JPH05212312A - 電気集塵装置の運転方法 - Google Patents

電気集塵装置の運転方法

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JPH05212312A
JPH05212312A JP4756292A JP4756292A JPH05212312A JP H05212312 A JPH05212312 A JP H05212312A JP 4756292 A JP4756292 A JP 4756292A JP 4756292 A JP4756292 A JP 4756292A JP H05212312 A JPH05212312 A JP H05212312A
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JP
Japan
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dust
time
charging
containing gas
discharge electrode
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Pending
Application number
JP4756292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Oura
忠 大浦
Keita Takahashi
恵太 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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Priority to JP4756292A priority Critical patent/JPH05212312A/ja
Publication of JPH05212312A publication Critical patent/JPH05212312A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集塵室に導入される含塵ガスの温度が変化し
た場合に、荷電休止時間の設定にかかる手間を省くこと
ができ、最適な集塵性能を発揮することができる電気集
塵装置の運転方法を提供する。 【構成】 集塵室の入口部を通過する含塵ガスの温度を
温度センサ32で計測し、この計測された含塵ガス温度
に基づいて、含塵ガス中のダストの電気抵抗率を実験的
に求めた指標(図2)を作成する。そして、求められた
電気抵抗率に基づいて、その電気抵抗率を有するダスト
の集塵性能指数が最大となる荷電休止時間を実験的に求
めた指標(図3)を作成する。このように作成された指
標から、前記含塵ガスの温度に基づいた最適な集塵性能
を発揮する為の荷電休止時間T2 をマイコン制御ユニッ
ト14で決定し、このマイコン制御ユニット14でサイ
リスタユニット16の荷電休止時間T2 を自動制御し、
荷電時間T1 と荷電休止時間T2 とのサイクル時間を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気集塵装置の運転方法
に係り、特に間欠荷電制御装置で荷電時間と荷電休止時
間とが間欠的に制御された高圧電源装置から放電極に高
電圧を間欠的に印加する電気集塵装置の運転方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高抵抗ダストを補集する為の電気
集塵装置では、集塵室に導入される含塵ガスの温度が略
一定のものとして放電極に印加される高電圧が一定値で
固定されている。しかし、このような電気集塵装置で
は、含塵ガスの温度が変化すると、集塵極上の堆積補集
ダスト層の絶縁破壊により集塵極側から放電極側に逆極
性コロナ放電(逆電離)が発生し、集塵効率が著しく低
下するという欠点がある。
【0003】そこで、前記逆電離を抑制する電気集塵装
置として、放電極に高電圧を印加する荷電時間(T1
と荷電休止時間(T2 )とのサイクル時間を予めメモリ
した間欠荷電機能を設けたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、間欠荷
電機能が設けられた従来の電気集塵装置では、集塵室に
導入される含塵ガス温度の変化に伴い、集塵極上の堆積
補集ダスト層の電気抵抗率が変動した場合、荷電時間
(T1 )と荷電休止時間(T2 )とのサイクル時間を初
期設定の状態で運転すると、逆電離が発生するという欠
点がある。
【0005】このような不具合を解消する手段として、
前記サイクル時間を手動で調整する方法があるが、この
方法は手間がかかるという欠点がある。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたもので、集塵室に導入される
含塵ガスの温度が変化しても、荷電休止時間の設定にか
かる手間を省いて最適な集塵性能を発揮することができ
る電気集塵装置の運転方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、電気集塵装置の集塵室に設けられた放電極
に、間欠荷電制御装置で荷電時間と荷電休止時間とが間
欠的に制御された高圧電源装置から高電圧を間欠的に印
加して、集塵室の入口から導入された含塵ガス中のダス
トを集塵極に付着させて除去する電気集塵装置の運転方
法に於いて、前記間欠荷電制御装置による荷電時間と荷
電休止時間とのサイクル時間を、前記集塵室の入口部を
通過する含塵ガスの温度に基づいて自動制御したことを
特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、間欠荷電制御装置による荷電
時間と荷電休止時間とのサイクル時間を、集塵室の入口
部を通過する含塵ガスの温度に基づいて自動制御し、制
御されたサイクル時間で高圧電源装置から放電極に高電
圧を間欠的に印加する。即ち、前記集塵室の入口部を通
過する含塵ガスの温度を計測し、この計測された温度に
基づいて、含塵ガス中のダストの電気抵抗率を実験的に
求めた指標を作成する。そして、求められた電気抵抗率
に基づいて、その電気抵抗率を有するダストの集塵性能
指数が最大となる荷電休止時間を実験的に求めた指標を
作成する。このように作成された2つの指標から、前記
含塵ガスの温度に基づいた最適な集塵性能を発揮する為
の荷電休止時間を決定することができるので、この荷電
休止時間を自動で制御して荷電時間と荷電休止時間との
サイクル時間を制御することにより、含塵ガスの温度が
変化しても、荷電休止時間の設定にかかる手間を省いて
最適な集塵性能を発揮することができる。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る電気集塵
装置の運転方法の好ましい実施例について詳説する。図
1は本発明に係る電気集塵装置の運転方法が適用された
ブロック図が示される。同図に於いて、交流商用周波数
電源AC10からの電圧は、後述する制御装置12に内
設されたマイコン制御ユニット14で荷電休止時間(T
2 )が制御されたサイリスタユニット16により電流検
出器18を介して昇圧用変圧器20に間欠的に印加され
る。前記変圧器20に間欠的に印加された電圧は、整流
器22を介して電気集塵装置24の放電極26に間欠的
(即ち、荷電時間T1 )に印加される。これにより、放
電極26はT1 、T2 のサイクル時間でコロナ放電を発
生するように制御される。
【0009】尚、前記電流検出器18及び変圧器20に
接続された荷電電圧検出器28で検出された各電圧を示
す信号は、前記マイコン制御ユニット14に入力され
る。これにより、マイコン制御ユニット14は、サイリ
スタユニット16から供給される電圧をフィードバック
制御することができる。前記マイコン制御ユニット14
には、警報設定器30を介して温度センサ32が取付け
られる。この温度センサ32は、電気集塵装置24の集
塵室の含塵ガス入口に設けられている。
【0010】次に、前記の如く構成された制御装置12
の作用について説明する。先ず、集塵室に導入する含塵
ガスの温度を温度センサ32で計測し、この計測した温
度を示す信号を警告設定器30に出力する。次に、警告
設定器30は、温度センサ32で計測された含塵ガスの
温度に基づいて含塵ガス中のダストの電気抵抗率を求め
る。即ち、警報設定器30には図2に示すように、含塵
ガスの温度とダストの電気抵抗率の関係を表した指標が
予めメモリされており、温度センサ32で計測された含
塵ガスの温度に基づいてダストの電気抵抗率を3種類に
大別している。例えば、含塵ガスの温度が100°C以
下、250°C以上の場合には、中抵抗ダストであるこ
とを示し、この範囲内は逆電離が発生しない正常荷電域
である。また、含塵ガスの温度が100°C以上180
°C未満、及び200°C以上250°C未満の場合に
は、高抵抗ダストであることを示し、この範囲内は逆電
離が発生しはじめる逆電離発生域である。更に、含塵ガ
スの温度が180°C以上200°C未満の場合には、
超高抵抗ダストであることを示し、この範囲内は逆電離
が頻繁に発生する。
【0011】次に、警報設定器30は、温度センサ32
で計測された含塵ガスの温度に基づいて、図2に示した
3種類に大別された信号のうち1つの信号を選択して、
この信号をマイコン制御ユニット14に出力する。次い
で、マイコン制御ユニット14は、警告設定器30から
出力された信号に基づいて荷電休止時間を求める。即
ち、マイコン制御ユニット14には図3に示すように、
3種類に大別された信号(中抵抗ダスト、高抵抗ダスト
及び超抵抗ダストを示す信号)に於ける電荷休止時間と
集塵性能との関係を表した指標が予めメモリされてお
り、警告設定器30で選択されて出力された信号の集塵
性能指数が最大となる荷電休止時間T2 を決定し、その
2 を示す信号を前記サイリスタユニット16に出力す
る。例えば、含塵ガスが中抵抗ダスト(正常荷電域)の
場合には、T2 =0とし、高抵抗ストの場合には、T2
=3サイクルとし、更に超高抵抗ダストの場合にはT2
=11サイクルとして自動設定する。これにより、サイ
リスタユニット16は、マイコン制御ユニット14から
出力されたT2 で放電極26に高電圧を間欠的に印加す
ることができる。尚、T2 =0の場合には放電極26に
高電圧が連続印加される。
【0012】具体的には、温度センサ32で計測された
含塵ガスの温度が220°Cであると、警報設定器30
がこの含塵ガスが高抵抗ダストであることを判別し(図
2)、高抵抗ダストを示す信号をマイコン制御ユニット
14に出力する。そして、マイコン制御ユニット14は
入力された前記信号に基づいてT2 =3サイクル(図
3)を決定し、このサイクル時間でサイリスタユニット
16を制御する。
【0013】このように、本実施例では、含塵ガスの温
度に基づいて荷電休止時間を自動制御するようにしたの
で、含塵ガスの温度が変化する毎に荷電休止時間を手動
で設定していた従来の電気集塵装置の運転方法と比較し
て、手間を省くことができると共に、最適な集塵性能を
発揮することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電気集
塵装置の運転方法によれば、間欠荷電制御装置による荷
電時間と荷電休止時間とのサイクル時間を、集塵室の入
口部を通過する含塵ガスの温度に基づいて自動制御した
ので、荷電休止時間の設定にかかる手間を省くことがで
きると共に、最適な集塵性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気集塵装置の運転方法が適用さ
れた電気集塵装置の系統図
【図2】含塵ガス温度とダスト電気抵抗率との関係を示
す説明図
【図3】荷電休止時間と集塵性能との関係を示す説明図
【符号の説明】
12…制御装置 14…マイコン制御ユニット 16…サイリスタユニット 26…放電極 30…警報設定器 32…温度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気集塵装置の集塵室に設けられた放電
    極に、間欠荷電制御装置で荷電時間と荷電休止時間とが
    間欠的に制御された高圧電源装置から高電圧を間欠的に
    印加して、集塵室の入口から導入された含塵ガス中のダ
    ストを集塵極に付着させて除去する電気集塵装置の運転
    方法に於いて、 前記間欠荷電制御装置による荷電時間と荷電休止時間と
    のサイクル時間を、前記集塵室の入口部を通過する含塵
    ガスの温度に基づいて自動制御したことを特徴とする電
    気集塵装置の運転方法。
JP4756292A 1992-02-03 1992-02-03 電気集塵装置の運転方法 Pending JPH05212312A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011511240A (ja) * 2008-01-09 2011-04-07 アルストム テクノロジー リミテッド 電気式集じん装置を制御するための方法及び装置

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JPS57201551A (en) * 1981-05-30 1982-12-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Electrical dust precipitator
JPS6094160A (ja) * 1983-10-27 1985-05-27 Origin Electric Co Ltd 電気集塵装置の運転方法

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