部16
には、取付ねじ(不図示)を介して車体に取り付
けられる取付孔18が設けられている。さらに、
上側筒状部17Aの上面と下側筒状部17Bの下
面には、それぞれキヤツプ20が取り付けられて
いる。これらキヤツプ20は、このキヤツプ20
の中央を貫通して取り付けられたボルト21と、
このボルト21に締め付けられるナツト22とで
上下端において支持されている。また、ボルト2
1の中間部分には、上下の筒状部17A,17B
との間に位置して傘歯車7が固定されている。
次に、固定側ステー9はパイプ状に形成されて
おり、一端側は可動側ブラケツト6にこの可動側
ブラケツト6内に通じた状態で溶接などによつて
固定されている。そして、固定側ステー9の一端
側における上下の部分には取付用のボス穴23が
設けられ、他端側における上下の部分には取付用
のボス穴24が設けられている。また、他端側に
は小径部25が設けられて大径部26との間に段
差部27が形成された状態になつている。さら
に、固定側ステー9の外側には、同じくパイプ状
をした補助ステー28の一端が取り付けられてお
り、この補助ステー28の他端側は環状をした補
助可動ブラケツト19の外周面に溶接で固定され
ている。
一方、補助ステー28の他端側が固定されてい
る補助可動ブラケツト19は、上部筒状部17A
の外周面に回転自在に取り付けられている。ま
た、固定側ステー9の一端側が固定されている可
動側ブラケツト6は略筒状に形成され、開口29
に対応して上部筒状部17Aと下部筒状部17B
との外周に共通にまたがつた状態で配され、固定
側ブラケツト5に対して回動自在になつている。
次に、第1のモータ13は、正逆転可能なモー
タで構成され、固定側ステー9の一端側における
内部に配されている。また、第1のモータ13の
一端面には一対の突出片30が設けられ、この突
出片30にボス穴23と対応したねじ穴31が形
成されている。そして、ボス穴23を通してねじ
穴31に取り付けられるビス32の締め付けによ
つて固定側ステー9の内部に固定されている。さ
らに、突出片30が形成されている一端面側には
出力軸13Aが突出されており、この出力軸13
Aの先端には傘歯車7と噛合された傘歯車8が取
り付けられている。そして、この第1のモータ1
3は、補助ステー28内を通るリード線33を介
して、運転席の近傍における制御スイツチボツク
ス(不図示)内に接続されている。
可動側ステー10は、補助円筒部材34を介し
て固定側ステー9の他端側に延長した状態で円心
的に配されている。その補助円筒部材34は、固
定側ステー9の小径部25に対応した外径寸法を
有する筒状部35と、固定側ステー9の大径部2
6に対応した外径寸法を有する鍔状部36とを一
体に有し、鍔状部36を固定側ステー9の段差2
7に当接位置決めさせ、固定側ステー9に対して
回転自在に配されている。また、補助円筒部材3
4の円周面には内歯車12が形成されており、さ
らに固定側ステー9より突出された部分にはねじ
穴37が設けられている。一方、可動側ステー1
0は、一端側の内径寸法が筒状部35の外径寸法
に対応されて形成され、筒状部35が一端側に差
し込まれた状態で取り付けられている。そして、
ねじ穴37と対応した位置にはボス穴38が設け
られており、このボス穴38を通つてねじ穴37
にねじ止めされたビス39によつて、可動側ステ
ー10と補助円筒部材34とが互いに固定されて
いる。
第2のモータ14は正逆転可能なモータで、固
定側ステー9の他端側における内部に配されてい
る。また、第2のモータ14の一端面側には一対
の突出片46が設けられている。この突出片46
にはボス穴24と対応するねじ穴41が形成され
ており、このボス穴24を通してねじ穴41に取
り付けられるビス42の締め付けによつて、第2
のモータ14が固定側ステー9の内部に固定され
ている。さらに、突出片46が形成された一端面
側と反対側の面からは出力軸14Aが突出されて
おり、この出力軸14Aの先端に歯車11が取り
付けられている。なお、この歯車11は補助円筒
部材34の内周面に形成されている内歯車12と
噛み合つた状態で配されている。そして、この第
2のモータ14は補助ステー28内を通るリード
線43を介して、運転席の近傍における上記制御
スイツチボツクスに接続されている。
次に、サンバイザー15はアクリル樹脂などで
板状に形成されている。そして、上部一端側は可
動側ステー10にブラケツト44を介して固定さ
れ、上部他端側は固定側ステー9にブラケツト4
5を介して回動自在に取り付けられている。
このように構成されたサンバイザー装置3は、
固定側ブラケツト5における取付片部16の取付
孔18に差し込まれるビス(不図示)を示して車
室内で前面窓の上部に固定される。そして、この
サンバイザー装置3において、運転席の近傍に設
けられた制御スイツチボツクスに設けられたスイ
ツチ(不図示)を介して、第1のモータ13を正
または逆方向に回転させると、第1のモータ13
と一体に傘歯車8が回転される。すると、傘歯車
7は固定側ブラケツト5に対して固定されている
ので傘歯車7は回転せず、この傘歯車7の周囲を
傘歯車8が噛み合つたまま回転する状態になる。
また、この回転で可動側ブラケツト6が固定側ブ
ラケツト5を支点に回動した状態になり、これに
よつてサンバイザー15が第2図中で矢印B−C
で示す水平方向に移動される。そして、所望の位
置まで回動したら上記スイツチを切る。すると、
矢印B−C方向に調整した位置でサンバイザー1
5を保持させることができる。また、この回動量
は90度だけ回転可能になつており、図示しなすが
両回動端においては第1のモータ13への供給電
流が自動的に切れる。
次に、運転席の近傍に設けられた上記制御スイ
ツチボツクスにおける別のスイツチ(不図示)を
介して、第2のータ14を正または逆方向に回転
させると、第2のモータ13と一体に歯車11が
回転される。すると、歯車11は歯車12と噛み
合つているので、補助円筒部材34と可動側ステ
ー10とが一体に回転され、サンバイザー15と
ともに第2図中で矢印D−Eで示す直角方向の移
動が得られる。そして所望の位置まで回動したら
上記スイツチを切る。すると、この矢印D−E方
向に調整した位置でサンバイザー15を保持させ
ることができる。また、この回動量は180度だけ
回転可能になつており、図示しないが両回動端に
おいては第2のモータ14への供給電流が自動的
に切れる。
したがつて、このように構成されたバス用サン
バイザー装置では、運転席においてスイツチ操作
を行い、第1のモータ13と第2のモータ14と
を択一的に駆動制御すると、この制御でサンバイ
ザー15が第2図中の矢印B−C方向に約90度、
また矢印D−E方向に約180度の範囲内でそれぞ
れ任意の位置に回動調整させることができる。す
なわち、この回動でサンバイザー15を最適な位
置および角度に調整することができる。これによ
り、従来のバスにおけるサンバイザー装置のよう
にサンバイザーを直接手で触れて調整しなくても
良いので操作性が向上する。さらに、運転席に座
つたままでも簡単に調整することができる構造に
することが可能になるので、サンバイザー15を
調整して運転手の運転し易い環境を簡単に作るこ
とができる。この結果、運転手などの疲労を軽減
させることができ、安全性の向上が図れる。
なお、上記実施例では運転席側だけにサンバイ
ザー装置3を設けた構造を開示したが、これは補
助席側にも同様にして設けても良いことは勿論で
ある。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係るバス用サン
バイザー装置によれば、第1のモータおよび第2
のモータを操作する制御用スイツチ手段を運転席
などに設け、この制御用スイツチ手段で第1のモ
ータを駆動させると固定側ブラケツトに対して可
動側ブラケツトを回転させることができる。一
方、同じく制御用スイツチ手段で第2のモータを
駆動させると固定側ステーに対してサンバイザー
を回転させることができ、第1のモータによる調
整に対して直交する方向の調整が運転席に座りな
がら簡単にできる。この結果、操作性が向上し、
同時に安全性も向上する。また、このX−Y方向
への回動調整によつて調整位置および調整角度を
大きく確保することができ、より大きな範囲にわ
たつての調整が可能になるので、実用性の向上が
図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサンバイザー装置を適用
したバスの概略正面図、第2図は同上サンバイザ
ー装置を単体で示した斜視図、第3図は第2図の
A部拡大断面図、第4図は同上サンバイザー装置
の要部拡大断面図、第5図は従来におけるサンバ
イザー装置の一例を示した斜視図である。 1……バス、2……前面窓ガラス、3……サン
バイザー装置、5……固定側ブラケツト、6……
可動側ブラケツト、7,8……第1の歯車対、9
……固定側ステー、10……可動側ステー、1
1,12……第2の歯車対、13……第1のモー
タ、14……第2のモータ、15……サンバイザ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バスの前面窓ガラスの内面に配されるバス用サ
    ンバイザー装置であつて、車体に固定される固定
    側ブラケツトと、前記固定側ブラケツトを中心に
    回転可能な可動側ブラケツトと、一方が前記固定
    側ブラケツトに他方が前記可動側ブラケツトにそ
    れぞれ取り付けられて互いに噛み合わされている
    第1の歯車対と、前記可動側ブラケツトに一端が
    取り付けられて他端が前記固定側ブラケツトと直
    交する方向に延びるパイプ状の固定側ステーと、
    回転自在に前記固定側ステーと同心的に配された
    可動側ステーと、一方が前記固定側ステーに他方
    が前記可動側ステーにそれぞれ取り付けられて互
    いに噛み合わされている第2の歯車対と、前記第
    1の歯車対と動力連結された第1のモータと、前
    記第2の歯車対と動力連結された第2のモータ
    と、前記可動側ステーと一体に回転可能にして配
    されたサンバイザーとを備えてなることを特徴と
    するバス用サンバイザー装置。
JP9320288U 1988-07-14 1988-07-14 Expired - Lifetime JPH0521453Y2 (ja)

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JP9320288U JPH0521453Y2 (ja) 1988-07-14 1988-07-14

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JPH0213820U JPH0213820U (ja) 1990-01-29
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JP2013056592A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Denso Corp 車両用防眩装置

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