JPH05213328A - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JPH05213328A
JPH05213328A JP3706292A JP3706292A JPH05213328A JP H05213328 A JPH05213328 A JP H05213328A JP 3706292 A JP3706292 A JP 3706292A JP 3706292 A JP3706292 A JP 3706292A JP H05213328 A JPH05213328 A JP H05213328A
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label
sticking
base paper
adhesive layer
suction
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Yasuhiro Yamaguchi
口 保 博 山
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Osaka Sealing Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 美麗にラベルをカットし、かつ被貼付物に貼
付けすることができる、ラベル貼付装置を提供する。 【構成】 ラベル基材26の裏面にホットメルト型接着
剤層28が形成され、かつ印刷時の流れ方向にのみ直線
または曲線等の刃型加工により、ラベル基材26の両側
端と接しない位置において部分切断されてラベル38形
状に近似した形状に成形されたラベル原紙22を供給す
る、ラベル供給装置12と、ラベル供給装置12より供
給されたラベルのホットメルト型接着剤層28を加熱す
る加熱装置42と、ホットメルト型接着剤層28が活性
化されたラベル38を被貼付物Aに貼付けする貼付手段
44とを有するラベル貼付装置10とを備え、ラベル供
給装置12は、ラベル原紙22の部分切断された切断部
30aおよび30bが連結するように巾方向に切断して
所定のラベル形状に成形するラベル成形装置24を有す
る、ラベル貼付装置10である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラベルを被貼付物に
貼付けするラベル貼付装置に関し、特にたとえば剥離紙
を有せず、予めラベル形状に近似した形状に成形された
ノンセパ型のラベル原紙を切断しながら所定のラベル形
状に成形して被貼付物に貼付けするラベル貼付装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のノンセパ型のラベルの貼付装置
は、通常のラベル原紙をその両側端にまたがって巾方向
においてすべての部分をカットすることにより所定のラ
ベル形状に成形し、たとえば円筒ドラムに吸引すること
により、被貼付物に供給し、該ドラムより被貼付物表面
に貼るように構成されている。そして、従来のノンセパ
型ラベルの貼付装置は、ラベル原紙の位置をたとえば光
電管やセンサによって検知して、その位置決めを行い、
カットするように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のノンセパ型
ラベルの貼付装置は、ラベルとなるラベル原紙の位置を
検知するため、光電管やセンサによる検知のための検知
マークを印刷できない場合検知精度を上げることができ
ず、また、検知マークを印刷すると美しさを損なう。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、美
麗にラベルをカットし、かつ被貼付物に貼付けすること
ができる、ラベル貼付装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ラベル基材
の裏面にホットメルト型接着剤層が形成され、かつ印刷
時の流れ方向にのみ直線または曲線等の刃型加工によ
り、ラベル基材の両側端と接しない位置において部分切
断されてラベル形状に近似した形状に成形されたラベル
原紙を供給する、ラベル供給装置と、ラベル供給装置よ
り供給されたラベルのホットメルト型接着剤層を加熱す
る加熱装置と、ホットメルト型接着剤層が活性化された
ラベルを被貼付物に貼付けする貼付手段とを有するラベ
ル貼付装置とを備え、ラベル供給装置は、ラベル原紙の
部分切断された切断部が連結するように巾方向に切断し
て所定のラベル形状に成形するラベル成形装置を有す
る、ラベル貼付装置である。
【0006】
【作用】ラベル供給装置は、ラベル基材において、印刷
時の流れ方向にのみ直線または曲線等の刃型加工によ
り、ラベル基材の両側端と接しない位置において部分切
断されてラベル形状に近似した形状に成形されたラベル
原紙を、部分切断された部分が接続するように巾方向に
切断して所定のラベル形状に成形する。
【0007】ラベル貼付装置は、ラベルのホットメルト
型接着剤層を加熱し、該ホットメルト型接着剤層が活性
化されたラベル原紙を、被貼付物に貼付けする。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、ラベル原紙には、ホッ
トメルト型接着剤層が形成され、かつ印刷時の流れ方向
にのみ直線または曲線等の刃型加工により、ラベル基材
の両側端と接しないように部分切断されてラベルの形状
に近似した形状に成形されたラベル原紙を用いるので、
剥離紙が不要となり、その分ごみの発生を抑え、地球的
環境の保護を達成することができる。
【0009】しかも、ラベル原紙は、刃型加工によりラ
ベル形状に近似した形状に成形されているために、被貼
付物に貼付けするときには、ラベル原紙の一部を巾方向
に切断して所定のラベル形状に成形するのみである。そ
のため、ラベルの成形には、熟練等を要せず、美麗にカ
ットすることができる。
【0010】しかも、ラベルの周囲には、刃型加工より
側端縁側にある程度ラベルを保護する部分が存在するの
で、ラベル原紙の運搬時等において、ラベル、特にラベ
ルの側面を傷めることがない。また、ラベル原紙を切断
するに際し、ラベルを保護する部分に所定の検知マーク
等を印刷しておくことができるので、ラベル原紙の移送
を正確に行うことができ、切断精度をアップさせること
ができる。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例たるラベル貼付装
置の斜視図であり、図2は図1図示実施例の一部を断面
とした正面図である。
【0013】このラベル貼付装置10は、ラベルを供給
するラベル供給装置12を含む。このラベル供給装置1
2は、ワインディングリール14とラベル検知器16と
ラベル送りローラ18と巻取りロール20とを備えてい
る。そして、ラベル原紙22が回転自在にワインディン
グリール14に保持され、このラベル原紙22は、ラベ
ル送りローラ18を介してラベル検知器16を通過させ
てから、巻取りロール20で巻取られる間において、ラ
ベルを成形するラベル成形装置24が設けられている。
【0014】ラベル原紙22は、図3に示すように、紙
などからなる帯状のラベル基材26の表面上に適宜なラ
ベルの形状に相当する画線が印刷されるとともに、この
ラベル基材26の表面にラベルと相当する画線を印刷す
る印刷時の流れ方向にのみ、直線または曲線等の刃型加
工により、ラベル基材26の両側端と接しないように部
分切断されて部分切断部30aおよび30bが形成さ
れ、この部分切断部30aおよび30bにより、ラベル
形状に近似した形状に成形されている。そして、ラベル
基材26の裏面には、ホットメルト型接着剤層28が形
成されている。
【0015】このラベル基材26に形成される部分切断
部30aおよび30bは、ラベル基材26の表面より裏
面に達するように、たとえばダイロールでラベルの上縁
と下縁に対応して予備的に刃型加工をすることにより形
成されている。この予備的な刃型加工は、印刷時のラベ
ル基材26の流れ方向にのみ形成されているので、ラベ
ル基材26を構成する紙の紙力は落ちない。
【0016】また、本実施例においては、ラベル基材2
6を構成する紙の抄紙方向と平行に両側縁が成形されて
いるので、後述するようにラベルの切断装置でラベル基
材26を切断する場合に、切断刃の切断長さが短くな
り、しかも紙の抄紙方向に対して一方向となるので、切
断の効率を上げることができるとともに、切断刃の切れ
味を長く良好に保つことができる。
【0017】また、ラベル基材26の裏面に形成された
ホットメルト型接着剤層28としては、たとえば、ディ
レードタック性をもち、基本的には重合体と、固体可塑
剤とからなり、好ましくは粘着付与剤を含有し、さらに
老化防止剤やその他の添加物を加える場合もある。
【0018】重合体の例としては、ポリ酢酸ビニル,ポ
リメタクリル酸ブチル,塩化ビニル−塩化ビニリデンコ
ポリマ,合成ゴム,酢酸ビニル−アリル酸2−エチルヘ
キシルコポリマ,酢酸ビニル−エチレンコポリマ,ビニ
ルピロリドン−スチレンコポリマ,スチレン−ブタジェ
ンコポリマ,ビニルピロリドン−アクリル酸エチルコポ
リマなどが選択できる。
【0019】固体可塑剤には、結晶化された可塑剤とア
モルファスの可塑剤とがある。結晶化された固体可塑剤
は粘着性を有しない。一方、アモルファスの固体可塑剤
は粘着性を有する。
【0020】こうした固体可塑剤としては、オルト−フ
タル酸ジシクロヘキシル,オルト−フタル酸ジフェニ
ル,オルト−フタル酸ジヘキシル,オルト−フタル酸ジ
ヒドロアビエチル,イソフタル酸ジメチル,安息香酸ス
テルロース,二安息香酸エチレングリコール,三安息香
酸トリメチロールエタン,三安息香酸グリセリド,四安
息香酸ペンタエリトリット,八酢酸ステルロース,クエ
ン酸トリシクロヘキシル,N−シクロヘキシル−p−ト
ルエンスルホンアミド,デヒドロアビエチルアミン炭酸
塩,ステアリン酸メトキシエチル−尿素錯体などがあ
る。
【0021】粘着付与剤としては、インデン樹脂,エチ
ルセルロース,石油樹脂(炭化水素樹脂),テルペン樹
脂,ロジン誘導体(重合ロジン,水添ロジン,ロジンの
ペンタエリトリットエステル,樹脂酸ダイマ)などがあ
る。
【0022】ワインディングリール14は、モータ、そ
れに結合した歯車、軸および該軸に固着しかつ前記ラベ
ル原紙22を回転自在に保持するリール等からなり、移
送されるラベル原紙22の撓みを修正するために、ラベ
ル原紙22の移送方向とは逆の方向に非常に弱い力でラ
ベル原紙22を引っ張っている。
【0023】ラベル検知器16は、光電素子等からなる
ものであり、ラベル原紙22を挟むようにして光電素子
を設置して、ラベル原紙22のピッチを検知している。
【0024】ラベル成形装置24は、ラベル原紙22の
部分切断部30aおよび30bを連続するようにカット
するダイロール32とラベル原紙22をダイロール32
に向けて押圧するように付勢されて回転自在に固定され
た圧胴34を含み、ダイロール32に形成された刃型に
より、ラベル原紙22に形成された部分切断部30aお
よび30bの左右両端を結ぶラベル基材26の表面から
裏面に達する部分切断が行われるように形成されてい
る。
【0025】而して、このラベル成形装置24によっ
て、部分切断部30aおよび30bとダイロール32に
よって切断された切断部36aおよび36bにより、ラ
ベル基材26が打ち抜かれることになり、所定のラベル
38形状となる。
【0026】このラベル成形装置24によって打ち抜か
れたラベル原紙22のラベル38以外の部分、すなわち
カス部分はそのまま巻取りロール20に巻取られていく
が、比較的硬いラベル38のみがそのまま前方に繰り出
され、ラベル貼付装置40に至るように形成されてい
る。
【0027】前記ラベル供給装置12より供給されたラ
ベル38を加熱し、ホットメルト型接着剤層28を活性
化して、被貼付物Aに貼付けするラベル貼付装置40
は、ラベル38のホットメルト型接着剤層28を加熱す
る加熱装置42と活性化されたホットメルト型接着剤層
28の接着力をもって被貼付物Aにラベル38を貼付け
する貼付手段44とを有する。
【0028】ラベル貼付装置40は、加熱装置42と貼
付装置44との間をラベル38を移送する移送装置46
を備え、この移送装置46は、駆動ローラ48がモータ
(図示せず)に連結され、このモータによって回転可能
に形成され、ラベル貼付装置40の他端には、ローラ5
0が形成され、その間には、さらに別のローラ52が回
転可能に取付けられ、これらのローラ48,50および
52の間には、ステンレス製ベルトからなる吸着ベルト
54が所定の間隔をおいて複数本架け渡されている。
【0029】したがって、駆動ローラ48を回転すれ
ば、吸着ベルト54とともにローラ50および52が回
転し、吸着ベルト54がたとえば被貼付物Aの送られて
くる速度に対応してラベル38を移送することができる
ように適宜な速度に設定される。
【0030】そして、この吸着ベルト54は、吸引カバ
ー56で被われ、吸引カバー56の上部に取付けられた
吸引ファン58によって、吸着ベルト54の間に、吸引
力を発生させるように構成されている。
【0031】また、吸着ベルト54の下方で、駆動ロー
ラ48とローラ52との間において、吸着ベルト54と
の間に所定の間隔をもって、たとえば70℃ないし80
℃の熱によってホットメルト型接着剤層28を加熱する
メインヒータを備えた加熱装置42が形成されている。
【0032】而して、この加熱装置42の加熱によっ
て、吸着ベルト54の表面に吸着されながら送られるラ
ベル38のホットメルト型接着剤層28は加熱されて、
活性化することになる。
【0033】さらに、ラベル貼付装置40の被貼付物A
に貼付けする部位の上方には、吸引箱60が設けられ、
この吸引箱60は、前記した吸引カバー56と同様に気
体を通し難い物質でできており、その内部の空気を吸引
ファン58によって負圧化し、吸着ベルト54の吸引力
を高めることができるように形成されている。
【0034】すなわち、被貼付物Aにラベル38を貼付
けする部位においても、吸着ベルト54付近に負圧が加
わっており、ラベル38を吸引保持することができるよ
うに形成され、この吸引箱60には、ラベル38を被貼
付物Aに向けて貼付ける貼付装置44が形成されてい
る。
【0035】この貼付装置44は、図6に示されるよう
に、押圧手段たる押圧装置62を含み、押圧装置62
は、円柱状の金属棒からなる押圧棒64を含み、吸引箱
60の内部において上下方向に垂設されている。
【0036】押圧装置62を構成する押圧棒64の外周
面には、コイル状のばねからなる弾性体66が周設さ
れ、弾性体66は、押圧棒64の上端にその一端が固定
され、押圧棒64の下端には、軟質プラスチック等の柔
軟性物質でできた中空円筒状のラベル押圧部68が形成
されている。
【0037】押圧棒64に沿って、垂直方向に前記押圧
装置62の押圧棒64を被貼付物Aに向けて押出す押出
手段たる、押出装置70が形成されている。
【0038】押出装置70は、油圧またはエアなどのシ
リンダからなるアクチュエータ72が垂直方向に垂設さ
れ、該アクチュエータ72の作動体であるロッド74の
先端には、押圧装置62の押圧棒64をスライド自在に
保持する、ベアリング等を備えた軸受け等を含む保持手
段たる保持部76が形成され、保持部76の軸受部76
aにて押圧棒64の中間あたりが保持されている。そし
て、該保持部76の上端には、前記弾性体66の下端が
固定されている。
【0039】押出装置70の下部において、アクチュエ
ータ72のストロークの最下端に近い位置で、アクチュ
エータ72のロッド74の進行動作を急激に停止させる
ように、停止手段たるストッパ部80が形成されてい
る。
【0040】ストッパ部80は、L字形の固定材82の
上面に両面テープにて緩衝体たるスポンジなどからなる
ストッパ片84が付着され、前記押出装置70のロッド
74の先端と接触する面にストッパ片84が位置するよ
うに、固定材82が吸引箱60の適宜な箇所に固定され
ている。
【0041】押圧棒64の周面には、押出装置70のア
クチュエータ72のストロークの最上端に近い位置であ
って前記弾性体66の下端とラベル押圧部68の上端と
の間において、押出装置70の保持部76の下面と接す
る部位に、スポンジなどの弾性材からなる円環状緩衝体
90が周設されている。
【0042】すなわち、円環状取付片92の上面に、ス
ポンジなどの緩衝材94が付着され、該円環状取付片9
2を押圧棒64の周面に固定することにより、緩衝体9
0が付設されている。したがって、弾性体66の作用に
よって押圧棒64が上方に引き戻されても、緩衝体90
によって衝撃力が吸収され、永年使用に耐えることがで
きる。
【0043】ラベル押圧部68は、図7および図8に示
すように、軟質プラスチック等の柔軟材質からなり、そ
の胴部に中空部102を有する中空筒状本体100と、
該筒状本体100をその軸線100aがラベル38の表
面と平行な面を構成しないように、この実施例では略々
直交するようにラベル38の押圧体である押圧棒64に
取付ける取付部たる取付孔104とからなる。
【0044】該筒状本体100の周面には、緩衝用溝1
06が形成され、筒状本体100の下端には、押圧部1
08が形成されている。
【0045】該押圧部108は、外側に徐々に開くよう
な袴状に形成され、かつその先端がほぼ尖鋭状に形成さ
れた全体として鍔状に形成されている。
【0046】押圧装置62への取付部たる取付孔104
は、筒状本体100の上部に穿設された貫通孔からなる
が、該取付孔104には、押圧装置62の押圧棒64の
下端が嵌入され、筒状本体100の弾性により比較的強
固にラベル押圧部68が押圧棒64に取付けられるよう
に形成されている。
【0047】この実施例においては、押圧棒64の下端
部は、取付用溝110が周設され、該取付用溝110の
下部に取付用頭部112が形成され、筒状本体100を
押圧棒64に比較的強固に取付けるように形成されてい
る。
【0048】次に、本実施例の作動状況について説明す
る。まず、図1および図2に示すように、ラベル原紙2
2の巻状物をワインディングリール14に取付け、ラベ
ル原紙22を、ラベル供給装置12のラベル送りローラ
18、ラベル検知器16を経て、ラベル成形装置24に
至らせ、ラベル原紙22を、部分切断部30aおよび3
0bの左右両端がそれぞれ連結するように切断してラベ
ル38を形成する。
【0049】そして、ラベル38は、ラベル成形装置2
4から前方へ繰り出され、繰り出されたラベル38は、
吸引ファン58の作用によって生じる負圧により、吸着
ベルト54の下面に吸引保持される。
【0050】次に、加熱装置42が働き、ラベル38の
裏面のホットメルト型接着剤層28を加熱し活性化させ
ることにより粘着力を生じさせ、回転する吸着ベルト5
4の表面に吸引保持されたまま被貼付物Aに貼付けられ
る位置にまで移動させられる。
【0051】次に、押出装置70が働き、該押出装置7
0のアクチュエータ72のロッド74が急速に下降運動
することにより、保持部76の下面によって緩衝体90
を押し、押圧装置62の押圧棒64を緩衝体90を介し
てロッド74の下降運動と並行して急速に下降させる。
【0052】そして、アクチュエータ72のロッド74
のストロークの最下端近傍に設けられたストッパ部80
に保持部76の最下面が突き当たり、該ロッド74の下
降運動が急激に停止する。
【0053】一方、押圧棒64を保持する押出装置70
の保持部76の下降運動と並行して下降した押圧棒64
は、押圧棒64の有する慣性力によって、弾性体66に
抗してさらにそのまま下降運動し、吸着ベルト54の下
面に吸引保持されたラベル38を押し、該ラベル38の
ホットメルト型接着剤層28の面が、搬送装置100で
搬送されてきた被貼付物Aの上面に接触して、被貼付物
Aに貼付けされるのである。
【0054】このとき、押圧棒64の下部には柔軟性物
質からなるラベル押圧部68が形成されているので、押
圧棒64の下降運動による衝撃をラベル押圧部68が吸
収し、押圧棒64の下降運動によって、被貼付物Aを押
圧して押しつぶしてしまうことはない。
【0055】また、押圧装置62は、この実施例におい
ては、図2で示すように3組並んで形成されているが、
それぞれが独立して押圧棒64が下降するように構成さ
れている。
【0056】したがって、被貼付物Aの表面に凹凸面が
形成されていたりあるいは段差が形成されていても、各
押圧装置62の押圧棒64が被貼付物Aの表面に正確に
とどいて、密にラベル38を被貼付物Aの表面に貼付け
することができる。
【0057】本発明は、前記したものに限定されるもの
ではなく、たとえば、ラベル38の表示を、ラベル送り
ローラ18とラベル検知器16の間に感熱転写型印字装
置を設け、該感熱転写型印字装置によってラベル38に
印字するようにしてもよい。
【0058】また、かかる感熱転写型印字装置に代え
て、通常のインキによる印字装置をもって構成してもよ
く、また、ラベル基材26をサーマル紙を用いて構成
し、サーマルヘッドによって加熱して印字する感熱印字
装置によって形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例たるラベル貼付装置を示す
斜視図である。
【図2】図1図示実施例の一部を断面とした正面図であ
る。
【図3】図1図示実施例に用いられるラベル原紙を示す
平面図である。
【図4】このラベル原紙のラベル部に切断部を形成した
状態を説明する平面図である。
【図5】この図1図示実施例によって貼付けられるラベ
ルを示す平面図である。
【図6】図1図示実施例の貼付装置の要部を示す断面図
である。
【図7】ラベル押圧部の一実施例を示す一部を破断した
正面図である。
【図8】図3における線VIII−VIIIの断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ラベル貼付装置 12 ラベル供給装置 14 ワインディングリール 16 ラベル検知器 18 ラベル送りローラ 20 巻取りロール 22 ラベル原紙 24 ラベル成形装置 26 ラベル基材 28 ホットメルト型接着剤層 30a,30b 部分切断部 32 ダイロール 34 圧胴 36a,36b 切断部 38 ラベル 40 ラベル貼付装置 42 加熱装置 44 貼付装置 46 移送装置 48 駆動ローラ 50,52 ローラ 54 吸着ベルト 56 吸引カバー 58 吸引ファン 60 吸引箱 62 押圧装置 64 押圧棒 66 弾性体 68 ラベル押圧部 70 押出装置 72 アクチュエータ 74 ロッド 76 保持部 80 ストッパ部 82 固定材 84 ストッパ片 90 緩衝体 92 円環状取付片 94 緩衝材 100 中空筒状本体 100a 軸線 102 中空部 104 取付孔 106 緩衝用溝 108 押圧部 110 取付用溝 112 取付用頭部 114 搬送装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル基材の裏面にホットメルト型接着
    剤層が形成され、かつ印刷時の流れ方向にのみ直線また
    は曲線等の刃型加工により、ラベル基材の両側端と接し
    ない位置において部分切断されてラベル形状に近似した
    形状に成形されたラベル原紙を供給する、ラベル供給装
    置と、 前記ラベル供給装置より供給されたラベルのホットメル
    ト型接着剤層を加熱する加熱装置と、ホットメルト型接
    着剤層が活性化されたラベルを被貼付物に貼付けする貼
    付手段とを有するラベル貼付装置とを備え、 前記ラベル供給装置は、前記ラベル原紙の部分切断され
    た切断部が連結するように巾方向に切断して所定のラベ
    ル形状に成形するラベル成形装置を有する、ラベル貼付
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ラベル供給装置は、ラベル原紙を供
    給する供給リールと、前記ラベルの供給リールより送ら
    れてきたラベル原紙を切断して、所定のラベル形状に成
    形するダイロールと、前記ダイロールで切断されてなる
    ラベルをラベル貼付装置に供給する供給装置とを備え
    る、請求項1のラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記ラベル貼付装置は、ラベルの表面を
    吸着してこのラベルを被貼付物側に移送するための吸着
    ベルトを備え、その下方近傍に加熱装置が設けられた、
    ラベル貼付装置。
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