JPH0521254A - ボビンの巻線方法及び構造 - Google Patents

ボビンの巻線方法及び構造

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Publication number
JPH0521254A
JPH0521254A JP3175160A JP17516091A JPH0521254A JP H0521254 A JPH0521254 A JP H0521254A JP 3175160 A JP3175160 A JP 3175160A JP 17516091 A JP17516091 A JP 17516091A JP H0521254 A JPH0521254 A JP H0521254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
terminals
bobbin
winding
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3175160A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yoshida
茂 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
Priority to JP3175160A priority Critical patent/JPH0521254A/ja
Publication of JPH0521254A publication Critical patent/JPH0521254A/ja
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  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】断線を生じないコイルの巻線方法および構造の
提供。 【構成】端子3,4を曲げることなく、第1段圧入の後
に端子3,4にコイルをからげ且つ、半田付けを行な
い、端子3,4の最先端部を、更に第2段圧入してコイ
ルのタルミを確実につける様にし、コイルを局部的に変
形、断線させる事をなくす。またコイルの両端末を交差
するように反対方向に引き出して各端子3,4と接続す
るようにし、かつその際に這う位置を規制する案内壁1
1を有する突部10をボビンに形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラの光量制御
装置等に用いるボビンの巻線方法及び構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のボビンの巻線方法は図9
及び図10に示すようにあらかじめボビン20に端子2
1、22を圧入し、さらにからげの為に端子21、22
を所定角度θ°まで曲げ、その後巻線機にて端子にコイ
ル23をからげ、更に半田付けを行い、半田付終了後端
子21、22を所定位置(図9、図10での実線位置)
まで戻して巻線コイル23のからげ部近傍にタルミを形
成していた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、巻線コイル23のタルミは形成される
が、端子21、22を所定位置に折曲する時前記巻線コ
イル23の一部を変形させてしまう為、コイル線23の
断面形状が異形になり、その結果抵抗値が大になった
り、断線しやすくなったり、過電流が流れた時、異常に
発熱したり、コイル自身が溶断しやすい等の欠点があっ
た。又端子21、22にコイル23を自動からげを行う
為に、ボビン20に端子21、22を圧入後、曲げた
り、端子21、22に半田付後所定位置に折曲するなど
繰返し端子21、22に外部応力が加わり端子21、2
2が折れてしまう等の欠点があった。
【0004】又、端子21、22を所定位置に折曲する
時、前記コイル23の変形を防止する為に所定位置まで
端子21、22が戻らないというバラツキも多く、特に
戻り位置迄達していないものについては、磁気回路を構
成しているヨーク(図示せず)にシヨートしてしまい、
コイルとヨーク間の絶縁抵抗が満足しない等の欠点があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、端子を
曲げることなく第1段圧入の後に端子にコイルをからげ
且つ、半田付を行い、前記端子の最先端部を更に第2段
圧入してコイルのタルミを確実につける様にしたもので
あり、コイルを極部的に変形、断線させる事なくしたも
のである。
【0006】又、本発明によれば、ボビンの他部品との
組付時にコイルが挾まれて断線することを防ぐために、
コイルの両端末を交差するように反対方向に引き出して
各端子と接続するようにし且つその際の這う位置を規制
する案内壁を有する突部をボビンに形成したものであ
る。
【0007】
【実施例】図1〜図8は、本発明の実施例を示し、図1
が本発明実施例の特徴を最もよく表わす図面であり、同
図に於て1はボビン、2は所定量巻回されたコイルを表
わし、3及び4は端子を表わし(コイル2の巻初め端子
3及び巻終り端子4)、巻線前に前記ボビン1に仮圧入
(第1段圧入)される(図示せず但し巻回後つまり端子
を所定位置まで圧入する前の図示については図3、図
4、図6に示す)。ボビン1に端子3、4を仮圧入後、
巻線機のカラゲ棒にコイル2の各端末を固定し前記巻初
め端子3へコイル2の一方の端末を数ターンカラゲ、終
了後に図1、図4の巻線エリア1aに所定数の巻回を行
う。所定数巻回後、前記巻終り端子4へ他方の端末のカ
ラゲを数ターン行なう。最後にコイル2のカラゲ後の端
部を巻き線機に付属している工具で切断して巻線を終了
する。
【0008】巻線後図3の様にコイル2の巻初め及び巻
終わり端子3、4のコイルと前記ボビン巻線エリア1a
におけるコイル2との間にはお互いにテンシヨン(張
力)2a,2bがかかっている。その様子は図3及び図
6に示している様に、巻線終了後双方の端子3、4には
ラジアル方向の力がかかっている。しかし図6を見てわ
かる様に端子3、4はボビンに仮圧入されているが、一
部には異形にした部分3a,4aが略1/2だけボビン
1に圧入され、且つ端子後端部分が、ボビン1の凸部1
c2箇所に支えられて軽圧入嵌合となっている為、前記
テンシヨンがかかっても端子3、4が曲がったり変形す
ることはない。
【0009】次の工程で、前記双方の端子3、4の先端
部のカラゲ領域に半田付を行なう。
【0010】巻線機の次のステーシヨンは自動半田槽
で、所定範囲(図3に図示)の半田付を行なう。半田付
が終了すると、次のステーシヨンで、仮圧入していた双
方の端子3、4を巻線機に具備している圧入治具にて一
定ストローク本圧入(第2段圧入)を行なう。端子3、
4の最終的な圧入高さ(図2に示す)になった所で圧入
工程は終了する。この本圧入の際、前記テンシヨン力が
解除され、図7、8に示してある様にコイル2のテンシ
ヨン2a,2bがかかっていた部分は確実にたるむこと
になる。その状態で図8に示すように、コイル端子と基
板8の銅パターン部と最終的に半田付される。又半田付
の際、多少半田付の温度が高くても問題とはならない。
すなわち、ボビン1に半田ゴテ等の熱が伝わりボビン1
が変形しても、コイル2にはタルミがある為断線する可
能性が極めて小さくなる。
【0011】なお、本実施例ではボビン1には両端子
3、4の間に、案内壁11を有する突部10が設けられ
ている。この案内壁11はコイル2の両端末を交差する
ように反対方向に這わせる際に、その這う位置を規制し
て、以後の他の組立部品のボビン1への取付け、もしく
はボビン1自体の他の部品(例えば図8に示したプリン
ト基板8)への取付けの際に、コイル2がはさまれて断
線することを防止できる。この案内壁11の両端子3、
4の近傍位置11aはコイル2にテンシヨンがかかった
状態では触れないように逃がして形成したので、図5及
び図7の2点鎖線にて示したように湾曲ぐせのついたコ
イル2であってもコイル2が案内壁11を乗り上げるこ
とはほとんどなくなる。又、仮に乗り上げてしまったと
しても、図6に示したように案内壁11の領域は他の領
域11bに対して△l(コイル2の径より大きい)だけ
断差状に低くしている。したがって、図8に示したよう
に仮にコイル2が案内壁11に乗り上がってしまって
も、プリント基板8を取付けた際に、コイル2は挟まれ
て断線することはない。又上記領域11bの突出高さL
は、端子3、4を本圧入した際にコイル2のタルミが維
持できる高さに設定されている。
【0012】図11及び図12は他の実施例を示すもの
で、上述した突部10における案内壁11に相当する部
分を傾斜状11dに形成したものであり、コイル2のタ
ルミ時の逃げスペースを更に広げて、種々のコイル湾曲
ぐせに対処可能としたものである。
【0013】
【発明の効果】本発明によるボビンの巻線方法によれ
ば、コイルの断線の可能性を極めて小さくし、振動、熱
衝撃、落下等に対しての信頼性を大きく向上させること
ができる。又、コイルとヨーク又は本体金属間との絶縁
抵抗の保証も可能とすることができる。又更にボビンへ
の端子圧入、コイル端末の自動からげ、半田付等の自動
化も可能とすることができる。
【0014】又、本発明によるボビンの構造によれば、
コイルの両端末を端子と接続する際における引出方向及
び這う位置を規制したので、ボビンの他部品との組みつ
けの際にコイルが挟まれて断線することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としてのボビンの完成状態の平面図
【図2】実施例としてのボビンの完成状態の正面図
【図3】実施例としてのボビンに端子を仮圧入し、コイ
ル端末を端子にからげた状態での正面図
【図4】図3の側面図
【図5】図3の一方の端子部分の拡大平面図
【図6】図3の一方の端子部分の拡大図
【図7】図1の一方の端子部分の拡大図
【図8】図2の一方の端子部分の拡大図
【図9】従来のボビンの正面図
【図10】従来のボビンの側面図
【図11】他の実施例としてのボビンの要部平面図
【図12】図11の背面図
【符号の説明】
1 ボビン 2 コイル 3、4 端子 10 突部 11 案内壁 11a 逃げ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルの巻初め、巻終りの端末を端子に
    からげて半田付けする際に、前記端子を第1段圧入して
    コイルの端末をからげ、半田により固着した後に、該端
    子を更に第2段圧入して、該コイルの該端末近傍位置に
    たるみができるようにしたことを特徴とするボビンの巻
    線方法。
  2. 【請求項2】 上記コイルの巻初め、巻終りの各端末を
    交差するように反対方向に這わして各端子にからげたこ
    とを特徴とする請求項1記載のボビンの巻線方法。
  3. 【請求項3】 コイルの巻初め、巻終りの各端末を交差
    するように反対方向に這わして各端子にからげるボビン
    構造において、前記コイルの各端末の這う位置を規制す
    る案内壁を有する突部を該各端子の間に形成したことを
    特徴とするボビン構造。
  4. 【請求項4】 上記突部の案内壁位置での突出面を上記
    コイルの径より大きい段差状に切欠いたことを特徴とす
    る請求項3記載のボビンの構造。
JP3175160A 1991-07-16 1991-07-16 ボビンの巻線方法及び構造 Pending JPH0521254A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61114512A (ja) * 1984-11-09 1986-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd トランスの製造方法
JPH0338808A (ja) * 1989-07-04 1991-02-19 Mitsubishi Electric Corp 巻線の接続方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61114512A (ja) * 1984-11-09 1986-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd トランスの製造方法
JPH0338808A (ja) * 1989-07-04 1991-02-19 Mitsubishi Electric Corp 巻線の接続方法

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